~ユクモ商店街、釜飯専門店「禅」....
ワイワイガヤガヤ
(ランチ時で混雑している店の中、二人用のこじんまりした窓際席に腰を下ろしている農作業Xシリーズの男と、ロックラック装備の小娘)
ロージー「はぁ・・もう全然ダメ。なぁ~んの進展もなし」ぐたぁ~~(とする頭には「ブーケ状態」のドスビスカスの相棒の姿も)
ファイヤジンガー「昨日も徹夜で調合だぜ?よせって言ったのによ。おかげでこいつの目の下、クマだらけだ。そのうち、ナルガみてぇに目の周りが真っ赤になっちまうかもな」んもぉ~~(と下で怒ってるロージー)
ポール「龍結核を治療する薬か・・・それで?何か成果はあったかい?」ずずず・・(温泉マークが入った湯呑みで粗茶を飲む)
ロージー「さぁ~っぱり鎮痛・鎮静作用を強める為に、ネムリ草とマヒダケの成分をたくさん入れてみたんだけど、ぜぇ~んぜんダメ」はぁ~~
ファイヤジンガー「依存性が強くなり過ぎちまって、「新種のドラッグ」を開発しちまったんだと。暗黒商会の連中が聞いたら、スカウトしにくるかもな。きっと」やれやれ(ロージーの桃色の髪の毛より葉っぱの両手を出して「やれやれ」ポーズをキメる「ちいちゃい」ドスビスカス)
ポール「向精神薬と龍結核を治す特効薬は、紙一重ということか・・」ふむ・・
ロージー「言い切れないよ。あたしの医療知識と、調合法がまだまだ未熟なだけ。今ならラオシャンロンの突進に頭から轢かれたい気分」はぁ~~~~~
ポール「君はよくやってるさ。あまり寝てないんだろ?しっかり食べて元気をつけないと」(テーブル上のでっかい釜飯を勧める)
ロージー「リックさんのことを思うと夜も眠れないの。健康なあたし達はすやすや眠れるけど、リックさんはそうじゃないもの。咳のせいで、良い夢だってナイトメアになりかねない毎日・・・それも何年も・・・」
ポール「・・・・・・君は本当に心の優しい子だ。弟が少し羨ましいよ。それに比べ、俺は何をやっているんだか・・・」こんな服着て・・
ロージー「ポールさんは仕方ないよ。ギルドの依頼でハンターが足りないユクモの警護にあたってくれているんだもの。それに観光客もたぁ~くさん連れてきてくれたし、村長さんだって、UBUちゃんだって、村のみんなだって、みぃ~~~んな感謝してるよ。リックさんだって、そんなお兄さんをきっと自慢に思っているはずだよ」にこ
ポール「・・・・ありがとう。君といると心が救われるよ。本当に、お母さん・・・ローズマリアさんにそっくりだ」にこ
ロージー「あたしなんてまだまだ。ママの頑張りに比べたらね」ぐたぁ~~~~
ポール「納得がいくよ。リックの担当医だった、あの天使のような看護婦さんが、君のお母さんだったとはね・・。俺は数回しか会ったことがなかったけど、見舞いに行く度に、リックが嬉しそうに彼女の話をしていたのをよく覚えている」
ファイヤジンガー「おふくろさんが逝っちまった時、えらく落ち込んだんじゃねぇの?」(少し心配そうな声色で優しく問いかける)
ポール「うん・・・。ローズマリアさんが亡くなって以来、リックの口からは一度も彼女の話は聞いていない。暫くは食事も喉を通さなかったようだが、あいつだって立派な大人だ。病気と同じように、乗り越えなければならない事が人生にはたくさんある・・・なんて偉そうに助言したことも覚えているよ」
ロージー「・・・・・・・(そうだよね・・ポールさんほどの洞察力をもった人なら、実の弟さんが好きだった人のことを分からないわけないか・・・。ママ・・・どうして死んじゃったのよ・・!)」つぅ・・・(テーブルで寝ている少女の頬を涙が伝っていく)
