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「炎妃龍。マジウケる」

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~渓流山道....


キャンプだそぉ~い♪キャンプだそぉ~い♪

あたちのモンハン日記
カーブー「キャンプだ!?」(耳に手を当てる)

すあま「ゾイゾイゾイ♪」

カーブー「YES!!」(ガッツポーズ)


はぁ~じめて見る火山♪はぁ~じめて見る渓流♪はじめて泳ぐ孤島~♪
(朝露光る森の中、ご陽気な歌を歌いながら登校する少女探偵団の面々とユクモのドボルことカーブー。少し遅れてササユとヴラドレン。そしてガイウス、コーネリアスも続く)


$あたちのモンハン日記
ササユ「みんなで登校だなんて久しぶりだわぁ~♪」

ヴラドレン「ササユさんの母校かぁ~。楽しみだなぁ~♪」きゃっほっほっ(へんてこりんなスキップしながら歩んでいく)

ササユ「あら、なんだか楽しそうですね、バベンコさん」にこにこ

ヴラドレン「へへへ。俺、学校なんて素敵な場所に通ったことないんす。ガキの頃から辺境育ちだったもんで・・・だから渓流やユクモを初めて見た時は、そりゃ~もぉ大興奮でしたよ♪」

ササユ「・・・・・・。そう言って頂けると、ユクモの民としては嬉しい限りですわ」にこ

ヴラドレン「それにササユさんのような「大人の」綺麗な女性と、こうして美しい森を歩けるなんて、夢みたいだなぁ~♪」

ササユ「まぁ、お上手だこと」

ヴラドレン「いやぁ~、本当ですよ。数あるギルドの集会所の中でも、ササユさんはダントツ「スペシャル・ワン」のギルドガールっすよ(なんて。よその集会所なんて行ったことないけど)」

ササユ「・・・・・・・。ねぇ、バベンコさん」

ヴラドレン「なんすか?」

ササユ「もし・・もしバベンコさんがよかったら、ユクモ専属のハンターになられては如何ですか?」

ヴラドレン「え・・・」

ササユ「村長さんやUBUちゃんも、きっと喜ぶと思います。ご検討してみて」ふふ

ヴラドレン「・・・・・・・・・・・」

すあま「はよ、行くで~」(そうせかす前方では、カーブーを中心に手を繋いで登校中のトンコとザンコの後ろ姿が見える)

ササユ「はぁ~~い♪」(手を振る)

ヴラドレン「うし!俺達も急ぎましょう!学校まで競争だぁ~♪」ずでぇ~~~~ん転ぶ(言ってるそばからツル草に足をとらえ豪快にコケる)

ササユ「まぁ・・バベンコさんったら・・・うふふふふ」

ヴラドレン「面白かったっすか?そりゃ良かった。あはははははは」

コーネリアス「なんだかみんな楽しそうですね」うふふふふあはははは

ガイウス「まったくバベンコの奴め、はしゃぎおって。学園に行けば、もっと腰を抜かすに違いないぞ」フフ

コーネリアス「我々も最初は驚きの連続でしたものね」

ガイウス「アカデミーが長年に渡り収集してきた書庫を遥かに超える叡智という財産と、果てしなき修業を与えられた喜びたるや・・。ジョンにも見せてやりたかったものだ」

コーネリアス「ダイアリーも五冊目です。昨日、足りなくなって村の行商人さんから購入しました。勿論、羽ペンも」

ガイウス「まだまだ足りぬ。彼ら(知的生命体種)を目の前に、貴重な生態を言語にして聞けるのだ。紙が足りなければ都市から運ばせろ。例え私財をすべて払おうとも、それ以上の価値がバベル中学にはあるのだからな」

ヴラドレン「ガイウスさぁ~ん!早く早く!遅れちゃいますよぉ~♪」

ガイウス「フッ。狩人もまた天衣無縫の存在だ」ザッ(足を早める)


やっほほぉ~い♪
(山道の後ろからバカっぽい声がする)


ガイウス「む・・・」ちら


タッタッタッタッタッタッタッDASH!
(山道の奥からロージーとバステトを抱いた鉄平が走ってくる)


ガイウス「あれは・・」

コーネリアス「川村さんのところに在住する、ローズダンテさんですね」


$あたちのモンハン日記
ロージー「追いついた汗」ハァ・・ハァ・・(死にそうなくらい顔が青い。背中には身の丈より大きいユクモノホルンを背負っている)

ガイウス「??」

ファイヤージンガー「おっさん達が先に出かけたって、温泉に入ってたお嬢さんから聞いてな。急いで追いかけて来たんだ」

ガイウス「・・・・・・・・・」じじー(ロージーの左肩にいるドスビスカスを興味深く観察する)

