★前回までのあたちのモンハン日記★
ひょんなことから村に訪れたロックラックの記者団

↑こんな人達
を尾行していたUBUは、彼らが刷る新聞の広告欄に、彼女が生産する「あんまん」を掲載してもらったらどうかという提案をパソコンから受け、青天の霹靂の如くカルチャーショックを受けるのであった。果たしてニャスターさん率いる記者団は、無事に取材を終えることが出来るのだろうか否か。そんな今回のお話。
~ユクモ商店街....


ニャスター「はい~。ここがユクモ商店街ですねぇ~。ごらぁ~んください」しぱっ(っと、へんてこりんな高い声で商店街通りを紹介する)
猫記者「お、いいニャ、その構図。一枚撮っておきましょうニャ。ニャスターさん、そのままの格好をキープで」がしゃり

は~い、チ~~ズ
(商店街の往来ど真ん中で、手を広げてポーズを維持しているニャスター。それを撮影しようと写真機を覗く記者猫。そしてその背後から視察しているユクモ新聞の人型記者達。更にその少し離れた場所から一行を護衛している二人のハンター(メンズ・グラビド(ガンナー)+グラビモスハウル(ヘビィボウガン)、メンズ・ザザミ(剣士)+鬼金棒(大剣)の姿。商店街の人達にとっては実に迷惑な光景である)
デブ「お~、やってるやってる」ありがとございましたにゅ~(と、ご存知、釜飯専門店「膳」から出てきた、デブ、クサッチーニ、そしてポールの姿)
クサッチーニ「彼らかい?都市から来た記者団っていうのは」
ポール「ああ、ニャスターさんだよ。向こう(ロックラック)では誰もが知っている有名人さ」
記者猫「それじゃあ、村人や観光客にインタビューしていきましょうか」うんしょ

ニャスター「ええ・・・あら、あの方・・」ちら
クサッチーニ「お、こっちに気づいたぞ」
デブ「イ、イ、インタビューされるのかな!?」ドキドキ
ポール「やぁ、ニャスターさん」ちゃっ

ニャスター「やっぱり。ポール・ベインズさんですねぇ~♪」つかつかつか
クサッチーニ「さすがポールさん。こちらも有名人ときたもんだ」ちぇっ

記者猫「確かベインズさんは、一時的にユクモのハンターになっているのでしたニャ。ちょうどいいニャ。インタビューに答えてくれますかニャ?」え~~~~(と歓喜するデブ&クサッチーニ。お前達目当てではない)
ポール「俺で良ければ。是非」にかっ

「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~
~喫茶アマンダ....


ザンコ「我がベルフェーぜ家は、代々、ユクモ地方の鉱業権を第三者の侵害から守り続ける名家ですのよぉ~♪村在住の炭鉱夫(人間、獣人)を雇用して、採掘した資源を輸出しては資金を得ているんですのよぉ~♪」おニョホホホホホホ(テラス席にて「てんこ盛り」のパフェをつまみながら豪語している)
ニャスター「そのベルフェーゼ家の尽力もまた、ユクモの資本を安定して継続させているということですねぇ~。ご立派な一族ですねぇ~」ずずずず(ユクモノミルクセーキ(アイス)を飲んでる)

トンコ「しょれだけじゃないニャ!ザンコんちは、バ中の経営資金も一部負担しているんだニャ!」ガツガツガツガツ

ニャスター「バちゅう?」はて

リカ「ユクモ学校法人私立バベル中学校。略してバ中です♪」あ~~ん(まあるいスプーンであんみつをすくっては舐めてる。髭は既にぺちょぺちょ)
ニャスター「知的生命体種のモンスターも通うという、あの?」
すあま「せや。あの、や♪」(テーブルに肘をつくおかっぱ少女(現在矯正中)。こちらはいつも食べ慣れてるせいなのか、何も注文していない。実家だから)
トンコ「バ中の教育費は、村で徴収された「教育税」も充てられているんだニャ!村のベテランハンター達も寄付金を提供しているんだニャ!そのゼニーであたち達、生徒諸君はぬくぬくと育まれているんだニャ!!」ガツガツガツガツ

