ビュウウウウウウウウウウン!!
(散り散りになった雲の上を航空機の様なスピードで進む桜火竜。その背中ではユクモ装備のハンターがユクモノカサを脇に抱え、片膝をついた姿勢で搭乗している)
ポール「本当に休まないでいいのか!?アマテラス!!」ビュウウウウウウ
アマテラス「まほっ♪十分、日光浴をしてきたからフルチャージよ♪桜子はタンジアまでひとっ飛び~♪」ギュオオオオオオオン(口の中から溢れんばかりに漏れる火炎が、今日の彼女の動力が調子がいいということを象徴している)
ポール「助かる!散々火竜とは陸でやりあったが、空を共にするのは初めてだ!!いい経験にしたい!!」ビュオオオオオオオ
アマテラス「誠実なハンターは好きよ♪ラララぁ~~~♪」
ギューーーーーーーーーーーン
(より加速する桜火竜)
ポール「・・・・・・・・(ロックラックの観光協会・・サフラから届いた手紙の内容・・・)」
グオオオオオオオオオ
(両翼を大きく広げ風を切り進む桜火竜)
ポール「・・・・・・・・(「タンジアのオークション会場に赴き、次の指令を受けよ」)」
ビュウウウウウウウウウウン
(桜火竜が舞う空の下に、広大な海が見えてくる)
アマテラス「まほっ♪お水大好き♪」
ポール「・・・・・・・・(妙だ・・本部は俺にユクモの諜報活動を命じたばかり・・・指令というからには、新たなミッションに違いないとは思うが・・・)」
アマテラス「ポールちゃんも大変ね。ユクモに来るやいなや、騒動に巻き込まれたり、カーブーちゃんの「御守り」を任されたりだもんね」
ポール「楽しくやらせてもらっているさ(人手不足は何処も同じか・・)」フッ
アマテラス「桜子もお姫様と同じくらい、ポールちゃんには感謝してるのよ♪だって、大事なあたしの弟を助けてくれたっていうじゃない?ラララぁ~~♪ワイバーンとハンターは実は仲良しこよしぃ~~♪」
ポール「俺は何もしてないよ。最終的に刻竜と対等に渡り合ってみせてのは、スサノオ君本人の力だ。大したものだよ(そういえば・・・あの時の刻竜・・・。あれ以来、姿を見ていないが・・・)」
アマテラス「弟を褒めてくれるポールちゃんってば大好き♪嬉し過ぎて、思わず下の海を渡ってる旅客船目掛けて火炎球を吐きたくなっちゃった♪」ぼへっ(口から火が漏れる)
ポール「大惨事が起きる前に、その気持ちを受け取っておくよ。っと、旅客船がいるってことは、タンジアはもう近くとみていいな・・・」ふむ・・
アマテラス「それに比べてスサノオときたら、あたしに内緒でカーブーちゃん達と出かけちゃうなんて!カーブーちゃんもカーブーちゃんよ!少しはいつも心配させられる、あたしやお姫様の気持ちを考えなさいっての!!だから男なんてぇええええええええ!!」ボギャアアアアアアア(飛空咆哮をあげる)
旅客船の甲板から上を見上げるちょび髭の丸っこいおじさん「おや・・・桜火竜だ。この海域を飛んでるなんて珍しいけど・・・襲われないかな・・・」ひやひや(上空を飛ぶ桜火竜の内側(おなか側)を見上げながら青ざめている)
ポール「雄が能動的なのは、種を繁栄させる為でもあるんだ。説教だけで勘弁してやってくれ。それに気をつけろ。最近の旅客船はバリスタを搭載してるっていうぞ」(両耳を塞いでいる)
アマテラス「まふぅ~。ポールちゃんに言われたんじゃ仕方ないわ。ねぇ、それよりスサノオは何処で待機してると思う?」ビュオオオオオオオ
ポール「タンジア港から繋がる陸地の何処かで身を潜めているのかもしれないな・・・見えたぞ!ポート・タンジアだ!!」ビュオオオオオオオ
アマテラス「騒動になる前に、あそこの森へ突っ込むわよ♪
そりゃああああああああああああああ」
ギュオオオオオオオオオン!!
(タンジア港から少し離れた森に目掛けて急降下する桜火竜。必死の形相で背中にしがみつくポール)
「あたちのモンハン日記」
~黄金大剣は衰亡への誘い~
~Port Tanzia....
ワイワイガヤガヤ
ロージー「モロタ!!イケイケ!!モロタ!!」むきぃ~~
ガルグイユ「いけぇ~!!アランおじちゃ~ん!!」(ロージーが背負うアイルー型のリュックから顔だけ出してる)
アラン「ぽぬぬぬぬぬぬぬ!!」
ワアアアアアアアアア!!
(酒場エリアのど真ん中に置かれている腕相撲用の樽で、禿げた屈強な男(勿論上半身裸)と腕相撲をとっているアラン(木箱を踏み台にしてる)。その周りを囲う熱狂的な人々や獣人の野次馬達)
ロージー「モロタ!!イケイケ!!ソコダ!!ウデオレ!!ワロタ!!」ワアアアアアアア!!
アラン「ふぬぬぬぬぬぬぬ・・!!」ググググググ・・・
ハゲ頭の怪力男(推定40代)「うぬぬぬぬぬぬぬ・・!!」ググググググ・・・
アラン「おりゃ~~~~!!」グン
ロージー「モロタ!?」ワアアアアアアアア!!
女将さん「あんた!!きばんな!!」(見るからに、かかあ天下なエプロン姿のおっかさん。背中にベイビーをおぶってる)
ハゲ頭の怪力男(職業パン屋)「任せなぁああああああああ!!」ガシッ(持ちこたえる)
オオオオオオオオオオオ!!
(迫力満点な一進一退の攻防に歓声をあげる野次馬達)
ファイヤージンガー「ひげのおっさん、やべぇな。このままじゃ掛け金がパァ~になるぞ」
ガルグイユ「お花のおにいちゃん。援護するでちゅ」こそり
ファイヤージンガー「よっしゃ。まかしとけ」
ぽふっ(葉っぱの両手で頭部の花びらを押し花粉を飛ばす)
女将さん「いつまで遊んでんだい!!とっとと終わらせるんだよ!!」あ~んあ~ん(背中のベイビーが泣く)
ハゲ頭の怪力男(今や子煩悩)「さばお~~~~~~~!!」グングングングン!!(おそらく子供の名前を叫びながら、アームのトルクを上げ、スナップ連打の圧しにかかる)
アラン「おっとっとっと」グラッ・・
ロージー「ヨロケカイフク、レンダレンダ!!マケルナ、ワロタ!!」むきぃ~~
ほわほわほわほわほわ・・・・
(ハゲ頭の怪力男に向かっていく花粉)
ハゲ頭の怪力男(痛風持ち)「オラァあああああああ!!」(鼻の穴をおっぴろげて力む)
すぅ~~~~~(その拍子に花粉をおもいっきり吸引するハゲ頭の怪力男)
ハゲ頭の怪力男(花粉アレルギー)「え~~~~~~っくいしょい!!」ブブーーーーー
ロージー「イマダ!!ホールド!!イナセイナセ!!ワロタ!!」むきぃ~~
アラン「もらったぁあああああああああ!!」
ズガーーーーーーーン
(見事、怪力男の豪腕を台に叩きつけ、樽を破壊するアラン。同時に今日一番の歓声があがる)
ガルグイユ「やったでちゅ!!おじちゃんの勝利でちゅ♪」オオオオオオオオ!!
ロージー「モロタ!!賞金モロタ!!マジワロタ」バッバッバッ(渋々とお札を出す周りの野次馬からお金を回収していくユクモ装備の少女。その後ろではアランが怪力男と友情の握手をしながら、お互いを称えあっている)
ファイヤージンガー「お、すげぇな額だな。全部、次のバウトにぶっ込もうぜ」ファファファファファ(お札を銀行マン並に高速で数えるロージーを促す)
??「お父さんには決して見せれない姿だな」
ロージー「ワロタ?」ちら
ポール「おかしくないぞ。イカさまがバレたら生きて帰れなくなるぞ」(ユクモ装備を纏ったナイスミドルのハンター)
