～ユクモ村爆破事故より数時間経過・・
～渓流ハンティングエリア３
カーブー坊や。ブラックガーディアンとの取引場所が決まったよ。場所は渓流ハンティングエリア３～９間の橋の上。うちからは坊主が二人行く。「お客さん」が来たら「物々交換」を開始。何も問題がなければ、それで取引は終了さ。その後、帰宅するお客さんをどうするかは、お前たちの好きにするがいいさ。～邪羅尼
カーブー「張り込みならお手のものだぜ。なんてたって俺のハートには、刑事魂（デカソウル）が宿っているんだからな！！」
「あたちのモンハン日記」
～3rd Stage
～夢幻如来衆、本堂
月光「お茶が入っただす」
邪羅尼「ああ、すまないね。そこに置いておくれ」
月光「そろそろ交渉の時刻だすな」コトッ（茶をちゃぶ台に置く）
邪羅尼「ああ。いつもと同じ「物々交換」さ。おや、「お～い、粗茶」の新茶かい？香りがいいね」
月光「だす・・」
邪羅尼「んん・・なんだい？何か嫌な予感でもするのかい？」
月光「いえ・・連中の取引人が少々気になるんだす・・」スッ（お盆を抱く）
邪羅尼「例の餓鬼どものことかい。確かにタチが悪いね」ズズズ・・（茶を飲む）
月光「砂漠の艦隊に雇われているうちは、事を荒立てたりすることはないと思うんだすが・・」
邪羅尼「素直に言いな。カーブー坊やが心配だってね」ズズズ・・
月光「・・そうだす」
邪羅尼「別にいいさ。カーブー坊やがまだほんとの坊やだった頃、よくケンカをして怪我をしちゃ、ここに来て、お前さんの手当を受けてたんだからね。多少の情があの子にわいても、あたしゃ文句は言えないよ」コト（湯呑を置く）
月光「すまないだす」
邪羅尼「謝る必要もないさ。カーブー坊やだって今は立派な大人なんだ。見事にあたしの無理難題も予想以上の成果をあげて帰還してきたしね・・。ただ、その勇敢さ故に余計な厄介事が、あの子の周りに集まってくることに違いはないと思うけどね・・」
月光「では今回も、ただではすまないと・・思うんだすか？」
邪羅尼「カーブー坊やが出会ったという、異常食欲種の尾槌竜・・それに最近、出没したブルファンゴの群れ・・やはりうち（夢幻如来衆）のブツをモンスターに食わせてる馬鹿どもがいるっていう証拠さ」
月光「ではやはり、あの取引人が怪しいだすか？」
邪羅尼「戦争が生んだ背徳の亡霊ども・・・。情に弱いカーブー坊やじゃ、分が悪いか・・。月光、まだ時間はあるね？」ちら（壁掛け時計を見る）
月光「だす」
邪羅尼「取引に疑いはないが・・ちょいと坊やの使いを見に行こうか」
月光「だす！」
渓流ハンティングエリア３
コックリ・・コックリ・・
カーブー「ＺＺＺＺＺ・・・・」すぴー・・ぷすー・・
（鼻ちょうちんはお手のもの）ふわふわふわふわふわ・・・（雷光虫が近づいてくる）
カーブー「ＺＺＺＺＺＺＺ・・・・」コックリコックリ・・
ヒューーーーーン（雷光虫が頭の上を通っていく）
カーブー「はっ
」ぱちーん（鼻ちょうちんが割れる）ヒュウウウウウウウ
カーブー「うう・・さぶいな・・・・寝てしまっていたか。なにせ徹夜開けだ。仕方ない・・・か・・・・・」こっくりこっくり
ヒュウウウウウウウ
カーブー「はっ
」ぱちーん（鼻ちょうちんが割れる）しーーーーーーーん
カーブー「いけない、いけない。見事な睡眠コンボを決めてる場合じゃない。こんなことじゃノッポさんに怒られてしまうな・・。それより、橋の上の坊主たちはまだいるかな」
じーーーーーー（坊主が橋の上に二人立ってる）
カーブー「ふう。まだ交渉は終わってないな。寝てる間に交渉終了しましたなんて知れたら、ＵＢＵさんに殺されちまうからな。それはそうと、約束の時間はまだか・・。やれやれ・・・ん！？」
カーブー「！！（いつの間に・・！！気配をまるで感じなかった・・！！）」
テクテクテクテク・・・
カーブー「・・・・（橋の方に行く・・・あの格好・・女の子か・・？ロージーと同じくらいか・・それと・・・・・傘？）」
ギッギッギッギ・・・（橋が軋む音）
カーブー「・・・・（橋を渡って行った・・。まさか、あの子が・・ガーディアンの一味なのか？）」
「・・こんばんわ」
坊主「うむ」
坊主「例のものを」
「・・・はい・・２０万Ｚ・・きっちりと・・」スッ（袋を出す）
カーブー「・・・（やはりあの子が取引人だ・・）」
