コキ~ン♪コォ~ン♪コカァ~ン♪クウォ・ウォ・ウォ・ウォ~~ン・・
コキ~ン♪コォ~ン♪コカァ~ン♪クウォ・ウォ・ウォ・ウォ~~ン・・
(紅葉が鮮やかに映える渓流フィールド内にこだまする珍妙な銅鑼の音)
すあま「おっしゃ!!学食一番乗りはうちらやでぇ~!!」ズドドドドドド(子供用撫子装備(えんじ色)を着たおかっぱ頭の女子がクラスメイトのジャギィノスに跨り、天廊並の巨大な廊下を一直線に突っ走る。その後方から続く他のクラスの生徒達)
ウルコフ「すあまちゃんに負けるな!!続けぇ~!!」ひいこら(と、鼻の頭に汗をかいたどこか体育会系の匂いがする白兎獣。その傍らでは水槽を両手に持った、ジュニア用ガノスZシリーズ(鱗模様の暗緑色のウェットスーツに、頭部はスポック船長みたいなヘアスタイルをした緑銀マスク(白目タイプ))を纏った華奢な男子生徒も一緒に走っている)
サカナスキー「ずるいよ、すあまちゃんいつも真里ノスに乗せて貰って~」へえこら
すあま「へへぇ~ん!悔しかったら追いついてみぃ~や♪今日も「1日限定生産★バベル頑固パン」はうちらのもんやでぇ~♪」ズドドドドドド(後ろを振り返りあかんべえをかます)
ウルコフ「くそぉ~!俺も食べたい!生徒達のちぎれぬ友情を具現化したというバベル頑固パンを!」ひいこら
トーマス「ならこっちも対抗するんだ!ウルコフ!この廊下を凍土の銀盤だと思って、思いっきり滑走するんだ!!」ブクブクブク(揺れる水槽の中から激を飛ばす)
ウルコフ「そうか!その手があったか!二人共!!俺の背中に乗れぇ~!!」バッ(水中に飛び込む感じのフォームでジャンプをかます)
シャアアアアア~~~~~
(廊下を腹ばいに滑走する白兎獣。その上にジャンプして乗るサカナスキー。水槽の中のトーマスも一緒に飛び跳ねる)
サカナスキー「いいぞ!いけいけぇ~!!」シャアアアアアア(すあまが跨るジャギィノスを追い越していく)
すあま「げっあんなんあかんで!」ガガーン
真里ノス「ムカつく。鼻デカのくせして・・・すあま!しっかり掴まってろ!!」
ズドドドドドドドドド!!
(更に姿勢を低くして爆走するジャギィノスと腹ばいに滑走する白兎獣のデッドヒート)
熊田「ハッハッハッハッハッ。今日のお昼は何にしようかなぁ~」
権堂「ハッハッハッハッハッ。「ハチミツ漬けのガッツとんかつ」なんてどうですかな?高カロリーかつ過剰な糖分をいっしょくたに摂取することが出来ますぞ。君はどうする?UBU」
UBU「学食あんまんってないの?勉学に励む生徒達の脳に糖分は必至よ?うちの工房が開発した「砂糖たっぷり★ブドウ糖あんまん」を学食メニューに採用しないさいな。今なら原価ギリギリ価格で売ったげる♪」ひょっひょ~(アオアシラ×2に挟まれながらあんまんスキップをかましている)
ウルコフ&真里ノス「どけぇええええええええ!!!!」
熊田&権蔵&UBU「いっ」
どがぁーーーーーーーーーん
(二頭の青熊獣と壮絶クラッシュをする白兎獣とジャギィノス。すあまは衝突と同時にすっ飛ばされ、そのまま隣のエリアに「空中アウト」していく。サカナスキーは牙獣達に挟まれながらもなんとか水槽だけは死守しているものの意識はない様子である。UBUはどういうわけか高い天井に首だけ突き刺さって宙吊りになっている。一落ち確定)
ガイウス「なんとも壮絶な昼食争いだな。コーネリアス、記しておけ」てくてくてく(その大惨事の現場を涼しい顔で通り過ぎていく書士隊員とその書記の獣人)
コーネリアス「あ、はい。え~と・・青熊獣二頭と正面衝突した白兎獣と狗竜・・それに巻き込まれた学生三名と部外者のハンター一名・・と」カキカキカキカキ
