ぞろぞろぞろぞろぞろ・・・
(双眼鏡視点。西陽を受けながら階段を上がっていく観光客一行を捉えている)
王羽美「・・・・・・・・・・・・・・」じーーーーー(双眼鏡を覗いている黒髪ショートボブのナイトのどアップ)
ぞろぞろぞろぞろぞろ・・・(双眼鏡視点。村の広場でのぼりを背負ったガイドアイルー(のぼりには「ユクモ御一行様」と書かれている)から、おそらく説明を受けている観光客達。その後ろでは、トンコと思しき獣人が、だいこんとか料理素材がたくさん入った肩掛けバッグを背負いながら「あたちハウス」に入っていく)
王羽美「・・・・・・・・(あの中に邪龍教徒から派遣された刺客がいるのか・・・?)」
すっ・・(双眼鏡視点を上にずらし、村の様子を窺う。集会浴場の前でドアの施錠している「お馴染みの」ギルドガールズ三人組の姿が見える)
王羽美「・・・・・・・・(まずはコニー・ファウラーという獣人を見つけるのが先・・・既にコニーさんが誘拐された後でなければいいのですが・・・)」スチャ・・(双眼鏡を下ろすその姿は、山林の中、木の枝に立っている)
しゅとっ
(渓流の山林内に着地するホワイトナイト)
王羽美「まずはポールさんに教えてもらった、彼が仮住まいしているアパートを探して、衣装チェンジしなければ・・。男物しかないでしょうけど、これよりマシです。しかも今はハットもないし、顔、バレバレですし・・」かきかき(左の掌に「困ったニャ」と書いている)
ロージー「安心した?雪左さんが生きてるって分かって」
ロージー「うん。今はユクモにいるわ」
王羽美「・・・・・・・(火の国でロージーは確かにそう言っていた・・・。それが本当なら、雪左もユクモに・・・・)」
タッタッタッタッタッタッタッ・・・
(思い立ったように洛陽の山林を駆けていくホワイトナイトの後ろ姿)
「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~
![$あたちのモンハン日記]()
ササユ「はい、これでよし♪」がちゃり(と入り口に「でっかい錠前」をセットする)
![]()
コノハ「どうします?ご飯行きます?」わくわく♪
![$あたちのモンハン日記]()
ヨッコ「その前に「これ」、置いていかないと」んごぉ~~~(その背中には、すっかり眠ってしまっている「ギルドマネージャー」をおんぶしている)
ササユ「じゃあ、みんなでおじいさんのお家に寄ってから、商店街に行きましょう」にこ
イェ~~~~~~イ♪(と、階段を下っていく陽子とコノハ。爺さんは起きているのだろうか、右手を上げ「ピース」している。してやったりの展開になったのだろう)
ササユ「あ、そうだわ」
・・・・・・・・・・・・・・・
(入り口脇に伝書鳩用の鳥かごが吊るされている)
ササユ「伝達もなし♪」
コノハ「ササユさぁ~~~~ん、早くぅ~~~~~」
ササユ「はいはぁ~~~~~~い♪」
すったったったったったったった![はぁ]()
(軽やかに階段を下りていくササユ)
パサパサパサパサパサパサ![煙]()
(誰も居なくなった集会浴場前に伝書鳩が空から下りてくる)
とすっ
(見事、無人の鳥籠に「イン」する伝書鳩)
ホッホぉ~~~♪ホッホーー♪ホッホぉ~~~♪
(入るや否や、例の歌?を奏でる伝書鳩。その「細っこい脚」には、手紙が入っていると思われる小さな筒を括り付けている)
~村長宅....
ホッホぉ~~~・・ホッホーー・・ホッホぉ~~~・・・
(静かな佇まいの古民家チックな広い屋敷に、遠方から鳩の鳴き声が聞こえてくる)
ホッホぉ~~~・・ホッホーー・・ホッホぉ~~~・・・
(西陽を受ける木床の回廊、締め切られた障子の前で正座をしているナルガ装備の御庭番)
![]()
宗光「無事にロックラックより、観光客一行が参られました」
「そうですか・・・それは何より・・・・」コホッコホッ・・(橙色に照らされた障子の向こう側から村長と思しき女性の声が聞こえる)
宗光「村にも異常はありません。SBIの警部補殿が、きちんとロックラックより派遣されたガーディアンを統率し、村の中とその周囲を警備してくれています」
村長「感謝の言葉しかありません・・・UBUちゃん達が・・・薔薇十字の皆様が帰ってくるまで・・彼らに頼る他ありません・・・・」コホッコホッ・・
宗光「はい。私も丞相より敷地内、そして村の御庭番をしろとの指示を承っております。どうか、安心してお眠りください」
村長「ありがとう・・・宗光・・・。こうしていると、子供の頃を思い出します・・・」
宗光「・・・・お戯れを。では」(颯爽と立ち上がるその口元はほころんでいる)
とっとっとっとっとっとっ・・・
