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「鏖逐将星とローゼンクロイツの古参将軍/その一」の巻

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~水没林、非狩猟地区....


ビッチャ・・ビッチャ・・
(干し上がった足場の悪い水没林の沼地を歩く二人の狩人)

クソビッチハンター「ねぇ~、こんな所まで来ちゃって平気なわけぇ~?」ビチャ・・ビチャ・・(オリジナルコーディネートの到底「オサレ」とは程遠いガチャガチャな防具を身にまとっている片手剣(破岩剣デストルクジオ)使い)

クソガンナー「この辺は最近降水量が減って、やっと行ける様になったんだ。もしかしたら、まだハンター達に発見されていない天然資源が眠ってるかもしれねぇ。それにギルド指定のコモンフィールドばっかで退屈してた、って言ったのはお前の方だろ?」ビチャ・・ビチャ・・(エスカドラシリーズメインのガチャガチャ装備を身に纏ったライトボウガン(叛逆弩ヴァルレギオン)使い)

クソビッチハンター「そりゃそうだけど・・この先の地域は最近まで戦争だったっていうじゃん」ビチャ・・ビチャ・・

クソガンナー「ひと狩り好きのお前も、マンハントはごめんってか?」ひっひっひっひ

クソビッチハンター「ばーか」ぷい

クソガンナー「平気だよ。解放戦争はとっくに終わったんだ。仮に襲われたとしても、原住民のネコ共が相手だぜ?大したことねえって」きょろきょろ(あたりの森林を物色する様に眺める)

クソビッチハンター「砂漠で有名なテロ集団だって戦争に参加してたって。パパが新聞読みながら言ってた」きょろきょろ(一方恐る恐る周りを警戒して進む)

クソガンナー「ショットリーパーだろ?一度見てみてぇな。噂通りのバケモンかどうか、試してやるよ・・なんてな」ガッション(ボウガンをリロードする)

クソビッチハンター「バッカみたい。気がついたら新大陸って各地にテロばっかいついちゃってさ、戦争っばかりじゃない?そのせいでなんだかあたし達まで人殺しをする兵隊と一緒にされちゃってるんだもん。超心外ふん

クソガンナー「最近じゃ元ハンターだけじゃなく、現役のハンターもテロに加担してるっていうもんな。どうせひと狩りに飽きて、次のステージに行きたいが、自分じゃどうアクションを起こしていいか分からねぇ中二病ハンターだろ?都の酒場で聞いた噂話しやタブロイドの情報を元に、イデオロギーという今まで感じたこともなかった「世界観」に魅せられ、いざ戦場へってな。そういうの義賊症候群っていうらしいぜ」

クソビッチハンター「それが迷惑だっての。あたしだって本当はメゼポルタやバルバレで狩りしたいのにさ、パパが知らない土地は危ないからダメだって。そんなこと言い出したら新大陸の方がよっぽど危険だし、そもそもひと狩り自体があぶねぇつっーの。ほんと超うぜぇ~ふん

クソガンナー「だから普通の狩りに飽きた連中がここ(新大陸)に集まるのさ。狩猟全盛期が過ぎたからギルドのマークも薄いんだよ。そうすりゃいろいろ悪いことも出来るだろ?一獲千金も夢じゃないってね。お?あれ見たことねぇキノコだな」

クソビッチハンター「よしなよ。今流行の幻覚キノコかもしんないわよ」

クソガンナー「渓流の暴力団あるまいし・・・って、新種発見して連中に売ればいいのか。俺って超天才♪」がさりごそり

クソビッチハンター「あんたの一獲千金って、ドラッグのバイヤーになることなわけ?」

クソガンナー「副業だよ、副業。みんなギルドには内緒で各地からお宝をこっそり持って帰ってきてるご時世だぜ?支給箱にちゃんと収めて、決められた報酬を受けて帰りましょう~♪なんてガキの使いじゃねぇんだからさ。最近じゃハンターをターゲットにした民間保険や、ギルドだって希望者からハンティングタックスを取る代わりに、各種狩猟保険料をカバーしてくれる新制度もはじめたんだぜ?」がさりごそり