アンコ「良かった♪今日は頑固パン食べれそう♪」(ガイウスの肩に乗ってるショッキングピンクのサスライアリ。隣には同じくピンク色の紙魚(しみ)の姿も)
シミッティ「すんごい固いんでしょ?楽「しみ」~♪ね、ガイウスさん♪」きゃっきゃっ
ガイウス「うむ」(仏頂面しながら返事をする)
リカ「アンコさぁ~ん、シミッティ~♪先に屋上に行ってるよぉ~」(巨大な階段の踊り場から声をかける獣人生徒達。みんな手作り弁当(どんぐり型の弁当箱)を持っている。その横をホバーリング飛行しながら上へと上がっていく昆虫や緑迅竜の生徒達の姿も)
シミッティ「すぐ行くわぁ~!って、私達の声量じゃ聞こえないか・・。困ったなぁ・・」
アンコ「ガイウスさん、代弁お願いしてもいいですか?」
ガイウス「うむ・・・」
リカ「??」
ガイウス「こほん・・。分かった、と言っている」ぷい
リカ「ぷっ・・・じゃあ後でねぇ~♪行こう」タッタッタッタッ
コーネリアス「フフ・・」どしゃーーん(その後ろでは天井からUBUがだらしなく落下してくる)
三年B組の生徒となったオジョウサスライアリのアンコさんと、オサレシミのシミッティさんはすぐにクラスのみんなと、そしてガイウス様ともすっかり打ち解けました。
ジュニャーナ「というわけでぇ~、古来より砂原地区では「潜口竜の鼻」の蜃気楼を見た者には幸運が訪れるという言い伝えがありぃ~・・」
コーネリアス「・・・・・・・・」ちら(前方の誰も座っていない人間用の机を見る)
るんるんるん♪(と、机上で微笑ましく肩を並べて「虫用」のパピルス紙にインクを付けた触角で交互に書き記していくアンコとシミッティ)
ジュニャーナ「また砂漠エリアには、ディアブロスが食することで有名なサボテンの花が咲いていますが、これをマカ漬けの壺に五分程度入れて発酵させるとどうなるでしょうか?これを・・・ミフネ君。わかりますか?」(人間用の机に姿勢良く座っている「ジュニアメンズ用大和・覇シリーズ」を纏った生徒に問いかける)
ミフネ「!?」あたふたあたふた(甲冑をつけた両手で教科書をガサツにめくりまくる)
アンコ「ミフネ君、ミフネ君」(隣の席から小さい声をかける)
ミフネ「??」ちら(大和・覇【兜】の「あの武者顔」で見つめる)
シミッティ「百花サボテンよ」
ミフネ「♪」ぽん(甲冑の手で「そうか」的な感じで掌を打つ)
カキカキカキ(すかさず「筆」でスケッチブックへ何かを書くミフネ)
バッ(自慢げに「百花サボテン」と達筆な字で書かれたスケッチブックを先生に向かって掲げて見せる)
ジュニャーナ「そう。正解です。皆さん、ミフネ君と、それからアシストをしたアンコさんとシミッティさんに拍手~」パチパチパチパチ
アンコ「先生って耳がいいんだ」
シミッティ「あたし達の声ならバレないと思ったのにね」やれやれ
ミフネ「」(はつかしそうにへえこらしながら兜の表情を赤らめ、隣のアンコとシミッティにサムズアップしてみせる武者生徒。それを受け微笑み返す二人)
授業中もチームワークの良さを見せる二人。勿論、体育の授業でも愛称はバッチリなわけで・・
すあま「いくでぇ~!!」(おかっぱ女子の顔面アップ。上の歯は矯正中である)
ずどどどどどどどどどど
(サッカーボールを華麗なドリブルで蹴り進む真里ノスに跨ったすあま(ブルマ装備着用)を追走する獣人、人間の生徒達(共に体操着装備を着用))
ウルコフ「さぁ来い!!」ばし~ん(ゴールマウスを守る白兎獣。両手には蛍光緑のGKグローブを付けている)
すあま「真里ノス!!かましたれぇ~!!」
真里ノス「止めれるもんなら止めてみな!!ウルコフーーーーー!!」
ドウ~~~~~~ン
