ウル「冷酷非道な畜生ども!!覚悟するっチャよ!!ギルドナイツナンバー5のウルチャマが、ギルドナイトの名に懸けてお前たちを断罪してやるっチャ!!」
「あたちのモンハン日記」
猫民戦線

ゼット「ケッ!ガキのナイトだと!?戦場が怖くて泣いてやがるぜ。いいか野郎ども!!あの緑色のギルドナイトを憂いない様、撃ち殺してやれ!!」スチャッ

ゾフィ「クソ猫共が・・イキりやがって・・!こっちを狙って一斉に撃っくるようだぜ!?」

ユーリィ「・・猫さんを・・守らないと・・」

猫陳景「なな・・・・・」(ウルと姉妹との間に立たされている)
ゼット「全騎、構え!」チャッ(橋の入口付近に並列した騎馬隊が一斉に騎兵銃型ボウガンを構える)
ゾフィ「どうする・・ユーリィ!?」
ユーリィ「・・・・・・・・」ちら
ウル「・・・・・・・・・」スゥ~~~~~~~

ゾフィ「あのガキ・・まさかあれをやるつもりか!?」
ユーリィ「・・猫さんも・・発砲したら・・身をかがめて・・」
猫陳景「え・・・?」
ゼット「撃てぇええええええ!!」カチャッ

ゾフィ「今だ!陳景さん!!しゃがめ!!」ガバッ

猫陳景「は、はい!!」ガバッ

ズキューーーーーーーーーン

(猫騎馬が一斉に発砲開始)
ユーリィ「・・・・・・」ガバッ

ウル「ンバアアアアアアアアアアアア!!!!」
ギャイイイイイイイン!!
ゾフィ「くぅ~~~~~~~!!」(屈みながら両耳を抑えている)
ユーリィ「・・・・・・・・・・」(同じく)
チンチンチン


(音波で銃弾が次々と弾かれていく)
ゼット「なんだぁ~~~~!?って、うおおおおおおお!!」ドオオオオオン

猫騎馬「うわあああああああああ!!」ドオオオオオオオン

猫騎馬「ぐわあああああああああ!!」ズデエエエエエエン

グラグラグラグラ!!
(音響障害により再び橋が大きく波打つ)
ゾフィ「くそぉ・・!!あのクソガキ、さっきよりも怒ってやがるもんだから、一段とでけぇ声出しやがって・・!!」クラクラグラグラ(目眩&橋の振動効果で身動きが取れない)
ユーリィ「・・はっ・・猫さん・・!!」
ゾフィ「!!」
猫陳景「うわあああああああああ!!」グラングラン!!(吊り橋の外側からなんとか片手で橋の床板を掴んでいる)
ゾフィ「今の衝撃で外側にふっ飛ばされたんだ・・!待ってろ、今行くぞ!!」ダッ

グラグラグラグラ!!
ゾフィ「うおおおお!!」ずで~~ん

ユーリィ「・・ダメ・・目眩と・・振動で・・身動き出来ない・・!」クラクラグラグラ
ウル「チャりゃ~~~~~~~~~!!」バッ

ゾフィ「あのガキ、なんて跳躍力だ!!」(広大な青空を背景に飛翔するウルを眺める)
ゼット「いちちちちち・・・一体なんだってんだよ

ウル「ンバ~~~~~~~~~~!!」ビュオオオオオオオオオ!!(ハンターナイフを片手に両手をクロスしながら目の前にすっ飛んでくる緑色の装束を纏ったギルドナイト)
ゼット「なんだぁ~~~~~!?」
ズシャ



(落馬した猫兵達が次々と斬られていく)
ゼット「な・・・!?」
猫兵「うわああああああああ!!」ババババババババ

シュンシュンシュンシュン

(弾道を交わしながら疾風の如く突撃してくるギルドナイト)
猫「なに!?」
グン!!
(ウルが猫兵に顔を接近させる)
猫兵「ば、ばけもん・・!!」
ウル「悪魔は非道行為を平然と行うお前たちっチャ」
猫兵「ひーーーーーーーー!!」
ズシャアアアアアアアア

ウル「っチャ」スタッ

猫兵「銃がダメなら接近戦だ!!」ダッダッダッダッ

ウル「チャバ~~~~~~~!!」
サササササ!!カサカサカサ!!パンパンパン

(目にも止まらぬ早さでシビレ罠を設置する)
猫兵「おげえええええええええ」びりびりびりびり

ウル「まとめて吹っ飛ぶっチャ!!ンバアアアアアアアアア!!!!」
ギャイイイイイイイイイイイイイン!!
猫兵「ぐわああああああああああああ!!」
ドオオオオオオオオオオオオン

