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「カルチャーショック!」の巻

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~ユクモ村....


へぇ~こら・・はぁ(と、村の正面口の階段を上がってくるご存知我らがドボルヘルム)

あたちのモンハン日記
カーブー「つい「今日も」昼まで寝てしまった。腹が減ったが自宅の食料も底をつき、そのおかげで狩猟に出かける気もしない。そんな時こそ実家に頼るべし。母ちゃんに美味いものでも作ってもらおう」なははははは(ダメなモラトリアムハンター)


ざわざわざわざわ・・
(あたちハウスの前(正確には村長さんがいつも座っている長椅子前)に募る村人達の姿)


カーブー「おや・・なんだあの人だかりは・・。「また」UBUさんがクサッチーニさんにでも襲いかかったのかな・・」

ざわざわざわざわ・・

カーブー「はいはいごめんよ」(人混みを肩で押し切って中に入っていくドボル。押された村人たちは不機嫌そうにカーブーを睨みつける)

ざわざわざわざわ・・(最前列の中に、背丈の小さな草食系男子(タイトなユクモノドウギにユクモノコテを装着し、ライトグレーの七分丈パンツ、足もとは素足に軽めの靴を履いた「メガユクモ的★爽やかファッション(もちろん非狩猟用)」)が見物している)

カーブー「よぉ、パソコン。一体なんの騒ぎだ?」ガシッドキッ(必要以上の馬鹿力をもって、ひ弱そうな男の子の肩を握る。びっくりの前に痛そうな顔をするパソコン)

パソコン「あ、カーブーさん」いちちちち・・

カーブー「ん・・あれは・・?」(ドボルヘルムの目がまあるくして見る)


「はい、じゃあ撮りますよぉ~」(と、背広を着たアイルーの後ろ姿(勿論パンツは穿いていない)。その前には、19世紀頃の「でっかめなカメラ」が置いてある。どうやら何かを撮影するようだ)


カーブー「カメラ・・・おお?」



はいはぁ~い♪笑ってくださぁ~い」(と、長椅子に腰掛けている村長さんに「へんてこりんな高めの声」で呼びかけ、共ににっこり笑っている獣人)


カーブー「なんだ、あのすごく目がまあるくて、顔のおっきい人は・・」おまけにスカートも穿いている・・

パソコン「都市で有名なフリーの大道ニュースキャスター、ニャスターさんだよ」バシャッドキッ(昔ながらのカメラの大袈裟なフラッシュ音が鳴る)


ニャスター「お疲れ様ですねぇ~。ご協力感謝いたしまぁ~す」(それを受け微笑む村長さん)


カーブー「ニャスターさんねぇ・・・あれ、地毛かな・・って、大道ニュースキャスターってなんだ?」はいもう一枚~、笑って笑ってぇ~。おほほほほほ(村長さんの笑い声)

パソコン「各新聞の見出しなどを聴衆に向けて代弁するのが彼女の仕事なんだ。それによって新聞の発行部数も変わってくるってわけ」おほほほほほ バシャッドキッ

カーブー「プロパガンダってやつか。あんな「まあるい目」をしているのに、すごい人なんだな・・・って、ん・・」ちら


じーーーーーーーーーーー
(あたちハウスの小窓から、実にいやらしい射るような視線が光っている)


カーブー「殺気・・!!この一件あんまんの皮のように物腰柔らかだが、実はその腹の内では煮えたぎるこし餡のような妬心にて、幸せな人々を慇懃無礼に見下げる視線の持ち主は・・!!」


じゃじゃ~~~~~~~ん
$あたちのモンハン日記
(小窓の枠にピッタリ顔面を嵌め込んで外を見ている「まあるい顔」の女)


カーブー「やはりな・・・UBUさんがこの騒動に気づかないわけがない」家の前だしな


ちょいちょいはぁ
(カーブー達に気づいたのか、目線で「こっちに来い」と促しているUBU)


パソコン「家の中に来いって言ってるようだね」

カーブー「ぶたれる前に行こう」


ざわざわざわざわ・・
(人混みから離れ、あたちハウスに入っていくカーブーとパソコン)


