オクサーヌ「狩猟武器無しのタイマン勝負。それで決着をつけましょう♪」顔にこぉ~~♪
ショットリーパー「タイマン勝負・・?」
オクサーヌ「そっ。あなたが負ければ、大人しく凍土を立ち去る。あなたが勝てば・・あたしを好きにしていいわ♪」うっふぅ~ん


ヴラドレン「なっ


ヤンコフスキー「黙ってろ」ごちーーん

オクサーヌ「どうすんの?やんの?やんないの?」シュッシュッ

ショットリーパー「上等だ。受けて立ってやろう」ガション(右腕から弾薬を取り外す)
「あたちのモンハン日記」
~Tundra Vendetta~
ワアアアアアアアアア!!
(銀盤の中心で対峙するショットリーパーとオクサーヌ。それぞれの後方に位置する黒の兵士とツンドラマフィアの大歓声が秘境エリアに反響する)
ショットリーパー「持ってろ」ドスッ(部下に重厚感溢れるDD弾を手渡す)
ヴラドレン「棟梁。一発で方を付けちまいやしょう」もみもみ(小樽の上にふんぞり返って座っている子供の肩を揉んでいるブランゴヘルムの男)
ショットリーパー「こっちはいつでもいいぞ」ワアアアアアアアア!!(部下達の激励を背に受けながら睨みを利かす砂漠のヴィラン)
ヴラドレン「ケッ。だっせぇ戦闘服纏ったモヒカン野郎が偉そうにしやがって

オクサーヌ「あ、たいへん」
ヴラドレン「なんすか?」もみもみ
オクサーヌ「あたし、防具ない」きょとん
ヴラドレン「・・・・・・・。おい!!誰か「ちっせぇ」ハンター防具持ってねぇか!?」べち~~ん

BG兵士「おい聞いたか!?あの嬢ちゃん、防具なしで元帥と張り合うつもりらしいぜ!?」ハッハッハッハッハッハッハッ
ヴラドレン「てめぇら!!笑ってんじゃねぇ

オクサーヌ「う~~ん

BG兵士「早くしろ!!」
BG兵士「怖気づいたか!?お嬢ちゃん♪」あっはっはっはっはっぷぅ~(笑いに紛れておならをかます者も)
ヴラドレン「あの戦争屋共・・もう許せねぇ・・!!」ザッ
オクサーヌ「待って」
とっとっとっとっとっとっ
(嘲笑する黒い迷彩服を着た軍人達の間をぬって、中央に向かってくる白い幻獣)
BG兵士「こいつは・・・・」
BG兵士「キリンだ・・・」

とっとっとっとっとっとっ・・・
BG兵士「撃ち殺しますか?」とっとっとっとっとっ
ショットリーパー「あの女の相棒だ。行かせてやれ」とっとっとっとっとっ
ヴラドレン「あれは・・リリエンタール・・」
ぶひひん
オクサーヌ「わざわざ来てくれたのね」にこり
リリエンタール「ブルるるるるる」
オクサーヌ「ありがとう、リリエンタール」にこ
ヴラドレン「・・・・・・・(そういやリリエンタールって、いつもどこにいるんだろう・・・拠点の洞窟内では見たことがないな・・・)」
リリエンタール「ブルるるるるる」
オクサーヌ「力を貸してくれるの?」
リリエンタール「・・・・・・・・・・」こくり
オクサーヌ「・・・・・・・・・・・」すっ・・(目を閉じると幻獣のおでこに優しく触れる)
BG兵士「あの娘・・・一体何を・・」
ショットリーパー「よく見ておけ。あの娘が祖龍から授かったユニークスキルをな」
カッ
(眩い閃光に包まれる幻獣と白いドレスの少女)
ヴラドレン「おお・・・いつ見ても神々しい光・・・」うう・・(泣いている)
キリーーーーーン!!
(定番キリン装備に身を包んだオクサーヌ)
オクサーヌ「さぁ、かかって来い」シュッシュッ

ドッドッドッドッドッドッドッ!!
(横殴りの吹雪の中、白い大地の上を猛突進していく霞龍。背中にはポカラの子を乗せている)