クソビッチハンター「全然興味ないし」ふぁ~あはぁ

クソガンナー「お前もさっき言ったように狩猟は常に危険と隣合わせだ。いつ人生「リタイヤ」するか分からねぇんだ。そんなハンターを配偶者に持ってみろ?遺族はどうやって暮らしていけばいいんだ?そこで「ニコニコハンター保険」の出番ってわけよ。通常の老齢年金をはじめ遺族年金もカバー!狩猟者との間に生まれたお子様にも「祝い金」として、タックスから一定の金額が控除♪要するにこれからはゼニーを持ってる奴が勝ちってわけよ!」ブチッドキッ(あやしげなキノコを引っこ抜く)

クソビッチハンター「その調子で保険屋の営業にもなれば?税金とか超わかんないし、今だって大変なのに老後とか考えてらんないし。ひとつ言えるのは、狩りやってドラッグやってるなんてうちの両親に知れたら、完全集会所出禁よ、で・き・ん。分かる?分かんでしょうね。独り者のあんたには」

クソガンナー「そんな言い方ねぇだろ。だいたい、バルバレ帰りの俺に一目惚れしたのはお前の方だろ?」くんくん(ヤバゲなゲバゲバしたキノコの匂いを嗅ぐ)

クソビッチハンター「はぁ!?そんなミーハーじゃないし!タンジアで口説いてきたのはあんたの方でしょ!!それに言っとくけど、うちのパパ、漁師ですっごい筋肉馬鹿だから。気に入られなかったら海にドプ~ンで大海龍の餌食だからね」

クソガンナー「要するにパパとママ、それにギルドにバレなきゃいいんだ。ん~・・・調合しだいじゃ「化ける」かな」ごそり(ヘビメタチックな鋲が目立つハンターポシェットにそれをしまう)

クソビッチハンター「し~らない。あたし共犯じゃないから。捕まっても保釈金なんて一切払わないからね。なによ・・久しぶりの狩りだと思って当時の衣装はりきって着てきたのに・・・バカ・・」しょんげり

クソガンナー「中央捜査局なんて屁でもねぇ~っての!いっそ暗黒商会でも相手にビッグビジネス成立させちゃろかぁ~!!ぶわっはっはっはっはっは!!」(キノコがキマってしまったらしい)


ドドドドドドドド・・・・・


クソビッチハンター「なに・・?」

クソガンナー「ナルガでも走ってきやがったかぁ~!?こっちにゃ最新式の、クルっと回りゃあら不思議!リロードいらずの最強ボウガンがあるんでぇ~い!!古龍でも絶滅種でもかかってきやがれってのぉ~!!ナハハハハハ!!」(両手を広げて馬鹿笑いしてる)

クソビッチハンター「黙ってろ!!」ガツーンぎくっ(片手剣の柄の部分で殴る)


ドドドドドドドドド!!


クソビッチハンター「!!」


ズドドドドドドドドド!!
(一直線に迫り来る猫騎馬隊の進軍。際立つのは先頭で腕を組みながら騎乗する普通の獣人種より一回り大きい漆黒の武者ネコ装備に包まれた隻眼の赤虎猫。兜の脇立にはガウシカの角が天を貫く様に装飾されているのが印象的。背中にはハンターサイズのエクスキューション(大剣)を背負っている)


クソビッチハンター「なにあれ!?って、デカイネコが大剣背負ってるし!!」

クソガンナー「猫が馬上でクリケットってかぁ~!?ブワハハハハハ・・」


ひょんsss(矢を放つ猫騎馬兵)


クソガンナー「がはっ」ブシュッ血痕2(見事眉間に矢が突き刺さる)

クソビッチハンター「え・・」(それを横目でそれとなく確認する)


猫騎馬兵「どけぇ!!不埒な人型め!!」ひょんsss(もう一発矢を放つ)

クソビッチハンター「!!」トスッ血痕(首に矢が突き刺さる)

ビシャーーーーーン煙(水没林のぬかるみに顔面から倒れる女性ハンター)


ズドドドドドドドドド!!
(無残にも倒れた二体のハンターの遺体の上を無数の馬が駆けて行く)


猫騎馬兵「たいしたものだ!このネコ式短弓の軽量化と射撃精度は!!開発者のロイ・ファウラーに感謝ですな!!オステルマン将軍!!」ちら

オステルマン「・・・・・・・・・」ドドドドドド(騎乗の振動を微動だにせず腕を組んでいる)

