バスター「死ねぇええええええい!!マクシミリアァアアアアア!!!!」ブーーーーーン(鎌を振り上げる)
マクシミリア「すまない・・鈴木殿・・・・親睦会には出席できそうに・・・・・」
ズオオオオオオオオオオオオン!!
バスター「!?」
ズゴーーーーーーーーーーーーン!!
(伯爵の上にマウントしていたバスターが突然、側方に吹っ飛ぶ)
マクシミリア「はぁ・・・はぁ・・・・・」(薄れゆく意識下の中、フル回転で脳を働かせ周囲を考察する)
??「遅れてすまない」バシャ・・バシャ・・・
マクシミリア「・・・・・・・・・」(顔を少し傾け、水に浸らせながら上を見上げる)
マクシミリア「フフ・・・・ずいぶん遅い到着だが、タイミングは相変わらず絶妙だな。武神殿」
「あたちのモンハン日記」
~Sanctuary of extinction~
カーブー「伯爵か?」(その顔はこちらを見ず、遠くを見ている)
マクシミリア「うむ・・・・」
カーブー「もし怪我をしているのなら、少し我慢出来るか?」
マクシミリア「・・・・・耐えられんこともないが・・・」ちら
・・・・・・・・・・・・・・・・
(カーブーの右腕にはシンプルな骨刀が握られている)
マクシミリア「すぐに片が付くのなら、我慢しよう」
カーブー「ああ。任せてくれ」バシャ・・バシャ・・(ゆっくり歩き出す)
マクシミリア「・・・・・・・・・・」
カーブー「ずいぶん獣に近い匂いのした獣人種だな。この分かりやすい気迫なら、位置を察するのは容易だ・・」スチャ(静かに太刀を構える)
マクシミリア「武神殿・・・・・貴殿・・・・まさか眼が・・・」
カーブー「みんなが困っている中、勝手をやらせてもらった代償というところかな。心配いらない。戦線離脱していた分はきっちり返す」
マクシミリア「・・・戦えるのか?」
カーブー「そうしなきゃ二人共殺されるだろうな。さて・・敵さんが闘志を剥き出しに起き上がったようだ」
マクシミリア「・・・・・・・・・」ちら(横になりながら首を傾ける)
バスター「クルセイダーズの人型め・・・まずは貴様の首を斬り捨ててやろう!!」(全身ずぶ濡れのまま鎌威太刀を肩に担ぎ上げている)
カーブー「威勢がいいな。その調子で頼むよ」
マクシミリア「奴は素早いぞ。私が場所を教えよう」
カーブー「安心してくれ。さっきのはまぐれ当たりじゃない。光を失った分、分かる様になったんだ」
バスター「フウウウウウウウウ・・・・!!」ガチャリ(毛を逆立てながら鎌を構える)
カーブー「邪念というオーラが」カチャリ(正眼の構え)
ゴオオオオオオオオオ・・・・!!
純平「頼む!いうことを聞いてくれ!!」グイグイ(身動きすら出来ず背中を燃やす垂皮竜達のお尻を押すもびくともしない)
垂皮竜「アオオオオ・・・・!!」
純平「ええい!!」ドーーーン(タックルで押し倒す)
バシャーーーーン・・・ジュウウウウ・・・・・
(水溜りでなんとか鎮火する)
純平「これを何回繰り返せっていうんだ!?伯爵様!!」ドーーーーン
バシャーーーーン・・・ジュウウウウ・・・・・
純平「はぁ・・はぁ・・・(垂皮竜達は焼夷剤を含んだ火炎放射器で焼かれたに違いない・・・敵の兵器製造技術が向上している証拠だが・・・いっそパワードスーツを脱いで・・・・しかしこの火の海だ・・!不用意にマスクを外せば硝煙を吸引する・・・ボディスーツは火炎から身を守ってくれる防護服にもなる・・・だが・・!!)」タラリ・・(ガスマスクからこぼれ落ちる人型の汗の雫)
??「茶釜のスカートを穿いた緑色の猫しゃん。おにいちゃんが純平おにいちゃんえしゅか?」
純平「・・・ん・・?」ちら
サメーーーーーーーーーーン!!
ガルグイユ「シャシャシャシャシャ。正解えすね」
純平「・・・両生種・・・・よくこんな温度の高い場所に・・・・」
ガルグイユ「シャシャシャシャシャ。サメ君はどんな環境にも対応出来るんえしゅよ。もっと褒めて欲しい」
純平「君は一体・・・」
ガルグイユ「お喋りはここまでえしゅ!!あとはサメ君達に任せるえしゅよ!!そぉ~~れぇ~~~」スウウウウウ(何やら胸いっぱいに空気を吸い上げるスクアギルの成体)
ムクムクムクムクムク!!
(みるみるうちに巨大化していくスクアギル)
純平「なんだ!?」
シャパーーーーーーーーン
ガルグイユ「こいつらの火を消してやればいいんだろ!?純平さんよ!!」パキパキパキパキ・・・(氷体に纏う氷の鎧が温度差の凝縮によって音を立てる)
純平「あ、ああ・・」
ガルグイユ「放水ならお任せをってな!!そりゃ~!!」
プック~~~~~
(今度は全身がわんぱくトランポリンハウスのようにまあるくなる謎のサメ型生物)
純平「膨張しただと・・何をしようというんだ!?」
ガルグイユ「恵みの噴水、ゴッドブレスだぁあああああああ!!」
ブシャアアアアアアアアアア!!
(ゆっくり回転しながら辺り一面に口から勢い良く放水する)
純平「おお・・!!」
バシャアアアアアアア!!
(垂皮竜達の背中に水がかかり、みるみるうちに鎮火していく)
垂皮竜「アオオオオ・・・♪」ジュウウウ・・・(気持ち良さそうな垂皮竜達)
ガルグイユ「最高の水遊びだろ?」ピュッ(残り水が口から吹きこぼれる)
純平「頼む!他の場所で燃えてる連中も助けてやってくれ!!」
ガルグイユ「安心しな。他の連中は既に鎮火済みだ。それに、お客さんの様だぜ」
純平「なに・・?」ちら
バーーーーーーーーーーン!!
(猫騎馬隊の群れが現れる。先頭には青いネコ式火竜車の姿もチラホラ見える)
アダン「無駄な抵抗はそこまでですよ。田舎のクルセイダーズさん」にや(馬に乗っている)
純平「あれで垂皮竜達を燃やしたのか・・!」
ガルグイユ「獣人族があんな物騒なものを使うご時世なのか?どっちにしたって気に入らねぇな」
アダン「見かけないモンスターですね。どれ、進軍ついでに三枚におろしてあげましょう。かかれ!!」バッ
純平「悪いが、もうひと踏ん張りしてくれるか?」スチャ(背負っていたボウガンを構える)
ガルグイユ「構わないぜ。サメ様、ああいう横暴な連中が大っ嫌いなんだ」
純平「すまない」
バシャバシャバシャバシャバシャ!!
(水溜りの上を駆けてくる猫騎馬兵達)
ガルグイユ「さて・・フレキシブルに対応しようか」
純平「全力でサポートするよ」チャ(スコープを覗き迎え撃つ)
プップックプップップ~♪
プップックプップップ~~♪
純平「旋律音・・誰だ!?」(ボウガンで敵をロックオンしたまま周囲の異変を察知する)
バシャアアアアアアアアアア!!
(遠方の水溜りから何かが水しぶきを立てて接近してくる)
ガルグイユ「なんだ・・あれは・・」
純平「あんたの仲間じゃないのか!?」ズキューーーン(この隙に一発お見舞いする)
ガルグイユ「いや・・違う・・・あれは・・・・」
バシャアアアアアアアア!!
(緑色の巨大なアナコンダが大波を立てながら猫騎馬隊に襲いかかる)
アダン「な、なんですか!?あれは!!」
純平「まさかこのタイミングで絶滅種到来ってわけじゃあるまい!?」ズキューーーン
ガルグイユ「違う!あれは水草だ!!水草が密集して蛇みたいな形になってるんだ!!」
ブシャアアアアアアアア!!
(無数の水草が絡まり合って形成されたその擬似的なヘビ型生物は、まるで意志を持ったかのように唸りを上げながら猫騎馬兵に襲いかかっていく)
猫兵「にゃんだぁあああああああああ」(目の前に猛進してきた巨大アナコンダの影で覆われる)
ピタ
(唖然とする猫騎馬隊の目前で急停止する水草のアナコンダ)
アダン「・・・・・・・・・・・」
水草アナコンダ「にやり」
バシューーーーーーーン!!
(不敵な笑みを見せた直後、一瞬にして弾ける。すると触手の様な長い水草に分裂し、猫兵達の頭上から襲いかかっていく)
アダン「いっ」
ニュルルルルルルルル!!
(飛び散った水草の藻が、つる草の様に猫兵と馬を拘束していく)
猫兵「ほにゃああああああ」バシャーーーーン
(次々と体を拘束され落馬していく猫兵達)
馬「ヒヒ~~~ン!!」バシャーーーーン(同じく足を拘束されその場でへたり込む)
純平「これは一体・・・」(スコープから顔を離し、目の前の異様な光景を眺めている)
??「今のうちよ!!ガルグイユ君、純平さん!!」
純平「この声・・・・」
バベーーーーン!!
ロージー「さぁ!やっつけちゃって!!」(その左肩では草の手を降ってるドスビスカスの姿も)
純平「ロージー・・・なんだあの格好・・」
ガルグイユ「道中、立ち寄った村で着替えたんだ。本人曰く、エスニック感が出てて「非常にいい」らしい。って、いくぜ!!」シャアアアアア(口を広げて猫騎馬兵達に襲いかかる)
純平「まさか二人が知り合いだったとはな・・待てよ・・・ということはあの男も・・」カシャ(リロードしながら化け鮫の後を追う)
ガルグイユ「ゴッドカーブー軍団、
新大陸、見参だぁああああああああああ!!!!」
ロージー「いったらんかぁ~い!!しつけの悪いどら猫どもを追っ払うんじゃあ~」
ファイヤージンガー「新大陸でも暴れてやれぇええええ!!ガルグイユ~~~~~!!」
ガルグイユ「任せろってぇええええええ!!!!」
ブシャアアアアアアアア!!
(広範囲にビーム型氷ブレスを浴びせる)
猫兵「ほにゃあああああああああ」バシャアアアアアア
(次々とすっ飛んでいく猫達。馬達は蹄で頭抱えて恐る恐るしてる)
ロージー「よっしゃあああええぞ!!もっといてこましたれぇ~!!」
ガルグイユ「って、サメ様の隣人は言ってるが・・まだやるか!?」ギン
アダン「な、何なんですか・・あの連中は・・・・ぜ、全軍!撤退です!!」ヒヒ~ン(いっそいで水草を解き、馬に跨る猫達)
ファイヤージンガー「お、連中逃げるぜ。きっと」
ロージー「追っかけんかぁ~いとっ捕まえていてこましたれぇ~!!」
アダン「ひえ~~~~」パカラパカラッ
ドドドドドドド・・・・(慌てて逃遁する猫騎馬隊。落馬した猫達や馬達も急いでその後を滑稽に追いかけていく)
純平「俺の出番はなかったな。しかし、逃すとは大した余裕だな」スチャ(ボウガンを下ろす)
ガルグイユ「不必要な殺生を好まないだけだ」
シュルルるるるる・・・・(そういうと体を縮小させていく)
純平「ほぉ」
ガルグイユ「そういうことでちゅ」ぽよん
純平「なるほど・・・俺は鈴木純平だ。君の名前をまだ聞いてなかったな」
ガルグイユ「ガルグイユでちゅ。よろちく、鈴木のおにいちゃま」すりすり(鏃の様な鼻先を純平の茶釜スカートにこすりつける)
純平「やれやれ。とんだ飴と鞭だな」
プップクプップップ~♪
純平「お?」シャキーーーン(体が緑色に光る)
ガルグイユ「体力回復(少)でちゅ」シャキーーーン
ショキーーーーーーーーン
(辺りで倒れている垂皮竜にも効果が働く)
ロージー「♪」ブイッ(遠くでユクモノホルンを立てかけ、Vサインをしてみせるペッコ装備のカリピスト)
純平「流石はフィランソロピー活動で有名なローゼンクロイツのご子息だ。ガルグイユとロージーのおかげで、垂皮竜達は助かったみたいだな」
ガルグイユ「垂皮竜というんでちゅか。はじめてみまちた」スイスイ・・(水溜りの浅瀬を軽々と泳ぐ)
純平「初めてといえば・・さっきの水草だが・・」ちら
・・・・・・・・・・・・・・・
(何事もなかったかの様に辺りの水草はその姿を消し、水溜りには垂皮竜の群れしか見えない)
ガルグイユ「なんだったんでちゅかね。サメちゃんわかりまちぇん」
ファイヤージンガー「よかったな、お嬢。バレちゃいねぇようだぜ」ん~(葉っぱの手をかざして遠くの淳平達を考察している)
ロージー「へへへへ。東方では使う機会なかったからね。それに今は説明してる場合じゃないよ」
ファイヤージンガー「残る敵はクソ兄貴次第だが・・」ちら(主人の顔色を伺う)
ロージー「大丈夫。勝つよ。お兄ちゃんは」
ヒュウウウウウウウ・・・・・・・・
カーブー「懐かしいな。新大陸の風・・・久しく感じていなかった」カチャ・・(正眼の構えのまま風を感じている)
バスター「さっきの不意打ちの借りはすぐに返してやろう」ザッ
カーブー「今新大陸で起きている全てが落ち着いたら、君が眠る聖地にも赴くよ」ヒュウウウウ・・・・・
バスター「貴様!!聞いているのか!!」
カーブー「そう吠えるなよ。一撃で終わらせよう」カチャ・・
バスター「ぐぬぬぬぬぬぬ・・・・人型がぁあああああああ!!!!」バスーーーーン(怒りの気が内より弾ける)
カーブー「怨恨怨嗟の憤激。だが、そんな哀しい気組だけでは俺を倒せない」
バシューーーーーーーン!!
(カーブーの全身からほとばしる凄まじい練気力)
カーブー「よし。お手合わせ願おう」
To Be Continuedひと読みしたならポチっとな
皆さんの激アツ一票があたモンの原動力♪
次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードは!!
5/6(水)0時更新 「いつもの武神殿には違いないようだ」の巻
をお送り致します♪明日はこじょも!こじょも!こじょもの日大人もこじょもも思いっきし羽をのばそう
のばしたら黙ってあたモン読んでこっそり寝よう
人知れず。無我夢中に。ほにゃらねぇ~
「懐かしいな」の巻
「いつもの武神殿には違いないようだ」の巻

カーブー「よし。お手合わせ願おう」シャホオオオオ・・・・(正眼の構えをして立つカーブーの全身からほとばしる練気力)

マクシミリア「自ずと・・・練気を発した・・?」クッ(出血してる腹部をおさえながら片膝をついて静観する)
バスター「気迫だけは一人前の様だな!!だが、それが虚仮威しであるということをすぐに証明してやるわ!!」ブーーーーーン

カーブー「気付かなかったか?さっきあんたをふっ飛ばした剣圧は、ここに大勢いる垂皮竜達の力を借りたものだったんだぜ」シャホオオオオオ・・・・
バスター「なに・・?」ちら
垂皮竜「・・・・・・・・」ドスン

バスター「それが本当だとしてなんだという。所詮は垂皮竜同等の非力な剣技を不意打ちされたまで。今度はそうはいかん」スチャ(鎌をカーブーに向ける)
カーブー「非力?ならばその驕りを今一度払拭してやろう」シャホオオオ・・・・(正眼の構えのまま、声のする方に剣先を徐々に合わせていく)
マクシミリア「・・・・・(やはり武神殿は目が見えぬのだ・・・一体何故・・・・だが武神殿のあの落ち着き様・・・・以前の天衣無縫なそれとはどこか違う・・・)」
バスター「人型如きが説法をたれると!?つけ上がるのもいい加減にしろぉおおお!!」
カーブー「悪い。そういうつもりじゃないんだが、どうもあんたには負ける気がしないんだ」
マクシミリア「フッ・・・どうあれ、いつもの武神殿には違いないようだ」
バスター「そこへ直れぇええええええええ!!首を斬り落としてやるわぁああああああああ!!!!」ダッ

カーブー「そうか。やはりあいつらにやられたんだな?」シャホオオオ・・・・・
垂皮竜「アオオオオオオオオ!!」(垂皮竜の群れが一斉に怒号を上げる)
カーブー「ああ。分かった。お前たちの憤り、然と受け入れた」
バスター「とらえたぞぉおおおおおおおおおお!!!!」バッ

カーブー「龍意六合ぉおおおおおおおおお!!」
バスーーーーーーーーン!!
(瞬く間にカーブーを覆う練気力が鮮やかなビリジアンへ代わる)
マクシミリア「なんだ・・!?」
カーブー「お前たちの龍発勁!!俺が解き放ってやろう!!」
ズオーーーーーン!!
(正眼の構えをとる骨刀にビリジアンの練気力が宿る)
バスター「死ねぇええええええええええい!!!!」ブーーーーーーーン

カーブー「ハァアアアアアアアアアッッッ!!!!」
(零モーションから一気に突きを放つ)
バスター「!?」
ズドドドドドドドドド!!
(烈火剣圧の背景には、まるでボーナス確定アクションの様に無数の垂皮竜達が突進を駆ける姿が投影されている)
マクシミリア「あれは・・!?」
ズドドドドドドドドド!!
(剣圧のロードの上を無数の垂皮竜達が突進していく)
バスター「なにぃいいいいいいいいい!?」(振りかぶったままそれを垣間見る)
ズゴオオオオオオオン!!
(怒涛の剣圧を全身で喰らい、身に纏う鋭利なデザインの鎧が瞬く間に崩壊すると同時に、後方へ大きく吹っ飛ぶ金猫)
バスター「ぐはっ・・

ボシャーーーーーーーン!!
(頭から水溜りに落下)
マクシミリア「おお・・・!!」
バスター「・・・・・・・・・・」(白目を剥き半身を水浸しにしながら気絶している)
カーブー「言ったろ?一撃で終わらせると」
パリーーーーーーーーン・・・・

(骨刀の練気が弾けると同時に刀自身も木っ端微塵になる)
カーブー「やっぱりダメか。普通の太刀では龍の型に耐えられない。早く雪左さんに俺専用の太刀を作ってもらわないとな


マクシミリア「龍の・・型・・」
垂皮竜「アオオオオオオオオオ!!」
(前足を大きく上げ高揚する垂皮竜達)
カーブー「ん・・?」
オオオオオオオオオオオ!!
(ユクモの武神を中心に垂皮竜達の謳歌の咆哮がエリア中にこだまする)
カーブー「ウッス」ブン

「あたちのモンハン日記」
~Sanctuary of extinction~
垂皮竜「アオオオオオ♪」ベロ~ん

カーブー「はははは。君は今朝「歯」を磨いてないな。ちょっと口がくさいぞ。はは歯」ベロ~んちょ

マクシミリア「みんな催涙ガスの効果が薄れてきたのか。良かったな」ポン

垂皮竜「アオ♪」ベロ~ん

マクシミリア「・・・・・・・・」ぺちょり

カーブー「伯爵のことが好きみたいだ。なぁ」
垂皮竜「アオ~♪」(前足をあげる子供の垂皮竜)
マクシミリア「皆を防壁にしようと提案し、危険な目に合わせてしまったのは私の責任だ。すまない」ぺこ
垂皮竜「アオオオ」ぺろ
カーブー「気にしちゃいないみたいだ。今の危険な水没林を彷徨っているより、群れを成している方がよっぽど安全だしな。それにこいつらにだって意地がある。きっと猛豚軍を以前より快く思っていなかったのだろう。だから伯爵に力を貸したのさ」べろ~ん(すんごい舐められてる)
マクシミリア「・・・・・・・・」(子供の垂皮竜を見つめる)
垂皮竜「アオオオオオ」キラキラ

カーブー「そして伯爵はこいつらを守ろうと単騎で戦った。その必死な想いが伝わったんじゃないのかな。知的生命体種でなくとも、同じ大陸の命だ。共鳴できるのさ」なでなで(四方を囲う垂皮竜の頭を撫でる)
マクシミリア「・・・・・・。武神殿は、どこか変わられたな。そう・・どこか丞相の様な・・」
ドドドドドドドド・・!!
垂皮竜「アオオオオオオ!!」(警戒するように吠える垂皮竜達)
カーブー「この音・・・馬の進軍か」
マクシミリア「先行していた猛豚軍が帰還してきたのだろう。だが、まさひこ殿らに打ち負かされて戻ってくるには距離が短い上、時間も早過ぎる・・・」
カーブー「ああ。それならきっと、押しかけ妹達にやられて戻ってきたんだろう。さぞびっくりしただろうな、敵兵は。なにせこのへんじゃあまり見ない両生種が相手なんだからな」くすっ
マクシミリア「??」
ドドドドドドドドド!!
猫兵「軍師殿!!前方に人型ハンターです!!」ドドドッドドドッ

アダン「見れば分かります!!構いません!!このまま轢いてしまいなさい!!」パァ~ン

マクシミリア「武神殿、今度ばかりは数が多すぎる。すぐに垂皮竜達を散開させ・・・うっ・・!!」よれ(出血する腹部をおさえたまま片膝をつく)
カーブー「血の匂いが凄いな。伯爵、もう少し耐えられるか?」スッ(優しく伯爵の肩に手を置く)
マクシミリア「私に構うな・・・すぐに退却を・・・」
カーブー「俺は目が見えなくなって嗅覚が増したんだ」
マクシミリア「今はそれどころじゃ・・」
カーブー「ほら。匂いが近くなってきたぞ」
マクシミリア「なに・・?」
カーブー「桜の仄かに爽やかな香りが」
マクシミリア「・・・・・・・・・。!!」バッ(上を見上げる)
Gyuoooooooooooo!!

アマテラス「まはははははは!!不良猫ちゃんの群れ、みぃ~っけぇええええええ!!!!」ギュオオオオオオオ

猫兵「軍師殿!!」
アダン「今度はなんです!!」ドドドッドドドッ

猫兵「上空から雌火竜です!!それも亜種です!!」
アダン「亜種・・・桜火竜・・・・はっ

アマテラス「まははははははは!!!!」ギュオオオオオオオン!!(でっかい足の爪を剥き出して降下してくる)
アダン「いっ

ドシャアアアアアアアン!!
(豪快に猫騎馬軍勢の真上に着陸する桜火竜)
アダン「わにゃあああああああ


アマテラス「まはははははは!!悪い猫ちゃんあっち行け~!!ラララ~♪」ボヘッ(首を上げながら歌い、口から火が漏れる)
猫兵「桜火竜ニャ~!!ひええええええ

猫兵「落ち着け!!火炎放射で焼き殺すんだ!!」スチャ(一列になったボウガンタイプの火炎放射器を肩に担ぐ猫騎馬隊)
アマテラス「まほ?なにそれ?」んん~(銀河の様なブルーアイを見開いてる)
猫兵「こうすんだよ!!」カチッ

GOOOOOOOOOOOO!!
(一斉に火を吹く火炎放射器)
マクシミリア「危ない!!」
カーブー「平気さ」
BOWOOOOOOOOOOOO!!
(一塊になった大火炎が桜火竜を襲う)
アマテラス「あついの嫌い

ブワッ
(零モーションから華麗にサマーソルトをきめてみせる桜火竜)
ボオオオオオオオオオオオ!!
(バク転の風圧で火炎を吹き返す)
猫兵「あぢぃいいいいいいいいい

アマテラス「まはははははは!!灼熱のパーティー会場へようこそ~!!ラララ~♪桜子は夢見がちぃ~~♪チェリーブラッサム満開ぃ~~♪」(翼を胸に当て、ええ声で歌いあげる陽気な桜火竜)
マクシミリア「なんと・・咄嗟にバク転して火を返すとは・・」
カーブー「アマテラスは起きてる間、ずっと躁状態なんだ。さらに機嫌が良くなるとミュージカルモードに突入する」やれやれ
アダン「いたたた・・・なんなのです

アマテラス「あたしはアマテラス。弟はバベル中学に通う一年生なのよ」(真顔で言う)
アダン「はぁ?」
アマテラス「いたいけなぁ~♪あたしぃ~と弟ぉ~はぁ~♪両親を悪徳トレジャーハンターに殺さぁ~れぇ~たぁ~♪」
カーブー「はじまった。身の上話のナンバーだ」やれやれ
アマテラス「あら不思議。あたしぃ~と弟のぉ~パパとママはぁ~普通種でぇ~、人間と同じ言葉を話せ~るぅ~、世にも珍しいあたしぃ~と弟ぉを~、さらいにやぁ~てくぅるぅ~、悪いハンターから守るぅ~ためぇ~、犠牲になぁ~たぁ~♪」きゅむっ(両翼を胸に抱き俯く)
アダン「ふん。当たり前だ。それが人型の本性です」
アマテラス「残さぁ~れぇ~たぁ~、かわいそうな~あたしぃ~と弟ぉはぁ~、ふるさぁ~とのぉ~山を降りぃ~、渓流にぃ~赴いたぁ~のよぉ~♪わずかぁ~なぁ~、希望を~むぅ~ねぇ~にぃ~♪」ちら(目をぱちくりさせながらお空を見上げる)
アダン「・・・・・・・・・・」
アマテラス「そこで出逢ったの」(また真顔で言う)
カーブー「ここからがいい話しだ」
アマテラス「清らかなぁ~、渓流のほとりでぇ~、あたしぃ~と弟はぁ~、でおうたぁ~♪ユクぅ~モのぉ~ハンターのぉ~、カーブーちゃんとぉ~~~~♪」
カーブー「どうしたんだい?火竜の兄妹がこんな所で。わたしぃ~はぁ~そう聞い~たぁ~♪」(両手を広げ急に加わる)
アマテラス「よらないで!!人間なんて大嫌い!!」ぷいっ
カーブー「かわい~そぉ~にぃ~♪きっと悪い人間達に酷い目に合わされたんだね?(ここは早口に台詞口調)わたしぃ~はぁ~そう聞い~たぁ~♪」
アマテラス「そうなの・・・パパとママを殺されてしまったの・・・・でも泣いてなんかいられない!!だって・・・だぁ~ってぇ~、あたしぃ~はぁ~、まだおさなぁ~い~、弟ぉを~、食べさせないといけないかぁ~らぁ~♪」ぎゅっ(両翼の先っぽの爪を合唱し、お空に懇願しながら涙を浮かべる)
カーブー「それならばユクモ地方で有名な学校に通うといいさ」
アマテラス「え?」ボヘッ(思わず口から火が漏れる)
カーブー「バ~ベル~中学はぁ~、わたしぃ~のぉ~母校ぉ~♪三種共存を掲げたぁ~、先進的なぁ~・・教育論!!それがバベル中学なのさ!!」スッ

アマテラス「でもそんな素晴らしい所に弟を通わせる入学費なんて・・あたしにはない!!」パチン

カーブー「平気さ。フウフウ(大きく腫れ上がった手を吹いてる)だぁ~ってぇ~、バベル中学はぁ~、入学費無料~♪ユクぅ~モのぉ~、頼れぇ~るぅ~、有権者達がぁ~、全額~負担~♪だから・・・しんぱぁ~い、ないさぁ~~~~♪」(あの有名な台詞をそのまま歌う)
アマテラス「嘘でしょ嘘でしょ!?ユクモ地方って、そんなに寛大なの!?」ドドドド

カーブー「そうさ!だから今日から君も・・・ユクぅ~モのぉ~♪いち員さ!!」スッ

ぎゅっ

アマテラス「あたしはアマテラス。あなたのお名前は?」キラキラキラ

カーブー「川村カーブー。カーブーって呼んでくれ」キラキラキラ

アマテラス「そのままだけど・・・わかったわ!カーブー!あなたとあたしは、これでお友達よ♪」
カーブー「ああ!!約束だ!!」
ちょん

アマテラス「大陸ってぇ~すばらぁ~しぃ~♪だって、あたしとカーブーちゃんを引きあわせてくれたんだもの♪」
カーブー「大陸ってぇ~うつくぅ~しぃ~♪だって、種族なんて関係ない!生きとし生けるもの、すべてが友達なんだから♪」
アマテラス&カーブー「STOP RACISM」くるっ(二人揃ってこっちに向く)
カーブー「僕も」
アマテラス「あたしも」
アマテラス&カーブー「同じ大陸の命なんです。だからあなた達も武器を捨て、共に歌いましょう♪」ちら
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(猫騎馬隊の姿はもうとっくにない)
アマテラス&カーブー「・・・・・・・・・・・」
ドドドッドドドッ!!
(一目散に逃遁する猫騎馬隊)
猫兵「このまま逃げ切りましょう!!」パシーン

アダン「ええ。バスター将軍も救出できましたしね・・」ちら
バスター「・・・・・・・・」(アダンの後ろでのびたまま馬に乗せられている)
アダン「きっとブルーノさんもイジャラさんも無事なはずです・・今は神殿に帰還し態勢を整え、次の大戦に備えましょう!!」
ドドドドドドドド・・・・・・・
アマテラス「いっちゃったわね・・・桜子・・ちょっと残念・・」ボヘッ(口からため息の火が漏れる)
カーブー「なんて連中だ。一番聴かせたい場面で逃げるとは」(その後ろでは垂皮竜達が大喝采の雄叫びをあげてる)
マクシミリア「はぁ・・はぁ・・・・」(腹部をおさえ仰向けになっている)
アマテラス「あら大変!!伯爵が怪我をしてるわよ!!カーブーちゃん!!」
カーブー「心配ない。みんな集まってきたようだ」ちら
ドシーンドシーン

グランカッサ「・・・・・・・」ドシーンドシーン

彭関越「お~い♪」ドスンドスン
マクシミリア「グランカッサ殿・・・良かった・・」(倒れながら雄大に歩いてくる尾槌竜を眺める)
アマテラス「まほっ♪仲よさげみたいね。だからモンスターって最高♪」
カーブー「向こうも来たぞ」

ロージー「お~い♪お兄ちゃ~ん!!」ふりふり(大きく手を振りやってくる。その左肩で小さく手を振るドスビスカスの姿も)

純平「UBUの悲哀を打ち消すどころか、こんなカーブーの活躍劇を目の当たりにしたら、あいつ、きっと妬み狂うだろうな」(胸にスクアギルの幼体を抱いている)

ガルグイユ「シャシャシャシャシャ!はやくしょのうぶしゃんという、おかちい人にも会ってみたいでちゅ♪」きゃっきゃ
マクシミリア「みんな無事に帰還というわけか」
カーブー「ああ。新たな仲間も一緒にな。ゴッドカーブー軍団っていうんだぜ?いいネーミングだろ」よっ(不慣れな手つきで伯爵を抱き起こす)
マクシミリア「フフ・・・いや。実に武神殿らしい」
垂皮竜「アオオオオオオオ!!」ドスドスドス

ロージー「ちょっとちょっと


ファイヤージンガー「大気の動きが・・・・」(呆然と空を眺めている)
ロージー「え・・?」
ファイヤージンガー「止まりやがった」
ロージー「・・・・(この子達・・あたし達には分からない何かを感じている・・?)」
グランカッサ「でかいのがくるぞ」ドスドスドス(一際高い尾槌竜の周りに集まる垂皮竜達)
彭関越「なんずら?」ぱちくり

ドガァーーーーーーーン!!
(突如、激しい衝撃が大陸の底より突き上がってくる)
ロージー「うひぃ~~~~~


彭関越「なっ、なんずらぁ~~~~!?」バシャーン

純平「これは・・今までとは少し規模が違うぞ!」ガシッ(しっかりとガルグイユを抱き、片膝をついて身構える)
ガルグイユ「なんなんでちゅか!?サメちゃんおちっこちびっちゃい・・・はっ

カーブー「みんな伏せろぉおおおおおおお!!!!」
ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!
(エリアに、フィールド全体に響き渡る怒涛の振動音)
アマテラス「まはははははは!!地震地震!!揺れるの大好き~♪」ガガガガガガガ!!(顔面が異常な程に震動で揺れている)
ロージー「きゃああああああああ!!」ゴゴゴゴゴゴ!!(へたり込む水溜りが振動で激しく波打つ)
彭関越「新大陸では珍しくないずらか!?」ゴゴゴゴゴゴ!!
グランカッサ「いや・・・・何かが起きようとしてる・・・・」ゴゴゴゴゴゴ!!(重量感ある尾槌竜でさえ激しく全身が揺れている。それにも動じず、どんよりと曇った空を見上げる)
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!
(遠方で見える森林も激しく揺れ、様々な種族の咆哮がフィールド全体で共鳴する)
ロージー「うわはぁ~~~ん!!なんじゃこりゃ~~~~!!帰ってきて早々、こんな地震で死にたないわぁ~

ファイヤージンガー「これは・・・大地の怒り・・・・いや・・・警告だってのか!?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!
マクシミリア「武神殿!!私に構うな!!」(カーブーに抱きかかえられも激しく揺れている)
カーブー「俺の信念は知っているだろう!?怪我をしてる者を置いて生き延びる程、俺は逞しくない!!」ゴゴゴゴゴゴ!!(片膝をつき、全身全霊でなんとか踏ん張っている)
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!
ロージー「こらあ~~!!いつまで続くんじゃああああああ!!」
ファイヤージンガー「もっと叫べお嬢!!お前の懇願が大陸に届いた様だ!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!
ゴゴゴゴゴ・・・・・・・・
ロージー「ひいひい・・・・」(純平の茶釜スカートに抱きついてる)
ゴゴゴゴ・・・・・・・
アマテラス「まほ?」ボヘッ(空を見上げたまま口から火が漏れる)
しーーーーーーーーーーーーん
彭関越「止まった・・ずら・・」(水溜りの上で尻もちをついたまま)
グランカッサ「もう安心だ」(自身の周りに集まっている垂皮竜達に向かって実に落ち着いたトーンで言う)
サワサワサワサワ・・・・・・・・・
(森林の方から微かに安堵の葉音が聞こえてくる)
ガルグイユ「おちっこ・・・完全に出ちゃいまちた


純平「ケタ違いの震度だったな・・」(まだ圧巻されている様子をみせる)
ロージー「はぁ・・・・」カクン

マクシミリア「もう平気な様だが・・・さて、これからどうする?武神殿」(カーブーに抱き上げられたまま問う)
カーブー「みんなが心配だ。まずはユクモに帰還しよう」
To Be Continued