猫記者「ほぉ~。では是非、今度は、そちらもインタビューしてみたいですニャ」あ~ん(「ベタ」なツナサンドをつまむ)
すあま「ほなら校長先生に許可とっといでぇ~。簡単じゃないと思うけどな」しししし

リカ「まずは校長先生を見つけないとね♪」あはははは(と笑う女生徒らを不思議そうなに見つめるニャスターと猫記者)
ポール「取材は順調みたいだな」ずずずず(隣のテラス席に座り、ユクモノアイスコーヒーを飲んでる)
デブ「ちぇっ。おいら達のインタビューなんてすぐに終わっちゃったのに。つまんないのぉ~。すんませぇ~ん!ケルビ肉のカツカレー、メガユクモ的大盛りでぇ~!!大至急~!!」(さっき釜飯屋で食べたばかりだろうが)
クサッチーニ「ユクモでのハントライフって聞かれてもなぁ・・実際、暇だし・・」あむ(ユクモノメガプリンを食べてる。その名の通り、でっかいのだ)
ポール「そういやそうだな・・。ハントらしいハントは、俺が赴任した当初の刻竜騒動くらいだし・・・ま、あれも公に言えた狩猟じゃないな・・。退屈といえば不道徳にあたるし、体が怠けるといえば怠惰にあたる・・・ハンターとはなんぞや・・」う~ん
デブ「それがユクモのいいところさ♪数は少ないけど、優秀なハンターが揃っているからね♪問題なんてすぐに解決さ!」ガシッ

クサッチーニ「そういえば、UBUちゃんなんかはインタビュー受けたのかな?」
ポール「ニャスターさんは、村の自警団をまとめているリーダーにもインタビューしたいと言っていたが・・・・はっ

・・・・・・・・・・・・・・・・
(呑気にアイスコーヒーを飲んでるニャスターさんの背後から、両手に湯気をあげる熱々のあんまんを両手に持った撫子装備の「妖怪」が鬼気迫る)
ポール「ニャスターさん!!後ろ!!」
ニャスター「え~~?」ちら
しーーーーーーーーーーん

ニャスター「??」きょろきょろ
デブ「今の影って・・」
ポール「ああ・・。やはり出たな・・あんまんの女・・!」お待ちどう様ぁ~♪(と、呑気にブリジッタが「かなりでかめ」のカレー皿を頭に乗っけて運んでくる)
クサッチーニ「あそこだ!!」わぁ~い♪(と、喜ぶデブ)
カサカサカサカサカサ

(古民家の壁をまるで「G」みたいに這い登っていく撫子装備の妖怪)
ポール「撃ち落としてやる」スチャッ

ドウンドウンドウンドウン

(火炎弾速射をひとんちの屋根の上で座っているあんまん女目掛けて発砲するポール)
クサッチーニ「村の中で撃った

パシン!!パシン!!パシン!!パシン!!
(見事、カラの実弾薬を両手に持ったあんまんで挟んでいくあんまん女。あんまんから硝煙が上がるのが、なんだか「かっこよく」見える)
ニャスター「なんの騒ぎですかぁ~?」きょろきょろ
トンコ「にゃんてことにゃい。いつものことだニャ」ぷはぁ~♪
クサッチーニ「まずいって、ポールさん

ポール「クソ・・だからと言って放置するのか?」ぴょ~んぴょ~ん

リカ「ごちそうさまでした。次はどこへ行かれるの?」
猫記者「そうだニャ・・村の自警団にインタビューしてみましょうかニャ」よいしょっとな(レシートと肉球型の小銭入れを持ってお会計しようとする)
ぶわっ・・
(猫記者の背後から「あんまんクラッシュ」を狙う、妖怪あんまん女)
ポール「捨て置けんだろう!!」ガチャッ