カーブー「お邪魔します」ぎぃ~~~

UBU「待った。ドアは半開きに」


コソコソコソコソふん(まるで「G」のように家の中を這って玄関へと移動するUBU。それを見て気持ち悪そうな表情を浮かべるパソコン。また、今日は玄関付近に吊るされている鳥かごの中に「いつもの」インコの姿はなく、「パトロール中」であることが窺える)

UBU「珍妙だと思わない?」ぬう~~(半開きになったドアから、のれん越しに外の様子を観察する)

カーブー「思います。大道ニュースキャスターが、何故、「こんなど田舎」に?」ぬう~~(UBUの下から顔を覗かせる)

パソコン「取材らしいよ」ぬう~~(カーブーの下から顔を出し、見事な「ドア越し三連顔面トーテンポール」が出来上がる)

UBU「取材?なんのよ」じーーーー

パソコン「ほら、ロックラックで発行しているニャーディアンっていう新聞あるでしょ?」

UBU「ロックラック・ニャーディアン・・・獣人族が編集してる、中道左派・リベラル寄りの高級紙ね?」

パソコン「その特集にユクモが選ばれたってわけ。見出しは、「今メガユクモ的が激アツ!?移住するなら温泉街だニャン♪」だって」

カーブー「なるほど。猫達に人気の新聞なのか」

パソコン「最近、新大陸じゃ猫に関するいい話ってないだろ?人型排斥を訴えるフェイリンメイリン国をはじめ、各地で過激な獣人民主化運動を行う部族も増えてきているからね。共存を受け入れてる獣人にしてみれば、いい迷惑ってわけさ」

UBU「ユクモの良さを新聞に掲載して、新大陸は危険な所ではないということを各地にアピールしようというわけね・・。人種差別撤廃を訴える獣人に対して、痛烈な批判だけを繰り返す保守的な「デイリーラック」よりは建設的な働きかも」

カーブー「いいことじゃないっすか。自分、積極的に取材に答えたいと思います」ザッ

UBU「待ちな、クズ」ガッsss(後ろ襟首をおもいっきし引っ張る。それにより喉を痛め、苦悶の表情を浮かべるドボルヘルム)

カーブー「いちちち・・なんすか?」しかもクズって・・

UBU「あんたみたいなクズが出ていったら、ユクモの良さを伝えるどころか、村に与太者が徘徊していると思われちまう。「こきたねぇヘルムは村の景観を乱す大陸汚染物」って書かれたくなければ大人しくしてることね」ひでぇ言い分だな(と、呟くカーブー)

パソコン「でも、そうも言ってられないよ?温泉の取材が終わったら、観光客や村人にも取材するって」

カーブー「じゃあ、やはり俺が・・」ガッsss(またしても後ろ襟首をおもいっきし引っ張られ、悶絶的な表情を浮かべる懲りないドボルヘルム)

UBU「それより気になるのは、ニャスターさんを取り囲むフィクサー共よ」じーー


良いこと言いますねぇ~~♪
(と、長椅子に腰掛ける村長さんの横に座り、へんてこりんな甲高い声で何やらインタビューをしているニャスターさん。その前では背広を着た猫がペンとメモを片手に質疑の内容を綴っている)


カーブー「パンツも穿けばいいのに・・なぜ彼らはパンツを穿かないんすかね?」あ、BBBは寝る時だけ穿くか・・

パソコン「ニャーディアンの記者さんだよ。地元取材をするニャスターさんの発言を下に、記事を作成するんだって。それにほら、彼の後ろでメモを取ってる人達・・」


素晴らしい取り組みですねぇ~♪まさにメガユクモ的♪
(猫記者達から少し離れた所でメモを取っている「ユクモ的エスニックな格好」をした人間達)


UBU「ケッ。ユクモ新聞の連中か。人の餌にありつこうだなんて、なっさけないったらありゃしないよ」がじっ(おもむろに取り出したせんべえ(のり)をかじる)