次回「あたちのモンハン日記」ザ・中継ぎ記事はっと!!
5/8(金)0時更新 「さよならGW!また来年まで・・ってまったくなんにも決まってない

をお送り致します♪トゥーザ・ティーサーザ・コンサぁ~♪次回も読もう


星竜ちゃん(MHO)とのファーストコンタクトを見てみよう♪
ひょっひょっひょ あんまんみっつ 食べたった
どうぼ。あたモン道作者ですどうですか?今回のオープニング五七五ポエムの出来栄えは?作者のGWの思い出を端的に、実に軽妙洒脱に「述べて」いますね。皆様も自身のGWの思い出を五七五でやってみなさいな。やだ
って言わないでさ。
さて今年のGWも「だいたい晴れてて気持ちよかった」的な総括感と「フィナーレまであと少し☆やれ急げ!Uターンラッシュ」的なニュースで無事にクランクアップしたことでしょうかよく知りませんが..。なにせ世俗には疎いものでして
って...ククッ
さてオープニングトークが見事キマったところで(そうでもない)今日の「作者とMHの世界観を学ぼう♪なぜなに☆あたモンのコーナー」(長い)はここ最近久しぶりに(どっち?)お気になったモンスター「星竜ちゃん(MHO)」をあたモン道作者(「あたもんどうさくしゃ」と読む)と一緒に観察してきましょうね
続々とyoutubeでも星竜ちゃんとのファーストコンタクト動画がUPされておりましたので、海の向こうの狩人様達に感謝の念と敬意を表し、こんな臭いブログでご紹介させて頂きます
謝謝よ
↓んだば、まずわ星竜ちゃんメインのトレーラーで予習
↓予習が終わったらいよいよ遭遇開始☆実践・双剣編
↓試験は近いぞ!MHは近接だけにあらず!今度は弓でのアプローチ
紅くて可愛らしいけど、ちょっと怒ると天災を起こしちゃうちょっぴりお転婆オシャマな星竜ちゃんモンスター特有?の「ぽっこりお腹」も健在。ロングテールが実に印象的なのですが、一番お気になるのは星竜ちゃんの周りを飛んでいる「星羽蝶」と呼ばれるちょうちょうさん
の存在..。トレジャーアイテムのアゲハプリンセスってこんな感じなのかな
とおバカな顔しながら見ていたら、なんと星羽蝶が星竜ちゃんに憑依せんとばかりにドッキング開始
とここからは公式HPの知恵をお借りしつつ、星竜ちゃんを少し真面目に考察開始していきましょう
~星竜と星羽蝶はホットな相利共生の間柄
相利共生とは、異なる生物種が同所的に生活することで、互いに利益を得ることができる共生関係で、狭義には片利共生、片害共生、寄生とあるそうです(Wikipedia参照)。片利共生にはハエ、ハチにくっつくダニの様に、単に移動するためだけに、ある種が別の種にくっつく関係(便乗型)や、巻き貝の殻を利用するヤドカリの様にある種の死骸などを別の生物が利用する関係(変態共生)があり、寄生の代表には寄生者が宿主の体の表面にいる外部寄生(例:マダラ、シラミなど)、寄生者が宿主の体内にいる内部寄生(カイチュウ、肺臓ジストマなど)、寄生者が宿主の細胞内に入っている細胞内寄生(マラリア原虫など)とあるそうです。また寄生に関しては多種多様でその定義もむつかしいようです。MHで有名な相利共生といえば、砕竜と粘菌、雷狼竜と雷光虫が代表的でしょうか。砕竜と粘菌の相利共生は実に興味深く、当ブログストーリーモード内でも冴島一也が丁寧に説明してくれるシーンがあります(「カソ、シュウリョウ!」の巻」参照)
以上の様に、星竜もまた星羽蝶と何らかの共生関係にあることは確かで、狩人と遭遇するなり星羽蝶が危険を察知してなのか、星竜に吸い込まれる様にして体表に付着しているのが分かります。MHO公式概要によれば、なんでも星竜は特殊なフェロモンにより星羽蝶を制御し、狩人を襲撃させることも出来るといいます。トレーラーや遭遇動画からも一目瞭然に、星羽蝶はフィールドの部外者である狩人を攻撃しているのが伺えます(ゲームシステム的にも小ダメージも与えている?)。また星羽蝶自体が火属性や爆破属性の様なアビリティを持っているようで、時折派手なエフェクトで燃え上がっているのも確認出来ます。おそらくこの星羽蝶の生態エネルギーを借りて、星竜は形態変化をしているのでしょう(怒り時、二段階?)。現在確認出来る最終形態では、炎が燃え上がるような羽が背中に生えており、それと同時に星羽蝶の凶暴性も増すそうです。
↓形態変化後。初期段階に比べ、かなり神々しくなっているのが特徴的。
公式サイトの概要から察すると、星竜は実にエモーショナルな生体エネルギーを開放することで空気圧の充填、物理的な強化をはかるというのです。その証拠に、咆哮の音響衝撃と強力なエネルギー放出によって洞窟内に震動が起こり、数々の自然災害を起こしているのが弓での遭遇動画で確認出来ます。このように膨大な熱量を作り出すことが可能なEstrellianと呼ばれる竜にはまだ謎が多く、竜種としての分類も現時点(2015/5/7)では不明のようです。更に驚いたのが、なんとこの星竜に亜種がいることも..?
以下は海外の「MH WIKIA」より
http://monsterhunter.wikia.com/wiki/Estrellian_Subspecies
と今回の動画を見て作者が思うたことは以上ですゲーム的な攻略や考察は「ちゃんとしたそういうの専門のところ」にお任せするとして、未知のモンスターをちゃんと自分で分析してみるのもまた乙だな
と思い、「いやぁ~勉強になるわぁ~」(有野課長の言い方で)と思わず言ってしまいがち
国産MHものの新規モンスターなら、数々の頼りになるリソースによりその概要を知ることが出来ますが、MHOは国外ものなので、おバカな作者では中国語が分からず、翻訳機でなんとなく概要を知るのが精一杯
なので以上の見解はあくまでも個人的なもので、信じるか信じないかはあなた次第だったりそうじゃなかったりでお願いしま~す
じゃ、今日もエンディングでぇ~す
ザ・おしまい
うん。やっぱり「お手」と「ぽっこりお腹」がいい。とてもいい
見た目もアジア的なお伽話に出てくる竜のイメージでいい。とてもいい。いいので..
ばいばいよ弓での動画で星竜ちゃんが倒れた時に、オトモにゃんが必死に爆弾を投げていたのが実に勇敢かつ健気で心打たれました♪獣人種って最高~♪大陸の生き物って最高~♪ラララ~♪(以上アマテラスのミュージカルモードでした
)
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そんだこんだの次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはっ!!
5/10(日)0時更新 「マリッジブルーと恋泥棒/その一」の巻
をお送り致します♪GW遊びほうけた報い..着々とのしかかるその対価..やがてそのプレッシャーは強迫観念へと変貌し、せっかくリラックスしかけたクリーンな脳や肉体を蝕んでいくのであった..ぎゃああああああああ
そんだこんだで次回も読もうねお下劣な声色で
「マリッジブルーと恋泥棒/その一」の巻
「あたちのモンハン日記」
~Sanctuary of extinction~
~フェイリンメイリン共和国領内、青空バー「パウパッド・フロム・ヘル」

ニャアニャアミャアミャア

(高く聳える神殿を背景に月夜の下、随所に設置された切り株型のテーブルをジョッキ片手に囲う猫達の群れ)
キュッキュッキュッキュッ
(おそらくカウンターであろうと思われる長い木のテーブルの向こうでグラスを磨く、トゲトゲの鋲が打たれたレザーを纏うちょっとロックなハッカ猫。フレディマーキュリーみたいな雰囲気を醸し出している)
ズッタンズッタンズッタンズッタン♪
(青空バーの中央にはステージがあり、その上ではキャットバンドがヘビィメタル(狭義にはスラッシュメタルの16ビート爆奏)を演奏しており、その周りをヘッドバンギングしながらモッシュする猫民達)
「げふぅ~~~~

「お、いい飲みっぷりだね、フレッカーさん。もう一杯、どうすか?」ヒック

フレッカー「おお。そうだな。君はどうするかね?ファウラー君」ちょんちょん

ロイ「いえ・・僕はもう結構です。君もほどほどにした方がいいんじゃないのか?ダミアン。明日も早いんだぞ?」(遠慮してみせるのは、見るからに真面目そうな丸メガネをかけた、どこか田舎くさい雰囲気の痩せ型レモン猫。顔は真っ赤である)
ダミアン「まったく工場長は仕事のことばかりで。だいたい明日は結婚式の日じゃないっすか」
ロイ「結婚式・・・って、誰のだい?」ごしごし(目を猫みたいにこすってる。いや猫だから)
ダミアン「はぁ!?あんたそれマジで言ってんすか!?」
ロイ「至って本気だよ。ほら、ここのところずっとラボにこもりっきりだったろ?だから世俗のことはあまり知らないんだ」にこにこ
ダミアン「・・・・・・。フレッカーさん。代弁、頼んでいいすか」はぁ~
フレッカー「はっはっはっはっは。いいかい?ファウラー君。明日は猛豚様の公開結婚式の日だ」
ロイ「えーーーーー!!そりゃめでたいじゃないですか!!」パンパンパン

ダミアン「だからみんな盛り上げってるんでしょうよ。国家元帥の結婚前夜を、猫民みんなで祝いましょうってね」ちょりちょり(そっぽ向いて髭をちょりちょりしてる)
フレッカー「というわけだから、我々も盛大にいこう」にやり
ロイ「いや、僕はもうお酒は・・・」
ダミアン「ダメダメ。フレッカーさん。この人、下戸なんすよ」しっしっしっしっし(隣でむすっとするロイ)
フレッカー「いかにも真面目なファウラー君らしいじゃないか。お~い!!こっちに大ジョッキ、もう「3つ」だぁ~!!」(遠くのバニーキャットにオーダーする)
ロイ「3つって・・全然話を聞いてないじゃないですか

ダミアン「工場長。フレッカーさんは俺たちの工房に投資をしてくれている大事なスポンサーなんすよぉ?接待のひとつも覚えないと、才能だけじゃ運営は出来ませんぜ」グッ(残りの酒を喰らう)
ロイ「おいおい、そんな大きな声で・・。ところでフレッカーさんはどんな事業を?」
フレッカー「水没林で農園をやっているだけだよ」スッ(髭についた泡をハンケチで拭う)
ロイ「豪農ですよ。ごうのう。トム・フレッカーといったら水没林では有名っすよ?ほんとに工場長は世間知らずなんだから・・」
フレッカー「はっはっはっはっは。いいじゃないか。知らなくたっていいことは、この大陸社会にはたくさんある。それに私は君たちの将来を見据えて自ら出資しているんだ。こと、ロイ・ファウラー、君に関しては僅か数ヶ月でいち作業員から工場長まで出世した、才能豊かな技師猫だと聞いている。現に君が開発、設計した多くの兵器を軍が使用していると聞くじゃないか」
ダミアン「先の解放戦争でも大活躍でしたよ!ロイ・ファウラー技師の開発した、ネコ式ナパーム弾の活躍により、水没林で跋扈する人型入植者を放逐成功ってね、神殿から発行されてる「ニャ・フィガロ」も絶賛だったんすよ!?ってことは国を代表するエンジニアに工場長はなったってことっすよ!」パンパン(ロイの肩を肉球で叩く。むせるロイ)
フレッカー「私も領外で発行されてる獣人専門誌「ニャン・ル・モンド」でファウラー君の活躍を読んだよ。大陸全土から見ても、ロイ・ファウラー氏は有数のエンジニアであることには違いないとね」
ダミアン「ケッ。領外のハト派のタブロイドが偉そうに語りやがって。人型の隷属を好んでやってる様な、闘争心を失っちまった獣人種はただの喋るペットっすよ!どうせ俺たちを蔑んでみてやがるんだ。武力行使の反乱分子ってね」タン(肉球でテーブルを叩く)
フレッカー「どちらにしても、中から見ても、外から見ても彼が優秀であることには違いない。そんな猫族文化の未来を担う天才がどんな人物なのか、以前から顔見知りだった、このダミアン・ギーユ君に頼んで引きあわせてもらったというわけさ。私が投資する武器工房の主任が、一体どんな猫なのか、興味があったのだよ。どうかね?」スッ(如何にも高級そうな葉巻を胸元から取り出し、それをロイに差し出す)
ロイ「いえ、結構です。僕なんて、仕事以外ではつまらない猫ですよ」
ダミアン「またまたぁ~。新大陸北西出身の移民猫が、完全実力主義の国家体制の下、瞬く間にその才能を開花し、工場長まで上りつめたんですぜ?今や工場長は工房で働く俺たちだけじゃなく、領内の市民猫みんなのあこがれ、ストレイキャッツドリームを実践してみせた労働階級のヒーローなんだ。もうちょっと胸を張ってもいいと思いますがね。俺なら即アクションに移るけど・・」ん~(イヤらしい顔しながら自分の席の後ろを通り過ぎるセクシーな猫を見る)
ロイ「よしてくれ。確かに僕は田舎の出生だが、自分の立場に過信したことは一度足りともない。僕の才能を買ってくれたオステルマン宰相補佐官に感謝するまでさ」
フレッカー「ほぉ・・修羅尊威に見出されていたか。民衆からの信望も厚い文武両道の豪傑とは聞いていたが、その理由は厳格緻密な政務からも伺えるというわけか・・。故郷でも技師として生計を?」
ロイ「お恥ずかしながら、都市のオトモ武具をはじめ、有名工房の作品のレプリカを作って僅かな稼ぎを得ていただけでした。田舎では僕のデザインしたネコ式兵器の数々を開発する素材はおろか、それを集める資金も調達出来ませんでしたからね。だから妻の反対を押し切ってまで、このフェイリンメイリン国に移住してきたのです」
フレッカー「ほぉ、既婚者か」
ロイ「なにか問題でも?」(少し訝しげな目で訴える)
フレッカー「いや。ノープロブレムだ。君の才能を影で支えたのは、その優秀な配偶者にある。違うかね?」
ロイ「・・・・・・。はい。本当に妻には・・コニーには迷惑をかけてきました。情報量に乏しい田舎村では僕の評判は悪かったですからね。都会の技師猫に憧れ、見よう見真似でコピー品を作る「贋作鍛冶師」と言われたこともありましたよ。それでも信念を曲げず、田舎の他者から見れば得体の知れない兵器デッサンをしてきた僕を、妻のコニーはあたたかく見守ってくれました。僕の稼ぎだけでは不安な時は、自らが農園で育てた野菜を売りに他フィールドへ出稼ぎに行くこともしょっちゅうで・・・本当に彼女には感謝しています」
フレッカー「奥さんはどこに?コロニー(共同居住エリア)かね?」
ロイ「いえ。現在は神殿内の女中をやっています」
ダミアン「コニーちゃんは超人気のメイドアイルーとして、コロニーでも有名なんですぜ。領内の新聞「猫民リベラシオン」が行った「領内の人気雌猫ランキング」でも第3位だったんですよ?姫猫セブンに入ったんだから大した好感度っすよ」しっしっしっしっし
ロイ「君がその情報誌を発行してる労働党と仲が良いのは知っていたが・・・まさかその下世話な特集の発端が君だったとはね・・」やれやれ
ダミアン「あんな美人なアイルーを「捕獲」成功するなんていう、一大クエストを達成出来た工場長に対するやっかみですよ。普遍的な雄猫の儚い遊興の一環、娯楽ですよ、娯楽♪」ちょりちょり(髭を掻く)
フレッカー「はっはっはっはっは。どうしてまた奥さんを神殿へ?」
ダミアン「大陸中の悪党が集う、名ばかりのシェアエリアであるコロニーに、大事な奥さんを独り置いておけなかったからっすよねぇ~?」にやにや
ロイ「ぼ、僕はそんな階級差別は決して・・・彼女はとても庇護欲が強い雌猫なんです。だからコロニーで周りに気を遣う生活をするよりも、体を動かしていた方が楽なんじゃないかと思って、神殿内で泊まり込みして働ける仕事を勧めただけで・・」もじもじ
フレッカー「じゃあ今は離れて暮らしているのかね?」
ロイ「はい・・・」(俯きながら答える)
ダミアン「工場長はラボにこもりっきりですからね。今日だって無理やり引っ張り出して来たんすよ?いっそ工房に奥さんを呼んだらいいのに」
ロイ「そういうわけにいかないだろ?工房のみんなだって、家族や恋人をコロニーに残して働きに来てるっていうのに、僕だけ特別扱いはしてほしくない」
ダミアン「流石、俺らの工場長、と言いたいですが、たまには奥さんにも会ってあげないとダメですよ?」
ロイ「今は大事な時期なんだ。念願だった正規の技師として働かせてくれている国に対して、恩義を返さなければいけない。その為には少しでも時間を開発に使いたいんだよ。コニーだって・・・分かってくれるはずだ・・」きゅむっ(左猫指にはめている肉球の型をしたエメラルドグリーンの宝石が装飾されているでっかいリングを握りしめる)
フレッカー「立派な婚約指輪だね。さぞ高かっただろう」
ロイ「いえ、そんなんじゃないですよ。僕の自作品です。婚約時、お金のなかった僕が近くの炭鉱に掘りにいって得た、普通の輝竜石ですよ」(と言いながらも嬉しそうにそれを見せる)
フレッカー「輝竜石・・ドラグライトか。いや、十分美しいよ。奥さんにも同じものを?」
ロイ「はい。こんなものでも妻は大喜びしてくれました」(寂しそうな顔で指輪をまじまじと見つめる)
ダミアン「・・・・・・・・。神殿内での暮らしなら、きっと安心ですよ。工場長」ポン

ロイ「ああ・・。すまない」
フレッカー「コロニーの治安はそれほど?」
ダミアン「良くはないっすね。移住してきたみんなも、最初は共和国というその名前が持つ民主制に憧れて入国してきたんでしょうが、実際は神殿内の官僚達による一党独裁が現実です。確かに人型をはじめとする多種族がいない分、平穏ではありますが、それを忘れるくらいに莫大な国税を納めることで、みんな必死なんすよ」ちら(周りを見回す)
フレッカー「その反動がアルコールで収まっているうちは、秩序が保たれている証拠なのでは?」
ダミアン「国にいたければ重税は必至・・・水面下では重税反対や自己申告権の確立を訴える団体も結成されつつあります。もちろん、国家元首であられる猛豚様は先の革命で活躍した英雄的な武官で、国民はみんな信頼していますが・・」
フレッカー「ニャン=ジュスト公か」
ダミアン「・・・・・・・・」ちょりちょり(そっぽを向いて髭をちょりちょりしてる)
フレッカー「確かに彼の急進的な政治活動や国家演出が、同じ人型排斥主義者の共感を煽動し、ここまでの国家団結力を生み出しきたのは事実だ。その一方で、ただ平穏な統治機関を求めてやってきた猫民達には、彼の独裁的な政略と軍事的戦略が、少し苛烈過ぎると感じても無理はなかろう。だが、人型の手を逃れ、またそれに立ち向かっていくという信念に基づくのならば、多少なりとも過酷な生活を強いられるのは無理もない。国民はその覚悟が持つ意味をもっと認識しなければいけないのでは?」
ダミアン「それなら税金は累進課税にするべきっすよ!労働力のない老人を抱えているやつだってコロニーには山ほどいるんだ。ましてや婦女達は子供の面倒もみないといけないし、一日中稼ぎに出てろっていう方がおかしいっすよ。稼ぎのある奴が重税を納めりゃいいんすよ。って、工場長は別っすよ?みんな尊敬してるし」
ロイ「ダミアン。ここでそういう話はよそう」
ダミアン「平気っすよ。このパブリックバーに神殿内のお偉いさんはいませんからね。連中が神殿の外をなんて呼んでるか知っていますか?」
ロイ「いや・・なんて言ってるんだい?」
ダミアン「ほんっとに工場長は世俗には疎いんだから。いいすか?官僚連中は神殿の外を外界なんて呼称してやがるんすよ。つまり税金を納める国民が居住するコロニー、そして俺達が汗水垂らして必死に働く労働区域も、神殿という天上界に出入りしているエリートからすれば、自分たちが提供、与えてやった箱庭国家だってことを言いたいんすよ。領外の隷属に過ぎない同族程の屈辱感はないけど、格差があまりにもありすぎた」ふん
フレッカー「資本主義に格差はつきものさ。東西南北、イデオロギーに関係なくね。インフレと格差が進めば必ずその先には共産主義が待っている。理知を持つ生物がこの大陸で文化という社会構造を形成する限り、きっとそれは永遠に繰り返されるんじゃないのかね?秩序と物質社会を放棄すれば、フィールドをのたまう賊のメラルーと同じだ。力ある者が弱き者から略奪をする。モンスターと同じ、弱肉強食の混沌社会だ」
ダミアン「それを解決する為に、俺達には言語というものがあるんです!暴力や専横だけじゃ、猫の心は満たされない!人型のそれと同じじゃないですか。先の革命の発端者である龍之鉄平という人は、三部会でそれを証明してみせ、新大陸における三種共存を人型社会に提言してみせた立派な人です。けど、それでも大陸各地で猫族に対する差別や武力による陵辱は続くばかりだ!だからこそ、同害報復による実力行使ではなく、公平な議会を今一度設けるべきなんですよ!」
フレッカー「領外からこの国が、テロキャットの集う統治機構だと言われているのは君も承知だろう?神殿の前では人型至上主義の有権者をギロチン台で処し、国を差別、批判する者であれば、同族であろうと罰する、極めて好戦的な国家体制相手に、人型共が言論で対抗しようと思うかね?連中は更にその上をいく武力行使で攻め滅ぼしてくるだけだよ。それに対抗する為の財力と軍事力を蓄える為の重税なんだ」
ダミアン「理屈は分かりますが、その前に猫民が力尽きてしまいますよ。全体主義国家が労働力を失えば、組織は崩壊して、本物のテロ集団になるだけです。官僚共は調子に乗ってるんですよ。今は国の評判を聞いて、大陸各地から移民猫が渡ってくるから、いくらでも「補充」はきくってね。ファシズムは不満分子しか生まないって、人型社会からなぜ学習しないんだ!」ダン(テーブルを叩く)
フレッカー「・・・・・・。君はどう思うかね、ファウラー君」
ロイ「物理学にラプラスの悪魔というパラダイムがあります。それに基づけば、全ての物質の力学状態、つまり世界に存在する全ての原子の位置と運動量を知ることができる知性が存在すると仮定すれば、この知性にとって不確実なことは何もなくなり、未来も過去も、全て同様に見えるであろう超越した存在になる、ということです」
ダミアン「????」
ロイ「フレッカーさんの仰る理知を持つ生物というのが、人類、獣人種、知的生命体種をはじめとするモンスター全般以外にも存在するだとすれば、きっと我々の様な物質社会や競争社会、生存本能が齎す弱肉強食にとらわれない、アニミズム信仰や真のナチュラリズム、神秘主義をも超えたもの・・・つまり大陸自然そのものに同化できる、極めて精神レベルに近い実質を伴わないものなのでしょう。僕が言いたいのは、争いをこの世界から無くすのであれば、大陸上すべての生き物がそういう神格化した存在になるしか術はないということです」
ダミアン「・・・・・。結論、争いは俺達がいる限り、絶えない・・そういうことっすね」
ロイ「言い切るのは早いさ。現にオズワルド・バロンという古流観測隊員が残した仮説や、ダニエル・カペラ女史による「特殊相対性龍科学生態論」にも、そのヒントは記されている。これらは信仰や科学じゃなく、現実なんだよ。それを如何に、理性と自制心を抑制、コントロールするかによって、僕らの未来は変わってくるんじゃないかな」
ダミアン「それって厨二病の猫でも考えることを、ただ理屈っぽく言っただけの理想論じゃないですか


ロイ「そうかなぁ・・・だったら死んでいった人達の尊い意思を、僕らはどうやって受け止めればいいんだい?」
ダミアン「あのねぇ工場長。死んだら最後。思想も哲学も、紙切れに残すしかないんす。相続の遺書と同じで、それしか効力がないんですよ。あとはそれを読んだやつがどう思うか、どう引き継ぐかだけじゃないですか。アーカイブですよ、これからの社会に必要なのは。まったく・・天才技師っていうのは現実を直視していないから、とんでもない発想が出来るんですかねぇ~」
ロイ「そんな言い方するなよ・・・僕は僕なりに戦争を終わらせる為に、より効率性のある、誰でも稼働できる兵器を考えているだけだよ・・」しょんげり
フレッカー「以外でしたな。殺戮兵器をデザインする天才技師が、一番の穏健派であられたとは・・。生きる意味を理解しているからこそ、死を司ることも出来る。そういうことなのでしょうな」
ロイ「いや・・・面目ないです。僕なんかが偉そうに語っちゃって

フレッカー「いやいや。あなたという猫が段々理解できてきましたよ」
バニーキャット「おまたせしましニャ~♪」キョリん

ダミアン「じゃ、少し距離が近づいたということで、改めて乾杯を・・」ゴトン


フレッカー「そうだな。っと、私はちょっとトイレに行ってくるよ。少し出さないと新しいのが入らないからね、わっはっはっはっはっは」ガタン(席を立つ)
ニャアニャアミャアミャア

(そういうと人混みに消えていくフレッカー。その後ろを数名の猫がついていく)
ロイ「・・・・・・。おい、ダミアン。平気かな。まさかフレッカーさんが有権者だと知って、追い剥ぎなんて・・」じー
ダミアン「ああ。それなら心配いらないっす。あとから付いてった猫らはみんなフレッカーさんのボディガードだからです」あむあむ(ジョッキと一緒に運ばれてきた枝豆をつまんでる)
ロイ「ボディガード・・・?」くい(肉球でメガネを直す)
ダミアン「さっきフレッカーさんは、工場長のことを死を司ることが出来ると言いましたが、それはあの人のことっすよ」あむあむ
ロイ「と、いうと・・?」ぽけぇ~
ダミアン「プランテーションは表向き、密林に隠した特選コカの木を栽培して、上質なドスコカインを製造するのがあの人の本業だからです」あむあむあむ
ロイ「・・・・・・・・・」ずるっ(メガネがずり落ちた)
ダミアン「それだけじゃないっすよ。プランテーションの労働力はもちろん人型で、奴隷売買もしてる本物の悪猫、それがトム・フレッカー氏です」あ~ん
ロイ「・・・・・。この国にはまともな猫はいないというわけか」ぱくっ(それとなく枝豆を口に放り込む)
ダミアン「フレッカーさんはフェイリンメイリンの猫民じゃないっすよ」ゴクゴクゴク(乾杯の前に飲んじゃう)
ロイ「どういうことだい?」あむあむあむ(咀嚼する度にメガネがずれる)
ダミアン「あの人は国の前身である猛豚軍が入植してくる前から、水没林の豪農だったんです。猛豚軍の侵攻にいち早く呼応し、猛豚様に謁見して、領土提供を要求される前に、売上金の一部、もちろんゼニーですよ?それを「キャットタックス」として納めることで領土保持を許されてきた実に先見性のある頭のいい猫っすよ。やってる商売は別としてね」
ロイ「厳格なニャン=ジュスト公がよくそれで許したもんだね。本当ならフレッカー氏の農園まるごと欲しかったんじゃないのかい?」あ~ん
ダミアン「それなんすけど、これはフレッカー氏から聞いたことなんすけどね」こそこそ
ロイ「なんだい?」すっ(猫耳を貸す)
ダミアン「ドスコカインの製造法を伝授したみたいっす。つまり国家でドスコカインを大量生産して、フレッカー氏のパイプラインを使って大陸各地に輸出してるそうなんですよ。それだけでも莫大な資金が得られるっていうのに、重税を強いる必要あります?だから俺は怒ってるんです」ぷんすか
ロイ「なるほど。フレッカー氏がなぜ僕らに投資するのかも、なんだか予想ついてきたよ」あ~ん
ダミアン「ドスコカインの次は、兵器輸出。既にアヤ国との交渉はついてるみたいですよ。俺達の作った「作品」が、内紛国で活躍する日も近いってわけですよ。そのうち暗黒商会をも上回る資本を手に入れるかもしれないっすね、この国は」あ~ん
ロイ「君・・なんでそんな危険な人と知り合いなの?まさか君も・・」あむあむあむ
ダミアン「昔運び屋やってたんすよ。大陸各地に幸福の白い粉を振りまく宣教師・・そんな風に思ってました。今でも高揚したい時は、例えば残業で疲れたみんなを鼓舞しないといけない時とかは吸ってますけど。あ、心配しないでくださいね。さすがに領内では売りさばいてないっすから。そんなことしたらそれこそギロチンの上だ」しぱっ(首を切るジェスチャーをしてみせる)
ロイ「まったく・・。君は現場では頼りになるが、仕事以外では馴染めそうにないよ」あ~む
フレッカー「いやいやおまたせおまたせ」ふきふき

ダミアン「フレッカーさんが暗黒街でなんて呼ばれてるか知ってます?」こそこそ
ロイ「知るわけない」あ~ん
ダミアン「ホワイト(アイルー)にもブラック(メラルー)にも同等の利益を与える白黒猫。あの人の毛色は中立を示しているんですよ。もちろん闇社会でのね」
ロイ「勝手にするといい

フレッカー「何の話しかね?」ドスン

ダミアン「いや、未来について、ちょっとね。さ、改めて乾杯しましょうや」
フレッカー「では今日の出会いを祝して」クイ(ジョッキを掲げる)
ロイ「猫族の繁栄を祈って」ガッ
ダミアン「我らの聖地、新大陸に感謝~♪」ガッ

カチ~~~~~ン
To Be Continued



次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードは~
5/12(火)0時更新 「マリッジブルーと恋泥棒/そのニ」の巻
をお送り致します♪なんでもMHFのG8アップデートで雷狼竜が狩猟解禁となるそうで..ユクモメインの当ブログとしては少しざんない感じがするのは致し方無いわけで..ちょっと待って