クサッチーニ「えーーーーーー!!」(その行動に驚く)
ひょん

(瞬時に弾薬の気配を感じ、真上に消えるあんまん女のゲバゲバした影。おそらく妖気だろうか)
ポール「クソ。また外したか」ちっ
シュオオオオオオオン!!
(まったく周りの状況に気づいていない猫記者の後頭部目掛けて飛んでいく「通常弾LV3」のカラの実弾薬)
クサッチーニ「当たる~~~~~

猫記者「あ・・」ぴら(レシートを落とす)
ひょい


(屈んだ猫記者の頭上を通り過ぎていく通常弾。その先にはニャスターに近寄ろうとする村人を威嚇しながら立っている鬼金棒を担いだザザミヘルムのハンターとグラビドハンターの姿が見える)
ザザミヘルム「ん?」
カーーーーン


(カラの実弾薬がまずザザミヘルムに当たり、次にグラビドヘルムに当たる)
ばたーーーーーん

クサッチーニ「ふぅ~~~~

ポール「奴の目的は一体なんだ・・・」カサカサカサカサカサ(またしても人んちの壁をよじ登っていくあんまんG女。ある意味G級とは言うまでもない)
パソコン「大変だぁ~~~~」ダッダッダッダッダッ

クサッチーニ「パソコン君だ。どうしたんだい、その頭は?」はぁ・・はぁ・・(息を切らすパソコン。デブはようやく食欲が満たされたのか、いびきをかいて寝てしまっている。そっとひざ掛けをかけてやるブリジッタの女子力も発動)
パソコン「UBUちゃん来なかったかい!?」バッバッ(辺りを見渡す)
ポール「落ち着くんだ。何があった?特に・・彼女にな」ズドーーーン

パソコン「僕がいけなかったんだ・・新聞にUBUちゃんが作ってるあんまんの広告を掲載して貰えばいいんじゃないかって、そそのかしたものだから、彼女すっかりその気になっちゃって・・・」ううう・・(大袈裟に泣く)
ポール「しっかりしろ!それからどうしたんだ!?」(大袈裟に叱咤激励する)
パソコン「あんまん工房へ、記者団の人達に試食してもらう為のあんまんを取りに行ったんだ・・。そしたら彼女、今開発中の「強走あんまん」を食べてもらおうって・・」
クサッチーニ「強走あんまん・・?」ズドーーーン

パソコン「強走薬をこし餡に混ぜた、立派な補助アイテム・・・の予定だったんだ・・・でも、あれはまだ試作段階だった・・!試しに自分で食べてみたUBUちゃんは・・・」
ポール「副作用で興奮状態になってしまい、「より」攻撃性が増したUBUは、君の髪の毛をグシャグシャにして外に飛び出した・・そして、大好きなあんまんを宣伝したいという潜在意識から、記者団を狙い・・・そこだ!!」ズドーーーン

ニャスター「ポールさぁ~ん。クルセイダーズのリーダーにインタビューをしたいのですがぁ~」びゅおおおおおおおお

ポール「ニャスターさん!しゃがんで!!」スチャッ

ニャスター「はい?」しゅと

ズガアアアアアアアアン

(ポールの放った拡散弾が見事、UBUの顔面にHITし爆発する)
UBU「ぎゃあああああああああああ」カルチャーショック!パ~ト2!(と、頭部を包み込む焔と共に悲鳴をあげながら、たじろぐ撫子装備の妖怪)
クサッチーニ「これじゃ大事故だ

ニャスター「あららら。何かしら」ぎゃあああああああ(頭が燃えている撫子装備の女が、阿鼻叫喚をあげながらゾンビのように商店街へと彷徨い歩いていく)
猫記者「こりゃ~一大事だ!」がしゃっ

