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「新大陸に蔓延する穢れた瘴気」の巻

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~渓流山道....


キャンプだぞぉ~い♪キャンプだぞぉ~い♪キャンプだゾイゾイゾイ♪
(新緑に溢れた山道を陽気に歌いながら先陣を切るユクモ装備一式に身を包んだデブとパソコン。その後ろをレウス装備のクサッチーニがついていく)

デブ「やっぱり冒険は気楽なのが一番♪」ブンブン(古ユクモノ木槌を片手で振り回しながら歩く)

パソコン「鬱陶しい専横者なんかいらないのさ!」しょりぃ~ん(古ユクモノ鉈で小枝を切り落とす)

クサッチーニ「カーブー君のことかい?」ザッザッザッザッ・・

パソコン「そうです。僕らをバカにして。危うくセンスの欠片もないネーミングの狩猟団に、無理やり入れられるところだったんですよ」しょりぃ~ん

デブ「ほんとほんと。おいら達はゴンザレスっていう立派な狩猟団に所属してるっていうのにね」

パソコン「カーブーさんの狩猟団は、確かにモンスターには寛容かもしれないが、人間に対する民主主義が欠落しているんだ」しょりぃ~ん

デブ「牙獣に跨った渓流のタイラントそのものさ。レジスタンスは当たり前だろ?」ブンブン

クサッチーニ「でも君らだってクルセイダーズの一員になったんだろ?それなら仲良くしないとダメだろ?」

パソコン「軍の中に競争心を持つ相手がいるのはいいことですよ」しょりぃ~ん

デブ「今回のクエストでどちらが軍にとって、村にとって有益なハンターなのか、思い知らせてやるんだ!」ブーン(ハンマーを薙ぎ払い空を切る)

クサッチーニ「やる気なのは結構なことだ。しかし、本当に僕に付いてきて良かったのかい?ゴンザレスにはマナブ君というれっきとしたリーダーがいるじゃないか」

デブ「あ~ん、いい、いい」(心底嫌そうな顔で手を振り払う)

パソコン「未確認モンスターと遭遇して、事もあろうか中学生の前で腰を抜かしちゃう様な臆病者、狩猟団にも軍にも必要ないですよ」ブンブン(剣で顔に集まる虫をはらう)

クサッチーニ「確かに・・汗じゃあマナブ君はまだ自宅に?」

デブ「いえ。今日は入団式なんです」

クサッチーニ「入団式って、クルセイダーズのかい?」

パソコン「そうです。だから余計に、僕らを朝早くから呼び出したカーブーさんに腹が立ってるんですよ!」ちょえ~(ジャンプ突きで空を刺す)

デブ「そりゃ~入団式より、村の脅威になるかもしれない未確認モンスターを討伐する方が優先順位が高いのは分かりますが・・・出たかったなぁ~。入団式」

クサッチーニ「どこでやってるんだい?」

パソコン「無論、農場です」





「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~







~あたちの農場(通称「あたちファーム」と命名。「わんぱく激アツスポット」として、ユクモ村観光名所に認定。第二、第三月曜日は一般開放休み。各アトラクション(猫トロッコ、激アツ大ジャンプシーソー等の)メンテナンスが理由)....



・・・・・・・・・・・・・・・
(夕暮れ前の西陽を受けたご神木の前で、何やら任命証の様なものを両手に読み上げる村長さんと、その前で合戦槍を背負ったまま、ひれ伏すユクモ装備一式に身を包んだまなぶ。周りには僅かな観衆(トンコ、キザ雄、ブリジッタ)の姿も・・)


村長「というわけで、ゴンザレス狩猟団の御三方及び、故・雲衝久(くもつく)ノッポさんを、ユクモ薔薇十字軍の団員としてお認めいたします」

トンコ&キザ雄&ブリジッタ「おお~~~~~」ぱちぱちぱちぱち

まなぶ「有り難き幸せ・・・(やったぞ、ノッポ・・。私たちはついにここまで昇り詰めたのだ・・)」じーんううっ・・・

村長「今後共、ユクモ村をお願い致しますの」にこ

まなぶ「ハッ!!この身に代えましても、ユクモの治安をお護り致します!!」ガッ(片膝をついたまま御意の姿勢をかます)

トンコ&キザ雄&ブリジッタ「おお~~~~~」ぱちぱちぱちぱち

村長「ユクモにとって、どの生命も掛け替えのない賜物です。どうか無理はなさらず、ご自愛ください」

まなぶ「村長・・・この柊木まなぶ、必ずや村人のご期待に添えるよう、尽力奮起致すことをここに誓います!!」

トンコ&キザ雄&ブリジッタ「おお~~~~~」ぱちぱちぱちぱち

村長「頼りにしています。では、これにてユクモ薔薇十字軍入団式を閉会したいと思います」

ぱちぱちぱちぱち

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トンコ「しゃあ、あたちはお夕飯の支度があるから帰るにょだ」タタタタタタ(実に足早に農場エリアをアウトしていく)

