
シュウウウウウウウウウウ・・・・
(双眼鏡視点。右の触覚から硝煙をあげたまま「機械のように」立ち尽くしている砦蟹)
羅刹「先程の刻竜の攻撃が効いているようだな」よっ

ラインハルト「ええ・・・でも気になるのは、その刻竜と川村君の行き先です。おそらくは領内に向かったと思うのですが・・・」むぅ~~
羅刹「凍土と思しき軍勢も彼らを追うように撤退していった。三つ巴の戦いにならずに済んだわけだが・・さて、どうしたものか」う~~ん
アガッツィ「ガオレンボーグの詳細を教えろ」ふおん・・ふおん・・(再びゴーグル表面のディスプレイはシェンガオレンのモンスターアイコンに戻っており、「穏やかに」ゆっくりと点滅を繰り返している)
ソユン「右手の鋏が一部損傷。不甲斐ないわ・・」むっ(ゴーグルをかけたまま不機嫌そうに唇を噛みしめる)
サマーズ「あとは同じく右側の触覚が機能停止しています。ガオレンレーダーの反応が前より少し劣りますが、戦闘には支障ありません」よし(と、偉そうにアガッツィ)
スペンサー「どれも右側ばっかりだが、こいつの右目も傷が残ったままになっていましたよね?」
カペラ「ええ。捕獲した時には既にあったわ。「自然回復」する前に、生物としての機能は停止させてしまったから、そのままなの。別に視界を確保するのに問題はないでしょ?だからよ」
サマーズ「あの傷から察するに、狩猟武器ではなさそうだったが・・・砦蟹相手に目を傷つけるとは、一体どんなモンスターだったのか・・」ふむ・・
スペンサー「さっきの刻竜を見たろ?知的生命体種なら、なんでもありだよ」やれやれ
ソユン「ほんとムカつく、あの刻竜・・!それに、だっさいドボルヘルムを被ったハンターを乗せて消えてしまったけど、あれもクルセイダーズのモンスターですかね?」フキフキ(我を取り戻すようにネイルの手入れをしだす)
カペラ「たぶんね。けど、厄介者がいなくなってくれて、せいせいするわ。それより、ボーグの起動、いけるかしら?」
ソユン「いつでも。ね、キャプテン」キラァ~ン

アガッツィ「うむ。ひとまず、目障りな神殿の騎士団を血祭りにあげてやるか」
カペラ「ちょっと待って」むむむ・・
スペンサー「また偏頭痛か?」
サマーズ「千里眼だよ」
カペラ「新手が到着してきたみたい。ほら、レーダーにも反応があるわ」ふおんふおんふおん(エマージェンシーを示すようにシェンガオレンアイコンが激しく点滅を見せる)

ゴロゴロゴロゴロゴロ!!
(密林内を大爆走するタイヤモードの爆鎚竜が木々を伐採しながら現れる。また、その背後から怒涛のグラビダッシュで追走してくる黒鎧竜の姿も)
羅刹「あれはどこの勢力だ?」ゴロゴロゴロゴロ・・!!
ラインハルト「種族からしてUBUちゃんが言っていた火山圏のモンスターのようですね」ふむ~(双眼鏡でそれを興味津々に眺めている)

ガイーーーーーーーーン!!
(実にクールにタイヤモードからトランスフォーム決め込みながら、頭上の砦蟹を睨む爆鎚竜)

アングリーアッシュ「でくのぼうが。ここに何用だ」
ドスンドスンドスン!!
(爆鎚竜の横に並ぶ黒鎧竜)

メガゼノス「それより、あれを見ろ!子供達だ!!」

バサ雄「姉ちゃん!父ちゃんが来たよ!!」(倒れている姉を支えながら声をかける。また、桃岩竜の傍らではデブが一生懸命、看病している)

バサリン「お父さん・・・・」
メガゼノス「大丈夫か!?」ドスンドスンドスン

バサリン「ええ・・私は大丈夫・・・。でも、スサノオ君とアマテラスさんが・・」ちら
・・・・・・・・・・・・・・・・
(すぐ近くで横たわっている蒼火竜と桜火竜の姉弟をパソコンが看病している)
メガゼノス「あの砦蟹にやられたんだな?」
バサリン「・・・・・・・・・」こくり
メガゼノス「みんな、下がっていなさい。ここからは成体(おとな)に任せなさい」(実に凛とした表情をみせる頼もしい黒鎧竜の父)
アガッツィ「爆鎚竜に黒鎧竜だと・・?火山圏のモンスターが何をしにきた」ふおんふおんふおん(ゴーグルの右目側にウラガンキン、左目側にグラビモス亜種のモンスターアイコンが点滅している)
カペラ「まだ来るわね・・・次から次へと・・・・」

信長「待たせたな!!皆の衆!!」ガシーンガシーンガシーン

マナブ「おお!!我が同志達よ!!」お~~~~い

パソコン「あれは・・デブ!!リーダーの登場だよ!!」お~~~~い

デブ「ゴンザレス・アッセンブル!!なんてね♪」お~~~~い

信長「・・・・・・・・・・・・・・」じーーーーーー(実に見事な「蟹っぽい瞳」で砦蟹を見上げている)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(見上げる砦蟹の「ガラスのような」右目には、「ギッ」てやったような傷が残っている)
信長「間違いない・・・あれは・・勝家だ!!」
ソユン「レーダーに反応あり。今度は・・・」ピコピコピコ

カペラ「砕竜・・・」ピコ~~ん♪(「正解!」みたいな感じでブラキディオスのアイコンが「3つ」横並びに揃う)

ドスン・・ドスン・・・
(大鎚のような手で木々を掻き分けながら姿を見せる巨大な砕竜)