坊主「うむ。確かに頂戴した」
坊主「ほら、ブツだ」スッ（袋を出す）
「・・・中・・確認していいですか？」
坊主「好きにしろ」バッ（力強く袋を渡す）
「・・そんな言い方・・・・・・あ、大丈夫です」ごそりごそり（袋の中身を確認した）
坊主「これで取引は終了だ」
坊主「では我々は行く」ザッ
カーブー「・・・・・（よし・・いいぞ・・・あの坊主達が見えなくなったら、あの子を尾行するか・・）」
「・・・ルール違反・・発見」
坊主「ん？」
坊主「なにか言ったか」
「・・小生たちの他にも・・誰かいる」
カーブー「！！（気づかれた！？）」
スチャッ
「・・取引は「二対二」のはず・・・約束は・・・破っちゃ・・ダメ」
カーブー「！！（傘がボウガン！？）」
坊主「なんだ！貴様！！」
坊主「我らとやろうと・・・
」ゴオオオオオオオオオオオオオ
坊主「ぐわあああああああああ」
坊主「ぎゃあああああああああ」
カーブー「！！（火炎放射だと！？）」
ポンポン
（肩を叩かれる）カーブー「！？
」くるっ
「よう」
カーブー「くそっ！（しまった！！取引人は「二人」いた！？）」バッ
（とっさに構える）
「なんだぁ？お前。そんなでっけぇサメしょって、バレてないと思ってたのかよ？あー！分かった！！お前、バカだな！？バーカ！！きゃはははははは！！」
カーブー「ブラックガーディアンの者か！？（この子も・・女の子・・！？）」
「ちっげぇよ！あんなファッキンアーミーと一緒にすんじゃねぇよ！！それよりさ、お前、クイズ好きか？なぁ、おい」
カーブー「はい・・？」
ジャキーーーーン
カーブー「なっ！？」
ザッ
「さて、クイズです。俺たちは一体何者でしょう？」
ゴオオオオオオオオオオオオオ
「ルールは破っちゃ・・ダメ・・違反は・・万死に値します」
坊主「ぎゃああああああああああ
」坊主「ぐわああああああああああ
」「落ちて」
ゴオオオオオオオオオ
（火力を強める）坊主「ああああああああああああ
」グラッグラッ（橋の隅に追い込まれる）坊主「ぎゃああああああああああ
」グラグラ・・「さよなら」
ブオオオオオオオオオオオ
坊主「・・・・・・・・・
」グラッ！坊主「・・・・・・・・・
」ブワッ！ヒュウウウウウウウウウウウウ（橋から落ちる）
シュウウウウウ・・・・
「・・お大事・・・に・・・」
「おらぁ！！答えろよ！！」
ブン
カーブー「なんの！！回避性能＋１０ぅ～！！」
ぐるん
ひょい
カーブー「どうだ！」スタッ
「きゃはははははは！！なんだこいつ！？おもしれぇスキル持ってんじゃん！！もう一回それ見せろよ！？次は斬ってやっからよ！！」ジャキーン
カーブー「答えろ！！お前らは何者だ！！」
「はぁ！？答えるのはてめぇの方だろ！！
さっきの俺のクイズ、聞いてなかったのかよ！！」
カーブー「知るか！！なんなんだ！お前は！！」
「なんだ君はってかぁ～！！きゃははははは！！」ブンブン
カーブー「はっ！ほっ！！どうだ！この華麗な身のこなし！！」ひょいひょい
ブシャアアアアアア
カーブー「痛い・・（右肩に当たっただと！？今の距離なら完全に回避圏内のはず！）」
「なんだよ、避けろよ。さっきのやつでさ。すっげぇ回避性能だったじゃんか？普通にやってたんじゃ、俺の切れ味からは避けれないぜ？ふふふ・・きゃはははははは！！」
カーブー「ふん（そうか・・この鋭い切れ味・・・こいつは匠スキルを倍加させれるのか）」
「どうしたんだよ？シャークハンター。抜けよ。楽しい斬り合い、やろうぜ」チャッ（構える）
カーブー「いいだろう。俺に抜かせた事を後悔するなよ？（ただでさえ、あいつの双剣は切れ味がいい獲物だ・・その刃をさらに研ぎ澄ますことが可能だというのか・・・避けるだけではいつか切り刻まれるのがオチ・・安い挑発に乗るのは好きじゃないが・・・）」ジャキーーーン（抜刀）
「きゃはははははは！いいぜいいぜ！！やる気になったな！？いいぜ、お前！！」
張虎「苦戦してるみたいだな。兄者」
カーブー「まぁな・・」
「なっ・・！？サメが・・喋った！？」ガーーン
カーブー「ああ、こいつか？こいつは俺の義兄弟で、喋る魚眼ランスの「張虎」だ」
張虎「よう。マッドシザーハンズ」
「なな・・！？」ガガーン
カーブー「む・・？」
張虎「なんだよ？やり合うんじゃねぇのかよ？」