ファイヤージンガー「おう、ポールの旦那。イケてるぜ、その格好♪」(人混みの奥ではハートの目をしたギルドの受付嬢達)
アラン「ん~?なんだっておめぇさんがタンジアに」ぶんぶん(右腕を回しながら歩いてくる。その後ろではハゲ頭の怪力男が女将さんに頭をひっぱたかれている)
ロージー「まさかポールさんもオークションにぃ~?」(両手に広げた札束越しにポールの顔を下から覗き込む)
ポール「まぁね。俺も一目でいいから、シュレイドの黄金大剣ってのを見てみたくてね・・っていうのは冗談。本当は観光協会から頼まれたクエストをしにきたんだ」
ロージー「ロックラックの?」ファファファファファ(お札を高速数えしながら問う)
ポール「そっ。オークションで大陸中から観光客が集まるここで、ユクモの客引きをして来いってさ(本当は二の次。UBUの気苦労は黙っておこう)」やれやれ
ロージー「あ、それ頭いいね。是非やろうやろう」がさり(札束をポシェットにしまう)
ポール「OK。でもその前に、まずはそのお金をみんなに返してからだ」にこ
ロージー「ワロエナイ」ふんだ
ボォ~~~~~~~~~~~~
(蒸気船特有の汽笛の音が広場に響き渡る)
ロージー「なになに?なんの音?」きょろきょろ
ポール「港からだが・・」
ハゲ頭の怪力男「汽笛の音さ。見な」
ボォ~~~~~~~~~~~~
(港に停泊しているのは、大陸世界には珍しい空母型の巨大外輪船であった)
ロージー「ふぁ・・すんごいおっきい・・・」
ポール「蒸気船か・・・民間の技術向上も侮れないな」
ハゲ頭の怪力男「しかも持ち主は獣人ときたもんだ」
アラン「なんだって?」
ハゲ頭の怪力男「タンジアじゃ、もはや誰もが知ってるぜ。交易船、グレート・ネコトリア号の名前をな」
ロージー「ふぁ・・グレ~と・・ねこ、とりあ号・・」
ザベーーーーーーーーン!!
交易船グレート・ネコトリア号
外装:軽量鉱石素材と鎧石を使用した黒塗りのてやてやボディに、飛空船を着陸させる為の平たい飛行甲板(平甲板型)を持つ、交易船とは名ばかりの空母戦艦。蒸気船及び、左右の舷側に外輪を持つ外輪船(推進器として水車型の装置である外輪を使う船)。船尾側に煙突を持つブリッジがあり、その後方には補助用の横帆(三枚)を装着するためのマストが立っている。ブリッジ前方には大砲を、甲板上の左舷、右舷にはバリスタを搭載。
機関:蒸気機関、マスト
総トン数:2000トン
積載トン数:850トン
全長:200フィート(60.9m)
全幅(外輪を覗いた):65フィート(19.8m)
速力:9.05ノット* *1ノット(海里)=1.852km毎時
アラン「今度は海で戦争をおっ始めようってか?ブラックギルドじゃあるめぇし」スッ(葉巻を咥える)
ハゲ頭の怪力男「案外、それに近いかもな」ぶんぶん(アランにやられた右上を回してる)
ポール「どういう意味だ?」
ハゲ頭の怪力男「ここだけの話、あの船の持ち主はかなり黒い野郎ってことだ」ボキボキ(ふっとい首を回す)
ロージー「メラルー?」
ハゲ頭の怪力男「毛並みは白黒猫だ。水没林北東を事実上、統治してる豪農のデブ猫だよ。だがそれは表向きの肩書でな・・・その裏ではドスコカの製造に、人型奴隷の人身売買、更にはそいつらの「素材」を使った臓器売買もをやっているそうだ」
ポール「ブラックマーケットの密輸業者(スマグラー)か・・」
アラン「水没林ってことは、フェイリンメイリン国の統治下か?」
ハゲ頭の怪力男「いや。アドバイザーって形で交流はあるそうだがな。盟約を交わしてるんだろうよ」
ポール「そうか・・賄賂を渡して、双方の利益を共有してるのか」(やれやれのポーズをもって返事をする怪力男)
ロージー「そんな危ない猫さんが、タンジアによく来るの?」
ハゲ頭の怪力男「一応、交易船だからな。タンジアでは「事を起こさない」という交易条件の下、町長は停泊を許している」
アラン「また賄賂か?」
ハゲ頭の怪力男「馬鹿野郎。タンジアをなめるな。交易条件ってのは、ここでのヤバイ物の取引、密輸を一切禁じるっていうことさ」
ポール「それじゃあ普通の交易船と同じ条件じゃないか」
ハゲ頭の怪力男「そうよ。だが連中が運んでくる、希少な鉱石は別格だ。タンジアはご覧のとおり港町だからな。最近じゃ、物資の殆どは連中から購入してるのが事実だ。それと、遠方の大陸でしか手に入らねぇレアメタルは、このタンジア経由で取引されてるんだぜ?」
アラン「なるほどな。大陸中を行き来する交易船に、停泊料と引き換えに場所を提供してやってるわけか」
ハゲ頭の怪力男「何度か中央捜査局のがさ入れも入ったが、連中の船は白だった。必要以上の武装も、航路上での海竜被害を考えれば「妥当ライン」だとよ」
ポール「ということは、ドスコカを輸送してないってことか?」
ハゲ頭の怪力男「そこが連中の賢いところさ。どうにかして、捜査局の目を掻い潜る輸送方法を使っているんだろうよ」
ロージー「どんな方法で?」
ハゲ頭の怪力男「さぁね。それを知ってたら、タンジアも共犯だ。だから俺たちは何も考えねぇし、何も知らねぇ。お互い利益を得られりゃ、それでいいのさ。それが商いの基本だろ?」
アラン「それでもユクモは真似出来ねぇだろうよ」やれやれ(それを聞いて微笑むロージーとポール)
ハゲ頭の怪力男「お、噂をすれば、交易船のオーナーが出てくるぞ」
・・・・・・・・・・・・・・
(甲板から港にかけられた木板の上を、ボディガードのメラルー達に四方を囲まれながら渡ってくる、黒いシルクハットに黒いジャケット、下にははちきれんばかりの白いワイシャツに真っ赤な蝶ネクタイを着た、傲慢を絵に書いたようなデブ白黒猫)
ハゲ頭の怪力男「トム・フレッカー様のご登場だ」へん
ファイヤージンガー「またおかしな野郎が出てきやがったな。きっと」こそり(ロージーに耳打ちをする)
ハゲ頭の怪力男「そうか・・今日あの野郎が来たのは、シュレイドの黄金大剣が目当てってわけだな」ふふぅ~ん
ポール「あ、そうだった。俺も行かないと」
ロージー「秘宝を見てくるの?」
ポール「ん、まぁね。じゃあ、ロージーちゃん。クエストの件、頼んだよ。それから、くれぐれも危なそうな人には声をかけないように」
ロージー「はぁ~い♪あ、それと会場でお兄ちゃんを見かけたら、ちゃんとあたしの渡したものを出展したか聞いておいて♪」
ポール「いいけど・・何を渡したんだい?」
ロージ「ゲゲゾンのフン」
ポール「・・・・・・(またそれか・・)」はぁ~
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次回「あたちのモンハン日記」ザ・中継ぎ記事はさ!?
5/29(日)0時更新 なぁ~も。なぁ~も。なぁ~も決まってねぇどす
をお送りいたします♪そしたらさ、次回も夏の大会を目指したつもりで、蝶番(ちょうつがい)にこっそり油をさす練習をしておこう
「黄金大剣は衰亡への誘い/PART2」の巻
Thunder Beetle(電気カブトムシ)こと電甲虫(电甲虫/MHO)を見てみよう♪
ジメジメと キノコじゃねぇんだ こっちはよ
どうぼ。あたモン道ノコ雄です


