~水没林南部、原生林エリア内、クルセイダーズ拠点....
拠点ヲ挟ムヨウニ、東西ノエリアカラ、進軍ヲシテキタ敵兵ハ、俺ト信長(マナブモネ)ノ大活躍ニヨリ、撤退ヲ余儀ナクサレタワケデ・・。シカシ戦イハ、コレデ終ワリデハナカッタワケデ・・
劉珍「う~ん」ドウーーーン・・ドガァーーン・・(別エリアから聞こえてくる激しい戦闘音の中、切り株の上にあぐらをかき、地面に「配置されている」木の実や、色が派手なキノコやらを見下ろしている)
一也「にゃ~サムソン。あいつはいつまでああしているつもりかニャ?」ボガァーーーン・・
サムソン「さぁな。だがこれまでも窮地に置かれた戦況で見せるあいつの閃きにより、今まで生き永らえてこれたのだ。信じるしかあるまい?」ドワァーーーン・・
劉珍「っと・・そうするとこうかな」うんしょ(切り株の上から身を乗り出し、下に配列しているヤバゲな色のキノコを取ろうとする)
ずでぇ~~~~ん
(身を乗り出し過ぎてまんまと切り株より「肩から」落下する劉珍)
一也「あれでもか?」
サムソン「火の国での相手は火砕流や人工竜が相手だったからな。久々の「軍団」相手に、心がときめいておるのだろう」
一也「戦乙女の憧憬ってニャ?それじゃあまるでUBUにゃんと同じだニャ」やれやれ
ミッチ「諸先輩方!!東エリアから激しい黒煙が上げっておるっす!!」(木の枝の上に跨り、上空を眺めている)
サムソン「黒煙ということは・・」
劉珍「炭素。燃石炭が不完全燃焼しているんでしょう。つまり、敵火力兵器の破壊を意味している。ということは信長さんの勝ちと・・・そうすると次なる手は・・・」ん~~~(地面に顎をつけながら目の前に敷いた仮想フィールドの駒(木の実)を動かす)
一也「にゃんだ?敵は主力部隊をやられたのに、まだ襲ってくるっていうニャ?」ん~(と屈み込み、一緒になって仮想フィールドを見下ろす)
劉珍「いい質問だ。問題はさ、その主力なのさ。いいかい?このマンドラゴラが今、僕達がいるエリアだ。そして敵さんはこれに対し、西より火竜車部隊を、そして東からは大砲部隊で僕達を攻撃しようとしとやってきた」にょにょ~~(っと、マンドラゴラを挟み込むようにニトロダケを両手に持ち、大げさに接近させる。それを食い入るように見つめるドボルネコヘルムの表情)
一也「大砲部隊で遠距離攻撃を仕掛け、慌てた俺達を火竜車で森ごと焼き払おうって魂胆だったにゃろ?」
劉珍「そう。でもそれを恐暴竜と盾蟹が撃退」こち~んこち~ん(と、恐暴竜と盾蟹の「モンスターアイコン」が描かれた小石で、東西に位置するニトロダケを弾き飛ばしてそこを陣取る)
一也「ほにゃら安心ニャ。このエリアの地盤は硬く、掘り進みにくいのが特徴ニャ。その地の利を得て、地中からの奇襲は心配いらにゃんだ。もちろん、洞穴に避難させている避難民も無事だニャ」(マンドラゴラの背後にアオキノコをそっと置く)
劉珍「敵の狙いはこのマンドラゴラとアオキノコだ。敵は必ずこれを狩りに来る」スッ・・(マンドラゴラの前にドキドキノコを置く)
一也「この部隊はなんニャ?」(ドキドキノコを指す)
劉珍「おそらくは敵の主力砲となる、ニャトリオットミサイルだろうね。それも焼夷弾の」
サムソン「飛翔可能だという遠距離型の砲弾で・・・このエリアを焼き尽くそうというのか・・」ふむ・・
劉珍「今回の敵の進軍をみておかしいと思ったんですよ。今まで僕らを自軍におびき寄せる為、斥候兼の挑発部隊しか放ってこなかった連中が、いきなり出撃してきた」
一也「でもそれはこっちが手薄になったからニャ?」
劉珍「もちろん、それもきっかけのひとつだろう。けど本当のところ、敵の確たる自信は、エリアごと僕らを焼き討ち出来る兵器を手に入れたことにある」ぶすっ(と、ドキドキノコに主砲っぽく小枝を突き刺す)