「マリッジブルーと恋泥棒/その二」の巻
~水没林フェイリンメイリン領外、とある密林地区....
バラン「蒸しあちぃ・・・・」サーーーー(姿勢の良い格好でお座りしながら首を真っ直ぐ伸ばしている。その頭の上であぐらをかきながら双眼鏡を覗く猫の姿も)
ボニー「我慢しなよ。君らの種族(轟竜)は何処のフィールドにいったって爆走出来るのが最大の特徴だろ?」じー(バランの頭の上に腰掛け、双眼鏡を覗いている)
バラン「新大陸の同族は好んで水没林にゃ来ねぇよ。じめじめしてるのがあんまり好きじゃないんでね・・で、何か見えたか?ボニー」
ボニー「霧でさっぱし見えないよ」はぁ~(双眼鏡を覗くのをやめ、しょんげりする)
バラン「だろうな。だいたいこんな所から連中の領内を覗き見ようっていうのが間違ってんだ。大人しく領内に忍び込んだ鉄平と影丸を待とうぜ」
ボニー「君はいつからそんな自堕落轟竜になったんだい!?ボクらはフラワーさんを取り返しに来たんだよ!?それなのにボクらだけこんな所で待機だなんて、居ても立ってもいられないのは当たり前だろう!!」ぺぇ~ん(頭ぶった)
バラン「だから俺は鉄平の心配をしてんだ。馳せる気持ちが爆発して、領内で大暴れでもしてみろ?それこそ連中お得意のギロチン台にかけられちまうぞ」
ボニー「鉄平はそんなにバカじゃないやい!!」ぺぇ~ん(またぶった。まったく微動だにしない轟竜)
バラン「幸いなのは昼間、甲虫共が持ってきたニュースくらいだな」
ボニー「ほんとだね。UBUがユクモに帰って来たって知らせは、村人だけじゃなく、ボクらにも大きな力になるよ!」むん
バラン「南部に駐留してる伯爵達にも知らせはいったのか?」
ボニー「今頃オルタロス偵察部隊が向かってると思うよ。グレンのやつ、喜ぶだろうなぁ~」
バラン「なら問題はねぇか。早いとこ水没林でのゴタゴタを片付けちまって、ユクモに帰らねぇとな」
ボニー「そうだね。戻り次第、火の国へ直行して暗黒団を追っ払わないとね」ギュッ(肉球を握りしめる)
バラン「ああ。連中のことだ。火山で何を企んでやがるか知らねぇが、好きにはさせねぇ」
ボニー「あ、君、あのアルル姫って子が気にいったんだろう?農場でもやけに気にしてたもんね?」にやにや
バラン「バ、バカ野郎!!俺は昔から・・・」
ボニー「昔から、なんだい?」まじまじ(と見下ろす)
バラン「なんでもねえよ!!」ぷんすか
ボニー「何を怒ってるんだい?」
バラン「それよりも暗黒団だ!!」
ボニー「そうだね。あいつらが火の国でもいにしえ麻薬を売買してようものなら、まとめて全部焼き払ってやる!!」ぱぁ~ん(激情して思わずバランの頭をひっぱたく)
バラン「その意気だ。薬なんか買う前に、弁当買えってんだ」
ボニー「ほんとだよ!オルタロス偵察部隊の話しじゃ、フェイリンメイリン国でも違法ドラッグを製造してるっていうじゃないか!絶対にその証拠を押さえて、アイオロス警部に叩きつけてやる!!」
バラン「確たる証拠を中央捜査局に知らせてやれば、晴れてフェイリンメイリン国に出動できる・・・それに対し、猛豚軍が武力行使に出ようものなら、圧倒的に正当性はこちらに傾き・・」
ボニー「帝国軍とクルセイダーズで、猛豚達を水没林から追い出すことが出来る!!」パ~ん(おもいっきりバランの頭を叩く)
バラン「うん。今のは少し効いたな」ピヨピヨ
ボニー「必ず尻尾を掴んでやるんだから」むん
バラン「そうそう。その意気だ。頑張れ」
ボニー「君も手伝うんだよ!!」パ~ん
バラン「なかなか想いってのは伝わらねぇもんだねぇ」ぷっくぅ~(おでこが少し腫れてきた)
カナカナカナカナカナ・・・・・
ボニー「なんだい?へんてこりんな鳴き声して」
バラン「俺じゃねぇ。あそこだ」くいっ(首を傾けボニーに見てもらう)
ブッチャービートル「カナカナカナカナカナ・・・・」ペチョリ~ん(バランの目の高さと同じ木の枝の上に、一匹の見るからに素行の悪そうな猟虫(ビートルタイプ)がいる)
ボニー「なんだい?あいつ。よだれなんか垂らして。汚らしいったらありゃしない」
バラン「さっきからこっちを見てやがるんだ」
ボニー「おい!!君!!!!」(すげぇでかい声)
ブッチャービートル「!!」びくりん
ブブブブブブブブ~
(慌てて密林の奥へと飛んで行く)
バラン「あ~あ。可哀想に」
ボニー「逃げることないのにね」
バラン「お前がでかい声出すからだ。もし猛豚軍の警備兵がこっちにも来てたらどうすんだ」
ボニー「平気平気。彼らの領外での警備ルートはちゃんと下調べしてあるんだから」
バラン「ほんとかね」
ザッザッザッザッザッザッザッ・・・
(密林の方から明らかにこっちに向かってくる足音)
バラン「ほらみろ」
ボニー「静かに!こうなったらやるしかないよ!」キーン(ネコ魔王剣を抜く)
バラン「結局そうかよ」やれやれ
ザッザッザッザッザッザッザッ
ボニー「さぁ出てこい!!ボクらは逃げも隠れもしないぞ!!」ブンブン(やたらめったら剣を振り回す)
バラン「そうそう・・って、あれ」
バベーーーン!!
ゾフィ「よぉ~!孤島以来だな!クソビッチのオトモにゃん♪」
ザベーーーン!!
ユーリィ「・・おひさ~・・」(頭に猟虫を乗せている)
ブッチャービートル「カナカナカナカナカナ」ペチョリ~ん
ボニー「君たちは!?」
ゾフィ「フッフッフッフッフ」
ユーリィ「・・ホッホッホッホッホ・・」
ブッチャービートル「ブッブッブッブッブ」
バラン「こいつら食っていいか?」
「あたちのモンハン日記」
~Sanctuary of extinction~
~フェイリンメイリン共和国領内、青空バー「パウパッド・フロム・ヘル」
ロイ「んぐっ・・んぐっ・・んぐっ・・んぐっ・・」ゴクゴクゴク
ダミアン「ぷはぁ~・・って、いい飲みっぷりっすね、工場長」ぶはぁ~
ロイ「明日は猛豚様の公開結婚式なんだろ?それも祝して無理をしたんだ」ひっく(顔が真っ赤)
フレッカー「ほぉ、たいした愛国心だ。おい君、新しいジョッキを追加してくれ」(通りすがったバニーキャットにオーダーする)
ロイ「特大だ~!!」
ダミアン「工場長・・大丈夫っすか?」
ロイ「飲めと言ったのは君らだろ!?だから飲んでやってるんだ!!いいから早くジョッキ持ってこぉ~い!!」ドンガドンガ(椅子に座ったまま四肢を荒らげる華奢なレモン猫。丸メガネがずれて落っこちそうになるが、すんでのところでダミアンが直してやる)
フレッカー「はっはっはっはっは。乗ってきたところでこれもどうかね?」スッ(懐からあやしげな薬方紙を取り出す)
ダミアン「ゲッ。まじっすか」
ロイ「ひっく・・なんです?それ」じー
フレッカー「魔法の薬さ。更に気分が高揚するぞ」サササ・・(紙を開け、中に入っているあやしげな白い粉を広げる)
ダミアン「ちょっ、他の猫に見られたらやばいっすよ」
フレッカー「平気だよ。うちの製品なら領内どこでキメようとも「問題」はない様になっている」ずぅ~~っ(白い粉を猫手の甲に乗せ、それを一気に吸引する)
ダミアン「なるほど・・それも混沌と秩序は紙一重ってことっすか。じゃ、俺も」スス・・(猫手を伸ばす)
ロイ「・・・・・・・・」じー(猫手の甲に乗せた白い粉をじっくり眺めている)
フレッカー「一気にだ。きっと君に革新的なアイデアを与えてくれるだろう」
ロイ「スゥ~~~~!!」(目をつむり一気に吸引する)
ダミアン「お、いいっすねぇ~」ちょりちょり(白い粉がついた髭をちょりちょりしてる)
フレッカー「どうかね?」
ロイ「・・・・・・・・・・」(微動だにしない)
ダミアン「工場長?」
ロイ「ブバァアアアアアアアアア」(美しいまでの嘔吐)
フレッカー「悪い方にキマったみたいだな」
ダミアン「工場長~」あたふた
ロイ「・・・・・・・・・・・・」ガクーーーン(着席したまま顔面からテーブルに倒れる)
ダミアン「・・・・・・。まさか・・死んじゃいないっすよね?」
フレッカー「平気だ。せめて夢だけでも、いいものであることを祈ろう」
ロイ「・・・・・・・・・・」すやすやすやすや(顔面を俯せたまま気持よく眠ってる)
ダミアン「なんだかねぇ・・・」
ジャンジャ~カジャ~ン♪ジャンジャ~カジャ~ン♪
(ディストーションの効いた狩猟笛のサウンドでの結婚行進曲が聞こえる)
フレッカー「ほぉ。夏の夜の夢・・・明日の結婚式に合わせたバンド演奏か」
ズッタァ~カタァ~ン♪ズッタァ~カタァ~ン♪
(リズム隊も演奏を合わせていく。ステージの周りではカップルの猫達が肩を抱き寄せそれに聴き入っている)
ダミアン「相手がいる連中はいいねぇ~。俺もこれに便乗して、一晩だけのキャットゴッデスを見つけるとしようかな」きょろきょろ
フレッカー「それならうちにいる娼婦を派遣するぞ?」
ダミアン「プロじゃダメっすよ。俺はプロセスを愉しみたいタチなんす。どっかに忘れかけてたロマンスを与えてくれるような粋なメス猫は・・・・」きょろきょろ
フレッカー「都市の女優猫にでも懇願して演じてもらえ。いくらかあてはあるぞ」シュボッ(テーブルを擦ってマッチを点火させ、高級葉巻をふかす)
ダミアン「フィクサーのプロットありきの政略婚なんて恋愛なんて呼べないっすよ・・・ん?」
フレッカー「どうした?純白の乙女猫でもいたか」
ダミアン「いや・・・ほら、すぐそこ席」こそこそ(聞こえないように小声で話す)
フレッカー「ん・・・・」ちら
・・・・・・・・・・・・・・・・・
(すぐ近くのテーブルで向き合う青猫と灰虎猫)
フレッカー「オス同士だな。あのゲイカップルがどうかしたか?」
ダミアン「いやね・・俺達も今フレッカーさんが思った様に見られているんじゃないかって・・現実を直視しただけっす・・」しょんげり
フレッカー「はっはっはっはっは。これは失礼した。次回は是非、メゼポルタのモデルキャットでも連れてこよう」
ダミアン「たのんますよ。にしても、みんな明日の結婚式を肴に、各々楽しんでいる様子っすね」
フレッカー「国政はこの際置いておくとして、陛下の結婚式が猫民の士気と忠誠心を高めることには違いない」
ダミアン「それで労働力を高め、経済効果を上げようって魂胆でしょ。反乱分子を浮き彫りにして、ギロチン台にかけるためにね」しょぱぁ~ん(首を斬られるジェスチャーをしてみせる)
フレッカー「少しの辛抱さ」ふかぁ~
ダミアン「・・・・・・・。従属してみせてるのは、未来を見据えているから・・っすか?」じー(真剣な眼差しで見つめる)
フレッカー「私は君を運び屋として雇っていた時から、その潜在的な才能に惚れ込んでいたんだ。堅気として、名ばかりの独裁国家が演じる短期政権に身を委ねるもいいが・・・君の本質はそこにはない。違うかな?」
ダミアン「・・・・・・・。あんた、何を考えているんだい?」
フレッカー「大したことじゃない。さっきも言ったろ?インフレの先にあるのは共産思想だ。そしてその異分子というマイノリティは、着々と形成されつつある。その今は小さきコミュニティを、来る未来のアソシエーションへと変貌させるには、偉大なる統率者が必要だ。私には君がそのフロントランナーとして有力な・・」
ダミアン「ちょっと待て待て!!話がデカ過ぎる!!あんたが何を勘違いしてるか知らないが、俺にそんな大役・・」
ロイ「・・・・ダミアン・・・」
ダミアン「??」
ロイ「・・君が僕に代わって、現場を指揮してくれるからこそ・・僕はラボにこもれるんだ・・・・ほんと・・感謝してるよ・・・」むにゃむにゃ
ダミアン「・・・・・・・」
フレッカー「見るものは見ている。彼のコカはどうやら「いい方」にキマったらしい」ふかぁ~
ダミアン「単なるワーカホリックの悪い寝言ですよ。俺はそんなんじゃ気を許さない」ふん
フレッカー「はっはっはっはっは。いいじゃないか。ひとまず明日はめでたい結婚式だ。今宵はそのマリッジブルーに酔いしれようじゃないか。おい!こっちに大ジョッキ追加だ!!」
ダミアン「まったく有権者ってのは・・・フレッカーさん、明日の式には参加を?」
フレッカー「無論。こう見えても私は出資者だ。ニャン=ジュスト宰相らと共に、神殿のバルコニーというVIPから高みの見物さ」
ダミアン「っかぁ~。いいっすねぇ~。花嫁の・・え~と・・なんつったっけ・・」
フレッカー「フラワー様だ」
ダミアン「そうそう。面識は?」
フレッカー「いや、ない。なんでも官僚から聞いた話しでは、神殿内でも限られた者だけしか、ご妃様には謁見出来ない「システム」になっている様だ」
ダミアン「・・・・・。仕組まれていると?」
フレッカー「鋭いな。その君の勘の良さに好感を抱く。いいか?今回の結婚式はあくまでも神殿内のネポティズム(縁故主義)を強化する為の第一プログラムにすぎない。王室の確立・・ひいては完全なる一党独裁の序曲に過ぎないんだよ」
ダミアン「ニャン=ジュスト公は陛下を、王室を傀儡に、その陰で国政を司る詭計のキングメーカーだと?」
フレッカー「それを公に暴き、誠のパウパッド・デモクラシーを築け。ダミアン・ギーユ」
ダミアン「・・・・・・・。仮にそうなったとして、共倒れするのはあなたも同じだ。それでもいいのか?」
フレッカー「言ったはずだ。私は領内の市民猫ではない、ただの出資者だ。神殿内で製造されているドスコカインはあくまでも、うちのレプリカだ。例え官僚共が私の名前を出そうとも、長年水没林で築きあげてきた、いち豪農としての表の顔がある。ギルドの中央捜査局ごとき、軽くあしらうことが出来ぬ様では、真のロビイストは務まらんよ」ふかぁ~
ダミアン「・・・・・・・。俺も命は惜しい。この話は俺の中だけで処理させてもらいますよ」ゴクッ(ジョッキを一気に飲み干す)
フレッカー「いい決断を待つとしよう」にこ
ロイ「はっ」ガバッ(思い出した様に目覚める)
フレッカー「お目覚めの様だ。気分はどうかね?」
ロイ「凄い発明を思いつきました・・・・頭の中から消滅してしまう前にデッサンしないと!!こうしちゃいられな~~~い!!」ダン(両手をついて立ち上がる)
ダッダッダッダッダッダッダッダ
(両手を上にあげて走り去る)
ダミアン「・・・・・・。あの人には政略も結婚式も、なんにも関係ないみたいっすね」
フレッカー「それもまた強さだろう。だが、その手の純真な信念は、脆く儚い。彼が潰れてしまわぬよう、サポートをしてやるんだな」
ダミアン「俺ばっかりに押し付けて・・・ちきしょ~!いつか俺だってあんた方を動かせる男になってやらぁ~!!おい!!俺にも追加で一杯!!特上でだ!!」
フレッカー「その意気だ。若さは実に素晴らしい。はっはっはっはっは」
ダミアン「おい!!オーダー聞いてんのか!?早くしろ~い!!」ぷんすか
バニーキャット「はいは~い今すぐ。もうやんなっちゃう。っと、お客様はお会計でしたよね?」
青猫「ああ。釣りはとっておいてくれ」
バニーキャット「まぁ♪ありがとう。あなた方、どこにコロニーの方?うちの常連さんじゃないみたいだけど」ちら
灰虎猫「最近出来た第四コロニーさ」
バニーキャット「あら。入国したばかりなの。そっか」
青猫「なぁ。明日の結婚式を見に行きたいんだが、やっぱり今日から場所を陣取っておかないと無理か?」
バニーキャット「だと思うわよ。神殿生活に憧れる王室マニアのメス猫は多いもの。でも前日からの場所どりは神殿から禁止令が出ているわ」
灰虎「警備上の問題かい?」
バニーキャット「そう。いくらお祝いしたいからって花見じゃないんだから、前日から神殿前で「外界」の猫にニャーニャーされちゃ、うるさくて警備どころじゃないっていうんでしょ」
青猫「そんなに厳重警備なのか?」
バニーキャット「そっか。領内に来たばかりだから知らないのね?神殿はたくさん警備兵で守られているわ。あたしの友達がセレブマニアでさ、ご妃様のお顔を拝見したくって、神殿を遠くから双眼鏡で見てたらしいんだけど、ひとつだけ「あやしげな」部屋があったんだって」
灰虎「へぇ。どんな?まさか拷問部屋とか?」
バニーキャット「あはははは。そんな冗談お偉いさんに聞かれたら、あなた本当にギロチン台にかけられちゃうわよ」
青猫「で、そのあやしげな部屋ってのは?」
バニーキャット「そうそう。小窓が鉄板で塞がれていて、中の様子が見えない様になっていたらしいの。絶対にそこが怪しいと思って、その子もずっと覗いてたらしいんだけど、警備兵に気づかれて威嚇射撃をくらったらしいわ。幸い命は別状はなかったけど、なにもそこまでやらなくたってねぇ~」
青虎「権威を象徴したいんだろ?如何にもニャン=ジュストのやりそうなことだ」
バニーキャット「ちょっとうちの店で事を起こす様な発言よしてよね
あたしだって、税金払うのに必至でここで働かせて貰ってるんだから」
青虎「肉球のスタンプでも出してみれば?ククッ」
バニーキャット「バカにして。領外の田舎猫じゃないんだから、そんなもの持っててもここでは通じないわよ」
灰虎「明日の公開結婚式では花嫁を見れるんだろ?」
バニーキャット「ええ。なんでも神殿前に花道のステージが設けられるって話しよ。そのヴァージンロードを猛豚様とご妃様が歩くそうよ。ああ羨ましいわぁ~♪あたしも一度はそんな華やかな披露宴をあげてみたい」
青猫「俺もだよ」
灰虎「・・・・・・・・・」
ワイワイにゃーにゃー
(演奏が終わり拍手喝采するお客猫達)
バニーキャット「いい演奏だったわね。あ、いけない。お客さん達、悪いけど立ち話はこれで・・・」ちら
・・・・・・・・・・・・・・・
(さっきまでそこに座っていた二人の姿はない)
バニーキャット「残念。結構イケてたのに」
ザッザッザッザッザッザッザッザッ・・・・
(月夜の下、暗がりの密林を突き進む青猫と灰虎猫)
影丸「よく耐えましたな。総帥」
鉄平「ああ。常日頃からドボルマスクを被ってるおかげで、自制心を保ち慣れてるからな」ザッザッザッザッ
影丸「先ほどのお言葉・・」
鉄平「ああ?」
影丸「総帥がヴァージョンロードを歩く時は、もちろんマスクはお脱ぎになられるのでしょう?」
鉄平「影丸・・・・」ぴた(立ち止まる)
影丸「真相を突き詰めましょう。そして必ず・・」
鉄平「今宵、フラワーを取り戻す!!」バッ(月夜を見上げる)
影丸「はい」
鉄平「例え難攻不落のニャー神殿であろうとも・・構わねぇか?」ちら
影丸「地獄の淵までオトモ致しましょう」にこ(笑顔で御意の姿勢をとる影)
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次回「あたちのモンハン日記」ザ・中継ぎ記事は~
5/14(木)0時更新 いつもの様になんにもやること決まってない
をお送り致します♪なんでもリアルカーブーがPSVのMHFをはじめたと報告してきましたまた稀なものを・・もとい、ついにカーブーが作者よりも先にMHFデビューを飾ったのです
PSVのMHFのシステムを全然知らないのですが、MHF狩人である読者の皆様がもしもどこかでカブ雄を見かけたら、いろいろ突っ込んであげてくださいな
そんだこんだで次回も読もう
凍土のマフィアことエヴァーウィンターナイツをご紹介♪
今回は永久凍土に拠点を置くエヴァーウィンターナイツをご紹介♪諸勢力も恐れ戦く凍土のマフィアの実態とは!?
~Permafrost、EverWinterNights~
★永久凍土:永久凍土というのはあたモンオリジナルフィールドです。その名が示すように新大陸のギルド認定狩猟フィールド凍土の奥地という設定になります。一年中吹き荒れるブリザードは、屈強なハンターの心身を凍てつかせ、凍土に棲息するモンスターでさえも大陸自然の脅威に怯え、近づかないといわれる極寒の地を拠点とするのがエヴァーウィンターナイツ(EWN)なのです。
☆EWN組織概要:構成員のほとんどは永久凍土に古くから土着する先住民で、通称「ツンドラマフィア」と呼ばれています。彼らは吹雪でも生き抜くサバイバル術に長けており、雪山での機動力にも優れ、常時、永久凍土の各エリアを警備しています。この優秀なウィンターソルジャー達を統率するのが、通称ノースツンドラの白い悪魔と呼ばれる知的生命体種の白兎獣、ヤンコフスキーです。その他にも戦力を決定的に底上げしている個々の力がEWNには存在します。それが知的生命体種の古龍達なのです。現在確認出来るだけでも鋼龍、幻獣、炎妃龍とおり、更にはギルドアサイラムから脱獄を図った霞龍もその傘下に加わったと思われます(「より激しく心を鼓動させなきゃね♪」の巻参照)また現段階のストーリーでは登場していませんが、獣人種も属しているようです。また彼らの結束力は固く、一人仲間が殺されればその異常数倍の報復が待っているといわれ、敵対勢力も迂闊に永久凍土の白い大地を踏むことは出来ないのです。そして何よりも暗黒街の猛者達が恐れるのは、この最強集団を統率するリーダー、デカダンスの守護女神こと、オクサーヌ・ヴァレノフなのです。
★オクサーヌ・ヴァレノフ(Oxanne Varenov)
公式設定の人物「白いドレスの少女」をあたモン内でオマージュ。美しい白銀の長い髪、右目が澄み切ったブルー、左目は神秘的な深遠の紫色をしたオッドアイの少女。彼女に関する詳しい来歴、人物データは現段階のストーリーでは明らかにされていません。どれも本人による名言ではなく、大陸に伝わる逸話がほとんどなのです。その中で最も信ぴょう性が高いと思われる情報を「初夏の贈り物/前編・後編」にて、ロックアラックのマスターが語っており、また彼女はUBUとも強い因果を持っているようです(「盗みは斬鉄漂う気まぐれな香り」~PART4)。現段階で判明しているのは、彼女はEWNの絶対的な統率者であり、ギルドという巨大なアソシエーションをも脅かす、極めてインテンシティの高い個の兵器的存在であるという共通認識が諸勢力にあるということです。彼女が今後のストーリー展開のキーマンであり、その来歴に関する確定情報もまた、今後明らかになっていきますので、その時に改めて登場人物紹介で記すことにしましょう。頑張れ作者。
☆EWNの資金源:主に凍土を中心とした兵器、鉱石(レアメタル含む)、独自の調合品及び錬金品の密売、密輸で資金を調達しています。いにしえ麻薬の密売も行っているようですが、その売買ルートは他フィールド勢力との密談で設けられたレギュレーションを守っているようです。その他にも強奪したゼニーをサザンゴッドでマネーロンダリングしていることも(「死人の流布」の巻参照)。おそらくEWNに資金援助している反ギルド体制組織も多くいると思われますが、ほとんどが敵対勢力壊滅の際、強奪した金品が元であると推測されます。
★ツンドラマフィアの装備品:ほとんどがウルク装備を好んで着ている様です(「盗みは斬鉄漂う気まぐれな香り」~PART3参照)。武器は狩猟兵器の改良品をはじめ、普通のランパートを使う部隊もいます。
☆オクサーヌの秘めたる力:初登場で披露した「モンスタートランスフォーム」こそが彼女のユニークスキルです(「デカダンスの守護女神の巻」参照)。そして彼女こそが伝説のドラゴン・ラスール(龍使徒)なのです。
★天然の要塞:永久凍土の雪山を城塞に見立てた籠城戦術こそ、EWNの最大の武器であり、諸勢力が簡単に侵攻出来ない要因の一つでもあります(「あれやこれや大変ね。新大陸って」の巻参照)。この天然の要塞という軍事施設を永久凍土内の各エリアに所持していることが、他フィールド勢力との決定的な軍事力の差を生み出しているのです。
☆拠点:これも現段階のストーリーでは明らかにされていませんが、ツンドラマフィアがいる以上、雪山内に立派なコロニーを形成していてもおかしくはないと思われます。またそこで兵器製造や炭鉱、独自の調合、錬金を行っているのでしょう。永久凍土というギルド未開拓(狭義にはハンターの侵入を許していないという意味)の天然資源が多く眠る地が拠点であることも、他勢力にはない強みなのです。
★オクサーヌ達の寝床:多分ですが前述した雪山の洞窟内に立派な御殿があるのでしょう。きっとそこで白いドレスの少女は炎妃龍のフサフサの鬣をベッドに夢見ているのです。たぶんヤンコフスキーは「外」で寝ているに違いありません・・。
とまだまだ謎の多しEWN!ひとつ断言出来るのは、オクサーヌ・ヴァレノフという種を超越した存在に、多くの者が心惹かれ、忠誠を誓っているということです。その証拠にUBUをしても「古龍種はみんな凍土に行ってしまう」と驚嘆させるほど、オクサーヌが放つ愛らしく、そして時に狂おしいチャームの効果は絶大なのでしょう。ホワイトギルド(ハンターズ)、ブラックギルド(暗黒商会)に匹敵する武力組織、それが凍てつく冬の聖戦士集団、EWNなのです!!ひと読みしたならポチっとな
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次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードは!!
5/16(土)0時更新 「マリッジブルーと恋泥棒/その三」の巻
をお送り致します♪バランとボニーの前に現れたディオマリアシスターズの本意とは!?果たして鉄平は無事にフラワーを救出することが出来るのでしょうか!?そんだこんだで次回も読もう丸まろう
ハイスピードで転がり回ろう
そして潔く華麗に自爆しよう
「マリッジブルーと恋泥棒/その三」の巻
~結婚式前夜、ニャー神殿内、謁見室....
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(豪壮に装飾された広い空間は閑散としており、小窓から差す月明かりがフロアを照らしている)
ニャン=ジュスト「以上が明日の段取りでございます。陛下」(玉座の前のレッドカーペットの上でひれ伏している)
猛豚「・・・・・・・・」(一転を見つめたまま、一際優雅な玉座に深く腰を下ろしている)
ニャン=ジュスト「尚、当日の警備に関しては・・」
猛豚「み、皆で祝え・・」
ニャン=ジュスト「??」
猛豚「お、王の婚礼とは、く、国の猫民全てに見守られた中で、ち、誓いをたてるもの・・・ち、朕は、す、すべての猫民を照らす威厳ある太陽となり、お、王妃は、ね、猫民を優しく包み込む月となろう・・」
ニャン=ジュスト「君主とは天命を定め、天下を治める唯一無二な者。その王道を陰で支える王妃は、今宵の艷麗たる月夜の様に広く、寛仁でなければなりません。明日は国にとって初めての祝事。猫民が安心して陛下と王妃様の姿を見られる様、努めるのも私の責務でございます。どうか婚礼式が終わるまで警備に立つことをお許し下さい」スッ・・(頭を垂れる)
猛豚「け、卿には見届けて欲しい・・・お、王妃もきっと喜ぶ」
ニャン=ジュスト「・・・・・・・。有難きお言葉、感謝致します。然らば私めは神殿のバルコニーから、招待者と共にお二人の晴れ姿を拝見させて頂きます」
猛豚「う、うむ・・・お、王妃の具合は、よ、良くなるのか?」
ニャン=ジュスト「勿論です。仮にも幾千もの候補者から陛下が選ばれた王妃様を、天が見捨てるわけがございませぬ。主治医も日に日に体調が良くなっていると申しております。ご自身の部屋に引きこもり、外部との接触を断っておられるのも、全ては万が一でも陛下に病を移してはなるまいという、王妃様の聡明なご厚意あればこそ。体調が完治すれば、すぐに陛下の下に参るとも仰っておりました。どうかご安心を」
猛豚「ち、朕は母親を知らぬ天涯孤独の身・・・あ、愛を知らぬ。お、大砂漠より救護されてきた、お、王妃を一目見て、ち、朕は、未だ知らぬ母の愛情をそこに見たのだ・・」スッ(天を見上げる)
ニャン=ジュスト「・・・・・(やはり今の陛下の支柱となっている思念は、天命への恭順・・・となれば、その先にあるのは・・・世継ぎか・・)」
猛豚「あ、明日の式が無事終われば・・お、王妃と共に過ごせる。そ、それは安らかな時間になるだろう・・」スッ(おそらくマスクの下で両目を閉じているのであろうと思われる)
ニャン=ジュスト「はい。今後、陛下が軍場に立つことはなく、国の象徴として、神殿での優美な暮らしをお過ごし頂ける様、尽力致します」
猛豚「い、戦は好まぬ。ち、朕は、く、国の次世を築いていく」ちら(小窓から差す月夜を見上げる)
ニャン=ジュスト「ハッ。軍務と政は全てお任せを」
猛豚「ち、朕は、け、卿だけが頼りだ。じ、自愛せよ。ニャ、ニャン=ジュスト」ちら
ニャン=ジュスト「くれぐれも。身に余るお言葉、光栄に存じます」
猛豚「ち、朕は天下の傀儡だ。そ、そして・・」
ニャン=ジュスト「??」
猛豚「お、王妃を護る矛と盾でもある」
ニャン=ジュスト「・・・・・・。陛下でしか成し得ぬ恩寵。このニャン=ジュスト、必ずや明日の婚礼式と共に、今後の忠誠を誓いましょう」
カツカツカツカツ・・・・
(月に照らされた回廊を歩く二人のメイド猫)
コニー「にゅううう。今日も素敵な月夜ですにゅ」(立ち止まり夜空を見上げるメイドアイルー)
千恵子「そうだねぇ~。この分じゃ、明日の結婚式は晴れそうだね」(ベテランメイドメラルー)
コニー「にゅにゅにゅにゅ。大忙しですにゅ♪でも、千恵子さんと一緒なら、ドジなあたしでもなんとか乗り切れそうな気がしますにゅ」
千恵子「あたしなんかがいなくても、あんたは十分立派にやってのけるさ。それよりも本当に感謝してるよ、コニー・ファウラー」
コニー「にゅにゅ?」
千恵子「だってそうだろう?あんたは王妃様専属の身支度係に任命されてすぐ、そのパートナーにあたしを選んでくれたんだからね。他にも優秀なメイド達がたくさん居るってのにさ」
コニー「にゅにゅにゅにゅ(首を振る)千恵子さんじゃなきゃダメだったんですにゅ。王妃様のお世話なんていう大任、あたし一人じゃとても心細くて・・・百戦錬磨の千恵子さんがいてくれれば安心して働けると思ったまでですにゅ」にこ
千恵子「こらぁ~。人を海千山千の山菜爺みたいに言いやがってぇ~。この」ちょん(肉球でコニーの額を軽く打つ)
コニー「にゅにゅにゅにゅ。あたし、一人っ子だったんですにゅ。だから頼り甲斐のある千恵子さんを、勝手におねえちゃんの様な存在だと思ってるんですにゅ」
千恵子「よしなよ。あたしなんざいいとこ、意地悪まま母がお似合いの性悪猫だよ?あんたみたいに純真な子猫ちゃんの姉だなんて、性に合わないよ」
コニー「迷惑ですにゅ?」キラキラキラキラ(潤々してる眼球)
千恵子「あ~もうちくしょう~!その逆だよ!あたしもあんたと働けて光栄だよ♪」ぎゅっ(抱きしめる)
コニー「にゅにゅにゅにゅ。嬉しいにゅ」むぎゅうう(千恵子の胸に顔面を押し潰されながらも微笑む)
千恵子「あんたのその罪深い天真爛漫な瞳に、旦那もやられちまったんだろうね」ちょん(肉球でコニーの額を押して離す)
コニー「にゅにゅ?」よれ
千恵子「ま、いいさ。それより旦那とは、まだ会ってないのかい?」
コニー「ふんにゅ・・」こくり
千恵子「あたしが工場に殴りこみにいってやろうか?こんな可愛らしい嫁を放っておいて武器兵器作りに明け暮れるなんて、あんたが許してもあたしが許さないよ!」ぷんすか
コニー「あわわわわきっと夫は、今大事な時期なんですにゅ。だから神殿にも来れないだけなんですにゅ・・」しょんげり・・
千恵子「じゃあ、あんたの方から会いに行ったらどうだい!?愛は時に勝ち得るものなんだよ!?のこのこ匍匐前進してるだけじゃ、幸せは掴めやしないよ!!」ぷんすか
コニー「あわわわわ今はあたしも王妃様のお世話でいつ何時、呼ばれるか分からないですにゅ。それに神殿内にいれば安心だと言ったのは千恵子さんですにゅ~」
千恵子「そりゃそうだけどさ・・外界に出たって今ほど賃金のいい仕事にはありつけないしね。なにしろ治安は断然こっちのが上。おまけに外の連中は血の気が多いからね。コロニーで一匹くらい野垂れ死んでても、お構いなしときたもんだ。人型の侵攻から身を守りたければ、国で働き重税を払う。そっか・・だからあんたの旦那は神殿内の仕事にあんたをつかせたんだね?」
コニー「ふんにゅ・・」こくり
千恵子「こんな可愛い奥さんを、強欲と暴挙に満ちた共同地区に置いておくのは危険だもんな」ちょん(コニーのおでこに肉球を当てる)
コニー「夫の夢が叶うなら・・我慢するにゅ」きゅむっ(左猫指にはめている、でっかい肉球の型をしたエメラルドグリーンの宝石が装飾された婚約指輪を握りしめる)
千恵子「健気だね。あたしはとっくの昔に戦争で旦那を亡くしちまったから、淡い思い出よりも、戦争を憎む気持ちの方が強くなっちまった。だからあたしみたいな若妻のガーディアンに需要があるってもんさ。平気だよ、コニー。あんたの旦那はそのうち、国を代表するお偉いさんになって、必ずあんたを迎えに来るさ」
コニー「千恵子さん・・・」
千恵子「フフフ」
コニー「・・・・・・・」にこり
??「チミたち、こんな所で無駄話ですかニャ」
コニー「!!」バッ(声のする柱の方を向く)
医者猫「今宵の王妃様の診断は終わったですニャ。早く花嫁部屋に行くことですニャ」(白衣を着た老白猫。髭がなんだかしょんぼりしている)
コニー「す、すみませんにゅ」ぺこり
医者猫「明日は大事な大事な結婚式ですニャ。くれぐれも・・・王妃様を刺激しない様に」
コニー「・・・・・・・」
千恵子「待ちなよ。刺激しない様にって、具体的にどういうことさ?あたし達の仕事を信用してないような言い方に聞こえるけど?」
コニー「ち、千恵子さん」
医者猫「簡単ニャ。所謂マリッジブルーってやつですニャ。いつも通り、余計な口は利かず、王妃様の身支度だけを済ますニャ」
てけてけてけてけ・・・
(猫背の後ろ姿を見せながら回廊奥へと消えていく)
コニー「・・・・・・・」
千恵子「気に入らないね。なんだい。偉そうに」
コニー「でも・・少しわかりますにゅ・・」
千恵子「そっか。あんたも前日はそうだったんだね?」
コニー「田舎の小さいチャペルでしたにゅ♪けど前の日はなんだか不安で・・明日は一生に一度の特別な日だっていう実感とは別に、意識はどこか別世界にいっている様な不思議な夜でしたにゅ・・」きゅむ(少し微笑みながら胸に手を当て感慨にふける)
千恵子「幸せな時間だったっていう証拠だよ」
コニー「王妃様もそうならいいけど・・・」
千恵子「いつもは病のせいか、うんともすんとも言わないからね。と言っても、さっきの主治医の言うとおり、こっちからは王妃様に話しかけないっていうのが、契約の条件のひとつだけど・・・少しはこっちに気を使ってくれたっていいと思うけど」
コニー「王妃様は昏睡状態から回復したばかりだと聞いていますにゅ。だからいつもお医者様のお薬が必要だって・・あたし達がいつも部屋に行くのはお医者様が王妃様を診られた後ですにゅ。きっとお薬の副作用でボーっとしてるんですにゅ」
千恵子「だいたいあの厳重警備な部屋がいけないよ。部屋の外では常時、警備兵が威圧を放って立ってるしさ、おまけに部屋の開き窓は中から鉄板を打ってあるんだよ?飛竜が火を吹いてくるわけでもあるまいし、少しやり過ぎだと思うけどね」
コニー「にゅううう・・お日様の光を浴びるのが一番お薬になるのに・・確かにやり過ぎな感じはしますにゅ。でも、それだけ国にとって大切な人だからこそ、厳重に警護する必要があるんですにゅ」
千恵子「かわいそうなもんだね。でもそんな体で明日の式はもつのかい?誓いを立てる前に倒れたりして」
コニー「あわわわわわなんて罰当たりなことを
」
千恵子「構わないよ。あたしはいつでも命を張って生きてるんだ。それくらいしか出来ないしね。気にいらなきゃ、ギロチンにでもかければいいさ。あんたも知ってんだろ?最近神殿内で見なくなったメイド達がいるって噂」
コニー「はいにゅ。神隠しになったって、もっぱらの噂ですにゅ。それと一緒に聞こえてくるのは、なんでも神殿の地下から、夜な夜な聞こえるという呻き声の話しですにゅ。消えてしまったメイド達は、その声の正体を突き止めようとして、帰らなくなったって・・・ひいいいいいいいい」ブルブルブル(自分で喋ってて怖くなってきた)
千恵子「とんだ子供だましだね。前にも言ったろ?官僚達のデートの誘いを断って、国から追放された猫がいるって話し。せいぜい今回も同じだろうよ。大方、金で買われたメス猫を地下で「調教」してんのさ。権力のあるやつが最終的に行き着く嗜好の極みだってんだろ?時代問わず、パラフィリアの限りを尽くした変態どもの終着地は、ペドフェリアかサディズムだろうよ。気持ち悪いったらありゃしないよ。せいぜいあんたも狙われない様に気をつけるんだね」
コニー「はいにゅ」
千恵子「さ、そんなことより、早いとこ王妃様の所に行こうか」ザッザッザッザッザッ
コニー「待ってくださいにゅ~」ててててて(両手をあげて追いかける)
ぴた(立ち止まる千恵子)
コニー「ふんにゅううう」ぼよん(千恵子のたくましい背中に顔面を埋める)
千恵子「静かに・・」しー
コニー「??」
千恵子「・・・・・・」そぉ~(窓際の方へ慎重に手を伸ばす)
コニー「・・・・・・」じー(千恵子の背中に隠れてそれを見守る)
千恵子「そらっ!!」シュッ(窓に向かって一気に手を伸ばす)
ブブブブブブブブ~
(慌てて夜空に向かって飛んで行く虫)
千恵子「くそぉ~!」ぴっ(指を弾く)
コニー「今のなんですにゅ?」
千恵子「猟虫だよ。この辺じゃ珍しいけどね」
コニー「猟虫・・・」
千恵子「知らないのかい?人型狩猟者の手伝いをする虫共さ。昔、故郷で猟虫を捕まえるバイトをやっててね。猟虫をたくさん捕まえちゃ、闇市に売りさばきに行ってたもんだよ」
コニー「よく分かりましたにゅ。あたし全然気づかなかったですにゅ」
千恵子「最近、よく見かける奴だね。耳を澄ますとさ、カナカナカナって聴こえるんだよ。下品な顔してたけど、新種かねぇ~」
コニー「神殿が気に入ってるのかにゅ・・?」ぼー(窓から見える夜空を見上げている)
千恵子「さぁね。それより行こう・・・・コニー?」ちら
コニー「月・・・」
千恵子「ん・・?」
コニー「王妃様にも見せてあげたいにゅ」
千恵子「・・・・・・・。さ、行くよ」
コニー「はいにゅ」
カツカツカツカツ・・・・・・
(頼りになる千恵子の後ろ姿を、夜空を少し気にしながら追いかけていくコニー・ファウラー)
「あたちのモンハン日記」
~Sanctuary of extinction~
~水没林フェイリンメイリン領外、とある密林地区....
バベーーン!!
ゾフィ「れろれろれろれろ」(木陰で腰を下ろしあぐらをかきながら、手持ちタイプのキャンディーを余すことなく舐めてる)
バラン「で、お前らが純平の依頼したサザンゴッドのトラブルシューターだってのは分かった」
ザベーーン!!
ユーリィ「・・・・・・・・・」(妹の横に女の子座りして慎ましく本を読んでいる。タイトルは「荒木が丘」)
ボニー「ちょっと!うちの轟竜が話してるんだ!本読むの・・やめなよ!!」
パチ~ん(猫お手でおねえちゃんの本を持つお手を叩いた)
ユーリィ「・・・あ・・」
ボサん(本が少し濡れ気味の芝生の上に落ちる)
ゾフィ「おい!!ユーリィに手ぇ出すんじゃねえ!!いくら可愛いオトモにゃんでも、頭かじるぞ!!」
ユーリィ「・・がじがじ・・」ぽす(本を拾い上げる)
ボニー「君たちが真面目じゃないからだろう!!君も何か言ってやりなよ、鉄平!!」
鉄平「確かに、純平はお前らにフラワーの捜索依頼をかけたんだよな?」
ゾフィ「何度も言ったろ。嘘は言ってねぇ~よぉ~だぁ~」ベロベロベロベロ
影丸「そしてその情報を売る為に、我々に接近した・・何故我らが薔薇十字軍だと?」
ユーリィ「・・・その鉢巻が・・それっぽかったから・・」スッ(指差す)
影丸「・・・・・・」(自身の頭に巻いてる鉢巻を見上げる)
ボニー「ふざけるのはおよしよ!!」ぺ~ん(ユーリィの指を猫お手で弾いた)
ゾフィ「だから手ぇ出すんじゃねぇよ!!クソビッチのオトモってのは、どいつもこいつも手癖がわりぃのか!?」ジャキーーン(テッセン(双剣)を抜き広げる)
ボニー「どうだか!!それより君は教養を学ぶべきだね!!」ジャキーーン(ネコ魔王剣を抜く)
むむむむ・・・(一触即発の事態で睨み合う豚耳女とシーフキャット)
鉄平「よせよ二人共。ここでお前らが斬り合っても何の得もねぇや」ふん
ゾフィ「鈴木って茶釜を穿いたネコにゃんは、クルセイダーズ所属だって聞いてたからな。水没林に不似合いな喋る轟竜が、ネコにゃんと仲良しこよしにいりゃ、そりゃユクモの連中しかいねえだろ?」ガション(呆れ気味にテッセンを納刀する)
鉄平「革命の成果がサザンゴッドの悪党にも聞こえてるのは、まぁいいことだ」
ゾフィ「その革命を率いた英雄ネコにゃんに、こんな所で会えるなんてな。しっかも行方不明のネコにゃんがフィアンセときたもんだ。聖人の道のりは人生苦難ってな。そうだろ?英雄ネコにゃん」
鉄平「うるせえやい」ぷい
ユーリィ「・・・ほら・・笑って・・・にらめっこしよ・・」いー(口元だけいーしてる)
ボニー「バカにして!なんだって純平は君たちなんかに依頼をしたんだか」ぷい
ゾフィ「フフフ・・・さてクイズです。なぜして鈴木という茶釜スカートを穿いたネコにゃんは、俺達に依頼をかけたのでしょう?」クックックックック
ボニー「君らがサザンゴッドで有名なトラブルシューターだからだろ?」
ゾフィ「残念。答えの語尾に「でしょう」が足りないでしょう」ブブー(バツサインをする)
ボニー「知らないよ、そんなの。それよりボクは君の頭の中身の構造を知りたいよ」ぷい
ゾフィ「しっしっしっしっし。じゃあ、もうひとつ。さっきまで俺達と一緒にいた、下品かつ、人様によだれを見せることでなぜだか優越感を感じ、パラフィリアを得ようとする、変態かつ実に気持ちの悪い、腐ったチョコレート色したビートル型の猟虫は何処に行ったのでしょう?」にやり
バラン「お?そういや、いねぇな」キョロキョロ
鉄平「偵察でしょう。どうだ?」
ゾフィ「すげぇ・・完璧だ・・!流石は革命を率いた英雄ネコにゃん・・!!」グッ(手に汗握る)
ボニー「おバカ言ってないで、何処に偵察に出したんだい?」
ユーリィ「・・にゃあ~(ネコみたいに鳴く)・・・・神殿」
鉄平「神殿は相当な厳重警備らしいからな・・」
影丸「流石に猟虫であれば、敵も疑りはしないだろう」う~む
ゾフィ「俺達はあのビートルを斥候に使って、この水没林にお前らの探してるネコにゃんがいるって情報を得たのさ。やるだろ?なぁ」つんつん(バランの腹をつんつんする)
バラン「あの猟虫、喋れんのか?」
ユーリィ「・・ぜんぜん・・」ブンブン(首を振る)
ゾフィ「俺はさっぱり分からねぇんだけどよ、ユーリィが「なんとなく」分かるんだと」
ボニー「へぇ~。君、虫語が分かるんだ」
ユーリィ「・・・・・・・・」つん(「無視」してる)
バラン「けどよ、フラワーの居場所なら俺らも知ってるからここにいるんだ。問題はどうやってその厳重警備の神殿に接近するかだろ?」
鉄平「たいした情報じゃなきゃ、悪いが俺たちだけでやらせて貰うぞ。時間が惜しいし、お前たちは人間だからな。フェイリンメイリン国の連中に存在を知れてみろ?即、ギロチン台行きになるぜ」
ゾフィ「まぁ待ちなって。直に現在の神殿の様子を見てきたビートルが戻ってくるからよ」
ユーリィ「・・策戦を練るには・・最新情報は必至・・・作戦会議はそこからでもいい・・」
鉄平「・・・・・・・・」
ブブブブブブブブ~
(月夜を背景に飛行してくる猟虫)
ゾフィ「ほれみろ、帰って来たぜ。報酬は俺達も欲しいからな。共同戦線といこうや」お~い(ブッチャービートルに手を振ってる)
バラン「どうする?鉄平」
鉄平「フラワーを助ける為なら、イバラの道も、悪党の情報もすべて使えるものは使い切ってやるぜ」パン(掌に拳を打つ)
ゾフィ「そうこなくっちゃ。エモーショナルだけじゃ人は救えねぇ」
ユーリィ「・・まだ・・夜は長い・・もん・・」
ボニー「少し心配だけど・・フラワーさんを助ける為だ。やってやろうじゃないのさ!」
バラン「そうと決まったら、今宵もお騒がせにいこうぜ!!」
お~(一同感極まる)
To Be Continuedランキング参加中だぜ!みんなの激アツ一票で応援してくれよな
次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードは~
5/18(月)0時更新 「マリッジブルーと恋泥棒/その四」の巻
をお送り致します♪今夏リリース予定のWin10なのですが、7&8からの無償アップグレードの期間は一年とのこと・・ちょっと様子みてからにしようかなと思ってたら、あっという間に一年経過なんてことも
うかうかしてられませんね
そんだこんだで次回も見て読もう
いい!?見てから読むんだよ!?ふふ。ばか
「マリッジブルーと恋泥棒/その四」の巻
~フェイリンメイリン国郊外...