ポール「・・・・・・・・・。さぁ!とにかく君は食べて!ジンガーには・・厳選水がいいかな?取ってくるよ」ガタン(席を立つ)
ファイヤジンガー「良い奴だよな・・。ポールって。絶対」
ロージー「うん。パパに負けないくらい素敵な男の人だよ。よし!こうなったらやけ食いだ!!」クッ(涙を拭い、釜飯を手に取る)
??「食べ過ぎは良くないわよ?太ったら、あんまんダイエットを教えてあげる」
ロージー「ん!?この如何にもあんまんの皮をフィルターに通したような、傲慢かつ邪険な声色の持ち主は!?」いいから、早く食えよ(とジンガー)
UBU「ひょっひょっひょっひょっひょっ」
夜叉亥「ブオホッホッホッホッホッホッホ」
ロージー「なにしてるの?変わり者同士で」カツカツカツカツ(釜飯を口にかっこみながら「丼越し」に疑念の上目遣いで変人二人を見上げる)
UBU「あんたこそ。ポールさんと何を密談してたわけ?言わないと、その釜飯のキノコ、全部「毒テングダケ」に変えるわよ?」ガタン(まるで輩のように肩を組みながら横に腰を下ろすあんまん女)
ロージー「お薬の話。健康だけが自慢のUBUちゃんには関係ないでしょ」ぷいっカツカツカツカツ
UBU「お薬?ポールさんどっか悪いわけ?」みょ~~~(とロージーの頬を引っ張る。そのままムスっとしながら釜飯を喰らい続けるロージー)
ファイヤジンガー「ナッハッハッハッハッ。ポールの話になると、ずいぶんムキになるな。お嬢さんは」むんずっ・・ぽぉ~~~いあああああああ・・・・・(言ってるそばからUBUのお手に掴まれ、悲鳴と共に店内の奥へと投げ飛ばされるドスビスカス)
ロージー「ちょっと!!なんてことするのよ」
UBU「どっか悪いの?ポールさん」じーーーーーーー
ロージー「・・・・・・・・。弟さんの話だよ」ぷいっ
UBU「・・・って確か、病気でロックラックにいるっていう?」
ロージー「そう。龍結核なの。関君や雪左さんと同じ・・・あたしのママと同じ病気なの」
UBU「・・・・・・・ごめん・・」へこり
ロージー「・・・・・・いいけど。二人こそ、デートでここに来たの?」カツカツカツカツ
夜叉亥「俺はこいつに用事があってな。ついでに売上金を取りに来た」
ロージー「そっか・・ここのオーナーって、あのおばあさんなんだっけ」マフィア系列の釜飯店か・・
UBU「あとね、コニーに話があって・・・いたいた!」
コニー「お待ちどう様にゅ~♪気まぐれ椀方の「どうでもいいだし香るお吸い物」、お持ち致しましたにゅ~♪」わぁ~~ほんとにどうでもいい匂いだぁ~♪(と、お席さんの声)
UBU「売る気ねぇんか、あいつ(椀方)め・・って、コニー!!」
コニー「おや、UBUさん。こんにちわにゅ」へこり
UBU「そんなに改まって「へこりかまさなくて」いいから。あなたに話があるの」
コニー「にゅにゅ?」(まんまるな瞳で顔のまあるい女を見つめる)
ポール「よぉ、UBU。休憩時間はまだだぞ?」(水が入ったコップと、頭に「ぐだっ」としたドスビスカスを乗せてやって来る)
UBU「催促しにきたんじゃないの。コニーに約束をしに来たの」
コニー「ふにゅ・・・約束?」はて
板長「コニー!!三番テーブル様の注文出来たぞぉ~!!」(釜飯を両手に摘んだ巨体の板長(推定三メートル)が奥から声をかけてくる。今日もねじりはちまきがしめ縄のように太い)
UBU「っせぇ~ぞ!!料理ぐらいてめぇで運べこの木偶の坊が!!」(慌てて三番テーブルにへこへこしながら料理を運ぶ巨体な板長)