あたちのモンハン日記
キザ雄「ヘイ。結局、デブとパソコンは現れなかったね」

ブリジッタ「もう!何やってるのかしら!せっかくの入団式だっていうから、アルバイト休んでまで見に来たのに・・・」しょんげり(するメイドシリーズのレプリカを着た、髪金ポニーテールのそばかす小娘)

キザ雄「元気だしなよハニー。さ、アマンダでゆっくりミーが愚痴を聞こうじゃないか」ザッザッザッザッ・・(しょんげりするメイド娘をいやらしくエスコートしながらエリアアウトしていく)

まなぶ「・・・・・(しかしおそろしくギャラリーが少なかったな・・。クルセイダーズのメンバーもトンコちゃんとキザ雄君だけだったし・・)」

村長「お話が」

まなぶ「は、はい。なんでしょう」

村長「一定期間ですが、都市より村に滞在することになったポールさんの事はご存知で?」

まなぶ「はい。村中、その話題でもちきりでした。外観から受ける好印象だけでなく、ハンターとしての実力もかなりのものだと・・・私はまだ会ってはいませんが、是非、お話をお伺いしてみたいと思っています」

村長「本当に、奇特なお方で。あなた方、ユクモのハンターにも良い影響を与えればいいと思っていますの」

まなぶ「・・・・まさかロックラックにハンター要請をしたのは・・村長で?」

村長「ここだけの話に。現在ユクモは先の災難から直ぐ様立ち上がり、以前と同じような暮らしを見せてはいますが、いつまた同じような厄災を受けるか、皆、心の中では不安に感じているはずです」

まなぶ「仰るとおり・・・またUBUさんやカーブーさん達が村から長期間いなくなり、村が手薄になった所を、テロリスト達が襲ってくる可能性は否めない・・。我らゴンザレスがクルセイダーズに入団希望を示したのは、先日の火の国での戦い同様、UBUさん達が他フィールドに遠征した際、そのバックアップをする為です。それで少しでも村人が安心してくれればと思い・・」

村長「その志の高さには誠に感謝していますの。混沌としつつある、新大陸に蔓延する穢れた瘴気から、ユクモを救済するにはハンターさんの存在、そしてそれを支える村人の団結力が必要だと私は考えます。古来よりユクモは、辺境の地という閉鎖的環境が齎す思想的理由や風習を重んじるあまり、外来との交友は深めてきませんでした。ですが、その偏った生活に新しい環境を与えてくださったのがハンターさん達の存在でした」

まなぶ「嵐龍による厄災をきっかけに、大陸中のハンターがユクモを訪れる様になった・・・」

村長「はい。新たな息吹により、ユクモが活性化するのであれば、時にはマレビトに頼るのも良いのではないかと、また、先の災難からも教訓を得たのです」

まなぶ「・・・・・(村に救済を求めに来たという火の国の王女・・それに村の手助けをしてくれたという、行商人見習いの方を言っておられるのであろう・・)」

村長「ロックラックに要請をかけたのは、他にも理由があります」

まなぶ「他にも・・?」

村長「川村君です」

まなぶ「・・・・・・(やはり・・・致命的な要因はそこか・・)」

村長「火の国の戦では、網膜という障壁を周りに感じさせず、大奮闘をした様子ですが・・・お母様・・まさ子さまの気持ちになれば、やはり負担は掛けたくはありませんの・・」

まなぶ「村長・・・」

村長「余計な気遣いかもしれませんが、ポールさんが滞在してくれている間に、その時間を少しでも治療に充ててもらえればと思い・・ほら、川村君はああ見えて自尊心の強い子ですから、周りが休めと言えば言うほど、弱さを見せたくないあまり、強さを誇示してしまう傾向も・・。アンジェリカちゃんが生きていれば、また違った現在(いま)があるのかもしれませんが・・」

まなぶ「・・・・・・・・・・・・・」


ひゅうううううううう・・・・


村長「そうですね。私が弱気になっても仕方ありませんの。彼を・・見守ってあげてください」

まなぶ「村・・長・・・?」


ひゅううううう・・・・・・・・


まなぶ「・・・・・(今確かに村長は、私以外の誰かと話をしていた・・)」

村長「さて。つまらない話は終わりに致しましょう。期待していますのよ、まなぶさん」にこ


・・・・・・・・・・・・・・
(静かに農場を後にする村長の後ろ姿を見つめているまなぶ)