タッタッタッタッタッタッタッタ・・
(月を背景に山道を駆けて行く、見るからに真面目そうな丸メガネをかけた、どこか田舎くさい雰囲気の痩せ型レモン猫)
ロイ「はぁ・・はぁ・・!早く・・工場に戻って・・今頭にあるものをデッサンしないと・・!!」タッタッタッタッ

うぷっ(何かが逆流してくるロイ)
ロイ「うっ

ぼげえええええええええ

(山道で豪快に吐き散らす)
ロイ「ぜえ・・ぜえ・・・もう二度と必要以上のアルコール摂取と、アルカロイドはやらないぞ・・・でも、確かに凄いイマジネーション増幅率だ・・・体調の不良なんてお構いなしに・・頭の中は冴えまくってる!!」ザッ

GOOOOOOOOO・・・
(上空より何かの飛翔音が聞こえてくる)
ロイ「この音は・・・飛竜!?」
ザッ

ロイ「はぁ・・はぁ・・・・」んぐ(口元を拭いながら慎重に夜空を確認する)
ビュウウウウウウウウン!!
(月明かりを逆光に、一瞬にして上空を通り過ぎて行く「明らかに」モンスターのシルエット)
ロイ「!?」
ビュオオオオオ・・・・・・・
(飛翔音は次第に遠くなって聞こえなくなる)
ロイ「はぁ・・はぁ・・・・」ザッ(ゆっくり木陰から姿を見せ、上空を眺める)
・・・・・・・・・・・・・・・
(夜空には再び静寂が戻っている)
ロイ「水没林に棲息する飛竜種か・・?色が黒かったけど・・野生の迅竜だろうか・・・でも領内には小型種すらいないはず・・・今では軍のおかげで、モンスターはおろか、ハンターも侵入していないはずだけど・・・一応、神殿の警備兵に報告をしたほうがいいかな・・・」
ひゅうううううう・・・・・
ロイ「はぁ~っくしょい!!って、そうだ!そんなことより早く工場に戻らないと!!野生の迅竜一頭如き、すぐに警備隊が気づいて撃退してくれるさ!」
ぐううううう・・・・・
(今度はお腹がなる)
ロイ「・・・・・さっきバーで食べた物はほとんど排出しちゃったしな・・

ぎゅるるるるる・・・・
ロイ「うるさい腹の虫め!!分かってるよ!!早く僕が偉くなって、神殿付近に一頭地を買って豪邸を建てればいいんだろ!?そしたら神殿で使用人として働くコニーを迎えに行って・・それこそ我が家にメイドとボディガードを雇ってやるんだ!!」
ぐうううう・・・・・・
(お腹をおさえる)
ロイ「コニー好みに設計したキッチンで、彼女は愛情たっぷりのコーヒーをいれる・・・それを日当たりの良いデスクに座りながら見守る僕・・・老獪な人型も、獰猛なモンスターもいない、平和と秩序が均衡した暮らしを、僕が設計した兵器の力で、自分の手で築きあげてやる!!」ダッ

ダッダッダッダッダッダッダッダ!!
(今度は力強く走って行くロイ。それを空から見守る月)
ロイ「待ってろぉ~コニー!!必ず君を・・・必ず君を幸せにしてやるからなぁ~!!」(汗と鼻汁、そして涙を垂れ流しながら、必至の形相で駆けて行くレモン猫)
「あたちのモンハン日記」
~Sanctuary of extinction~
ギュオオオオオオオオオオン!!
(静寂な月夜の上空を、ムササビの様に翼膜を伸ばし豪快に飛翔する漆黒の轟竜)

バラン「ヒョオオオオオオ!!久々の夜間飛行だぜぇえええ!!最高だろ!?幸運な月夜のチケットを手に入れたお三方よぉ!?」ビュオオオオオオオオ(その顔面もなんだか真っ黒である)

ゾフィ「バッキャロ~!!でけぇ咆哮で喋るんじゃねぇ!!いっくら高度が高いからって、下はもう敵領内なんだぞ!?」ビュオオオオオオ(背面だけは通常のオレンジ色である皮膚の上で片膝をつき、低空姿勢で腰を下ろしている。背中には何やら大きめな麻袋を背負っている)

鉄平「敵のネコ式火力兵器は優秀だ!!お前の大嫌いな雷や水を含んだ砲弾が飛んできたって知らねえからな!!」ビュオオオオオオオ(獣人種特有の匍匐前進スタイルで背中にしがみついている)

ボニー「そうだよ!ここまで来てギロチン台は嫌だからね!!」ビュオオオオオ(同じくハットをおさえながら匍匐前進スタイル)
バラン「安心しろぃ~!!フラワーを助けるまではドジは踏まねぇよ!!」ビュオオオオオオオ
鉄平「ああ・・頼むぜ」ビュオオオオオオ
ゾフィ「神殿が見えてきたぞ!!」ビュオオオオオオ(片膝をついて双眼鏡で下を見下ろしている)
バラン「おうよ!しっかりと見えてるぜ!雪山で遥か崖下のガウシカの群れも見逃さない、俺たちの視力を舐めるなよ!?」
鉄平「合図がくるまで神殿上を周回だ!!いいな!?絶対に見張りに気づかれるなよ!!」
バラン「任せな!!その為にこんなグレンみてぇなカラーに塗られてやったんだ!!迅竜と轟竜ってのはいつの時代も共に陸権の覇を争ってきた好敵手同士とはいえ、同族にこんな情けねえ姿を見られたら笑われちまう

ゾフィ「しっしっしっしっし。なにせ下から見た「内側」だけ真っ黒なんだもんな。ハンターにでも見つかりゃ、すぐに新種発見なんて慌ててギルドに報告しやがるぜ。連中の脳みそはそれしかねぇからな

ボニー「平気だよ。この辺りは山岳という高台はないしね。お空でぐるぐる回ってる分には、下から見れば夜空と同化して分かりっこないさ」
バラン「とんだ擬態を思いついたもんだよ、お前のねえちゃんは」
ユーリィ「しっしっしっしっし。ユーリィはそこいらのぼんくらハンターとはここがちげえのよ」つんつん(おつむを指差す)
鉄平「お喋りはそこまでだ。俺達も準備するぞ」
ゾフィ「あいよ」ザシュッ(背中に背負ってる麻袋を下ろす)
~一時間前・・水没林フェイリンメイリン領外、とある密林地区....


影丸「なんと!?神殿内の花嫁部屋に突入しようというのか!?」

ユーリィ「・・いう・・」(頭の上に下品な猟虫を乗せている)
ブッチャービートル「カナカナカナ・・」けちゃけちゃ(カブトムシ特有のげばげばした口っぽいあたりを開けたり閉めたりしてる)
ボニー「で、それとこれとどういう関係があるんだい?」べちゃべちゃ(でっかい葉っぱを刷毛代わりに、お座りしてるバランのお腹を黒色に塗ってる)
バラン「だいたいこれなんだよ?ちゃんと落ちるんだろうな」(文句言いながらちゃんと塗られてる)
ゾフィ「平気平気。ただの墨汁だよ」ぼちゃぼちゃぼちゃ(空き瓶たっぷりに入った墨汁をバランの腹に垂れ流していく)
鉄平「内側ばっかりに塗ってどうすんだ?」ぬりぬり(同じくでっかい葉っぱでバランのお腹周りに塗料を広げている)
ユーリィ「・・下から見て・・真っ黒に見えればいい・・」ふむふむ(手にして読んでいるのは「あら不思議☆大陸素材を使えば誰でも出来る特殊擬態方法~フェルナンド・ピサロ著」)
ボニー「下からって?」ぬりぬり
ユーリィ「・・飛ばす・・」
バラン「俺をか?確かに飛べるがよ」
ゾフィ「陸から見た部位を真っ黒に染めれば、夜空に同化して敵に気付かれねぇだろ?夜襲の基本よ」ぽ~い(殻になった空き瓶を投げ捨てる)
ボニー「あ、いけないんだ。そういうのが大陸汚染に繋がるんだよ?支給品箱から何でも取っちゃう貪欲ハンターが、結局持ち物いっぱいになって、空き瓶を真っ先に捨てるんだ。それと同じ環境破壊行為だ」ぷんすか

影丸「流石トラブルシューター。それで墨汁を持ち歩いているのか。実に用意周到だ。確かに我らも潜入工作を行う時、顔に墨を塗ることもある。それを飛竜に応用するとは・・」ふむぅ~
鉄平「感心してないで手伝ってくれよ。翼膜の裏を頼むぜ。で、まさかバランをフラワーのいる花嫁部屋に突入させようってわけじゃねぇだろうな?」
ユーリィ「・・・・・」ぴし(鉄平を指さす)
鉄平「俺?なるほど。俺がバランに乗って神殿上まで移動すれば・・・って、降下して部屋に突っ込めってうんじゃねぇだろうな!?」ぬりぬり
ボニー「そうだよ!何処が花嫁部屋か分からないし、都合よくそこに降下出来るわけないじゃないか!!ほんとにお馬鹿なシスターズだね!!」ぷんすか(怒りながら塗る。勢い余った墨汁がバランの目に入る)
ゾフィ「ノンノンノンノン」(実に腹立つ顔)
ユーリィ「・・その為に・・この子は毎夜・・偵察してきた・・」じー(頭の上の猟虫を見上げる)
ブッチャービートル「ケショケショケショケショ・・・」ペチョリ~ん(誇らしげによだれを垂らす)
ボニー「汚らしい。じゃあ君はフラワーのいる部屋を知ってるんだね?」ぬりぬり(ボニーに塗られて気持ち良さそうなバラン)
ブッチャービートル「カナ」こくり(立派な角を下げる)
ユーリィ「・・これからの時間・・花嫁部屋には・・ターゲットが独りでいることが多い・・らしい・・」
ブッチャービートル「カナ」こくり
鉄平「おいおい。不確かな情報なら勘弁だぜ?」ぬり~ん(坂上げ方式で思い切る)
ブッチャービートル「カナカナカナカナカナ。ケショケショケショケショ。カナケッショ、ケナショーン」
バラン「通訳頼むぜ」ぬりぬりぬりぬり(お座りしながら塗られてる)
ユーリィ「・・万が一・・誰か部屋に来るとしても・・メイドの猫・・それに・・医者猫・・らしい・・」
ブッチャービートル「カナ」こくり
鉄平「だから「らしい」をやめろっての。しかし医者とは・・まさかフラワーは怪我をしてるのか?」
ブッチャービートル「ゲ~ナゲナゲナ。ギ~ギ~ケナショーン」
バラン「またケナショーンだ。通訳しろ」
ユーリィ「・・怪我では・・ない様子・・・らしい・・」
鉄平「また「らしい」か。なんでだ?外から部屋は見れねぇのか?」
ブッチャービートル「ゲ~ゲ~!カナカナカナカナ、ギッギッギ、ブッブッブッブ、カナケッショ、クソーン」
ユーリィ「・・とんでもない・・窓は鉄板で塞がれてる為・・部屋は外からは見えない・・・すべては・・メイド達の会話から考察したこと・・なり・・」
鉄平「なりって・・ずいぶん細かい助動詞まで分かるんだな

影丸「或いは催眠にかけていることも予想出来ます」ぬりぬり
鉄平「催眠・・・そうか!確かニャン=ジュストの野郎は、猫伊賀の忍びを雇用していたな!?」
影丸「猫伊賀忍法「肉球脱魂変性術」という催眠術を聞いたことがあります。もしそれを使い、フラワー殿を・・」
ボニー「猛豚の花嫁になるように洗脳していたら・・・」
鉄平「クソ!!きたねぇ手を使いやがって!!」ブーーン

ゾフィ「となると、その医者猫ってのも怪しいな・・・ま、どっちにしても、俺と英雄ネコにゃんで部屋に突入さえしちまえば、すべては分かるってもんよ」
鉄平「お前も一緒に行くのか?」
ゾフィ「あたりめぇよ。優秀なボディガードは必要だろ?」
鉄平「優秀かどうかはさておき、脱出時にフラワーを抱えて逃げるにはちょうどいいか・・で、どうやって上空から部屋を確認すりゃいいんだ?」
ボニー「それに部屋は鉄で覆われてるんだろ?降下してもぶつかっちゃうじゃないか」
ユーリィ「・・それ・・心配ない・・」ちら(頭の上を見上げる)
ゾフィ「見せてやれよ、ブッチャー」
ブッチャービートル「ブッブ」バサバサバサバサバサ

ピタ

ボニー「なにをするんだい?」
ゾフィ「まぁいいから見てろよ」しっしっしっしっ

ブッチャービートル「カナカナカナカナ」ペチョリ~ん

ブッ

ボニー「やだ汚い

バラン「唾吐きが得意なのか?それなら「ユクモ唾吐き選手権」で目下連覇中の、うちのお嬢さん(UBU)だって負けてないぜ」
ゾフィ「普通じゃねぇんだよ。こいつのよだれは」
鉄平「??」
ジュワァアアアアアアアア・・

(よだれがかかった木の側面が溶解されていく)
鉄平「なんだぁ~!?」
影丸「そうか・・分泌液が強酸なのか!!」
ゾフィ「そういうこった。あいつの唾液は強力な溶解液なんだ」にやり
ショワワワワワ・・・・・・

(みるみるうちによだれが付着した面は溶けてしまう)
ゾフィ「あいつは肝心な猟虫としての属性値なんかは持ち合わせてねぇことから、ハンターの為に活躍することは出来ねぇ。けど、はなっからあいつには「サポート」なんていう後援の概念は必要ねぇんだ」
ボニー「え・・?」
ゾフィ「なぜなら、あいつ自身が凶器だからさ」
ブッチャービートル「ブキー

にゅうっ

ブッチャービートル「カナ」にやり(角を突き刺したまま一同を嘲笑いながら見る)
影丸「一体何をしようというのだ・・?」
ブッチャービートル「ブッ

ジョワワワワワ・・・・・・

ブッチャービートル「カナ!!」グン

ブッ

ジョワワワワワ・・・・・・

ブッチャービートル「ギ~!!」グン!!
ボニー「すごい・・木の中を溶かして、角で突き進んでいっちゃうよ!!」
ジョワワワワワ・・・・・・

(木に猟虫サイズの穴が開いて見える)
ゾフィ「今は木だからいいけどよ、さて、これが生き物・・例えるなら、おめぇだったらどうする?」ちら
バラン「たまんなくいてぇ・・・」あっけらかん
ゾフィ「だよな?おめぇらモンスターは皮膚や甲殻こそ、強度や硬度が高い連中もいるが、その「中身」まではそうじゃねぇ。生き物だからな。一度ブッチャーがよだれを付着させようものなら、例え黒鎧竜だろうが幻獣だろうが・・・内よりその機能を破壊されちまうんだ」
ブッチャービートル「カナ~!!」(木のかなり奥深くにいるらしい)
グラグラグラグラグラ・・・・
(木の上部分が大きく揺れる)
ブッチャービートル「カナカナカナ!!」ギュリ~~~~ン

ズポーーーーーーン

(入ってきた方向とは逆の方に飛び出してくるビートル)
影丸「おお!!貫通したぞ!!」
グラグラグラグラグラ・・・・
ボニー「木が倒れるよ!!」
バギャーーーーーーーーン

(穴を中心に真っ二つに割れ落ちる)
バラン「・・・・・・・・・・・」呆然
鉄平「すげぇ・・・・」
ブッチャービートル「カナカナカナカナ」ブブブブブブ(一同の下に飛んでくる)
ユーリィ「・・よしよし・・」ぴと(頭の上にとまる猟虫)
ゾフィ「こいつはとんでもねぇ肉愛好家でもあるんだ。その証拠にこの能力を使って、とある村の家畜をぜんぶ「内より」捕食しちまったこともあるそうだ。綺麗に皮だけ残してな。そこで村の連中がこいつを見て付けたあだ名が「ブッチャービートル」だったってわけよ」
ブッチャービートル「ブッブッブッブッブ」(誇らしげに笑ってるっぽい。おねえちゃんの頭の上で)
ボニー「でもそんな派手なことをしちゃったら、村の人だって黙っていなかったろう?」
ゾフィ「だからさ。人間に捕まっちまう前に、賢いこいつはもっと効率良く、餌にありつける場所に来たのさ」
影丸「なるほど・・・それで流れ着いたのがサザンゴッドだったというのだな?」
ブッチャービートル「ケショーン」
ユーリィ「・・らしい・・」
ゾフィ「とんでもねぇ「ボーリング嗜好」のビートルだよ。前の主人と覇竜狩りに出かけた時もよ、ソロ狩猟で苦戦してるダメ主人を見かねたブッチャーは、単騎で覇竜の体内に侵入して、脳みそ食っちまったらしい」
バラン「・・・・・・・」きょとーん
ゾフィ「うけるのがよ、その「討伐劇」をそのダメ主人、ディッキンソンっていうんだがよ、そいつが自分の手柄にしちまったってことだよ。もちろんそれ以来、ブッチャーはディッキンソンに対して不信感を抱いたのは言うまでもねぇやな。ま、そのディッキンソンも今は帰らぬ人になって、どういうわけかユーリィになついてるってわけよ」
ブッチャービートル「ケショーン」
ユーリィ「・・らしい・・」
ボニー「君も気をつけなよ。あの猟虫さんの悪口言うと・・中からぐりぐりって・・」にやぁ~
バラン「うん。とても素晴らしい猟虫だと思う。うん」
鉄平「じゃあ、こいつがその特技を活かして、フラワーのいる部屋の窓を溶かして穴を開けるっていうんだな?」
ゾフィ「そういうこった。鉄板くれぇなら屁でもねぇよ。な!?」
ブッチャービートル「カナ」ペチョリ~ん(ユーリィの頭に落ちないくらいによだれを垂らしてみせる)
ゾフィ「少しでも穴が広がりゃよ、後は俺達が上空から降下の勢いで、窓目掛けて突っ込めば・・ドカーンってね」パシーン

鉄平「多少、荒療治だが・・・確実にフラワーの下に行けるってわけか」
ボニー「でも猟虫さんが穴を開けたことをどうやってお空から確認するんだい?」
ユーリィ「・・小生が・・知らせる・・」
ゾフィ「神殿から遠くの森林でユーリィが待機する。その木の上から敵に気づかれない様に、デッドフリルパラソルのスコープで神殿を監視するのさ。その道中までの移動手順、そしてユーリィの護衛はあんたがやってくれ、忍びネコにゃん」
影丸「心得た」スッ(御意の姿勢)
ゾフィ「ブッチャーが窓に穴を開けたのを確認したら、月明かりを手鏡で反射して、空で飛空してる俺達に知らせるって寸法だ」
鉄平「結構ちゃんとしてんだな・・お前ら」
ゾフィ「ったりめぇよ!!でも驚くのはまだ早いでしょう

鉄平「??」
ゾフィ「さてクイズです。一体全体、俺様はどうやってこの轟竜から、神殿の、それもピンポイントの部屋に突入するのでしょうか?」にやりん
鉄平「どうやってって、決死覚悟で飛び降りるしかねぇだろ?」
ゾフィ「ノンノンノンノン」(実にむかつく顔)
鉄平「なんだよ?」
ゾフィ「これを使うからでしょう」にやりん

鉄平「??」
ビュオオオオオオオオオオ!!
(再び夜空を豪快に飛空する轟竜)
ゾフィ「これでしょう


鉄平「おいおい・・マジかよ・・そんなんで飛べるのか!?」ビュオオオオオオ
ボニー「そうだよ。だいたいそれ、何で出来るのさ?」ビュオオオオオオ
ゾフィ「迅竜素材ベースだ。関節部及び伸縮部はゴム質の皮でカバーってな♪」がさり(それを纏い始める)
ボニー「またあやしげなアイテムだね」
鉄平「サザンゴッドか?」
ゾフィ「キングチャチャブーのおやっさんがやってるブラックマーケットでな。犯罪の箱庭都市には何でもあるのよ」がさりごさり
ボニー「君が背中に鉄平をおんぶして飛ぶ・・ほんとに大丈夫かい?飛んだ経験は?」
ゾフィ「ねぇ

ボニー「ちょ、そんなんじゃ・・!」
ぴと(鉄平が止める)
鉄平「もとより危険は覚悟さ。それはこいつも同じだ。な?」
ゾフィ「報酬の為ならな♪」うにょーん(肘を曲げて関節部を確かめてる)
ボニー「報酬ってなんなのさ?」
ゾフィ「あんまん一年分」にやりん

鉄平「それって・・」
ゾフィ「ユクモあんまん協会(仮)ってところがスポンサーらしい。俺、一度食ってみたかったんだよなぁ~♪あ・ん・ま・ん♪」うにょーん(膝を曲げたりしてる)
ボニー「おバカ

