~ユクモ村....
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(丁寧に整備された和風庭園の真ん中で、月夜を見上げる竜人の若い女性)
くかぁ~・・・すやすやすや・・・・
(熟睡しているチェルシーを抱きながらベッドで仰向けになっているUBU)
UBU「虫の声・・・そして風の音も消え去った・・・。なんて静かな・・・」
ちら(開窓から見える月夜を見上げる)
UBU「今宵で決まるかな」ふふ
ふぁさっ(掛け布団をチェルシー共々、覆いかぶさり眠りにつくUBU)
~渓流山岳林地帯....
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(静寂な森林エリアの中心で、蒼白いスポットライトに照らされているユクモのハンターとそのオトモ。背後にはシャークキングを背負った河狸獣と氷の鎧を纏った化け鮫の姿も見える)
カーブー「・・・・・・・・・・・・・」(月明かりに導かれる様に天を見上げている)
ニャーク「葉音も消えた。ここにいる俺たち以外の生命あるもの、すべてがその鼓動を止めてしまったのか?」
ガルグイユ「恐れているんだ。あいつの存在を」
彭関越「ゴホッゴホッ・・・みんな、来るずらよ!!」ガイン(シャークキングを右腕にはめる)
張虎「雌火竜との連戦を思い出すな、兄者」
カーブー「ああ。今回は怪魔より手強い相手かもな」
バッサバッサ・・バッサバッサ・・
張虎「薬はよ?関越」
むぐっ(何やら丸薬を飲む河狸獣)
彭関越「ローズ小姐が調合してくれた、龍粉の拮抗薬ずら。これでワイバーンが撒き散らす鱗粉を気にせずに戦えるずら」ガシッ
バッサバッサ・・バッサバッサ・・
(月明かりを逆行に、暗闇の森の中へと降臨してくる黒いワイバーン)
ガルグイユ「カーブー同志。今日こそ決めよう」ピシピシピシピシ・・(氷の鎧がより凍結度を増し、強い意志力を表現している)
カーブー「ウッス」シャイーン(腰に携えたユクモノノダチを抜刀する)
「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~
~渓流山岳地帯、とある頂上「飛竜の巣」エリア....
スサノオ「フィールド全体が沈黙しちまってる・・・クソ・・胸騒ぎしかしねぇ・・!」
アマテラス「むにゃむにゃ・・・・」ZZZZZ・・・
スサノオ「間違いねぇ・・。あの野郎が近くにいやがる」クッ(月夜を見上げる)
アマテラス「う~ん・・・喧嘩は駄目よ・・・スサノオ・・・・」ZZZZZ・・・
スサノオ「・・・・・・・。ごめん、姉貴。ちょっくら行ってくる」
ブワッ
(決意と共に山頂より飛び立つ蒼火竜)
アマテラス「負けても・・・承知しないんだから・・」むにゃむにゃ・・・
~渓流山道....
ポール「急げ急げ!!さっき向こうのエリアに降下していった影は、確実にUNKNOWNだ!!」ダッダッダッダッダッ
クサッチーニ「その降下先って!?」ダッダッダッダッダッ(後ろでは必死の形相でデブとパソコンが追走してきている)
ポール「カーブー君達がいるエリアだろう!!遅れをとるなよ!!ハンターならばな!!」ダッダッダッダッ(激を受け、より顔を真赤にして走るクサッチーニ狩猟団)
バッサバッサ・・バッサバッサ・・
ドスーーーーーーーーン
????「答えよ・・・我が何者で何処から来たのか・・・」
ニャーク「また同じ事を言っている。お前が抱く、共感というフィーリングから分析すれば、これをどう説明する?」
カーブー「お前、UBUさんと遊び過ぎたぞ?合理的に物事を考えすぎてばかりじゃ、世界は楽しめない」チャ(正眼の構えで飛竜を捉える)
ガルグイユ「同志。作戦は?」
カーブー「いつもどおりでいこうか」
張虎「素直にノープランって言いやがれ」(それを受け、微笑む河狸獣)
????「混沌を畏れぬ生命よ。何故に秩序を求めるのか」ドスン・・ドスン・・
カーブー「悪い。哲学は苦手だ。お前だって、心の何処かでそう感じるからこそ、俺たちの前にだけ姿を見せてくれるんだろ?」
????「心象に描くは・・・底知れぬ黄泉・・・・」キョロキョロ・・(まるで目の前のカーブー達が見えていないかのように、飛竜種の「通常時」の首振りモーションをしている)
張虎「よせ。あの野郎に言葉は通じねぇよ」
彭関越「だったら侠で響かせるまでずら」ザシュッ
????「・・・・・・・・・・・」キョロキョロ・・
カーブー「まったくおかしな奴だ。調子が狂う」ふぅーーーーー
ガルグイユ「奴の目が光る前に仕留めるぞ。動きを拘束されなければ、十分勝てる」ジリッ・・
ニャーク「一気に叩き込むか?」
カーブー「・・・・やってみようか」チャッ・・(勇猛果敢に横並びになる一同)
????「大陸から・・」
カーブー「??」