(西陽を受けながら、立派な木床の上を一直線に歩いて行くナルガ装備の御庭番)
パタパタパタパタパタパタ![はぁ]()
(その宗光の肩の上に、上空より、やけに派手な色をした「インコ」が舞い降りていくる)
宗光「どうだ?村の様子は?」
六本木「マジ、モンダイナシ。メガユクモテキニ」(しれっとしたインコ顔でそう答える)
宗光「そうか。ご苦労だったな」しょっ(何やら鳥の餌っぽいものを与える。すかさずそれを咥えるインコ)
六本木「オレトテ、クルセイダーズノ、リッパナメンバーダ。ゼンカイ(ユクモの災難)ノヨウニハ、イカセンサ」かじかじかじ
宗光「そうだな。どれ、夜の見回りは俺が行こう」
六本木「ツヨガルナッテ。オマエハ、ソンチョウノ、ソバヲ、ハナレルナ。キョウモ、ヨルノ、パトロールハ、オレニ、マカセロ」
宗光「・・・すまんな」へこり
六本木「ミズクサイゼ。オレト、オマエハ、クルセイダーズノ・・イヤ、ユクモノ「サイゴノトリデ」ナンダ。ソレニ、オレニモ、タノモシイ、ナカマハ、イル。ヨルハ「トリメ」モ、キクシナ。ソレヨリ、ソンチョウノ、ヨウダイハ、カワラズ、ナノカ?」かじかじかじ
宗光「ああ・・。例の刻竜が渓流に訪れて以来、村長様は毎晩のように月を見上げていたのだが・・・何かを感じられていることには違いない」
六本木「『リュウジン』ナラデハノ、カンジュセイカ・・・。マサカ、UBUタチノミニ、ナニカ、アッタノデハ・・」ごっくん・・
宗光「連絡がないのが元気な証拠だ。前回、同様、みんなで何事もなかったかのように帰ってくるさ」なでなで(心配そうな面持ちを見せるインコの頭を撫でてやる)
六本木「ソンチョウノコトハ、マカセタ。オレハ、イッタン、イエニカエル。イマゴロ、トンコガ、オユウハンノ、シタクヲシテイルコロダカラナ。イツモノヨウニ、チェルシータチガ、ネムッタアト、ヨルノパトロールニ、デカケルサ」
宗光「丞相達に代わり、村を警護してくれているガーディアン達、そして、渓流地区を見回っている如来衆を信頼してないわけじゃないが、やはり頼れるは村の仲間だ。頼んだぞ、六本木」
六本木「ウッス」へこり
バサバサバサバサバサバサ!!
(颯爽と夕暮れの空に飛んでいく六本木。それを見送る宗光)
宗光「・・・・・・・・・・・・・」
ちら・・(そっと回廊の奥に見える「障子の向こう側」を見つめる御庭番)
宗光「・・・・・・・(村長様は一体、何に怯えておられるのか・・・。六本木の言うように、水没林に只ならぬ危機が迫っているとでもいうのだろうか・・・)」
くるっ・・・シュン・・
(静かに振り返り、瞬時にしてその場から消える御庭番)
ホッホぉ~~~・・ホッホーー・・ホッホぉ~~~・・・
バサバサバサバサバサバサ!!
(夕暮れ時の村を見渡すように上空を舞う六本木)
六本木「・・・・・・・(OK。今日も無事に一日が終わりそうだぜ)」バサバサバサバサ!!(心の中の六本木の声は普通に表記できるのだ!)
バサバサバサバサバサバサ!!
(あたちハウスから、いい感じの煙が出ている)
六本木「・・・・・・・(味噌汁・・・・あれは良い。特にトンコが作る味噌汁は、最高の汁物に値する)」
バサバサバサバサバサバサ!!
(あたちハウスに入らず、迂回して飛んでいく六本木)
六本木「・・・・・・・(今まさに、味噌汁を作る為のお湯を沸かしているのであろう・・・どれ・・お夕飯まではもう少し時間が掛かりそうだから、「仕方なく」、サムソンちのアパートでも見回ってやるかしら・・)」
バサバサバサバサバサバサ!!
(下界に木造二階建ての古めかしい共同居住型住宅が見えてくる)
六本木「・・・・・・・(そうだ。寄ったついでに、サムソンの部屋に「フン」をかましといてやろう。帰ってきたら、さぞ驚くだろうに・・)」フッ
バサバサバサバサバサバサ!!
(アパートに向かって急降下していく六本木)
とすっ・・・タッタッタッタッ・・・
(窓の手すりの上に上手に着地し、かつ、飛んできた余力を利用し、細い手すりの上を細い脚で歩く六本木)
六本木「オジャマシマァ~~~ス、ナンテナ」ガイン(嘴で強引に木窓の扉を開く)
王羽美「え・・」(と、部屋の中で、今まさに白いナイト装束を脱ごうとしていたホワイトナイト)
六本木「・・フシンシャ・・・・・・・」
バサッ!!ガシッ!!
(飛び立とうとするインコを必死の形相で両づかみするウーメイ)
六本木「ム~~~~ム~~~~~
」バサバサバサバサバサ!!
王羽美「あなた今、喋りましたよね?知的生命体種のインコとお見受けしましたが・・安心してください。私は怪しいものではありません」ム~~~~ム~~~~~![アセアセ]()
パタン
(外の様子を窺いながら、木窓を閉め切るウーメイ)
