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Channel: あたちのモンハン日記
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「水没林のジューン・ブライドってか!?」の巻

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~フェイリンメイリン国上空、対流圏....


GOOOOOOOOOOOOO!!
(青空の下、豪快に飛翔してみせる轟竜)


バラン「ひょおおおおおおおお!!本日は晴天なりぃ~!!結婚式には最適な日和だな!?ええ!?」


ゾフィ「水没林のジューン・ブライドってか!?確かに下は梅雨時以上に蒸し暑いが、こっちは・・・え~~っくしょい!!」ブブーーーあせる(バランの首に掴まりながらこれまた豪快にくしゃみをする)

バラン「はっはっはっはっはっは!!人間ってのは適応能力に脆弱性を抱えた生き物だ!!この大気層は冷てぇからな!!風邪ひかねぇように気をつけな!!」ビュオオオオオオオオンsss

ゾフィ「うっせぇ!!砂漠にも雪山にも出没するでしゃばりモンスターめ!!おめぇらと違ってこっちはデリケートなんでぃ!!うううう・・・ホット・・ホット・・・あった」んぐホットドリンク(あやしげな紅い液体が入った小瓶を飲み干す)

バラン「ボニー達はうまくやってっかな!?飛空船のジャックまでは実に上手くいったが!!」

ゾフィ「発煙筒の煙が見えないってことは上手に演技してんだろ?ふぅ~、ぽかぽかしてきたキラーン」にんまり

バラン「ならいいがな・・・いつでも下降出来る準備しておけよ!!いざとなったら神殿に突っ込んでお騒がせなんだからな!!」

ゾフィ「任せろって!こっちは昨晩暴れられなかった分、鬱憤が溜まってんだ!ついでにサブクエストも敢行ってな!」しっしっしっしっし

バラン「ここで今回のクエストを確認だ!!」


クエスト名「花嫁救出作戦」
目的:王妃(フラワー)の奪回
サブクエスト①:神殿内のドスコカイン製造の証拠を掴め
サブクエスト②:コニー・ファウラーの救出
指定地:水没林フェイリンメイリン国領内、ニャー神殿エリア
難易度:★★★★★★★★★★(狩猟レベルと比較)
メインクエスト報酬(ディオマリアシスターズのみ):あんまん一年分
特殊条件:狩猟ではない大紛争に発展する可能性大



ゾフィ「まるごと掴んでやるぜ!!俺はなる!!サザンゴッドのキングに俺はなる!!なんてな。きゃはははははは!!」べべべべべべ(よだれが風圧で飛び散る)

バラン「あまりお騒がせにはしたくねぇが・・ボニーの身になにかあれば致し方ねぇな」

ゾフィ「なぁお前、あのボクっ娘猫にゃんに惚れてんのか?」

バラン「なっ!?」ドキりんドキドキ

グオオオオオオオオン!!
(動揺して傾く)

ゾフィ「うおっあせるこらぁ~!しっかり飛べぇ~!!」ぷんすかポカりんドキッ(怒って頭をぶつ)




「あたちのモンハン日記」
~Sanctuary of extinction~





~ニャー神殿内、控室....



影丸「では頼みましたぞ」バサッ(再び舞踊団の衣装に着替えている。その奥ではエスニックなお面を付け、舞踊団に扮装した鉄平が腕を組んで壁にもたれかかっている)

ボニー「新しい大樽もこの通り手に入ったしね♪上手くやってみせるさ。ね、ヒーラーのおねえちゃん」こんこん(台車の上に乗った大樽を軽く叩く)

大樽「・・・・・・・・・」カタカタカタカタ(小刻みに震える大樽)

千恵子「ここまでは順調だね」ふう~

影丸「うむ。半田殿の援助もあり、すんなりフラワー殿のいる部屋に入れたのは大きかった。そのおかげでこちらの下準備も万全になった。感謝致しますぞ」ガッ(御意の姿勢で感謝の意を示す)

千恵子「よしてくれ。礼を言うのはこっちさ。きっとあたしもコニーを助けてみせるよ」

鉄平「半田さん」

千恵子「ん?」

鉄平「フラワーの面倒を見てくれてありがとうな。俺も必ずフラワーを取り戻してみせる」シャキーン(舞に使うと思われるヒーローブレイドタイプの双剣を抜く)

千恵子「龍之鉄平・・・そのお礼もコニーに言ってくんな。あたしはコニーの「オトモ」に過ぎないんだからさ。それより残念なのは、そのあんた達の晴れ舞台を見れないことかな」フフ・・