ロージー「UBUちゃん。コニーさんにお話って、なぁ~に?」カツカツカツカツ
UBU「・・・・・・・・・・・」ちら
コニー「??」キラキラキラ・・(かしこまった猫手、左薬猫指にはめている、肉球型のでっかいエメラルドグリーンの宝石が装飾された婚約指輪が輝いている)
UBU「あなたにその婚約指輪をくれた人・・・ロイ・ファウラーが投獄されているらしいの」
コニー「ロイが・・!?」
UBU「約束する。あなたの旦那さんは必ずあたち達が救い出してみせる。そして一緒にユクモへ帰ってくる」
コニー「UBUさん・・・・」
ロージー「ちょっと待って。それって、UBUちゃんも水没林へ行くってこと?」
UBU「その為の契約を、これから交わしに行くのよ♪」ぺしぃ~~ん(通りがかった板長のでかい背中をおもいっきりひっぱたく。「痛っ!」と背中でリアクションしてみせる板長)
コニー「??」にゅにゅ??
UBU「あ、それから。これからは萌え袖よ♪」フフ~~ん(撫子【蕾袖】を自慢げにそうしてみせる)
コニー「????」にゅにゅにゅにゅ??(と袖を伸ばして真似してみる撫子アイルー)
「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~
~ユクモ、あたちファーム....
あははははははははは♪
(畑の上に雷狼竜の姿はなく、チェルシーと静香をはじめとする子供たちだけが、「お砂遊び」をして楽しんでいる。その光景の背後に見える御神木の下では、緑、ピンク、黒の撫子装備を着た女子三人組が腰を下ろして何やら雑談をしている)
ヨッコ「霊峰に向かった?」
コノハ「はい。なんでも大禍津様は警部の恩師にあたられるとかで・・。出発前にご挨拶にと先程発たれました」
ナズガ「光蟲のエージェントと、ビーさんも一緒にです」ふぁ~~あ
ヨッコ「ちぇ。あたしも間近で見たかったのに。喋る雷狼竜・・」む~~
コノハ「遅番をいいことに、お昼間まで「ぐうたら」寝てるからですよ・・ひゃああああ」ぶすっ
(陽子の指が耳の中に突っ込んでくる)
ヨッコ「それで?ここ(農場)の主(UBUちゃん)も一緒に行ったの?」ふぅ~~(コノハの耳に入れた人差し指をガンマンのように吹く)
ナズガ「UBUさん達は、猪のお面被った「変な人」と一緒に出かけて行きました」ふぁ~~あ(と、その場で横になって寝ようとする)
ヨッコ「ふ~~ん。それでみんなして暇してるってわけか」あはははははは(畑の土をひっくり返して遊んでいる子供たち。ポールが帰ってきたら愕然とするに違いない)
クサッチーニ「お~~~~~い」(橋を渡り、農場エリアに「イン」してくるユクモシリーズの「一応」上位ハンターと、上半身裸のアームレスリング平川)
ヨッコ「残念。雷狼竜を見に来たなら、もうここにはいないわよ」ん~~~♪(と猫みたいに甘えながら陽子に膝枕してもらうナズガ)
アームレスリング平川「違うんだ。今しがた、村の中にガーディアン達がたくさん入ってきたんだ。何か事件があったのか?」
コノハ「ご安心を。彼らは都市から派遣されてきたギルド直属の警備兵です♪」
クサッチーニ「警備って、なんでまた?」
ヨッコ「あんた達だけじゃ、あまりにも不安だって、村長さんが♪」ぎゃはははははは(と、膝もとで笑うナズガ)
コノハ「それは冗談として、どうやらUBUちゃん達も旅立つようです」
クサッチーニ「旅立つって、何処に?」
コノハ「水没林ですよ。いろいろ問題がある・・って、休憩時間終わっちゃう集会浴場に戻って、ササユさんと交代しなくちゃ!」がばっ