六本木「ム~~~~ム~~~~~
」バサバサバサバサバサ!!
王羽美「落ち着いてください。私はコニー・ファウラーという獣人を救いにきた者です」
六本木「・・・・・・・・・・・・・・」バサバサバサ・・バサ・・・・・
王羽美「やっぱり。あなたはお話ができる賢いインコさんですね?」にこ
六本木「・・・・・・・・・・・・・・」
王羽美「私は手の力が弱いので、今からあなたを下ろします。どうか、暴れないでください」
六本木「・・・・・・・・・・・・・・」こくり(静かに鳥首を下げる)
そっ・・・(丁寧に畳の上にインコを置いてあげるウーメイ)
六本木「・・・・オマエハ、ナニモノダ?」
王羽美「ウーメイと申します。職業は・・狩人です」にこ
六本木「・・・・ソノ「ヨソモノ」ノ、ハンターガ、ナゼ、サムソンノ、ヘヤニ、「イン」シテイル?」
王羽美「サムソン・・?あれ。ここはポールさんの部屋ではないのですか?」きょろきょろ
六本木「ポールノ、ヘヤハ、トナリダ」
王羽美「・・・・・・・・・・・」ガーーーーーーーーン
がくん・・(畳の上に両膝、両手をつき、へこたれるホワイトナイト)
王羽美「道理で・・・ポールさんにしては、だらしない部屋だと思いました・・」うう・・(部屋のあちらこちらに「空きビン」やら「砥石」が散らばっており、乱雑に積み重ねられた月刊誌「狩りに生きる」の上にはちっこい盆栽が乗っている)
六本木「ポールノ、シリアイナノカ?」
王羽美「はい。とても親しくさせてもらっています」うう・・
(と、涙目をハンカチで拭いている)
六本木「・・・コニーヲ、スクイニ、キタトハ、ドウイウコトダ?」
王羽美「そうでした!コニー・ファウラーさんはまだ無事ですか!?」
六本木「アア・・・サキホド、ノウジョウデ、ミタバカリダガ・・」
王羽美「良かった・・・・」ホッ・・
六本木「クワシク、ハナセ。オレハ、コレデモ、ユクモクルセイダーズノ、メンバーダ。ウソヲツクコトハオロカ、マンガイチ、オレニ、ナニカシヨウモノナラ、オレノナカマガ、カナラズ、カタキヲウチニ、イクトオモエ」
王羽美「・・・・・・・・・」にこ
六本木「??」
王羽美「さすがですね。クルセイダーズは。あなたもまた、シャークキングやロージーのように、しっかりした信念と絆を持った立派なハンターのようです」なでなで
六本木「・・・・・・・・・。カーブータチモ、シッテイルノカ?」
王羽美「ええ。私を信頼してくれますか?えっと・・・」
六本木「ナハ、ロッポンギ。ウマレコキョウノ、ロッポンノ、マツノキガ、アッタチメイカラ、イタダイタ」
王羽美「立派な六本の松の木に恥じない、賢いインコですね。あなたは」にこ
六本木「・・・・・・・・・・・・」ポッ
かぁ~~~かぁ~~~~
(日が落ちかけていくユクモ村の頭上をカラスっぽい鳥が通り過ぎていく下、ビートル型の猟虫を頭に乗せたコニーが歩いて行く)
![]()
コニー「偉かったにゅ。私がお仕事している間も、ちゃんと大人しくしていたにゅ♪」(頭巾の上でふて寝している猟虫に話しかける)
ブッチャービートル「カナカナ・・カナクソン・・」ぼりぼり(前脚で照れくさそうに顔面を掻く)
コニー「きっと「ヴォルの人」のしつけがいいのにゅ♪素敵な人にゅ?ヴォルの人は?」
ブッチャービートル「・・・・・・・・・・・。カナ」(え~~~まぁ。みたいな顔してる)
コニー「そうかにゅ。きっと偉い人なんだにゅ。ヴォルの人は♪」
ブッチャービートル「・・・・・・・・・」フルフルフルフル(それは違うと言わんばかりに首を左右に振るもコニーは気づかない)
コニー「ヴォルの人は男の人かにゅ?」
ブッチャービートル「カナカナカナ」(NONONOのニュアンス)
コニー「え?じゃあ、女の人なんだにゅ?」
ブッチャービートル「カナクッソン」こっくり
コニー「そうだったにゅ・・。私はてっきり男の人を思い浮かべていたにゅ。ハンターにゅ?」
ブッチャービートル「・・・・・・・・・・・。カナ」(え~~~まぁ。みたいな顔してる)
コニー「そっかにゅ。きっと凄いハンターなのにゅ。貴方のご主人は」にこ
ブッチャービートル「・・・・・・・・・・・・・・」ぼりぼり
かぁ~~~かぁ~~~~(あぜ道を行く、頭に猟虫を乗せた可愛らしい「ナデシコアイルー」に手を振りながら帰路に向かう子供たち)
コニー「本当に素敵な村だにゅ。ユクモ村は・・。みんな、私に優しくしてくれるにゅ。ここに来るまでは、人間が怖かったけど、今ではすっかりその偏見は消えたにゅ。それもこれも、私をここに導いてくれた千恵子さんのおかげだにゅ」(空一面に広がる夕焼け雲を見上げる)
ブッチャービートル「・・・・・・・・・・・・・」ちら(コニーが見ている同じ空を見上げる)
