アーモンドラッシュ「フオオオオオオオオオオ!!!!」ビョッ
(空中のカレン目掛けてランスを突き上げる)
カレン「堕ちなぁあああああああああああ!!!!」ヒョッ
(目下の老将にランスを突き刺す)
バギョオオオオオオオオオン
(両者のランスが空中で衝突する)
ドラモンド「姐さぁ~~ん!!」
ベナッツォーリ「将軍!!」
カレン「ちぃっ!!」シュタッ(華麗に着地する汗血馬)
アーモンドラッシュ「ウオオオオオオオオオオ!!」ダダダッダダダッ(騎乗でのランス突進をかましてくる)
カレン「まったくしつこい人型だよ!!」ヒヒ~ン(馬首を返す)
アーモンドラッシュ「とらえたぁあああああああああああ!!」ビョッ(ターンして間もないカレン目掛けてランスの槍先を伸ばす)
ドラモンド「きたねぇぞ!!」
イジャラ「カレン将軍!!」
バッ
(鮮やかに馬上でバク転し、寸でで槍先を交わすカレン)
アーモンドラッシュ「なんと!?」
カレン「お返しだよ!!」ション(回転の反動を利用して上空からランスを突きつける)
アーモンドラッシュ「ぬうううううう!!」ガイーーーン(その一手を盾でガードして持ちこたえる)
カレン「鬱陶しいね!!」スタッ(鞍の上に見事騎乗する)
アーモンドラッシュ「貴殿もな!!」シュッ(ガード突き)
カレン「やめなっての!!馬上でのハンタースタイルをさ!!」ション(身をかがめ交わす)
タン(同時に両足で馬を軽く蹴り合図をする)
レッドサラディン「ボフッ!!」ダダダッダダダッ(急速発進して一旦距離を置く)
アーモンドラッシュ「ええい!!待てぇい!!」ダダダッダダダッ
ベナッツォーリ「すげぇ攻防・・・・」あんぐり
ファンクーン「関心してないで応援しましょう!!頑張れ~アーモンドラッシュ将軍~!!」(へんてこりんな大声で激励する鋼鉄のグーク)
デンデンドンドン!!
(一層激しい陣太鼓の打音がアーモンドラッシュを後押しする)
アーモンドラッシュ「逃げるかぁ~!?」ダダダッダダダッ
カレン「喚くんじゃないよ!!あんたら人型はそうやって大声あげながら先住民を追い出してきたんだろうが、あたし達(猫族)だっていつまでも黙っちゃいないよ!!」ダダダッダダダッ(振り返りながら叫ぶ)
アーモンドラッシュ「共存を一方的に拒否しているのはお前たちの方だろう!!」ダダダッダダダッ
カレン「ぬかしな!!人型の隷属になるのはオトモだけで十分ってね!!あたしらは誰にも屈しない!!あんたらにも、モンスターにもね!!」ダダダッダダダッ
アーモンドラッシュ「それが貴殿の抗う理由だと!?争いを好むことは貴殿の嫌う人間と同じであるとなぜ認めないのだ!!」ダダダッダダダッ
カレン「生きていても価値の無い人型には同害報復しかないからさ!!それを教えたのもあんたら人型だろ!?」ダダダッダダダッ
アーモンドラッシュ「レイシズムには種を超え共に立ち向かう!!それが革命後の三部会で得た協定のはず!!貴殿らはその盟約を果たす為、命を捧げたロベスニャエール宰相の死を無駄にするというのか!?」ダダダッダダダッ
カレン「それがぬるいってのさ!!あたしらは元よりこの大陸社会から邪魔者を排斥する為に集まったんだからね!!三種共存なんて、はなっから望んじゃいないのさ!!」ダダダッダダダッ
アーモンドラッシュ「ならば私はローゼンクロイツの旗の下に、全力をもってその一種独裁の横行を阻止する!!よいな!?」ダダダッダダダッ
カレン「好きにしな!!ブルジョワジーの綺麗事がどこまで通用するか見てやろうじゃないか!!」ダダダッダダダッ
ブルーノ「こっちに走ってくるぶる!」
ドラモンド「なんだ!?撤退か!?」
イジャラ「そんだらこのまま撤退じゃ、軍の士気が落ちてしまうニャんだ」
アダン「・・・・・・・・・」ふむ・・
アーモンドラッシュ「ラインハルト公を愚弄する者は何人であれ許さん!!」ダダダッダダダッ
カレン「その台詞!!ギルドに聞かせてやったらどうだい!?ラインハルトの坊っちゃんがギルドの名を借りて作った私設軍隊も、本部の連中にとってはただの駒同然なんだからね!!哀れなるはラインハルトってさ!!」ダダダッダダダッ
アーモンドラッシュ「例えそれが欺瞞でなかろうとも、大陸中のあらゆるイデオロギー闘争及びレイシズム紛争を抑圧する帝国主義!!それがラインハルト公が捧げた軍の理念だ!!」ドドドッ
カレン「立派だね!!大陸一、認知度の高いギルドを盾に、世界中の紛争問題にあんたらが矛を向け、まるごと払拭しようっていうのかい!?とんだお人好しの斡旋業者だよ!!」ダダダッダダダッ
アーモンドラッシュ「我が軍内にも獣人種はたくさんいる!!貴殿もその類まれな武勇に、意義を持たせてみようとは思わぬのか!?」ダダダッダダダッ
カレン「あっはっはっはっはっは!!主義主張の次は勧誘かい!?だから人型ってのは!!」バッ(問答を打ち切るかの様に前を向く)
パカラッパカラッ!!
