
ガマルクルス100世「・・・・・・・・・・・・・・・・」じーーーーっ(岩場の陰から見つめている)

トド美「こんなところにいたんだ。ヤッ君おじさんに聞く前に見つけちゃったね」
ガマルクルス100世「・・・・・・・・・・・・・・・・」ちょいちょい(あのむっくりしたお手で)
ウル「来いって言ってるっチャ」
トド美「そういう岩賊竜なのよ。行ってみよう」のすんのすんのすん
レオ「どういう岩賊竜だろう・・」そそそそ・・(ハンターお得意の忍び歩きで)
ガマルクルス100世「おお、トド美。よく来てくれたマル」
ウル「ププ・・おかしい喋り方っンバ」
ガマルクルス100世「うむ。外界の騎士も一緒ガマルな。それから王妃・・もとい、前王妃も」
スカルリーナ「・・・・・・・・・・・・・・・・」(彼女とレオが顔を見合わせて驚く中、トド美だけは「ほらね」と自慢げな表情)
トド美「じゃあ、今日、あたし達がここへ来るってことも知っていたの?」
ガマルクルス100世「ガマルな。皆の力を借りたくて、ここで待っていたんだマル」
レオ「何があったんだい?」
ガマルクルス100世「百聞は一見に如かずガマル。ワシに会う前、おぬしもそう言うたガマろう。ささ、こちらへ・・」ズルズル・・(あの短めなしっぽを引きずりながら、岩壁の裏側へと消えていく)
レオ「だいたい外れるって言っていたよね?」
トド美「たまに当たるとも言ったでしょ?」のすんのすん・・(ウィンクしながら後に続く)
ウル「こりゃ~どえらいガマル様っチャ。協力すればワガハイ達が知りたいことも教えてくれそうっチャよ」ザッザッザッ・・(レオと共に岩壁の隙間へ入っていく)
レオ「力になれれば・・・・・うおっ!?」
ウル「ンバ!?」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(岩壁に守られながら丸まって寝そべっている溶岩竜は、体表に溶岩の鎧を纏っておらず、本来の金色の鱗が露わになっており、各部位もまた激しい損傷を負っていることから衰弱していることが見て取れる)

トド美「なにこのでっかい金色のお魚。興味津々なんですけど」そろぉ~~~~~~(スカルリーナを乗せたまま溶岩竜に忍び寄る)
レオ「預言者様。あの溶岩竜は?」
ガマルクルス100世「ほぉ・・・溶岩竜とな・・」
ウル「えらい「部位破壊」されちまってるっチャが・・その口ぶりだと、地元の溶岩竜ではなさそうだっチャね」ふむ・・
ガマルクルス100世「そのとおりだマル。瞑想中、この岩場で傷つき倒れている、この地方では「あまり見ないタイプの魚竜」が頭に浮かんでな・・来てみれば、この通りだマル」
トド美「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」じーーーーーー(まじまじと溶岩竜のでかい顔を見つめている)
スカルリーナ「衰弱しているみたいね・・・・」
トド美「ちょっとかじってみようかしら」

あ~~~~~~~ん・・・

ヴォルガトロン「これ、よしなさい」
トド美「え~~~~~~っ!!喋った!!」カルチャーショック

レオ「どうした!?」タッタッタッタッ
トド美「お魚が超喋ったんですけど!!ひいいいいいいい

ガマルクルス100世「ワシらと同じだマル。落ち着くガマル」
ウル「大丈夫っンバ?」(溶岩竜の顔に寄り添いながら)
ヴォルガトロン「・・その装束・・・・そうか・・お前たちもこの大陸へ来たのか・・・」はぁ・・はぁ・・
レオ「おいおい、嘘だろう?まさかクルセイダーズのメンバーじゃないだろうな」やれやれ
ヴォルガトロン「・・彼らも来ているのか・・・・・」はぁ・・はぁ・・
ガマルクルス100世「無理に喋らん方がよいガマル」ささ・・(あのお手で溶岩竜のでかい顔をぺたぺた触りながら鎮める)
トド美「夢の中で会うハンターの女の子と一緒に古代樹の森の海岸によく行くんだけど、その子がキャッチ・アンド・リリースっていうのを教えてくれたの。このお魚さんも同じかも・・・お水に返してあげないと」
ウル「そんなことしたら死んじまうっチャ」
スカルリーナ「どうして?」
レオ「彼らにとっての海はマグマだからさ。溶岩竜の体の各部は優れた再生能力を持っていて、体幹部が残っていれば焼失等の損傷から回復できるという。ほら、見てご覧。体の表面に角質が多孔質になってるような溝と管が走ってるだろ?ここに溶岩が入り込んで彼らは溶岩の鎧を纏うことができるんだ」
トド美「まさにマグマのお魚ね。その状態の時にかじったら火傷しそう」ぶるるるっ(震える背上で微笑むスカルリーナ)
レオ「マグマ・・・・なるほど。「下から」ここへ来たんだな?」
ヴォルガトロン「・・地中を調査中しくじった・・・まさか、あんなものがいるとは・・・」はぁ・・はぁ・・
レオ「あんなのもの・・?」ぴくっ
ガマルクルス100世「やはりな・・・。外界の騎士達よ。おぬし達の力を借りたいというのは・・・」
あれぇ~~~・・・どこだぁ~~・・・・
(岩場の向こう側より、なんだか馬鹿っぽい声が)
トド美「やだ。まさか」のすんのすんのすん