パソコン「イデオロギーを超えた提携だよ。素晴らしいことじゃないか。それでたくさんユクモに観光客が来てくれればね」

カーブー「あいつらはなんだ?」じーーー(ドボルヘルムの目を細めて見てる)


あそこに見えるのがユクモノ足湯ですねぇ~。ごらぁ~んください♪
(ニャスター達が動く度に、少し離れた位置より帯同する二人のハンター(メンズ・グラビド(ガンナー)+グラビモスハウル(ヘビィボウガン)、メンズ・ザザミ(剣士)+鬼金棒(大剣))


カーブー「二人共、まあるいヘルメットなんか被って、フットボールでもする気ですかね」しかも棍棒持って

パソコン「ボディガードだよ。観光客やお年寄りをターゲットにした、あら手の保険ビジネスさ。「ハンターがいつも一緒にいれば安心♪」がキャッチコピー。雇用するハンターには「狩猟よりも儲かる」って嘯く代理人や民間旅行会社も続出してるらしいよ?」

カーブー「近年、獣人が少ない地方から猫を見に新大陸へ渡ってくる「猫愛好家」の観光客が急増しているというが、彼らの活躍も一役買っているようだな」

パソコン「それに乗じて、アイルーメイド喫茶、アイルーモーテル、アイルーホットヨガなんていう、獣人主体の観光ビジネスも各地で行われているみたいだよ。その都度、護衛ハンターが付き添いで派遣されるらしいんだ。流石のギルドも民間会社には手を出せないからね。ボロ儲けってわけさ」

UBU「ミックス装備に飽き飽きした狩人が引退して、新たな狩人業にジョブチェンジって?見てご覧よ。あいつの目」


気持ちいいですねぇ~~♪
(おそらく足湯に浸かっているのであろうニャスターさんの声をバックに、周囲を警戒しているザザミヘルムの顔の隙間から光る鋭い眼光。その奥では「ごっつい」グラビド装備の男が、地元のちいちゃいばあちゃんから温泉まんじゅうを勧められるも、やんわりと「ごっつい手」で断りをいれている)


カーブー「おっかない連中だな・・ま、それだけ任務に忠実なんだろうけど」

UBU「気に入らないね」またはっきりと(と、突っ込みを入れるパソコン)

カーブー「金に目がくらんだ狩人か・・・俺もやろうかな・・」無理だって(と、突っ込みを入れるパソコン)

UBU「喰らえ、ユクモの洗礼」ぴんっびっくり(指で何かを外に向かって弾き飛ばす)


ひょん煙(謎の物体がザザミヘルムの顔の隙間に見事「イン」する)


ザザミヘルム「ん・・・・あちちちちちちち!!」(面に手を当て、しどろもどろする)


カーブー「何を入れたんすか?」

UBU「ユクモ名物「あつあつのこし餡」よ♪」名物じゃないから(と、突っ込みを入れるパソコン)

カーブー「おっと、移動するみたいっすよ?」


ぞろぞろぞろぞろ・・・
(階段を下り、工房の方へと向かうニャスター一行。ザザミヘルムの男はヘルムを脱ぎ(綺麗な五分刈り)、顔をハンケチで吹いている。また、長椅子で座っている村長さんは仕事が終わり、一行に手を振っている)


カーブー「どうします?」

UBU「決まってるでしょ。尾行するのよ」やな予感しかしない(と、ボヤくパソコン)







「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~








~工房前....