猫騎馬兵「・・・・・・・・」ドドドドドド(その横顔に圧倒され萎縮する)

??「下がってろ」

猫騎馬兵「ハッ!キーン様!!」

ドドドドド・・・・・(そう言うと速度を落とし後続の隊列へと消えていく)

キーン「総司令官。進軍速度を上げますか?」ドドドドドドド(プレートアーマーを纏い、偉そうに逆立った髭を生やすアメショー猫が騎乗しながら並走してくる)

オステルマン「・・・・・・・・・・・」ちら(目線だけで見上げる)



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(空は全体に灰色の雲が行き渡り、陽の光を感じさせない)


キーン「カレン隊がいる戦闘区域は雨の様ですね」ドドドドド(上を見ながら並走する)

オステルマン「大陸自然を侮るわけにはいかん。これより先の行路はぬかるみがひどく、足を奪われやすい。このままの速度でいくぞ」

キーン「ハッ」ドドドドドドド

オステルマン「キーン。貴殿は大陸自然の脅威と対峙したことはあるか?」ドドドドドド(質疑するも腕を組んだままひたすらに前進だけを捉えている)

キーン「いえ。古龍種の存在が齎す「龍被害」は何度なく遭遇してきましたが、天然の自然脅威は体験したことはありません」

オステルマン「驕りを捨て、巨木に顔を埋めてみろ。己の小さき命が如何に儚く、大陸の生命が偉大であるか痛感出来る」ドドドドドド・・・

キーン「総司令官がいつも装着している兜の脇立は、ガウシカへの畏敬の念を象徴しているとお聞きしたことがあります。宜しければまだ若輩者の私に、その意思の意図を教えて頂きたい」ドドドドドド

オステルマン「持ち前の慇懃無礼が言葉の節々に現れているぞ?キーンよ」フッ

キーン「・・・・・・・」にや(口元がほころぶ)

オステルマン「私がまだ若き未熟な猟夫だった頃の話だ。力と生命力だけには自信があった私は、その実力を確信へと変える為、永久凍土に狩猟をしにいくことを決意した。ツンドラの人型共を狩り尽くし、雪山に棲息する大型モンスターですらも私の敵ではなかった。すべての命が私の手にかかっているとさえ思い込み、次なる得物を求めるがあまり、気づけば永久凍土の奥深い山中へと迷いこんでしまったのだ。そしてすぐに今までの自分が驕りと増長のつまらぬ猫だと思い知らされることになった」

キーン「・・・・ブリザードですか?」

オステルマン「そうだ。狩猟に夢中になるがあまり、およそ生物が棲まうことのないエリアで吹雪に遭遇してしまった私に対し、方角はおろか満足にその地形も把握していない白銀の世界は容赦なく襲いかかってきた。猛風と凍てつく雪が全身を貫く様に吹き荒れ、みるみるうちに私の体力を奪い去る・・・次第に寒さと空腹による「絶対的な不安定」がそれまで築き上げてきた私の自尊心と生存本能を萎縮させていく。味わったことのない猛威と恐怖を私はそこで初めて知ったのだ」

キーン「・・・・・・・・」ドドドドドド・・(食い入るようにオステルマンの横顔を直視する)

オステルマン「見えない敵へ抗うことの虚しさは、私が孤独であること教え、それがまた絶望へと変わり、精神を切り刻んでいく。もはや動くことも出来ず、生き永らえようとする執着も消失し、失意すら気づかぬ薄明の生命体へと変貌した私は、薄れゆく意識と共に白い大地へと顔を委ねた・・・その時だった。おぼろげな視界の先に、一頭のガウシカが見えたのだ。そのガウシカは私を見ると一目散に逃げ出した。これを見た私は最後の力を振り絞って立ち上がり、そのガウシカが残していった足跡を頼りに見事下山に成功することが出来たのだ」