千恵子「今度こそ逃さないよぉおおおおお!!!!」
千恵子「いい子にしてな」スッ(ワゴンの上に猟虫を乗せる)
ブッチャービートル「チエコ・・・・」
コニー「やっぱりにゅ♪」(頭の上の猟虫を見上げる)
ブッチャービートル「??」
コニー「あなた、前にフラワーさんのお部屋に入ってきた猟虫にゅ?」
ブッチャービートル「・・・・・・・・・・・・・・・」プイッ![あせる]()
コニー「ということは、あなたのご主人・・ヴォルの人っていうのは・・・・・私を神殿から連れて出してくれた、あの可愛らしいハンターの少女・・・・そうにゅね?」
ブッチャービートル「・・・・・・・・・・・・・・」こくり
コニー「どうしてあの子は、私を助けてくれるにゅ?」
ブッチャービートル「・・・・・・・・・・・・・・・」(深刻な面持ちをしたまま俯く)
ユーリィ「・・あの方の死を・・スケープゴートにしてはだめ・・・教示・・・そう思ってる・・」
ブッチャービートル「・・・・・・・・。カナカナカナカナ、カナケッション、カナクソーーン、カナケショーーン」
コニー「う~ん・・難しい虫語はわからないにゅ・・。けど、ヴォルの人・・あなたのご主人もまた、千恵子さんのことを好きだったってことは、よく分かったにゅ」にこ
ブッチャービートル「・・・・・・・・・・・・・・・」(少しだけ安堵の表情を見せる猟虫)
かぁ~~~かぁ~~~~
(西陽を受けながら、やがて古びた木造二階建ての共同居住型住宅の前に到着するコニーとブッチャービートル)
コニー「さ、着いたにゅ。ここが私のお家にゅ♪」
ブッチャービートル「カナケッション」ふん
コニー「大丈夫にゅ♪このアパートには、ユクモクルセーダーズのハンターさんや、そのお仲間の人達も住んでいるんだにゅ。と言っても、今は皆さん、お勤めで留守にしているけど・・。でも平気にゅ。ベップさんが警備の人を派遣してくれるって言ってたにゅ」
ブッチャービートル「ブッブッブッブッブッ」(ほっそい前脚で自分を指差す)
コニー「そうね。何より、あなたが側にいてくれるにゅ♪」なでなで
ブッチャービートル「・・・・・・・・・・」ポッ
バカーーーーーーーーーーーン!!
(二階に見える締め切られた両開きの雨戸が、豪快に開かれると同時に、派手な色のインコが一目散にテイクオフしていく)
六本木「キンキュウジタイ!!エマージェンシー!!ユクモアベンジャーズ・・・アッセン・・!!・・ン?」バサバサバサバサバサ
(飛びながら下を見る)
ぽかぁ~~~~ん・・・(と、口を開けて空を見上げているコニーとブッチャービートル)
六本木「コニー!!コニー!!」バサバサバサバサバサ
(コニーの下へ急降下していく)
王羽美「コニーさんがいるんですか!?」バカーーーーン
(再び雨戸を壊さんばかりの勢いで開けてくるホワイトナイト)
コニー「なんなんだにゅ
ちょっとこわいにゅ
」バサバサバサバサバサ
(戦くコニーの周囲をけたたましく飛び回るインコ。その向こう側では、二階の窓から豪快に飛び降り、一目散にこちらへ駆けてくるホワイトナイトのすごい形相も)
To Be Continued
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次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはさ!?
2/21(水)0時更新 「羨ましい限りどす」の巻
をお送り致します♪ほいだらさ!!次回もスマホやモニターをまるめながら読も見よう![ぽけ~]()
(双眼鏡視点。西陽を受けながら階段を上がっていく観光客一行を捉えている)
王羽美「・・・・・・・・・・・・・・」じーーーーー(双眼鏡を覗いている黒髪ショートボブのナイトのどアップ)
ぞろぞろぞろぞろぞろ・・・(双眼鏡視点。村の広場でのぼりを背負ったガイドアイルー(のぼりには「ユクモ御一行様」と書かれている)から、おそらく説明を受けている観光客達。その後ろでは、トンコと思しき獣人が、だいこんとか料理素材がたくさん入った肩掛けバッグを背負いながら「あたちハウス」に入っていく)
王羽美「・・・・・・・・(あの中に邪龍教徒から派遣された刺客がいるのか・・・?)」
すっ・・(双眼鏡視点を上にずらし、村の様子を窺う。集会浴場の前でドアの施錠している「お馴染みの」ギルドガールズ三人組の姿が見える)
王羽美「・・・・・・・・(まずはコニー・ファウラーという獣人を見つけるのが先・・・既にコニーさんが誘拐された後でなければいいのですが・・・)」スチャ・・(双眼鏡を下ろすその姿は、山林の中、木の枝に立っている)
しゅとっ