鉄平「無事にユクモに帰れたら、嫌って言うほど聞かせてやるよ。温泉にでも浸かりながらな」

千恵子「ああ・・そうだね」

ガシッドキッ(拳をあわせる二人)

ボニー「さぁ行こう。そろそろ警備兵が鉄平達を迎えに来るよ」

鉄平「またあとでな」ピッ肉球 くろ

千恵子「・・・・・・」こくり


キコキコキコキコキコ・・・
(台車を押しながら部屋を出て行くベテランメイドメラルーと貴婦人に扮装したボニー)


鉄平「うまくやってくれよ・・・みんな・・」


ザシュザシュザシュザシュ・・
(千恵子達と入れ替わりに部屋へと近づいてくる警備兵の重たい足音)

コンコン(開きっぱなしのドアを叩く、青いどんぐり装備を纏った猫兵)

鉄平「へい」

警備猫「お迎えにあがりました」

鉄平「よし。いこうぜ」

警備猫「ババスコン婦人はご一緒では?」

鉄平「え、ああ、たった今、便所に・・」

影丸「お色直しに行かれました」(その横で影丸のフォローに安堵する鉄平)

警備猫「そうですか。どのような段取りで舞をなさるのか確認したかったのですが・・」

影丸「それは道中、我々がご説明しましょう」

警備猫「そうですか。では」

鉄平「よし!行こうぜ!」パンドキッ(影丸とハイタッチする)



キコキコキコキコキコ・・・・(人気のない長い回廊を、大樽が乗った台車を押しながら進むベテランメイドメラルー。その隣にはへんてこりんなドレスを着た貴婦人の姿も)

千恵子「・・・・・・・・・」きょろきょろキコキコ(周囲を気にしながらワゴンを押し進む)

ボニー「ほんと助かるよ。こんな広い神殿、ボク一人じゃ迷子になってたかもしれないからね。ありがとう千恵子さん(´v`)

千恵子「礼を言うのはこっちだよ。あんた達の目的に加えて、余計な依頼をしたのはこっちなんだ。なんでもやらせてもらうよ」

ボニー「悪いのはニャン=ジュストのやつさ。フラワーさんを薬漬けにして暗示をかけた上、なんの罪もないメイドを投獄するなんて・・・絶対に許せない!」

千恵子「あんた達の勇気にはただ感心させられるだけだよ。こんな少人数で神殿に乗り込むなんてね。コニーの旦那にも・・少しは見習って欲しいもんだ」キコキコキコ・・・

ボニー「ロイ・ファウラー・・・フェイリンメイリン国の兵器製造を一任される天才技師・・出来ればコニーさんと一緒にユクモに連れて行きたいけど・・」

千恵子「厳しいね。あの男にそこまでの根性はないよ。まったく・・自分の愛する妻が殺されるっていうのに、それでも工場の方が大事なんだ。情けない男だよ。龍之鉄平とは月とすっぽんさ」キコキコキコ・・

ボニー「きっと心の綺麗な猫なんだよ。だからニャン=ジュストのいうことを信じているのさ」

千恵子「いいように利用されるだけだって、分かってるくせに・・バカな男だよ!獄中で旦那が来るのを信じて待ってるコニーが・・・コニーが可哀想じゃないか・・!!」

ボニー「・・・・・・。コニーさんは十分幸せだと思うよ」

千恵子「え・・」

ボニー「だって千恵子さんみたいな立派なお母さんに、こんなに想ってもらっているんだもの。それも命懸けでね。君もそう思うだろ?ヒーラーのおねえちゃん」コンコン(樽を叩く)

ユーリィ「・・・・・・・・・・」(真っ暗の樽の中、体育座りでまるまりながら本を読んでいる。タイトルは「母を訪ねて8億光年」。広げてはいるが暗いので読めているのかどうかは定かではない)

千恵子「どうせなら母親じゃなく、お姉さんにしてもらいたいけど」

ボニー「あはははは。ごめんよ。それくらい千恵子さんは貫禄があるってことさ。褒めてるんだよ?」

千恵子「あんた達には感謝してる。だからあたしも足を引っ張らないようにしなきゃね」パチりん(ウィンクしてみせる)

ボニー「そうそう。その調子その調子♪・・っと、警備猫だ。いつもの通りに。いいね」

千恵子「ああ・・・」キコキコキコキコ・・


ザッザッザッザッザッザ・・・
(回廊を見まわりするザザミ猫兵)