To Be Continued



だこんだで次回の「あたちのモンハン日記」ザ・中継ぎ記事雄はぁ~!?
5/20(水)0時更新 なんも決まってない2015

をお送り致します♪すっかり季節は初夏あられ







そういえば百度贴吧であたモンが紹介されてました♪~あたちのぼやきコーナー~
暑くなり あんまんいよいよ おさらばか
どうぼ。あたモン道作者です台風一過であっちくなり、巷ではそろそろあんまん蒸し器の撤去作業が行われる頃でしょうか。最近ではコンビニのドーナツ商戦も目が離せないのではありますが、やはりあんまんがあらゆる食品店から姿を消してしまうのは毎年ながら「いただけない
」わけでして・・。いっそ気候変動キャンペーンの一環として「クールあんまん」なんてどうでしょう。クールビズだって最初は一般普及するなんてあまり思わなかったものです。アイスボックスにキンキン、チンチンに冷えたあんまんを真夏の街角で「ファサッ」とかじりつく。あらゆる属性、パラフィリア、性別を問わず、誰もが憧れるライフスタイルのあり方と独自のセックスアピールが出来ること間違いなしでしょう。は~い、バカなオープニングコラムはこれでおしまい
ちなみ冒頭のヤングポエム、最後の「おさらばか」の「ばか」は「馬鹿」ともかかっているんですえねぇ~。驚き
は~い
そんなわけで(どんなわけ?)で今日は久々作者のぼやきコーナーで~すドシーンドシーン
わっはっはっはっはっは
~百度贴吧であたモンが紹介されてました
そういえば先日、百度贴吧(tieba、「てぃえば」)であたモンが紹介されていましたMHOの星竜ちゃんについての記事が「まるまる」掲載されていたのでびっくし
「怪物猎人(中国でのモンスターハンターのタイトル♪覚えておこう☆)」のコーナーで日本人对星龙的看法(直訳で「星竜日本デビュー)という見出しで紹介されてました。といってもそこはダントツ驚愕最低おバカな作者
翻訳機を使って読むのが精一杯
肝心のコメントの内容なのですが、どうも「上手に翻訳して読めない
」っていう方に話題が傾いている印象でした(笑)冒頭から「あんまんポエム」を語っている様な、へんてこりんな修飾語だらけの当ブログを翻訳してまで読んで頂くなんて滅相もございません
ましてや当ブログメインのストーリーモードなんて尚更でしょう
出来れば読んで欲しいけど
何はともあれ、あたモンがイデオロギーや東西南北という国境を超え、中華デビューを果たしたのは誠に嬉しいわけでした
謝謝
は~い、次の話題
ここだけの話し、作者は目薬の箱が大好きでたまりません箱・・そうです。個人的には「ジャケ」と読んでる、四角くて、表面のビニールによって少し「てやてや」してるあの箱のことです。ドラッグストアで用もないのに目薬コーナーに行き、新パッケージのジャケを手に取り、一人にやにやしているのです
もちろんこの目に直接投与する液状のポーション自体が、作者にとって無くてはならない必至アイテムなのですが、つい価格や成分よりもむしろジャケで選考してしまうイケない癖があるのです。むしろ高額の目薬はダメな印象です。理由は至極簡単。だってジャケが「おじさんくさい」のばかりだからです
かつ、高額をいいことに、なんだか偉そうな「ジャケのイメージ」も・・。そういうのに限って、液体が入ってる容器も至ってシンプルな形状のものが多いのではないかと・・。シンプル・イズ・ベストこそが利便性において万能たるべき、と言わんばかりの傲慢な形・・・許せない・・!!特にお医者でくれる目薬のメディカル感満載の、なんなら「ふにゃふにゃ」した容器のダサイこと風の如し!!前にリアルカーブー(この現実世界のどこかに棲息するという本物のカーブー)のお家に遊びに行った時、きったねぇ机の上に(汚いは余計)よりによってこの「ふにゃふにゃ」の目薬が乗っていたのを見た作者は、カーブーの目の心配なんかよりも「あんた、こんなの使ってんの?」と実に冷えきった、蔑んだ目で詰問したことがあるくらい、メディカル目薬の容器に対して得体の知れない嫌悪感を抱くこともあります。しかも「ジャケなし」です。ジップロックの透明な袋か実にあやしげな処方箋袋に入ってるところも減点ポイント山の如し。どうせあやしげな処方箋袋に入れるなら、袋がはちきれんばかりに「たくさん詰まってる」とかじゃないと面白みと可愛らしさは得られないでしょう。話になりません
~あなたにとってのPOPなジャケとはなぁ~に?
どうです?このあやしい商品おすすめサイトみたいな見出し・・フリーのそれっぽい画像を適用すればもっと完璧になるのでしょうが今回は面倒なのでやめておきましょう。ククッさておき、人にはそれぞれ好みという衝動があります。読者の皆様は目薬を買うとき、ジャケのどこを気にしますか?おっと。ここで「おれorあたしは成分や価格で決めるから・・」という人は出てって下さい。ゲッラ~ウトひあ~、なぁ~う
おっと。ほんとに出て行ったらダメですよ。さみしいからね。ふふ。ばか
こんな感じで興奮し過ぎましたが、ここではあくまでも目薬の本質である成分や、購入する際、最も気になる消費者価格なんてどうでもいいとするのです。もう一度問います。あなたは目薬を買うとき、ジャケのどこを気にしますか?読者の皆様が突然の膨大な量の疑問を脳内で処理している間、作者の好みを述べるとしましょう。作者がまず気にかけるのは、ジャケの四隅です。尖っていれば尖っているほど美しいでしょう。そして「できれば」正方形であれば尚良しとします。最近ではジャケの上に、その目薬会社の広告塔であるタレントさんが書いてある銀色のシールが貼ってあるものも多いですが、そのシールの角度を含めたジャケ全体のバランスも重要です。そして何よりも重要なのは色です!ポップなカラーバリエーションで分類をされた日には相当迷ってしまいます。出来れば全種類、おうちに並べたい・・!そう強く思っている人も正直になれば少なくはないでしょう。世の中にはいろんな嗜好が存在します。作者はこのようにして、なんだかたくさん目薬が机の上にゴロゴロしています。かっこいいのが、そんなに持ってるのに出かけるとき、かなりの確率で忘れてしまうことでしょうか。ふふ。ばか
ここまでくればお分かりでしょう。作者にとって目薬のジャケは、CDのジャケ、コスメ品の箱、靴の箱、おもちゃの箱と同じくらい大事なのです!!amazonさんの箱もそうです。あの箱というコンテナリゼーションがあるからこそ現在のamazonさんの一般普及はあるのだと聞いたことがあります。だから目薬のジャケも大事なんです(強引にまとめに入る)むしろ成分なんて二の次!!あの四角いジャケの開け口に、ボスっ
と親指を突っ込む瞬間にこそパラフィリアが生まれるのです!!そこから出てくるのは、ちんまりとした透明袋にパックされた可愛い容器の目薬ちゃん・・こんなのや
こんなのも
これも定番
お気に入りはこれ
って、絵文字があるくらい「目薬マニア」は多いはずなのです!!正直になっていない、もしくわあまりにも「馴染んでいる」から気づいていないだけなんです!!花粉症の人、コンタクトの人、ドライアイの人、目がやたらとかい~人、目薬はもはやあなたの目そのものといってもいいでしょう!?ありのままにが「まだ」流行っているのならば、市民はご自身の目薬癒着度も認知するべきなのです。は~い、なんだか結局何が言いたかったのかわからない感じで今日もエンディングでぇ~す
再见再见♪
目薬もこの子みたいに吐けたらいいですね♪ふふ。ばか
百度贴吧に記事紹介をして頂いた方々にこの場を借りて感謝致します
またあたモンを紹介してもらえる様に励みますって、こんな内容で?ふふ。ほんと
ひと読みしたならポチっとな
皆さんの激アツ一票があたモンの原動力♪
次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはよっ!?奥さん!!
5/22(金)0時更新 「マリッジブルーと恋泥棒/その五」の巻
をお送り致します♪次回も読んで噛んでゴリゴリしてから飲み込もう
「マリッジブルーと恋泥棒/その五」の巻
~ニャー神殿、花嫁部屋....
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(広い部屋の中には豪華な化粧台と、一際威風を放つ、紫色の豪華なベールが特徴的な夜スタンドがそびえ立つキングベッドだけが置かれている。巨大なサイズ感のベッドカバーは純白で、その端っこに小さな紫毛の猫がちょこんと座っている。その前では何やらせかせかと身支度をする二人のメイド猫の姿も・・)
フラワー「・・・・・・・・・」ぼー(目は虚ろで遠くを見つめている)
コニー「王妃様、これでグルーミングはおしまいですにゅ」にこ(ふさふさなブラシを片手に持っている)
千恵子「こっちも終了よ。ご苦労様」(王妃の足元で爪切りを持って屈んでいる)
フラワー「・・・・・・・・・・」
コニー「・・・・・・・・」
千恵子「ブラシ、よこしな」キコキコキコ・・(たんまりとしたお化粧グッズやらを積んだワゴンを片手で引いいてくる)
コニー「・・・・・・・・」
フラワー「・・・・・・・・」
千恵子「コニぃ~~~」
コニー「あ、はいにゅすみません」スッ(ブラシを手渡す)
千恵子「まったく・・」ガシャリゴショリ
フラワー「・・・・・・・・・」
コニー「あ、あのぉ・・王妃様・・・」
千恵子「!!」(慌ててコニーの方を見る)
コニー「今日はとても月が綺麗ですにゅ。少し気分転換に夜風を浴びながら、拝見されてみては・・」ちら
・・・・・・・・・・・・・・・・・
(部屋にある唯一の小窓は内から鉄板で塞がれている)
フラワー「・・・・・・・・・・」
千恵子「ば、ばか!王妃様!大変失礼致しました!この子、身分をわきまえず余計な事を口走っちまって」ぺこり(慌ててコニーの横に並び、強引に頭を垂れさせる)
コニー「・・・・・・・・・」ちら(千恵子に頭をグイってされたまま、フラワーを覗き見る)
フラワー「・・・・・・・・・・」ぼー・・
コニー「・・・・・・・・」
千恵子「さ、行くよ。失礼致します」ぺこり
コニー「王妃様・・・」スッ(呆然と腰掛けるフラワーの前に片膝をついて座る)
フラワー「・・・・・・・・・」ちら(ようやくコニーの存在に気がついたかの様に虚ろな目で確認する)
千恵子「ば、ばか」あわわわわ
コニー「あたしも経験があるんですにゅ。結婚前夜って、なんだか不思議な時間ですよにゅ」にこ
フラワー「・・・・・・・・・」(瞬き一つせず目の前のコニーを見下ろす)
千恵子「・・・・・・・・・」(その様子を黙って静観し始める)
コニー「これからどんな夢を見るんだろう・・・眠ってしまえば今までと同じはずなのに、なぜだか寝るのが勿体無いっていうか・・・そうにゅ。きっと明日で何かが大きく変わってしまうんじゃないかって不安なんですにゅ・・」(少し微笑みながら下を向き、まるで独り事の様に呟く)
フラワー「・・・・・・・・・」
コニー「でも大丈夫ですにゅ。王妃様は今も、昔も、そしてこれからも素敵な王妃様のままですにゅ」にこ
フラワー「・・・・・・・・・」
コニー「・・・・・・・・・」(フラワーを見上げ、少しがっかりした顔を見せる)
フラワー「・・・っ・・・ぺい・・・・」ぼそ
コニー「??」
フラワー「・・・・・・・・・・・」
コニー「・・・・・・・・・・」
千恵子「・・・・・・・。さ、行くよ。コニー」スッ
コニー「はいにゅ・・・」スッ
ちら(王妃の方を振り返る)
フラワー「・・・・・・・・・・・」
コニー「・・・・・・・・・・」
ジョワワワワワワ・・・・
(部屋の中にあやしげな音が微かに聞こえてくる)
コニー「!?」バッ
千恵子「静かに・・・・・」きょろきょろ
ジョワワワワワ・・・・・
千恵子「窓からだ」スッ・・(音のする方に近づく)
コニー「・・・・・・・・」スッ・・(心配そうな面持ちで、窓の方を見ながら王妃を庇う様にその前に立つ)
ジョワワワワワ・・・・・
千恵子「・・・・・・・・・・」じー(窓の内側に打ち付けられている鉄板を凝視する)
ジョワ~~~~~~ン
(鉄板の上一部が溶け、小さな穴が開く)
千恵子「コニー。王妃様を頼むよ」スッ・・(窓を見ながら一歩後退する)
コニー「は、はいにゅ!!」バッ(王妃の横に座り、その肩を抱く)
シュウウウウウウ・・・・・
(鉄板に開いた穴が僅かに煙をたてる)
千恵子「・・・・・・・・」ごくり
コニー「・・・・・・・・」ぎゅっ(王妃の肩を掴む肉球に力が入る)
ぽこん(穴から顔を出してきたのは、ビートルタイプの下品な猟虫)
千恵子「はぁ?」
コニー「・・あれは・・さっきの・・・」
ブッチャービートル「カナカナカナカナ」きょろきょろ(部屋を確認する)
千恵子「今度こそ逃さないよぉおおおおお!!!!」びょーーーーーん(伸びてくるピンク色の肉球)
ブッチャービートル「ブキッ!?」
「あたちのモンハン日記」
~Sanctuary of extinction~
~ニャー神殿郊外、密林地区....
ガサリゴソリ・・(とある葉っぱがたくさん生い茂った巨木の枝が微かに揺れ動く)
ユーリィ「・・・・・・・・・・」じー(太い枝の上で上手にうつ伏せになり、デッドフリルパラソルのスコープを覗いている)
影丸「どうだ?猟虫は無事にフラワー殿のいる部屋に辿り着いたか?」ぶらんぶらん・・(ユーリィが乗ってる枝の下で両足をカニバサミにしてぶら下がっている。忍び猫っぽく)
ユーリィ「・・ばっちし・・そっちは・・?」じー
影丸「警備兵の気配は感じない。この辺りは一面水溜りだからな。モンスターも棲息していないから、連中もこのエリアは警備の範疇に入れていないのだろう」ぶらんぶらん
ユーリィ「・・猫は・・水嫌い・・」じー
影丸「体毛と皮膚が濡れるのを嫌がる習性なのだ。きっと祖先に関係していることだろう」ぶらんぶらん・・
ユーリィ「・・砂漠の猫は・・濡れたまま寝ると・・翌朝・・気化熱で体温を奪われ・・死んじゃう・・・って「大陸にゃんでも大図鑑☆旧大陸決定版」で読んだ・・」じー
影丸「ほぉ。勉強熱心だな。もっと多くの人間がそなたの様に、猫に関する知識をもっていれば、猛豚軍の様なマイノリティが生まれずに済むのだがな・・」ぶらんぶらん・・
ユーリィ「・・見識と良識は別物・・・けど、みんな本読め・・ホ~れほれ・・・・む・・!?」じー
影丸「どうした?」
ユーリィ「・・ブッチャー・・捕まった・・」じー
~花嫁部屋
千恵子「はっはっはっはっ!やっと捕まえたよ、迷子のビートルってね♪」ガシッ(がっちしと両手で掴まれてるブッチャービートル)
ブッチャービートル「ブキ~ブキ~」
影丸「なんと!?」
ユーリィ「・・穴小さいから・・あまり見えない・・けど・・ベテランメイド猫に・・鷲掴みにされてる模様・・」じー
影丸「いかんな・・・自力で脱出できそうか?」
ユーリィ「・・全身を・・ぎゅっ・・ってされてるから・・唾液を出せないんだと・・・思う・・」じー
影丸「まずいな・・・その穴からフラワー殿は見えるか?」
ユーリィ「・・紫色の毛の子・・と聞いているが・・・なにせ穴が小さいから・・」じー
コニー「すごいですにゅ♪さすが千恵子さん」ぱちぱちぱち
千恵子「しっかし驚いたねぇ~。まさか鉄を溶かして入ってくるなんてさ。あんた、噂の知的生命体種ってやつなのかい?」じー
ブッチャービートル「ブキッブキッ」(全身をぎゅってされてるから、むせてる様子だ)
コニー「そんなに力強く握ったら死んじゃうにゅ」
千恵子「甘いね。こっちは王妃様の命を狙ったスパイかなんかだと思って、一瞬肝を冷やしたんだ。それに大事な防護品にあんな穴開けちまって。あたしらが官僚どもに怒られちまうだろう。この」ぎゅう
ブッチャービートル「ブギィ~~~」
コニー「可哀想にゅ・・・王妃様?」パッ(横に座っていた王妃の姿がない)
千恵子「ん・・・?」ちら
フラワー「・・・・・・・・・」ふら・・(ゆっくりと小窓に近づく)
コニー「・・・・・・・・」
フラワー「・・・・・・・・・・」ちら
・・・・・・・・・・・・・・
(小窓を塞ぐ鉄板の小さな穴から、月明かりが差している)
フラワー「・・・・・・・・・」(まるで初めて見るような様子で月を見上げている)
コニー「王妃様・・・・・」
ユーリィ「・・ターゲット確認・・」じー
影丸「よし!!上空の轟竜殿に合図をするぞ!!」サッ(胸元から手鏡を出す)
てら・・てらてら・・
(上空に向けて月明かりを鏡で反射させる)
ゴオオオオオオオオオオオオ!!
(月をバックに夜空を周回する轟竜)
バラン「ん・・・・・」ビュオオオオオオオ
てら・・てらてら・・
(陸地の密林から微かな光がてらてらしている)
バラン「合図だぁあああ!!準備はいいかぁ!?」
ボニー「影丸から合図が来たよ!いいかい二人共!?」(バランの首に跨がり、後ろに向かって叫ぶ)
ゾフィ「おうよ!!やっと俺達の出番だな!!」バーーーン(迅竜のウイングスーツを纏い、背中には鉄平をおんぶしている)
鉄平「合図が来たってことはフラワーが居たっていう証拠・・・よし!!行こうぜ、豚耳女!!」
ボニー「気をつけるんだよ!!二人共!!」
ゾフィ「保証はねぇよ。なんせ初めてなんだからな」ビュオオオオオオ(少し冷や汗をかきながら上空より下を見下ろすその顔は少し笑っている)
鉄平「確か・・あの時もこんな月夜だったな・・」ビュオオオオオ・・・
ゾフィ「んあ?」
鉄平「プロポーズした時だ」
ゾフィ「・・・・・・・。今夜、それを再現する為に、これから下降するんだろ?」にや
鉄平「豚耳女・・・・よっしゃ!!こっちはいつでもいいぜ!!」
ゾフィ「マリッジブルーと恋泥棒ってな!!月下のスカイダイビングと洒落込もうぜ!!」
バッ
(轟竜の背中より飛ぶ。その後ろでは女神の様な月が見守っている)
バラン「お騒がせしてきやがれぇええええええ!!!!」ビュオオオオオオオオン・・(叱咤激励と共に夜空に消えていく)
ヒュウウウウウウウウウウン!!
(凄まじい速度で夜間降下していくウイングスーツを纏ったゾフィ。突風に負けじと必死に背中にしがみつく鉄平)
鉄平「(待ってろ・・フラワー!!必ず助けてやるからな!!)」ビュオオオオオオオ
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次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードは!!
5/24(日)0時更新 「マリッジブルーと恋泥棒/その五」の巻
をお送り致します♪次回も見てから読んでその後豪快にでんぐり返しをキメようお隣の敷地に入るくらいに。ふふ。ほんと
「マリッジブルーと恋泥棒/その六」の巻
ビュオオオオオオオオオオオ!!
(迅竜のウイングスーツを纏い、凄まじい速度で夜間降下していくゾフィ。突風に負けじと必死に背中にしがみつく鉄平)
鉄平「(待ってろ・・フラワー!!必ず助けてやるからな!!)」
ギュウウウウウウウウウウン!!
(真下の巨大ピラミッド型神殿に向かって一直線に降下していくゾフィ)
「あたちのモンハン日記」
~Sanctuary of extinction~
~花嫁部屋....
フラワー「・・・・・・・・・・」(小窓を塞ぐ鉄板に空いた小さな穴より差す月明かりを浴びながら、それを見上げている)
コニー「王妃様・・・」
千恵子「参ったね・・穴が空いちまったことを誰かに知らせるしかないようだ・・・こいつのせいでね」ぎゅう
(両手で握りしめてる猟虫をさらにぎゅっとする)
ブッチャービートル「ムギィ~~」
コニー「可哀想にゅけど・・なんでこの子、王妃様の部屋に・・・」
千恵子「そういやそうだね。外から窓ガラスと鉄板を溶かしでまで入る必要があった・・・何を企んでいるんだい!?この!!」ぎゅううう
ブッチャービートル「グゲェエエエエエエエ」
コニー「・・・・・・・・」ちら
フラワー「・・・・・・・・・・」(窓の内側より打ち付けられた鉄板に空いた穴から月明かりが差し、それを見上げる王妃にスポットライトを照らしている)
コニー「あたし、誰か呼んで来ますにゅ!」
千恵子「そうだね。さ、王妃様も危ないからそこから下がって・・」
フラワー「聞こえる・・・」
千恵子「え・・・(喋った・・)」
フラワー「鉄平の声」
「フラワァアアアアアアアアア!!!!」
コニー「誰かの声にゅ!!」
千恵子「って、まさか!?」ちら
ゾフィ「どけどけどけどけぇえええええええ!!!!!」ギュウウウウウウウン(こちらへ一直線に突っ込んでくる人型豚耳女の姿が穴から見える)
千恵子「いっ」
フラワー「・・・・・・・・・・」ぼー(それを見上げている)
ゾフィ「ダメだ!!衝突するぞ!!」ギュウウウウウウン
鉄平「突貫なら任せろって!!」バッ(ゾフィの肩にしがみつきながら、懐より小樽爆弾を取り出す)
ゾフィ「嘘だろ!?」ギュウウウウウウウン
鉄平「激突死よりかはマシだ!!」
ひょん(降下しながら爆弾を窓に向かって放った)
ゾフィ「俺は・・・いやだぁああああああああああ」ギュウウウウウウウン
(泣きながらそこに突っ込んでいく哀れな豚耳女)
カツカツカツカツ・・・・・・
(月に照らされた薄暗い回廊を突き進むニャン=ジュスト)
ニャン=ジュスト「・・・・・・・・・・」ザッザッザッザッザッ
・・・・・・・・・・・・
(目の前の柱の陰が気配を発している)
ニャン=ジュスト「ニャン蔵か」ザッ(柱の前で立ち止まる)
ニャン蔵「ハッ・・」ぬう・・(柱の陰よりひっそりと姿を見せるのは白衣を着たメラルーの医者猫)
ニャン=ジュスト「王妃の様子は?」
ニャン蔵「安定しています」
ニャン=ジュスト「そうか。現在は?」
ニャン蔵「従者二名が寝付けている頃かと」
ニャン=ジュスト「コニー・ファウラーとその知人の女中か・・・二人に変わった様子は?」
ニャン蔵「ありません。ことコニー・ファウラーに関しては実に献身的な姿勢を見せております」
ニャン=ジュスト「生真面目さは時に探究心を生み、そして真実を受け入れられない傾向にある。監視を怠るなよ」
ニャン蔵「ハッ。従者の主な仕事は着せ替えとグルーミング、それと食事の運搬くらい。それに王妃は何を問われても口を開かないよう、暗示をかけてあります。女中達は皆、王妃が病により衰弱しているのだと思っていることでしょう」
ニャン=ジュスト「貴殿の猫伊賀忍法、肉球脱魂変性術が功を奏している・・そう言いたいのか?」
ニャン蔵「・・・・・・」フッ
ニャン=ジュスト「明日は大勢の人前に出る。コントロール出来るか?」
ニャン蔵「式には私も同行します。ご安心を」
ニャン=ジュスト「今度は神父に扮装か・・・貴殿にしか出来ない特務だが・・なにせ一世一代の祝事だ。王妃に異変があれば国の信頼を失うと思え」
ニャン蔵「ハッ。余程の異例が起きない限り、想起致しません。問題があるとすれば、過重な抑制行為による身体疾患かと・・」
ニャン=ジュスト「陛下は世継ぎの事を気にかけておられる」
ニャン蔵「・・・・・・・・」
ニャン=ジュスト「今までは王妃の体調不良を理由に幽閉することが出来たが、明日の式が終わればそうもいかぬ」
ニャン蔵「薬の量を減らしてみては?」
ニャン=ジュスト「それこそ自律神経が復調し、想起する可能性が増すというもの。式が終了しても、こちらで正しい判断が出せぬうちは、今までどおり陛下と王妃は引き離しておくしかあるまいか・・」
ニャン蔵「陛下の王妃選択にここまで悩まされるとは・・予想外でしたな」
ニャン=ジュスト「はがゆいな。まさか陛下が自分の花嫁に、大砂漠より救助されてきたメス猫を選ぶとは・・我々も予想出来なかった。しかも救護室で目を覚ますなり大暴れし、こともあろうか自分はクルセイダーズの一員だと言う始末・・・あの時は貴殿も大変だったな」
ニャン蔵「取り押さえるのに一苦労しましたが、直ちに睡眠薬で眠らせることに成功しました」
ニャン=ジュスト「いっそ、その場面を陛下が見ていれば救いだったのかも知れぬが・・・陛下は天命に恭順の意を示す御方。敵味方の概念など、今のあの御方には無縁なのだ。だからこそ、この神殿を自身のアジール(聖域)として位置づけておられる」
ニャン蔵「過去の戦闘により、切り苛まされた自身の心を王妃が救済すると?」
ニャン=ジュスト「王妃に関して興味深いのは身元調査の結果だ。クルセイダーズの一員でありながら、一方ではローゼンクロイツに忠誠を誓う従者とも判明した。陛下がお気に召したこのじゃじゃ馬を、一体どう飼い慣らせという。手法は簡単に思いつくだろう」
ニャン蔵「・・・・・・・・」フフ・・
ドウーーーーーーーーン・・・・・
(僅かだが神殿内に衝撃音がこだまする)
ニャン=ジュスト「何事だ」
ニャン蔵「花嫁部屋からです」
ニャン=ジュスト「まさかな・・・見に行く必要がありそうだ」ザッ
~ニャー神殿郊外、密林地区....
影丸「二人は上手く侵入できたか?」ぶらんぶらん・・(ユーリィが乗ってる枝の下で両足をカニバサミにしてぶら下がっている。忍び猫っぽく)
ユーリィ「・・派手にした・・けど・・突き刺さったまま・・」じー(太い枝の上で上手にうつ伏せになり、デッドフリルパラソル改のスコープを覗いている)
影丸「??」
モワモワモワモワ・・・・・・・
(硝煙が立ち込める花嫁部屋の小窓は爆破され、大きく穴が空いている)
コニー「ゴホゴホッ・・・一体何があったにゅ・・・・王妃様は!?」きょろきょろ
千恵子「無事だよ」(部屋の隅で王妃の肩を抱いて立っている)
フラワー「・・・・・・・・・・」(一連の出来事にも動じず、ただ千恵子の胸に抱かれている)
コニー「良かったにゅ・・・」ほっ
千恵子「あいつには逃げられちまったようだけどね」
コニー「猟虫さん、逃げてしまったにゅ・・・」きょろきょろ
フラワー「・・・・・・・・・・」(呆然としながら粉砕したベッドの方を見ている)
コニー「・・・・・・・・」ちら(同じ方向を見る)
ゾフィ「・・・・・・・・・・・」(大破したキングベッドの木片の残骸に頭から綺麗に突き刺さっている)
鉄平「・・・・・・・・・・」(おそらくすっ飛んできたのであろう。壁に大の字になって張り付いたままである)
コニー「なんにゅ・・あれは」
フラワー「くす」
コニー「え・・・・」ちら
フラワー「・・・・・・・・・・」(その光景を微笑んで見ている)
コニー「王妃様が・・・笑ったにゅ・・」
ゾフィ「かぁ~~~!!いってぇええええ!!」ずぽーーーーん(頭を残骸から抜く)
コニー「あわわわわわわ・・・ひ、人型・・・」ブルブルブルブル
鉄平「あやしい・・もんじゃ・・ねぇ・・・・」ずるずるずるずる・・(壁からずり落ちる)
千恵子「あんた達!!なにもんだい!?」
ゾフィ「おっと。下手な真似すんじゃねぇぞ」バサッ(迅竜のウイングスーツを脱ぎ捨て、中からテッセン(双剣)を抜いて脅迫する)
千恵子「だから人型ってのは・・!」バッ(王妃を庇うように前に立つ)
鉄平「フラワー!!」
千恵子「王妃様に近寄るんじゃないよ!!」
鉄平「王妃・・・フラワー!!本当なのか!?」
フラワー「・・・・・・・・・・」(その目に生気は感じられない)
鉄平「フラワー!!」
コニー「大きい声を出さないで下さいにゅ!王妃様はお体が悪いんですにゅ!!」(怖じけながらも声を荒げる)
鉄平「なんだと・・・・」
フラワー「・・・・・・・・・・・・・」
ゾフィ「まずいな」ザッ(鉄平の横に立つ)
鉄平「フラワー!!何があったんだ!?」
フラワー「・・・・・・・・・・・・・」
ゾフィ「間違いねぇ。過度の瞳孔拡大。薬物によるオーバードースの症状だ」
鉄平「!!」
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次回「あたちのモンハン日記」ザ・中継ぎ記事は!?
5/26(火)0時更新 恐ろしくもなんにも決まってない
をお送り致します♪メディアで話題の迷路の映画(The Maze Runner)観ました♪原作が有名なので気になっていたのですが、日本では米より半年以上も遅い公開に...期待の?新参監督さんの絵作りは良くも悪くも癖のない、観やすい手法で作られており、演者含めティーン向け映画満載な内容でした。ハンガーゲームやトワイライトサーガが好きな方には「ちょうどいい」作品かもです。ここからはネタバレ。肝心の迷路なんですが「タイトルから連想するほどの期待感はない」です(笑)三部作で決定しているようなので、2以降に期待?BDでレンタルしてきて「何かをしながら見るのにちょうどいい作品」という印象が素直なところでしょうか。如何にCM(配給会社)の煽りに騙されてはいけないか、が勉強になる一品とも言えます(これに関しては日本の洋画に対するセールスの仕方が少なくとも10年前からなんにも進歩していないのも事実)。個人的にはウィル・ポールター(『ナルニア国物語/第3章: アスラン王と魔法の島』で竜に変えられてしまったあの子 )が少し大人になり、相変わらず憎たらしい役をそのまま?演じているのがGOOD彼のファンは是非にチェック
そんな感じで次回も読もう
転がりこもう
カーブー、メゼポルタに降臨☆あたちのメゼポルタ日記
ズゲーーーーーーーーン!!
メゼポルタの大地に降り立った、なんだかみすぼらしい狩人・・
そうなのです。先日ちょぼっとだけお伝えしましたが、リアルカーブー(この現実世界のどこかに棲息するという幻獣的人型雄男子)が、作者を差し置いて「勝手に」MHFをはじめたのですしかもPSVの。PSVといってもエールディヴィジの強豪、PSV(ペーエスフェー)アイントホーフェン(オランダのサッカークラブ)じゃあないですよ?念の為・・ククッ
なんで閑話休題
聞けばカーブー、なんでもPSV用のMHFを知人から頂いたとのこと。ほんならやるしかないと意気込んだカーブーは見事、作者の厳重な視線を掻い潜り、晴れて許可なしにメゼポルタデビューを果たしたのでした
それを聞いた作者は、先日カーブーのお家に見事「イン」して、PSV実機でのMHF狩猟を拝見することに。カーブーはまだはじめたばかりなのと、MHFをやってる友人が一人もいない所謂「ぼっち状態」なので、泣く泣く跳緋獣ゴゴモアと極龍ルコディオラ(一応古龍種)をぼっち狩猟してました。といってもそこはメゼポルタ狩猟。頼れるパートナー(NPCサポート狩人)やパートニャー(ナンバリングシリーズでいうところの「オトモ」)、更には謎のフライングワイバーン、ホルク(ガブラスみたいな飛竜種。詳細は公式設定においても謎の多い生物・・)を引き連れて、ぼっち狩猟でもなんだか賑やかに楽しめるハンティングシステムが搭載されているのですさすがは大都市・・!田舎(ユクモ)のハンターには眩しすぎる!?
とカーブーの気になるNPC紹介の前に、まずは作者と同じで「いつかはMHFデビューをすることは天命の導きにより定められているのだけれども、自分の生活背景を考えた上で果たしてどのプラットフォームでやるのが正解なのか今だ答えが見つからず、なんだか何年もMHFやらずじまい」というナンバリング&Pシリーズユーザーの疑問を少しでも解消出来ればと思い、以下のリンクを貼らさせて頂きます(千鳥さんの漫才、ポカリ川の言い方で)
★現在(2015/5/24)サーバーはPC、PS3、PSVは統合。つまり三機種の異なるプラットフォームのハンターさん達とひと狩りできちゃう「お得」な感じ!詳細はサーバー統合に関して(MHF-G公式サイト開発運営レポート)
http://cog-members.mhf-g.jp/support/report/138.html
★その他、利用環境、料金などの疑問はここで解消モンスターハンター大辞典 Wiki
はぁ~い、概要を覚えたらお次は作者がカーブーんちで見た、PSVハンティングの単純な感想を述べて述べて♪のべりまくろう
PSVでハントを考えてる人は必見!?そんなわけないでしょう
ご参考までに。あしからず。
★ポータブルシリーズの狩猟感覚で、ほぼノンストレス状態で起動出来、「お手軽に」狩猟出来るのはアプリゲーム同様、流行りな狩猟スタイルではあるかと。うんうん。
★画質、動作共にさすがにPC版には敵いませんが、どれもいざはじめてしまえば気にならない程度かと。パソコンに詳しくない方は断然PSV版がおすすめだと思います
★スクリーンショットももちろん撮れますブロガー、SNS中毒者には欠かせないスクショも感覚的にパシャっとな
出来ます!それをTwitterやFacebookにあげたり、PCとPSVをUSBで連結させてPC内にスクショをコピーすることも可能!オープニングの画像はこの手順でカーブーんちのPCから更にUSBフラッシュメモリにコピーしたものを作者のお家(イカしてる)に持ち帰ったものです。
★画像出力はソニーさんより発売されているPSVテレビで可能です。
詳細は「PSVテレビ」で検索検索♪(サイバーエージェントのヒロイン「椎名心実」さんのあのCMの言い方で)
★今回感じた狩猟に関する不都合は以下、ニ点のみ
①PSV実機のボタンが「ちっさい」からやり難い方もいるかも、です
②細かいチャットのやりとりは出来なさそう(チャット定型文はもちろん用意されています)MH4同様に、フレンドのみ、チャットだけPS3のアドホックでチャット専用ルームを作って楽しい会話を勤しむのもありですね♪アドパならルームにロックできるのでセキュリティ的にもGOOD秘密の夜会を楽しみましょう
★ええなぁ~と思うた点
①ポータブルシリーズ同様、みんなで集まって出来るのは「たまらない」
②ゴロゴロしながらのお手軽プレイはPC版にはない「まったり感」(PC版にない利点)
③前述通り、PSV版とPS3版はPCユーザーともサーバーが統合されているで、より多くのハンターと出逢えちゃう
③これはプラットフォーム関係なしにいえるのですが、今のカーブーみたいにフレンドが誰一人いなくても、最初のうちはNPCと賑やかに出来る=シングルが好きな人でも十分に楽しめる
とこんな感じです。PSV版はないわぁ~と「決めつけていた」作者でしたが、なにせコストのかかるPC版にも劣らない非常に優れた印象を受けたのは事実。ことポータブルシリーズをやっていた方はスムーズに実践出来ると思います。ここで総括
プラットフォームがなんだろうが、買ってしまえばやってしまうのが真のモンスターハンター
ということで、ここからはお待ちかね?カーブーの頼れるNPCのご紹介でぇ~す♪
でました!!亡霊アンジェリカ!!これは頼もしい限り♪当ブログストーリーモードファンには泣ける復活?でしょうか。
オトモもといパートニャーはもちろんニャーク君(正式名称はニャーク五号)♪カーブーには勿体無い実に頼れるサイドキックです
そして出ました。メゼポルタの英雄、グークです。しかも名前が・・。このキャラクターはいずれストーリーモードでも登場させようと思います(とは言うものの、現在進行中のストーリーがまだまだ終わらないので相当先送りになるかと)
はぁ~い。もう写真はおしまいこんな感じで今後も「あたちとメゼポルタ日記」を「まだやってない作者が客観的かつ勝手」にお送りしていきたいと思います♪中継ぎ記事のネタにもなるし
作者個人(あんまん女)のメゼポルタデビューはもうちょい先送りですかな・・今はストーリーモードを書いてる方が楽しいので(笑)
はぁ~い、そんなわけで今日もわんぱくエンディングでぇ~す
ゴッゴッゴッゴ・・ブッブッブ・・
(ザ・おしまい)ランキング参加中です♪皆様の「運搬心(うんぱんごころ)」溢れる一票で応援して下さいね
次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードは!?
5/28(木)0時更新 「マリッジブルーと恋泥棒/その七」の巻
をお送り致します♪作者は最近アドベンチャータイムにはまっていますあのディストピアポップな世界観とあのぶっ飛んだ脚本はそりゃ世界中見るわなぁ~と脱帽
次アキバにいったらジェイクのぬいぐるみを探しましょう
そんだら次回も読もう
見よう
恥ずかしがろう
「マリッジブルーと恋泥棒/その七」の巻
ダッダッダッダッダッダッダッ
(回廊を駆けるニャン=ジュストと医者猫。その背後には数名の警備猫(ザザミ装備)がアサルトボウガンを片手に追走していく)
ニャン=ジュスト「王妃が正気を取り戻したということはあるまいな?」ダッダッダッダッ
ニャン蔵「それはありません。王妃には毎日決まった時間に、水溶液化したドスコカインを静脈注射しています。中枢神経系を麻痺し、自生思考によって自我を封じ込める為です。その状態で私の暗示、肉球脱魂変性術をかけているのです。万が一にも暗示が解けたとしても、心身共に茫然自失、脳内は思考途絶となっている王妃が、自ら行動をすることは出来ませぬ」ダッダッダッダッ
ニャン=ジュスト「メイド達が何かを与えとは?」ダッダッダッダッ
ニャン蔵「ご心配なく。余計な成分を摂取させないように、食事も考えて提供させています。仮にメイド達が王妃の症状を回復させる特効薬を与えたとしても、記憶の復興がいいところ。肉体の再起動までは、普通の猫ならば考えられません」ダッダッダッダッ
ニャン=ジュスト「王妃の経歴を忘れるな」ダッダッダッダッ
ニャン蔵「・・・・・・・・・」ダッダッダッダッ
ニャン=ジュスト「警備兵!敵が侵入した恐れもある!!ぬかるでないぞ!!」
ザザミ警備猫「イーーーーーーーッ!!」(すっかりあれみたいな号令をあげるザザミ警備猫隊)
「あたちのモンハン日記」
~Sanctuary of extinction~
~ニャー神殿郊外、密林地区....
影丸「中の様子はどうだ?」ぶらんぶらん(ユーリィが乗ってる枝の下で両足をカニバサミにしてぶら下がっている。忍び猫っぽく)
ユーリィ「・・なにやら・・交渉中・・」じー(太い枝の上で上手にうつ伏せになり、デッドフリルパラソルのスコープを覗いている)
影丸「交渉中だと・・・フラワー殿を人質にでもとられているのか!?」ぷらんぷらん
ユーリィ「・・わからない・・けど、鉄平の兄貴が・・困っているのは事実・・」じー
フラワー「・・・・・・・・・・」ぼー
鉄平「フラワー・・・嘘だろ・・・俺が分からないのか!?」
ゾフィ「アルカロイド系・・或いはアンフェタミンを投与されている様だ」スッ(制御する様に鉄平の前に手を出す)
鉄平「てめぇら!!フラワーに何しやがったぁあああああ!!!!」パン(ゾフィの手を叩き前に出る)
千恵子「大きい声出すんじゃないよ!!それにフラワーって・・・」ちら
フラワー「・・・・・・・・・・」
ゾフィ「お前らが王妃と慕うそいつの名前さ。そんなことも知らねぇで世話してんのか?」ふうふう(鉄平に叩かれたお手をふうふうする)
千恵子「それは・・・・」
ゾフィ「その王妃様はこの英雄猫にゃんの婚約者なんだ。おめぇらも獣人種なら、名前だけは知ってんだろ?龍之鉄平っていう、新大陸に跋扈する種族差別を撲滅する為に立ち上がった一人のねこにゃんをな」
コニー「龍之・・・・」
千恵子「先の革命の英雄・・・それがあんただってのかい・・?」
鉄平「英雄かどうかは知らねぇが、この国を創った猛豚も、ニャン=ジュストも、元は同じ聖猫騎士団の一員だった。俺は連中のやろうとしてることを無理に止めようとは思わねぇ。だが、俺の守るものに手を出したのなら黙っちゃいえねぇ!!それが俺の実践哲学だ!!」
千恵子「ユクモの・・・龍之鉄平・・・・」
コニー「それが本当なら、どうして陛下は・・猛豚様はあなたのフィアンセを・・」ちら
フラワー「・・・・・・・・・・・・」
ゾフィ「その真相を知るために、そしてそいつを助ける為に俺たちはここに来たんだ。本来ならお前たちにクイズを出して答えさせてやってもいいんだが、あまり時間がねぇ。さぁ、その「女」をこっちに渡しな」
コニー「・・・・・(この人・・・私達(獣人種)を人型と同じ女性としてみてる・・)」
鉄平「どけ。同族に、ましてや女に手荒な真似はしたくねぇ」
千恵子「あんたらの事情が本当かどうかは知ったこっちゃないね。こっちにも守らなきゃいけない道理ってもんがあるんだ」ザッ(王妃の前に立つ)
鉄平「そうか・・ニャン=ジュストのやつがこえーんだな?」
千恵子「・・・・・・・・・・」
コニー「・・・・・・・・・」スッ(目をそらす)
鉄平「だったらおめぇらも来い。ユクモは種を問わず受け入れる」スッ(手を差し出す)
千恵子「あ、あんたバカかい!?いきなり空から現れた、得体も知れない連中に付いていくとでも思ってるのかい!?」
鉄平「分かってくれ!!時間がねぇんだよ!!」
コニー「・・・・・(この人・・嘘をついているようには見えないにゅ・・)」
ゾフィ「お~お~。マジでやばくなってきた。下はすっかり警備兵で埋め尽くされてるぜ。こっちに上がってくるのも時間の問題だ」(空いた壁の穴から地上を見下ろしている)
鉄平「頼む!!俺を信じてくれ!!フラワーを返してくれ!!」
千恵子「・・・・・・・・・・・」
コニー「・・・・・・・・・・・」
バーーーーーーーーーーーーン
(部屋のドアが大きく蹴破られる)
鉄平「!!」バッ(構える)
ニャン=ジュスト「これはこれは・・まさかのゲストが来訪されていたとは・・・久しぶりですな。龍之総帥・・いや、今はユクモのいちオトモ・・と呼んだ方がいいですかな?」
鉄平「ニャン=ジュスト・・・・!!」
医者猫「・・・・・・・・・」スッ(後ろに立ち並ぶザザミ警備猫に手で合図する)
ザザミ警備猫「イーーー・・・・・」スチャ(一斉にボウガンを構える)
ゾフィ「うお!?なんだそのアメザリ装備みてぇな格好したネコにゃんは!?すっげぇ~へんてこりんで可愛いじゃんかよ!!なぁ!!一人俺にくんねぇか!?」キュピーん
ユーリィ「・・小生ら・・双子姉妹の悪い癖・・」じー
影丸「どうした?」シュトッ(俯せてるユーリィの背中に乗っかる)
ユーリィ「・・かわいいものを・・欲しがる偏愛嗜好・・」じー
影丸「??」
ユーリィ「・・援護の準備・・空にも知らせて・・」ガション(デッドフリルパラソルをリロードする)
影丸「敵の警備兵に見つかったのか・・・ええい!!」スッ(懐から手鏡を出す)
鉄平「ニャン=ジュスト・・・・てめぇフラワーに何をしやがったぁあああああ!!」
ゾフィ「やべぇな・・」ちら(壁に空いた穴の前で片膝をつき、下を眺める)
・・・・ザッザッ・・・ザッザッ・・・・・・
(ピラミッド型の神殿の外壁を警備猫達(セルタスネコやザザミネコが中心)がよじ登ってくる)
ニャン=ジュスト「何をしたですと?我々は王妃様の未来を考え、再生を図ったまでです」
鉄平「薬漬けにすることが再生だと!?ふざけるな!!」
ニャン=ジュスト「三種共存などという、空想的民主主義の虚構的盟約に、何の根拠と価値があるというのです。我々は実存主義者です。故に王妃様を夢の世界に置いておくことは出来ないと判断し、記憶を封じ込めることにしたのです」
コニー「そんな・・・・」
鉄平「屁理屈はもういいぜ、ニャン=ジュスト!!てめぇのやろうとしてることは、ただのインモラルに過ぎねぇ!!つまり、お前の描く猫族の未来なんぞ、ロベスニャエールのそれに到底及ばねぇってことだ!!」
ニャン=ジュスト「あの方こそ、ただの理想論者。血で血を争う種族浄化の残虐性をさほど理解せず、むやみに猫族に武器を持たせ紛争の駒に使ったのは、あなた方なのですよ?龍之鉄平」
鉄平「それに関しちゃ否定はしねぇ。だが革命が齎した成果は確かにあった。新大陸に三種共存ありという新しい通念と概念を、全大陸市民に植え付けることが出来たんだからな。そしておめぇらの様な、革命の亡霊を弔ってやるのも俺たちの、クルセイダーズの責務だ!!」
千恵子「・・・・・・(この龍之っていう猫から感じる信念と強さは、今まで見てきた同族とは少し違う・・)」
ニャン=ジュスト「インモラル?ゴースト?それこそ偏見だという。我々は人型の眷属と化した同族を大陸に解き放つ為、立ち上がった。世界各地よりこの水没林に募った猫達は皆、人型やモンスターの迫害から逃れて来た者ばかり。その憤りの集合体こそがこのフェイリンメイリン国そのものであり、来るべき猫族の手による大陸運営への第一歩となるのだ!!」
鉄平「ならば俺達ユクモクルセイダーズは、お前たち独裁国家の横行を止めてみせる大陸の盾となってやらぁあああああ!!!!」バッ(両手で懐から小樽爆弾を取り出す)
ニャン=ジュスト「ほざけ龍之。愛する者と心中するのが貴様の信念か?」スッ・・(警備兵に合図をする。再度鉄平に向かって照準を合わせるザザミ猫達)
千恵子「・・・・・・・」スッ・・(冷静に状況を判断しながら背後の王妃とコニーを庇うように前に立つ)
コニー「ふにゅうう・・・・」(涙目で王妃の肩を抱き身を寄せる)
鉄平「安心しろよ。心中?革命時、ロベスニャエールの下で秘書官を務めていたお前とは大して口を利いてやれなかったな。だからお前は俺のことをよく知らねぇ」にや
ニャン=ジュスト「未成熟で自制心に欠けた衝動的な猫。そう見ているが?」フッ
ニャン蔵「いけません。今挑発しては王妃様のお命が・・」
鉄平「やっぱりな。その声、エリア・オブ・ラスの会場で遭遇した忍びか。そうか・・てめぇが医者に扮装して、フラワーをヤク漬けにし、更に余計な暗示をかけて洗脳していたんだな?あの時てめぇに奪われた掛け金は倍にして返してもらうぜ」
ニャン蔵「生憎、今は持ち合わせがない」スッ(警備兵に合図をする)
ザザミ警備猫「イーーー・・・!」ザッ(ボウガンを一斉に構えたまま一歩前身する)
鉄平「上等だぜ。革命の兄弟達よ」ギュッ(小樽爆弾を持つ両手に力が入る)
ニャン=ジュスト「・・・・・・・・・・・・」
ザザミ警備「イーーーーー・・!」ザッ
鉄平「・・・・・・・・・・・・」ギュッ
ゾフィ「・・・・・・・・・・」チャッ(壁穴の脇でテッセンを構え、下から這い上がってくる警備兵を警戒している)
千恵子「冗談じゃないよ・・兄弟喧嘩ならよそでやってくんな!」(両目を閉じ訴えながら、コニーと王妃を包むように抱きかかえる)
コニー「そうにゅ!争い事は王妃様の前ではいけないにゅ!!」ぎゅっ(呆然と立ち尽くす王妃を抱きしめる)
フラワー「・・・・・っ・・・ぺい・・・」ぼそ
コニー「え・・・(そうか・・さっき小声で呟いたのも、龍之さんの名前を言っていたんだ・・潜在意識が必死に抵抗しようとしているんだにゅ・・!)」
鉄平「分かってるよ、フラワー。今はその時じゃねぇってな」
コニー「・・・・・・・・・・」ちら(王妃の顔を見る)
フラワー「・・・・・・・・・・・」(不思議に心なしか微笑んでいる様に見える)
コニー「二人の・・・絆・・・・・」
ゾフィ「来るぞ!」(夜空を見上げている)
ニャン=ジュスト「!?」
鉄平「って、ことであばよ!!兄弟!!」バッ(小樽爆弾を掲げる)
ザザミ警備猫「イーーーーッ!!」スチャッ
鉄平「明日の結婚式!!楽しみにしてるぜぇえええええ!!」ブン(両手の小樽爆弾を下に叩きつける)
ニャン蔵「しまった!!あれは・・・・」
カッ
(部屋は一瞬にして閃光に包まれる)
ザザミ警備猫「イイイイイイイイイイ!!」(両目を潰され一斉にたじろぐ)
ニャン=ジュスト「閃光爆弾・・・ええい!!」(突き刺す様な光の中、顔を手で覆っている)
千恵子「大丈夫だよ!!大丈夫だ!!」(王妃とコニーを抱く)
コニー「ふにゅうううううう!!」だきっ(王妃を強く抱きしめる)
フラワー「・・・・・・・・・・・」
コニー「・・・・・・・・・・」
千恵子「・・・・・・・・・・」
コニー「あ・・・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・
(閃光がおさまった部屋の中には鉄平とゾフィの姿はない)
ザザミ警備猫「イ~~~~~~!?」きょろきょろ
ニャン蔵「外だ!!」
バッ(壁穴にひとっ飛びする)
ニャン蔵「・・・・・・・・・!!」クッ(夜空を見上げる)
ビュオオオオオオオオオオオオオ!!
(月を背景に急上昇していく轟竜の後ろ姿)
ニャン蔵「!!」
バラン「お騒がせしたなぁああああああ!!」ビュオオオオオオン
ボニー「こ~こまで、お~いでぇ~♪」べろべろべぇ~(轟竜の首の上に跨がり後ろに向かってべろべろばーする)
鉄平&ゾフィ「♪♪」(轟竜の背中の上でこちらに向かって中指を突き立てる二人)
ニャン蔵「撃ち殺せぇええええええええ!!!!」
ザザミ警備猫「イーーーーーーー!!」スチャ(壁穴より上空に向かってボウガンを構える)
ズゴーーーーーーーーーーーン!!
(一瞬にして後方に吹っ飛ぶザザミ猫)
ニャン蔵「!?」バッ(吹っ飛んだ警備兵を見る)
ザザミ警備猫「・・・・・・・・・・・・」(壁にもたれるその鎧の腹部には両手サイズほどの徹甲榴弾が突き刺さっている)
ニャン蔵「あれは・・・」
ニャン=ジュスト「狙撃手(スナイパー)だ!!王妃を守れ!!」バッ
影丸「バラン殿は無事に総帥を拾ったか!?」
ユーリィ「・・ピカった瞬間に・・窓際に降下して・・大成功・・だもん」ズキューーーーーン(俯せたまま背中に影丸を乗せ、デッドフリルパラソルで遠い目標に向かってシュートする逞しいおねえちゃん)
ザザミ警備猫「イ~~~」ズゴーーーーーーン
(腹部に榴弾がヒットし後方にすっ飛ぶ)
ニャン=ジュスト「ええい!!撤退するぞ!!」バッ(コニー達を部屋から促しドアの外に出る)
影丸「榴弾で平気なのか!?フラワー殿に被害は!?」
ユーリィ「・・今のは空弾・・こっからが本番・・」ガショーン(傘の柄の部分に開いた穴に新しい弾薬を装填して叩く。その時間僅か1.3秒)
影丸「お見事」
ユーリィ「・・ファイヤー・・」ズゴーーーーーン(実にやる気のない顔で発砲する)
ヒョウウウウウウンンンンン!!
(密林を抜け、一直線に神殿へと飛翔する榴弾)
セルタス猫「イッ!?」(花嫁部屋の壁穴に向かってピラミッド型の神殿をよじ登ってる警備兵達が榴弾の飛翔音に気づき一斉に空を見上げる)
セルタス猫「イ~~~~~」ぴょーんぴょーん
(慌てて下に向かって飛ぶあやしげな格好をした猫達)
ドガアアアアアアアアアアアン!!
ユーリィ「・・大陸世界遺産・・大炎上・・の巻」スチャ(パラソルを担ぎ枝の上に立ち上がる)
ブブブブブブブブ・・・・
(密林の中、慌てて飛んでくるビートル型の猟虫)
ブッチャービートル「ブキィ~!ブキィ~!」ブブブブブブ(血相変えて飛んでくる)
ユーリィ「・・お帰り・・」ぽすん(帽子の上に乗っかる猟虫)
ブッチャービートル「ブキ~!!カナカナカナ!!ケショーン」(なにやら怒ってる)
ユーリィ「・・はいはい・・危なかったねぇ・・頑張ったねぇ・・って愚痴はあと」バサッ(パラソルを広げる)
影丸「よし、我々も撤退しよう!!」びょ~ん(ユーリィの背中に飛び移る)
ユーリィ「・・良い子は真似・・しないように・・」バッ(頭に猟虫、背中に猫を乗せ、枝から飛び降りる)
ひゅおおおおおん・・・ゆらゆら・・ゆらゆら・・
(高い枝の上からパラソルを広げ優雅に密林の中へと浮遊して消えていく一行)
ギュオオオオオオオオオン!!
(月を背景に夜空を舞う轟竜)
バラン「本当にあきらめて良かったのか!?ええ!!鉄平!!」ビュオオオオオオン
ボニー「そうだよ!強引にでも連れてきちゃえば良かったじゃないか!!」
鉄平「うるせえ!向こうにも事情があるんだよ!!」ぷい(背中の上であぐらをかいてそっぽを向く)
ボニー「??」
ゾフィ「おめぇ・・あのメイド達のこと考えて、無理に「王妃」をさらわなかったっていうのか?」
鉄平「・・・・・・・」ぷん(ゾフィ達に背を向けたままあぐらをかいている)
ゾフィ「あの場面で王妃を連れ去れば、あのメイド達の過失になり、ギロチン台は免れない・・・大した器量だな」
鉄平「俺じゃねぇ」
ゾフィ「んあ・・?」
鉄平「フラワーの意志を感じたまでだ」ビュオオオオオ・・・・
ゾフィ「・・・・・・・」
鉄平「チャンスは明日もある。どうせなら花嫁衣装のフラワーを連れ去る方が、よりドラマチックだろ?」くる(振り返る)
ゾフィ「・・・・・。強さを見せるのは、その上っ面のマスクだけにしておきな」
だきっ(そっと強がる鉄平を抱いてやるゾフィ)
鉄平「豚耳女・・・・・・」
ゾフィ「お前がなんでその面を被ることを選択したか・・よく分かるぜ」ぽん(ドボルヘルムのおつむに優しく手を置く)
鉄平「・・・・・・・・・」
バラン「なんだぁ~?どうしたぁ~?」ビュオオオオオオオオ
ボニー「フフ。なんでもないよ。君はしっかり前を見て飛んでおくれ」(轟竜の首に跨がり、後ろは見ないように前を向いている)
鉄平「・・・・・・・(そうだ・・今は我慢だ・・堪えろ・・!!そして明日こそ・・・明日こそ必ず助けてやるからな・・フラワー!!)」
ビュオオオオオオオオオオオオン!!
(目の前の月に向かって一直線に飛空していく轟竜一行)
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次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードは!?
5/30(土)0時更新 「あの子の天使の様な笑顔を・・」の巻
をお送り致します♪先日リアルカーブー(この世界のどこかに実存するという幻獣的人型雄男子)と久々にプールで運動をしようと意気込み、泳ぐこと30分くらい・・作者がぷかりと水面に上がると目の前のおばさんが「鼻血。鼻血出てますよ
」って、「ちょっと笑いながら」忠告してくれました。「嘘でしょ
」って慌てて鼻の下に手をやると血がぺっちょり
「こりゃ今日は終わった
」とすごすご陸に上がり、一人ぼっちで椅子に座り、ひたすらに上を眺めていました。原因は水中で鼻をつまんで勢い良く耳抜きをした時に、「なんか切れた」のでしょう。こんなちょっぴりはつかしいプールあるある?皆さんはお持ちでしょうか。ないですか。そうですか。フフッ。ばか
そんだこんだで次回も読もう
引きちぎろう
ゲッザファッカアウト
「あの子の天使の様な笑顔を・・」の巻
~結婚式当日、早朝(カーブー水没林到着同日)....
~フェイリンメイリン国領内、武器工房....
にゃんさかにゃんさか(巨大な木製倉庫の中には最新の鍛冶施設が随所に設備されており、所々のスペースにはまだ公にはされていないであろう最新のネコ式火竜車や対空型バリスタ、大砲車が並んでいる。その一部を倉庫の外に移動させようと、従業員猫達が各兵器を囲んでいる)
ダミアン「急げ急げ!もたもたしてると結婚式が始まっちまうぞぉ~!!」パンパン(手を叩き、皆を鼓舞するのは、頭の毛をリーゼント風に固め、汗だくのTシャツを着た意気のいい茶アイルー)
作業員猫「式は正午からだろ?まだ平気だよ・・って、そこ!ぶつかるぞ!!暴発したら倉庫ごとドカーンだぞ!!」(ネコ式火竜車を運ぶ作業員猫に注意するのは、黒メラの体格がいいベテラン技師。タバコをくわえている)
ダミアン「ちょっとオリセーさん。何度言や分かるんだ?ここは火気厳禁だっつーの」ぷんすか
オリセー「安心しろ。こいつは安物の普通のタバコだ。おめぇみてぇに、トイレ行く度に高級なドスコカはやってねぇからよ。それよりなんだってこんな朝早くから俺たち自慢の「作品」を神殿エリアに運ばねぇといけねぇんだ?まさか王妃様が「こっち」の趣味ってわけでもあるめぇ?」ふぁ~あ(あくびをしながら煙を吐く)
ダミアン「こっちが知りたいっすよ。今朝方、突然、俺の寝床にごっつい伝令が現れるやいなや、急いで工房内の兵器一部を神殿エリアに輸送しろっていうんだから。本当なら今頃、昨晩バーでつかまえたバニーキャットのカワイ子ちゃんと、ゆっくりハチミツスムージーでも飲みながら、ささやかな朝の一時を過ごしてるはずだってのに・・まったくついてねぇ~!!」カリ~ん(手に持ってたスパナを地面に叩きつける)