王羽美「まずはポールさんに教えてもらった、彼が仮住まいしているアパートを探して、衣装チェンジしなければ・・。男物しかないでしょうけど、これよりマシです。しかも今はハットもないし、顔、バレバレですし・・」かきかき(左の掌に「困ったニャ」と書いている)
ロージー「安心した?雪左さんが生きてるって分かって」
ロージー「うん。今はユクモにいるわ」
王羽美「・・・・・・・(火の国でロージーは確かにそう言っていた・・・。それが本当なら、雪左もユクモに・・・・)」
タッタッタッタッタッタッタッ・・・
(思い立ったように洛陽の山林を駆けていくホワイトナイトの後ろ姿)
「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~

ササユ「はい、これでよし♪」がちゃり(と入り口に「でっかい錠前」をセットする)

コノハ「どうします?ご飯行きます?」わくわく♪

ヨッコ「その前に「これ」、置いていかないと」んごぉ~~~(その背中には、すっかり眠ってしまっている「ギルドマネージャー」をおんぶしている)
ササユ「じゃあ、みんなでおじいさんのお家に寄ってから、商店街に行きましょう」にこ
イェ~~~~~~イ♪(と、階段を下っていく陽子とコノハ。爺さんは起きているのだろうか、右手を上げ「ピース」している。してやったりの展開になったのだろう)
ササユ「あ、そうだわ」
・・・・・・・・・・・・・・・
(入り口脇に伝書鳩用の鳥かごが吊るされている)
ササユ「伝達もなし♪」
コノハ「ササユさぁ~~~~ん、早くぅ~~~~~」
ササユ「はいはぁ~~~~~~い♪」
すったったったったったったった

(軽やかに階段を下りていくササユ)
パサパサパサパサパサパサ

(誰も居なくなった集会浴場前に伝書鳩が空から下りてくる)
とすっ

ホッホぉ~~~♪ホッホーー♪ホッホぉ~~~♪
(入るや否や、例の歌?を奏でる伝書鳩。その「細っこい脚」には、手紙が入っていると思われる小さな筒を括り付けている)
~村長宅....
ホッホぉ~~~・・ホッホーー・・ホッホぉ~~~・・・
(静かな佇まいの古民家チックな広い屋敷に、遠方から鳩の鳴き声が聞こえてくる)
ホッホぉ~~~・・ホッホーー・・ホッホぉ~~~・・・
(西陽を受ける木床の回廊、締め切られた障子の前で正座をしているナルガ装備の御庭番)