キーン「・・辿り着いたエリアに救われたのですか?」ドドドドド・・・

オステルマン「そうだ。ガウシカの軌跡を元に辿り着いたそのエリアこそ、永久凍土の秘境だったのだ。今までの白銀の世界が虚構であるかの様に、その小さなエリアには緑が生い茂り、昆虫や植物をはじめ、大陸の恩恵である天然素材が豊富にそこには存在したのだ。吹雪も大型モンスターも、そして人型もいない聖地・・・・永久凍土のオアシスにより、私はすっかり生き還ることが出来た・・・今までのつまらぬ自尊心と過信を還元したのだ。そして、あの時出逢ったガウシカこそが、大陸が我に遣わせた道標だったのだ」

キーン「以来、ガウシカへの畏敬を表する為に、その兜を作らせたのですね?」

オステルマン「大陸自然を破壊する人型の手から聖地を守る為、あの時のガウシカに代わり、私が大陸全土の道標になると誓ったまでだ」ドドドドドド

キーン「貴方がなぜ、修羅尊威と部下たちより呼ばれているか、改めて理解出来ました」ガシッ(騎乗したまま御意の姿勢をとる)

オステルマン「・・・・・・・・」クンクン

キーン「??」

オステルマン「多くの人型の血の匂いがこの温暖気候に紛れて仄かに香る・・・・カレン隊は近いぞ!!このままの進軍速度を維持しつつ、内なる覇気を放出する準備を整えさせろ!!」

キーン「ハッ!!」ガシッ

ドドドドドド・・・・(号令をあげ、後続へと消えていくキーン)

オステルマン「・・・・・・(カレン隊の前方にはクルセイダーズ・・後方にはそれを挟むようにして帝国軍が迎撃を開始した・・・今まで討って出てこなかったクルセイダーズが動けば間違いなくカレン隊は消滅するだろう。ともなれば帝国軍が勢いづくのは必至・・・一気にニャー神殿まで攻め入ってくるに違いない。今、ニャン=ジュスト公の手を煩わせる訳にはいかんのだ)」

ドドドドドドドドド!!

オステルマン「・・・・・・(華燭の祭典が無事終われば、現在我が領内にいる猫達はより一層の忠誠を国に捧げるだろう・・・国力の総合的基底を上げ、国土開発に重きを置けば水没林全土は統治出来、完全な猫族国家が確立する)」

キーン「速度を緩めるな!!進軍を邪魔する者は全て蹴散らせ!!」ドドドドドドド!!

オステルマン「・・・・・・(人型排斥。ギルドの怠惰と傲慢の水面下で、着々とニャン=ジュスト公が長期に渡り伏線を引いてきた謀略により、各地に配置する反ギルド体制組織同士を争わせることでギルドの目を欺く。現に永久凍土ではエヴァーウィンターナイツと砂漠の艦隊が抗争を開始・・・砂漠と凍土の均衡が崩れたことにより、孤島と渓流の勢力も反応を示すに違いない。戦に加担するか否か・・また、物資受給の戦時態勢を整えるため、こちらに盟を求めてくるやもしれん。そうなれば人型勢力を手なづけたも同じ。これに呼応した各地の猫族は全土にその鋭い爪を掻き立て、人型至上世界に混沌をもたらすのだ。もはや地上に人型の支配欲など不要!!今こそ我ら猫族が新たな大陸の祖となるのだ!!)」


ビュウウウウウウウウsss(追い風が進軍する騎馬隊を煽る)


オステルマン「速度を上げよ!!カレン隊は我がフェイリンメイリン共和国の防波堤!!押し寄せる大波を防ぐ為には我らの存在なくしてはありえん!!付いてこれぬ者は二度と我が陣内に入れぬと思え!!」

猫騎馬兵「ハッ!!」バシーーンびっくり(手綱を強く叩く騎乗の猫達)

オステルマン「それでいい(小雨の粒子が両軍の放つ闘気により蒸発し、戦闘エリアは霧になっていようか・・・私が敵軍の大将ならば視界の悪いバトルフィールドで無暗に突撃はしない・・・となれば睨み合いの均衡と緊張を崩すには、不意打ちを意味する一騎打ちもまた有効・・鏖逐将星の異名を持つカレン=アレンならば奇策を選択する前に、まず自らが討って出るに違いない・・・問題があるとすれば敵陣内にその勇猛を上回る策略を生み出す軍師がいるかどうか・・・だが!!)」

ドドドドドドドド!!

