Quantcast
Channel: あたちのモンハン日記
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2669

「Dragon Destruction編/PART6」の巻

$
0
0


~水没林旧狩猟エリア内BC跡地....


サーーーーーーーーー・・・・
(霧雨に包まれたBC跡地の岩陰の下で密談をしている灰、茶、黄の装束を身に纏った三人のギルドナイト)

クロエ「その砲車を破壊すればいいだけ?そんなのあたし一人で出来るのに」(黄色の装束を身につけたバレイヤージュブロンド、前髪ぱっつん系のショートワイルドウェーブのなんかムカつく顔の女ナイト。ハットを脱ぎ、ツバで顔を仰ぎながら、なんか現地のフルーツっぽい実をかじっている。腰の後ろにはキャッツネイルーを携帯している)

黄「ただの兵器じゃない。太古のプロメテウスを搭載した砲車だ。慎重にかからねばならん」(岩壁を背もたれに深くハットを被った隻腕、隻眼(共に左部を損傷)の灰色の騎士。腰に天上天下天地無双刀を携えている)

ポール「そのドラゴンディストラクションという兵器は、今何処に?」(片膝をつき、鼻の下に手を添えている茶色のナイスミドルのイケメン騎士。背中には凶針を背負っている)

クロエ「さっきの入った新情報によれば、領内から輸送を開始したみたい」がじょっあせる(果実の「うま汁」がこぼれる)

ポール「輸送・・ということは領外に駐留している帝国軍とクルセイダーズと本格的に戦争をはじめようというのか?」

クロエ「それだけじゃないわ。フェイリンメイリン国は、以前から交流のあったモーテルの連中と手を結んだみたい。領内、領外から両軍を叩くつもりみたいね」がじょっあせる

黄「ベインズ。ユクモ側の情報は何か掴んでいるか?」

ポール「ここに来る途中までクルセイダーズの外交官的役割を任されているハンターと一緒だったんだが、もしかすると帝国軍と会談を行うつもりなのかもしれない」

黄「だとすれば、クルセイダーズも俺達と同じく兵器製造の話を聞きつけ、盟約を急いだのかもしれんな・・」ふむ・・(右手を顎に添えて考えこむ)

クロエ「連中がおっぱじめちまえば、余計にあたしらが動きやすくなるじゃないか?ほらみろ。あんたらが来るまでも無かったのさ。あたし一人で十分だ」ブッ(果実の種を吐く。やたらにでかい)

ポール「功を急ぐ気持ちは分かるが、下手に破壊すれば、有害物質がエリア中に漏れてしまい、それこそ水没林自体が狩猟禁止どころか、生き物が生息出来ない死のフィールドになってしまうぞ」

クロエ「まずいわけ?それって」ぱちくり(平然とした顔で聞き返す)

ポール「フゥ・・・いいか?太古のプロメテウスは使用する者を選ぶ、諸刃の剣なんだ。栄華を誇っていた古代文明が何故、滅びてしまったか考えてみろ。きっとその要因は太古のプロメテウスにも関係があるはずだ」

黄「故の名前だ。古代人はその劇薬を竜大戦時代に開発し、多くの種を絶滅種へと追い込んだという。現代で同じことをしてみろ。それをきっかけに太古のプロメテウスを乱用する世界大戦時代に突入するぞ」

クロエ「それいいじゃん♪そしたらあたしらの仕事も、もっと過激に面白くなるかもよ♪」がじょり(残りの実をぜんぶ頬張る)

ポール「勘弁してくれ。今後は太古のプロメテウスが、大陸情勢の均衡を握るキーアイテムになる。各フィールド勢力が今回の大砲を強奪しに現れる前に、その機能を停止させなくてはならないんだ」

クロエ「へぇ~・・あんたってナイトのくせして真面目なんだ。だから出生できないのね」あむあむあむ

ポール「どういう意味だい?」

クロエ「聞けば、あんたってシリウス・ハントと同じくらいの古株なんでしょ?それなのにいつまで経っても、ナンバー10から上がったことないらしいじゃん。それって出世欲がない証拠でしょ?」

ポール「継続して信用してもらっている証拠ともいえるだろ?」パチりん

クロエ「意味分かんないし。あたしはお金になることならなんだってやるわ。大陸で一番大切なのは資源でもモンスターでもない。ゼニーよ。ゼ・ニ・イ~~~」(と、そのまま「い~」って顔してみせる)

黄「流石は奴隷猫の繁殖と、その従属性のみを植えつける調教、販売を目的としていた元獣人ブリーダーならではのご意見だ」フッ(ハット越しに口元がほころんでいるのが見て取れる)