(尻尾でボールを打ち付け、渾身のミドルシュートをかますジャギィノス)
ボウウウウウウウウン(高回転するボールは摩擦により発火し、見事な火属性効果を帯びながら、ゴールマウス右へと吸い込まれていく)
すあま「ええコース・・・もらったでぇ~!!」
ウルコフ「きょえ~~~~~~~!!」ずしゃああああああ(右手を掲げ、腹ばいのスライディングをかます)
ばち~~~~~~ん
(右コーナーぎりぎりのシュートを見事パンチングする白兎獣)
トンコ「でかしたニャ!ウルコフ!」
ザンコ「皆さん!セカンドボールを拾ってすぐにカウンターですわよ!!」ずどどどどどど(降下してくるボールを追いながら走る)
ブナハブラの真島「させるかぁっての!!」ぶ~~~~~ん
ごちぃ~~~~~ん
(空中のボール目掛けて、高い打点からヘディングシュートをかますブナハブラの真島)
オオナナホシの七瀬「いいぞ!真島~♪」(見学してる。その隣では体育座りして見てるリカとミフネの姿も)
真島「どうだ~!?」ブブブブブブ
ギュルルルルルルルル
(高速回転したボールは腐食効果の恩恵も受け、モワモワと「くさそうな」煙を放ちながらウルコフとは逆サイドのコーナー隅に吸い込まれていく)
トンコ「まずいニャ」
すあま「例えパンチング出来たところで、一気に腐食やられ確定や!!みんな!!詰めるんや!!こぼれたボールを狙うでぇ~!!」ずどどどどどどど(バルセロみたいなユニフォームを着た、すごく「メッシに似た獣人」と共にゴール前に詰め寄る)
ザンコ「ウルコフさん!!立ち上がってですの~!!」
ウルコフ「きええええええええええ~~~!!」キュピーン
ばごおおおおおおおおん
(土をほじくり返し、例の雪玉のような土ボールを作り、ボールごと詰め寄ってきた敵チームのFW陣をすっ飛ばす)
すあま「そんなんありか!?」すでぇ~~ん(隣ではピヨってる真里ノスの姿も)
ヒョるるるるるるるる
(再び宙を舞うボール。その下から猛追を駆けるトンコとザンコのツートップ)
ザンコ「今度こそ堅守速攻の高速カウンターですわ!!我らが目指すサッカーは「ヘビィメタルフットボール」!!その運動量が勝利を掴むのですわ!!トンコさん、行きますわよ!!ついて来られて!?」ダッダッダッダッダッ
トンコ「バカにするでニャい!!」おりゃああああああ(ベリオSネコ包丁を振り回しながら相手MFのマンツーマンディフェンスをやり過ごす危険児)
すあま「あかん!セカンドボールを拾うんや!!うちらのサッカーはティキ・タカや!!ポゼッションしてなんぼのもんやでぇ~!!」ずどどどどどどど(みんなして空中のボールを追っかける。このことから戦術など無いに等しいことが伺える)
シミッティ「こっちにボールが落ちてくるわよ、アンコ」(虫サイズのユニフォーム(アーセナルか?)を着用しており、アンコに抱かれたまま上を見上げている)
アンコ「ど、どうしよう」あたふた(こちらも虫サイズのユニフォーム(ユナイテッドか?)を着ている)
シミッティ「落ち着いて。アリの怪力なら・・あなたの脚力ならここからでもゴールマウスを狙える・・一気に蹴り返すのよ!!」
アンコ「で、でもあたしは目が見えないし、今日のウルコフ君はダビド・デ・ヘア・キンターナより手強いよ!?」
シミッティ「あたしが蹴るタイミングを教える!あたしを・・そして自分の力を信じるのよ、アンコ!!あなたならやれる!!」
アンコ「・・・・分かった!やってみる!!」
ヒョるるるるるるるる
(紙魚を持ち上げたアリ目掛けて落下してくる、その何倍も大きい巨大隕石のようなサッカーボール)
シミッティ「今よ!!」
アンコ「え~~~~~~~い!!」
バギョオオオオオオオン!!