まなぶ「新大陸に蔓延する穢れた瘴気・・・か。村長は竜人族ならではの直感力で、我々には分からない何かを大陸から感じているのかもしれないな」


「迎えに来てやったぞ、眼鏡の若武者よ」


まなぶ「ん・・はて・・」きょろきょろ


「こっちだ。こっち」


まなぶ「おお・・あなたは・・」



信長「祝辞はあとだ。乗れ」ぬぷ・・(農場横の河の中より顔面だけ綺麗に出している盾蟹)


まなぶ「え・・」

信長「UBUから言付けを受けた。今日から正式にクルセイダーズの一員となる若武者と共に、今日の警備に出かけろとな」ザぷぅ~んあせる(川面に姿を見せる)

まなぶ「UBUさんが・・・・」じーん

信長「行かないなら一人で行くぞ」ぬぷぬぷ

まなぶ「何を仰る!然らば、ごめん!!」びょえっ煙(合戦槍の旗を靡かせ、力強く盾蟹の背に乗る)

信長「その戦旗・・・似合っているぞ」ちら(蟹目を上に向け、旗に描かれている「誠」の字を見上げる)

まなぶ「ありがとうございます。なんだか、あなたとは気が合いそうだ」

信長「フッ・・。しっかり掴まっておれ!!水中に落とされ、風邪を引きたくなければな!!」スイスイスイスイ(まなぶを乗せたまま川面をすいすいと進んでいく盾蟹)

まなぶ「おお!?では警備とは!?」ゴオオオオオオオDASH!(凄い風圧を顔面に浴びている。眼鏡が飛びそうである)

信長「無論、水面ルートからだ!!むははははははは!!」スイスイスイスイスイsss

まなぶ「おおおおおおおお汗酔う!!」ゴオオオオオオオDASH!

信長「むははははははは!!それでは立派な狩人武将にはなれんぞ!?」スイスイスイスイスイsss

まなぶ「うぷっ・・もうダメだ!!」ぐばあああああああ(なんか吐いた)


むははははははは・・・・
(盾蟹の高笑いと共に川面の奥へと消えていくまなぶ)




~一方、あたちハウスでは....


あたちのモンハン日記
BBB「むはははははは!あんた気に入ったぜ!ほれ、もっと飲みな!!」ゴポゴポゴポ(白酒の入った瓶をでかい盃に垂れ流す)

ポール「いやいや、こりゃかたじけない」(顔を少し赤らめているナイスミドルのハンター)

$あたちのモンハン日記
チェルシー「あ~ん、おじちゃま!そのおしゃけ(酒)は、チェルシーのお雛様用のやつなにょ~あせる」(その後ろにはアイルーとメラルーの豪華なおひなさんセット(上段には男雛のメラルー、女雛のアイルーが。二段目の三人官女には雌アイルー(中央の一人はお歯黒を塗って不気味に笑っている)、そしてその下にはどんぐりの打楽器等をを手にした五人囃子の奇面族)が見える)

BBB「構うこたねぇ!また明日にでも買ってやらぁ~!勿論、こいつのゼニーでな!!」バーーン(隣であんまんをかじっているUBUの背中を叩く)

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UBU「あんた、その台詞・・ほんとの穀潰しみたいよ?」かじかじ(めでたい時に着るという黄色の撫子装備を纏い、両手でしっかりとあんまんを持って上手にかじっている)

BBB「いいじゃねぇか!こんな頼もしい仲間が出来たんだ!これを祝わずして、何を喜べっていうんだ!?いいか!?アルコールってのは、歓喜をグレードアップしてくれる頼もしいバフなんだぜ!?ほら、飲みな!!」

ポール「ハッハッハッハッハッ。安心しろ、チェルシーちゃん。お酒は俺が明日、お雛様の菱餅と一緒に買ってあげるよ」ゴッゴッゴッゴッ・・(盃を食らう)

チェルシー「本当!うれちい(´v`)」むぎゅっはぁ(ポールに抱きつく)

トンコ「悪いニャ、ポールしゃん。気を使わせてしまって」とととと(奥から豪華な料理を乗せた「ぼん」を頭の上に掲げて運んでくる)

ポール「すごいご馳走じゃないか!トンコちゃん、まだ中学二年生なんだろ?いつでもお嫁さんにいけるな」

トンコ「ムフッ♪はずかちいニャ」ごとーんびっくり(豪快に一同が座ってる和柄のラグの中心に「ぼん」を落とす。でかいおにぎりが落ちそうになるも、間一髪、UBUが拾い上げる)