さて、そんなわけで今日の中継ぎ記事は、ご存知MHOから電気カブトムシこと「电(電)甲虫」を見てみようってなわけで、ありがたい狩猟動画を参考にあれやこれや述べていきたいと思うて、思うておる所存の夢の如しです

まず述べる前に、最近、当ブログではこのハンター様の動画を引用させて頂くことが多いのですが、毎回、モンスター考察を視聴者がしやすい様、ステータス表示を無表示にして下さっていることに大変深いリスペクトを覚えます。優しい

さて肝心の電甲虫(英:Lightenna)なのですが、モンスターとしての分類は甲虫種(Neopteron)に入るようです。公式サイトの電甲虫概要ページで、雷光虫の名前の下に甲殻種と記載されていますが、おそらく間違いかと思います(2016/5/27の時点で)。その証拠にモンスターの種類欄にはちゃんと「甲虫種」として区分されています(リンクについては後述にペースト)。
巨大なカブトムシといってしまえばそれまでなのですが、最大の特徴は単体で蓄電、放電を可能とした特殊な器官(MHの世界観では、この「特殊な器官」というワードは常用語です)を搭載しており、黒い瘴気の塊の様なプラズマボールを3つ上空に放出し、それぞれが意志を持ったかのようにハンター各自に照準を合わせ、レーザー光線の様な放射をするという、もはや「生物兵器」レベルの危険度を兼ね添えた甲虫種なのです。
基本的にはホバーリング(空中浮遊)している状態が多く、近接武器はさぞイライラすることでしょうが、甲虫種「お得意」の、なんかあったらひっくり返るはMHOでも健在。虫だろうが最新式のステルス機だろうが、敵意あるものは「落ちたら叩く」が人間の基本戦術であることは現実世界も踏まえ、万国共通を示唆すると同時に、理知ある生物が持つ闘争本能の恐ろしさも考えさせられます。
おそらく怒り時、または一定のダメージ蓄積が溜まった段階で、雷狼竜の様に電磁波をオーラ放出し、全身を「ピリピリ」させながらハンターを強襲するようになります。一直線上に放たれる電気砲は創作物でお馴染み「レールガン」の様な破壊力を持っていそうですが、そうでもなさそうです。

↑問題のレールガンと思しき電気砲。あらゆる国家の軍事機関、軍産複合体の多くは彼(または彼女)を生きたまま捕獲したいはずだ。そして彼の持つ「謎の発電器官」は間違いなく、科学史に革命を起こすであろう。つまり、この電気カブトムシにはロマン、そして夢があるのだ。そして我々人間は、その素晴らしき大陸生物に対し、常に敬意を払わなければならないことも忘れてはならない。
基本的にはその外観及び興奮度の少ない狩猟から、一概に人気があるとはいえない甲虫種なのですが、近代狩猟世界では常軌を逸した重甲虫なる、まさしくモンスターも登場しており、書士隊をはじめ、「虫ファン」はさぞ興奮していることでしょう。そしてまた、この優れた特性を持った電甲虫も、まさしくマニアの心を揺さぶる存在であり、多くの電気系モンスターが持つ「謎の発電器官」というのは、あらゆるジャンルの学者を惹きつけてやまない「臓器臓物(ぞうきぞうもつ)」なのです。ホルモンにみたいに焼いて食べれるのならば、さぞ「ピリッ」とパンチの効いた食感を醸し出し、まさにこれからの季節にぴったりな爽快感を味わえるかもしれません(是非にいつかストーリーモードの食材として出したいと思います)。
最後に今回ご紹介した狩猟動画は、僭越ながら個人的に「非常に好きな」部類に入り、ハンター社会の「あるある」を見事に表してる「日常」であると捉えることが出来ます。罠を張るも、なかなかこないでっかい虫相手に四苦八苦する人間達の姿はどこか哀愁を感じ、最終的には、罠にかからず、ひっくり返って死んでしまう電甲虫もまた、大陸社会では当たり前の存在なのです。
★MHO公式による「電甲虫」概要はこちら