宗光「無事にロックラックより、観光客一行が参られました」
「そうですか・・・それは何より・・・・」コホッコホッ・・(橙色に照らされた障子の向こう側から村長と思しき女性の声が聞こえる)
宗光「村にも異常はありません。SBIの警部補殿が、きちんとロックラックより派遣されたガーディアンを統率し、村の中とその周囲を警備してくれています」
村長「感謝の言葉しかありません・・・UBUちゃん達が・・・薔薇十字の皆様が帰ってくるまで・・彼らに頼る他ありません・・・・」コホッコホッ・・
宗光「はい。私も丞相より敷地内、そして村の御庭番をしろとの指示を承っております。どうか、安心してお眠りください」
村長「ありがとう・・・宗光・・・。こうしていると、子供の頃を思い出します・・・」
宗光「・・・・お戯れを。では」(颯爽と立ち上がるその口元はほころんでいる)
とっとっとっとっとっとっ・・・
(西陽を受けながら、立派な木床の上を一直線に歩いて行くナルガ装備の御庭番)
パタパタパタパタパタパタ

(その宗光の肩の上に、上空より、やけに派手な色をした「インコ」が舞い降りていくる)
宗光「どうだ?村の様子は?」
六本木「マジ、モンダイナシ。メガユクモテキニ」(しれっとしたインコ顔でそう答える)
宗光「そうか。ご苦労だったな」しょっ(何やら鳥の餌っぽいものを与える。すかさずそれを咥えるインコ)
六本木「オレトテ、クルセイダーズノ、リッパナメンバーダ。ゼンカイ(ユクモの災難)ノヨウニハ、イカセンサ」かじかじかじ
宗光「そうだな。どれ、夜の見回りは俺が行こう」
六本木「ツヨガルナッテ。オマエハ、ソンチョウノ、ソバヲ、ハナレルナ。キョウモ、ヨルノ、パトロールハ、オレニ、マカセロ」
宗光「・・・すまんな」へこり
六本木「ミズクサイゼ。オレト、オマエハ、クルセイダーズノ・・イヤ、ユクモノ「サイゴノトリデ」ナンダ。ソレニ、オレニモ、タノモシイ、ナカマハ、イル。ヨルハ「トリメ」モ、キクシナ。ソレヨリ、ソンチョウノ、ヨウダイハ、カワラズ、ナノカ?」かじかじかじ
宗光「ああ・・。例の刻竜が渓流に訪れて以来、村長様は毎晩のように月を見上げていたのだが・・・何かを感じられていることには違いない」
六本木「『リュウジン』ナラデハノ、カンジュセイカ・・・。マサカ、UBUタチノミニ、ナニカ、アッタノデハ・・」ごっくん・・
宗光「連絡がないのが元気な証拠だ。前回、同様、みんなで何事もなかったかのように帰ってくるさ」なでなで(心配そうな面持ちを見せるインコの頭を撫でてやる)
六本木「ソンチョウノコトハ、マカセタ。オレハ、イッタン、イエニカエル。イマゴロ、トンコガ、オユウハンノ、シタクヲシテイルコロダカラナ。イツモノヨウニ、チェルシータチガ、ネムッタアト、ヨルノパトロールニ、デカケルサ」
宗光「丞相達に代わり、村を警護してくれているガーディアン達、そして、渓流地区を見回っている如来衆を信頼してないわけじゃないが、やはり頼れるは村の仲間だ。頼んだぞ、六本木」
六本木「ウッス」へこり
バサバサバサバサバサバサ!!
(颯爽と夕暮れの空に飛んでいく六本木。それを見送る宗光)
宗光「・・・・・・・・・・・・・」
ちら・・(そっと回廊の奥に見える「障子の向こう側」を見つめる御庭番)
宗光「・・・・・・・(村長様は一体、何に怯えておられるのか・・・。六本木の言うように、水没林に只ならぬ危機が迫っているとでもいうのだろうか・・・)」
くるっ・・・シュン・・

ホッホぉ~~~・・ホッホーー・・ホッホぉ~~~・・・
バサバサバサバサバサバサ!!
(夕暮れ時の村を見渡すように上空を舞う六本木)
六本木「・・・・・・・(OK。今日も無事に一日が終わりそうだぜ)」バサバサバサバサ!!(心の中の六本木の声は普通に表記できるのだ!)
バサバサバサバサバサバサ!!
(あたちハウスから、いい感じの煙が出ている)
六本木「・・・・・・・(味噌汁・・・・あれは良い。特にトンコが作る味噌汁は、最高の汁物に値する)」
バサバサバサバサバサバサ!!
(あたちハウスに入らず、迂回して飛んでいく六本木)
六本木「・・・・・・・(今まさに、味噌汁を作る為のお湯を沸かしているのであろう・・・どれ・・お夕飯まではもう少し時間が掛かりそうだから、「仕方なく」、サムソンちのアパートでも見回ってやるかしら・・)」
バサバサバサバサバサバサ!!
(下界に木造二階建ての古めかしい共同居住型住宅が見えてくる)
六本木「・・・・・・・(そうだ。寄ったついでに、サムソンの部屋に「フン」をかましといてやろう。帰ってきたら、さぞ驚くだろうに・・)」フッ
バサバサバサバサバサバサ!!
(アパートに向かって急降下していく六本木)
とすっ・・・タッタッタッタッ・・・
(窓の手すりの上に上手に着地し、かつ、飛んできた余力を利用し、細い手すりの上を細い脚で歩く六本木)
六本木「オジャマシマァ~~~ス、ナンテナ」ガイン(嘴で強引に木窓の扉を開く)
王羽美「え・・」(と、部屋の中で、今まさに白いナイト装束を脱ごうとしていたホワイトナイト)
六本木「・・フシンシャ・・・・・・・」
バサッ!!ガシッ!!
(飛び立とうとするインコを必死の形相で両づかみするウーメイ)
六本木「ム~~~~ム~~~~~

