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「それを聞いてダディちゃん、ひと安心だ」の巻

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~フレデリック、バステト誘拐より半日経過....



~水没林南部、カレン隊 VS クルセイダーズ 最前線エリア、早朝....



・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(湿地帯エリアのど真ん中を陣取る「なんだか項垂れたオディバトラス(二つ名ではない)」)



・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(その巨大な顔面からはまるで精気を感じない「置物感満載のオディバトラス(二つ名ではない)」)


ばいんDASH!(背甲のハッチが「ばいん」と開く)

砲撃ジジイ「・・・・・・・・・・」ぼけぇ....(としたトレジィタイプのお爺さんが、頭だけハッチの中より出して呆けている。おそらく外の空気を吸いにきたのだろう。日課であるとも思われる)

チューーーーーーーーーーンsss
(お爺さんの頭上をかすめていくハリの実弾丸)

砲撃ジジイ「はっびっくり」(やや遅れて発砲音に気づく)

がさりごそりはぁ(実に手際の悪い感じで、ハッチの中に潜っていくお爺さん)

ばいんDASH!(ハッチの蓋が閉じる)


じーーーーーーーーーーーーーー
(以上の光景を捉えている双眼鏡視点)


クイーン「やっぱり。中に人がいるのは確かね。高齢者だったのは意外だけど・・小さい頃、よくガブラスに頭噛まれて泣いてたあたしをグランパが慰めてくれたっけ」チャッはぁ(双眼鏡を下ろす、タイトなボディスーツに身を包んだその体裁は、例え異形な鬼狩蛛の上で「女子座り」をしていようが、揺るぎない優艶な色気を醸し出している)

暗黒団兵「もう一発、威嚇射撃しますか?」スチャッドキッ(黒いスカルフェイスにSWATみたいな黒いバトルスーツを着た兵士が、鬼狩蛛の横でアサルトボウガンを「立ち撃ち姿勢」で構え、そのスコープを覗いている)

クイーン「もういいわ。砂漠の艦隊だってわかったから。それに今回、彼らは一応「味方側」になるわけだしね」しゅとっ煙(鬼狩蛛より飛び降りる)

暗黒団兵「ブラックガーディアンとなると、中にショットリーパーもいるということでしょうか?」む~(スコープ越しに弩岩竜を捉えている)

クイーン「ああ、ブレンダンね?後で挨拶しに行ってみるわ。それより簡易シャワーの用意は出来た?」ふぁ~~あ

暗黒団兵「はい!水はたんまりあるフィールドですからね。人が入れるくらいの「特大樽」をシャワールームに改造し、ちゃんと女子用、男子用、分けて作りました!」びしっ(敬礼かます黒いスカルフェイスの男)

クイーン「UH~~~♪いい仕事するじゃなぁ~い♪徹夜で「あれ」を見張ってたからね。シャワーでも浴びて気分転換してくるわ♪」ララ~♪(軽快なスキップで密林エリアをアウトしていこうとする)

暗黒団兵「少尉!エリオット少尉とスラッシュ曹長を起こしますか!?」

クイーン「寝かせてあげて。すぐには戦闘にはならないでしょ。だから君たちも、今のうちに休んでおきなさぁ~い♪」ララ~♪(スキップエリアアウトしていく陽気で可憐な少尉殿)

暗黒団兵「この部隊に配属になって・・心から良かったと思う・・」じーーーん(とする黒いスカルフェイスの男)


じーーーーーーーーーーーーーー
(双眼鏡視点。箱座りしてる鬼狩蛛の横でなんだか「じーーん」としている黒いスカルフェイスの軍人を捉えている)

あたちのモンハン日記
マクシミリア「うむ・・・・」チャッ・・(茂みの中から顔だけ出して双眼鏡を覗いている)

劉珍「伯爵。どんな感じだい?」かちゃりこちょり(密林エリアの湿っぽい地面の上であくらをかき、例の如く、小石やらを並べて陣形図を作成しているようだ)

マクシミリア「動きはありませんな。弩岩竜共に」がさっはぁ(茂みより出て来る)

劉珍「ロージーちゃんが砂漠で襲われたっていう、ブラックギルド産のギガントモンスタースーツに間違いないようだね」かちゃりこちょり(する背後では、芋助が小石に筆で何かを描いている)