クサッチーニ「平気さ。ササユさんなら、それくらいで怒らないだろ?」
コノハ「そう思いますよね?あたしもそう思って「何回も」交代に遅れていたら、ついにササユさんの逆鱗に触れてしまったんです。遅刻したのを謝ったら、「別に気にしてないわよぉ~♪(ササユの真似する)」って言いながら差し出してくれたお茶を覗いてみると、なんと中が殻だったんです!それってきっと、「遅刻するお前なんかにいれる茶はない。自害して贖罪を示せ」の暗喩に違いありませんそれじゃあ!!」ひええええええ(と、叫びながら農場エリアを出て行く)
ヨッコ「あの子(ササユ)、たまにおっちょこちょいだからね。深読みし過ぎ」うんうん(と膝もとのナズガも同意する)
クサッチーニ「なんにしても・・・」
あははははははははははは♪
(畑の土を「全面的」に利用して、どでかい「ツムツム型のズワロポス」を作り出す子供たち)
クサッチーニ「今日もユクモめかしい光景だ・・」ふぁ~~あ・・ばしぃ~~ん(調子にのって自分も陽子の膝枕にあやかろうとするも、すぐに容赦のないビンタを食らうクサッチーニ。それを見て「豪快に」笑うアームレスリング平川の口の中に小虫が侵入していく。すぐにむせて吐く平川という一連のコンボ)
ナズガ「また・・UBUさん達と少しお別れか・・・」(広大な青空をしみじみと眺める)
あははははははははは
~渓流非狩猟地区、夢幻如来衆の本堂....
こわぁ~~~~~~~~~ん・・
(ありがたいお鈴の音が響き渡る立派な外陣の中央で、ふかふかの座布団の上で正座をしている紫色の袈裟を纏ったちいちゃいばあちゃん(ネコバァタイプ)を囲うようにUBU、ポール、ロージー、夜叉亥が腰を下ろしている。豪壮な内陣前では、フラワーと鉄平がご本尊を祀っている「金ピカな」厨子(仏像などを祀る為に作られた二枚とびらの開き戸がついた物入れ)や仏具、それらを囲う装飾品を「口を開けて」眺めており、いつもの通り、おおきめのお鈴の中はバステトが独占している)
バステト「にょほほほほほほほ♪」こわぁ~~~ん(ご満悦な表情でお鈴の中から頭だけ出し、中から叩いて音を鳴らしているようだ。ほのかな振動が心地よいらしい)
鉄平「ひよこ寺と違って、ここの仏像共はどいつもこいつもおっかねぇ顔してんな」(鉄平が見上げる仁王像みたいにおっかない顔した像は、左手に火竜の首を掲げ、右手にランスを携えている。当然、上半身は裸である)
フラワー「それより、あんなに顔を寄せ合って、なんの密談かしらね・・」ひそひそひそ(と、顔面を寄せ合い密談を交わしているUBU達を見つめる)
鉄平「他人に聞かれちゃまずい話だからだろ?」ちょんちょん(肉球で金ピカの仏像を触る。どうやら自分の手で触らないと気がすまないようである)
ひそひそひそひそ・・
(一方、邪羅尼を中心に顔面を寄せ合いながら囲んでいるUBU一行)
ポール「・・・・・・・(う~~ん。こんなに簡単にクルセイダーズと夢幻如来衆の会合に参加出来るとは・・。両勢力のセキュリティにも問題があるのか・・?)」ひそひそひそひそ
鉄平「どうでもいいけど、俺は早く一也達に会いてぇよ。なぁ~~バステト♪」こわぁ~~~ん(と、お鈴で返事をする我が子)
フラワー「ちょっと!バステトを戦地に連れて行くつもりなの!?」
鉄平「だってお前も行くんだろ?バステトだけ村に残しちゃ可哀想だろ?なぁ~~♪」こわぁ~~~ん
フラワー「ネコバァさんがいるじゃない!絶対、反対だからね!!」シャアアアアアアア(と猫みたいに怒る。いや猫だから)