????「忘却されることを望む生命がまた増えた・・」ちら
デブ「ぎゃあああああああ!!やっぱり気づかれたぁあああああああ」(山林の木陰で泣き叫ぶデブ)
パソコン「それぇ~!!」バスーーーーン(地面にけむり玉を叩きつける)
カーブー「今の声はデブとパソコン・・・ということは・・・」
クサッチーニ「クサッチーニ狩猟団だぁあああああ!!UMW覚悟ぉ~~~~~!!」ジャイーーーン(無双刃ユクモ【祀舞】を両手にけしかけるレウスフル装備のハンター)
ガルグイユ「よせ!!奴はサメ様達の獲物だ!!」モワモワモワモワ・・(みるみるうちに山林エリアは白い煙幕で覆われていく)
????「無味乾燥な叫び・・・失せろ」クワッ(瞬く間に両目が凄惨な真紅に染まる)
ニャーク「普通種のルーティンを無視した形態変化・・!」
彭関越「まずいずら!!」
クサッチーニ「ちぇいやゃあああああああ!!」ブワッ!!(双剣突き刺しモーションでワイバーンの足元に突っ込む)
????「!?」
ガルグイユ「なんだと!?拘束されていない!!」
クサッチーニ「そのぶっといあんよ!!ぶった斬ってやらぁあああああああ!!」
バシーーーーーーーン
(真っ赤な鋲が打たれた様な刺々しい尾先で、おもいっきり全身を強打されるレウス装備のハンター)
クサッチーニ「いでええええええええええ!!」ゴロゴロゴロゴロ
カーブー「どうした!?一体何が起きてる!?」モワモワモワモワ・・・・
彭関越「クサッチーニ殿が赤眼にとらわれずに攻撃を仕掛けたんずら!」モワモワモワモワ・・・・
カーブー「なんだと・・!?」
ズッチュイチュイチュイチュイ!!
ニャーク「電撃弾・・速射音!!」
ポール「ポール・ベインズ・・・やはりきていたか・・!!」
????「ボギャアアアアアアアアアア!!」ボウーーーーーン(角竜の様な咆哮モーションと共に全身が紅色のオーラに覆われる)
シューーーーーーーーーン・・・・・
(エレクトロを帯びたカラの実の弾丸(ブレット)が次々とオーラに飲まれると同時に、そのエレメンタルをロストし、弾道の軌道変更すら余儀なくされる)
ニャーク「よすんだ!こいつに普通のレギュレーションは通じない!!」
パソコン「南無三~~~~!!」ダッ(古ユクモノ鉈を振り下ろしながら、果敢にも刻竜の頭部へジャンプ攻撃を仕掛ける)
ニャーク「まただ!パソコンも飛竜の赤眼に捕われていない!!」フィーーーー(煙幕の中、両目からライトを放ち確認している)
カーブー「なっ・・!!」
ボウン
(オーラ圏内に入ったパソコンの小さな体は、瞬く間に宙に浮かび上がる)
パソコン「えええええええええ!?」プカプカプカ・・
ドウーーーーーーーーーーン!!
(一瞬にして後方へふっ飛ばされるパソコン)
パソコン「ひぎゃああああああああああ」ビュウウウウウウウン
バシッ
(ユクモノドウギの襟首を河狸獣の手によって掴まれる)
パソコン「ふぅ~~~~~」プランプラン・・
彭関越「さて。どうやってあいつの目を逃れたか、教えてもらうずら」ジロッ
デブ「ごはんですよぉおおおおおおおおお!!」ぐるんぐるんぐるんぐるん(桃屋の逸品名を叫びながら、古ユクモノ木槌をぶん回しながら突撃していく、まあるく太ったユクモ装備のハンター)
ニャーク「今度はデブがいったぞ!!」
カーブー「よせ、デブ!!お前の武器では無理だ!!」
デブ「おいら達の古ユクモ武器は、雪左さんの鍛錬を受け、特別強化されてるんだ!!くらえ~~~~!!怪力無双のごはんですよぉおおおおおおおお!!」ぐるんぐるんぐるんぐるん(猪突猛回転しながらワイバーンが纏うオーラ圏内に入る)
ズオーーーーーーーーーン
(重量感ある木槌諸共、宙に浮かび上がるデブ)
デブ「花らっきょう!?(なに!?)」ぷわぷわぷわぷわ・・
ギュオーーーーーーーーン!!
(パソコン同様に後方へふっ飛ばされるデブ)
デブ「いか塩辛ぁ~~~~~~~~」ビュオオオオオオオオン
バシッ
(すっ飛んできたデブを全身をもって空中で受け止めるロックラック装備のハンター)
ポール「大丈夫か?」シュタッ(デブをお姫様抱っこしながら着地する、ナイスミドルのイケメンハンター)
デブ「つゆ大徳利(ありがとう)」ポッ(まるで少女の様に頬を赤らめ、潤んだ瞳でポールを見上げる)
To Be Continuedランキング参加中なんだ!みんなの激アツ一票で応援してくれよな!!
次回「あたちのモンハン日記」ザ・中継ぎ記事は!?
4/29(金)0時更新 もはや中継ぎ記事が何なのかすら分からない
をお送りいたします♪ほんじゃあさ!ほんじゃあさ!!次回も見てね
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「底知れぬ黄泉」の巻
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