千恵子「・・・・・・・・・」キコキコキコキコ・・

ボニー「・・・・・・・・・」パタパタパタ(扇で扇いでる)

ザザミ警備猫「イッ」ビシッ

千恵子「ご苦労様」ぴた

ザザミ警備猫「イ~?イッイッ。イ~?」

千恵子「ああ、この樽だろ?婦人からワイン樽を貰ったのさ。それで今から地下の貯蔵庫に運ぼうと思ってね」

ザザミ警備猫「イー・・・・・」じろじろ

ボニー「なんざます?疑ってるざますか?あ~た、お名前と所属は?上司のお名前もお聞かせ願いたいざます」ぷんすか

ザザミ警備猫「イ~あせるイッイッ!?イッ!イ~イッイッ!!」(ごますりしてる)

ボニー「へ?」

千恵子「樽を運ぶのを手伝ってくれるだと。気持ちは嬉しいが・・」

ザザミ警備猫「イ~♪」バッ(千恵子からワゴンの持つ所を奪う)

キコキコキコキコキコ♪
(意気揚々とワゴンを押していくザザミ警備猫)

千恵子「やれやれ・・参ったね」

ボニー「構わないさ。これで周りには怪しまれず、正々堂々と地下道に侵入出来るよ。さ、ボクらもついて行こう」



カツカツカツカツカツ・・・・
(別の回廊を進むメイド群)

姜淑「・・・・・・・・・・」カツカツカツカツ(メイドを従え早歩きで進む、切れ長の目をした青ぶちメイド猫)

鈴麗「ふぁ~あはぁはぁ」(あくびしながらついていってる、後頭部にどでかい真紅の薔薇のリボンをしている新米赤ぶちメイド猫)

姜淑「ん・・・」


キコキコキコキコキコ・・・・(前方のT字路から姿を見せる、大樽を乗せた台車を押すザザミ警備猫。その後ろを千恵子とババスコン婦人がついていく)


鈴麗「またまた千恵子さんニャ♪お~~~・・」(手を振ろうとするも)

むんずっはぁ(猫首をとっ捕まえられ後ろに引っ張られる)

鈴麗「みゃあむぅ」すて~んびっくり(尻もちをつく)

姜淑「今のはババスコン婦人・・・直に式が始まるというのにこんな所で一体何を・・」

メイド猫「姜淑様。そろそろ陛下をお迎えに行く時間かと」

姜淑「分かっています。王妃様のお出迎えは?」

メイド猫「さぁ・・王妃様に関しては千恵子さんが一任されていますのでなんとも・・」

姜淑「フッ。いいわ。彼女がこの晴れ舞台で失態をすれば、それだけ我々の立場も上がるというもの。放っておきましょう。鈴麗」

鈴麗「にゃあ?」ぱんぱん(お尻を叩きながら立ち上がる)

姜淑「陛下をお迎えにあがりますよ」

鈴麗「やったぁ~♪」




キコキコキコキコキコ・・・・

ザザミ警備猫「イッ♪イッ♪イッ♪」キコキコキコ・・

千恵子「・・・・・・・・・」

ボニー「・・・・・・・・・」きょろきょろ

ザザミ警備猫「イッ」ぴた

ボニー「・・・・・・・・・」ちら


・・・・・・・・・・・・・・
(廊下の突き当りに威圧感のある鉄のドアが設置されている。その両脇には当然の様にザザミ警備猫がボウガンを背負い待機している)


千恵子「このドアの向こうに地下道へ繋がる階段がある」ぼそ(婦人に耳打ちする)

ボニー「その奥にコニーさんが・・そしてボクの探してるトレジャーアイテムもね・・!」

ザザミ警備猫「イ~イッイッ。イ~」(大樽を運んできた方のザザミ猫が、なにやらドアを警備してるザザミ猫二人に説明してる滑稽な様子)

ザザミ警備猫「イッ。イッイッイッイッ。イッ?」

ザザミ警備猫「イ~・・・・」(困ったリアクションしてるのは樽を運んできた方)

ボニー「なにか問題でもあったのかな・・」

千恵子「どうしたんだい?」

ザザミ警備猫「イ~。イッイッイッイッイッ。イ~」

ボニー「なんて?」

千恵子「あたしがここにいて平気なのかって、心配してる様だ。大丈夫だよ。王妃様のお出迎えは、着替え部屋を守ってくれてるあんたらのお仲間に任せてあるから。あたしがエスコートするより安心だろ?」

ザザミ警備猫「イ~。イ~イ。イッイッイ」ぽん(なるほどみたいな感じで掌を打つ)

ボニー「なんて?」

千恵子「真面目なエビ吉にエビ夫なら、何も問題ないだろうって」

ボニー「じゃあここを通ってもいいざますね?」

ザザミ警備猫「イ~イ」(どうぞ、的な)




~着替え部屋前....