あたちのモンハン日記
鉄平「やめとけ。こいつの花粉を食らうと頭が悪くなるぞ」ひひひ

バステト「にょにょにょ」(父と一緒に笑ってるっぽい)

コーネリアス「おはよう、バステトちゃん。寒くないかい?」

バステト「ほみゃむぅ」こくり

コーネリアス「そう・・・・・」(不思議そうにバステトを見つめている。その後ろでは見事ジンガーの花粉爆弾を至近距離で喰らい、両目をおさえるガイウスの姿が)

ヴラドレン「あれぇ~。ロージーちゃん。どうしたんだい?」ザッザッザッザッ(ササユと共に引き返してきた)

ロージー「おはよう、バベンコさん。前にあなたにあげた石鹸の匂いを辿って追いかけてきたの」てへっ(悶えるガイウス。それを見て喜んでるジンガー)

ヴラドレン「匂い?匂う?そんなに?俺?」くんくん

ササユ「とっても素敵な匂いですよ」にこ

ヴラドレン「へへへへへ。そ、そうかい?」えへへへへ

ササユ「お二人も学園に?」

鉄平「いんや。ただ挨拶しにきただけだよ。俺たちは別の用事。採取クエストってところ。なぁ~」

バステト「ほにゃむぅ」こくり

ヴラドレン「そうかい。じゃ、気をつけてな。じゃあな、バステトちゃん」

バステト「みょうみょ。みょうみょ」(人差し猫指を差す)

コーネリアス「・・・・・・・・・・・・」(そのバステトの姿をじっと見てる)

ヴラドレン「さ、みんなを追いかけよう。本当に置いて行かれちゃうぞ。ほら」(まだ悶絶しながら目をおさえているガイウスの背中を押し進む)

コーネリアス「あ、はい。で、では。失礼します」へこり

ササユ「どうかしたのですか?」

コーネリアス「いえ・・・あの子・・。バステトちゃんなのですが・・我々、獣人の成長速度はあなた方ヒト科とは違い、少し早いのが特徴なのですが・・・普通なら「あの段階」で、もっと言葉を覚えるはずなのだが・・」ブツブツブツ・・

ササユ「??」


カーブー「お~~い!!何をしている!!遅刻すると「バベルの門」が閉まって、二度と学園に入ることが出来なくなのぞ!!」


ササユ「あ、そうだったわ。急ぎましょ、コーネリアスさん」(その横では目の見えないガイウスを介護するようにエスコートするヴラドレンの姿)

コーネリアス「あ、はい」

ててててててててsss
(山道の奥へと消えていくヴラドレン達。道中、目が見えないガイウスが大木にぶつかる)


鉄平「さて。無事に書士隊さんが「登校」したところで・・」

ロージー「私達はヤマオモイさんのところへ急ぎましょう♪」

バステト「みゅうむぅ」こくり


タッタッタッタッタッタッ・・



??「間違いねぇ・・」(茂みから声が「品のない」聞こえる)

がさり

ゼット「さっきのハンターシリーズを纏ってた野郎は、バベンコに間違いねぇ」

バッDASH!(茂みの中から颯爽と飛び出す灰トラ猫)

ゼット「以前、断崖絶壁をあの女と登っていた書士隊と一緒だったが・・ようやくクエストを実行する気になりやがったか」フフフフフ

ごろん(服の中から瑠璃色の龍玉が落ちる)

ゼット「おっとっと。貴重な「盗品」を忘れちゃいけねぇ・・と、バベンコの野郎の「正装」も持っていてやんねぇとな」

がさりはぁ(茂みの中から大きい風呂敷を取り出し、それを背負う)

ゼット「それにしてもバベンコの野郎・・俺に追跡させるよう、わざと匂いのきつい香水でもつけてやがんのか?そんなに気が効く奴とは思えねぇが・・・楽なのは確かだぜ」


てててててててて・・・(周囲に気を配りながら山道の奥へと消えていくゼット)






「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~







キラキラキラキラキラ・・
(ヤマオモイの体内エリア。薄暗いドーム型のエリア内は無数に光る苔と、浮遊する大雷光虫の仄かなライトアップによって照らされ、緑々しい大草原に咲く草花と清らかに流れる「緑の川」の色をより神秘的な景観へと演出している。エリアの中央には天井(正確にはヤマオモイの粘膜)を貫くほど巨大な世界樹が聳え立っている)


ファイヤージンガー「たまんねぇ・・極楽浄土とはまさにここのことだぜ・・きっとな・・」(世界樹の根本に植えられている一輪の「喋る」ドスビスカス。その傍らでは見るからにセレブレティーなマダムコオロギの姿も)