(猛豚軍陣営に一直線に向かって走ってくる二頭の馬)
ベナッツォーリ「なんだあの橙色の猫・・・引き返すつもりか!?」
ファンクーン「ま、まさか一騎打ちを止めて将軍を自陣におびき寄せているんじゃ」あわわ(する鋼鉄のグーク。目がまあるい)
孫星「勝つためには不義不忠も厭わない・・・あそこまでの武を誇る将が、そんなつまらない策をする思えないね」
ファンクーン「じゃあまだ一騎打ちを続けると?」(一人問答している様に見える鋼鉄のグーク)
孫星「さぁね。得物でも取り戻った違うか?」ぐあっ
カレン「ドラモンド!ランスを!!」ダダダッダダダッ(決死の表情で向かってくる)
ドラモンド「え!?ランス!?」きょろきょろ
アダン「私の・・・これを!!」バッ(馬上のドラモンドに自身のアクエリアス(にゃんこサイズ)を手渡す)
ドラモンド「なるほど・・・姐さん!!受け取ってくんなぁああああああ!!」ブーーーーーーン
カレン「いい子だ」にや
タシッ(一直線に飛んできたランスの柄をしっかりキャッチする猫手)
カレン「再開といこうじゃないか」タン(両足で馬を蹴り、馬首を返す)
アーモンドラッシュ「なに・・・ランスの二刀流だと・・?」ダダダッダダダッ
ベナッツォーリ「マジかよ!?あの橙色の猫、ランスを二本使いこなすってのか!?」じー(双眼鏡で見てる)
ファンクーン「そんなこと出来るんですか!?」
孫星「余程自身ある違うか。んだども・・」
ファンクーン「けど?」
孫星「大切なの、その一匹の大胆不敵な勇猛を魅せつけられた仲間は、より一層の沸き起こる蛮勇を軍に捧げるということね。つまり、敵将はこの先にある大戦をも示唆しているね」
ファンクーン「えー!!やっぱり戦いになるんですか!?」あたふた(あっち行ったりこっち行ったりする鋼鉄のグーク)
孫星「平気ね。その為に私、ここにいる」ぐあっ
カレン「これでもシールドを使おうって!?」ダダダッダダダッ(両手にランスをはめ込み突撃してくる)
アーモンドラッシュ「見掛け倒しの曲芸!!見せてみよ!!」ダダダッダダダッ
ブルーノ「いけぶるぅ~!!」
ドラモンド「野郎ども!!檄を飛ばしやがれぇえええええええ!!!!」
ジャーーーン!!ジャーーーーン!!