★monsterhunter.wikia.com様によるLightenna概要




次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードは
5/31(火)0時更新 「黄金大剣は衰亡への誘い/PART3」の巻
をお送りいたします♪ほんじゃあさ、次回もばあちゃんちの畳を勝手にひっくり返しながら読もうよ

怒られたら、それとない正当性を感じさせる理由をこじつけてやり過ごそう

「黄金大剣は衰亡への誘い/PART3」の巻
~ポート・タンジア、オークション特設テント内....
ガヤガヤガヤガヤガヤ・・・
(広々したテント内には競りに訪れた大陸中の紳士淑女達(どこぞの王国から来たと思われるロココスタイルの貴婦人に、フロック、モーニングコートを着た紳士、カンドゥーラ(白いロングワンピースを纏い、頭にグドラ(ヘッドスカーフ)を巻いたアラブ紳士の服装)を着こなした砂漠の富裕層と思われる長者達)が立ち見で募り、全員、上座の演説台で司会進行をしているグレーのスペンサーを着たアイルーの方を向いている)
MCアイルー「10万ゼニー。他にはありませんか?」
貴婦人「15万ゼニー!」(群衆の中から手を挙げる、ショッキングピンクの蝶マスクを顔面に付けた貴婦人)
MCアイルー「15万ゼニー出ました。はい、他には?」きょろきょろ
しーーーーーーーーん
(同意を示す沈黙)
MCアイルー「では、孤高の作曲家の自筆譜は15万ゼニーでハンマープライス♪」コ~~~ン(演説台に小槌を叩きつける)
ざわざわざわざわ・・・
(競売を一段落終え、雑談を交わす一同。その後方で何やらこしょこしょ話を交わしている三人組(ベネチアンマスク(太陽をモチーフにした、面の周りからヒトデみたいに赤と金色のトゲトゲした突起物が交互に出てるタイプ。目元の周り、唇は共に金色に塗られている)を顔面に付け、黒いフロックコートを着た黒人紳士、タイトなブラックドレスを着こなしたライトブラウンヘアーのロングバングの美女、そして二人の間には見るからにサイズの大きい黒いタキシードを着たドドブランゴ型のお面を被った奇面族)の姿も見える)
奇面族「まったくつまらねぇっチャ。こんなクソ拝金主義者の道楽に、ワガハイちゃまが付きやってやってるだけでも有り難いと思うっチャね、クイーン」PRRRRRR(リップロールをする)
クイーン「仕方ないでしょ?本部からのクエストなんだから。もうちょっといい子にしててね、スラッシュ♪」とん(奇面族の頭の上にワイングラスを置く。その指の爪には、先端が鋭利に施された、大人の女性を感じさせる半透明の黒ネイル(それぞれに幾何学的な模様を施している)を付けている)
スラッシュ「酔っ払って、そのアブねぇ爪で、喉を引っかかないでくれっチャよおめぇもなんか言ってやれ、カール」PRRRRRR
エリオット「アシュリーはとんでもない酒豪だからね。幸いにもいいブレスワインだから、悪酔いもしないよ」(ベネチアンマスクのおかげで素顔は見えないが、アイカラーは神秘的なラピスカラーだと判別出来る)
クイーン「サザンゴッドの酒場で出された品質の悪いワインより、全然マシ。これ、交換してくださる?」(通りすがりの猫ウェイター(もちろん頭に「ぼん」を掲げている)に声をかける)
スラッシュ「悪酔いして、「たまたま」その酒場に居合わせた、サザンゴッドの賞金稼ぎ共を全員はっ倒しっちまったっていう武勇伝っチャろ?まったく気の毒な話っチャ」はぁ~~
エリオット「彼女のカノン砲が火を吹かなかっただけでもマシさ。あ、どうも」(ウェイター猫から新しいグラスを受け取る)
スラッシュ「それよりまだっチャ?ワガハイちゃま達の狙いの品は・・」ん~(演説台の方を見る。そこでは先程、競りに買った貴婦人が何やら契約書にサインを交わしている)
クイーン「亡国最後の秘宝と言われる黄金大剣・・・是非とも拝見したいわ」ふぉんふぉんふぉん(ワイングラスを回している)
スラッシュ「亡国ってシュレイドのことっチャ?」シュッ(通り過ぎる同じ背丈くらいのウェイター猫が頭に掲げている「ぼん」の上から、何かを横取る)
エリオット「大いなる竜の厄災を受け、一夜にして滅んだと言われる王国だよ」
クイーン「その竜って、黒龍でしょ?なんとかボレアスっていう」ゴクゴクゴク
エリオット「ミラねほんとかどうか知らないけど、伝承によるとその黒龍は金品財宝を好み、シュレイド最後の王様となった、デーモン・ロザリーが世界中からかき集めた財宝を根こそぎ強奪していったらしいよ。だからシュレイドの財宝は希少だと言われているんだ」
スラッシュ「デーモン・ロザリーの忌々しいタイラントの名前は、ワガハイちゃまでも知ってるっチャ。旧大陸の竜人族を皆殺しにした「竜人狩り」の首謀者だってチャ。ザマァねぇっチャ」あむあむあむ(モスの生ハムを食べてる)
クイーン「それにしてもお宝が好きなんて、おかしな龍ね・・。まさか知的生命体種なんてこと・・・あり得るかも」クッ(すっかりワイングラスを飲み干してしまった)
スラッシュ「どういうことっチャ?」あむあむあむ(面をつけているから、食べにくいようだ)
クイーン「うちの幹部の噂、聞いたことはあるでしょ?」ひっそり(顔を寄せ合う三人組)
エリオット「知的生命体種モンスターから構成されるメンバーだって聞いたけど・・」こそこそ
スラッシュ「七大怪魔っチャ。なんでも七つの大罪を象徴としているモンスターだって噂っチャ」ひしょひしょあむあむ
エリオット「でも先の革命で、クルセイダーズに四頭やられたっていうじゃないか?僕らの初陣はニャンガス城での降下作戦だったから、その姿こそは見ていないけど・・」
クイーン「残りの幹部が三頭だって話は本当みたいよ。この前のファイヤーウォーだって、あたし達には内緒で、その幹部の「どれか」が絡んでいたかもしれないっていうのが、専ら軍内での噂。そこでさっきの財宝好きの黒龍の話に戻るんだけど、君たちも、最近本部が手広く鉱石場を次々と制圧してるって話は聞いたことあるでしょ?」ひしょひしょ
エリオット「ああ、黄金石が発掘出来る採掘場を中心に、統治下に置いているって。僕の同期もこの前、警備兵として現地に派遣されたばかりだよ」こしょこしょ
スラッシュ「それと黒龍となんの関係があるっチャ?」ひしょひしょあむあむ
