んもぉ~~~ザムなんだからぁ~~~
(と、ブツブツ文句を言いながら密林内を行く「第一段階」の多殻蟹)
![]()
ゾンゲ「さっきの爆破は、間違いなくディルクが起こしたものだろう・・。小型生物を敵だと勘違いするほど「ザムな奴」でもあるまいし・・・むっ!?待てよ!と、すれば、敵の囮が「ザム達」を引き寄せ、その間に拠点をザムなんてことが・・・しまった!!ザムったか!?」
にょ~~~~~~~~~ん
(きったならしい口元の脇からインカムマイクが飛び出てくる)
ゾンゲ「ザム専用インカムなのだ。これで部下と連絡が取れる。もしもし。あ~こちらザム。ザムですけどぉ~?拠点、どうぞぉ~?」
~暗黒団駐留地....
![]()
「あ~もしもしぃ~?ザムですけどぉ~?拠点、どうぞぉ~?」(幕舎前で警備をしている二人組の黒いスカルフェイスの軍人一人が片手に持つ「ハンディタイプ」の雷光虫型通信機から例の声が聞こえてくる)
暗黒団兵A「おい。ザムザ様からだぞ。早くでないと機嫌を損ねる」
暗黒団兵B「ああ。こちら拠点です。ザムザ様、どうぞ」ジーーーーー
「はいはい。ザムです。拠点、どうぞぉ~?」ジーーーーー
暗黒団兵A「ザムザ様は、いまいち通信が苦手なんだ。こっちがリードしてやれ」こそっ
暗黒団兵B「やれやれ・・こちらは異常ありません。そちらの状況はどうですか?どうぞ」ジーーーーー
「はいはい。ザムです。こちらはまだ爆破地点には来てないのですが、そちらが心配なので念のため、連絡しました。そんな今日このごろのザムです。拠点、どうぞぉ~?」ジーーーーー
暗黒団兵A「見張りの砕竜を囮で引きつけ、拠点を襲おうという敵の計略か・・」ふむ・・
暗黒団兵B「引き続き警戒します。どうかザムザ様もご無事で」ジーーーーー
「うう・・・・・」シクシク
暗黒団兵A&B「??」(顔を見合わせる)
「ザムの心配してくれるなんて・・・こちらザムです。みんなの期待に応えられるよう、一刻も早く爆破地点を見つけたいと・・・」ザーーーーーーーーー
暗黒団兵A「どうした?」
暗黒団兵B「おかしいな・・・通信が途絶えた。どうやら電波が乱れているようだ」ザーーーーーーーーー
暗黒団兵A「電波の中継となる雷光虫が途絶えたか?チャンネルを変えてみたらどうだ?」
暗黒団兵B「そうだったな。周波数が違う雷光虫経由なら・・・ダメだな・・」ザーーーーーーーーー
暗黒団兵A「何か強い電磁波による妨害を受けているというのか?」
暗黒団兵B「敵の大型モンスターかもしれない。注意しよう」こちんこちん(応答しない雷光虫型通信機にげんこつしている)
暗黒団兵A「砕竜にも通信機を持たせてやればよかったな」
暗黒団兵B「ゾンゲ様みたいにか?そりゃいい」ハッハッハッハッハッ
「ぜんぜん面白くない冗談ニャ」
暗黒団兵A「!?」バッ
ぬう・・(幕舎の陰からひょっこり顔を見せている白いテトルー)
暗黒団兵A「いたぞ!!あそこだ!!」
暗黒団兵B「追え!!逃がすな!!」
ニャ~~~~ニャ~~~~!!
(突如、暗黒団陣営の所々に出現してくる獣人騎士団達)
暗黒団兵A「いつの間に・・撃てぇえええええ!!」ガガガガガガガ![ドンッ]()
ガガガガガガガガガガガガ!!
ニャ~~ニャ~~ニャ~~!!
(発砲と共に四方八方に逃げる獣人騎士団達)
ハイモ「これでも喰らえミャ!!」ばふっ
(逃げながら片手に持つコナフキダケを叩く)
モワモワモワモワモワモワ・・・・
(瞬く間にエリア全体が、ひどいケムリに覆われていく)
暗黒団兵B「そんなことをしても無駄だ。我らのスカルフェイスはガスマスクにもなっているのだからな」チャッ・・(視界が悪い中、左手に通信機を握りしめ、右手に持つアサルトボウガンを左右に向けて構える)