クロエ「何がいけないわけ?アサイラムからその技能を見込まれてナイツに加入したのは、実力があるからよ」ふん

ポール「どうしてアサイラムに?」

黄「こいつは増えすぎた獣人を容赦なく殺処分し、生ごみ扱いするなど、営利目的以外の愛情は一切持たない冷酷無比な異常者だからさ。中央捜査局の手によって身柄を拘束された後、一旦はアサイラムで投獄されていたが、昨今の新大陸地方による獣人族の台頭によって、対獣人用のギルドナイトとして雇用されたというわけさ」

ポール「それはまた大した経歴だふん

クロエ「ここの情報だって、あたしの下僕がいなければ掴めなかったんだからね」イ~~ッ

ポール「まったく頼りになる仲間ばかりだ(といえば・・ウーメイの件だが・・・今は言うべきじゃないか・・)」

黄「無駄話は終わりだ。問題はターゲットであるドラゴンディストラクションが何処に輸送されるかだ」

クロエ「帝国軍を消すなら北。クルセイダーズを消すなら南」ふぁ~~(あくびする)

ポール「・・・・・・・・・・」

黄「どうみる?ベインズ」

ポール「難しいな・・・フェイリンメイリン国が因果を感じているのはクルセイダーズだが・・・より兵力があるのは帝国軍だ。一掃するなら帝国軍だと思うが・・・」

黄「クロエ。次に密偵が戻るのはいつだ?」

クロエ「毎日二回。昼と夜。バカでも分かるでしょ?」

黄「ターゲットの所在を確認出来次第、破壊工作に移る。それまで待機だ」

クロエ「了~解」(手を振りながらその場を去る)

ポール「まったく・・・やる気があるんだかないんだか・・・しかし、今は彼女の情報網だけが頼りか。なにせ相手国には人間は入れないんだからな・・」

黄「そうでもないぞ。かつて中央捜査局では、獣人に扮して潜入工作を行わせる特殊部隊があったと聞く。やってみるか?」フフ・・

ポール「そんなに体が柔らかくないよ」ポキポキ

黄「ところでベインズ。ユクモで川村という男とは接触したか?」

ポール「ああ。知っているのか?」

黄「まぁな」ザッ

ポール「ほぉ・・」

黄「あいつの光を奪うきっかけになったのは他でもない。この俺だ」ザッザッザッザッ・・

ポール「・・・・・なるほどねぇ・・。大陸世界ってのは以外と狭いのかもしれないな」

かさり(こじんまり屈み、懐から何かを取り出す)

ポール「サムソンさんから貰った携帯食料だが・・まじか・・これ・・・」

ぽへぇ~んはぁ
(ぺったんこになった乾燥状態のあんまんを掲げてみせるポール)


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(まあるいあんまんから満月にシーンチェンジ)


~ニャー神殿....

ホォ~ホォ~・・ホォ~ホォ~
(静寂な神殿エリアに梟らしきあやしげな生物の鳴き声だけが反響している)


~ニャー神殿内、回廊....

キコキコキコキコキコ・・・・
(月明かりに照らされ、食事の乗った台車を押していく赤ぶちの新米メイド猫。見るからに新米であるにも関わらず、頭の後ろにドでかい派手な真紅の薔薇型リボンを付けている)

鈴麗「♪♪」キコキコキコキコ・・


キキィ・・(回廊の突き当り、二人のセルタスネコが警備に立つ、ひと際豪壮かつ巨大なドアの前で台車を止める鈴麗)

鈴麗「お見張りご苦労様ニャ♪」へこり

セルタスネコA「ピポ」へこり

鈴麗「陛下は今日もお部屋に閉じこもったまま?」こそり(耳打ちする)

セルタスネコA「ヘイ・・。例の結婚式以来、すっかり引きこもりがちになっちまって・・」

セルタスネコB「陛下・・おいたわしや・・・・愛しのお妃様が花嫁泥棒にあうなんて・・・お気の毒過ぎるわ!!」(おねえっぽい口調)

セルタスネコA「いつでも号令あらば、捜索を開始するってぇ~のに・・寛大な陛下はお妃様のことを想い、我々に追走を命じやせんでした・・」ううう・・(セルタスネコヘッドの目から涙が溢れる)

セルタスネコB「なんて意地らしい陛下なのかしら・・」わぁ~~~ん(その場で棒立ちして上を向いて号泣する)

セルタスネコA「早く陛下に新しいお妃様が見つかるといいのになぁ・・」しょんげり

鈴麗「・・・・・・・・・・・」(少し複雑そうな表情を浮かべる)