ポール「ご安心を!これは商店街のイベントです!御覧ください!子どもたちを!」
きゃあ♪きゃあ♪
(顔面が燃えた撫子装備のゾンビが「よたよたと」子どもたちを追い回す。嬉しそうに逃げ回る子どもたち。親も笑って見てる)
ニャスター「まぁ楽しそう♪昔ボーイフレンドと行ったお化け屋敷を思い出しますねぇ~」あ~~・・あ~~・・(と、うめき声をあげながら子どもたちを追い回す頭部が燃えた撫子装備のゾンビ)
猫記者「これはいいネタになるニャ♪」(意気揚々と写真機のファインダーをのぞく)
パソコン「なんとかやり過ごせましたね・・」過ごせたのか!?(と、突っ込むクサッチーニ)
ポール「う~ん。いい退屈凌ぎにはなったかな♪」うそーーーー(と、クサッチーニ)
ニャスター「ユクモは素敵なところですねぇ~」うんうん(と、肩を組んで微笑むパソコンとポール。クサッチーニはため息をついている)
バシャッ


(ドローン視点。商店街通りを逃げ回る子どもたちを追い回す「頭部が燃えた」撫子装備のゾンビ女を撮影する猫記者。フラッシュがたく度に、UBUのうめき声が聴こえる。その光景を笑いながら眺めるポール達。テラス席では大口を開けて寝ているデブの口に、おそらくモンスターのフンを入れようと試みているすあま達の姿も。更には気絶して倒れているアメフトハンター二人をベリオS猫包丁の「尖端」でつんつんしているトンコの姿も。まぁいつも通りの「ユクモな景観」なのであった)
~後日カーブーんち(借家)....

ちゅんちゅん

ロージー「なにこれ~?ユクモでゾンビイベントだってぇ~」(ベッドに腰を下ろし、新聞を広げている。左肩のドスビスカスも覗いているのが可愛らしい)
ファイヤージンガー「すげぇな。ユクモのお嬢さんの顔面、燃えてんじゃんか」(ドスビスカスが覗く新聞の写真には、首から上が燃えた撫子装備の女が、笑顔で逃げ回る子どもたちを追いかけているのが写っている。その背後では驚愕しているクサッチーニの酷い顔、そしてカメラ目線でちゃっかりとピースをしているポール、パソコン、トンコ、リカ、ザンコ、すあまの姿も見える)
カーブー「UBUさんもやるよなぁ~。あんまんを宣伝したい自分の欲求を抑えて、村の好感度をあげようと、身をはってネタを提供するなんてな」パンパン(窓を開け、物干し竿に白いブリーフを干している)
ファイヤージンガー「見ろよ。ロックラックではこのイベントから影響を受けて、夏に「納涼★ゴアロックラック的ゾンビ祭り」を開催決定だとよ」
ロージー「ふぁ・・帰省しようかな・・」たのしそぉ~
カーブー「なんでも村長さんの話じゃ、今回の特集を受け、改めてユクモに関心を抱く観光客も急増したんだと。まさに爆発ユクモ的だな。あ、UBUさんだ」(窓の向こうから、顔面に痛々しい包帯を巻いたUBUが、ポールに手を引かれ「よたよたと」ゆっくり旧居住区エリアに「エリアイン」してくるのが見える)
ちゅんちゅん

(小鳥さえずる草原で餌をつついているファンゴに向かって、「ゾンビ歩き」で威嚇するUBU。その背後ではポールが凶針でゾンビの背中を捉えている。そんな二人を笑いながら出迎えるカーブーとロージーの姿。今日もユクモは平和であることを象徴する光景だろうか)
To Be Continued




次回「あたちのモンハン日記」ザ・中継ぎ記事はさ!?
5/20(土)0時更新 なぁ~も決まっとらんとです

をお送りいたします♪ほいだらさ!次回もあんまんキメ込んで読も見ようよ