王羽美「あなた今、喋りましたよね?知的生命体種のインコとお見受けしましたが・・安心してください。私は怪しいものではありません」ム~~~~ム~~~~~

パタン

六本木「ム~~~~ム~~~~~

王羽美「落ち着いてください。私はコニー・ファウラーという獣人を救いにきた者です」
六本木「・・・・・・・・・・・・・・」バサバサバサ・・バサ・・・・・
王羽美「やっぱり。あなたはお話ができる賢いインコさんですね?」にこ
六本木「・・・・・・・・・・・・・・」
王羽美「私は手の力が弱いので、今からあなたを下ろします。どうか、暴れないでください」
六本木「・・・・・・・・・・・・・・」こくり(静かに鳥首を下げる)
そっ・・・(丁寧に畳の上にインコを置いてあげるウーメイ)
六本木「・・・・オマエハ、ナニモノダ?」
王羽美「ウーメイと申します。職業は・・狩人です」にこ
六本木「・・・・ソノ「ヨソモノ」ノ、ハンターガ、ナゼ、サムソンノ、ヘヤニ、「イン」シテイル?」
王羽美「サムソン・・?あれ。ここはポールさんの部屋ではないのですか?」きょろきょろ
六本木「ポールノ、ヘヤハ、トナリダ」
王羽美「・・・・・・・・・・・」ガーーーーーーーーン
がくん・・(畳の上に両膝、両手をつき、へこたれるホワイトナイト)
王羽美「道理で・・・ポールさんにしては、だらしない部屋だと思いました・・」うう・・(部屋のあちらこちらに「空きビン」やら「砥石」が散らばっており、乱雑に積み重ねられた月刊誌「狩りに生きる」の上にはちっこい盆栽が乗っている)
六本木「ポールノ、シリアイナノカ?」
王羽美「はい。とても親しくさせてもらっています」うう・・

六本木「・・・コニーヲ、スクイニ、キタトハ、ドウイウコトダ?」
王羽美「そうでした!コニー・ファウラーさんはまだ無事ですか!?」
六本木「アア・・・サキホド、ノウジョウデ、ミタバカリダガ・・」
王羽美「良かった・・・・」ホッ・・
六本木「クワシク、ハナセ。オレハ、コレデモ、ユクモクルセイダーズノ、メンバーダ。ウソヲツクコトハオロカ、マンガイチ、オレニ、ナニカシヨウモノナラ、オレノナカマガ、カナラズ、カタキヲウチニ、イクトオモエ」
王羽美「・・・・・・・・・」にこ
六本木「??」
王羽美「さすがですね。クルセイダーズは。あなたもまた、シャークキングやロージーのように、しっかりした信念と絆を持った立派なハンターのようです」なでなで
六本木「・・・・・・・・・。カーブータチモ、シッテイルノカ?」
王羽美「ええ。私を信頼してくれますか?えっと・・・」
六本木「ナハ、ロッポンギ。ウマレコキョウノ、ロッポンノ、マツノキガ、アッタチメイカラ、イタダイタ」
王羽美「立派な六本の松の木に恥じない、賢いインコですね。あなたは」にこ
六本木「・・・・・・・・・・・・」ポッ
かぁ~~~かぁ~~~~
(日が落ちかけていくユクモ村の頭上をカラスっぽい鳥が通り過ぎていく下、ビートル型の猟虫を頭に乗せたコニーが歩いて行く)