セルタスネコA「おっと、ワリィ。さ、鈴麗。食事が冷めねぇうちに運んでくれ」


ギィ~~~~~~~~~~・・
(両開きのでっかいドアを開く二人のセルタスネコ)


鈴麗「失礼致しますニャ」キコキコキコキコ・・(再び台車を押し進み部屋の中に「イン」する)


ギィ~~~~~~~・・・バタム煙


鈴麗「陛下、お食事をお持ちしました・・」


・・・・・・・・・・・・・・・・・
(ファンゴネコマスクを被り、威風漂う青いガウンを纏った逞しい獣人が、壁際で両腕を組みながら首を傾け、開き窓より差す月明かりのスポットライトを全身に浴びている)


鈴麗「にゃあ・・・・・・」ポッ



猛豚「・・・・・・・・・・・・・」キラキラキラキラ・・(鈴麗の目に映るファンゴネコマスクの表情はどこか穏和で、神々しい気品に溢れて見える)


鈴麗「・・・・・・(陛下・・・まだお妃様のことを・・・)」(悲しそうな表情を浮かべる)

猛豚「・・・・・・・・・・・」ちら(鈴麗と目が合う)

鈴麗「あ・・・」ポッ

パッ(思わず見とれしまい台車の手を離してしまう鈴麗)

キコキコキコキコキコ・・・
(制御の効かなくなった台車が、黄昏れている猛豚の下に向かっていく)

猛豚「・・・・・・・・・・・」(それに気づいていないのか、夜空を見上げている)


ガシャーーーーーーンぎくっ
(台車が猛豚の鋼鉄のような肉体にぶつかり、食事を飛散させながら横転する)


鈴麗「ワニャーーーーーー」ガガーーーーンガクブル

猛豚「・・・・・・・・・・」ぴちょりぴちょり・・(王者のガウンになんかねっちょりしたおスープがかかってしまっている)

鈴麗「ほにゃーーーー!!申し訳ごじゃりませんニャ~~~~!!た、只今お拭きを~~~~!!」ダッsss

ずでぇ~~~~~~~ん
(豪快にすっ転ぶ)

鈴麗「ほにゃーーーーあせる

ゴロゴロゴロゴロゴロゴロくるくる
(高級カーペットの上を「でんぐり返し状態」で上手に転がっていくメイド猫)

鈴麗「みゃああああああああせる」ゴロゴロゴロゴロくるくる

ぴとっ(転がる鈴麗のおでこを人差し指一本で停止させる猛豚)

鈴麗「あ・・・・・」ヘナヘナ・・(その場で腰を抜かす)

ガシッドキッ(力強く手を引かれ起き上がる鈴麗)

猛豚「だ・・大丈夫か・・」

鈴麗「は、はいニャ・・・・・」(恥じらいによる発汗から、赤ぶちの顔がより真っ赤に染まっていく)

猛豚「ひ・・昼間の喧騒が・・う、嘘のようだ・・・」ちら


ホォ~ホォ~・・ホォ~ホォ~・・
(開き窓より猛豚が見上げる熱帯夜の空は静寂に満ちている)


鈴麗「ほにゃ・・・」ちら(猛豚を見る)

ぴちょり・・ぴちょり・・
(ガウンから滴り落ちる、なんだかねっちょりしたおスープのお汁)

鈴麗「大変ニャあせるた、只今、お拭き致し・・」

猛豚「み、見ろ・・」

鈴麗「え・・・・・」

カナカナ・・カナカナ・・
(お汁を吸いに、カナブンやカブトムシのようなコウチュウ目が開き窓から侵入しては猛豚のガウンにとまっていく)

鈴麗「す、すぐにお着替えを!!」ダッsss

猛豚「な、ならん・・!」

ガシッドキッ(鈴麗の細い手首をがっしり掴む猛豚の大きな手)

猛豚「た、大陸の王者たる者は・・そ、その食物連鎖をも司る者・・。き、気にするな・・」

鈴麗「陛下・・・・・」

猛豚「お、お前の名は・・?」カナカナカナ・・

鈴麗「鈴麗・・・ですニャ・・」カナカナカナ・・

猛豚「リ、鈴麗・・・い、以後、お、お前を・・ち、朕の専属従者に任命する」

鈴麗「え・・・・・・」

猛豚「ふ、不服か・・?」

鈴麗「!!」フリフリフリフリ(額の汗を吹き飛ばしながら高速で首を左右に振る)

猛豚「な、ならば・・ち、朕の為に今一度・・こ、このスープを運んできてくれ」

鈴麗「はいニャ!!」へこり






「あたちのモンハン日記」
~Dragon Destruction編~







~ニャー神殿内、宰相の部屋....