ガマルクルス100世「これ、トド美!戻りなさい!」
あれぇ~~~~~・・・・
あれぇ~~~~~・・・・
(と、おそらくトド美達が通ってきた洞穴より迷い込んできたのだろう、口の両端からナマズのようなひげが生えている「ケストドンのおじさん」が広々とした崖上エリアを彷徨っている)
スカルリーナ「あれは・・」
トド美「お父さん」
「あたちのモンハン日記」
Anthem of a Dying lights

ビュオオオオオオオオオオ!!
(山沿いに火口へ向かって垂直に飛んでいく銀火竜。その背中には一也、ジャブ吉、そしてクルルヤックがしがみついている)

一也「ほんとに火口へ突っ込むニャ!?」ビュオオオオオオ!!(ジャブ吉と共に身の丈と同じくらいの高級そうなツボを抱きかかえながら、そんな二人を包み込むようにうつ伏せになって銀火竜の背中に掴まっている掻鳥を見上げながら)

ヤッ君おじさん「ああ!今は「休憩中」だ!!一気に火口深部へ行くチャンスだ!!それよりツボが落ちないようにしっかり支えてろ!!」ビュオオオオオ!!

ジャブ吉「○□!!」ビュオオオオオ!!
ヤッ君おじさん「さっきの震音を聞いたろ!?ありゃ~ここらへんのモンスターのものじゃねぇ!!それでピンときたんだ!!ガマルクルスの野郎が匿っていたモンスターを追って来たんじゃねぇかってな!!だとすれば、それを見に行ったパパトドンがあぶねぇ!!」
一也「誰が誰を追って来たっていうニャ!?」ビュオオオオオ!!
ジャブ吉「△▲△!!」
ヤッ君おじさん「ああ!!あいつだとすれば、溶岩洞にいるトド美ちゃん達の命も危険だ!!奴の敵視が向けられる前にみんなを救出するぞ!!」

サンダーソニック「突っ込むぞ!!しっかり掴まってろ!!」ビュオオオオオオ!!(火口の上に飛翔すると、今度は巨穴目掛けて急降下していく)
一也「アニャあああああああああああ

~スパーンスコーン山脈火口深部....

グツグツグツグツグツグツ
トド美「もぉ~!何してるの、お父さん!」てってってってっ・・(スカルリーナを乗せたまま岩壁の中より出ていく)
パパトドン「あっ。トド美じゃないか。お~~~い」(あのちっさい手をめいっぱい振る)
トド美「のんき言っちゃって。まずは、なんで実の娘がこんな深くて危なげなロケーションにいるのか聞くのが先でしょう?」んもぉ~~(に対し背上で微笑むスカルリーナ)
ガマルクルス100世「いかん。早くトド美に戻るよう伝えてくれ」
レオ「・・・わかった。いくぞ、ウル」ダッ
パパトドン「ありゃ~~。こりゃまた人型のべっぴんさんを連れているじゃあないか。はじめまして。トド美の父のパパトドンです♪」ひっく
トド美「またお酒を飲んでるのね!?破廉恥な甲斐性なし!!お父さんなんてモンスターに食べられちゃえば・・」
ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ!!
トド美「えっ・・」ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ!!
レオ「トド美ちゃああああん!!!!」ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ!!
ドシャアアアアアアアアン!!
(突如、真っ赤に燃え上がる剣のような巨大な尻尾がマグマ飛沫を激しく吹き上げながら崖上エリアの地面を突き上げてくると同時に岩屑も飛散し、パパトドンの姿も消えてなくなる)
トド美「嘘・・・・・・・・」ドオオオオオオオン!!(目の前にマグマを帯びた岩石が落下してくる)
レオ「トド美ちゃん!!早く逃げるんだ!!」バッ
ウル「レオ!!来るっチャよ!!」ズゴゴゴゴゴゴ!!
ガマルクルス100世「やはり・・今日は悉く嫌な予感が当たる日だマル・・」
ヴォルガノス「あいつに襲われた・・・奴の名は・・?」はぁ・・はぁ・・
ズオオオオオオオン!!
(地中よりマグマを纏いながらその紅焔とした姿を露わにしてくる巨大な斬竜)
ガマルクルス100世「古代アヤ語で「煉獄の分断者」・・・ディ・ガルシャー」

ギャア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!
(全身を震わせながら火口内に激震を起こす重金属の摩擦音にも似た大咆哮をあげる巨大な斬竜)
To Be Continued
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次回「あたちのモンハン日記/Anthem of a Dying lights」
第93話 Recollection外伝~キンババとシオンのXmas~前編
12/24(月)0時更新予定
一也だニャ 今日のおまけコーナーは俺がお伝えするニャ
○~○~!!イ~ッ!イ~ッ!
ありゃ ジャブ吉も出たいそうだニャ
□○○
そうそう ひとまず年内のストーリーモードは今回でおしまいなんだニャ
△~○~△~♪(なにやらクリスマスっぽい有名な歌を)
ニャんだって?そのかわり、次回のストーリーモードは、クリスマスSPだってニャ?
○ ピンポォ~ん♪
ホッホォ~ これはまた作者め 欲張ったことを それでどんなお話ニャ?
△○□□○○○△~○○○○○○・・つらつらつら
こりゃ、ジャブ吉 全部話しちゃ駄目だニャ
○△
そうそう Recollection編で噂になっていたキンババの苦いクリスマスの思い出ニャ
△~!!(この△はツリーを意味しているようだ)
お楽しみニャ♪
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