ルー「んばんば」ふぃ~~~~ん


モモ「オクシャーヌしゃんが近いモキュ!?」
キキィ~~~~~~~

(両前足ブレーキで雪を押し出しながら急停止する霞龍)
モモ「どこモキュ!?」きょろきょろ
ルー「んばっちょ」ちら(あのでかい首を傾ける)
モモ「モキュキュ?」
ワアアアアアアアアア・・・
(そう遠くない位置に見える氷壁の向こう側から人間の歓声が微かに聴こえる)
モモ「あそこモキュ!!」
ルー「げおげおぶー」
ワアアアアアアアアア!!
BG兵士「いけぇ!!」
ツンドラマフィア「負けるな棟梁!!」
こっそり(と、氷壁の隙間からステルス状態の霞龍が覗いている)
ルー「ぶう~」でろんでろん(半透明状態で目をぱちくりさせている)
モモ「どんな様子モキュ?」でろんでろん(霞龍の背中で半透明の影響を帯びながら、背伸びしてエリア内を覗こうとする)
ワアアアアアアアアア!!
(マフモフシリーズにウルクシリーズを纏った仲間が背中を向けて立ち並び、何やら歓声をあげている)
ルー「げお?」ぱちくり
モモ「オクシャーヌしゃんはどこモキュ・・・」ん~しょ、ん~しょ(ルーの頭の上に登った)
ワアアアアアアアアア!!
(ツンドラマフィアと黒の兵士に囲まれ、中央で対峙しているモヒカンの大男とキリン装備を纏った小さな少女)
モモ「オクシャーヌしゃんモキュ!!」
オクサーヌ「はぁ・・はぁ・・・なかなか・・やるじゃない・・」ぜえぜえ・・

ショットリーパー「ひぃ・・ひぃ・・・メサイアの妖精もざまぁねぇな・・」ふゅ~ふゅ~

オクサーヌ「うるせぇってのよ・・この筋肉馬鹿・・

ショットリーパー「ぶははははは・・・せっかく授かった祖龍のセイクリッドブラッドも、その様子じゃ全部出ちまうんじゃねぇか・・?ゲボおおおおおおお!!」(いきなし吐血する)
オクサーヌ「なははははは!!って、笑わせないでよね・・

ショットリーパー「うぷ・・・邪羅尼のババアだ・・。てめぇを動揺させてやろうと思って・・・おえええええええええ!!」ばしゃあああああ

オクサーヌ「はぁ・・はぁ・・・あのもうろくババア・・・・やっぱり古塔で殺しておくんだった・・・んぐっ」(なんとか嗚咽を堪える)
ショットリーパー「古塔のラグナロクにヒンメルンの歌劇事件・・・てめぇが当時のナイトを皆殺しにしたっていう話し・・今だけは信じてやるぜ・・・」ふゅ~ふゅ~(人食い族みたいになった真っ赤な口元を拭う)
オクサーヌ「ふふふ・・ここ(新大陸)に戻ってきてからというもの、あんたとも長い付き合いだもんね・・・ってことで・・・あたしが引導を渡してあげるわぁああああああ!!」ガツーーーーン

ショットリーパー「あろっ・・・・(一瞬気を失うも)なめんなぁああああああ!!!!」ガシッ

オクサーヌ「げっ」
ぐるんぐるんぐるんぐるん!!
(ザ・ジャイアントスイングをかます砂漠のヴィラン。白銀の大地で、満身創痍の大男が回転しながらキリン装備の女の子を振り回す姿はもはや卑猥な格ゲーそのものである)
BG兵士「出た!元帥十八番のデス・スイング!!」
BG兵士「俺もかつて、キラースラッシュの酒場でベロベロに酔っ払った元帥に「ちょっとだけ口答え」してしまった為、デス・スイングを食らったことがあるのだが、一ヶ月は回りっぱなしだったぞ!!その時の遠心力の後遺症で、俺は臓器の位置をはじめ、全身のパーツが端っこにずれちまったんだ!!」(と解説する軍人の顔は、なんだか右側にずれている)
ショットリーパー「うがああああああああああ!!」ぐるんぐるんぐるん!!(白目を剥きながら回転している)
オクサーヌ「こらぁああああああああ