オリセー「コロニーにわざわざ使いをよこすなんざ、ただごとじゃねぇな。そんなにやべぇ式になりそうなのか?って、おい!!ニャトリオットミサイルの上で寝るんじゃねぇって言ったろ!!とっとと運べ!!」(移動式荷車(車輪のホイールはもちろん肉球マーク)の上に搭載された長方形の鉄製のパトリオット発射機(ネコの形状のドクロマークがプリントされてる)の上で肘をついて休んでる猫に注意する。慌てて下に降りる猫)
ダミアン「警備は神殿の連中の分野ですからね。おおかた当日になって、警備兵だけじゃ物足りねぇって、宰相さんにでもどやされたんじゃねぇっすか?ま、俺たちゃ言われたままに運びましょうや」スッ(オリセーのくわえてるタバコを奪い、一服する)
オリセー「神殿内で女中をやってる、工場長の新妻に聞けば詳細が分かるんじゃねぇのか?」
ダミアン「あ~ダメダメ。まだ別居中」ふかぁ~
オリセー「またラボに閉じこもってんのか・・しょうがねぇ野郎だな」ちら(倉庫内の片隅にあるドアを見る)
ダミアン「昨日もパウパッド・フロム・ヘルで一緒だったんすよ?それが急に何かを思いついた様で、慌ててここに戻ってきたみたいっす。ただのワーカホリックですよ」カァ~ッペッ
オリセー「なんだ?この騒動の事を工場長に知らせてねぇのか?」
ダミアン「言いましたよ。机に向かったまま一言、「君に任せる」だって。国家元首の結婚式より、兵器設計の方が大事なんですよ」やれやれ
オリセー「一発ぶん殴って、部屋から引き釣り出すか」むん(にやにやしながらぶっとい腕に力を込める)
ダミアン「はっはっはっはっ。それとも神殿からコニーちゃんでも連れてきて直々に・・」
??「ロイ・ファウラーってのはどいつだい!?」
ダミアン「ああん?」ちら
千恵子「はぁ・・はぁ・・」(兵器が次々と外に運び出されていく倉庫の大きい出入口の真ん中に立つ、肩で息をするメイド姿のメラルー)
オリセー「お前の女か?」
ダミアン「冗談。熟女の趣味はないっすよ」
千恵子「・・・・・・・・」ズカズカズカズカ(ダミアンを見つけるやいなや一直線に向かってくるメイド猫)
オリセー「お前が腹ましたメス猫のママじゃねえだろうな」
ダミアン「嘘でしょ。ヘイ、マダム!ここはあんたの様なメイドが来る場所じゃ・・」
ぐん(胸ぐらを掴まれるダミアン。くわえていたタバコが思わず口から落ちる)
千恵子「ロイ・ファウラーはどこだい?」ギロッ
ダミアン「あそこです。ほら、あの部屋」ちら
千恵子「どうも」バッ(力いっぱいに離される)
ズカズカズカズカ・・・・
(そのまま工場の部屋へ向かっていく)
ダミアン「なんだぁ~?ありゃ・・・」ケホケホッ
ロイ「ぶつぶつぶつ・・・・・」カキカキカキ(図面だらけのまったく整理されていない机で、なにやら独り事を言いながらものすごい速さで頭の中のイメージを書きおこしている、丸メガネをかけた痩せ型レモン猫)
ドシャーーーーーーーーン!!
(けたたましい音と共にドアが開く)
ロイ「ああ・・ダミアンかい・・?もう輸送は終わったのかな・・」カキカキカキカキ
バサッ(目の前の図面を奪われる)
ロイ「あ~~~~~っ!!!!」
ちら(図面を奪ったと思われる「誰か」を見上げる)
千恵子「あんたがロイ・ファウラーかい?」(ものすごい剣幕のメイド猫が立っている)
ロイ「え・・そうですけど・・・なにか?」くいっ(メガネを直す)
千恵子「耳の穴かっぽじって、よく聞きな」
ロイ「はぁ・・」きょとん
千恵子「あんたの奥さん、コニーが投獄された」
ロイ「!!」
「あたちのモンハン日記」
~Sanctuary of extinction~
~数時間前、ニャー神殿....
ニャーニャー、ミャーミャー(花嫁部屋の前の回廊は警備猫の巡回で溢れかえっている。中には虫眼鏡で廊下をくまなく調べる探偵猫の姿も)
~神殿内レセプションルーム
千恵子「今宵起きたことを全て忘れろ・・・そういうのかい?」(誰もいない大部屋の中、テーブルを背もたれにふてぶてしく立っている)
ニャン=ジュスト「そうは言っていない。私はただ、フラワー様の過去がどうあれ、彼女にはこの国に相応しい王妃になって頂きたいと願うだけだ」(腕を組み千恵子の前に立っている)
千恵子「その為には王妃様に、多少なりともの荒療治は必要だってことかい・・?」
ニャン=ジュスト「そうだ」
千恵子「例えそのやり方が道徳に反していようが、神殿の外の連中に知られなければ万事よし・・・」ちら
ニャン=ジュスト「・・・・・・・」
千恵子「だんまいかい・・。コニーは?王妃様を客間に避難させてから姿を見ていないが・・つきっきりなのかい?」
ニャン=ジュスト「いや。彼女に代わり、別のメイドを付き添わせている」
千恵子「・・・・・じゃあコニーは・・コニーはどうしたんだい!?」バン(テーブルを叩く)
ニャン=ジュスト「彼女は真面目過ぎた。国の大事を素直に受け入れることの出来ない純真さは、この神殿内には不要。つまり・・」
千恵子「どうしたんだって聞いてるんだ!!」グン(宰相の胸ぐらを掴み上げる)
ニャン=ジュスト「投獄した。君が思っている最悪のシナリオではない」(胸ぐらを掴まれながらも上から見下ろす)
千恵子「殺すのか?あたしも・・コニーも・・!?」ググググ・・・
ニャン=ジュスト「安心しろ。彼女の配偶者は現在、武器工房で飛躍的に数々の実績を積み重ねている工場長のロイ・ファウラーだ。ここで彼の士気をそぐような真似をする程、私は愚かではない」
千恵子「その旦那がこのことを知ったら・・どうするんだ・・!?」ググググ・・
ニャン=ジュスト「君がそれを伝えるのか?好きにしろ。確かなのはロイ・ファウラーが、より国に対して忠誠を尽くすということだけだ」
千恵子「コニーを釈放して欲しければ、今以上の成果を上げろ・・ロイにはそう伝えればいいんだね・・!?」ググググ・・
ニャン=ジュスト「それは君の勝手だ。だが、正義心に身を任せようとは思うな。神殿はいつも君を見ている」
千恵子「監視をつけるってことか・・・下衆な猫共め!!」グン(胸ぐらを強く弾き飛ばす)
ニャン=ジュスト「以後、領内での暮らしの心配はするな。私が保証しよう」シュッ・・(服を直す)
千恵子「取引しようってのかい?あたしみたいな無産階級出身の出来の悪いメス猫相手に」
ニャン=ジュスト「フェイリンメイリン共和国は来訪者を拒まない。もちろん同族なら・・の話しだがな」
千恵子「・・・・・・・」
ニャン=ジュスト「君には賢い選択をして欲しい・・・」
千恵子「半田。半田千恵子だよ」
ニャン=ジュスト「半田君。国は君たち一人一人の尽力を必要としている。明日の結婚式が終われば、国民はより一層の忠誠を国に誓うだろう。王妃が政務の拠り所である神殿に定まれば、国家としての推進力も増し、市民は寛大な陛下と寛容な王妃に見守られながら、更に国力を底上げするためにそれぞれの役目を果たす事ができる。無論、経済力を高めることが人型社会に対抗する為・・」
千恵子「皆まで言わなくたって、あたしだってそれほどバカじゃないよ。陛下には、市民には今夜のことはどう説明するんだい?」
ニャン=ジュスト「明日の結婚式の警備に向け、テストしていた重火力兵器の誤射、とでもしておこう。不幸なのは、その事故に巻き込まれ死んでしまった警備兵が数名いることくらいだ」
千恵子「・・・・・・。あたしの勘じゃ、明日も来るよ。あの龍之って男」
ニャン=ジュスト「義賊相手に式の日取りを変える必要はない。あの男とて、大勢の猫の前でわざわざ恥をかきに来るような愚行はしないだろう。近いうち、種族混合の寄せ集め集団を率い、領内に侵攻してくるのがいいところだ。だが明日の式に関して言えば、神殿周りの警備はより厳重にしないと市民が不安になる。早朝、武器工房から兵器を輸送させる」
千恵子「コニーの旦那には、伝えていいんだね?」
ニャン=ジュスト「構わん。私は君を過小評価していない。君の様なたくさんの土と猫に塗れ、そして人型社会による差別にも屈しず生き抜いてきた、バイタリティー溢れる女性こそが近い将来、国の未来を築く礎になると私は信じている。事が次第に収まれば、コニー・ファウラーを無事、釈放すると約束しよう」
千恵子「・・・・・。コニーを人質に武器工房の成果を上げる・・・まったくあんたは不慮の事故をも、国の利益に還元しちまうんだね。大したもんだよ。さっき無礼を働いたことは許してくんな」
ニャン=ジュスト「獣人種もいうなれば人であり感情もある生物だ。だが人型と違うのはその形だけにあらず、より優れた理知と自制心、哲学、思想を持つという点だ。気にするな」
千恵子「はっはっはっはっは!あたしもあんたが気に入ったよ!噂通り、あんたは他の官僚共とは比べ物にならないくらい頭がキレるようだ。あたしなんかが無駄な抵抗をしようが、到底敵うわけがない。だとすればこの国での賢い余生の過ごし方を選択するまでさ」
ニャン=ジュスト「恥じることはなにもない。自分もまた、国の大事を成す一員になれたと思い、誉れを抱くのだ。半田千恵子」
千恵子「・・・・・・・・・」
ニャン=ジュスト「明日の王妃様の準備は君に一任する。共に盛大な式にしよう」
千恵子「・・・・・・・・・」こくり
ロイ「コニーが・・・そんな・・・・投獄されたなんて・・」(室長のデスクに腰を下ろし頭を抱えている)
千恵子「国の大事を知っちまったんだ。当たり前だろ?」(窓際の壁にもたれかかりながら腕を組んでいる)
ロイ「・・バカげてる・・・そんなこと・・!!」ガシャガシャ(頭の毛を掻き散らす)
千恵子「可愛い奥さんを人質にされ、死ぬまで国に忠誠を誓う・・それでいいのかい?」
ロイ「あなたは、そんなことを確かめる為にわざわざ来たんですか!?」バンッ
千恵子「秘密を知っているのはあたしも同じ。なんで宰相があたしを殺さなかったか分かるかい?」
ロイ「・・・・・・・・」クイッ(落ち着きを取り戻す様にメガネを直す)
千恵子「簡単なことさ。最近、神殿内じゃ神隠しにあったメイドが後を絶たないっていう不気味な噂が飛び交ってるんだ。何が理由かは、おおかた予想がつくだろ?」
ロイ「国事の・・何か重要な秘密を知ってしまった・・・それで人知れず消されてしまったっていうんですか!?」
千恵子「王妃様の主治医に扮装して、暗示をかけたっていう猫が怪しいね。きっと国の諜報員だろうよ。今もきっと、そいつの部下があたし達を監視してるとはずさ」ちら(小窓から外を覗く)
ロイ「あなたを殺さなかったのは、結婚式前にこれ以上、余計な噂を立てたくなかったらだと?」
千恵子「だろうね。本当なら昨晩の「事故」にかこつけて、あたしとコニーも死んだことにしておくのが一番いいはずなんだろうけど、花嫁部屋から王妃様と一緒に出てきたあたしらを、多くの警備兵が目撃しているからね。ただでさえ「花嫁泥棒」が現れたことを隠蔽するのに一苦労だってのに、そこに二人もメイドが消えたとあったら、流石に神殿内で働く連中も不信感を抱くだろうしね」
ロイ「そこでコニーだけを投獄し、そのことを理由に僕にもっと兵器を作らせようとあなたを派遣した・・・他のメイド達にはコニーのことはなんと?」
千恵子「体調不良で休んでいるってことになってるよ」バカン(小窓の木扉を閉める)
ロイ「・・コニー・・・・」グッ
千恵子「整理できたかい?そしたらあんたの返答を聞かせてもらおうか」
ロイ「僕が国に忠誠を誓い、馬車馬の様に働けばコニーを開放してもらえる・・・その覚悟表明に嘘はない・・ただ・・」
千恵子「保証がないって?」
ロイ「・・・・・・・」こくり
千恵子「確かに投獄中にコニーが病死した、なんて「分かりやすい」偽報通告がこの先いつ来てもおかしくはないね」
ロイ「じゃあやっぱりコニーは殺されてしまうんですか!?」
千恵子「今のままならね。けど・・」
ロイ「??」
千恵子「あたしが聞きたい返答と、あんたの選択肢は一つだけじゃない」
ロイ「・・・・どういう意味ですか?」
千恵子「まったく。コニーの言うとおり、才能以外はてんでダメ男だね。いいかい?あたしはあんたに伝えにきたんだ。この国に潜む独裁という真実と、一人の男が愛する女の為に何をしてやれるかっていう課題をね」
ロイ「・・・・・・・・・・」
千恵子「せいぜいその賢い頭を働かせて、正午までに答えを出すんだね」
ロイ「正午・・・結婚式までに、どうしろっていうんですか!?」
千恵子「これはあくまでもあたしの勘だから、確かじゃない。それを前提に聞くんだ。いいね」
ロイ「・・・・・・・・」
千恵子「昨晩、王妃様をさらいに来た龍之鉄平という男は、必ず今日の結婚式に姿を見せる。もちろん王妃様を奪い去りにね」
ロイ「・・・龍之・・・先の革命の英雄的猫・・・」
千恵子「その龍之鉄平達が式に現れ、騒動を起こせば警備はみんなそっちに向くはず・・・チャンスがあるとしたらその時だ」
ロイ「・・・・・・・・・・・・・・」
千恵子「コニーのことを想っているのは、あんただけじゃないんだよ」にこ
ロイ「・・・・千恵子さん・・・あなたはそれを伝える為に、宰相の言いなりになったふりを・・・」
千恵子「邪魔したね」くる
ロイ「ま、待って下さい!まさか、あなたは一人でもコニーを・・!?」
千恵子「警備が手薄になるのは今日しかない。そして式が終わればあたしも・・そしてコニーも殺される」(背を向けながら話す)
ロイ「例え上手くいったとして、何処へ逃げるっていうんです!?」
千恵子「あたしは確信したんだよ。昨晩、自分の婚約者を決死の覚悟と共に救いに現れた龍之って男を見てね・・・自分が行くべきだったのは、猫族による独裁国家じゃなく、ユクモだったってことをね」グッ・・
ロイ「・・・・・じゃあ、みんなでユクモへ・・?」
千恵子「時間がないんだよ!あんた達夫婦を助けるにはこれしかないんだ!!宰相のシナリオ通りになりたくなかったら、あんたも覚悟を決めな!!」バン(壁を肉球で叩く)
ロイ「・・・・・ダメだ・・・失敗すれば・・・それこそ確実にコニーは・・殺される・・!!」
千恵子「どっちにしたってだ!!あんたが弱きでどうすんだい!?」グン(胸ぐらを掴み上げる)
ロイ「僕に・・僕に龍之鉄平みたいな勇気はない・・」しくしく
千恵子「だったらコニーが死んでもいいっていうんだね!!一生、宰相の、国の奴隷となって殺戮兵器を作るってのかい!?違うね!!あんたが今すべきことは、自分の愛する女を救うことなんだよ!!」グン
ロイ「無理だ・・・僕には・・・・・出来ない・・・・」しくしく(胸ぐらを掴み上げられたまま、涙を垂れ流す)
千恵子「この意気地なしが!!あんたにコニーみたいないい女・・勿体無いよ!!」ドシャーーーン(力いっぱいに胸ぐらを突き離す。その勢いで椅子に腰を下ろす痩せ型のレモン猫)
ロイ「うううう・・・・コニー・・・・」しくしく
千恵子「せいぜい人殺しのおもちゃを好きなだけ設計してるといいさ。けどこれだけは覚えておきな。あんたの考えた兵器が、使い手なくして動かないの同じように、コニーにもまた、あんたという一人の獣人種が必要なんだってことをね」
ロイ「・・・・・・・・・・・・」しくしく
千恵子「あたしは死んだってコニーを助ける。あの子の天使の様な笑顔を・・本当の聖地へ返してやるんだ」ガチャ
バタン
ロイ「・・・・本当の・・聖地・・・・・ユクモ・・・」
ぎゅりっ(左猫指にはめている、でっかい肉球の型をしたエメラルドグリーンの宝石が装飾された婚約指輪を握りしめる)
ロイ「・・・・・・コニー・・・・・」
~ニャー神殿、地下牢.....
ポチャン・・ポチャン・・・・
(暗がりの牢獄で体育座りをしているメラルーのメイド猫)
コニー「・・・・・・・」
きゅむっ(ロイと同じ型の婚約指輪を握りしめる)
コニー「ロイ・・・・・助けて・・・・」ぐすん
ダッダッダッダッダッダッ!!
(青空の下、神殿へと続く一本道を駆けるメイド猫)
千恵子「はぁ・・はぁ・・(待ってなコニー!!あたしが必ずあんたを救い出して、ユクモに逃がしてやるからね!!)」ダッダッダッダッダッ
To Be Continuedランキング参加中なんです♪皆様の激アツ一票お待ちしてます
次回「あたちのモンハン日記」ザ・中継ぎ記事雄(♂)は
6/1(月)0時更新 なんも決まってない予(♀)
をお送り致します♪日が出りゃあちぃ~し、雨ふりゃじめぇ~
し、いよいよ梅雨時に突入なこの頃。皆さんはどんな湿気対策を日々行っておりますか?おらんですか
おるですか?なんなんです?その態度
そんだこんだで次回も読もう
叫ぼう
久々にのたうち回ろう
ゴロンとな
「モンスターハンター エクスプロア」ですって☆
掴んだよ むにっと ネズチュウ掴んだよ
どうぼ。あた門道作者ですまずオープニングのイカしたポエムはどういう「出来心」から浮かんだものか説明しましょう。というのも先日、隣人のよく喋るおばあちゃんに頼まれ(半ば強引に)、公道で行き倒れた「ネズチュウの亡骸
」を、こともあろうか大の潔癖症の作者がやることになったのでした
軍手の上にビニール袋をはめ、俯せにネチョーん
と両手を広げ倒れているネズチュウ(見た目は可愛い)の脇腹を「むにっ」と掴み上げ、ビニールの袋の中に・・ひええええええええええ
(自分で思い出して気分が悪くなった)。安心してください。吐いてますよ。そんなくだらないユニークを言いつつ、ちゃんと行き倒れのネズチュウには殺虫剤をかけ「いろんなもの」を殺菌
ついでにその「被害現場」も殺菌。その後、亡骸はビニールで何重にもくるみ密閉、一般廃棄物処理(駆除、道路や公道で亡くなっている場合)で対応しました。後で、ネットでネズチュウの遺体処理の仕方を調べたところ、作者がやったそのやり方であっていました
また、マンション等の前で行き倒れている場合は不動産屋さんに処理を委託するのもよいでしょう。その証拠に作者が処理を終えた数分後に、そのネズチュウが行き倒れた前にあるアパートを受け持つ不動産屋さんがすっごく嫌そうな顔
しながら来ました。作者が「もうやっちゃったよ
」と怒号すると、すっごく幸せそうな顔で「あ、そうだったんですかぁ~♪いやねぇ~たった今、住民から通報を受けましてねぇ~、いろいろ持ってきたんですが・・」と、歓喜のぼやきが「うるせえのなんの」
いろいろ持ってきたという割には新聞紙、たった一枚のビニール袋。おまけにワイシャツ&ネクタイという軽装
更には自分で処理しなかったのをいいことに「どんなのでした?」と、せっかくポリバケツに「封印」した亡骸を見ようとしたので、「やめとけ
」って諌めました。絶対作者の方が年下なのに。その後も「言い訳じみた」ことばかり抜かす「そいつ」に、思わず「あんた確実にバカでしょ!?絶対に所内でも仕事出来ない部類でしょ!?作者はあんたが勧める物件なんて絶対に目も向けないからな!!ばか
」と、喉まで出かけた所存でした♪そんだこんだで、生まれて初めて物語な体験でしたが、いろいろ勉強になりました
行き倒れのネズチュウさん。どうか安らかにあれ
そんな感じで(どんな感じ?ネズチュウな感じ?それともネズチュウの大好きなチーズな感じ?)今日はスマートフォン向けアプリ「モンスターハンター エクスプロア」(iOS / Android)を至極簡単にご紹介しつつ、極力簡単に作者の感想を交えてすたこらさっさとおしまいにしたいと思うておりますってなわけでまずはトレーラーを見てみようぜ
ちぇいりゃああああああああああ
↓これプロモ。短くて鑑賞しやすいだすよ
↓これ武器とかの
↓これどんな感じとかの。
↓これ公式サイトとかのhttp://www.mh-xr.jp/pc/
さぁどうでしょう。たくさんわかりましたね♪概要としては、完全スマホ版のモンスターハンターといってもいいでしょうか?「モンスターハンター スマート」のアップグレード版、そして狩猟と探索(トレジャー)がメインテーマとなっている激アツ必至!課金必至!?な狩人マネタイズの逸品がこの「エクスプロア」(explore:(未知の土地などを)探検する、実地踏査する)なのです
フェルナンド・ピサロが見たら大喜びするでしょう(これが分かる人はかなりのあたモンフリーク
やったね!2ポイント♪たったの)
と、ここからは「出ました。作者の世界観分析コーナー」です。公式サイトの資料を見る限りでは、天変地異によって分裂した「断裂群島」が舞台とのこと。ハンターの目的は、その島々に現れた獰猛なモンスターを鎮める為、隠された「秘宝」を探すというものです。
ここで早速疑問が。公式にも記されている「古のモンスター」という表現。いにしえ?普通のハンターなら古龍種、もっとコアユーザーなら絶滅種を期待なんてしてしまうのですが、プロモを見る限り、どう見てもトライとP3のモンスターがメイン。う~む。ということは、この世界観自体が、現ナンバリングシリーズ及びポータブルシリーズ、そしてメゼポルタ狩猟(MHF)よりも未来の世界なのか・・とか思うてみたり。それならばなんとなく「天変地異が起きた」という設定も納得出来ますし、従来のモンスターを「古」と表現しているのも理解出来ます。
とここでもうひとつ疑問が・・。プロモのMAPや公式サイトのフィールドイメージ画像を見る限り、どう見ても「新大陸のもの」・・。つまり、天変地異になってしまったのは、新大陸!?なんて誇大妄想するのは作者だけでしょうかトライとP3のモンスターがメインなのはそのせいでは!?なんて仮説もGOODでしょ
壮大な大陸に対し、あれやこれやイマジネーションを沸かせて愉しむのも、真のモンスターハンターであると作者は認知しています。
その志を元に、もう少し公式資料を漁ってみると、群島の中心都市であるシャンバールを拠点に、マラクジャ島という様々なフィールドを兼ね備えた万能島で狩猟と探索を行うということになっております。各フィールドにはそれぞれ地名もついており、新大陸の様にフィールドの外観を示すもの(例「渓流」「凍土」等)ではありません。ということは、やはり新大陸とは別の島々なのか何なのか・・・でも新大陸の獣竜種が多く登場するということは・・・新大陸の狩猟フィールドの正式名称がそれなのか!?ということはやはり未来の新大陸説有力か!?となると旧ユクモも何処かに!?ってことはことは、ユクモの人たちは天変地異でみんな・・・なんだか悲しい!!うわはぁ~んそんな仮説いやじゃ!絶対認めないぞ(自分でたてたくせして)
う~むこのように、やはり大陸世界はまだまだ奥が深いようです(急に落ち着いて)。このマラクジャ島をストーリーモードでオマージュ登場させて頂くのも面白いかもしれませんね♪そんな感じで今日のエンディングでぇ~す
モケーレ・ムベンベ
大陸世界にも、そして我々の世界にも、まだまだ未知なることは多いのです。
ばいばいよひと読みしたならポチっとな
皆さんの激アツ一票があたモンの原動力♪
「モケーレ・ムベンベ」を知らないぼっちゃん嬢ちゃんは検索検索♪(サイバーエージェントのヒロイン、椎名心実さんみたいな言い方で)
ほんだら次回の「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはよ!?ああん!?
6/3(水)0時更新 「おにょ~ほっほっほっほっほっほ」の巻
をお送り致します♪次回も読んだらプッってやろう♪
「おにょ~ほっほっほっほっほっほ」の巻
~ニャー神殿、結婚式開演、一時間前....
~神殿内レセプションルーム
ざわざわ・・にゃあにゃあ・・
(広い応接間には見るからに有権者の風貌をした猫達が集まり、談話をしている)
フレッカー「はっはっはっはっは。実にめでたい」(部屋の中央を陣取る立派な皮のソファ(ゴム質の皮か?)にどっかと座る、黒いシルクハットに黒いジャケット、下にははちきれんばかりの白いワイシャツに真っ赤な蝶ネクタイを着た、傲慢を絵に書いたようなデブ白黒猫。その周りを囲う他の有権者を従えているようにも見える)
有権者猫A「神殿内の改築もだいぶ進み、ずいぶん豪壮になってきましたな。この調子だと今日の式も、さぞ盛大なものになること間違いなしですな」(上半身だけスーツを着用し(もちろんパンツは穿いていない)、ちょび髭を蓄えた紳士猫)
有権者猫B「投資した甲斐がありましたな。やはりこれからの猫族は、人型文明の上をいく暮らしをしなければいけません。いや。そうであるのが本来の大陸文明の姿なのです」(偉そうに熱弁するのは同じくスーツを着用し、丸メガネをかけた猫紳士)
フレッカー「言い換えれば、大陸内における贅沢や趣味嗜好の限りを、人型だけに独占させておく時代は終わったのだよ。例えばこのワインにしてみてもそうだ」スッ(エンドテーブルに置いてあるワインの入ったグラスを手に取る)
有権者猫B「ほぉ・・実に濃厚かつ、その輝きはまるでデデ砂漠で採掘出来る「情熱ルビー」の様な色をしたワインですな」ふむぅ~(丸メガネでよぉ~く見る)
フレッカー「左様。これはシャトー・ラ・ミュウミュウといいまして、私の農園内で管理しているぶどう園で作ったものなのだが、人型共が最高峰と語るブレスワインの数倍は芳醇と艶があり、何より気品がある」ん~(香りを嗅ぐデブ猫)
有権者猫A「そのブレスワインも最近では手広くなり過ぎ、ネゴシアンものに成り下がっているそうじゃないか。結局、人型は質より量、本質より金を求める、極めて愚脳で下世話な生き物だと証拠ですな」
フレッカー「そもそも嗅覚に乏しい種がワインを語ること自体言語道断。連中が優れている感覚機能といえば、ゼニーの匂いを嗅ぎつけることだけだ」
有権者猫B「それも小銭のね」
にゃっはっはっはっはっはっは
(ふんぞり返って笑う紳士猫達)
フレッカー「いや~おかしい。実におかしい。それはそうとこのワインを是非、ババスコン婦人にも堪能してもらいたいのだが・・婦人の到着はまだかな?」きょろきょろ
有権者猫B「婦人は空路で来ると言っていましたな」
有権者猫A「ほぉ。飛空船かね。豪邸から直通とは、流石は猫界きっての辛辣なグルメ評論家。神殿内のシェフ達は今頃必死になって料理を作っているでしょうな、なんて、にゃっはっはっはっはっは」ぷぅ~(ついでにおならした。傲慢だから)
有権者猫B「なんでも大陸で有数の舞踊団を連れてくるらしいですぞ。陛下と王妃の前で剣舞を披露させると言っていた」
フレッカー「ほぉ・・実に彼女らしい派手な演出だな。己の批評と同じで虚飾に終わらなければいいがな」
にゃんらからから
フレッカー「いや~おかしい。芯を食っておかしい。おっ、噂をすれば婦人の到着のようだ」ちらり
ババスコン婦人「・・・・・・・・・」きょろきょろ(ロビーの入り口できょろきょろしている見るからに貴婦人的な豪華なドレスを纏ったムーディ猫)
有権者猫A「婦人!こっちだ!」お~い
ババスコン「これはこれは。皆様お揃いで」パサパサ(まるで孔雀の様な扇でパサパサしながら近寄ってくる)
フレッカー「空路での到着、問題はなかったようですな。なにせコロニーでの噂では、昨晩、神殿エリアの上空を、こともろうか轟竜が飛んでいたとかいないとか」
有権者猫A「庶民の連中が好きなアンアイデンティファイド・フライング・オブジェクトとかいう想像の産物なのでは?にゃっはっはっはっはっは!!」ぼりぼり(顔面を掻き散らす。汗っかきだから)
ババスコン「まぁ~こわいこわい。おにょ~ほっほっほっほっほっ!!」パサパサ
有権者猫B「ま、無能な轟竜が現れたところで、最新鋭の対空型バリスタで落としてやればよかろうに。それ、にゃっはっはっはっはっは!!!」
ババスコン「おバカなのは君の方だろ」ぎゅ~~~
(小声でそう呟くと、有権者猫Bの座ってるソファの後ろから耳をつねる)
有権者猫B「いぎゃああああああああああ」
有権者猫A「どうした急に?」
有権者猫B「いや、耳に突然激痛が・・あれぇ~あれぇ~」きょろきょろ
ババスコン「あらいやざます。小さいブナハブラにでも噛まれたざますか?おにょ~ほっほっほっほっほっほっほっ!!」パサパサ
フレッカー「おや、婦人」じー
ババスコン「にゃにゃにゃんですこと?」パサパサ
フレッカー「毛並みが・・毛色が代わりましたかな?」じー
ババスコン「あ~そうそうですの今、都市で流行ってるカラーリングですのよ?気分転換に毛色を変えてみましたざます。結婚式だしって、おにょ~ほっほっほっほっほっほっ!!」パサパサ
有権者猫A&B「・・・・・・・・・・・・・」しらぁ~
ババスコン「なに見てんのさ!バカな顔して!!悪いぞ!!」ぷんすか
有権者猫A「婦人・・どこか雰囲気が・・」
ババスコン「むう」ギラッ
有権者猫A「お若くなった様子で」
ババスコン「あらそうざますか?おにょ~ほっほっほっほっほっ!!」ぺ~ん(扇で有権者猫Aのおつむを叩く)
フレッカー「・・・・・・」あっけらかぁ~ん
~数時間前、フェイリンメイリン国領外のとある密林地区....
ボニー「はぁ~!?なんでボクが扮装しなきゃいけないのさ!!」
鉄平「し~っ。声がでかい」(ヘルムの上ではブッチャービートルが寝てる)
影丸「領外とはいえ、せっかくの作戦が漏れてしまいますぞ」
ゾフィ「ほんとお前は素行の悪い猫にゃんだなぁ~」しっしっしっしっし
ボニー「君にだけは言われたくないよ!!」て~ん(あぐらかいて座ってるゾフィの太ももを肉球でおもいきりぶつ)
ユーリィ「・・静かに・・弁当師匠が・・起きちゃう・・」ちら
バラン「くかぁ~くかぁ~ずごごごごごごごご」(森林から長い首が出ない様に地面にぺったり伏せて仮眠してる。そのでかい頭の横で女の子座りしてるおねえちゃんが轟竜の頭殻を撫でている)
鉄平「長い時間飛空させちまったからな・・少し体力を蓄えてもらわないとな」
ゾフィ「にしてもよ、こいつの作る弁当ってマジ最高だな♪お前らいっつもこんな美味いもん食ってんのかぁ?サザンゴッドなんかよ、鬼みてぇな顔した竜人族のババア達が経営してるクソみてぇな定食屋しかねぇってのによ。しかもスタッフ全員ばあさんだもんでよ、耳は遠いは、どんぶり指突っ込みは当然。そのくせババアの人数だけはやたらと多いからよ、すぐに水だけは汲んでくれるのがまたウゼえんだ」
ボニー「そんな話しどうでもいいよ!!どうせ「悪どい年金」で暮らしてる不良お婆さんの娯楽だろ!!」て~ん(また太ももをぶつ)
鉄平「それより作戦の話しだ」
影丸「左様。うかうかしているとすぐに正午になってしまいますぞ」
ゾフィ「ほれみろ」しっしっしっしっし(隣であっかんべーするボニー)
鉄平「いいかボニー?この作戦の火蓋を切るのはお前しかいねぇんだ。それにお前、元はシーフだろ?敵の拠点に潜入するくらいわけねぇんじゃね?」
ボニー「扮装して演技をしたことなんてないよ」ぷん
ゾフィ「仕方ねぇだろうが。明日の式に参加する予定の金持ち猫にゃんってのが、クソババアなんだからよ」
ユーリィ「・・あなたが適任・・シーフの姐御・・」
ボニー「もぉ~!影丸じゃダメなのかい!?」
鉄平「こいつが神殿で得た情報によれば、そのグルメ評論家のセレブババアってのは舞踊団を引き連れてこの水没林に来るらしい」クイッ(頭の上で寝てる猟虫を指さす)
ゾフィ「しかも襲いやすい空路でだ」しっしっしっしっ
ボニー「飛空船で来るっていうのかい?」
ユーリィ「・・空なら・・敵の見回りに気付かれず・・弁当師匠で接近できる・・」すりすり(轟竜の頭殻を撫でている)
ボニー「それでジャックするって魂胆か」
ゾフィ「そうそう。おもしれぇだろ?俺もよ、ハイジャックってのは初めてだからよ、持ち前の乙女心がときめいてるんだ」しっしっしっしっ
ボニー「どんな純情だか。じゃあそこでボクがその金持ち猫に扮装すればいいのかい?」
鉄平「ああ。俺と影丸はその舞踊団の一員に扮装する」
影丸「予定では剣の舞を猛豚に見せるらしい。うまくいけば一気にフラワー殿に接近出来る好機となります」
鉄平「その為には連中の検問を上手く掻い潜る必要がある」
ボニー「飛空船はどこに停めるんだい?」
ゾフィ「神殿近くに飛空船専用の離着陸場がある。昨日の晩、花嫁部屋から下を見下ろしてた時に確認済みだ。肝心の飛空ルートはそこから見積もって、おおよその方位は計算してある。な?」
ユーリィ「・・解放戦争の時・・水没林内の安全な飛空ルートは調査済み・・・その中から離着陸場に繋がる最短ルートを辿ればわけない・・もん」
ボニー「そこをお目当ての飛空船が通る時間は?」
鉄平「こいつが確認済み」クイッ(頭の上を指さす)
ブッチャービートル「カナカナ・・・ケショーン・・」ZZZZ・・・
ボニー「へぇ~、抜群のチーム力じゃないか。流石はサザンゴッドのトラブルシュターだね。あの純平がなんで君たちに依頼したか、はっきり理解出来たよ」
ゾフィ「しっしっしっしっ。すべては」
ユーリィ「・・あんまんの為・・・」ごくり
ボニー「まったく。とは言うものの、食い意地だけでここまでやってくれるなら安いもんだけど・・飛空船をジャックした後は、離着陸場から神殿内に無事に入れれば、第一段階はクリアってわけだね」
鉄平「だからお前の演技力が必要なんだよ」
影丸「ジャックに成功した後、神殿に到着するまで時間があります。そこで婦人の癖をボニー殿には習得してもらいます」
ボニー「ゲッ。そんな短時間でかい」
ゾフィ「平気だよ。富裕層なんざみんなステレオタイプでいいんだ。適当に「ざます」とか「おっほっほっほ」とか高笑いしておきゃバレやしねぇよ」
ボニー「そんな簡単にいくかなぁ・・・バランと双子はどうするのさ?」
ゾフィ「心配すんな。ユーリィがお前をサポートするってよ。なっ♪」
ユーリィ「・・全力で・・」(実に頼りない顔)
ボニー「どうやってさ?人間なんて入れるわけないだろう?」
影丸「先ほど密林内で空の大樽を発見しました。その中に隠れてもらい、神殿内に潜入してもらいます」
ボニー「検問で樽を調べられたら?」
ゾフィ「チッチッチッチ(実にむかつく顔)樽の上部分に仕切りを入れて、そこの層にワインと称した濁り汁を入れる。蓋を開ければパッと見はワインが入ってる様に見えるだろ?仕切りの下にはユーリィが隠れてるって寸法さ」しっしっしっしっし
ボニー「ワインなんてあるのかい?」
鉄平「これから適当な樹の実を採取してきて踏み潰す」
ボニー「ゲッ。樽の上だけっていっても、結構な量じゃないか」
影丸「仕方ありませんな。婦人の飛空船が予想ルートを通過するまでに、即席濁り汁を作る他ありませんな」
鉄平「バランの血で薄めるか?今寝てるし」
ゾフィ「お、それ頭いいな」
ボニー「およしよ貧血になって飛べなくなったら元も子もないじゃないか!」
鉄平「少しくれぇなんともねぇって。ハンターナイフで肉質の柔らかい部位をプスッとなはい点滴ご協力ありがとうございまぁ~す♪ってな」とくとくとくとく
(バランのでこから血が流れてる。すかさず採血する影丸。まったく起きない弁当師匠)
ボニー「まったく・・・中におねえさんを入れたとして、何をするのさ?」
鉄平「あれ?暴くんじぇねぇの?」きょとん
ボニー「え?」
鉄平「猟虫の話しじゃ、なんでも連中は神殿内でドスコカインを製造してるらしい。奴らの資金源のひとつであり、フラワーを意識朦朧にしやがった悪の根源だ」
ボニー「・・・・・!!」
鉄平「連中がドスコカを作ってる物的証拠を掴めば、ギルド中央捜査局が堂々とフェイリンメイリン国に突入出来る。中央捜査局には顔見知りもいるんだろ?連中を根こそぎ潰す好機を掴むのは・・お前の仕事だ。ボニー」
ボニー「鉄平・・・・」
鉄平「ドラッグを少しでもこの美しい大陸世界から消すんだろ?」
ボニー「・・・・・・・。分かった。やるよ。いや、やらせて欲しい!」
鉄平「頼むぜ」
ガシッ(フサフサの拳を叩き合わせる二人の猫)
ユーリィ「・・泣ける・・」パチパチパチ(真顔で拍手する)
ゾフィ「決まりだな」やれやれ(とは言うものの笑顔である)
ボニー「バランと君はどうするのさ?」
ゾフィ「俺たちゃ昨晩のお前と同じく、空で悠々と待機だよ」
影丸「助けが必要ならば、その場にて発煙筒を上げて知らせる手はずです」
ボニー「出来れば混戦状態にはなりたくないけど・・そうは言ってられないか。なにせ相手は血の気の多い猛豚軍だもんね」
ゾフィ「そこに関しては自身あんのか?英雄猫にゃん」
鉄平「今回は連中を壊滅させる作戦じゃねぇ。あくまでも目標はフラワーだ」
ゾフィ「お熱いことで」やれやれ(にやにやしてる)
ボニー「フラワーさんはどうやって救出するんだい?お馬鹿な猛豚が舞に酔いしれてる間に、取り戻すことは出来るかもしれないけど、フラワーさんは暗示をかけられているんだろ?」
鉄平「心配すんな。例のものは採取してきたんだろ?影丸」
影丸「既に」
ボニー「何か秘策があるのかい?」
鉄平「まぁな。こいつにいい物の調合法を教えて貰ったのよ」フフフ・・
ゾフィ「しっしっしっしっし」
ボニー「うーん・・少し心配だけど・・・じゃあフラワーさんのことは頼んだよ。ボクも絶対に手ぶらじゃ神殿から帰らないから。サポートよろしく頼むよ、ヒーラーのおねえちゃん」
ユーリィ「・・・・・・・・」(ちっさくVサインしてる)
ボニー「よし!そうと決まったら飛空船が通過するまで、最後の作業を終わらせよう!猛豚やニャン=ジュストの好きにはさせないぞ!!」
おおおおおおおおお
ババスコン「・・・・・・・(とは言ったものの・・大丈夫かなぁ・・なんとかハイジャックは無事に成功して、本物の婦人と舞踊団の猫達は飛空船の中で「睡眠薬&ぐるぐる巻き」にしてあるけど・・・鉄平と影丸は大丈夫かなぁ・・)」パタパタ
有権者猫A「どうしましたかな?婦人」
ババスコン「なんでもないでございますわよ。おにょ~ほっほっほっほっほっほ(まったくなんでボクがこんな真似しなきゃいけないんだ。川村さんにだけは絶対に見られたくない姿だよ)」
フレッカー「ところで婦人。舞踊団は何名ほど連れて来られたのですかな?」
ババスコン「え、ああ、二名だよ。っと、二名ざます」パタパタ
有権者猫B「ほぉ・・もっと大勢連れてくると聞いていましたが・・」
ババスコン「数じゃござんせんことよ?連れてきた二名は大陸でも有数の踊り子ざます。本物の美を堪能するといいざますわ(なんて勝手に言っちゃったけど、ごめんよ鉄平、影丸)」
フレッカー「それは楽しみだ。今は控室に?」
ババスコン「そうだよ。いや、ざましょ(大丈夫かな・・・二人共・・)」パタパタパタパタ(扇を仰ぐ手が早まる)
有権者猫A「暑いのですか?」
ババスコン「え、そ、そうざますね。ほんと熱帯雨林ってのは蒸し暑くていやざます・・って、そうざました!ちょっと化粧室にお色直しに行ってくるざますわ♪おにょ~ほっほっほっほっほっほっほっ!!」
すてててててててて(なっがいドレスを両手で引っ張りあげてすたこらさっさとロビーを後にする婦人)
有権者猫B「大変ですな。ご婦人方は」やれやれ
すててててててててて
(長い回廊をスカートを持ち上げながら疾走するボニー)
ババスコン「ひいひい(鉄平達に早く合流して、ボクも仕事にかからなきゃ!!絶対にドスコカイン製造の証拠を掴んでやるぞ!!)」すててててててて
「あたちのモンハン日記」
~Sanctuary of extinction~
ずでぇ~ん(豪快に顔面から転ぶ婦人)
ババスコン「いたぁ~いだからこんな長いスカートは嫌だって言ったんだぁ~!!早く・・全部終わらせてユクモに帰りたいよ・・」とほほほ(膝をふうふうする)
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んだば次回の「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはよ!?
6/5(金)0時更新 「聞くだけ聞いてみっか」の巻
をお送り致します♪あっちぃ時は真水(淡水)を飲んで元気回復だってこれからが夏本番
そしたらよ!次回も眼球を剥き出して(バカに思われない程度に)元気に読もうよ
「聞くだけ聞いてみっか」の巻
~ニャー神殿、バルコニー....
ニャン=ジュスト「ロイ・ファウラーは受け入れる態勢にあると・・・そう解釈していいのだな?」(下の景色を優雅に見渡せる広いバルコニーの手すり前に立ち、遥か遠くを眺めている)
千恵子「もともと気弱でワーカホリックな猫だ。そう選択するしかなかったみたいだね」(バルコニーに用意された丸テーブルにもたれながら両腕を組んでいる)
ニャン=ジュスト「臆病者すべてが忠誠心を持っているわけではないが・・出来ればロイは生かしておきたい」
千恵子「その才能を・・だろ?」
ニャン=ジュスト「そう咎めるな。陸を制する事のできる兵器製造が終われば次は空だ。時勢は既に制空権をどれだけ支配出来るかに左右されてきている。最も、それも資本主義からみた観点であって、まずはイデオロギーに反するモンスター共をこの大陸より根絶する方が先だが・・それはホワイトギルド(ハンターズ)とブラックギルド(暗黒商会)の今後の展開次第・・・そこに焦点を置き、準備をしておくだけでいい」
千恵子「あんたの望む大抗争劇・・・邪魔な勢力を相討ちさせるのがあんたの目的なんだろ?神殿内の官僚達はこぞってその「シュミレーション」に夢中さ」
ニャン=ジュスト「今の秩序と均衡を破壊し、弱体化した勢力から叩き潰すまで。それにはまだ少し時間が掛かる」
千恵子「なるほど。コニーを人質に、ロイから今以上の成果を叩き出す必要があるのは、その為だったのかい」
ニャン=ジュスト「君にも期待している。今後の王妃のケアーをな」
千恵子「・・・・・・・。任せときな。真相を知っちまった以上、無駄な抵抗はしないさ。それにあたしはこの神殿の生活を失いたくないんでね」
ニャン=ジュスト「以後、女中達の教育係は君に任意する。頼むぞ、半田千恵子」
千恵子「フッ」
猫兵「お話中のところ申し訳ございません!」ザッ(バルコニーに繋がる回廊に立つ、青いどんぐり装備を纏った衛兵)
ニャン=ジュスト「どうした?」
猫兵「ゲストの方々がお揃いになった様子です。お通し致しますか?」きょろきょろ(バルコニーの様子を確認している)
千恵子「この通り、準備は出来ているよ」(各所に置かれたテーブルを見渡す)
ニャン=ジュスト「そうだな。先ほど上空に見えた飛空船はババスコン婦人のものか?」
猫兵「ハッ。着陸後、婦人は客室のロビーに行かれました」
ニャン=ジュスト「舞踊団を連れて来られると聞いていたが?」
猫兵「はい。二名です」
ニャン=ジュスト「ほぉ・・聞いていた人数とはずいぶん違うな」
猫兵「なんでも大陸有数の踊り子を手配することが出来たと・・今日はその二名に舞を躍らせるようです」
ニャン=ジュスト「その二人はどこに?」
猫兵「式の祝い品にと、婦人が運ばせたワイン樽と一緒に控室で待機させています」
ニャン=ジュスト「ワインだと?」
猫兵「ハッ。なんでも年代物の逸品だとか」
ニャン=ジュスト「・・・・・・・・・」
千恵子「どうしたんだい?」
ニャン=ジュスト「いや・・確かに婦人は美食評論家だが、ワインの収集は奥深く、素人が見よう見真似でやるものではないと、痛烈にワイン愛好家を批判していたはずだが・・・」
千恵子「この日の為に高級店から買って来たんじゃないのかい?」
ニャン=ジュスト「うむ・・・樽の中は調べたか?」
猫兵「いえ。祝い品と聞いたもので開けてはなるまいと、匂いだけで判断致しました。流石に高級品というだけあって、普通のワインとは少し違う、そう・・野性味あふれた特徴的な香りでした」
ニャン=ジュスト「・・・・・・・・・・」
千恵子「気になるのかい?」
ニャン=ジュスト「念には念をだ」
千恵子「分かったよ。そろそろ王妃様の着付けが終わる頃だ。王妃様をお迎えに行く前に、あたしがチェックしてきてやるよ」
ニャン=ジュスト「頼む」
猫兵「私もお供致しましょうか?」
千恵子「よしなよ。オトモなんて言葉、使うのはさ」フッ
猫兵「こ、これは失礼しました!」ピシッ
千恵子「じゃあ、ちょっくら行って来るよ。ああ、そうだ」
ニャン=ジュスト「ん?」
千恵子「王妃様の診療は終わってるんだろ?」
ニャン=ジュスト「そのはずだが」
千恵子「いや、それならいいんだ。念には念を・・だろ?」にや
ニャン=ジュスト「・・・・・・・・・・」
カツカツカツカツカツ・・・・
(いつもの大股でバルコニーを後にする千恵子)
猫兵「では私もゲストをお迎えに行って参ります」ぺこ
タッタッタッタッタッタッ
(かたや実に姿勢のいい小走りで去っていく)
ニャン=ジュスト「・・・・・・・・・。王妃、そして半田千恵子の様子に何か変わったところはあったか?」ちら(バルコニーの方を見る)
ニャン蔵「二人共、特に異常は見られませんでした」(いつの間にかバルコニーの手すりの上で片膝をついている忍び猫)
ニャン=ジュスト「そうか。少し勘ぐり過ぎた様だな」
ニャン蔵「半田千恵子に関してはロイ・ファウラーの工場へ行った後も、そのまま真っ直ぐ神殿へと戻って来ています。やはりコニー・ファウラーを投獄したことで、今後の身のあり方を意識したのでしょう。気の強い雌猫ではありますが、保守的なのかと・・その手のタイプは、脅威を目の当たりにしている限りは裏切ることはありません」
ニャン=ジュスト「不審な真似をしたらすぐに処罰しろ。最も、今日のめでたい式が終われば・・どうとでもなろう」
ニャン蔵「王妃の容態も問題なく。いつもと同じ量のドスコカインを静脈内投与した後、暗示もかけました。問題なく婚礼式を迎えられるでしょう」
ニャン=ジュスト「このニャー神殿に一切の不都合は許されない。残る憂いは・・来るべきゲストの来訪だけか」(青空を眺める)
「あたちのモンハン日記」
~Sanctuary of extinction~
~神殿内、控室....
ぽつん・・(せっまい控室に用意された木製のベンチに腰掛ける二人の踊り子猫。ベンチの隣には大樽が置いてある)
鉄平「・・蒸しあっちぃな・・この控室・・・」(素顔の上からおそらくどんぐりを割って作られた思われるエスニック感満載の「あやしげな面」を被っている。衣装も同じように土着感の強いものを纏っている)
影丸「水没林ですからな・・・ユーリィ殿は平気でしょうか?」(同じような格好をしてる。自身の隣に置いてある樽を心配そうに眺める)
鉄平「叩いてみ」
影丸「御意」
こんこん
影丸「・・・・・・・・」
こんこん(樽の中から「返事」が聞こえる)
影丸「中は問題ないか?」
ぎぃぃいいいいいいいいいい・・・・
(中から爪をたてた様な不快な音を鳴らす)
鉄平「やめろよ気持ちわりぃ~」
ヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒ・・・・
(不気味な微笑をみせる大樽)
影丸「心配無用ですな」
鉄平「これだけフザケる余裕があればなそれにしても大した検問がなかったのは意外だったな」
影丸「神殿内に向かう道中、対空砲などといった兵器の数が目立ちました。おそらくそちらの配備に気を取られているのかと」
鉄平「なるほど。流石に昨日の今日だしな・・上空のバラン達も気が気じゃねぇな。どっちにしてもフェイリンメイリン国の開発技術が今は陸に向けられていて助かったよ。最も、連中が飛空船を製造して、水没林の制空権を握るのは時間の問題なんだろうがな」
影丸「そうですな。既に水没林の軍事力を警戒し始めたアクアパラダイスモーテルは、フェイリンメイリン国と本格的に盟約を結ぼうと動き出している様です」
鉄平「孤島のマフィアを人型排斥主義が受け入れるって?」
影丸「利用出来るものはすべて利益に還元しようというのがニャン=ジュストの考えでしょう。彼らにしてみれば盟約を向こうから申し出てくること自体、隷属化させたとみているのでしょうな」
鉄平「うちのゼニゲバクソ女じゃあるめぇし・・それとも新大陸で賢く生きるのは奸佞邪智じゃなきゃ無理だってのか?俺はごめんだね。そんな世の中、ロベスニャエールは望んじゃいなかったはずだ」
影丸「あの方も確かにマキャベリストではありましたが、策の中に血が通っていました。そこがニャン=ジュストとは決定的に違うところです。そして総帥も、丞相もです」
鉄平「俺は連中ほど狡猾老獪じゃねぇよ。ユクモにいると土地柄のせいか、なんだか年を取った気分にはなるがな」にこ
影丸「フフ・・」
ヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒ・・・・
(ついでに樽も不気味に笑う)
鉄平「しっかしボニーのやつおっせぇな・・・女優の才能に難ありだったか?」
影丸「いかが致しましょう。特別見張りも来ぬようだし、当初の予定通り花嫁部屋に行きますか?」
鉄平「待て・・誰かこっちに来るぞ」(猫耳を立てる)
・・・・・・・・・・・・・・・・・
千恵子「失礼するよ」キィ~~~~
鉄平「・・・・・・・・・・」(ベンチに腰掛けぐったりしてる)
影丸「・・・・・・・・・・」(同じく)
樽「・・・・・・・・・・」(大人しくしている)
千恵子「なんだいこの部屋・・・ずいぶん蒸し暑いね。ドアを開けてりゃよかったのに」
鉄平「お気遣い、どうもすいやせん」(声色を変えて(千鳥のあのコントの「よだれダコ」みたいな)へんてこりんな声で話す)
樽「クックックックックック・・・」
ガーーーン(慌てて影丸が樽を蹴る)
樽「・・・・・・・・・・」
千恵子「・・・・・・。変な連中だね。あんたらだろ?今日、舞を披露してくれるっていう踊り子は」
鉄平「へいです(こいつ・・昨日のメイドだ・・・声でバレねぇ様にしねぇと・・)」
影丸「式はまだですよね?」
千恵子「もちろんさ。あたしの用は別にあってね」フフ~ん(辺りを物色している)
鉄平「・・・・・・・・・」
千恵子「その樽をちょっと、調べさせてもらってもいいかい?」
鉄平「え、樽ですかい」ドキりん
千恵子「祝い品のワインだってんだろ?でもここじゃ少しでも変なものを差し出そうもんならギロチン行きなんでね。悪いが毒味させてもらうよ」ずかずか
鉄平「へ、へい・・・」
千恵子「どれどれ・・」
カポン(樽の蓋を開ける)
鉄平「・・・・・・・・・」
影丸「・・・・・・・・・」
千恵子「見た目は普通の色だね・・」
鉄平「こそこそこそこそ!(おい、影丸!平気だよな!?バランの血だなんてバレっこねぇよな!?)」たらたら(面の下から大量の汗が流れ出てくる)
影丸「こそこそこそこそ!(最悪、バレればこのメイドを気絶させるまでです)」スッ(手刀を構える)
千恵子「なんだいこれ?なんだか野性味溢れる「へんてこりんな」匂いがするねぇ・・」くんくん
樽「クックックックックック・・・」
ガーーーン(影丸が派手に樽の横っ面を蹴る。その拍子に濁り汁が千恵子の顔面に豪快にかかる)
鉄平「ば、ばか」あたふた
千恵子「ちょっと!なにしてくれて・・・」ぺろり(顔面に付着した濁り汁を舐める)
鉄平「あっ」
千恵子「これ・・・・ワインじゃないね・・・」ちろ(濁り汁を指にとって考察する)
鉄平「やっべ」
影丸「・・・・・・・・」スッ(気配を消しながら千恵子の背後にまわる)
千恵子「どういうことだい?」ちら
鉄平「ちげぇ~んだ!それはそのぉ~・・」
千恵子「その声・・・まさかあんた・・!?」
鉄平「な、なんのことですかねぇ~」ぐん(慌てて肘を大樽の上につこうとする)
ゴロン(その拍子に大樽が真横に倒れる)
鉄平「あ」
バカァ~~~ん(豪快に崩壊する大樽。中から両膝を抱えた体育座りの姿勢で、まあるくなったまま横に倒れるヒーラー装備のおねえちゃんが露わになる)
鉄平「・・・・・・・・・・」
千恵子「・・・・・これは・・・どういうことだい・・?」(まじまじと横たわるユーリィを眺めながら問う)
ユーリィ「・・・小生は・・樽の精・・・なんてね・・」クックックックックッ
千恵子「あんた達、ひょっとして昨晩の・・」
影丸「ちょえ~~~~!!」シュッ(千恵子の背後で手刀を振り下ろそうとしたその時・・)
ボニー「やっほぉ~♪お待たせぇ~♪ブルジョワ達にすっかり引き止められちゃってさ!それにこの扮装暑いのなんのって・・げぇえええええええ」バーーン
(ドアを豪快に開けた瞬間、喋り散らしながら入って来ては瞬時に中の異変を察知し悲鳴をあげる)
鉄平「ばか!なんてお前はそそっかしくて、ばかなんだ!!」
千恵子「やっぱり・・はっ」くる
影丸「ちょえ~~~!!」シュッ(手刀を振り落とす)
千恵子「あたしはそれほどバカじゃないって!」ひょっ(その体型からは想像もつかないほどにでんぐり返しをキメて手刀を寸でで交わすベテランメイドメラルー)
ボニー「こうなったら!!」バサッ(長いドレスを両手で持ち上げる)
千恵子「ちょっと待ちな!!」したっ(でんぐり返しからそのまま片膝をつく)
鉄平「!?」
千恵子「あんた、昨日の龍之鉄平だろ!?あんたにお願いがあるんだ!!」ガバッ(鉄平の足元にすがる)
鉄平「・・・・・・・・・」
千恵子「お願いだ!!あたし達を助けて!!」(涙を浮かべながら懇願する)
鉄平「・・・・・・・・・」
影丸「・・・・・・・・・」スッ・・(再び手刀を振りかざす)
鉄平「待て」
影丸「・・・・・・・・・」
ボニー「なんだか理由ありのようだね」パタン・・(スカートを下ろし静かにドアを閉める)
鉄平「聞くだけ聞いてみっか。な」ぽん(千恵子の頭に手を置く)
千恵子「龍之鉄平・・・・あんたはほんとの英雄だよ!!」
ユーリィ「・・小生は・・樽魔神・・なんなりと願いを申せ・・なんてね・・」クックックックックッ(まだ体育座りのまま横になってる)
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次回「あたちのモンハン日記」ザ・中継ぎ記事はというと・・
6/7(日)0時更新 「ザ・謎(つまり何も決まっていないということを指す)」
をお送り致します♪作者は海外サッカーウルトラス現在世界規模で噂が絶えないFIFAの一連の騒動に対し「ようやく本当の意味での改革が訪れたか
初めてFBIに感謝したかも」と意味もなく創造主の様に上から目線で思うている今日このごろ。FBIに関して言えば、もう数年前からFIFAに対し着々と調査を行っていたのですが、GOサインが出た途端、こんなにも早く世界規模の巨大アソシエーションを牛耳る保守派の害虫達を「駆除」出来るとは、さすが世界警察を保持する合衆国・・おそるべし
同時に欧州間でも騒動に関わっていた国家及び企業の動向からも目が離せない
&一連の騒動がはじきだす総括的な経済的効果はどのくらいなんだろう
と気になったり(一応作者はFP2級者なので嫌でもそういう思考が頭をよぎったり
)。正直スイス警察やバークレイズが動いた時には「イケイケぇ~!今度こそみんなでブラッターを追放だぁ~
」と、思わず作者の「淡い革命心(かくめいごころ)」にも火がしゅぼっとな
ですがブラッター辞任も「流石は老獪なマキャベリスト。スケープゴートをたて、ここはひとまず会長選の圧倒的表を世界に見せつけてから(民主的を訴える実に古臭い会長選のやり方で)の、お次は辞任で好感度と同情を得る政略ですか
」と、逮捕だけは今後の動向も踏まえ、なんとしても免れたい必死さだけは伝わってきました。組織に立ち向かうのはコモンローだけではむつかしいんだなぁ
と改めて現在の資本主義社会がこわくなった作者
資産を守るのは東西南北問わずたいへん
んだば次回もでっかい声出して読もう見ようマモーミモーもNHKで復活
ばいばいよ
Estrellianこと星龙ちゃん(MHO)のひと狩り動画が続々と♪祸星龙 (亜種)も登場☆
やったった 人のお家で トライをさ
どうぼ。寝不足で顔が真緑色(まみどりいろ)のあた門道作者です