シャアアアアアアアアアア!!
(暗黒団兵士の視点に突如、前方よりランスを向けて飛びかかってくる獣人騎士)
暗黒団兵B「ええい!!」ガガガガガガガガガ![ドンッ]()
シュタッ
ぴょーーーんぴょーーーんぴょーーーん![sss]()
(着地するやいなや、華麗な身のこなしでバク転回避していく獣人騎士)
暗黒団兵B「ちょろまかと・・!!」
バッ(一瞬の隙をみて、暗黒団兵Bが左手に持つ通信機を奪取するハイモ)
暗黒団兵B「なっ!?」
ハイモ「撤退ミャアアアアアアア!!!!」ぱぁ~~~ぷぅ~~~~~♪(必死に通信機を抱きしめながら四足走行で疾走する白猫騎士を先頭に、後続の仲間達が撤退を意味する角笛を吹き鳴らす)
「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~
~一方、ザムは....
ゾンゲ「もしもぉ~し。ザムですけどぉ~?拠点ですかぁ~?ザムでぇ~す。おかしいな・・」
ザーーーーーーーーーーー・・・
(インカムマイクからはブラウンノイズのみが流れている)
ゾンゲ「ザムだな、こりゃ」ザーーーーーーーー
ぱぁ~~~ぷぅ~~~~~・・・
(来た道の密林エリアより角笛の音が聞こえてくる)
ゾンゲ「今度はなんザム!?」バッ
ドガアアアアアアアアン!!
(近くから爆破音が聞こえてくる)
ゾンゲ「ええい!!次から次へとなんザムかっつ~の!!確かなのは、この騒々しさが敵襲だという知らせであること!!待っておれ!!今、ザムが蹴散らしてくれようぞよ!!」ガイ~ンガイ~ン
(両手を上げ、見事なまでの「前進カニ歩き」で密林の奥へと消えていく「第一段階」の多殻蟹の後ろ姿)
![]()
ダシャアアアアアアン!!
(振り下ろされた砕竜の弾頭殻が引き起こす大爆破をシールドでガードする小さき屈強な獣人戦士)
![]()
BBB「クソーーーーーー!!UBUの野郎!!いつもこんな攻撃をガードしてやがんのかよ
」シュウウウウウウウ・・・・(クルセイダーズのエンブレムが描かれた円盾から激しい白煙があがる)
![]()
タイタンラス「さすが我が同胞の素材を利用した防具だ。耐久性は申し分ない」
BBB「できれば爆破なしのプロレス技にしてくんねぇか?ハードコアは昔から好きじゃねぇんだ(やべぇ・・今の攻撃をガードしたことで、背中がますます痛くなってきやがった・・!)」ミシミシ・・
タイタンラス「さて、プラクティスはもういいだろう」グワッ・・(ハンマーのような右腕を振り上げる)
BBB「だな。こっちだって逃げてばかりじゃクルセイダーズの名に恥じる」ゴイン
(ディアネコハンマーを構える)
タイタンラス「安心しろ。潰して土に還してやる」ブオーーーーーーーン!!
BBB「やなこった!!」グオン
(ディアネコハンマーを両手で持ち、バットのスイングのように大きく振りかぶる)
ゴチーーーーーーーーーーン!!
(振り飾れた巨大な大鎚を見事打ち返すBBB)
タイタンラス「なっ・・!!」ビリビリビリビリ・・
(右腕が衝撃で震えている)
BBB「こちとら並のオトモじゃねぇんだ。一人でも戦える立派な狩人なんだぜ」にや
ドシューーーーーーーーーン!!
(砕竜の頭部目掛け飛翔する黒猫ニャンター)
BBB「喰らえ!!肉球顔面爆裂脚!!!!」
タイタンラス「!!」ビショワアアアアアア(ライダーキックで迫りくる黒猫がつぶらな瞳に投映される)
ダギャアアアアアアアン!!
(BBBの右猫足が砕竜の眉間を砕かんばかりの勢いで衝突する)
タイタンラス「クッ・・・!!」よろっ
(眉間の一部が破壊され、破片をこぼしながら一歩後退する)