(シミッティを抱いたまま華麗なボレーシュートを浴びせるアンコ)
トンコ「ニャに!?一体、誰が蹴ったニャ!?」
シュオオオオオオオオオン
(目も止まらぬ速さでゴールマウス目掛けて飛翔していくサッカーボール)
あ~~~れぇ~~~~~~~~
(凄まじいボールの風圧によって次々とすっ飛んでいく生徒達)
ザンコ「ウルコフさん!頼みましたわよ!!」いちちちち・・
ウルコフ「何度来ても同じ!!今の自分は凍土の永久氷壁の如し!!どんなシュートでも跳ね返してくれるわ!!チョラああああああ!!」ぐるぅ~~ん(またしても土をひっくり返し、前方に巨大な土ボールをすっ飛ばす)
すあま「またあれや!反則やでぇ~!!」むきぃ~
バゴォオオオオオオオオン!!
(土ボールを貫通、破壊しながらゴールマウスに強襲をかけるサッカーボール)
すあま「うそぉ~~~~~ん!!」
ウルコフ「なんの!!コースは甘いわ!!」バッ(大の字に構えゴールマウスを死守する白兎獣)
シミッティ「いっけぇ~~~~~~!!」
ゾウン!!
(白兎獣のあの「ぽっこりお腹」を抉るように突き刺さるサッカーボール)
ウルコフ「うぷっ」(軽く吐血する)
ぼがああああああああん
(ウルコフごとゴールネットにねじ込むと同時に何故か爆破するボール)
アンコ「どうなったの!?シミッティ!!」
トーマス「勝負あり!ゴールごとエクスプロージョンでチームすあまの勝利!!」(水槽に入ったまま、センターサークルの中心に置かれている。どうやら審判のようである)
シミッティ「やったぁ~♪」(アンコとハイタッチをする)
すあま「アンコはん!シミッティはん!ナイスコンビやで!!みんなで胴上げや!!」わぁああああああああ♪(その背後でがっくし肩を落とすトンコとザンコ)
ばんざぁ~~い♪ったら、ばんざぁ~~い♪
(チームメイトから胴上げされるアンコとシミッティ。その後ろではネコタクに運ばれ保健室へ直行するウルコフの姿も)
こうして個性豊かなアンコさんとシミッティさんは、コンビネーションの良さも活かし、その小さな体にもかかわらず、気づけば三年B組には欠かせない存在となっていました(抱き合って喜ぶアンコとシミッティ)
そして二人がクラスに溶け込むのと同時に、渓流の景観もまた、色鮮やかな紅葉から、落葉目立つ季節へと移り変わっていき・・
トンコ「おはようニャ~♪」ニャニャニャニャ~♪(冴えない曇り空の下、枯れ木が目立つ森の中、元気にリカと手を繋いで登校中。その後ろでは、まだ眠そうな顔のザンコとすあま(今日は子供用マカルパ装備)、相変わらずの仏頂面を決め込むガイウスと笑顔のコーネリアス。そんな二人の今日の護衛は、半分寝たまま歩いているカーブーである)
アンコ「おはよう~♪みんなぁ~♪」うんしょうんしょ(枯れ葉の上を前足でシミッティを抱えながら歩いてくる)
シミッティ「おはようございます♪川村先輩♪」
カーブー「ウッス・・ずごごごご・・・」こっくりこっくり・・
ザンコ「かじってやってもいいですわよ」あはははははは
コーネリアス「だいぶ朝も冷えるようになってきましたね」ぶるるるる
ザンコ「もうじき冬ですわ。ファンゴの毛皮コートにお世話になる季節ですわね」ふぁ~あ
アンコ「・・・・・・・・・・・・・」(なんだか俯きながらシミッティを抱っこして歩いている)
シミッティ「・・・・・・・・・・」(その気配を背中越しに感じているのか、シミッティもまたどこか浮かない表情である)
ガイウス「・・・・・・・・・・」(そんな暗い様子をみせる「地面の二人」を見下ろしている)
トンコ「あ、あっちの丘を見るニャ!」びしっ(ベリオSネコ包丁で指す)
ぽへぇ~~~ん
(見晴らしのいい丘の上に、真っ赤な花びらのような葉っぱを見せる植物が、ぽつんとその存在感を示している)
リカ「特産ポインセチアだ♪」タッタッタッタッ
シミッティ「特産ポインセチア・・?きれいなお花ね」
ガイウス「正確には花ではない。茎の上の方にある苞葉が赤く染まっているのだ」