ホォ~ホォ~・・ホォ~ホォ~・・
(暗がりの部屋の中、開き窓から差す月明かりが、ベッドの上で肩を組む男女の猫のシルエットを浮かび上がらせている)


ニャン=ジュスト「邪龍教・・・タラスクギルドか・・。布教が目的だと?」(マギュルネコハットはそのままに、黄色い美しい上半身をシーツから覗かせている)

姜淑「はい。確かにそう言っていました」しゅるしゅる・・(顔を背け、顔に包帯を巻いている裸の青ぶち猫)

ニャン=ジュスト「邪龍を崇拝する密教徒が、獣人相手に布教活動をするだけとは思えんな・・」

ストッ煙(頭部全体に包帯を巻き終えた青ぶち猫はベッドから飛び降りると、サイドテーブルから何かを拾い上げる)

ニャン=ジュスト「ん・・・」

スッ・・(目の前に、ネコの手形が刻まれたメラルーサイズの王冠を差し出される)

姜淑「陛下への貢物だそうです。本物かと」シュッ・・シュッ・・(そのまま背を向けたままメイド衣装を身に着けていく)

ニャン=ジュスト「人型排斥を訴える我が国に貢物を携え、単独で来るとは・・・お前に負けないくらい豪胆な女だな」フッ・・

姜淑「お戯れを。相手は人型です。一緒にされること自体が不服でございます」シュッ・・(背を向け、襟首を整える)

ニャン=ジュスト「国で権限を振るう宰相に取り入ろうと、メイド服を着た黒衣の宰相が何を言う。して、その女の身柄は?」

姜淑「今一度、地下牢へ投獄致しました。ロイ・ファウラーの話し相手にはちょうどいいかと」くる・・(静かに振り向いたメイド猫の顔面は包帯のマスクで覆われている)

ニャン=ジュスト「お前をそのような姿に変えた元凶・・・半田千恵子とその友人・・・コニー・ファウラーか・・。俺にはその猫妻の方が気にかかる」

姜淑「あら。このようなゲスな風貌をした猫より、若いメス猫の方が興味がおありで?」クスッ

ニャン=ジュスト「茶化すな。ロイ・ファウラーはこの国には必要不可欠な頭脳を持っている。ドラゴンディストラクションを大量生産し、それ以上の兵器を開発させれば、ギルドはおろか、大陸中の龍族を駆除できよう。お前の因果を解き放つためにも、なんとしても探しだせ」

姜淑「ご命令とあらば」にや(顔を覆い尽くす不気味な包帯越しに冷笑を浮かべる)

ニャン=ジュスト「タラスクギルドの女は戦が終わるまで一旦放置だ。お前に一任する」バッ(颯爽とベッドから飛び降りる)

姜淑「良いのですか?」

ニャン=ジュスト「今はにが虫ごときにかまっておられん。大戦の火蓋は切って落とされたのだ。暫くは政務を離れ、軍務に就く。神殿内のことは任せたぞ」スッ・・(メイド猫を抱きしめ、そっと口吻を交わす)

姜淑「お任せを。死の大天使に仕える者として、相応しい対応をしてみせますわ」フフ・・



ザッザッザッザッザッザッザッ・・・・
(月明かりが青白く照らす回廊を一直線に歩いて行く姜淑)


姜淑「ん・・・」


あたふたあたふた・・DASH!(と、突き当りのT字路で見るからにあたふたしているフルフルネコシリーズを身にまとった、かなり頭のおっきいぽっちゃりナースアイルー(ぽかぽかアイルー村シリーズの容姿とサイズ感)。胸に抱えているフルフルネコチクリもかなり「ぶっとおっきい」)


姜淑「そこの。こんな時間に何をしているのですか?」

??「あ、はい!そ、その・・今日付けで神殿内のナースとして働かせて頂くことになりました、ポチャッティと申しますあせる」へっこりごろん(お辞儀すると同時にフルフルネコチクリを転げ落とす)

姜淑「誰の推薦で?」ガシッ(怪訝そうな表情を浮かべ、転がってきたフルフルネコチクリを足の裏で受け止めると、深々とお辞儀をかます頭のおっきいアイルーを下から上へと品定めするように見つめる)

ポチャッティ「フレッカー様です。異国より亡命して来た私をここで働くようにと。これが推薦状です」スッ(手紙を渡す)