邪羅尼「それじゃあ、村の警護は既にギルドが請け負ってくれたというわけだね?」
UBU「いえ~すいえ~す。村長さんもいえ~す」
邪羅尼「それならば話は早い。お嬢ちゃん。あんた早く水没林へ向かう出発をしな」
UBU「む?なぜして勧めるか?」
邪羅尼「余計な詮索は抜きだ。あんたにクエストを依頼したい」
UBU「・・・・・聞くだけ聞いてやるわ」ふん(鼻をほじる。もちろんスクリュー方式で)
フラワー「絶対ダメ!!我が子を危険なフィールドに連れていこうなんて、あなたどうかしてるんじゃないの!?」こわぁ~~~ん
鉄平「うるせえ!!我が子を護れずして、何が父親だ!!村に置いてけぼりにして、その間にカーブーみたいな不良になっちまったらどうするんだ!!家(カーブーんちの実家)には、あの玄竜だって「毎日」いるんだぞ!?」こわぁ~~~ん
フラワー「ダメったらダメ!!バステトはまだ赤ちゃんなんだから!!」こわぁ~~~ん
鉄平「赤ちゃんなもんか!!バステトは立派に「フミフミ」も出来るレディーなんだ!!そうやって親ばか一直線で過保護な育て方が、都会の獣人みたいな「やわな猫」を社会に放置する要因になるんだ!!連れていく!!俺の英姿を娘のどんぐり眼に焼き付けてもらうんだ!!」こわぁ~~~ん
フラワー「わからず屋!!」ばしーーーーん(渾身の猫パンチを配偶者の頬に食らわせる)
UBU「オクサーヌ・ヴァレノフの暗殺・・・・」
邪羅尼「そう。既に凍土は精鋭を率いて水没林に向かったという。連中が戦地で何をしようと知ったこっちゃないが、その騒動にかこつけて、凍土の頭取が消えちまえば、あたしらとしては一石二鳥なんだがね・・・報酬ははずむよ?」
UBU「・・・・・・・・・・・・・」
邪羅尼「聞けば、お嬢ちゃん。お前さんは既にあの子と遭遇してるっていうじゃないか。しかも先の学園での騒動では凍土に牙を剥いたとも聞いている・・。あの子がいなくなれば、ひとつ大陸の脅威が減ることは誰がみても同じ・・。それはお前さん達、クルセイダーズにとってもそうだろ?しかも、あんたがオクサーヌを討伐したと大陸中に知れれば、今度は凍土に変わって、みんなお嬢ちゃんを畏怖するようになる。砂漠の艦隊とて、簡単にはユクモに手を出さなくなると思うがねぇ・・・」
ポール「・・・・・・・・・(邪羅尼のクエストには筋が通っている・・。エヴァーウィンターナイツのリーダーを消せば、各フィールド勢力ならず、ギルドの不安解消にも繋がる。それをUBUが成し遂げたとなれば、彼女は一転して英雄になるだろうが・・・果たして、ナイツにも正式な暗殺指令が下されないほど、難易度なミッションを彼女が受けるのか否か・・・・)」ちら
UBU「やんない」ぷいっ
ポール「・・・・・・・・・・」ふ~~~~
フラワー「バステトにもしものことがあったらどうするの!?」ばち~~~~~んばち~~~~~ん
こわぁ~~~ん
鉄平「村に置いていって、何かあるより対処はすぐに出来る!!」こわぁ~~~ん
フラワー「それがいい加減だっていうの!!何かあってからじゃ遅いのよ!?」ばち~~~~~んこわぁ~~~ん
鉄平「ある前に防ぐ!!それをするのが親である俺とお前の使命だからだ!!」ガシャーーーーン(興奮して隣りにあった仏像をぶん殴って破壊してしまう)
邪羅尼「別に早急にというわけじゃあないよ?サブクエ程度に、頭の中に留めておいてくれればいい。それとも、オクサーヌ相手じゃ、さすがのお嬢ちゃんも気がひけるかい?」