マクシミリア「燃料切れと見るのが妥当ですかな」よっ(劉珍の前に腰を下ろす)

劉珍「砂漠から移動してきたんだ。そうなってもおかしくないかもね。サンキュー、芋助さん」かしょり・・(芋助からモンスターアイコンが描かれた小石の束を受け取る)

あたちのモンハン日記
芋助「確かモンスタースーツの動力は、蒸気機関でしたな」よっ

劉珍「ああ。その熱エネルギーでモンスターの脳を刺激して、制御しているらしい。まったく、暗黒商会の科学者達はみんなイカれてるよ」

??「それは人間も同じだ」




がそり・・(密林エリアにインしてきた爆鎚竜。そして巨大な黒鎧竜)



メガゼノス「人型軍師め。また悪知恵を働かせて、ダディちゃん達を悪用しようっていうんだな」


劉珍「人聞き悪いな~。まだ火の国の事を根に持ってるのか?そのおかげでみんな助かったんだぜ?って、この場合、「竜聞き」っていうのかな・・」ふむ・・

アングリーアッシュ「言っておくが、俺達は・・」

劉珍「はいはい。仲間を探す為に来たっていうんだろう?そして火山から一緒にここまで来たカーブー君の勧めもあって、情報収集の為、「仕方なく」俺達の下に「客将」という形で来た。十分、理解しているさ。まぁ、すわんなよ」かちゃりこちょり

アングリーアッシュ「分かっているのなら・・それでいい」ゴイン・・(腑に落ちない感じで巨大を屈ませる)

メガゼノス「それで?本当にこのエリアにはタイタンラス、砕竜はいないんだな?」

マクシミリア「ああ。いるのは猫騎馬隊に、援軍の鬼狩蛛と暗黒団、そして弩岩竜とその中にいると思われる砂漠の軍人達だけだ」

メガゼノス「どうするアッシュ?」

アングリーアッシュ「戦地はここだけなのか?」

劉珍「自称「獣人国家」を挟んで北でもやりあってるはず。そっちには君たちが「大好きな」丞相さんがいってるよ」かちゃりこちょり

メガゼノス「それを聞いてダディちゃん、ひと安心だ」ふ~~~ふん

アングリーアッシュ「もしかしたら、ラスはその北部にいるかもしれん。UBUと連絡は取れないのか?」

劉珍「この広いフィールドだ。俺達に優秀な伝令はたくさんいるが、暗黒商会のように便利な通信機は持っていない。って、そうか。あいつらから奪えばいいのか」ぽんぴかっ!

アングリーアッシュ「定例通達のフリをして、様子を伺う・・・よし。それでいこう」ゴイン煙(立ち上がる)

劉珍「待った待った!下手に攻撃してやられたらどうするんだ?せっかく駒が増えたっていうのに」

アングリーアッシュ「なっ!誇り高きモンスターをゲームの駒扱いするな!!」ぷんすかむかっ

劉珍「例えだよ。君たちは同じ駒でも「最強の」切り札だ。そう簡単に君たちを戦いに出すつもりはない。それに、こんな素晴らしいカードを手に入れられたんだ。絶対に奴等を蹴散らしてみせるぜ」グッ指紋(指紋がぐるぐるになった親指を突き上げ、サムズアップしてみせる)

アングリーアッシュ「うむ・・・分かっているのなら・・それでいい」ぷいっ(と再び身を屈める)

芋助「メガゼノス殿。カーブー殿は何故、一緒ではないのですかな?」

メガゼノス「えっ」

劉珍「ああ、ミッチ達がいるエリアに寄ってきたんだろ?他の仲間は?」

メガゼノス「えっえっ」

芋助「お子さん達はどうしました?」

メガゼノス「えっえっえっ」じゅ~~~煙(冷や汗が出るも、すぐに自身の熱さにより蒸発してしまう)

劉珍「鉄平君の赤ちゃんにも会ってきたんだろ?」

メガゼノス「えっえっえっえっ」じゅじゅ~~~~~煙

マクシミリア「どうされましたかな?」じーーーーー(明らかに不審な黒鎧竜を見上げるクルセイダーズ一同)

メガゼノス「・・・・・・・・・・・・・」ぽわわわわぁ~~~~ん(如何にも回想っぽい効果音が鳴ると同時に、黒鎧竜の顔も揺らいでいく)




~フレデリック、バステト誘拐直後、「お守り隊」駐留エリア.....