クイーン「あくまでもあたしの仮説。もしもよ?その財宝好きのなんとかボレアスが、幹部の筆頭だとすれば・・?」
エリオット「近年、軍産複合体として力をつけてきたブラックギルドが、世界中の金を独り占めに・・・」
スラッシュ「してもおかしくねぇっチャな」
クイーン「今回あたし達に与えられたクエストは、オークションに出品される黄金大剣を競り落とすこと。きっと本部は、秘宝が本物かどうか見極める為に、あたし達を派遣したのよ」
スラッシュ「どういうことだっチャ?」
クイーン「最初っから本物だと分かっていれば、タンジアに輸送される前に強奪すればいいじゃない?それをわざわざしないってことは、きちんとした鑑定が必要だってこと」
エリオット「自分が強奪し損ねた、シュレイドの秘宝をコンプリートする為かっチャ?」
クイーン「そう。鑑定証のついた秘宝を、お金で買えるなら、わざわざ黒龍だって姿を見せなくて済むじゃない?」
エリオット「・・・・・・・・・・・」
スラッシュ「筋は通るっチャね」あ~~~む
クイーン「だとすれば重大なクエストよ。これって」やれやれ
エリオット&スラッシュ「う~~~~~ん・・・・・」
ざわざわざわざわ・・(貴婦人がサインを終え、上座から下がってくる)
エリオット「確かに・・・でもなんで僕らなんだい?火の国から帰還して、たまたまタンジア支部に滞在していたから?」
クイーン「軍属を選んだのは、もしもの時の保険よ。サブクエストを言ってみて、スラッシュ」
スラッシュ「え~と、競りに負けた場合、そのバイヤーから秘宝を強奪。及び、見せしめにそのバイヤーを殺害、っチャろ?むしろ心理戦で競りに勝つより、そっちの方が簡単っチャ」あ~~~む
エリオット「まったく・・金っていうのは、古来より血腥い歴史的背景を持つ、厄介な「素材」だね」
スラッシュ「それを好む金持ちのモス共を殺して出世できるなら話は早いっチャ♪ファイヤーウォーでの実績も買われたんじゃないっチャか?クイーン小隊がいよいよ表舞台に出るチャンスっチャ♪」PRRRRRR
クイーン「そしたら、噂の幹部達にも、直接、謁見出来るかもね」
エリオット「ブラックギルドの統治者か・・・あんまり深入りしない方が・・・」
ウェイター猫「お客様、如何されましたニャ?」びくっ(とする腰を低くして顔を寄せ合う三人組)
クイーン「い、いえ、なんでも。おほほほほ」やぁ~ねぇ~もぉ~このネコちゃんったら
ウェイター猫「お腹でも痛いですニャ?」ぬ~
クイーン「違うの。ほら、この子の「おべべ」に汚れが付いちゃったものだから」ぱしゃーん
(ウェイター猫にバレない様に、グラスのワインをスラッシュのタキシードにぶっかける。ブチ切れそうになるスラッシュを急いで羽交い締めにするカール)
ウェイター猫「こりゃ大変だ。ぼっちゃん、今すぐ拭くものをお持ち致しますニャ」ててててててて
クイーン「ふぅ~」
スラッシュ「偉大なる奇面族をぼっちゃん扱いしやがって!!あのクソ猫、ブチ殺・・!!」むぐむぐむぐ(カールに生ハムで口を塞がれる)
クイーン「いい?今の話はもうおしまい。任務に戻りましょう」
エリオット「・・・・・・・・」(スラッシュを抑えながら誰かを見ている)
クイーン「どうしたの?」
エリオット「ほら・・あそこ・・。子供が参加してる」
・・・・・・・・・・・・・・・
(人混みの中、紺色のブレザーに同色の短パンを履き、顔にはモスフェイクを付けた、ライトブラウンの子供らしい髪型をしたぼっちゃんが見える)
クイーン「参加者の子供じゃない?」
スラッシュ「どうかっチャ。ワガハイちゃまと同じで、この優雅な場所には不似合いな、スラムの匂いがするガキっチャ」くんくん
クイーン「気になる?」
エリオット「いや・・・ご両親は一緒じゃないのかなと思って・・」
クイーン「競りに夢中なんでしょ?あたしも子供の頃、パパの趣味だったボウガン集めに付き合わされて、よく工房屋さんで待たされたもの。そのおかげで、すっかりヘビィに魅せられちゃったんだけど・・・それよりも貴婦人達に気をつけなさい」ちら
・・・・・・・・・・・・・・・・
(お上品にお話をしている貴婦人達を眺める)
スラッシュ「金持ちの雌モスがなんだっチャ?」
クイーン「あの腕・・細身ながらしっかりと鍛え上げられている。視線もよく動いているし、周囲を気にしている証拠」
エリオット「君と同じ、兵士だっていうのかい?」
クイーン「女性を潜入させるのは、アクアパラダイスモーテルの専売特許。孤島に拠点を持つ彼女達なら、タンジアに入るのは航路を使えば簡単なことだわ。狙いは・・同じかも」
エリオット「面倒だなぁ・・・いざとなったら女戦士の相手は任せるよ」やれやれ
スラッシュ「見ろっチャ。あのガキの親が来たっチャ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(モスフェイクのぼっちゃんに話しかけているユクモ装備の男。顔はユクモノカサに隠れてよく見えない)
クイーン「君の勘は当たったみたいね。ハンターの子供なら、育ちが悪くても仕方ないもの」
エリオット「でも、この競りに参加するってことは、ゼニーをたくさん持ってるってことだろ?まさかクルセイダーズのメンバーとか・・」
クイーン「見たままじゃない。ユクモ装備の愛好者は、今や世界中にゴロゴロいるのよ?」
エリオット「じゃあ、アシュリーの予想は?」
クイーン「ギルドナイトが扮装でもしてたりして」くすっ
エリオット「それこそ飛躍し過ぎだよ」バカバカしい
スラッシュ「おい!マジの野郎がいるっチャ!前を見ろっチャ!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(演説台の前で、MCアイルーに何やら懇願している、ユクモ装備のドボルヘルムを被ったハンター)
クイーン「あの男・・・ファイヤーウォーでグラスーツを破壊したハンター・・!」
エリオット「こんなに再会が早くなるとはね・・・どうやら戦争の神様は、僕らにリベンジの機会を与えてくれたようだ」
カーブー「お願いです!どうかこの玉(ぎょく)を出品させてください!!」(片手には綺麗な瑠璃色の龍玉を握っている)
MCアイルー「困ります。そういった買い取り要請は、王立武器工匠にでもお願いすることですな。ご希望なら紹介状をお書きしますが?」ぷい
