オオオオオオオオオオオオ!!
(荒廃した湿地帯エリアに無数の怒号が轟く)
シャアアアアアアアアアア!!
(東からはライアン(両角が垂れ下がった砲弾型の兜(眼鏡状の顔当て付き)を深く被る蛮族猫)率いる足軽猫蛮族部隊が、兇器を振り上げながら二足走行で突進していく)
ウミョオオオオオオオオオ!!
(西からはドラモンド率いる猫騎馬隊が憤激の地鳴りを起こしながら突撃していく)
MOVEMOVEMOVE!!ガシャーン・・!!ガシャーン・・!!
(北からはアサルトボウガンを構えたブラックアーミーが進軍を開始し、その後方からは緋鳶合金製のカノン砲型ヘビィボウガンをしゃがみ撃ちの体勢で構えるクイーンを乗せた不気味な鬼狩蛛が、甲殻種らしく両手を蟹のように掲げながら続いていく)
うらぁああああああああああ!!
(以上、三方向からの敵を迎え撃つは、ハンター、獣人、モンスターの三種からなるユクモクルセイダーズであった!!)
サムソン「彼奴等め!!策を捨て、混戦に持ち込む気だぞ!!」
グレンジャガー「上等だぜ!!力押しでモンスターに勝てると思ってるのか!?殺せるもんなら殺ってみやがれぇえええええええ!!!!」ボギャアアアアアアアア(激昂の咆哮をあげる迅竜の両サイドには屈強な大猪と巨大な尾槌竜の姿も)
一也「鉄平!!ここではお前がリーダーニャ!!号令するニャ!!」ガシッ(隣に並ぶ同じドボルネコヘルムを被った獣人戦士と拳を叩き合わせる)
鉄平「三種共存の絆と誇りに誓って!!必ず生きてユクモに帰ろうぜぇえええええええ!!!!」ウガアアアアアアアアア!!(鉄平が左腕に装着する円盾に記されたユクモのエンブレムが光ると共に、怒涛の出撃を開始するクルセイダーズ)
「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~
ウオオオオオオオオオ!!
(雄叫びと咆哮が交差する四部隊の中央では、フラワーとカレンが壮絶な一騎打ちを繰り広げている)
カレン「最高のフィナーレじゃないか!?安心して死にな!!」ズオーーーーーーン!!(燃え上がるアグナネコランスを振りかぶり、渾身の一突きを浴びせる)
フラワー「あなたこそ、お仲間に轢かれないように!!」ブワッ(身に纏っている赤いユクモノマント【光風】を広げ、闘牛士のように槍先をいなしてみせる)
鉄平「フラワぁああああああああああああ!!!!」ドスンドスンドスンドスン!!(前進していく迅竜の頭に飛び乗って加勢しにいく)
カレン「英雄気取りの旦那に言ってやんなよ!?棺桶を持ってきなってな!!」ズオーーーーーーーン!!
フラワー「それって、あなたが入る為の?」ション(神速の側方回避をもって槍先から逃れる)
ドラモンド「姐さぁあああああああん!!加勢しまっせぇえええええええ!!!!」ズドドドドドドドド!!
フラワー「ほら、意地を張ってないで。素直になれって、素敵な彼が言ってるわよ♪」シュオン(合金素材のにゃんにゃんぼうを右手に振り上げながら、カレンの背後に回ってくる)
カレン「うるさいってぇええええええ!!!!」ガイーーーーーーーン(炎を纏ったランスでフラワーの一撃をガードすると同時に怒りの火花が飛び散る)
鉄平「フラワーにはこの俺がついてるんだぁあああああああああ!!!!」ブーーーーーーーーーーン!!(円盾を回転させながらぶん投げる)
ショルルルルルルルルルルル!!
(高速回転する円盾がカレン目掛けて飛んでいく)
カレン「ちっ!!」ショーーーーーーーン!!(咄嗟に屈んだカレンの頭上を高速で通り過ぎていく円盤)
ライアン「殺せぇえええええええええ!!!!」シャアアアアアアア!!
フラワー「もう一人の彼に」カーーーーーーーン(飛んできた円盤を鉄製のにゃんにゃん棒で打ち返し、角度を変える)
ギョルルルルルルルルルルルル!!
(足軽猫蛮族部隊と共に突進してくるライアン目掛けて飛んでいく円盾)
ライアン「小賢しいわ!!!!」ギャーーーーーーン(飛んできた円盾を幅の広い両刃で難なく弾く)
ズカアアアアアアアアアアン!!
バキイイイイイイイイイイン!!
ダギャアアアアアアアアアン!!
(弾かれた円盾は、北より進軍してきたブラックアーミー一人に当って跳ね返ると、次々と同じ動作を繰り返しながらその仲間達を次々と薙ぎ倒していく)
鉄平「これぞ猫式ピンボールってね♪うおっ」チューーーーーーーン
(弾丸がヘルムの頭上をかすめて飛んでいく)
どてっ(迅竜の目の前に尻もちをついて落下する鉄平)
グレンジャガー「くるぞ!!」
シャアアアアアアアアアア!!