チェルシー「トンコおねえちゃまは、この春から中三なにょだ。じょく(俗)に言う、上級生なにょよ?」うふふふふふ(意味深な笑いをする幼児猫)

ポール「素敵じゃないか。最後の学校生活を存分に楽しめよ、トンコちゃん」にかっ

トンコ「はいニャ!」

ポール「ん・・・」ちら(部屋の中を「ブッブ」言いながら探索中のブーちゃん(羊コスのプーギー)越しに、ベッドの上に置かれている煌黒大剣を見つける)

チェルシー「姫姉ちゃまの愛刀なにょよ♪」

ポール「俺も知ってる。新大陸を代表する、有能な大剣だ」


・・・・・・・・・・・・・・・・
(主に柄を持たれていない「スリープモード状態」のアルレボを見つめるポール)


ポール「・・・・・・(だがなんだ・・・あの煌黒大剣から感じる、得体のしれない殺気は・・・)」

BBB「おい、UBU。ポールってマジでイケてるハンターだな」こそこそaya

UBU「・・・・・・・・・・」あむあむ(あんまんをかじりながらポールを見つめている)

チェルシー「みゅ?姫姉ちゃま、どうちたにょ?」

BBB「おいおい、マジかよ。冷血モス女にも、やっと春が来たのかもしれねぇな」しっしっしっしっし

UBU「誰が冷血モス女じゃ~!!」ガタァ~んびっくり(ぼんをひっくり返す。瞬時に飛び上がったご馳走をすべて小皿で拾い上げるポールとトンコの卓越した反射神経。それを横目に部屋の中を羊のコスをしたブーちゃん(プーギー)が「ブッブ」言いながら歩いている)

チェルシー「みゅううう・・。よくわからんちんにょ」ちら

ポール「ん?」(肉を咥えながら優しい笑顔で見下ろしている)

チェルシー「でも、シャメのおにいちゃまより「たのもちい」ってことは、よくわかるにょだ♪」むぎゅはぁ(ポールの脇腹に抱きつく)




~渓流地区、とある山の中....



あたちのモンハン日記
カーブー「い~~っくしょい、おらぁ~!!」ブブーーーあせる(寝袋から顔面だけ出し、豪快に鼻汁を飛ばす)


べちょり汗(それが剛毛にかかる)



彭関越「あ~もう・・汚いずらね・・」パチパチパチ・・(キャンプファイヤーの前で温まりながら体育座りしてる河狸獣。その傍らでは幼体モードになって寝ているガルグイユの姿も)

カーブー「ぐずん・・・ニャークはどこ行った・・?」

彭関越「こっちの状況を報告しに、一旦村に戻ったずら」パチパチパチ・・

カーブー「潜りワープでか・・・地中を移動出来るとは実に便利なものだ。しかしニャークはまめな奴だな・・・ま、そこがあいつのいいところなのだが・・」ぐずん

彭関越「風邪でもひいたずら?」パチパチパチ・・

カーブー「どうかな・・どこぞの冷血モス女が、俺に悪い口を叩いているのかもしれん・・。それより、今日は咳が出ないな?ということはUMWは近くにいないということか」ぐずん

彭関越「なんずら?ひょっとして、おらの病気を探知機に使ってるずら?」じろ

カーブー「いや、そういうわけじゃ」もごっはぁ(寝袋に顔面を隠す)

彭関越「今はロージー小姐が作ってくれた応急薬を飲んでいるから落ち着いているだけずら。そんなことより早く寝ろずら」ぷい

カーブー「怒ったか?」もごもご(寝袋が喋ってる感じ)

彭関越「ねぇずらよ。いいから早く寝ろずら」パチパチパチ・・

カーブー「すまん」

彭関越「構わねぇずらよ」パチパチパチ・・

カーブー「い~っくしょい!!(クソ・・今に見てろ。必ず俺がUMWを倒して、未だ現役だということを証明してやる・・!)」

ひゅううううううう・・・・・

カーブー「い~~~~っくしょい!!」ブブーーーあせる(また鼻汁を剛毛にかける。怒って寝袋をグーぱんちで叩く彭関越)


ひょううううう・・・・・・
(その光景を森の奥より眺める真っ赤に光った視線)


To Be Continued





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次回「あたちのモンハン日記」ザ・中継ぎ記事は!?
4/17(日)0時更新 なぁ~も。なぁ~も決まってねぇですからaya

をお送りいたします♪ほいだらば次回も、行きつけの店を覗くときの「やってる?」感覚で気軽に読も見ようにこっ








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