(次々と音波の圧力でふっ飛ばされていく猫兵達)
ウル「!!」キッ(ゼットを睨む)
ゼット「うそだろ、おいおい

猫兵「ゼット様をお守りしろ!!」スチャッ(ボウガンを構えた猫兵がゼットの前に立ち並ぶ)
ウル「どくっチャアアアアアアアアアアアアアア!!!!」
ギャイイイイイイイイイイン!!
猫兵「うおおおおおおおお!!」ズデーーーーン

ゼット「一体なんなんだよ、あのガキは


ウル「ピィ~~~~~~~~!!」(指笛を吹いた)
馬「ヒヒ~~~~~~~~~ン!!」(両前足を上げ、暴れだす)
ゼット「今度はなんだって・・・・いてぇ!!」すてぇ~~ん

馬「ヒヒーーーーーーーーン!!」パカラッパカラッパカラッ

ゼット「おいおい!!置いてくんじゃねぇよ

ウル「馬に罪はないっチャ。だから逃げるように指示しただンバ」ザッ
ゼット「あ・・そうなの・・?」ちら(恐る恐る足音を振り向く)
ウル「悪いのはお前らっチャ」ギラッ
ゼット「やっぱり・・ねぇ

グラグラグラグラ!!
(大きく揺れ動く橋)
ゾフィ「陳景さん・・待ってろ!!」グラグラグラ

猫陳景「ゾフィさん・・!」プラプラ・・(真下は断崖絶壁、かろうじて片手で橋の床板を掴んでいる)
ウル「お前たちも・・大人しくしてるっチャアアアアアアアアアアアアア!!」
ギャイイイイイイイイイン!!
ゾフィ「うおおおおおおお!!」ズデーーーーーン

猫陳景「うわぁあああああ!!」ビリビリビリビリ

グラグラグラグラ!!
ゼット「・・・・・・・・」ソロぉ~り(モドリ玉を懐からゆっくり出す)
ウル「お前もっチャアアアアアアアアアア!!」くるっ(ゼットに振り向きざまの音波を浴びせる)
ゼット「耳、いてえええええええええ!!」パッ

ボワぁ~~~~~~ん

(空中に散布されるモドリ玉)
ゼット「クソォ!!なんなんだよ、ギャーギャー泣き喚きやがってクソガキが!!」(尻もちついてる)
ウル「フゥ・・フゥ・・・・落ち着くっチャ・・・ワガハイは「まだちいちゃい」から、一度興奮すると知恵熱が出て正しい判断が出来なくなるって、いっつもメンバーから怒られてるっチャ。でも大丈夫・・こんな時の「おかしげなお面」っチャ」カパッ

ゼット「ああ・・?なにやってんだ・・・こいつ・・」あっけらかん
ウル「ププププ・・・・おかちい・・・・・」くすくす(面を付けたまま両手を口にもっていき何やら笑ってる)
ゼット「はぁ

ウル「この奇面族の秘術によって作られたお面を一度被ればあら不思議。どんな感情も平常心を取り戻し、なんだか「おかしい気分」になるんだっチャ・・・ププププ・・・たまらなくおかちい」くすくす
ゼット「いにしえ麻薬でもやってんじゃねぇのか?って、そうだ・・」ガサガサ
ウル「さぁ、悪あがきはよすっチャ。大人しく観念してお前に指示をした猛豚軍の首領がいる拠点を教えるっチャ」ジャキーーン