タイタンラス「シェンガオレン・・・・・」クッ・・(顔を見上げる)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(砕竜が見上げる砦蟹の口部、強化ガラス越しに、そっとゴーグルを外す漆黒のドクターコートを纏った女史)
カペラ「・・・・・・・・・・・・・」スッ・・(素顔を露わにするように髪を振りほどく)
タイタンラス「カペラ・・・・・・」
羅刹「また厄介なモンスターが一頭増えたな」
ラインハルト「どうでしょう。とりあえずは近隣にいる「関係者」が集結したとみていいでしょう」ふ~~~
羅刹「どうするんだ?」(その背後ではミサキを筆頭に一番隊足軽部隊、その右手にはベナッツォーリ率いる重槍騎馬隊、左には鋼鉄のグーク率いる銃槍歩兵隊がいつでも出陣できるようきっちりと隊列を成している)
ラインハルト「北部、それから南部にいた暗黒団の行方も気になりますが・・・」
羅刹「クルセイダーズにだけ任せておくのは不安か?」
ラインハルト「いえ。こんな時の為に、一応、保険はうってありますから♪」パチりん(ご陽気にウィンクしてみせる)

グワアアアアアアアアア!!
クイーン「左舷に回避!!」スチャッ


エリオット「了解!!」キュピーーーーーーン


ハイヤ~~~~~~~~~!!
(後方から迫りくる弩岩竜のダイブを間一髪、向かって右側にジャンプ一番回避する鬼狩蛛の英姿)
ズシャシャシャシャシャシャシャ!!
(頭部から豪快に地面へと着地した弩岩竜はその推進力を利用し、両前脚でブレーキをかけながらUターンをかます)
スラッシュ「前をとられったっチャ

クイーン「慌てないの。ブラックアーミー!!アターーーーック!!」バッ

ズガガガガガガガガガガガ!!
(密林内に隠れていた漆黒のスカルフェイスを被った小隊が、アサルトボウガンを一斉射撃しながらゆっくりと前進していく)

スチューンスチューンスチューン

(すんごい弾丸が顔面に集中砲火される)
ショットリーパー「馬鹿め!!その程度の膂力ではこのバトラス艦の「歯」すら折ることはできまいぞ!!」かんらからから

クイーン「うるさい」ダーーーーーン

ショットリーパー「いてえ


ガガガガガガガガガガガガガ
(凄まじい連発音の中、弩岩竜の巨大な棘部が生える背甲上にて、二人のギルドナイトとサザンゴッドの賞金首達が睨み合っている)

ゾフィ「なぁ!?マジのギルドナイトだろ!?」(驚愕しながら指さしてる)

ユーリィ「・・最悪・・」はぁ~~~

アンソニー「シリウスさん、彼ら、どう思う?」やれやれ


シリウス「お前も手配書で見たことがあるだろう?サザンゴッドの賞金首共だ。しかし、こんなところで遭遇するとはな」フゥ~~~~
アンソニー「なるほど・・とても分かち合えそうな人達じゃないと思ったけど・・どうするんだい?」
シリウス「俺たちのミッションはあくまでも領内にある。こんな所で足止めは・・・」
ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・!!
(地面の主が機械的な起動音と共に小刻みに振動をはじめる)
ファーザーG「また動きますよ

アイン「あいつらはどうするんだい?」ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・!!
ゾフィ「決まってんだろ!!やられる前に行動あるのみ・・・・・いっ!?」ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ!!(振動が一気に激しくなる)

ダッシャッシャッシャッシャッシャッ!!
(再び全力疾走かましていく弩岩竜)
ゾフィ「すぐ走るんじゃねぇ~~


アイン「ゾフィーーーーー!!」ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ!!(他のメンバーと共に棘部に掴まりながら叫ぶ)
ユーリィ「・・ほっ・・!」ひょっ

ゾフィ「むぎぃ~~~~~!!」たしっ

ダッシャッシャッシャッシャッシャッシャッ!!
(遁逃する鬼狩蛛とブラックアーミー小隊を追走する弩岩竜の背甲上から、下に向かって傘を伸ばすユーリィ。そして断崖のような弩岩竜の側面から、傘を必死に掴んでぶら下がっているゾフィの姿も)
アンソニー「領内には無事に向かっているようだね!!」ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ!!
シリウス「このまま無事にゴール出来ればいいがな」やれやれ
クイーン「ほんとしつこい

ショットリーパー「ムヌワハハハハハハハ!!逃げろ逃げろ!!ムヌ~~~ワハハハハハハハ!!」かんらからから

「元帥!!大変じゃ!!」(首もとから「ひょこっと」出ている伝声管から操舵ジジイの声が聞こえてくる)
ショットリーパー「なんだ!?今いいところなんだ!!」かんらからから

操舵ジジイ「地中から巨大な氷属性反応じゃ!!その大きさ・・・バトラス艦サイズ!?これは・・まさか!?」
ショットリーパー「ああ?」(実にバカな顔しながら下をチラ見する)
ドシャアアアアアアアアン!!
(突如、地中から白銀の大きなヒレを持つ巨大モンスターが浮上してきて、弩岩竜を下から突き上げ横転させてしまう)
アンソニー「なに!?」ショルルルルルルルルル

シリウス「見ろ!!」シュタッ


シュウウウウウウウウ・・・・
(全身から身も凍えるような冷気を放ちながら立ち尽くしている巨大モンスター)
アンソニー「崩竜・・・」
シリウス「ウカムルバス・・!!」
「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~

ロードストレーム「殲滅・・・開始」シュウウウウウウ・・・
To Be Continued


次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはさ!?
7/11(水)0時更新 「物分りの良い連中だろ?」の巻
をお送りいたします♪ほいだらさ!!