姜淑「・・・・・・・。確かに。フレッカー氏のサインのようですね」ごろん(紹介状を返す同時にフルフルネコチクリも蹴り返す)

ポチャッティ「で、では・・?」ごろごろごろ・・(転がってきたフルフルネコチクリを受け止める)

姜淑「どうしてフェイリンメイリン国へ?」じろじろ

ポチャッティ「は、はい!先の革命後、新大陸地方を中心に、我々獣人族の社会的地位は確かに見直されました!で、ですがまだまだ各地で迫害を受けている同種の数は絶えず、人型の存在自体がレイシストそのものであると認識され、一刻も早くその大陸の宿痾たる元凶を排除し、地上権を我ら猫族が支配する必要があると思い、お力添えをするべく、この水没林に参りました!」どきどき(フルフルネコチクリを抱きしめながら答える)

姜淑「東方訛りが顔を出していますよ」スッ・・(ポチャッティの襟首を直してやる)

ポチャッティ「あ・・・汗」ごろん(またフルフルネコチクリを落としてしまう)

姜淑「構いません。かつて、私も田舎出身の下品なメス猫に同じことを言われたことがありましてね・・・」スッ・・(フルフルネコチクリを拾ってやる)

ポチャッティ「??」

姜淑「明日からは鈴麗というメイド猫と共に行動し、神殿内の規律を学びなさい。私も、その鈴麗というメイドも東方出身です。出生に恥じぬよう、努めるのですよ」ガシッ(フルフルネコチクリを強く押し返す)

ポチャッティ「ハハァ~~~~~」へこり


ホホォ~・・ホォ~ホォ~・・
(怪しげな生物の鳴き声が反響する回廊の奥へ颯爽と歩いて行く姜淑の背中を見送る、頭でっかちのぽっちゃりアイルー)


ポチャッティ「ホッ・・・・汗(なんとか潜入には成功です・・。ここに来る道中、水没林の豪農といわれるトム・フレッカーの屋敷から頂戴してきた推薦状がこんなに役立つなんて・・・両者の関係はいいようですね・・)」カキカキ(でっかいピンクの肉球の上に「仲良し。でも「きな臭い」関係」って書いてる)

姜淑「ポチャッティさん!!」(回廊の向こうから名を叫ばれる)

ポチャッティ「は、はい!!」ごとんドキッ(びっくりしてまたフルフルネコチクリを落としてしまう)

姜淑「今日は客室で就寝しなさい!神殿内を警備しているザザミネコに案内してもらうといいでしょう!」

ポチャッティ「は、はい!ありがとうございます!」へこり

姜淑「それから!!」

ポチャッティ「は、はい!!」びくりん

姜淑「その注射器、重たいようでしたらもう少し小さいものに変えてもらいなさい!」

ポチャッティ「す、すみません!わ、私、腕の力が他の猫よりもないものでして・・あせる」あたふた

姜淑「東方訛り。気をつけなさい」にや

ポチャッティ「・・・・・・・・」(でっかい両猫手で口を塞ぐ)

姜淑「フフ・・・・」くるっ

ザッザッザッザッザッザッ・・・・・
(やがて姿が見えなくなる姜淑の後ろ姿)

ポチャッティ「はぁ~~~~~」ぐったり

ぎゅむっはぁ(床に落ちたフルフルネコチクリを拾い上げ、そのまま抱きしめる)

ポチャッティ「・・・・・・(さて。問題のドラゴンディストラクションですが・・・私のリフレッシュ休暇が終わってしまう前に、その停止方法を必ず突き止め、ポールさん達に教えてあげなくては!!)」グッ(でっかいぐうパンチを握りしめる)

タッタッタッタッタッタッDASH!
(不慣れな歩き方でふらつきながら回廊をいくポチャッティ)

ずでぇ~~~~~~~んびっくりごろごろごろ・・
(やっぱり豪快に転ぶと同時に、すっ飛ぶフルフルネコチクリ)

ポチャッティ「いたたた・・・(あとは一刻も早く、このネコスーツに慣れないといけませんね・・汗)」カキカキ(でっかいピンクの肉球に「わたしってドジ」って書いてる)


To Be Continued





↓ひと読みしたならポチっとなびっくり皆様の一票が励みになるのえすニコ
$あたちのモンハン日記
次回「あたちのモンハン日記」ザ・中継ぎ記事は!?

8/27(土)0時更新 でだ!なぁ~も決まってねぇですにま~

をお送り致します♪ほいだらさ!!次回も異常気象に負けないくらいのバイタリティをもって読も見ようよえっへん








Viewing all articles
Browse latest Browse all 2669

Trending Articles