(銅鑼の音がMAXに達する)
カレン「刺激的だね・・さぁ行こうか!!レッドサラディン!!」
レッドサラディン「ブヒィ~~~!!」ダダダッダダダッ
アーモンドラッシュ「フオオオオオオオオオオオ!!」ダダダッダダダッ(ランスの槍先を向けながら突進してくる)
カレン「その傲慢を打ち負かし、この戦の火蓋を切らせて貰うよ!!」
レッドサラディン「ヒヒ~ン!!」
ダンッ
(ほとばしる気を放ちながら宙を舞う汗血馬)
ベナッツォーリ「同じ技を何度も!!」
孫星「まずいね!!」
ファンクーン「え・・?」
アーモンドラッシュ「それが曲芸だという!!」ション(上に向かってランスを突き上げる)
カレン「フッ」ビュン(アクエリアスを下に向かって投げつける)
アーモンドラッシュ「!!」バッ(とっさに盾を構える)
ガシーーーーーーン
(盾で弾かれるアクエリアス)
アーモンドラッシュ「・・・・・・」ちら(盾越しに上を覗き見る)
ブワッ・・・・・・
(空中を通り過ぎていく汗血馬。だがそこに騎手の姿は見えない)
アーモンドラッシュ「!!」
「今度こそ」(背後から声がする)
アーモンドラッシュ「!?」バッ(慌てて後ろを向く)
カレン「堕ちな」にや(いつの間にか背後に乗り移っていたカレン。不敵に微笑みながら毛色と同じ橙色のランスを目一杯振りかぶっている)
アーモンドラッシュ「不覚」フッ
ズシャーーーーーーーン!!
(アーメットから剥き出しになっている顔面にランスが突き刺さる)
アーモンドラッシュ「・・・・・・・・・・・・・・・」パカラッパカラッ・・(顔面にランスが突き刺さったままの騎手を乗せたまま一直線に走る馬。それを待っていたかのようにスピードを抑えて並走するレッドサラディン)
カレン「楽しかったよ」とん(老兵の肩を軽く叩く)
ヒョン(自身の愛馬に飛び移るカレン)
ドシャーーーーーーーーーーン
(落馬する老兵。同時に汗血馬の鞍に着地するカレン)
カレン「敵将、討ち取ったよ!!」ガッ(馬上でランスを天に掲げる)
ベナッツォーリ「・・・・・・・・・・・・」
ファンクーン「・・・・・・・・・・・」
孫星「!!!!!!!」(何かを必至に叫んでいるが二人の耳にそれは届かない)
カレン「全軍!!突撃!!!!」バッ(ランスを自軍に向かって振り下ろす)
「あたちのモンハン日記」
~Sanctuary of extinction~
ドラモンド「野郎どもぉおおおおおお!!聞いたかぁあああああああ!!!猫騎馬隊!!突撃だぁあああああああああ!!!!!」バシーーン(手綱を力いっぱい叩く)
猫騎馬「ウオオオオオオオオオオ!!!!
殺せぇええええええええええええ!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!
(地鳴りを上げながら突進する猫騎隊)
ベナッツォーリ「・・・・・・・アーモンドラッシュ・・・将軍・・・・」
ファンクーン「・・・・・・・・・・・・・・」ぽかぁ~ん(まるで魂が抜けたような表情をしている鋼鉄のグーク)
孫星「現実を見るね!!」ガブッ(中でファンクーンを噛んだらしい)
ファンクーン「ぎゃあああああああああああ」
ベナッツォーリ「はっ」
孫星「ベナッツォーリ小隊長!!」
ベナッツォーリ「は、はい!?」
孫星「今からあなた三番隊の総長務めるよろし!!」
ベナッツォーリ「え・・」
孫星「アーモンドラッシュ将軍は壮絶な一騎打ちの末、逝去!!直ちに防衛の陣敷いて敵の突撃に備えるよろし!!同時に後方で待つ二番隊も最前線に移動させるよ!!」
ベナッツォーリ「・・・・・ハッ!!」
孫星「ファンクーン二番隊長は三番隊の補佐!!私とここに残るね!!」
ファンクーン「は、はい!!で、でも、敵が向かってきてますよぉ~」
孫星「先手必勝ね。軍師たるもの、考えること、常に効率性を帯びた勝率高めることね。既に手、打ってるよろし」
ドラモンド「人型の群れを殺せぇえええええええ!!!!
突撃だぁああああああああ!!!!!」
猫騎馬隊「ウオオオオオオオオオオオオ!!!!!」
ドドドドドドドドド!!!!
(怒号と馬の進軍音が共鳴し、同エリアの大地を激しく揺らす)
To Be Continuedランキング参加中なんです♪皆様の激アツ一票お待ちしてます
次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはっ!!
3/25(水)0時更新 「悪鬼羅刹の突撃ね」の巻
をお送りいたします♪次回も読まずしてどうして春を迎えられよう読んで
飲んで
お花見しよう
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「鏖逐将星とローゼンクロイツの古参将軍/その三」の巻
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