セレストおばさん「ユクモの土壌も栄養たっぷりだって聞くけど、大家さんのそれもまた格別な味だろ?」ケナケナケナ(触角をケナケナさせる)

ファイヤージンガー「ああ・・こいつはリラクゼーションやヒーリングなんて概念を遥かに超える、ぶっ飛んだ中毒性を持っていやがるぜ・・・・ううううう・・!!」ぶるぶる(あやしげに震える)

セレストおばさん「あははははは。おかしなドスビスカスだよ。あんた、ジャック・ザ・アイランド出身なんだって?あたしら、本当はそこに行く予定だったんだ。どんな所なんだい?」ケナケナケナ(触角を興奮気味にケナケナさせながら聞く)

ファイヤージンガー「原生植物を中心に、世界中からあらゆる種が風やモンスターに乗って運ばれてくる、天然の自然博物館・・・それが俺の故郷よ・・。あんたのような昆虫でも、とんでもなくでっけぇのもいれば、ご先祖と崇めてもいい原生生物もいるんだぜ・・・・なんつっても天空の島には「砦蟹級」のママガーグァがいて、そりゃ~もぉコケラ~コケラ~と・・・・」ZZZZZZZ・・

セレストおばさん「あらやだ。寝ちまった」

ロージー「ごめんなさいね。よっぽど気持ちいいみたい」がさりごそり・・(と、目の前の草原で四つん這いになり採取をしている。ユクモノホルンは巨木に立てかけられている)

セレストおばさん「何か良い物は見つかったかい?」

ロージー「う~ん・・苔はたくさんあるんだけど、漢方に使えそうな草花はなさそう」がさりごそり・・

セレストおばさん「こっちのはどうだい?大家さんの体液をたっぷり吸った世界樹に生えてる龍苔だよ。お前さんのお兄さんの目を治したものさ」キラキラキラキラキラ(巨木の根本に広がる金色の龍苔)

ロージー「そうか・・前回、鉄平君が持ってきてくれたのはこれか・・」ふむ~(と、金色の龍苔を採取していく)

セレストおばさん「今度は何を調合するんだい?また薬かい?」

ロージー「うん・・。龍結核って呼ばれる慢性疾患に効くお薬を作りたいんだけど・・今だに調合素材は見つかっていないの」

セレストおばさん「龍結核ねぇ・・死んだ主人が生きてれば、あんたの力になれたかもしれないけど・・・いっそのこと龍木を削って持っていったらどうだい?」

ロージー「え・・いいの?」

セレストおばさん「あんたやカーブーなら大家さんも喜んで協力するさ。あの「まあるい顔」した子は、龍苔に触ることすら出来なかったけどね」ケナケナケナ(笑ってるぽい)

ロージー「UBUちゃんのこと?」

セレストおばさん「ああ。前に一度、この龍苔に触ろうとしたんだけど、まるでそれを拒むように龍苔が発電してね。きっと営利目的に使おうとした「邪念」を、大家さんに悟られたのさ。なにせ、この世界樹は大家さんの脳と繋がっているんだからね」ケナケナケナ

ロージー「ふぁ・・」(天井を貫く巨木を見上げる。おそらく樹木に生えているであろう無数の枝は、ヤマオモイの脳内で神経とリンクしていると思われる)

セレストおばさん「と言っても、大家さんは自分の体内のことなんて何も知らないんだけどね。きっと大家さんの意志がそうさせているのさ。でも、あんたのように純粋な目的なら、きっと許してくれるはず・・。さぁ、木に触れてごらん」

ロージー「・・・・・・・・・・」スッ・・・

セレストおばさん「感じてごらん。大家さんの「思い」を」

ロージー「・・・・・・・・・・・・」(巨木に触れたまま目を閉じる)

セレストおばさん「どうだい?」

ロージー「うん・・・・脈々と流れる生命のあたたかさが伝わってくる・・。私達が生まれる、何百年も前から生きているんだね・・・」

ぎゅっ(巨木に触れていない方の手にハンターナイフを持つ)

ロージー「少し貰うね」にこ

ぎょりっ(巨木の表面を少し削る)

ロージー「ふぁ・・・・・」


キラキラキラキラキラキラキラ
(削り取った痕が金色に輝いている)