・・・・・・・・・・・・・・・・・
(淀んだ曇り空に先程まで見えていた偃月は身を潜め、より闇が深くなった密林エリアに立ち尽くすカーブーとミッチ。少し離れた所には爆鎚竜、黒鎧竜親子、黒毛モードの金獅子、そして桜火竜と蒼火竜の姉弟の姿も)



アマテラス「ごめんね、カーブーちゃん・・。まほ子がもう少し、しっかりしてればバステトちゃんは・・・」ううう・・(蒼い瞳に涙を浮かべる桜火竜を蒼火竜の弟が、慰めるようにそっと翼膜で包み込む)


バサリン「それを言うなら私もだわ・・。せっかく擬態して近づいたのに、何もすることができなかったもの・・・」ううう・・(同じく涙ぐむ桃岩竜を抱きしめる黒鎧竜の父)

あたちのモンハン日記
カーブー「いや、バステトがさらわれてしまったのは君たちの責任じゃあない。全部、俺が悪いんだ」ザッ


バサ雄「どこ行くの!?カーブーさん!!」

カーブー「バステトを連れ戻す」


スサノオ「それなら俺達も連れてってくださいよ!!」

カーブー「ダメだ。フレデリックが放つ匂いの前では、「一般男子」は骨抜きになってしまう。酷い蓄膿症の俺だからこそ、フレデリックに対抗出来るのだ」ザッザッザッ・・

アマテラス「待って!!それなら、あたし達にもリベンジさせて!!」

バサリン「そうですよ!「女子」の私達なら・・今度こそ役に立ってみせます!!」

カーブー「二人(二頭)共・・・」

アマテラス「お願い!カーブーちゃん!!」

バサリン「ねぇ、お父さん!カーブーさんに付いていってもいいでしょ!?」

メガゼノス「だが・・・・・」

バサリン「人様の赤ちゃんが目の前で誘拐されたのよ!!これをご両親にどう説明するわけ!?」

メガゼノス「そ、それは・・・・」

バサリン「それにお父さんなら、誘拐されたご両親の気持ちだって分かるはず!!ねぇ、お願い!!お父さん!!」

メガゼノス「バサリン・・・・」

スサノオ「バサリンが心配なら俺達が護衛してやるよ!!要するに、あの紫水獣の匂いが届かない場所で待機していればいいんすよね!?」

バサ雄「そうさ!匂いさえ嗅がなきゃいいんだ!!なぁ、いいだろう!?父ちゃん!!」

メガゼノス「・・・・・・・・・・・・・・・」ちらっ(それとなくカーブーを見下ろす黒鎧竜の父)

カーブー「娘さん達とバステトを連れ、必ず戻ってきます」

メガゼノス「・・・・・・・・・・・・・・」こくり(力強く頷く黒鎧竜の父)

バサ雄「いやっほぉ~い!!やったぜ父ちゃん!!」ブスッ血(翼爪で父の太腿を突き刺す。たまらず悲鳴をあげる父)

$あたちのモンハン日記
ミッチ「ならば、自分もオトモさせてくださいっす!!」

カーブー「君はサムソンのオトモだ。危険な目に遭わせるわけにはいかない」

ミッチ「今更なに水くせぇことを!!失態のすべてはこのミッチの油断から!!バステト殿に何かあったら、総帥に会わせる顔がねぇっす!!連れて行ってくれないなら、トンコ殿が渡してくれた、このベリオSネコ包丁にて、ここで自害するまで!!」バッDASH!(やたら斬れ味が良さそうに光るベリオSネコ包丁を出し、腹に当てる)

カーブー「・・・・分かったよ、ミッチ。だが、君はスサノオ達と行動するんだ?いいな?」

ミッチ「うっす!!」

破斎「自分も同行します。孤島如きにいいようにされたままでは、渓流として不甲斐ないばかり。よいですな」ゴインドキッ(不気味な骨塊を背負う)

カーブー「ああ。好きにしてくれ」(どこか微笑んだようにも見えるドボルヘルムの表情)


カイルス「すげぇ激アツな展開じゃんかよ・・」うう・・(泣いている黒獅子)