オステルマン「如何なるすべての戦において窮地困難極限を凌駕打破してみせてこそ、猛豚軍の将たる器を天下に示せるというもの!!」ガッ(騎乗しながら大の字に両手を広げ空を切り進む)

ビューーーーーーーーンsss(赤虎猫の前に一匹のドスヘラクスが一直線に飛んでくる)

ガブッドキッ(それをひと喰らいする屈強な赤虎猫)

オステルマン「貴殿が如何様にして猛豚軍将兵の挟持を見せるか愉しみだ!!鏖逐将星よ!!」バリボリッ(と、ほくそ笑みながら甲虫を咀嚼する。角がちょっと口から出てる)





「あたちのモンハン日記」
~Sanctuary of extinction~







~水没林非狩猟エリア....



ぐあっぐあっぐあっぐあっ
(小雨降るエリア上で高らかに笑う鋼鉄の巨大グーク。目がまあるい)

孫星「ぐあっぐあっぐあっぐあっ(笑)」

ファンクーン「ぐあっぐあっぐあっぐあっ(笑)」

アーモンドラッシュ「何時までそこにいる」ぱしーんびっくり(巨大グークの背後から馬上よりそのドタマを引っぱたく歴戦の騎士)

ファンクーン「わっあせるす、すいません!」あたふた(きょろきょろする巨大グーク)

アーモンドラッシュ「軍師殿。敵陣の考察はもうよろしいですかな?」パカラ・・(巨大グークの横に並ぶ)

孫星「無造作に見えて実に靭やかな騎馬隊の陣形ね。この薄っすら霧がかった視界の悪い中、不用意に突撃しようものなら見事受け流され、敵陣の包囲網にかかること間違いないね」(金属感むき出しの鋼鉄の巨大グークより本物のグークの声がする)

アーモンドラッシュ「同じ騎馬戦なら引けは取らないが・・なめられたものですな」ふん

孫星「高速進軍と移動距離でこっちの馬、みんな疲労気味ね。コンディションは向こうが上。あの橙色の猫、なかなか合理的な将ね」

アーモンドラッシュ「重騎馬及びポポ隊の到着はまだ?」

孫星「まだまだ、半日はかかるね。それを承知で敵はわざと無形の陣に見せかけて挑発してるよ」

ファンクーン「少し見ただけでそこまで敵の意志を読み取るなんて・・・流石は偉大なるグークの知的生命体種、孫星様♪」

アーモンドラッシュ「つまりこちらが動くのを敵は待っている・・・そういうことか」

孫星「おそらく本隊からの援軍もよ」はぁ~(首をかしげるようなリアクションをする巨大グーク)

アーモンドラッシュ「じっと待つのは好きではない」パカラ・・

ファンクーン「ちょっ、アーモンドラッシュ様!?」

アーモンドラッシュ「それはどうやら向こうの将も同じの様だ」

孫星「ぐあっ?」



サーーーーーーーーーーーーーーーー
(両軍を隔てる様に降りしきる小雨の向こう側から、一騎の猫騎馬がゆっくり進んでくるのが見える)



ファンクーン「交渉でしょうか?白旗は見えませんが・・」

アーモンドラッシュ「そんなことするものか」



猫騎馬兵「姐さん!得物です!!」パカラッパカラッsss(単騎で前に出るカレンの後ろからオレンジ色に染まった野太いランスを掲げて走ってくる)


カレン「すまないね」

パシッドキッ(敵陣を見つめたままそれを受け取る)

カレン「おや・・これ、あんたが研いだのかい?」きらり~んキラキラ黄色(と光るランス)

猫騎馬兵「ヘイ!!「ネコの道具倹約術」なら誰にも負けやせん!!なんて」しっしっしっし

カレン「ネコの手配上手もね」フフ・・(ランスを掲げて見ている)

猫騎馬兵「カレン将軍!!ゼット様のいない今、俺を副官にしてくだせぇ!!」(見るからに素行の悪そうなモヒカンメラルーだが、その眼差しの情熱は本気である)

カレン「・・・名前は?」くすっ(俯きながら微笑む)

猫騎馬兵「ドラモンドっす!!出生は旧大陸が西シュレイド、ヴェルドのスラムでさぁ!!」ふんsss(鼻息が荒い)