さて無事にオープニングコラムも決まった







閑話休題






おお・・動いてる




国産MHシリーズの様に、既に多くのユーザーからそのエンジンを感知、認知されているのと違い、MHOはCryEngine3を採用しているので、新モンスター登場の折、従来のMHシリーズと比較して違和感はないか?という疑問を抱き、つい監視の目が入ってしまいます。もちろんそういったあらゆるゲーム内の課題や脆弱性を、追求→解消→改善→ユーザーの満足度へ繋げるためのテスト段階であるということも改めて痛感させられました。
まず生態に関してなのですが、公式サイトの星竜概要文とトレーラーから見受けた印象をそのまま「MHテイスト」に上手く表現出来ていると感じました。どこか婉美で綺羅びやかな知的さと情緒を具現化した、実に中華的な要素を持つ星竜の雰囲気はふんだんに出ていると思います。体表を舞う相利共生の関係であろう紅蝶も、優雅に妖艶に羽ばたきながらも星竜と共通の外敵であるハンターを威嚇しています。おそらく怒り時への変更モーションでしょうか、星竜が空を見上げ、咆哮を上げると同時に周囲を舞う紅蝶が弾け、粉塵と化し、そのまま星竜の体表に火属性エネルギーとして同化するシーンが、星竜という「モンスター」のインテンシティを最も表現しているのではないかと感じました(作者の勝手な想像ですので、公式概要とは特徴が異なるかもしれませんが・・)。
次に攻撃モーションですが、そこはまだテスト段階なのでしょう、数えるくらいの動きしか見せていませんが、回転時の尻尾がハンターに与える「鬱陶しさ」はモンハンそのものです(笑)登竜門ともいえる、モンスターによる「指導」がしっかり実践されていると思います。本番では紅蝶がハンターに与えるダメージも、もう少し露骨になるのだろうという予測と、本当の星竜の恐怖がもっと体感出来るような仕上がりになるだろうという「期待感」は十分与えているのではないでしょうか。個人的には怒り時の攻撃倍数と、それに相応しい、より星竜らしい絢爛華麗な攻撃モーションを懇願します。
以上~!(厚切りジェイソンさんな感じで)今回のCBT4版星竜ちゃんを見ての感想でした




原種とは対照的に、こっちはなんだか「こわカッコイイ」ですね。MHFの黒穿竜みたいな闇属性な波動をこの子からは感じます(たぶん違うけど色合いは最高)。こちらも本番ではそれはもう恐ろしいのでしょう。そうでなきゃだめだと思うし・・。
余談ですが、MHOはオンラインゲームで外人さんが好きらしいという、ダメージ数値が表示出来ます。これが本家との大きな違いですよね。ダメージ数値を見ると各武器のDPSの違いがあからさまに分かります。ソロ狩猟やコアハンターの考察にはいいかもですが、パーティー狩猟時だと、なんだか「喧嘩の要因」にもなりそうな気も



No To Racism
No Hate Speech
星竜ちゃんもそう言ってます

こんな感じでばいばいよ





この場を借りまして狩りまして・・THANK YOUでしょう

↓これ、なんだか盛り上がってる公式MHOサイト
http://mho.qq.com/main.shtml



うおりゃ~

んだば次回の「厚切りモンハン日記」ザ・ストーリーモードはよ!?ああん!?
6/9(火)0時更新 「君がいたからなんだ!!」の巻
をお送りするぼっち♪聖域編第二章も徐々にクライマックスへ!!それぞれの思惑と覚悟を胸にクエスト達成を目指す一同!!ロイはこのままコニーを諦めてしまうのか!?そんだこんだで次回もニャー神殿エリアから目が離せないでしょうよ


「君がいたからなんだ!!」の巻
メイド猫「終わりました。陛下」スススス・・・(頭を垂れながら後退するメイド猫達)
ザベーーーン!!