BBB「まだまだぁあああああああああ!!!!」グオン!!(空中でディアネコハンマーを両手で振りかぶりながら襲いかかる)
バガアアアアアアアアアン!!
(砕竜の頭殻に渾身の一撃を叩きつける小さな獣人戦士。同時に黒猫の得物も破裂するように粉々に砕け散る)
タイタンラス「ぐわあああああああああ!!!!」
ダオオオオオオオオオオン!!
(たまらずノックバックする砕竜を尻目に空中から降下していく黒猫ニャンター)
BBB「石頭め!!ディアベル素材のハンマーがぶっ壊れちまった」ぽいっ
(降下しながら「柄」だけになった得物を投げ捨てる)
シュタッ
(着地する黒猫)
BBB「うっ!!!」ズキーーーーーーン
(背中を中心に激痛の雷光が走る)
ドシーーーーーーーーーン!!
(蹲る黒猫の前方より破壊神の足踏みが轟く)
タイタンラス「驚いたぞ。まさかお前のような獣人がいたとはな」ピチュピチュピチュ・・(ひび割れた眉間とハンマーの一打をもらい破損した部分に粘菌がまとわりつき、みるみるうちに修復させていく)
BBB「こっちもあんたみてぇな獣竜は初めてだよ。って、あんた人間だっけか。優秀な博士だったんだろ?そうか・・・その粘菌はてめぇのオリジナルってわけか・・・うっ・・!!(まずいな・・・これ以上のデュエルは背中がもたねぇ・・・どうしたものか・・)」ガクン
(たまらず片膝をつく)
ゾンゲ「ディルク!!助っ人にきたザムぞ!!」ガイ~ンガイ~ン
(陽気にエリアインしてきた多殻蟹)
BBB「また厄介なのが「一杯」増えたな・・」
ゾンゲ「こら!!食用を数える言い方で呼ぶな!!」ぷんすか
タイタンラス「小さいが油断するな。いち狩人だと思って立ち向かえ」ショキーーーーン
(回復完了といわんばかりに「傷口」が塞がり、同時に「治癒粘菌」も役目を終えたかのように蒸発して消えてしまう)
ぱぁ~~~ぷぅ~~~~~・・・・
(遠方の密林エリアより聞こえてくる角笛のサイン)
BBB「・・・・・・・(撤退のサイン・・・どうやら作戦が成功したようだな・・。あとはこの窮地からどうやって生還するかだが・・・)」ズキズキ・・(激痛の走る背中を敵に悟られまいと必死になって立ち上がる)
タイタンラス「拠点が襲われたのか?」(目線は小さな標的を捉えたまま、隣の多殻蟹に問いかける)
ゾンゲ「ザムな。今、通信してみよう」にょ~~~ん(きったならしい口元にインカムマイクが伸びてくる)
パキャーーーーーーーーーン![衝撃]()
(インカムマイクが放電したかのように電子を放出しながら破裂してしまう)
ゾンゲ「なんザム!?」
タイタンラス「膨大な電荷がエリアを覆い尽くしている・・・まさか・・!?」ビリビリ・・ビリビリ・・(殻である肉体に電気が走っている)
BBB「このどこか懐かしい「唐突な」電気の発生は・・・」ピリピリ・・・ピリピリ・・・(肉球を広げ、その上に広がる電荷を眺めている)
![]()
バショオオオオオオオオオン!!
(突如、空間上に現れたワームホールバリアの中から、拳を振りかざして突撃してくる金獅子)
ゾンゲ「ゲッ!!またあいつだ
」
カイルス「うおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
ドガアアアアアアアアアン!!
(多殻蟹を全身をもって殴りつける金獅子)
BBB「カイルス!!」
ズザザザザザザザザザザザ!!
(木々を薙ぎ倒しながら密林エリアの奥へと押し込まれる多殻蟹を背景に、颯爽と着地する金獅子)
![]()
カイルス「よぉ。プロフェッサー。迎えに来てやったぜ」ビリビリビリビリ![キラキラ]()