ゼット「ほぉ~。本当に平常心を取り戻し、大事な任務を思い出したってか?まったく奇面族の作り出す面ってのは理解出来ねぇ。だが、てめぇらギルドナイトも俺達(猛豚軍)を狙っていたとはねぇ・・・光栄だぜ」サッ(懐から手のひらサイズのまあるい木の実を取り出す)
ウル「ンバ?なんだ、そのまあるい実は?プププ・・おかちい。その「まあるさ」が、おかちい」
ゼット「こいつはこのニャンゴラ入植者共が作ったお手製の幻覚玉さ。驚くだろ?人型入植者のクソ共は、こういった中枢神経に影響を及ぼす成分を含有する植物を、奴隷にした現地先住猫民に栽培させ、プランテーションを行っているんだぜ?もちろん奴隷猫は薬漬けにされ、廃猫と化してる。てめぇらギルドが違反とする調合薬の源を栽培する労働力にのみ、そのボロボロの肉体を奉仕し、もはや自分が誰だか、種族すらも忘れちまってる可哀想な同胞が今もうようよとこのニャンゴラにはいるんだ」
ウル「そのゾンビ猫と化せられたしまった同胞を救う為に、ニャンゴラに武力侵攻したのかっチャ?プププ・・おかちい・・」
ゼット「許せねぇのは傲慢面した人型共さ。いつの時代も真っ先に奴隷にされるのは俺達(獣人族)だ。だから俺達は猫族主権の世づくりをしてるわけさ。それに兵隊にも使えねえ廃人になっちまった同胞なんざ・・俺達の手で葬ってやらなきゃ、一生奴らはうすぎたねぇ人型の眷属のままだ」
ウル「それを言い訳に、その先住猫民、入植者を、領土欲しさに虐殺しようとしてるお前たちもまた、粛清の対象だっチャ。フニャンコ革命はもう終わったんだっチャ。知らないンバ?だったらおかちい」くすくす
ゼット「革命は終わっちゃいねぇ。いい機会だからガキのおめぇに教えてやるよ。いいか?社会制度と支配的なイデオロギーの政治的な転換を求めることを革命といい、その従属から解放されることを独立っていうんだ。どうだ?勉強になったろ」
ウル「ならウルチャマも教えてやるっチャ。そういった政治的目的に対して、計画的な暴力を行使することをテロっていうんだっチャ。だからお前たちのやってることはテロリズムだっチャ。どうだ、こんなに「ちいちゃい子」がそんなこと知ってて驚いたンバ?ププ・・おかちい」
ゼット「ほぉ~!こいつは驚いた。さすがエリート富裕層の集団、ギルドの番犬だな。きちんとした教育がなされてるってわけか」ペッ

ウル「そうでもないっチャ。なぜならワガハイもまた、迫害を受け続けた奇面族に育てられたからだっチャ。一般社会に役立つお勉強を教えてくれたのは他でもないギルドナイトの仲間だンバ。どうだ、おかちいだろ」くすくす
ゼット「そうか・・お前の今回の任務に付随した「サブクエスト」ってのは、俺達猛豚軍の拠点を洗うことか。その証拠にお前は、あのブタを撃った憎き対象である俺を殺さずに、わざわざ平常心を保たせてまでこうして俺に尋問している。違うか?」
ウル「お前なんかの知ることじゃないっチャ。悪知恵ばっかり働く虎猫め、さっさと本拠地を教えるンバ。ププププ・・・おかちい・・その灰色の・・毛が・・おかちい・・」くすくす
ゼット「ほんとにその面を被っているとてめぇみてぇなガキでも冷静でいられるんだな・・・だがこれならどうだ!?」ブーーーーーーン

ウル「ンバ?」
ボワぁ~~~~~~~~~ん

(何やらきったない灰色の煙がたつ)
ゼット「面を被ってても鼻からそいつを吸っちまったら最後!楽しいサイケな夢でも見てな!!あばよ~!!」モグモグモグモグモグ・・・

ウル「待つっチャ」
ゼット「へ・・?」
むんず

ゼット「うそ・・幻覚剤を吸引しても・・ダメ?」ちら(逆さ宙吊りになりウルの顔を伺う)
ウル「奇面族のシャーマンも古代より儀式の為に幻覚薬を使うっチャ。そしてそのおそろしい人的効果も当然賢い奇面族は熟知してるンバ。この「おかしげなお面」は、当然それも考慮して作られた、まさしく秘宝なんだっチャ」グン

ゼット「ですよねぇ・・・ハハハハ・・・はぁ~・・」
To Be Continued


ゾフィ「ランキング参加中だぜ!!お前達の「クイズ大好き心」的な一票で応援してくれよな!!つーわけで次回の「なぞなぞ☆モンハン日記」はストーリーモードを続けていくぜ!!題して・・
3/12(水)0時更新 ついにクライマックス

を送るぜ!!ついに決着の時が迫る!!クソガキナイトの任務達成を俺たちトラブルシスターズが妨害し、逆にクエスト達成となるのか!?ニャンゴラデスフォールの架け橋が落ちた時、すべてが終わる・・!?ってなわけで次回も見逃すなよな!!安心しろよ、陳景さん!!あんたは俺が必ず守ってやる!!