コニー「偉かったにゅ。私がお仕事している間も、ちゃんと大人しくしていたにゅ♪」(頭巾の上でふて寝している猟虫に話しかける)
ブッチャービートル「カナカナ・・カナクソン・・」ぼりぼり(前脚で照れくさそうに顔面を掻く)
コニー「きっと「ヴォルの人」のしつけがいいのにゅ♪素敵な人にゅ?ヴォルの人は?」
ブッチャービートル「・・・・・・・・・・・。カナ」(え~~~まぁ。みたいな顔してる)
コニー「そうかにゅ。きっと偉い人なんだにゅ。ヴォルの人は♪」
ブッチャービートル「・・・・・・・・・」フルフルフルフル(それは違うと言わんばかりに首を左右に振るもコニーは気づかない)
コニー「ヴォルの人は男の人かにゅ?」
ブッチャービートル「カナカナカナ」(NONONOのニュアンス)
コニー「え?じゃあ、女の人なんだにゅ?」
ブッチャービートル「カナクッソン」こっくり
コニー「そうだったにゅ・・。私はてっきり男の人を思い浮かべていたにゅ。ハンターにゅ?」
ブッチャービートル「・・・・・・・・・・・。カナ」(え~~~まぁ。みたいな顔してる)
コニー「そっかにゅ。きっと凄いハンターなのにゅ。貴方のご主人は」にこ
ブッチャービートル「・・・・・・・・・・・・・・」ぼりぼり
かぁ~~~かぁ~~~~(あぜ道を行く、頭に猟虫を乗せた可愛らしい「ナデシコアイルー」に手を振りながら帰路に向かう子供たち)
コニー「本当に素敵な村だにゅ。ユクモ村は・・。みんな、私に優しくしてくれるにゅ。ここに来るまでは、人間が怖かったけど、今ではすっかりその偏見は消えたにゅ。それもこれも、私をここに導いてくれた千恵子さんのおかげだにゅ」(空一面に広がる夕焼け雲を見上げる)
ブッチャービートル「・・・・・・・・・・・・・」ちら(コニーが見ている同じ空を見上げる)
千恵子「今度こそ逃さないよぉおおおおお!!!!」
千恵子「いい子にしてな」スッ(ワゴンの上に猟虫を乗せる)
ブッチャービートル「チエコ・・・・」
コニー「やっぱりにゅ♪」(頭の上の猟虫を見上げる)
ブッチャービートル「??」
コニー「あなた、前にフラワーさんのお部屋に入ってきた猟虫にゅ?」
ブッチャービートル「・・・・・・・・・・・・・・・」プイッ

コニー「ということは、あなたのご主人・・ヴォルの人っていうのは・・・・・私を神殿から連れて出してくれた、あの可愛らしいハンターの少女・・・・そうにゅね?」
ブッチャービートル「・・・・・・・・・・・・・・」こくり
コニー「どうしてあの子は、私を助けてくれるにゅ?」
ブッチャービートル「・・・・・・・・・・・・・・・」(深刻な面持ちをしたまま俯く)
ユーリィ「・・あの方の死を・・スケープゴートにしてはだめ・・・教示・・・そう思ってる・・」
ブッチャービートル「・・・・・・・・。カナカナカナカナ、カナケッション、カナクソーーン、カナケショーーン」
コニー「う~ん・・難しい虫語はわからないにゅ・・。けど、ヴォルの人・・あなたのご主人もまた、千恵子さんのことを好きだったってことは、よく分かったにゅ」にこ
ブッチャービートル「・・・・・・・・・・・・・・・」(少しだけ安堵の表情を見せる猟虫)
かぁ~~~かぁ~~~~
(西陽を受けながら、やがて古びた木造二階建ての共同居住型住宅の前に到着するコニーとブッチャービートル)
コニー「さ、着いたにゅ。ここが私のお家にゅ♪」
ブッチャービートル「カナケッション」ふん
コニー「大丈夫にゅ♪このアパートには、ユクモクルセーダーズのハンターさんや、そのお仲間の人達も住んでいるんだにゅ。と言っても、今は皆さん、お勤めで留守にしているけど・・。でも平気にゅ。ベップさんが警備の人を派遣してくれるって言ってたにゅ」
ブッチャービートル「ブッブッブッブッブッ」(ほっそい前脚で自分を指差す)
コニー「そうね。何より、あなたが側にいてくれるにゅ♪」なでなで
ブッチャービートル「・・・・・・・・・・」ポッ
バカーーーーーーーーーーーン!!
(二階に見える締め切られた両開きの雨戸が、豪快に開かれると同時に、派手な色のインコが一目散にテイクオフしていく)
六本木「キンキュウジタイ!!エマージェンシー!!ユクモアベンジャーズ・・・アッセン・・!!・・ン?」バサバサバサバサバサ

ぽかぁ~~~~ん・・・(と、口を開けて空を見上げているコニーとブッチャービートル)
六本木「コニー!!コニー!!」バサバサバサバサバサ

王羽美「コニーさんがいるんですか!?」バカーーーーン

コニー「なんなんだにゅ



To Be Continued
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次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはさ!?
2/21(水)0時更新 「羨ましい限りどす」の巻
をお送り致します♪ほいだらさ!!次回もスマホやモニターをまるめながら読も見よう