タイタンラス「カイルス・・・来ていたのか」
カイルス「アッシュ達も一緒だ。目的はもちろん、あんたを連れ戻す為だ。それと、俺にはもうひとつ目的がある」ちら
BBB「久振りだな。カイルス」
カイルス「BBBは俺の宿敵(ネメシス)だ。お前に殺されちゃ夜も眠れねぇ」ビリビリ・・ビリビリ・・!!(全身を覆う雷属性エネルギーが、主人の激憤に同調するかのようにより猛る)
タイタンラス「目的を果たせば火山には戻るつもりだった」
カイルス「それはモンスターとしてか?それとも・・人としてか?」ビリビリビリビリ・・!!
タイタンラス「・・・・・・・・・・・・・」ゾゾゾゾゾ・・!!(砕竜の瞳の奥で蠢く粘菌状の宿主(ホスト))
「いたぞ!!」
カイルス「!?」バッ
ザッザッザッザッザッザッザッザッ
(密林エリアに黒いスカルフェイスの軍人からなるいち小隊が駆けつけてくる)
BBB「カイルス!!雑談は今度だ!!俺と一緒に来い!!」
カイルス「・・・・・・・・・・・・」ちら
タイタンラス「そうしろ。俺には果たしたい個人的なクエストがある」
カイルス「プロフェッサー・・・・仲間を裏切るつもりか・・?」
タイタンラス「目的を果たせば。アッシュにはそう伝えろ」
カイルス「・・・・・・・・・・・・・ちっ」
暗黒団兵「構えろ!!」ザシュッ![sss]()
カイルス「掴まれ!!BBB!!」グワン
(電気を大量に帯びた両腕を掲げる)
BBB「はいよ!!」バッ
(頭の上に飛び乗る)
カイルス「俺をお前の主人のところに案内しろ!!いいな!?」ビリビリビリビリ!!
BBB「仕方ねぇ。助けられたんだ。言うとおりにしてやるよ」
カイルス「プロフェッサー!!これだけは言っておく!!火山を裏切ったら、その時は全力をもってあんたを叩き潰す!!それがモンスターミリシアのやり方だ!!」グワン!!(頭上で両拳を叩き合わせるモーションをとりながら叫ぶ)
バショーーーーーーーーーン!!
(加速器と化した両拳が衝突することで発生したワームホールバリアと共に、その場から消え去るカイルスとBBB)
暗黒団兵「クソ!!どこだ!?」
タイタンラス「もうここにはいない」ドシーーーーン・・・
暗黒団兵「何処へ行く!?」
タイタンラス「お前たちの拠点だ。問題なく、こっちに向かっているのだろう?ダニエル・カペラは」
暗黒団兵「ああ。直に到着する予定だ」
タイタンラス「ならば問題なし。敵襲も終わりだ。帰還するぞ」ドシーーーーン・・・・
暗黒団兵「・・・・・・・・。っと、ゾンゲ様を回収しにいかないとな」やれやれ
ドシーーーーーーン・・・ドシーーーーーーン・・・
(密林を歩むどこか機械的な印象を受ける巨大な砕竜)
タイタンラス「・・・・・・・(すまない・・・カイルス、アッシュ・・。俺が未だに人としての生に未練があるのか・・・確かめさせてくれ・・!!)」ドシーーーーン・・ドシーーーーン・・(木々を物ともせず突き進む砕竜の瞳の奥に見える粘菌状の宿主が放つ煌めきが、まるで砕竜が泣いているかのように見せている・・)
To Be Continued
ランキング参加中だぜ!!みんなの激アツ一票で応援してくれよな!!
![]()
次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストリートモードはさ!?
4/16(月)0時更新 「お前の予想通りの展開になったな?」の巻
をお送りいたします♪ほいじゃらばさ!!次回も肉球顔面爆裂脚をテレビに喰らわしながら読も見ようよ![ぽけ~]()
足が曲がったら「いちぃ~
」って言おう![キラーン]()
(と、ブツブツ文句を言いながら密林内を行く「第一段階」の多殻蟹)