UBU「それはあんたでしょ?人の手を借りないで、自分でやれば?」
邪羅尼「・・・・・・・・・・・・・・」ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・
ポール「・・・・・・・(痛いところをつかれたな・・。さぁ、どうする?黒衣の宰相さん・・)」ちら
邪羅尼「あたしゃ年でね。戦地に行くほど若かぁ~ない。それじゃこれはどうだい?サブクエでもいいから引き受けてくれたら、戦力として、この夜叉亥、そして破斎をあんたのオトモにつけてやる。二人を目標達成に使うも良し・・自軍の客将として迎え入れるも良し・・・。悪い取引じゃないと思うが?」
UBU「とかうまいこといっちゃって。自軍の兵力を損失せずに、あたち達を護衛に二人を現地偵察に送るつもりね?いいわけ?あんたにも自己主張の権利はあるのよ?」(隣の猪法師に向かって言う)
夜叉亥「私は邪羅尼様に忠実だ。その為にこの生命は存在する」ブホッ
UBU「つまんない人生。別に目標が達成しなくてもいいのなら、二人を借りてあげてもいいけど?もちろん、しっかり働いてもらうわよ」
邪羅尼「クエストは継続だ。例え、今回達成出来なくともね。あたしとすれば、別にお前さんの手でオクサーヌが消えなくたっていいんだ。現地であたしと同じように知恵をめぐらせ、腕のたつ、お前さんなら信頼が出来る。依頼した理由はそれだけだ」
UBU「・・・・・・・・・・・・・・・」う~~~ん
ポール「・・・・・・・(さすが交渉には長けているな・・。利害が一致の上、リスクも無ければ、援軍も貰える・・・断る道理はないが・・・)」
フラワー「馬鹿言わないで!!無茶苦茶言うなら、あなたとバステトだけ残ればいいわ!!」ブーーーーン(厨子の中に祀ってあるご本尊(観音像っぽい金ピカの仏像)をぶん投げる)
鉄平「前回、猛豚にいいようにされて頭にきてるのはお前だけじゃねぇんだぞ!!」かこぉ~~~~ん(飛んできた観音像をでっかい「りん棒」で打ち返す)
フラワー「だからって、どうしてわざわざ危険な真似をするのよ!?」ぶち~~~~んブーーーーン
(今度は天蓋(本堂でよく見る、厨子の上に吊るされている金ピカした笠状の仏具)を悔しさのあまり引きちぎり、更には手元にあった木魚をぶん投げる)
鉄平「おめぇも龍之に嫁いだのなら分かるはずだ!!革命の灯火を消す仕事は、その発端者の子であるバステトにも責務が・・・・あるからだぁああああああああ!!!!」かきぃーーーーーーーーん(木魚を打ち返す)
フラワー「!!!!」ひゅおおおおおおおおん(フラワーの頭上高く「本堂バックスリーン(結界)」を突き破って飛んで行く木魚)
UBU「いいわ。引き受けてあげる」
ロージー「いいの?UBUちゃん。だって相手はすごくこわい人なんでしょ?」
UBU「子供の形をしたね」かはっ!(と痛快に笑い飛ばす邪羅尼)
邪羅尼「さすがだ、嬢ちゃん。月光!あれを持ってきな!」
月光「だす」すててててて(何かおせち料理のような重箱を持って参上する。道中、息切れをしながら睨み合っている龍之夫妻の横を通ってくる)
UBU「なに?落雁ならいらないわよ?」固いし。粉っぽいし。。
邪羅尼「ばかもん。戦争にはいくらあっても足りんものじゃ」ほれ(と、月光より手渡された重箱をUBUに渡す)
UBU「ん~~~~~?」ばこん
ロージー「煙が出てきたりして♪」しかも毒の
UBU「おおおおおおおおおおお」
ロージー「なになに?」ひょっ(覗く)
きらきらきらきらきらきら