アングリーアッシュ「それで、カーブーよ。残った我々はどうすればいいのだ?」ドスン・・

カーブー「戦地にいるみんなの力になって欲しい。もちろん、君たちの任務を優先してくれて構わない」

アングリーアッシュ「それは構わないが、連れ去られた赤子の事をどう説明する?」

カーブー「できれば俺達が帰ってくるまで、鉄平とフラワーには、このことを内緒にしていて欲しいんだ」

アングリーアッシュ「赤子の両親を戦いに集中させる為か」

カーブー「・・・・・・・・・・・」こくり

カイルス「大丈夫かよ?なんなら俺も・・」

カーブー「君たちには、君たちの仲間を探すという大事なクエストがあるだろ?心配するな、カイルス。必ず戻る」

カイルス「分かった。事がすべて片付いたら、あの女と俺の一騎打ちを見届けてくれ」

カーブー「うむ」


ガッドキッ(黒獅子が差し出した大きい拳に、自身の小さい拳を突き合わせるカーブー)


バサリン「それじゃあ行ってくるわね、お父さん!」

メガゼノス「バサ雄、バサリン。気をつけるんだぞ」ううう・・(これぞ後世に伝わる「黒鎧竜親子の涙の別れ~メガゼノス全集「成長した我が子たち」より抜粋」である)






「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~







ぽわわわわぁ~~~~ん・・・・
(回想シーン終了の効果音。揺らぐ黒鎧竜の顔が元に戻っていく)

メガゼノス「二人共・・・たくましくなったなぁ・・」ううう・・ぼちゃん汗(と「竜のナミダ」を零す)

芋助「メガゼノス殿?」ばしゃーーーーんあせる(涙を浴びる)

メガゼノス「えっ!?なんでもない!!なんでもないよ!?カーブー達はあれだ、あれ!!」

マクシミリア「あれ?」む~~~~

アングリーアッシュ「別任務だと言っていた。仲間を連れ、自ら斥候に出向いたのだ」

芋助「斥候?」ちら

メガゼノス「そうそう!!うちの子供達も一緒に!!ほら、うちの子達って、擬態するのが得意じゃない!?だから偵察にはもってこいだって!!本当!!これ本当!!」じゅ~~~~~~煙

劉珍「カーブーさん達のやりそうなことだ。構わないよ。俺の中でもカーブーさんはいつもイレギュラー扱いだから。ほら、昔から優秀な軍師は、合理的な陣の中に、ひとつ「奇」を盛り込むだろ?」

アングリーアッシュ「遊軍にしても、捨て置いてもよし・・それが齎す多大な影響力を利用してもよし・・・ということか?」

劉珍「そういうこと」かちゃり・・(とドボルヘルムのマークが描かれた石を陣形図から遠ざける)

マクシミリア「お守り隊にはポール殿がいたはずだが・・バステト殿と二人で待機しておられるのか?」

メガゼノス「えーーーーーーーーーーーー!!!!」

アングリーアッシュ「落ち着け」ばしーーーーーんびっくり(長くてごっつい尻尾で黒鎧竜の頬を器用に叩く)

芋助「ポール殿は?」

アングリーアッシュ「その者には会ってない。きっと俺達が来た時には周辺の警備に出かけていたのだろう」

劉珍「ポールさんなら平気さ。あの人は腕も立つし、対応力もある。だから鉄平君も彼に愛娘を預けたのさ♪」かちゃりこちょり・・(と、黒鎧竜と爆鎚竜のアイコンが描かれた石を陣形図に加えていく)

メガゼノス「はははは・・そうだね・・・。うん・・。はははははは」ばしーーーーーんびっくり(冷や汗かいて狼狽えているその顔面を再び爆鎚竜のごつくて太い尻尾が襲いかかる)

劉珍「あれ?君等の他に、金獅子もいなかったっけ?」きょろきょろ

アングリーアッシュ「あいつもイレギュラー的なところがあってな・・。周辺を見廻りしてくると言っていた」

劉珍「うんうん。実に頼りになる♪」こちょり・・(と金獅子アイコンの石を置く後ろでは、ほっと一息ついているダディの姿が)

To Be Continued





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次回「あたちのモンハン日記」ザ・中継ぎ記事はさ!?

1/26(金)更新時間は未定ですが、この日は記念すべきMHWの発売日!!おそらく同日は多数記事更新あるかと思いますアップ

お楽しみにayaまた、サークル(ユクモクルセイダーズ)を結成したらブログにて公開、団員募集したいと思います♪







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