ゾンゲ「さっきの爆破は、間違いなくディルクが起こしたものだろう・・。小型生物を敵だと勘違いするほど「ザムな奴」でもあるまいし・・・むっ!?待てよ!と、すれば、敵の囮が「ザム達」を引き寄せ、その間に拠点をザムなんてことが・・・しまった!!ザムったか!?」
にょ~~~~~~~~~ん
(きったならしい口元の脇からインカムマイクが飛び出てくる)
ゾンゲ「ザム専用インカムなのだ。これで部下と連絡が取れる。もしもし。あ~こちらザム。ザムですけどぉ~?拠点、どうぞぉ~?」
~暗黒団駐留地....

「あ~もしもしぃ~?ザムですけどぉ~?拠点、どうぞぉ~?」(幕舎前で警備をしている二人組の黒いスカルフェイスの軍人一人が片手に持つ「ハンディタイプ」の雷光虫型通信機から例の声が聞こえてくる)
暗黒団兵A「おい。ザムザ様からだぞ。早くでないと機嫌を損ねる」
暗黒団兵B「ああ。こちら拠点です。ザムザ様、どうぞ」ジーーーーー
「はいはい。ザムです。拠点、どうぞぉ~?」ジーーーーー
暗黒団兵A「ザムザ様は、いまいち通信が苦手なんだ。こっちがリードしてやれ」こそっ
暗黒団兵B「やれやれ・・こちらは異常ありません。そちらの状況はどうですか?どうぞ」ジーーーーー
「はいはい。ザムです。こちらはまだ爆破地点には来てないのですが、そちらが心配なので念のため、連絡しました。そんな今日このごろのザムです。拠点、どうぞぉ~?」ジーーーーー
暗黒団兵A「見張りの砕竜を囮で引きつけ、拠点を襲おうという敵の計略か・・」ふむ・・
暗黒団兵B「引き続き警戒します。どうかザムザ様もご無事で」ジーーーーー
「うう・・・・・」シクシク
暗黒団兵A&B「??」(顔を見合わせる)
「ザムの心配してくれるなんて・・・こちらザムです。みんなの期待に応えられるよう、一刻も早く爆破地点を見つけたいと・・・」ザーーーーーーーーー
暗黒団兵A「どうした?」
暗黒団兵B「おかしいな・・・通信が途絶えた。どうやら電波が乱れているようだ」ザーーーーーーーーー
暗黒団兵A「電波の中継となる雷光虫が途絶えたか?チャンネルを変えてみたらどうだ?」
暗黒団兵B「そうだったな。周波数が違う雷光虫経由なら・・・ダメだな・・」ザーーーーーーーーー
暗黒団兵A「何か強い電磁波による妨害を受けているというのか?」
暗黒団兵B「敵の大型モンスターかもしれない。注意しよう」こちんこちん(応答しない雷光虫型通信機にげんこつしている)
暗黒団兵A「砕竜にも通信機を持たせてやればよかったな」
暗黒団兵B「ゾンゲ様みたいにか?そりゃいい」ハッハッハッハッハッ
「ぜんぜん面白くない冗談ニャ」
暗黒団兵A「!?」バッ
ぬう・・(幕舎の陰からひょっこり顔を見せている白いテトルー)
暗黒団兵A「いたぞ!!あそこだ!!」
暗黒団兵B「追え!!逃がすな!!」
ニャ~~~~ニャ~~~~!!
(突如、暗黒団陣営の所々に出現してくる獣人騎士団達)
暗黒団兵A「いつの間に・・撃てぇえええええ!!」ガガガガガガガ