一也「ということは、両翼から攻めてきた部隊は・・」(転がっているニトロダケを見つめる)
劉珍「囮だね。主砲を射程範囲内のエリアまで運ぶ時間稼ぎさ」ずずず・・(と、小枝の刺さったドキドキノコをマンドラゴラに接近させる)
一也「でもそれニャら、避難民のみんながいる洞穴に逃げればいいニャ」
劉珍「それこそ連中の思う壺、マカ漬けの壷さ。洞穴目掛けてミサイル、ドォ~~~~ン!はい、おしまいってね」
一也「にゃしたら、今すぐ避難民を連れて後退の準備をするだニャ!!」
ミッチ「それが敵の狙いっす」(木の枝上から周りを警戒しながら呟く)
一也「ほにゃら?」
劉珍「そのとおり。焼け野原になったエリアから僕らを「避難民ごと」炙り出し、機動力のある猫騎馬隊で追撃する・・・いくらまさひこ君達でも、避難民を守りながら、猫騎馬隊とミサイル相手に戦うのはあまりにも不利というもの・・あくまでも敵の狙いは「人型」である僕らと避難民の殲滅なんだ」
一也「でも避難民には獣人も含まれているニャ。そこまで苛烈な排斥を・・」
ミッチ「するっすよ。敵の総大将は、あのカレン・アレンなんすよ?」(木の枝の上から遠くの敵を睨みつけている)
一也「・・・・・・・・・・・」
劉珍「そう。敵のカレン隊は、革命の時、君たち聖猫騎士団の中で、最も過剰な殺戮を繰り返してきたジャック・ルー隊の出身だ。もとより彼らに際立った戦略はおろか、戦術なんて存在しない。連中はただ目の前に立ち塞がる障壁を、暴虐非道な人海戦術によって、そのエリアを血の色に染めながら進軍していく。そこにイデオロギーなんて崇高なものはなく、あるのは陰惨な闘争本能だけ・・。僕の帝国軍時代の先輩・・スミス少佐はそんな蛮行の軍隊に、まともな戦術論をもって立ち向かい、悉くその生真面目な信念を打ち砕かれた挙句、命を絶たれた・・。そしてまた、司令官の友人であられるアーモンドラッシュ将軍もまた、カレン・アレンによって討ち倒されたんだ」
サムソン「・・・・・・・・・・・」(腕を組んだまま俯き、黙祷を捧げている)
劉珍「君たちが猛豚軍を革命の灯火と呼ぶように、僕らにとっても彼らは倒すべき仇・・・だから今、ここにいるんだ」ぎゅっ(ドキドキノコを握りしめる)
一也「・・・・・・。ほにゃら戦力の少ない俺達はこれからどうすればいいニャ?」(ぐっと劉珍に顔を寄せて聞く)
劉珍「とは言うものの、今回はその弔い合戦にあらず。残念だけど、今は守るので精一杯だ」がじっ(ドキドキノコをかじっちゃう)
一也「そんな呑気言ってたら、ミサイル部隊が来てしまうニャ!」なぁ~んとかするニャ~(と、劉珍の首をしめる。同時に食べたドキドキノコが外れだったのだろう、毒効果も発動する)
劉珍「慌てるな今下手に進軍してもミサイルの餌食になるだけ・・・そして慌てふためいているところに、遊軍となっている猫騎馬隊が駆けつけてくるに違いない・・」ブクブクブクブク
(猫に首を締められ、挙句、毒により顔が真っ青になっている)
サムソン「だからといっておたおたしとる時間もないぞ?」
劉珍「そうです・・時間の経過は・・敵の進軍距離を縮める・・・そして速さを持つ、次の時間稼ぎの奇襲もまた・・・」ブクブクブクブク・・
一也「奇襲・・?」ほにゃら(毒状態の劉珍の首を放す。「ドサッ」と倒れる劉珍)
ミッチ「敵襲です!!」
サムソン「なに!?進軍音は聞こえないぞ!?」
劉珍「陸の部隊はすでに撃退・・地中も無理・・となれば・・?」ずるずる・・(毒状態で這いつくばりながらサムソンの足首を握ってくる)
サムソン「まさか・・!?」バッ(上空を見上げる)
ヒャオオオオオオオオ!!