エビ吉「イッ」(凛々しい顔してドアの前に立っている二人のザザミ猫)

エビ夫「イッ」(顔を見合わせる)

エビ吉「イ~ッイッ」(失礼します的な)

ガチャリ・・

エビ吉&エビ夫「・・・・・・・・イッ・・」


フラワー「・・・・・・・・・・・」(窓際に立つ純白ドレスを着た王妃の姿はまるで天使の様である)


エビ吉&エビ夫「イ~・・・・ハート」(すっかり見とれている二人)

フラワー「・・・・・・・・・・・」ちら(放心状態のまま、なんとなく二人に気づく)

エビ吉&エビ夫「イ~!イッイッ!!イ~!!」(お迎えにあがりました、的な)

フラワー「・・・・・・・・・・・」ぼー・・・



カツカツカツカツカツ・・・・
(少しずつ賑やかな歓声が近くなっていく回廊を、警備猫を先頭に進む舞踊団の二人)

鉄平「・・・・・・・・・」カツカツカツ・・

影丸「・・・・・・・・・」カツカツカツ・・

鉄平「ふぅ~・・・・・・」(自身を落ち着かせる様に深呼吸しながら歩く)

影丸「・・・・・・・・・」(その様子を隣で見ながら歩く)

警備猫「この先から神殿の中庭に出れます。お二人にはひとまずここで待機をしてもらいます」ぴた

鉄平「へい」

影丸「新郎新婦の登場は?」

警備猫「間もなくでしょう。お二人が姿を見せれば歓声ですぐに分かりますよ」にこ

鉄平「・・・・・・・・・」グッ(手に汗握る)




鈴麗「陛下~♪お迎えにあがりました・・にゃ~ん!!」ダーーーンびっくり(豪快にでっかいドアを開ききる。その後ろでびっくりする姜淑)

猛豚「・・・・・・・」(玉座に繋がるレッドカーペットの中央で宝剣を天高く掲げている)

鈴麗「わ・・・・・・」(その姿に見入ってしまう)

姜淑「陛下。参りましょう」スッ(頭を垂れるメイド一同。鈴麗だけまだ見とれている)

猛豚「い、いざ・・王の祝宴へ・・」カショーーーンドキッ(宝剣を腰の鞘に収める)

鈴麗「素敵・・♪」ポッ(もちろん目がハート)




スススススス・・・・・(長い回廊を緊張気味にエスコートするザザミ警備猫に挟まれ、ドレスの裾を引きずりながらゆっくり呆然と歩き進むフラワー)


ザッザッザッザッザッザッ
(一方、凛としたメイド達を後続に従え威風堂々と回廊を進む猛豚。鈴麗だけは目がハートのまま国王の頼もしい後ろ姿に惹かれる様に付いていってる)


カツカツカツカツカツ
(足早に回廊を行くニャン=ジュスト。隣には神父に扮したニャン蔵を従えている)


ニャアニャアミャアミャア・・
(歓声間近の回廊で待機する舞踊団に扮した鉄平と影丸)



フラワー「・・・・・・・・・・」スススス・・・



猛豚「・・・・・・・・・」ザッザッザッザッザッ



ニャン=ジュスト「・・・・・・・・・・」カツカツカツカツカツ


影丸「そろそろ正午です」

鉄平「ああ・・・」


フラワー「・・・・・・・・・・・」スススス・・・


鉄平「・・・・・(待ってろよ、フラワー・・必ずお前を正気に戻してやるからな・・!猛豚とニャン=ジュストの好きにさせてたまるか!!)」ガンぎくっ(正面を睨みつけながら壁をおもいっきり殴る)

To Be Continued






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次回「あたちのモンハン日記」ザ・中継ぎ記事は!!

6/13(土) たぶん「なぜなに☆あたモン」のコーナーむぅ


をお送り致します♪梅雨時蒸し時ジメジメばぁ~はぁはぁ今年も気づけば梅雨入りにインsssめんつゆ片手に傘をさす傘そんな感じで次回も読もうカサ見ようカサかじろうキノコをきのこもちろん死にそうな色のやつを






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