猛豚「う、うむ。ご、ご苦労であった」(威厳あふれる漆黒のチョハ(胸に弾帯の付いた長い丈のコート)に細身の黒いロングブーツ。ベルトには長剣を挿している。だが、もちろんパンツは履いていない)
メイド猫「・・・・・・・・・」うっとり(他のメイド猫が頭を下げる中、上目遣いでその威厳ある猫王を見つめる赤ぶち猫のメイド。見るからに新米であるにも関わらず頭の後ろにドでかい派手な真紅の薔薇型リボンを付けている)
メイド猫「鈴麗(リンリー)」(下を向きながら声を掛ける、凛とした青ぶちベテランメイド猫。見るからに利発そうな切れ長の目をしている)
鈴麗「はっ


メイド猫「陛下。正午までまだもう少しお時間がございます。どうでしょう。気分転換に少し外に行かれては?」
鈴麗「はいは~い!!それならば鈴麗がご一緒に・・!!」バッ

むんずっ

メイド猫「いかがでしょう?」にこ
猛豚「か、構わん。ち、朕はここにいる。じ、時間になったら迎えに来るのだ・・・・」
メイド猫「・・・・・・??」
猛豚「・・・・・・・・・」(ベテランメイド猫を凝視している)
メイド猫「姜淑でございます」にこり
猛豚「きょ、姜淑・・・た、頼んだぞ」トスッ(そう言うと玉座に腰を下ろす)
こちん(腰に差している長剣の鞘が玉座の肘掛けにぶつかる)
猛豚「・・・・・・・・・・」
鈴麗「あ・・」
猛豚「・・・・・・・・・・」ショキーーーン(腰掛けたまま長剣を鞘から抜く)
メイド猫達「ひいいいいい

猛豚「・・・・・・・・・・」(美しい輝きを見せる長剣の刃を眺めている)
姜淑「その宝剣は本日の結婚式より陛下とお妃様の吉報を導き示す厄除けの護り。選りすぐりのエルトライト鉱石を、国一番の刀工に鍛造させたものです。武勇溢れるフェイリンメイリン国の王を象徴する逸品かと」
猛豚「き、奇面族の王も、こ、好んで剣を持つという・・ち、朕は争い事は好まない・・。だ、だが王妃を守る為ならば、ま、迷わずこの剣を振るおう・・」チャッ(宝剣を掲げる)
鈴麗「わぁ・・・・」うっとり(その姿に見とれている)
姜淑「では陛下。お時間になりましたらお呼びに参ります」むんずっ(呆けてる鈴麗の猫首をとっ捕まえてメイド達と一斉に頭を垂れる)
猛豚「う、うむ」(宝剣を見上げたまま答える)
「あたちのモンハン日記」
~Sanctuary of extinction~
キコキコキコキコキコ・・・・・(神殿内の回廊を白い布で覆われたキッチンワゴンを押しながら進むベテランメイドメラルー)
千恵子「・・・・・・・・・・」キコキコキコキコ・・
カツカツカツカツカツ・・・
(前方よりメイド猫達が歩いてくる)
姜淑「・・・・・・・・・・・」カツカツカツカツカツ

千恵子「・・・・・・・・・」キコキコキコキコ・・
姜淑「・・・・・・・・・・・」カツカツカツカツカツ

鈴麗「千恵子さんニャ♪」ととととと(両手を上げ姜淑を追い抜いていこうとする)
むんずっ

鈴麗「みゃあ

姜淑「・・・・・・・・・・・」ピタ(足を止める。一斉に後方のメイド達も止まる)
千恵子「・・・・・・・・・・」キコキコキコキコ・・
姜淑「これはこれは千恵子さん。これから王妃様のお部屋へ?」
千恵子「ああ。あんた達は陛下のお召し替えだったね。その様子じゃ無事に終わったみたいだ」
姜淑「王妃様のドレスの着付けも終わっています。お食事を?」
千恵子「そうだよ。花嫁ってのは式の途中は大したもの食えないだろ?だからさ」
姜淑「そうですか。なんなら「私の」メイドを一人派遣させ、お手伝いさせましょうか?」にや
鈴麗「はいは~い!それなら鈴麗が・・」
むんずっ

鈴麗「みゃあ

千恵子「確か、あんたと鈴麗は従姉妹同士だったね。仲良しこよしもいいが、遠慮しておくよ。群れをなすのは好きじゃないんでね。それにあたしは王妃様専属の女中だ。手広い仕事を任されて、てんやわんやしてるあんた達が王妃様の前で粗相を起こしたとあったら、ギロチンどこじゃ済まないだろ?」くす
姜淑「それは余計な気遣いでした。コニー・ファウラーの「オトモ」さん」フフ・・
千恵子「東方訛りがきつくて、何を言ってるんだか聞き取れないね。小さな群れの王妃様」
姜淑「無産階級出身の猫というのは実に口が悪い。そんな味覚で王妃様の毒味が出来まして?」フフフフ(後方の猫達はみんな気まずそうに目を逸らしている。鈴麗だけは対峙する二人の大人猫をきょろきょろと不思議そうに眺めている)
千恵子「覚悟がなきゃ務まらないことだってあるんだよ。せいぜい、あんたは出世欲にかられてるといいさ。さ、どいておくれ」
姜淑「・・・・・・・」じろ(白い布で覆われたキッチンワゴンを見つめる)
千恵子「・・・・・・」ぎゅっ(ワゴンを掴む肉球に力が入る)
鈴麗「千恵子さん千恵子さん!コニーちゃんはどうしたニャ?今日は姿を見せないけど」きょろきょろ(額に手をかざして、いるはずもないコニーを探すそぶりをする)
千恵子「病欠だよ」
鈴麗「にゃにゃ。可哀想ニャ・・せっかくの結婚式を見れないニャんて・・」がっくし

姜淑「昨晩、警備兵による誤射が花嫁部屋に直撃したとお聞きましたが、その時あなた方も部屋にいたのですよね?」
鈴麗「えーー!!じゃあコニーちゃんはその時、怪我をしたニャ!?」
千恵子「心配ないよ。少し疲れがたまっていただけさ。しばらく安静にしていれば・・大丈夫だよ」
鈴麗「それはほっとしたニャ。コニーちゃんはお家に帰ったの?」
千恵子「ん・・・ああ。そのうちいつもの元気な笑顔で戻ってくるさ」
鈴麗「わ~い♪そしたら鈴麗、お見舞いに行くニャ~♪」ぴょーんぴょーん

むんずっ

鈴麗「みゃあ


姜淑「では千恵子さん。我々は式の準備がありますので、これにて」ぺこり
千恵子「ああ。そうだ」
姜淑「なにか?」
千恵子「あんたは性根は悪いが、リーダーとしての存在感と統率力は兼ね備えている。これからもメイド達の世話と教育を頼んだよ」
姜淑「??」
千恵子「じゃあね」キコキコキコキコキコ・・・(メイド達の間をぬって進んでいく)
姜淑「・・・・・・・・・・」(千恵子の後ろ姿を見つめている。その横では鈴麗が健気に手を振っている)
メイド猫「姜淑様。我々も行きましょう」(おそるおそる話しかける)
姜淑「わかっています。さ、鈴麗」むんずっ

カツカツカツカツカツ・・・
キコキコキコキコキコ・・・・
千恵子「・・・・・・・・・」キコキコキコキコ・・
キコキコキコキコキコ・・・・
(ドアの両脇にボウガンを携えた警備兵(ザザミ装備の)が立つ部屋の前に到着する)
ザザミ警備猫「イーーーーーーッ!!」(敬礼する)
千恵子「ああ。あんた達こそご苦労様。異常はないかい?」
ザザミ警備猫「イー!!イッイッ!!イーーーーー!!」
千恵子「そうかい。そりゃ朝から大変だったね。なにせ昨日の今日だ。しっかり警備するんだよ。じゃあ中に入れておくれ」
ザザミ警備猫「イッ」
ガチャ(大人しく部屋のドアを開ける)
ザザミ警備猫「イッ」
千恵子「ありがとよ」
キコキコキコキコキコ・・・・
(キッチンワゴンを押して部屋の中に入っていく千恵子)
ザザミ警備猫「イッ」
バタン

キコキコキコキコ・・
千恵子「・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(千恵子が目にしたのは、窓際に呆然と立つ、華やかなパールピンクのアンダードレスの上に、純白ドレスを着用したフラワーの姿であった)
フラワー「・・・・・・・・・」(ベルトはアンダードレスと同色の幅広ロングベルトを巻いており、長い帯がスカートの正面で二又に垂れ下がっているのが特徴的である)
千恵子「とても綺麗だよ。王妃様」
フラワー「・・・・・・・・・」(千恵子が部屋に入ってきていることすら気づいていない様子である)
千恵子「可哀想に。薬の量を増やされたんだね。でも大丈夫だよ。さぁ」スッ(白い布をめくり上げる)
シュッ


影丸「フラワー殿。ご無事で何よりです」スッ(片手を地面について伏している)
フラワー「・・・・・・・・・」
千恵子「さ、あんたも挨拶しな」ごそ(ワゴンの下から何かを両手で掴み上げる)
ブッチャービートル「カナカナ・・ケショーン」(非常に目つきの悪い猟虫)
千恵子「いい子にしてな」スッ(ワゴンの上に猟虫を乗せる)
影丸「千恵子殿。例のものを」
千恵子「早く。警備猫が入ってきちまうよ」サッ(影丸に何やら薬包紙を手渡す)
影丸「うむ」
ザザミ警備猫「イ~~~」ちらちら(ドアを気にしてる)
ザザミ警備猫「イ?」
ザザミ警備猫「イ~。イッイッ。イ~?」(食事を持ってきただけなのになんだか長すぎやしないかい?的な)
ザザミ警備猫「イッイッ」(GOGOのサインをする)
ザザミ警備猫「イッ?」(俺?みたいな)
ザザミ警備猫「イー!イー!」(いいから入れ、みたいな)
ザザミ警備猫「イ~・・」(そういう役割はいつも俺かよ、的な)
スッ(ドアノブを開けようとする)
ガチャ(その瞬間、中からドアが開く)
ザザミ警備猫「イッ

千恵子「おや?どうしたんだい」キコキコキコキコ・・
ザザミ警備猫「・・・・・・・・」ちろ(こっしょりと部屋の中を目視で確認する)
・・・・・・・・・・・・・・・・・
(相変わらず王妃は窓際に立ちすくんでいる)
ザザミ警備猫「イッ」(異常なし、的な)
バタン

千恵子「お水だけで十分だとさ。緊張で食事は喉を通らないんだろうよ」
ザザミ警備猫「イ~~・・・」
千恵子「平気さ。式が終われば緊張も解けて、お体もよくなるさ」
ザザミ警備猫「イーー!!」
千恵子「あ、そうだ。正午になったらあんたらが王妃様を神殿の外までエスコートしな」
ザザミ警備猫「イ~!?」(二人して「俺が?」的な)
千恵子「そうだよ。あたしはベランダで式を観覧する大事なゲスト達に出す食事を運んだり、その支度やらで忙しいんだ。いいね?粗相のないようにやるんだよ」
ザザミ警備猫「イーーー!!」ビシッ(今日一の敬礼をしてみせる)
千恵子「ああ、そうだ。神殿のどっかに空き樽はないかい?」
ザザミ警備猫「イ?」
千恵子「そう。大樽だよ。頂きもののワイン樽が壊れそうでね。移し替えたいんだ」
ザザミ警備猫「イッ。イッ~。イッイッ」
千恵子「倉庫に大タル爆弾用の樽がたくさん余ってるって?そりゃ助かる。使わせてもらうよ」
ザザミ警備猫「イッ」
千恵子「じゃあ、くれぐれも頼んだよ」
キコキコキコキコキコ・・・
ザザミ警備猫「イ~~!」ふん(おお仕事を任されて鼻息を荒くする二人)
~フェイリンメイリン国領内、武器工房、工場室....

ロイ「・・・・・・・・・・・」(がっくりと肩を落とし椅子に椅子にもたれかかっている)
・・・・・・・・・・・・・・(机の上にポツンと置かれた、でっかい肉球の型をしたエメラルドグリーンの宝石がはめられた婚約指輪)
ロイ「コニー・・・・」
コンコン
ロイ「・・・・・・・・・・・」
ダミアン「工場長~。言いつけ通り、全部輸送し終わりましたよぉ~」ぱたぱた(汗だくで自慢のリーゼントが少しだけ乱れている)
ロイ「そう・・・・・・」
ダミアン「あれ。なんもしてねぇ。珍しいこともあるもんすね」よっ(デスクの上に腰を下ろす)
ロイ「・・・・・・・・」
ダミアン「・・・・・・・・・」ちら
・・・・・・・・・・・・・・・・
(デスクの上の婚約指輪に気づく)
ダミアン「・・・・・・・・。もうすぐ正午っすね」
ロイ「ああ・・・・・・・・」
ダミアン「午後の予定はどうします?」
ロイ「君に任せるよ・・・」
ダミアン「・・・・・・・・。そうだ。工場長、昼休憩、行ってきたらどうです?」
ロイ「・・・・・・・・・・」
ダミアン「確か結婚式も正午からでしたね。もうそろそろだ」う~ん(伸びをしてみせる)
ロイ「うん・・・・・・」
ダミアン「あ。そういや、神殿の警備兵にマニュアル渡すの忘れたなぁ・・・」ガサリゴソリ(汗だくのTシャツの中からボロボロになった紙切れを出す)
ロイ「・・・・・・・・・」
ダミアン「工場長、渡してきてもらえます?」スッ(ボロボロの紙切れを無理やり手渡す)
ロイ「え・・・・」
ダミアン「さ!行った行った」ぐいぐい

ロイ「ちょ・・・・」
ダミアン「今から行けば式には十分間に合うんじゃないすかね。そういや、フレッカーさんが神殿内のバルコニーで観覧するって言ってたなぁ・・・工場長なら顔パスで中に入れるんじゃないすか?」
ロイ「??」
ダミアン「もう!うといんだから!!有権者達に食事を出すのはメイドの仕事でしょ!?そこで久しぶりに会ったらどうです!?愛しのコニーちゃんに!!」ガッ(婚約指輪を拾いあげる)
グン

ロイ「・・・・・・・・・」
ダミアン「あ、それから今日はもういいっすよ、帰って来なくて。午後はいつも通りでいいんでしょ?俺が仕切りますから」
ロイ「ダミアン・・・・・」
ダミアン「ワーカホリックじゃ工場は守れても、愛する女は守れませんぜ。会いたいんでしょ?コニーちゃんに」
ロイ「・・・・コニー・・・・」グッ(指輪を強く握りしめる)
ダミアン「ただ神殿に会いに行くだけじゃないすか。それが少し遅れただけっすよ。会っちまえば、そんなことすぐに・・」
ロイ「そうだ・・・遅すぎたんだ・・・!」
ダミアン「へ?」
ロイ「ダミアン!!もしも僕が帰って来なかったら、工場は君が仕切ってくれ!!いいね!?」
ダミアン「はい?」
ロイ「じゃあ行ってくる!!待ってろ!!コニー!!」ダッ

ダッダッダッダッダッダッダッ

(一目散に部屋を出て行くロイ)
ダミアン「・・・・・・・。やれやれ」(と言うものの顔は実に清々しく笑っている)
ダッダッダッダッダッダッダッ

ロイ「はぁ・・はぁ・・!!(そうだ・・僕がここまで頑張ってこれたのも、コニー!君がいたからなんだ!!)」
ズデーーーーーーーーーン

(走り慣れていないせいか豪快につまづく)
ロイ「はぁ・・はぁ・・・!!」ダッ

ダッダッダッダッダッダッダッ
ロイ「はぁ・・はぁ・・!!(コニー・・・君がいなければ・・君がいなければ僕は何一つ出来やしないダメ猫なんだ!!)」
ダッダッダッダッダッダッダッ

ロイ「コニー!!僕には君が必要なんだ!!それに気づくのも、君に会いに行くのも遅かったんだ!!許してくれぇえええええ!!!!」(泣きじゃくりながら走る)
ダッダッダッダッダッダッダッ

ロイ「待ってろ!!コニー!!必ず僕が君を助けて出してやるからな!!」グン(全力疾走しながら強い決心と共に涙を拭う)
To Be Continued



次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードは
6/11(木)0時更新 「水没林のジューン・ブライドってか!?」の巻
をお送り致します♪次回も読もう


「水没林のジューン・ブライドってか!?」の巻
~フェイリンメイリン国上空、対流圏....
GOOOOOOOOOOOOO!!
(青空の下、豪快に飛翔してみせる轟竜)
バラン「ひょおおおおおおおお!!本日は晴天なりぃ~!!結婚式には最適な日和だな!?ええ!?」
ゾフィ「水没林のジューン・ブライドってか!?確かに下は梅雨時以上に蒸し暑いが、こっちは・・・え~~っくしょい!!」ブブーーー(バランの首に掴まりながらこれまた豪快にくしゃみをする)
バラン「はっはっはっはっはっは!!人間ってのは適応能力に脆弱性を抱えた生き物だ!!この大気層は冷てぇからな!!風邪ひかねぇように気をつけな!!」ビュオオオオオオオオン
ゾフィ「うっせぇ!!砂漠にも雪山にも出没するでしゃばりモンスターめ!!おめぇらと違ってこっちはデリケートなんでぃ!!うううう・・・ホット・・ホット・・・あった」んぐ(あやしげな紅い液体が入った小瓶を飲み干す)
バラン「ボニー達はうまくやってっかな!?飛空船のジャックまでは実に上手くいったが!!」
ゾフィ「発煙筒の煙が見えないってことは上手に演技してんだろ?ふぅ~、ぽかぽかしてきた」にんまり
バラン「ならいいがな・・・いつでも下降出来る準備しておけよ!!いざとなったら神殿に突っ込んでお騒がせなんだからな!!」
ゾフィ「任せろって!こっちは昨晩暴れられなかった分、鬱憤が溜まってんだ!ついでにサブクエストも敢行ってな!」しっしっしっしっし
バラン「ここで今回のクエストを確認だ!!」
クエスト名「花嫁救出作戦」
目的:王妃(フラワー)の奪回
サブクエスト①:神殿内のドスコカイン製造の証拠を掴め
サブクエスト②:コニー・ファウラーの救出
指定地:水没林フェイリンメイリン国領内、ニャー神殿エリア
難易度:★★★★★★★★★★(狩猟レベルと比較)
メインクエスト報酬(ディオマリアシスターズのみ):あんまん一年分
特殊条件:狩猟ではない大紛争に発展する可能性大
ゾフィ「まるごと掴んでやるぜ!!俺はなる!!サザンゴッドのキングに俺はなる!!なんてな。きゃはははははは!!」べべべべべべ(よだれが風圧で飛び散る)
バラン「あまりお騒がせにはしたくねぇが・・ボニーの身になにかあれば致し方ねぇな」
ゾフィ「なぁお前、あのボクっ娘猫にゃんに惚れてんのか?」
バラン「なっ!?」ドキりん
グオオオオオオオオン!!
(動揺して傾く)
ゾフィ「うおっこらぁ~!しっかり飛べぇ~!!」ぷんすかポカりん
(怒って頭をぶつ)
「あたちのモンハン日記」
~Sanctuary of extinction~
~ニャー神殿内、控室....
影丸「では頼みましたぞ」バサッ(再び舞踊団の衣装に着替えている。その奥ではエスニックなお面を付け、舞踊団に扮装した鉄平が腕を組んで壁にもたれかかっている)
ボニー「新しい大樽もこの通り手に入ったしね♪上手くやってみせるさ。ね、ヒーラーのおねえちゃん」こんこん(台車の上に乗った大樽を軽く叩く)
大樽「・・・・・・・・・」カタカタカタカタ(小刻みに震える大樽)
千恵子「ここまでは順調だね」ふう~
影丸「うむ。半田殿の援助もあり、すんなりフラワー殿のいる部屋に入れたのは大きかった。そのおかげでこちらの下準備も万全になった。感謝致しますぞ」ガッ(御意の姿勢で感謝の意を示す)
千恵子「よしてくれ。礼を言うのはこっちさ。きっとあたしもコニーを助けてみせるよ」
鉄平「半田さん」
千恵子「ん?」
鉄平「フラワーの面倒を見てくれてありがとうな。俺も必ずフラワーを取り戻してみせる」シャキーン(舞に使うと思われるヒーローブレイドタイプの双剣を抜く)
千恵子「龍之鉄平・・・そのお礼もコニーに言ってくんな。あたしはコニーの「オトモ」に過ぎないんだからさ。それより残念なのは、そのあんた達の晴れ舞台を見れないことかな」フフ・・
鉄平「無事にユクモに帰れたら、嫌って言うほど聞かせてやるよ。温泉にでも浸かりながらな」
千恵子「ああ・・そうだね」
ガシッ(拳をあわせる二人)
ボニー「さぁ行こう。そろそろ警備兵が鉄平達を迎えに来るよ」
鉄平「またあとでな」ピッ
千恵子「・・・・・・」こくり
キコキコキコキコキコ・・・
(台車を押しながら部屋を出て行くベテランメイドメラルーと貴婦人に扮装したボニー)
鉄平「うまくやってくれよ・・・みんな・・」
ザシュザシュザシュザシュ・・
(千恵子達と入れ替わりに部屋へと近づいてくる警備兵の重たい足音)
コンコン(開きっぱなしのドアを叩く、青いどんぐり装備を纏った猫兵)
鉄平「へい」
警備猫「お迎えにあがりました」
鉄平「よし。いこうぜ」
警備猫「ババスコン婦人はご一緒では?」
鉄平「え、ああ、たった今、便所に・・」
影丸「お色直しに行かれました」(その横で影丸のフォローに安堵する鉄平)
警備猫「そうですか。どのような段取りで舞をなさるのか確認したかったのですが・・」
影丸「それは道中、我々がご説明しましょう」
警備猫「そうですか。では」
鉄平「よし!行こうぜ!」パン(影丸とハイタッチする)
キコキコキコキコキコ・・・・(人気のない長い回廊を、大樽が乗った台車を押しながら進むベテランメイドメラルー。その隣にはへんてこりんなドレスを着た貴婦人の姿も)
千恵子「・・・・・・・・・」きょろきょろキコキコ(周囲を気にしながらワゴンを押し進む)
ボニー「ほんと助かるよ。こんな広い神殿、ボク一人じゃ迷子になってたかもしれないからね。ありがとう千恵子さん」
千恵子「礼を言うのはこっちだよ。あんた達の目的に加えて、余計な依頼をしたのはこっちなんだ。なんでもやらせてもらうよ」
ボニー「悪いのはニャン=ジュストのやつさ。フラワーさんを薬漬けにして暗示をかけた上、なんの罪もないメイドを投獄するなんて・・・絶対に許せない!」
千恵子「あんた達の勇気にはただ感心させられるだけだよ。こんな少人数で神殿に乗り込むなんてね。コニーの旦那にも・・少しは見習って欲しいもんだ」キコキコキコ・・・
ボニー「ロイ・ファウラー・・・フェイリンメイリン国の兵器製造を一任される天才技師・・出来ればコニーさんと一緒にユクモに連れて行きたいけど・・」
千恵子「厳しいね。あの男にそこまでの根性はないよ。まったく・・自分の愛する妻が殺されるっていうのに、それでも工場の方が大事なんだ。情けない男だよ。龍之鉄平とは月とすっぽんさ」キコキコキコ・・
ボニー「きっと心の綺麗な猫なんだよ。だからニャン=ジュストのいうことを信じているのさ」
千恵子「いいように利用されるだけだって、分かってるくせに・・バカな男だよ!獄中で旦那が来るのを信じて待ってるコニーが・・・コニーが可哀想じゃないか・・!!」
ボニー「・・・・・・。コニーさんは十分幸せだと思うよ」
千恵子「え・・」
ボニー「だって千恵子さんみたいな立派なお母さんに、こんなに想ってもらっているんだもの。それも命懸けでね。君もそう思うだろ?ヒーラーのおねえちゃん」コンコン(樽を叩く)
ユーリィ「・・・・・・・・・・」(真っ暗の樽の中、体育座りでまるまりながら本を読んでいる。タイトルは「母を訪ねて8億光年」。広げてはいるが暗いので読めているのかどうかは定かではない)
千恵子「どうせなら母親じゃなく、お姉さんにしてもらいたいけど」
ボニー「あはははは。ごめんよ。それくらい千恵子さんは貫禄があるってことさ。褒めてるんだよ?」
千恵子「あんた達には感謝してる。だからあたしも足を引っ張らないようにしなきゃね」パチりん(ウィンクしてみせる)
ボニー「そうそう。その調子その調子♪・・っと、警備猫だ。いつもの通りに。いいね」
千恵子「ああ・・・」キコキコキコキコ・・
ザッザッザッザッザッザ・・・
(回廊を見まわりするザザミ猫兵)
千恵子「・・・・・・・・・」キコキコキコキコ・・
ボニー「・・・・・・・・・」パタパタパタ(扇で扇いでる)
ザザミ警備猫「イッ」ビシッ
千恵子「ご苦労様」ぴた
ザザミ警備猫「イ~?イッイッ。イ~?」
千恵子「ああ、この樽だろ?婦人からワイン樽を貰ったのさ。それで今から地下の貯蔵庫に運ぼうと思ってね」
ザザミ警備猫「イー・・・・・」じろじろ
ボニー「なんざます?疑ってるざますか?あ~た、お名前と所属は?上司のお名前もお聞かせ願いたいざます」ぷんすか
ザザミ警備猫「イ~イッイッ!?イッ!イ~イッイッ!!」(ごますりしてる)
ボニー「へ?」
千恵子「樽を運ぶのを手伝ってくれるだと。気持ちは嬉しいが・・」
ザザミ警備猫「イ~♪」バッ(千恵子からワゴンの持つ所を奪う)
キコキコキコキコキコ♪
(意気揚々とワゴンを押していくザザミ警備猫)
千恵子「やれやれ・・参ったね」
ボニー「構わないさ。これで周りには怪しまれず、正々堂々と地下道に侵入出来るよ。さ、ボクらもついて行こう」
カツカツカツカツカツ・・・・
(別の回廊を進むメイド群)
姜淑「・・・・・・・・・・」カツカツカツカツ(メイドを従え早歩きで進む、切れ長の目をした青ぶちメイド猫)
鈴麗「ふぁ~あ」(あくびしながらついていってる、後頭部にどでかい真紅の薔薇のリボンをしている新米赤ぶちメイド猫)
姜淑「ん・・・」
キコキコキコキコキコ・・・・(前方のT字路から姿を見せる、大樽を乗せた台車を押すザザミ警備猫。その後ろを千恵子とババスコン婦人がついていく)
鈴麗「またまた千恵子さんニャ♪お~~~・・」(手を振ろうとするも)
むんずっ(猫首をとっ捕まえられ後ろに引っ張られる)
鈴麗「みゃあ」すて~ん
(尻もちをつく)
姜淑「今のはババスコン婦人・・・直に式が始まるというのにこんな所で一体何を・・」
メイド猫「姜淑様。そろそろ陛下をお迎えに行く時間かと」
姜淑「分かっています。王妃様のお出迎えは?」
メイド猫「さぁ・・王妃様に関しては千恵子さんが一任されていますのでなんとも・・」
姜淑「フッ。いいわ。彼女がこの晴れ舞台で失態をすれば、それだけ我々の立場も上がるというもの。放っておきましょう。鈴麗」
鈴麗「にゃあ?」ぱんぱん(お尻を叩きながら立ち上がる)
姜淑「陛下をお迎えにあがりますよ」
鈴麗「やったぁ~♪」
キコキコキコキコキコ・・・・
ザザミ警備猫「イッ♪イッ♪イッ♪」キコキコキコ・・
千恵子「・・・・・・・・・」
ボニー「・・・・・・・・・」きょろきょろ
ザザミ警備猫「イッ」ぴた
ボニー「・・・・・・・・・」ちら
・・・・・・・・・・・・・・
(廊下の突き当りに威圧感のある鉄のドアが設置されている。その両脇には当然の様にザザミ警備猫がボウガンを背負い待機している)
千恵子「このドアの向こうに地下道へ繋がる階段がある」ぼそ(婦人に耳打ちする)
ボニー「その奥にコニーさんが・・そしてボクの探してるトレジャーアイテムもね・・!」
ザザミ警備猫「イ~イッイッ。イ~」(大樽を運んできた方のザザミ猫が、なにやらドアを警備してるザザミ猫二人に説明してる滑稽な様子)
ザザミ警備猫「イッ。イッイッイッイッ。イッ?」
ザザミ警備猫「イ~・・・・」(困ったリアクションしてるのは樽を運んできた方)
ボニー「なにか問題でもあったのかな・・」
千恵子「どうしたんだい?」
ザザミ警備猫「イ~。イッイッイッイッイッ。イ~」
ボニー「なんて?」
千恵子「あたしがここにいて平気なのかって、心配してる様だ。大丈夫だよ。王妃様のお出迎えは、着替え部屋を守ってくれてるあんたらのお仲間に任せてあるから。あたしがエスコートするより安心だろ?」
ザザミ警備猫「イ~。イ~イ。イッイッイ」ぽん(なるほどみたいな感じで掌を打つ)
ボニー「なんて?」
千恵子「真面目なエビ吉にエビ夫なら、何も問題ないだろうって」
ボニー「じゃあここを通ってもいいざますね?」
ザザミ警備猫「イ~イ」(どうぞ、的な)
~着替え部屋前....
エビ吉「イッ」(凛々しい顔してドアの前に立っている二人のザザミ猫)
エビ夫「イッ」(顔を見合わせる)
エビ吉「イ~ッイッ」(失礼します的な)
ガチャリ・・
エビ吉&エビ夫「・・・・・・・・イッ・・」
フラワー「・・・・・・・・・・・」(窓際に立つ純白ドレスを着た王妃の姿はまるで天使の様である)
エビ吉&エビ夫「イ~・・・・」(すっかり見とれている二人)
フラワー「・・・・・・・・・・・」ちら(放心状態のまま、なんとなく二人に気づく)
エビ吉&エビ夫「イ~!イッイッ!!イ~!!」(お迎えにあがりました、的な)
フラワー「・・・・・・・・・・・」ぼー・・・
カツカツカツカツカツ・・・・
(少しずつ賑やかな歓声が近くなっていく回廊を、警備猫を先頭に進む舞踊団の二人)
鉄平「・・・・・・・・・」カツカツカツ・・
影丸「・・・・・・・・・」カツカツカツ・・
鉄平「ふぅ~・・・・・・」(自身を落ち着かせる様に深呼吸しながら歩く)
影丸「・・・・・・・・・」(その様子を隣で見ながら歩く)
警備猫「この先から神殿の中庭に出れます。お二人にはひとまずここで待機をしてもらいます」ぴた
鉄平「へい」
影丸「新郎新婦の登場は?」
警備猫「間もなくでしょう。お二人が姿を見せれば歓声ですぐに分かりますよ」にこ
鉄平「・・・・・・・・・」グッ(手に汗握る)
鈴麗「陛下~♪お迎えにあがりました・・にゃ~ん!!」ダーーーン(豪快にでっかいドアを開ききる。その後ろでびっくりする姜淑)
猛豚「・・・・・・・」(玉座に繋がるレッドカーペットの中央で宝剣を天高く掲げている)
鈴麗「わ・・・・・・」(その姿に見入ってしまう)
姜淑「陛下。参りましょう」スッ(頭を垂れるメイド一同。鈴麗だけまだ見とれている)
猛豚「い、いざ・・王の祝宴へ・・」カショーーーン(宝剣を腰の鞘に収める)
鈴麗「素敵・・♪」ポッ(もちろん目がハート)
スススススス・・・・・(長い回廊を緊張気味にエスコートするザザミ警備猫に挟まれ、ドレスの裾を引きずりながらゆっくり呆然と歩き進むフラワー)
ザッザッザッザッザッザッ
(一方、凛としたメイド達を後続に従え威風堂々と回廊を進む猛豚。鈴麗だけは目がハートのまま国王の頼もしい後ろ姿に惹かれる様に付いていってる)
カツカツカツカツカツ
(足早に回廊を行くニャン=ジュスト。隣には神父に扮したニャン蔵を従えている)
ニャアニャアミャアミャア・・
(歓声間近の回廊で待機する舞踊団に扮した鉄平と影丸)
フラワー「・・・・・・・・・・」スススス・・・
猛豚「・・・・・・・・・」ザッザッザッザッザッ
ニャン=ジュスト「・・・・・・・・・・」カツカツカツカツカツ
影丸「そろそろ正午です」
鉄平「ああ・・・」
フラワー「・・・・・・・・・・・」スススス・・・
鉄平「・・・・・(待ってろよ、フラワー・・必ずお前を正気に戻してやるからな・・!猛豚とニャン=ジュストの好きにさせてたまるか!!)」ガン(正面を睨みつけながら壁をおもいっきり殴る)
To Be Continuedランキング参加中だぜ!みんなの激アツ一票で応援してくれよな
次回「あたちのモンハン日記」ザ・中継ぎ記事は!!
6/13(土) たぶん「なぜなに☆あたモン」のコーナー
をお送り致します♪梅雨時蒸し時ジメジメばぁ~今年も気づけば梅雨入りにイン
めんつゆ片手に傘をさす
そんな感じで次回も読もう
見よう
かじろうキノコを
もちろん死にそうな色のやつを