ヴラドレン「頑張れ!!棟梁!!」
ヤンコフスキー「気合です!!姐さん!!」
モモ「オクシャーヌしゃん!!」うんしょうんしょ

ヴラドレン「モモ!?どうして!!」
モモ「オクシャーヌしゃんを応援ちに来たモキュ!!
頑張れぇえええええええええ!!!!オクシャーヌしゃあああああああああん!!!!」
オクサーヌ「はっ


モモ「負けるなモキュううううううう!!!!
しょんな人間なんかに負けるなモキュううううううう!!!!」
オクサーヌ「モモ・・・・・」ぐるんぐるんぐるん

ショットリーパー「ガッハッハッハッハッハッ!!まさか貴様に報復依頼をしたというのは、あのポカラじゃあるまいな!?」ぐるんぐるんぐるん!!(白目を剥きながら喋ってる)
モモ「オクシャーヌしゃんはお前なんかよりずっと強いモキュ!!だからモモも・・・モモもオクシャーヌしゃんにみたいに強くなるって決めたんだモキュううううううう!!!!」
ショットリーパー「ハッハッハッハッハッ!!何を言ってやが・・・はっ

オクサーヌ「よく言ったわ、モモ!!」ん~~~~~~~

モモ「いけぇええええええええ!!!!オクシャーヌしゃあああああああああん!!!!」
オクサーヌ「ザ・ハンター・・・・・・パァーーーーーンチ!!!!」
ズガーーーーーーーーン!!
(近距離から渾身の右ストレートをモヒカン男の顔面に突き刺す)
ショットリーパー「・・・・・・・・・・・・・」ブシュウウウウウウ

ヴラドレン「やった・・・・」
ズデェーーーーーーン!!
(銀盤エリアに倒れる砂漠のヴィラン)
ヤンコフスキー「姐さんの勝ちだぁあああああああ!!!!」
ウオォオオオオオオオ!!
(大歓声をあげる凍土サイドの面々。ヤンコフスキーはモモを肩車してヴラドレンらと共に喜びを分かち合っている。それを冷静に見守る風翔龍と霞龍の足元を感極まり叩くツンドラマフィア達の姿も)
オクサーヌ「おとといきなさいってのよ・・」ひぃ・・ひぃ・・・(がっくし肩を落としながら、完全にずれたキリンホーンのウィッグを直す)
ブルるる♪(キリンホーンが喜びの声をあげたっぽい)
オクサーヌ「ふふ。ありがとう、リリエンタール。あなたの加護がなければ、とっくにやられてわ。次は喧嘩じゃなくて、召雷剣であいつをボコボコにしてやりましょうね♪」にこ
ブヒひん
オクサーヌ「え・・勝てたのは自分の力だけじゃないですって・・・」
モモ「やったモキュ♪オクシャーヌしゃんはしゅごいモキュ~♪」パチパチパチ(オットセイみたいに手を叩いて喜んでいる)
オクサーヌ「そうね。あの子の激励に・・感謝だわ」にこ
ヤンコフスキー「姐さぁあああああああん!!」ずしゃあああああああ

オクサーヌ「げっ」
どしゃーーーーーーーん

(見事に衝突して弾ける凍土の面々)
BG兵士「今のうちだ。逃げるぞ」うんしょうんしょ・・(仰向けでノックダウンしている大男の両足を引きずりながら逃げ去る砂漠の面々)
ヴラドレン「あ!野郎!逃げる気か!?」(横ではオクサーヌがうつ伏せ棒状体で伸びている)
BG兵士「今回はドローだ!!いいか!?必ずこっちの復讐も果たしてやるからな!!」ガッ

ヴラドレン「はん!!凍土が怖くねぇならいつでも来やがれってんだ!!砂漠の兵隊共が!!」ブッ

ザッザッザッザッザッザッザッ・・
(実に手際の良い撤退をみせるBG兵士達)
ヴラドレン「けっ。撤退の速さだけは一流だな

ヤンコフスキー「放っておけ。何度来ても同じ。姐さんがいる限り、あっしらは負けねぇよ。な、モモ」
モモ「え・・・」
ヴラドレン「一緒に暮らそうぜ、モモ」なでなで
モモ「バベンコ・・・・」
ヤンコフスキー「ちょうど拠点の洞窟に、メイドさんが欲しかったところでな」ちら
ルー「げお」こくり
ヴラドレン「お前もいいだろ?」ちら