(重箱いっぱいの金塊が入っている)
ポール「こ、これは・・・!!」きらきらきらきら
邪羅尼「前金だよ。成功したら、これの倍はやろう」
UBU「後で返せなんて言わないでよね」きらきらきらきら(隣では金塊を手にとって感極まっているロージーとポールの姿が)
邪羅尼「これで如来衆とクルセイダーズは名目上、同盟を結んだということだ。期待しているよ、お嬢ちゃん・・」クックックックックッ
UBU「またひとつ、つまんないサブクエが増えたか・・」やれやれ
鉄平「UBU!とっとと水没林へ行こうぜ!!」(そう息巻くドボルネコヘルムは配偶者の度重なる猫パンチを受け、かなり「いがんで」しまっている)
フラワー「革命の灯火を・・・猛豚とニャン=ジュストの野望を止めましょう!!」(ピースしてるバステトを抱いている)
ロージー「ふぁ・・なんかすんごい気合入ってるね」
UBU「いいんじゃない?それはそれで」にこ
ポール「UBU。俺もお願いがある」
UBU「ほえ?」ぱちくり
ポール「俺も水没林に連れて行ってくれ」
UBU「え・・・」
ポール「理由は単純だ。俺もユクモのハンターとして、この一連の騒動を見届けたい。それだけだ。絶対にお前の力になってみせる」
UBU「ポールさん・・・・」
ロージー「あたしも、とぉ~~ぜん、行くからね。久しぶりにみんなにも会いたいし、だいたい、あたしの「笛」なしじゃ、勝てっこないもんねぇ~♪」すりすり(UBUの肩に顔面を擦り付ける)
UBU「ロージー・・・・・うん!みんなで行こう!!」おおおおおおおお!!
ファイヤジンガー「ちょっと待った!!」(ブーケ状態になってたドスビスカスが突然口を開く)
ロージー「なによ。一致団結で盛り上がってるのに。水を差さないでよね、って、お水を差して欲しいの?」(と、頭上のドスビスカスのブーケを見上げる)
ファイヤジンガー「なんか忘れてねぇか?」
UBU「え?」
ファイヤジンガー「クソ兄貴」
UBU「え?」
ファイヤジンガー「呼んでやれよ。一応、仲間だろ?」
UBU「え?」
ロージー「さぁ!!クルセイダーズ出発よ!!愛の汽笛と共に!!」ぷっぷくぷっぷっぷ~~~♪(角笛を吹き散らかす)
フラワー「頑張りましょう、鉄平」たしっ(握手を交わす)
鉄平「ああ。俺たち、親子三人の力で、今度こそ終わらせてやる!!」
バステト「はぁ~~ぱぁ~~~♪」ぱちぱちぱち
ぷっぷくぷっぷっぷ~~~~♪
(ロージーが高らかに角笛を吹く横で、UBUはまだジンガーが言った人物が誰か分からない素振りをして見せている。ポールはそんなUBUが持つ重箱を物欲しそうに見つめおり、邪羅尼と夜叉亥と月光は揃ってお茶を黙って飲む中、鉄平とフラワーは我が子をなぜだか胴上げしている。こんな「ユクモめかしい光景」とはよそに、着々と決戦の日は迫りつつあるのであった....)
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次回「あたちのモンハン日記」ザ・中継ぎ記事はさ!?
10/23(月)0時更新 なんも!なんも決まってるわけがない
をお送りいたします♪だらばさ!!次回も豪快にスピーンかましつつハンドスピーンかましながら読も見ようよそれが出来たら立派なYouTuber?
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「愛の汽笛と共に!!」の巻
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