カレン「人型が勝手に格差という規律を作った城塞都市の・・・そうかい。よく来たね」(依然として前を見つめながら言う)

ドラモンド「猛豚様の武勇を聞いて、自分も何か出来るんじゃねぇかって・・そう思ってここ(新大陸)に来やした!!」ガッ(御意の姿勢)

カレン「フッ・・それじゃいいかいドラモンド。あたしが号令を出すまで軍を決して動かすんじゃないよ。それから余計な手出しも無用だ」ガショーーンびっくり(ランスを右腕にはめ込む)

猫騎馬兵「応援もダメですか!?俺は・・いや、カレン隊に所属する雄猫共は、みんなカレン将軍にケツを蹴られたいと思ってるんです!!大声飛ばすのだって、人型のそれに負けやしませんぜ!!」

カレン「あははははは!!ゼットと違って素直なことだね!あたしの気を圧す助成の咆哮なら・・大歓迎さ」シュッ(隣に並ぶモヒカン猫のトサカを肉球でソフトタッチし、はじめて目を合わせる)

ドラモンド「♪」(ほっぺが真っ赤になるモヒカンメラルー)

カレン「急事があれば銅鑼を鳴らせ!!」パカラッ煙(急変するかのように前進する)

ドラモンド「ご武運を!!」ガシッドキッ(御意の姿勢)


サーーーーーーーーーーーーーー


ファンクーン「わ、武器持ってこっちに来ますあせるどうしましょう!?」あたふた(とする巨大グーク)

アーモンドラッシュ「あの者も私と同じ考えのようだ」パカラパカラ・・(不敵に微笑むと単騎で前進していく)

ファンクーン「あ、危ないですよぉ~あせる孫星様ぁ~どうしましょう汗」あたふた

孫星「大丈夫ね。しびれ切らした両総大将のストレス発散に付き合うしかないね」

??「鏖逐将星とローゼンクロイツの古参将軍」パカラ・・

ファンクーン「え・・」ちら(声のする方に振り向く巨大グーク)

ベナッツォーリ「種を超えた一世一代の一騎打ち・・早々見れる機会はない」



パカラパカラ・・・・

アーモンドラッシュ「・・・・・・・・・・・」


パカラパカラ・・・・

カレン「・・・・・・・・・」


アーモンドラッシュ「私は神殿の騎士団三番隊隊長スリバート・アーモンドラッシュだ!!所属と名を伺おう!!」

カレン「思った通り、自尊心の強い人型将兵だね」フッ

アーモンドラッシュ「所属と名前は!!」

カレン「でかい声で喚くんじゃないよ。それが物を聞く態度かっての。いいかい?あたしは猛豚軍猫騎馬隊大将軍、カレン=アレン。所属はフェイリンメイリン共和国さ」フフッ

アーモンドラッシュ「安心しろ。私は独裁国家を目論むファシスト猫だろうが手は抜かぬ。苦しまず逝かせてやろう」ガショーーーンドキッ(白銀の重槍と盾を構える)

カレン「その盾のエンブレム・・・ローゼンクロイツの私兵団がよく言うよ。ギルドの横行をあんたらが帝国軍と名乗ることで民衆の目を緩和しようって目論見かい?相当なドMのようだね、ラインハルト公って人型はさ」

アーモンドラッシュ「ノブリスオブリージュに基づいた誠のフィランソロピー。それがローゼンクロイツの家訓だという。我ら神殿の騎士団はその慈悲深き大致命者をお護りする矛と盾に過ぎん。つまらぬ賊を討伐するクエストでも全力を尽くそう」ガシッ

カレン「あんたもうちの連中に負けず劣らずの被虐属性とみたけど・・・最初にあたしが感じたとおり、あんたは最もあたしが嫌いな部類の人型だ」ガシーーンドキッ(ランスを構える)

アーモンドラッシュ「これは差別という偏見でも虐待でもない正当なる一騎打ち!!さぁ、参られよ!!」ブーーーン煙(ランスを天に掲げる)

To Be Continued






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3/19(木)0時更新 「鏖逐将星とローゼンクロイツの古参将軍/その二」の巻


をお送りいたします♪人型VS獣人種の激アツ一騎打ちを見逃すなビックリマーク



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