コーネリアス「秋の終わり頃から冬にかけて色が変化することから、通称「クリスマスフラワー」と呼ばれ、大陸各地で観賞用として愛されている植物です」
ガイウス「更に特選ポインセチアとなれば、冬の到来を示すかのように、その赤い葉が一晩でとてつもなく巨大になり「ドスポインセチア」へと変化するのだが・・この渓流フィールドでも見られるとはな」う~む(観察している)
ザンコ「行商人に売ればそこそこの高値で売れますわね」
カーブー「・・じゃあ・・早速売りに行こう・・」ZZZZZ・・
シミッティ「あたし、物心ついた時には学園で生活していたから、初めて見るけど・・とってもきれいな植物ね♪」
アンコ「あたしは見えないけど、どこか神聖な香りがするわ♪」
すあま「なぁ、こいつを教室に持っていかへん?クリスマスの頃にはきっと「どでかい」葉になるでぇ~♪」
リカ「賛成賛成♪一鉢頂いていきましょう♪」ザッザッザッ(ポインセチアの周りの土を優しくほじっていく)
ザンコ「お二人もクリスマスパーティーには参加するんですのよね?」
アンコ「え・・・・」
トンコ「毎年、B組ではクリスマスパーティーをやってるんだニャ♪飲めや歌えやの豪奢な酒宴だニャ♪」フフフフ
シミッティ「・・・・・・・・・」
トンコ「どうしたニャ?」
シミッティ「い、いえ楽しそうだなぁ~って。ね、アンコ」
アンコ「え、ええ・・・・」
カーブー「・・・・・・・・・・・・・」(半寝状態のまま、どこか様子のおかしい二人をしっかりと捉えているドボルヘルムの表情)
ガイウス「少し急ごう。遅刻するぞ」バリッバリッ(乾燥した枯れ葉を踏みつけながら、すあまを促し前進していく)
すあま「なんやねん、そない急がんでも平気やのに・・」バリッバリッ
ガイウス「先日、お嬢サスライアリのコロニーを突き止めることが出来た」バリッバリッ
すあま「それってアンコはんのお家のことか?」バリッバリッ
ガイウス「うむ。実はそのことについて話がある」バリッバリッ
すあま「??」
リカ「もう、二人とも先に行っちゃった」(大事そうにポインセチアを根ごと両手で持っている)
ザンコ「アンコさん、枯れ葉、邪魔じゃないですの?お乗りになられる?」(地面に向かって肉球を差し出す)
アンコ「・・・・・・・・・」
シミッティ「アンコ」
アンコ「え・・・ああ、大丈夫よ。ほら、前でガイウスさんが枯れ葉をどけながら歩いてくれている音が聴こえる」
ザシュッザシュッ
(それとなく足で枯れ葉を蹴りながら道を作ってくれているガイウスの後ろ姿。横を並んで歩くすあまと何やら神妙な話をしている様子だ)
ザンコ「やりますわね」
トンコ「おまいも少しは見習うニャ!!」ブスッ(ベリオSネコ包丁でカーブーの無防備なお尻を刺す。「ぎゃあ」と一声あげ、一気に目が覚めるカーブー。それを見て笑う一同)
シミッティ「いつ言うの?アンコ」
アンコ「うん・・・・・・」
コーネリアス「・・・・・・・・・・」(とぼとぼと歩きだすアンコの背中を見つめている)
また、このメランコリックでどこか淋しげな森の風情は、まるで二人の心象を投映するかのように物憂げであり・・・
「あたちのモンハン日記」
~借りぐらしのアンコさん~
クラスメイトの想いとは裏腹に、別れは突然訪れるのでした
To Be Continuedランキング参加中なんです♪皆様の激アツ一票お待ちしてます
次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはさ!?
12/11(日)0時更新 「借りぐらしのアンコさん/PART4(完結)」
をお送り致します♪ほいじゃあさ!次回もメッシみたいな顔(最近の方。金髪、神様みたいな髭)をしながら読も見ようよ
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「借りぐらしのアンコさん/PART3」
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