「可愛い・・・
」ぼそカーブー「はぁ？」
張虎「サメ肌に鳥肌が立ちやがった。嫌な予感の前兆だ」
「欲しい欲しい欲しい欲しい～絶対、あれ欲しい～
」じだんだじだんだカーブー「やれやれ張虎、変なのに気に入られたな。それとも、主人を代えてみるか？」
張虎「冗談だぜ。あんなガキ、俺の趣味じゃねぇ。俺には一目惚れのモジ子ちゃんていう現在、新妻の・・」
「・・楽しそう・・・小生も・・・混ぜて・・」ザッザッザッザ・・
カーブー「・・・まいったな。厄介なのが来た」
張虎「おいおい。なんなんだ？この如何にも危なそうなヒーラーはよ？」
カーブー「危ないどこじゃないぞ。坊さん殺しだよ。生臭坊主を放火しちまったんだ。ばあちゃん・・怒るぞ・・」
張虎「ゲー！まじかよ。とんだゴシックホラー娘じゃねぇかよ！」
「・・・あ・・サメさん・・喋った・・・」どきりーん
「なぁ！？こいつ、可愛いだろ！？でもな、俺が最初に目ぇつけたんだからな！！いいな！？俺んだぞ！！」
「・・小生も・・あれ・・欲しい・・」ポッ
（顔を赤らめる）カーブー「やったな、張虎。一気に二人から告白だ。しかし・・この二人・・よく似てるなぁ」
張虎「双子ならぬ、サイコツインズじゃねぇのか！？勘弁してくれよ！俺はおしとやかな子が好きなんだ！」
「俺のだ！！」
「・・独り占め・・ダメ」
張虎「おい、この隙に逃げれんじゃねぇか？」
カーブー「それが駄目なんだ。彼女たちには聞かなきゃならないことがあるんだ」
「・・じゃあ・・・これと交換・・お願いする」スッ（「母を訪ねて３ｍ」っていう本を出す）
「いらねぇだろ！そんなもん！！お前って、ほんとくっだらないビブロフィリアだよな！！」
「・・本は・・裏切らない・・もん」しょげりーん
張虎「今のうちに突進かますか？」
カーブー「不意打ちは好きじゃない。おい！！やる気がないなら俺の質問に答えてくれ！！」
「ああん！？てめぇはさっき俺が出したクイズに答えんのが先だろうが！？」むきー
「・・じゃあ、これと交換・・」ススッ（「銀河鉄道の日中」っていう本を差し出す）
張虎「交渉決裂だな」
カーブー「なんなんだ！！お前らは！！」
「さっきからそれをてめぇに答えろっ・・つってんだよ！！」ジャキーン
「・・止むを得ません・・・実力行使で・・強奪・・します」スチャッ
張虎「兄者より会話できねぇやつ初めて見たぜ
」カーブー「・・そうか・・・わかったぞ！！」
張虎「はぁ？」
カーブー「さっきのクイズだよ！クイズの答え！！」
「おお
なんか閃いたのか！？言ってみろ」ドキドキ「・・・どうせ・・蔑んだ言葉・・」しょげりーん
カーブー「お前らの正体は・・「とんだ双子」！！
どうだ！？正解だろ！！はっはっはっは」
「なんだそれ！！不正解だ！！」むきー
「・・・とんだ・・双子・・」ドキドキ
カーブー「じゃあなんなんだ！！教えろ！！この変態姉妹め！！」
「いいぜ・・・聞いて驚くなよな」ふふん
（自慢げ）「・・・変態って・・言われた・・」しょげりーん
「俺たちがあの有名な、美人双子姉妹のトラブルシューターならぬトラブルハンターズ！ディオマリアシスターズだ！！俺がゾフィ・ラブ・ディオマリア！！そして、こいつが」
「ユーリ・アンナ・ディオマリア」ひらり（スカートをひろげてのご挨拶）
「どうだぁ！！驚いたかぁ～！！きゃはははははは！！」かんらからから
カーブー「そんなもん・・当たるわけないだろ」
張虎「あのフルフルのコスプレ野郎、バカなんだな。きっとあれが「妹」の方だぜ。で、ゴスロリが姉ちゃんだな。お決まりパターンだ」
ゾフィ「なっ・・！？バカ！？しかも・・サメに言われたぁぁぁぁ！？」ガガーーーン
ユーリ「・・ほら・・バカにされた・・もう・・死にたい・・」しょげりーん
張虎「・・ある意味、今までで最凶の敵かもな」
カーブー「ふん！とんだ双子だろうがかまわない！！こいつらには聞かなきゃならないことだらけなんだ！！さぁ、おしおきの時間だ！！」
ゾフィ「上等だ！！ファッキンシャークハンター！！どっちがバカか決めてやるぜ！！」むきー
ユーリ「・・・とんだ双子・・・いいかも・・」ワクワク
To Be Continued
どうして俺の周りには変な女ばかりが寄ってくるんだ・・。
おっと！ランキング参加中だぜ！！君の一票で俺をしばいてくれ！！