(足軽猫蛮族部隊と猫騎馬隊がそれぞれ東西より、中央のフラワーとカレンを迂回しながら突撃してくる)
鉄平「いっ」
ドラモンド「過去のヒーローはすっこんでなぁああああああ!!」ブーーーーーーーーン!!(渾身の力を込めて長槍を投擲する)
ライアン「その首貰ったぁああああああああああああ!!」ブオオオオオオオオン!!(こちらも負けじと両刃剣を振り下ろす)
バキーーーーーーーーーーーーン!!
(飛んできた長槍を受け止めるや否や、目前で振り下ろされたライアンの一撃をパリィで返すドボルネコ戦士)
ライアン「ぬおおおおおおおおおお!!」グラッ
ガアアアアアアアアアアアア!!
(牙を剥いた迅竜が、たじろいだライアン目掛け、即座に喰いかかる)
ガシーーーーーーーーーーン!!
ブーーーーーーーーーーーン!!
(ライアンを全身ごと噛み砕き、そのまま首をスイングして遠くに放り投げ、襲い掛かってくる足軽猫蛮族部隊と激突するグレン)
ドラモンド「こっちも突撃だぁあああああああああ!!」ズドドドドドドドド
カーーーーーーーーーーーン!!
(突如エリアに鳴り響いた雷轟のような発砲音と同時に、後方へ大きく吹っ飛びながら落馬するドラモンド)
鉄平「!?」バッ
アラン「副将、討ち取ったり・・。なんてな」カシャーーン(伏射姿勢で対物ボウガンのスコープを覗いたまま実に素早く、かつ冷静沈着にリロードする歴戦の獣人狙撃手)
ロージー「みんなぁ~!!愛の汽笛と共に暴れてきなさぁ~~~~い!!」ファ~~~フ~~~~♪(化け鮫に跨りながらユクモノホルンを全身全霊で奏でる)
彭関越「なんか言ってることがめちゃくちゃずら」ずんがずんが(と、右腕に「シャークキング」をはめた河狸獣が威勢よく前進していく)
張虎「要はぶっ殺せってことだ♪」スオオオオオオオン(攻撃強化のエフェクトがグレート・ホワイト・シャークに走る)
ガルグイユ「いくぞ!!クルセイダーズ同志諸君!!」
ガアアアアアアアアアア!!
(迫りくる猫騎馬隊に特攻した河狸獣が、シャークキングの右腕をもって、ローマ兵のように華麗な「突進ジャンプ突き」で一群を吹き飛ばすと、後方の化け鮫が氷ブレスのビームで
騎兵を直線に薙ぎ倒し、空中に弾かれた敵獣人兵はアランの長距離精密射撃によって次々とふっ飛ばされていく)
ロージー「どうじゃ~!これがユクモの力じゃ~!!」かんらからから(ふんぞり返ってバカ笑いかます頭上を銃弾が次々と突き抜けていく)
ガルグイユ「もう恐くないのか?ロージー同志」
ロージー「留まっているのが不安なだけ。動いている方が楽♪」ひょっ(飛んでくる銃弾を丸まって避ける)
アラン「その喜ばしい成長を支援させて貰うぜ!!」カーーーーーーーーン(伏射姿勢から激しい反動と共に放たれるカラ骨弾丸)
うおおおおおおおおおおお!!
(ロージー率いる?クルセイダーズの奮闘を見つめるフラワー)
フラワー「ロージー・・・よく・・!!」
ぱくぱくぱくぱくぱく
(フラワー視点。化け鮫の背中の上に立ち、こっちに向かってなにやら必死に叫んでいるロージーの大袈裟な顔)
フラワー「バステトは・・ポールさんが・・お守りをしてる・・・だから安心して・・・戦って・・・!」
カレン「よそ見してんじゃないよ!!」ズオオオオオオオオン(炎のランスで背後より襲いかかる)
シュン(殺気を感じたフラワーが俊足で消え去り、アグナネコランスが虚しく空を切る)
カレン「逃げてばっかりじゃ!!」バッ
ギョルルルルルルルルルルルル!!
(遠方より高スピンで飛翔してきた円盾が再びカレンに襲いかかる)
カレン「!!」
ズガーーーーーーーーーーン!!