カーブー「あんだよケチ!!じゃあこっちは!!」めにょ~ん(ロージーに渡された、なんかゲバゲバした真っ黒いゼラチン状の物体を出す)
MCアイルー「ほほぉ・・・それはまた珍しい・・。こちらなら出品可能です」
カーブー「えーーーーーー!?これならいいのぉ~!?」ガガーーーン
「あたちのモンハン日記」
~黄金大剣は衰亡への誘い~
モスフェイクを付けたぼっちゃん「いいのか?そんな格好して。ドボルヘルムの兄ちゃんにバレちまうぞ」
ポール「久しぶりだな、フェリックス。お前こそ、よく似合ってるぞ。その格好。ウーメイに着つけてもらったんだろ?」スッ(横切るウェイター猫の「ぼん」からグラスを取る)
ハロルド「ちがわい。ウーメイは今、オフでプライベート旅行に出かけてんの。コウから聞いてない?」
ポール「黄思文(ウォン・シーウェン)な。間違ったまま覚えると、大人になってから修正するのに時間がかかるぞ」クッ(グラスを飲み干す)
ハロルド「うるさいわい。それより、あのドボルヘルムのにいちゃん、いいのか?放っておいて」じー(視線の先には、まだわがままを言っているドボルヘルムの後ろ姿)
ポール「問題ない。そんなに気になるのなら、心象を覗いてみたらどうだ?」くす
ハロルド「む・・・・どれ・・・・・・」じーーーー
ポール「くすくすくすくす」
ハロルド「うげぇ~なんだあのにいちゃん!頭の中、堕落と怠惰と傲慢しかねぇ!!」
ポール「さぞショックだろうな。本人もそれを知ったら」うん
ハロルド「ん・・・でもなんだ・・・。心の奥底に・・・・白い風が吹いてる・・・・・そうか・・あのにいちゃんが心を保てているのは、その女の存在があるからか・・」ぶつぶつ
ポール「おい、せっかく出来た友人なんだ。それくらいで勘弁してやってくれ。それよか、どうだ?客人の中に怪しい奴はいるか?」スッ(また通り過ぎていくウェイター猫の「ぼん」からフルーツを奪う)
ハロルド「いるいる。孤島の女マフィアに、ブラックギルドの傭兵も来てやがる。更にあそこには、水没林のクソ猫も来てやがる」くいっ(顎で示す)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(ボディガードのメラルー達に囲まれた中心に見える、タキシードを着た白黒のデブ猫)
ポール「ああ。さっき俺も聞いたよ。とんでもない曲者らしいな」
ハロルド「お目当てはみんな黄金大剣だよ。それからブラックアーミーの女兵士から、興味深い仮説も聞けた。レポートに書いておくよ。それより、おじさん、迷ってるみたいだね。ユクモの任務に」ちら
ポール「・・・・・・・・」やれやれ
ハロルド「安心してよ。それ以上は覗けない。シリウスのおじさんやコウほどじゃないけど、ポールのおじさんも、よく心を鍛えているね」はむっ(ポールからフルーツを奪い、食べちゃう)
ポール「それはどうも」にこ
ハロルド「あんまんの女・・・元気か?」あむあむあむ(そっぽを向きながらそれとなく聞く)
ポール「あんまん・・・UBUのことか。報告書で読んだよ。君とUBUがアサイラムで遭遇したってな。気になるのか?彼女が」
ハロルド「別に。ただ、ユクモからこのオークションに来るのは、あのドボルヘルムのにいちゃんじゃなくて、あんまん女が来ると予想してたんだけど・・・外れちまった」
ポール「??」
ハロルド「んなことより、ミッションの確認だ。耳貸しな」
ポール「俺は二重任務になるんだぜ?そんなに人手不足なのか、今のナイツは」よいしょっとな(身を屈める)
ハロルド「俺はむつかしいことは知らないの。文句言うならサフラにしろ・・って、お出ましになったぞ」ちら
ポール「ん~?」
おおおおおおおお・・・・(テントの出入り口より、タキシードを着たアイルー二人が丁重に、黄金の大剣を頭に掲げながら運んでくる)
クイーン「へぇ・・・・」
スラッシュ「てっやてやっチャ」
ピカピカピカピカピカ・・・・
(黄金に輝く南蛮刀に似たその大剣は鞘には収められておらず、その眩い輝きを存分に放っている)
ハロルド「あんだよ。大剣って言うから「あ~てぃら~と」みたいな黄金剣を期待してたけど、形そのものは太刀じゃねぇか」
ポール「昔は太刀という分類はなくて、みんなお大きな剣や刀は大剣扱いだったのさ。シュレイド地方の鍛冶技術を発展させたという、シキ国出身の鍛冶師が南蛮刀を鍛造したというが、もしかしたらあの刀も、黄金石をベースに同じ鍛冶師がこしらえた作品なのかもな」
ピカピカピカピカピカ・・・・
紳士淑女達「おお・・・なんと美しい・・」ざわざわざわざわ・・
ポール「それで。ミッションっていうのは?」
ピカピカピカピカピカピカピカ
(演説台の前に到着したアイルー二人が、一同に向かって黄金大剣を掲げてみせる)
ハロルド「あの黄金大剣の護衛、及び買い手のボディガード。失敗条件は・・」
パチパチパチパチパチパチパチ
(拍手喝采が起きる)
フレッカー「ほほぉ・・・これは素晴らしい・・・」にやり
クイーン「あの大剣を見て、眼の色が変わった婦人が二名・・・」
エリオット「モーテルの女兵士か・・」やれやれ
スラッシュ「争奪戦の予感満々っチャ。面白くなりそうっチャな」PRRRRRRR
カーブー「黄金大剣、着てるんすか!?どんな感じ!?どんな感じ!?」(隣の太った紳士の胸ぐらを掴んで実況を要求してるドボルヘルム)
ハロルド「失敗条件は、他勢力に強奪され、逃げられた時点で・・ジ・エンド」
ポール「シュレイドの秘宝が齎すは、竜の厄災か・・はたまた・・・・どちらにせよ、血は流れそうだ」やれやれ
ハロルド「さぁ、強欲の化身共。そのとぐろを巻いた貪欲な頭の中身をぶちまけてみやがれ」にや
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次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードは!?
6/2(木)0時更新 「黄金大剣は衰亡への誘い/PART4」の巻
をお送りいたします♪ほいだらさ、次回も夏の大会(CLクラスの)を意識しながら、ジメジメの廊下にクイックルワイパーしよう
「黄金大剣は衰亡への誘い/PART4」の巻
~Port Tanzia....