(小型竜の翼に似た形状をしたハンググライダーに搭乗した黒子ネコ部隊が上空を飛んでくる)
劉珍「そう・・空・・です・・」ブクブクブクブク
ミッチ「みんな手に何かを持っているっす!!」
劉珍「そしておそらくは・・爆撃・・部隊・・・」カク~~ン(一落ち確定)
「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~
ひょん!ひょん!ひょん!ひょん!
(上空を舞うグライダー部隊の黒子ネコ達が、胸に抱えている爆弾を下に広がる森林地帯に向かって次々と投下していく)
一也「なぁ~んか落ちて来たニャ~~~~」ヒョウウウウウウウ!!
ミッチ「退避っす!!」バッ(木の枝から降りる)
サムソン「このバカ軍師!!大事なことは早う言え~~!!」バッ(慌てて一落ちしている劉珍を担ぎ上げる)
ドガアアアアアアアアアン!!
ボガアアアアアアアアアン!!
(爆破を背景に劉珍を背中におぶり必死の形相で逃げるサムソン。ミッチと一也は肩を組みながら疾走している)
サムソン「こりゃあああああ!!劉珍!!おぬし、こやつらの存在を知っておったのかぁあああああ!?」ボガアアアアアン(劉珍は爆風を受けながら、サムソンの背中でぐったりしている)
劉珍「前に・・偵察に出かけた影丸さんが言ってました・・敵は翼蛇竜の翼をそのまま採用した「ガブラスグライダー」なるものを開発したと・・」ボガアアアアアアン
一也「どうするか教えろニャ~~!!」ドガアアアアアアン
劉珍「さっき言ったように・・避難民の隠れ家に我々を誘導させるつもり・・・だから行っちゃだめ・・」ボガアアアアアアン
サムソン「あほぉ~!!だったら何処に行けという!?」ドガアアアアアアン
劉珍「お忘れですか・・?隠れ家の近くで警護をしている・・彼らの存在を・・」ボガアアアアアアン
サムソン「ほむ・・・・そうか。そうだったな」ドワアアアアアアン
ヒョウウウウウウウウ!!
(三人の進路方向の上空から、一機のガブラスグライダーが大量の爆弾を抱え接近してくる)
サムソン&ミッチ&一也「オ~~ワ~~タァ~~~~」
ボウウウウウウウウウウン!!
(突如、ガブラスグライダーの翼に巨大な火球が衝突して大爆発を起こす)
サムソン&ミッチ&一也「おおおおおおおお!?」
ひょるるるるる・・・ボガアアアアアアン
(翼が炎上したグライダーがクルクル回りながら遠くの森林地区へ降下していく。搭乗員の黒子ネコは慌てながらベルトを外して飛び降り、爆破と同時にパラシュートを開かせ不時着していく)
ミッチ「ハァ~~~助かった・・って、今のは!?」バッ(上空を見上げる)
ギュオオオオオオオン!!
(ガブラスグライダー隊を強襲キックで蹴散らす銀火竜の英姿)
一也「サンダーソニック!!」
芋助「とあああああああ!!」バッ(銀火竜の背中よりひとっ飛び、ガブラスグライダーの翼に乗り移る侍猫)
黒子ネコ「ニャニャニャニャ!?」グラグラグラグラ!!
芋助「きええええええええ!!」ジャキーーーンジャキーーーーン
(ニャン鉄剣で翼をメッタ斬りにする)
黒子ネコ「やめろ~~~~~」バリバリバリバリ
(みるみるうちに裂けていく翼と共に降下していく)
芋助「然らば御免」ビョッ(グライダーから飛ぶ)
ビュオオオオオオオオオ!!
(飛んできた銀火竜の背中に再び飛び乗る芋助。背中には忍び猫の姿も見える)
影丸「皆様!!ご無事で!!」ビュオオオオオオオ!!