サドンデス「支障はない。凍土は新たな仲間を歓迎する」
ヴラドレン「だってよ。良かったな、モモ」なでなで
モモ「モキュ・・・・・」ちら
オクサーヌ「・・・・・・・・・・。なによ。みんなで勝手に決めちゃって」(すっかり置き去りになっている、うつ伏せ棒状体のキリン装備の少女)
ヤンコフスキー「おい、怒ってんじゃねぇかよ

ヴラドレン「自分が仕切ってないからつまんないんだ

オクサーヌ「・・・・・・・・・・・・」(うつ伏せのままふてくされている様子だ)
モモ「オクシャーヌしゃん・・・・モモがいても・・・迷惑じゃない・・?」
オクサーヌ「ひとつだけ約束すること」(うつ伏せのまま器用に喋る)
モモ「モキュ?」
オクサーヌ「うちのシェフが真心込めて作ったご飯は絶対に残さないこと」にかっ(ボコボコ血だらけの顔をあげて微笑む)
モモ「モキュ!!」こくり(力強く頷く)
わぁ~っしょい♪わぁ~っしょい♪
(胴上げされるモモとオクサーヌ)
オクサーヌ「凍土の勝利と、新たな仲間を迎えたことに祝福するのよぉ~♪」おほほほほ(かち上げられながらわろうてる)
モモ「モキュモキュ♪」ぱちぱちぱち(宙に浮きながら拍手してる)
ヤンコフスキー「めでてぇ!!めでてぇなぁ~!!(鼻を垂らし少し泣いている)」わぁ~っしょい♪わぁ~っしょい♪
オクサーヌ「ちょっと


ヴラドレン「あれ?そういや、ゼットの姿が見えねぇな」わぁ~っしょい♪わぁ~っしょい♪
オクサーヌ「あ、それね。それなら・・・」ひゅおおおおおお

ブワッサブワッサ・・
オクサーヌ「ぶわっさ?」ひゅおおおおおおお

ヤンコフスキー「ルナストラですぜ」たしっ


ルナストラ「・・・・・・・・・・・・」ブワッサブワッサ・・
モモ「うわ・・・綺麗なお色の龍だモキュ・・・」
ヴラドレン「炎妃龍っていうんだぜ。凍土きってのべっぴんさんなんだぞ」(自慢気に降下してくる炎妃龍の風圧を浴びながら出迎える)
ブワッサブワッサ・・ドシャーーーーン

(銀盤エリアに着陸する炎妃龍)
オクサーヌ「おかえりなさい。ルナストラ」(ボロボロの形相で出迎える)
ルナストラ「・・・・・。また無茶をされた様子で・・・」はぁ~~~(呆れてる)
ヤンコフスキー「どうしたんでい?」
ルナストラ「報告です。ロイヤルアカデミーより飛来してきた飛空船が、ロックラックを旅立ちました。進路はやはり渓流地区・・プリンシアの予想が見事的中したというわけです」
ヴラドレン「ロイヤルアカデミー・・?」
オクサーヌ「西シュレイド、ヴェルドにある王立学術院のことよ」うんしょ

ヴラドレン「??」
オクサーヌ「ヴラドレン。先に渓流へ出発したゼットを追いかけて合流してちょうだい。ルナストラ、乗せて行ってくれる?」こくり(快く同意の頷きを見せる巨大な炎妃龍の頭部)
ヴラドレン「クエストですか?いいですけど・・・目的は?」きょとん(と馬鹿な顔したブランゴヘルムの表情)
オクサーヌ「動向調査とそれの捕縛」ふきふきふき(顔の血をヤンコフスキーのモフモフ毛で拭き落としてる)
ヴラドレン「って、誰のです?」きょとん
オクサーヌ「書士隊」ふきふき
ヴラドレン「って、なんでしたっけ?」
オクサーヌ「王立古生物書士隊よ♪」顔にかぁ~♪(綺麗になった顔で意味ありげに微笑む)
モモ「??」モキュモキュ(大人達を不思議そうに見上げている)
Tundra Vendetta/完



次回「あたちのモンハン日記」ザ・中継ぎ記事は!?
10/2(日)0時更新 なぜなに★あたモンのおコ~ナ~
をお送り致します♪だったらさ!次回も自分なりに真面目な顔しながら読も見ようよ