ロージー「この後のご観光は、是非、新大陸一の温泉街、ユクモへどうぞー」(広場の中心で棒立ち棒読み)
しーーーーーーーーーーーーん・・

(何事もないように広場を通り過ぎていく人々)
ロージー「なんやねん・・こいつらほんま・・!こない可愛い娘さんが観光案内してやってるのに、全っ然、知らんぷりやん・・!!」むきぃ~


ガルグイユ「仕方ないでちゅよ。みんながみんな観光客とは限らないでちゅからね」(リュックの中から顔だけ出して声をかけてる)
ファイヤージンガー「そうそう。それに宣伝するだけでも効果はあるってもんよ。そうだ。投げキッスでもしてみたらどうだ?」
ロージー「いいアイデアね。悩殺アピールなら任せといて」
ん~~まっ



(行き交う人々にやたらめったら投げキッスをかますユクモ装備の変な少女)
ロージー「どうや?」
・・・・・・・・・・・・・
(港町の人々にこれといった変化は一切見られない)
ロージー「・・・・・・・・・・」はっ

くすくすくすくす・・
(広場向こうのクエスト受付カウンター越しに、こっちを見てクスクス笑うギルドガールズ達)
ロージー「うわはぁ~~~ん!!バカにされとる!!セーラー装備のアバズレ共にめっちゃ冷ややかな目で「なにあの田舎の変な子」扱いされとる自分にもう耐えられへぇ~~~~~ん!!」わはぁ~~~~~ん

ファイヤージンガー「ほいだらよ、少し休憩しようや。ご当地の旨いもんでも食って、元気だせよ」
ロージー「そうしよう」ころり


アラン「よぉ~、客寄せは順調か?」(背中に身の丈の倍はあろうかというドスマグロを背負ってる)
ファイヤージンガー「おう、ひげのおっさん。おふくろさん(まさ子)の買い付けは終わったみてぇだな」
アラン「おうよ。こいつぁ~うめぇぞぉ~♪」(背中のドスマグロが口を開けている)
ガルグイユ「おいちちょうな・・おしゃかな・・」ずずず・・(よだれが出る)
ロージー「競り落としてきたの?」
アラン「いんや。まともに買ったら、俺の小遣いじゃ足りねぇ。連中から買ったのよ」ちら
ファイヤージンガー「お?」ん~(葉っぱの手をかざして遠方を見る)
・・・・・・・・・・・・・・・・
(港に停泊している巨大母船から荷を下ろす人型の船団員。その後ろではフォアマン(荷役作業員の監督または指揮者)と思われる獣人が、指示の檄を飛ばしているのが遠目からでも見て取れる)
ロージー「ふぁ・・なんだか強制労働させられてるみたいだね」
ファイヤージンガー「そのままだろうな。あの人間共からは、船団員というよりも、奴隷って印象を受けやがる。きっとな」
ガルグイユ「じんちん売買ってやちゅでちゅか・・・種は違えど、ゆるちぇない行為でちゅね」むぅ~
ロージー「もぉ。アランさんったら、そんな「いけない」猫さん達から、魚を買ってきたわけ?」むぅ~

アラン「魚に罪はねぇ。向こうに話の分かるアイルーがいてな。同族のよしみってことで、正規の売値より半額にしてくれたんだ。ほれ、あいつだよ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(港で船を繋ぐ鉄製の係船柱(ビット)に腰掛け、一服している獣人。見るからに労働階級を代表する風貌だが、顔は至って利発的な印象を受ける茶アイルーである。頭の毛をリーゼント風に固めているのが特徴的だ)
ファイヤージンガー「ブローカーか?」
アラン「いんや。なんでも技術屋みたいだ。あのでっけぇ交易船の動力性能テストをチェックする為に乗船してるんだとよ」
ロージー「じゃあ勝手に船の売り物をアランさんに売っちゃったの?」
アラン「ゲストってことで待遇はいいらしい。聞けば、あの野郎はフェイリンメイリン国の獣人だそうだ」
ロージー「フラワーを誘拐した悪い猫さん達の国ね!」ぷんすか

ガルグイユ「ぶっとばちてやりまちょう!!」ふんが

アラン「待て待て。気持ちは分かるが、ここでの報復戦はまずい。それにロージーのその格好じゃ、一発でユクモが疑われちまうぞ」
ロージー「ううう・・一族の恨み・・!!」がるるるるる

ファイヤージンガー「まるで縁故主義のマフィアだな。きっと」
アラン「今は放っておけ。奴らに引導を渡すのは、俺たち(獣人)の仕事だ」(海の向こうを眺める)
ロージー「アランさん・・・(そっか・・。革命では味方同士だった猫さん達も、フェイリンメイリン国にはたくさんいるんだもんね・・・)」
アラン「んなことよりカーブーはよ?まだオークションやってんのか?」
ロージー「そうみたい。ちいとも帰ってこない