セレストおばさん「あたしも初めて見たよ・・・なんていうか・・・ありがたい生命力を感じるね・・」

ロージー「痛いのかな・・・」キラキラキラキラキラキラキラ

セレストおばさん「あんた・・面白いこという子だね」

ロージー「あ、そうだ!」

ゴインドキッ(立てかけてあったユクモノホルン

ロージー「せぇ~~~の・・!」


プップクプップップ~~~♪
プップクプップップ~~~♪



セレストおばさん「なんだい?笛なんて吹いて・・・・・っびっくり



サワサワサワサワサワ・・!!
(笛を奏でるロージーを中心に旋律効果の波動がまんべんなく放射され、草花が揺れ動く)



セレストおばさん「呼応してる・・・・笛の音に・・?」プップクプップップ~~~♪



ザワザワザワザワザワザワザワ!!
(エリア内の草花がまるで咆哮をあげるかのようにざわめき、激しく揺れ動く)



セレストおばさん「な、なんだい~~!?」プップクプップップ~~~♪


ファイヤージンガー「おりょりょりょりょりょりょりょりょ!!」ビビビビビビビビびっくり(感電するかのように小刻みに震えている)



プップクプップップ~~~♪
プップクプップップ~~~♪

(一生懸命、笛を奏でるロージーの周りでは、草花が共に歌っているのかのように優しく揺れ動いている)



セレストおばさん「・・あの子は・・・一体・・・・・・!?」



ショワワワワワワ・・・・・
(金色に輝く巨木の削り痕が、みるみるにうちに回復していく)



セレストおばさん「なおっちまった・・・」



ホッホッホッホッホッホッホッ
(同時にエリア内にこだまする、謎の笑い声)



セレストおばさん「世界樹が・・・笑ったぁ~!?」



ショホオオオオオオオ・・・・・
(笛の音が止むと同時に、草花のオーディエンスも静かに眠りにつく)



ロージー「ふぅ~~~~~。あ!成功したみたいね♪」(元通りになった巨木を見て安心してる)

セレストおばさん「あんた・・一体、何をしたんだい・・?」きょとん

ロージー「狩猟笛の旋律を通じて、植物と触れ合うことが出来るの♪お兄ちゃん達には内緒だよ♪」てへっ

セレストおばさん「なんとも・・はや・・・」ケナケナケナ・・(触角が疲れきったように垂れ落ちる)

ロージー「世界樹さん。ありがとう。必ずこの龍木の破片を正しいことに使ってみせるね♪」てんてん(巨木とハイタッチを交わすように何度も叩く)

ファイヤージンガー「こらぁ~!お嬢!何しやがった!!」

ロージー「あ、起きた?」

ファイヤージンガー「土からとんでもねぇエナジーが、体中を駆け抜けていきやがった汗せっかく気持ちよく寝てたのによ」ぽりぽり(葉っぱの両手で胴体部(茎)を掻いている)

セレストおばさん「今のショックで、少しは口が悪いのも治ればいいのにね。大家さん達、浮岳龍の体内にいる雷光虫が、特殊な進化を遂げるみたいにね」あははははは

ファイヤージンガー「じゃかぁ~っしゃい!!俺は元々、進化してるの!!あ~痒い痒いあせる」ぽりぽりぽり


あはははははははは(薄暗い体内エリアに笑い声が反響する)


ドゥンドゥンドゥン♪
(洞窟(ヤマオモイの食堂)から、なにやら粋なビートサウンドが聴こえてくる)



ライ夢「っひょ~!!今日もいい感じにクラブみてぇなライトアップになってんぜ!!」(メロメロになってるライ美の肩を抱きながらインしてくる。他の雷光虫達はノリノリな顔で互いに体をぶつけ合ってビートを奏でている)


ロージー「ふぁ・・なんだろうか・・。あれは・・」

セレストおばさん「大家さんの体内ガスを吸って「退化」しちまった、不良息子共さ」ケナケナ(と、やれやれ的な感じで触角を動かす)

ライ美「なにを馬鹿な顔して笑ってたのさ~?教えておくれよぉ~」ドゥンドゥンドゥン♪

ロージー「えとね・・」

ライ夢「んなことよりよ!!マジウケるもん、外で見てきたぜ!!」ドッドッドッドッドッドッ♪(ビート音が鼓動の速さを示すように早くなる)

セレストおばさん「何を見たんだい?」

ライ美「炎妃龍。マジウケる」

ロージー「はぁ?」(訝しげな顔で大雷光虫を見つめる一同)

To Be Continued





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次回「あたちのモンハン日記」ザ・中継ぎ記事はぁ~

12/19(月)0時更新 バベル中学のお友達をご紹介♪PART2

をお送り致します♪ほんじゃあさ!!次回も頭のさきっぽにアイスクリームのコーンを付けて、ユニコーンみたいな顔しながら読も見ようぽけ~けろっけろっ(作者の中でのユニコーンの鳴き声)










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