ガガガガガガガガガガガガ!!
ニャ~~ニャ~~ニャ~~!!
(発砲と共に四方八方に逃げる獣人騎士団達)
ハイモ「これでも喰らえミャ!!」ばふっ

モワモワモワモワモワモワ・・・・
(瞬く間にエリア全体が、ひどいケムリに覆われていく)
暗黒団兵B「そんなことをしても無駄だ。我らのスカルフェイスはガスマスクにもなっているのだからな」チャッ・・(視界が悪い中、左手に通信機を握りしめ、右手に持つアサルトボウガンを左右に向けて構える)
シャアアアアアアアアアア!!
(暗黒団兵士の視点に突如、前方よりランスを向けて飛びかかってくる獣人騎士)
暗黒団兵B「ええい!!」ガガガガガガガガガ

シュタッ


(着地するやいなや、華麗な身のこなしでバク転回避していく獣人騎士)
暗黒団兵B「ちょろまかと・・!!」
バッ(一瞬の隙をみて、暗黒団兵Bが左手に持つ通信機を奪取するハイモ)
暗黒団兵B「なっ!?」
ハイモ「撤退ミャアアアアアアア!!!!」ぱぁ~~~ぷぅ~~~~~♪(必死に通信機を抱きしめながら四足走行で疾走する白猫騎士を先頭に、後続の仲間達が撤退を意味する角笛を吹き鳴らす)
「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~
~一方、ザムは....
ゾンゲ「もしもぉ~し。ザムですけどぉ~?拠点ですかぁ~?ザムでぇ~す。おかしいな・・」
ザーーーーーーーーーーー・・・
(インカムマイクからはブラウンノイズのみが流れている)
ゾンゲ「ザムだな、こりゃ」ザーーーーーーーー
ぱぁ~~~ぷぅ~~~~~・・・
(来た道の密林エリアより角笛の音が聞こえてくる)
ゾンゲ「今度はなんザム!?」バッ
ドガアアアアアアアアン!!
(近くから爆破音が聞こえてくる)
ゾンゲ「ええい!!次から次へとなんザムかっつ~の!!確かなのは、この騒々しさが敵襲だという知らせであること!!待っておれ!!今、ザムが蹴散らしてくれようぞよ!!」ガイ~ンガイ~ン


ダシャアアアアアアン!!
(振り下ろされた砕竜の弾頭殻が引き起こす大爆破をシールドでガードする小さき屈強な獣人戦士)

BBB「クソーーーーーー!!UBUの野郎!!いつもこんな攻撃をガードしてやがんのかよ


タイタンラス「さすが我が同胞の素材を利用した防具だ。耐久性は申し分ない」
BBB「できれば爆破なしのプロレス技にしてくんねぇか?ハードコアは昔から好きじゃねぇんだ(やべぇ・・今の攻撃をガードしたことで、背中がますます痛くなってきやがった・・!)」ミシミシ・・
タイタンラス「さて、プラクティスはもういいだろう」グワッ・・(ハンマーのような右腕を振り上げる)
BBB「だな。こっちだって逃げてばかりじゃクルセイダーズの名に恥じる」ゴイン