ニャスター「ほほぉ~・・では村の決まりで、ユクモの木材の輸出業は行っていないというのですねぇ~」


モミジィ「ブニャゥ。ユクモでの林業というのは、生活に必要以上の伐採をやらニャいことでごニャる」(お馴染みのカウンターに立ちながらインタビューに答えている)

ニャスター「つまり、村で使用する範囲内を超えてはならない決まりが定められているんですねぇ~?」

加工屋のおやじ「あぅあぅ。ユクモの木の輸出をしていない反面よぅ、各地でユクモシリーズのレプリカなんっちぅ代物が流出してるってぇいうけぇの、ワテらも今、本場のユクモ武具を「村独占販売」っちぅ形で、限定生産しとるっちぅワケよぅ」カーーンカーーンドキッ(その背後に見える暗い工房では、着物を開けさせ、綺麗な黒髪を後ろに束ねた「美青年の鍛冶職人」が鉄を打っているのが見える)

ニャスター「不必要な環境破壊を行わないのが、ユクモの生活信条なのですねぇ~。実に素晴らしい~♪」

モミジィ「宣伝してくれたら助かるでごニャる♪キャッチコピーは、『渓流の天然マテリアルを使用した高品質な、メガユクモ的★ハイブリッドモデル』でごニャる♪」

猫記者「ははははは。わかりましたニャ。特集記事の下に広告を載せましょうニャ。それと引き換えといってはニャんニャのですが、一枚、写真を撮らせてもらってもいいですかニャ?」

モミジィ「構わニャいでごニャるが、うちの『若匠』は、一度打ち始めると、例えラオシャンロンが進攻してこようとも動かニャいでごニャる。それでも良ければどうぞでごニャる」

猫記者「それは願ったり叶ったりですニャ。作業中の方が絵に説得力が増しますからニャ」ではでは・・(と、カメラの三脚を立て、撮影準備を開始する猫記者達)


バシャッドンッ
(フラッシュを受けながら、工房前の「足湯ゾーン」に足を浸らせながら傍観しているUBU一行)


カーブー「いいんすか?今、雪左さんが鍛造してるのって、モンスター用の武具でしょ?」カーーンカーーンドキッ

UBU「バレやしないわよ。もし何か聞かれても、雪左のことだもの。「ひょうひょう」とやり過ごしてくれるわよ。写真もあの角度じゃ、工房の中までは見えないしね。『イケメンブラックスミス、ユクモに現れる!』って、みんなそっちに釘付けよ。ねぇ、それよりカーブー知ってた?」ぱしゃぱしゃあせる(湯に浸からせた足を躍らせる)

カーブー「なんすか?」

UBU「武器屋さんがあった場所、現在、店子(テナント)募集中なのよ?」

パソコン「元々、ストアの定員さん自体が「お爺ちゃんのお手伝い」と言っていたもんね。狩猟全盛が終わったから、嫁にでも行ったのかな」お前が何を偉そうに~♪(と、揃って突っ込むクルセイダーズの二枚看板)

カーブー「テナントを借りて「あんまん屋」でも始める気ですか?」

UBU「そうしたいけど、この工房がある建物一棟と、その土地の所有権はモミジィさんにあるのよ・・だから当然、審査をするのもモミジィさんってわけ」

パソコン「そっか。モミジィさん、甘いもの嫌いだもんね」

UBU「それにすす汚れた武器工房と隣同士の飲食店ってのもねぇ~。狩猟全盛期ならまだしも、観光客から見ても景観がマッチしてないでしょ?」

カーブー「なら商店街にでも・・・っと、一行様がその商店街へ向かうようですよ?」ぞろぞろぞろぞろ・・・

パソコン「ねぇ、UBUちゃん。いっそ、ニャーディアンに「あんまんの広告」を載せてもらったらどうだい?」

UBU「!!」カルチャーショック!(byぽかぽかアイルー村)

カーブー「よっと(足湯から飛び出す)。自分、腹減ったんで実家に行って来ます。UBUさん達はどうしま・・」


ズドドドドドドドドDASH!
(パソコンの襟首を掴み、農場へ繋がる橋を足早に渡っていくUBUの後ろ姿)


カーブー「う~~ん・・・こりゃあ、また、ひと波乱ありそうだわい」ぽちょりはぁ(ヘルムに鳥のふんが落ちる)

To Be Continued 青い鳥





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次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはさ!?

5/18(木)0時更新 「カルチャーショック!パ~ト2!」の巻

をお送りいたします♪ほいだらさ!次回も目も顔もまあくして読も見ようよ♪











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