(腹部に円盤を喰らい、大きく後方に吹っ飛ぶカレン)
鉄平「言ったろ?フラワーには俺がついてるって」カシャーーーン(跳ね返ってきた円盾を右腕に装着する)
カレン「クソぉおおおおおおおおお!!」ガバッ(痛みを感じる間もなく素早く状態を起こす)
フラワー「お遊びはここまで。一騎打ちは終わりよ」ガッ!!(並んでファイティングポーズをとる龍之夫妻)
カレン「まだ!!」ピシッ・・(盾が直撃した鎧の腹部は半壊してしまっている)
鉄平「引け。カレン。戦いってのは遊興じゃねぇ。そして、攻めるだけが戦いのあり方じゃねぇ」
カレン「英雄気取りのクソ猫が!!あんたがあたしの何を知ってるっていうんだ!!そして何をしてくれた!?」
鉄平「お前の守るもの。その意味と大きさを知らねぇうちは、お前は絶対に俺達には勝てねぇぞ」
カレン「!!」
グランカッサ「ウオオオオオオオオオオオ!!」ズガガガガガガガガ(ブルドーザーのように巨大な顔で土砂を掻き起しながら、大猪と共に猫騎馬隊を根こそぎ弾きながら猛進してくる)
カレン「!!」バッ(緊急ダイブでモンスターの突進を回避する)
ジョー「乗れ!!鉄平!!フラワー!!」
ズドドドドドドドドドドド!!
(大猪の背中に颯爽と飛び乗る龍之夫妻。共に直進する尾槌竜と共に、対峙する暗黒団に向かっていく)
カレン「・・・・・・・・・・・・・・」ワアアアアアアアアア!!(周囲の喚声を受けながら、ゆっくりと起き上がろうとする)
スッ(目の前に差し出されるメラルーの肉球)
ドラモンド「まだ終わっちゃいやせん。姐さん」
カレン「・・・・・・・。あたしに英雄の雄はいらない」
ドラモンド「そりゃそうでしょう?だって、姐さんが俺達の英雄なんだから」
カレン「・・・・・・・・・守るもの・・」
ドラモンド「??」
ガシッ(ドラモンドの手を強く握り、立ち上がるカレン)
カレン「馬を拾ってきな!このまま黙っているほど、お人好しなカレン隊じゃないだろ!?反撃するよ!!」
シャアアアアアアアアアアアアア!!
(一也を頭に乗せた迅竜に対し、包囲攻撃を展開する足軽猫蛮族部隊)
一也「まったく煩い連中ニャ!!」バコォーーーン!!(飛びかかってくる蛮猫を殴る)
グレンジャガー「いつものことだ!!いい加減、慣れたよ!!」ガアアアアアアアアア!!(同じく飛びかかってくる蛮猫をナルガネイルで叩き落とす)
一也「でもキリがないニャ」バコォーーーン!!
サムソン「そうだぞ!!弱気は禁物だ!!そりゃああああああああ!!!!」グ~~~ルグルグルグルグル!!(ハンマー大回転で猫達をすっ飛ばしていく)
一也「顔を引っかき傷だらけにして、よくやるニャ・・・ん?」バコォーーーン!!(飛びかかってくる蛮猫兵をぶん殴りながら下の様子を窺う)
シャアアアアアアアアアアアアア!!
(ゲリラ猫戦士の群れに紛れて、一際目立つ真紅の剣豪ネコシリーズを纏った侍猫の姿が見える)
一也「・・・・・・・・(一人だけ変わった装備だニャ・・)」バコォーーーン!!
ブワッ(群れを押しのけ、後方から高く飛び上がってくる剣豪ネコ)
一也「!!」
パシーーーーーーーーーーーン
(剣豪ネコが振り下ろす薙刀型の太刀を白刃取りで受け止める一也)
??「さすが聞きしに勝る剛腕。このままお話を」シュタッ(「ネコ七支刀」を白刃取りされたまま、迅竜の頭上に着地してくる剣豪ネコ)
一也「誰ニャ・・?」グググググググ・・
??「猫井直政。領内より参った、キャッツセインツのメンバーです」グググググググ・・
一也「セインツ・・?知らないニャ~」グググググググ・・
直政「今はまだ。あなた方のお仲間より預かって参りました」グググググググ・・(掴まれている薙刀を強調するように押し出す)
グググググググググ・・・・
(一也視点。必死に両手で抑える刃の先に、小さな紙が突き刺さっている)
一也「了解だニャ」
バッ!!
(一也が紙を抜き取ると同時に、薙刀を逆向けてバク転後退していく直政)
直政「いずれまた」ヒュウウウウウ・・・(逆さに落下しながら御意の姿勢をみせる)
一也「まったく。頼りになる内通者ニャ」やれやれ(と、手紙を懐にしまう「下」では、グレンが飛びかかってくる猫達を必死に追い払い、遠方に見えるサムソンは回転が弱まったところを猫達に襲撃され、全身引っかかれながら泣き叫んでいる)
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次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはさ!?
1/12(金)0時更新 「なぁ、それよりまだか?」の巻
をお送りいたします♪ほいだらさ!!次回もフローリングが突き抜けるくらいスピンかましながら読も見ようよラララぁ~♪
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「お遊びはここまで」の巻
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