タイタンラス「安心しろ。潰して土に還してやる」ブオーーーーーーーン!!
BBB「やなこった!!」グオン

ゴチーーーーーーーーーーン!!
(振り飾れた巨大な大鎚を見事打ち返すBBB)
タイタンラス「なっ・・!!」ビリビリビリビリ・・

BBB「こちとら並のオトモじゃねぇんだ。一人でも戦える立派な狩人なんだぜ」にや
ドシューーーーーーーーーン!!
(砕竜の頭部目掛け飛翔する黒猫ニャンター)
BBB「喰らえ!!肉球顔面爆裂脚!!!!」
タイタンラス「!!」ビショワアアアアアア(ライダーキックで迫りくる黒猫がつぶらな瞳に投映される)
ダギャアアアアアアアン!!
(BBBの右猫足が砕竜の眉間を砕かんばかりの勢いで衝突する)
タイタンラス「クッ・・・!!」よろっ

BBB「まだまだぁあああああああああ!!!!」グオン!!(空中でディアネコハンマーを両手で振りかぶりながら襲いかかる)
バガアアアアアアアアアン!!
(砕竜の頭殻に渾身の一撃を叩きつける小さな獣人戦士。同時に黒猫の得物も破裂するように粉々に砕け散る)
タイタンラス「ぐわあああああああああ!!!!」
ダオオオオオオオオオオン!!
(たまらずノックバックする砕竜を尻目に空中から降下していく黒猫ニャンター)
BBB「石頭め!!ディアベル素材のハンマーがぶっ壊れちまった」ぽいっ

シュタッ

BBB「うっ!!!」ズキーーーーーーン

ドシーーーーーーーーーン!!
(蹲る黒猫の前方より破壊神の足踏みが轟く)
タイタンラス「驚いたぞ。まさかお前のような獣人がいたとはな」ピチュピチュピチュ・・(ひび割れた眉間とハンマーの一打をもらい破損した部分に粘菌がまとわりつき、みるみるうちに修復させていく)
BBB「こっちもあんたみてぇな獣竜は初めてだよ。って、あんた人間だっけか。優秀な博士だったんだろ?そうか・・・その粘菌はてめぇのオリジナルってわけか・・・うっ・・!!(まずいな・・・これ以上のデュエルは背中がもたねぇ・・・どうしたものか・・)」ガクン

ゾンゲ「ディルク!!助っ人にきたザムぞ!!」ガイ~ンガイ~ン

BBB「また厄介なのが「一杯」増えたな・・」
ゾンゲ「こら!!食用を数える言い方で呼ぶな!!」ぷんすか
タイタンラス「小さいが油断するな。いち狩人だと思って立ち向かえ」ショキーーーーン

ぱぁ~~~ぷぅ~~~~~・・・・
(遠方の密林エリアより聞こえてくる角笛のサイン)
BBB「・・・・・・・(撤退のサイン・・・どうやら作戦が成功したようだな・・。あとはこの窮地からどうやって生還するかだが・・・)」ズキズキ・・(激痛の走る背中を敵に悟られまいと必死になって立ち上がる)
タイタンラス「拠点が襲われたのか?」(目線は小さな標的を捉えたまま、隣の多殻蟹に問いかける)
ゾンゲ「ザムな。今、通信してみよう」にょ~~~ん(きったならしい口元にインカムマイクが伸びてくる)
パキャーーーーーーーーーン

(インカムマイクが放電したかのように電子を放出しながら破裂してしまう)
ゾンゲ「なんザム!?」
タイタンラス「膨大な電荷がエリアを覆い尽くしている・・・まさか・・!?」ビリビリ・・ビリビリ・・(殻である肉体に電気が走っている)
BBB「このどこか懐かしい「唐突な」電気の発生は・・・」ピリピリ・・・ピリピリ・・・(肉球を広げ、その上に広がる電荷を眺めている)

バショオオオオオオオオオン!!
(突如、空間上に現れたワームホールバリアの中から、拳を振りかざして突撃してくる金獅子)
ゾンゲ「ゲッ!!またあいつだ

カイルス「うおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
ドガアアアアアアアアアン!!
(多殻蟹を全身をもって殴りつける金獅子)
BBB「カイルス!!」
ズザザザザザザザザザザザ!!
(木々を薙ぎ倒しながら密林エリアの奥へと押し込まれる多殻蟹を背景に、颯爽と着地する金獅子)