ミッチ「影丸殿!!芋助殿!!」
ギュオオオオオオオオオン!!
(二機のガブラスグライダーが爆弾を両手に銀火竜へと迫っていく)
一也「ああ!危ないニャ!!」
影丸「なんの!!せりゃあああああああ!!」ブーーーーーーン(通常のより明らかに巨大なナルガネコ手裏剣を両手でぶん投げる)
ボワアアアアアアアアン!!
(向かってきたグライダーの一機はサンダーソニックが吐いた火球を喰らい、もう一機は巨大なナルガネコ手裏剣の刃を翼に喰らい落下していく)
ミッチ「ざまぁ~ねぇ~っす!!」ヒョオオオオオオ・・(次々とパラシュートで降下していく黒子ネコ達に中猫指を「ダブル」でおっ立てる)
サムソン「よし!このままサンダーソニックに乗って、敵のミサイル部隊を破壊しに行くぞ!!」おお~~~~(と意気込むオトモ二人)
劉珍「それはダメっす」ひょっ(解毒剤を飲みながらサムソンの背中より飛び降りる)
サムソン「はぁ~~~~!?なぜだ!!」ボガアアアアアアン(怒れる顔の背後で爆破が起こる)
劉珍「ご覧の通り、敵の爆撃隊はまだ数が多いです。ここはサンダーソニック達に相手をしてもらい、その隙に今度は我らが避難民の警護にあたりましょう」
サムソン「なに!?それでは敵のミサイル部隊が到着してしまうぞ!?」フォンフォンフォンフォン!!(上空を捉えながら煌黒堅縋を片手でぐるぐると回しだす)
劉珍「この勝負は、僕とカレン・アレンとの見えないデュエルなんです。ならば手持ちのカードをフル活用するまで」ブオーーーーーーン(サムソンが上空に向かって鉄槌を投げ飛ばす)
ミッチ「じゃあ、ミサイル部隊には・・?」
劉珍「与えられた時間はカレン・アレンも僕も同じ。勝負を決するのは速度で、障害となるのはその上に敷かれた距離・・・直に到着する予定なんだが・・・」バギャアアアアン!!(上空でハンマーの旋回により撃墜されたグライダーが落下していく)
ドスーーーーーーン・・!!
ドスーーーーーーーーン!!
一也「お~!?この地鳴りは!!」ドスーーン!!(地面より浮き上がるほどの振動)
劉珍「間に合った!!」
ドスーーン!!ドスーーン!!
(頭にバギィネコヘルムを被った獣人を乗せた巨大な尾槌竜が森林を掻き分けながら怒涛のエリアインをしてくる。奇妙なのは背後に見える尻尾の尾先が、スパイク状の鉄球になっていることだ)
グランカッサ「待たせたなぁあああああああ!!!!」ドガアアアアアン(背中に爆弾を食らうも微動だにせず進軍を続ける尾槌竜)
サムソン「別エリアの警護だったのでは!?」パシッ(旋回しながら帰ってきた鉄槌を難なくキャッチする)
劉珍「垂皮竜達を残してあります!オルタロス偵察部隊を伝令に、救援に来るようお願いしておいたんですよ!!」お~~~~い(手を振っている)
マクシミリア「軍師殿!!敵部隊は何処に!?」ドスーーーーーン!!
ミッチ「伯爵!!」
劉珍「このまま直進で!!蹴散らしてやってください!!」ドスーーーン!!(横を通り過ぎていく装甲車のような尾槌竜)
グランカッサト伯爵ノ登場ニヨリ、戦イハ、最終局面ヲ迎エタワケデ・・。
母サン・・。渓流ノ「セセラギ」ガ、懐カシク感ジル今日コノ頃デス。
グランカッサ「承ったぁあああああああああ!!!!」ボガアアアアアアン(その咆哮の音撃により、上空のグライダー隊が持つ爆弾が暴発する)
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次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはさ!?
4/18(火)0時更新 「まさひこからの手紙/PART4」
をお送りいたします♪ほいだらさ!次回もキノコを頭に乗っけながら、まさ君達をみんなで応援しよう
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「まさひこからの手紙/PART3」
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