カイルス「よぉ。プロフェッサー。迎えに来てやったぜ」ビリビリビリビリ

タイタンラス「カイルス・・・来ていたのか」
カイルス「アッシュ達も一緒だ。目的はもちろん、あんたを連れ戻す為だ。それと、俺にはもうひとつ目的がある」ちら
BBB「久振りだな。カイルス」
カイルス「BBBは俺の宿敵(ネメシス)だ。お前に殺されちゃ夜も眠れねぇ」ビリビリ・・ビリビリ・・!!(全身を覆う雷属性エネルギーが、主人の激憤に同調するかのようにより猛る)
タイタンラス「目的を果たせば火山には戻るつもりだった」
カイルス「それはモンスターとしてか?それとも・・人としてか?」ビリビリビリビリ・・!!
タイタンラス「・・・・・・・・・・・・・」ゾゾゾゾゾ・・!!(砕竜の瞳の奥で蠢く粘菌状の宿主(ホスト))
「いたぞ!!」
カイルス「!?」バッ
ザッザッザッザッザッザッザッザッ
(密林エリアに黒いスカルフェイスの軍人からなるいち小隊が駆けつけてくる)
BBB「カイルス!!雑談は今度だ!!俺と一緒に来い!!」
カイルス「・・・・・・・・・・・・」ちら
タイタンラス「そうしろ。俺には果たしたい個人的なクエストがある」
カイルス「プロフェッサー・・・・仲間を裏切るつもりか・・?」
タイタンラス「目的を果たせば。アッシュにはそう伝えろ」
カイルス「・・・・・・・・・・・・・ちっ」
暗黒団兵「構えろ!!」ザシュッ

カイルス「掴まれ!!BBB!!」グワン

BBB「はいよ!!」バッ

カイルス「俺をお前の主人のところに案内しろ!!いいな!?」ビリビリビリビリ!!
BBB「仕方ねぇ。助けられたんだ。言うとおりにしてやるよ」
カイルス「プロフェッサー!!これだけは言っておく!!火山を裏切ったら、その時は全力をもってあんたを叩き潰す!!それがモンスターミリシアのやり方だ!!」グワン!!(頭上で両拳を叩き合わせるモーションをとりながら叫ぶ)
バショーーーーーーーーーン!!
(加速器と化した両拳が衝突することで発生したワームホールバリアと共に、その場から消え去るカイルスとBBB)
暗黒団兵「クソ!!どこだ!?」
タイタンラス「もうここにはいない」ドシーーーーン・・・
暗黒団兵「何処へ行く!?」
タイタンラス「お前たちの拠点だ。問題なく、こっちに向かっているのだろう?ダニエル・カペラは」
暗黒団兵「ああ。直に到着する予定だ」
タイタンラス「ならば問題なし。敵襲も終わりだ。帰還するぞ」ドシーーーーン・・・・
暗黒団兵「・・・・・・・・。っと、ゾンゲ様を回収しにいかないとな」やれやれ
ドシーーーーーーン・・・ドシーーーーーーン・・・
(密林を歩むどこか機械的な印象を受ける巨大な砕竜)
タイタンラス「・・・・・・・(すまない・・・カイルス、アッシュ・・。俺が未だに人としての生に未練があるのか・・・確かめさせてくれ・・!!)」ドシーーーーン・・ドシーーーーン・・(木々を物ともせず突き進む砕竜の瞳の奥に見える粘菌状の宿主が放つ煌めきが、まるで砕竜が泣いているかのように見せている・・)
To Be Continued
ランキング参加中だぜ!!みんなの激アツ一票で応援してくれよな!!

次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストリートモードはさ!?
4/16(月)0時更新 「お前の予想通りの展開になったな?」の巻
をお送りいたします♪ほいじゃらばさ!!次回も肉球顔面爆裂脚をテレビに喰らわしながら読も見ようよ

足が曲がったら「いちぃ~