「あたちのモンハン日記」
~黄金大剣は衰亡への誘い~
~オークション特設キャンプ内....
てやてやてやてやてや・・ピカピカピカピカピカ

(に神々しく光る、南蛮刀の意匠を施した黄金大剣をバイヤー達に向かって掲げてみせるタキシードを着た二人のアイルー)
紳士淑女達「おおおお・・・!!」
カーブー「・・・・・(そんなにすごい大剣なのか・・)」おおおおお・・・
ハロルド「マジうぜぇ。強欲の仮面を被った拝金主義者共が。マジここでくたばれっての」ペッ(悪態をつき、さらに唾を吐くモスフェイクを付けたぼっちゃんの隣でやれやれポーズをするポール)
MCアイルー「ではオークションを開始する前に、この黄金大剣が本物であるかどうかの鑑定結果を、秘宝の出生から、それに纏わる逸話と共にご説明致します」
スラッシュ「手短に頼むっチャ」しーーー(ってするクイーン)
ピカピカピカピカピカ・・・
MCアイルー「この秘宝が製造されたのは約70年前から80年前、かの亡国、シュレイド旧王国最後の王となってしまったデーモン・ロザリーが、国で一番の腕を誇るシキ国出身の鍛冶職人に命じて鍛造させたと伝えられています」
ポール「な、俺の言ったとおりだったろ?」にや(そっぽを向くハロルド少年)
MCアイルー「デーモン・ロザリーといえば、歴史に通じるものでなくとも、その名を知っているほどの革命家であり、そして旧大陸を代表する専横主義の象徴たる独裁者の一人です」
フレッカー「西の暴君としても有名ですな」フッ(周りで同調の笑みを浮かべる紳士淑女達)
MCアイルー「その通り。ここでどうでしょう?歴史を振り返る意味も含め、このシュレイドでの大虐殺を命じた、デーモン・ロザリーについてお話させて頂くというのは?幸いにも、バイヤーの皆様方の中に、竜人族はおられないようですし・・」きょろきょろ(わざとらしく首を左右に振ってみせると同時に、テント内に笑い声が響く)
スラッシュ「クソみたいな冗談っチャ。クエスト抜きで種族差別を理由に、あのクソ猫の喉を掻っ切ってやりたいっチャ」(隣で「よしなよ」って小さい声で言うカール)
MCアイルー「ご同意して頂いたということで、早速、大陸史上最も忌み嫌われている、このファシストについてお話することにしましょう。おっと、その前にまだアルコールが入っていないお方は、少し酔われてからお聞きになるのがちょうどいいくらいかと」ハッハッハッハッハッ
ポール「堪えろ、フェリックス。これも立派な社会勉強だぞ」(隣でウェイターの持ってきた「ぼん」から、こんがり肉を瞬く間に奪い去り、それにかぶりつくハロルド少年)
MCアイルー「デーモン・ロザリー。出身は現在でいう西シュレイド、ヴェルドのスラム街なのではないかというのが、多くの歴史研究家達の定説になっています。というのも、シュレイド王国が滅亡した際、国の正史も一緒に燃え尽きてしまった為、国事に纏わる歴史的事実が一切不明になってしまったからです。最も、仮に残っていたとしても、暴君に関する記述は粉飾されているでしょうから、国の悪政と共に焚書してしまったと解釈するのが正しいかもしれませんね」
ハッハッハッハッハッ(バイヤー達が笑う中、テント内の端で唾を吐くモスフェイクを付けた少年、出入り口付近で今にも暴れそうな雰囲気の奇面族の姿)
MCアイルー「というのは冗談で、彼の出生を裏付ける伝承が、ヴェルド地方には残されています。シュレイドの民俗学に詳しい研究家によれば、スラムの一画に住まう貧困層を出自とするデーモン・ロザリーの両親は、まだ赤子であった彼を残し、共に感染症により病死してしまったそうです。親の愛情を知らずに育ったデーモン少年は、当然、スラム以外に世間を知るコミュニティなど持つ余裕もなく、毎日の食べ物を収集するのと、小銭を稼ぐので精一杯の毎日でした。もちろん、仕事は「窃盗」です」ハッハッハッハッ・・・
スラッシュ「あのクソ猫、大陸孤児を笑いの種にしてやがるっチャ。やっぱり今殺そ・・」むんずっ(カールに羽交い締めにされる)
MCアイルー「しかしそんなハングリーな生い立ちが、いつしか彼を冷徹なコミュニストへと育て上げ、窃盗集団「デーモン・コンスピラシー」の結成へと導くのでした。義賊団の首魁となったデーモン・ロザリーは徹底した利益還元主義の下、都市に侵入しては富裕層から金品の略奪をしたり、花嫁を強奪をする等、悪童として国に名を知らしめるに至ります。また、当時のシュレイド地方では、母親が言うことの聞かない子供を脅かすのに、デーモンの名前を出すこともあったそうで、デーモン・ロザリーが如何に、悪いお手本としてのステレオタイプであったかということも、このエピソードからは伺えます。皆様方も、サザンゴッドに夜な夜な遊びに出かけているお子様がいるようでしたら、是非、彼の名前を出してみることをオススメしますよ」ハッハッハッハッハッ
カーブー「・・・・・・(良かった・・俺はまだ母ちゃんに、そこまで言われてない・・)」ホッ
MCアイルー「成人する頃には立派な犯罪者として市民に認識されるようになったデーモンは、王国の警備兵一団を打ち負かす等、奸智に長けるだけでなく、武勇も持ち合わせていたので、王国側もデーモンには随分手を焼いたそうです」
カーブー「・・・・・・・(俺もそこまでじゃなかったけど・・・・ごめんなさい・・お母さん・・)」ぐすん
MCアイルー「ですが公な悪事というものは、いつの世もそう長くは続きません。ある日、城に輸送される多額の税金をデーモンが狙っていることを窃盗団のメンバーからリークを受けた警備団は、計画の先手を打ち、見事デーモンを投獄するに至ります」
ハロルド「裏切りはどの社会でもクソの常套手段だ」ふん
MCアイルー「デーモン投獄の噂は瞬く間にシュレイド全域に広がり、波紋を呼びました。何故ならデーモン・ロザリーは既に貧困層、そして国中のコミュニストの心を掌握していたからです。すぐにデーモン釈放を要請するデモ隊が結成され、王宮に迫る中、この大泥棒を捕らえてしまったことが、国の転覆に繋がる大事件になろうとは、当時の国王は予見出来ていなかったのでしょう」
クイーン「まさか・・大悪党のカリスマを投獄されたのをきっかけに・・クーデターが・・」
スラッシュ「ザマァねぇっチャ。歴史は常に武力行使という政変で作られてきたんだっチャ」
MCアイルー「デーモンには当然、死罪が確定され、投獄より三日後に公開処刑が予定されていました。これを受けたデーモンは冷たい地下牢獄で、自分の中に蔓延るすべての奸邪を込めた佞言を、なんと三日三晩寝ずに大声で叫び続けたと云われています」
ハロルド「警備兵にとってはまったくもって迷惑な話だな」プッ(こんがり肉の骨を吐き捨てる)
MCアイルー「しかし、それもデーモンの奸計のひとつだったのです。死刑囚の巧みな舌から放たれる怨毒は、いつしか警備兵にとって大演説へと変わり果て、知らず知らずのうちに彼らの脳裏に革命を正当化する言霊を植え付けていったのです」
ポール「まるで悪魔の呪文だな・・・」
MCアイルー「そうこうしてる間に、牢獄の外では反王国派の勢力が「英雄」の返還を求め、ついに警備兵と衝突を起こす事態にまで発展したそうです。更にはデーモンの「演説」に洗脳された警備兵までもが反旗を翻す始末。増大した反体制派の群衆は、監獄を四面楚歌に陥れ、デーモン・ロザリーの名を叫びました。この暴挙の大呼をデーモンが聞き逃すわくもなく、ついに処刑前日、新月の晩、囚徒からすっかり革命家へと変貌していたデーモン・ロザリーは、ついにクーデターを敢行するのです!!」
カーブー「・・・・・・・・・」ごくり・・(いつの間にか話に惹きこまれている愛しのドボル)
MCアイルー「仲間に脱獄の手引を受けたデーモンは、電光石火の如く牢からぬけ出すと、一直線に国王夫妻の寝室へと駆け込み、瞬く間に一族を皆殺しにすると、国王と王妃の首を切り落とし、「その」髪の毛を鷲掴みにしたまま王宮のバルコニーへ飛び出て、目下でぶつかり合う警備兵と暴徒の同志達を見おろしながら、まだ血の滴る国王と王妃の首を掲げ、こう大喝した・・・「シュレイドはたった今、新たなる王の前にひれ伏したぞ!!我はデーモン・ロザリー!!この新月に選ばし者だ!!」と・・・」
カーブー「おお・・・」ざわざわざわざわ・・
MCアイルー「はぁ・・はぁ・・・」
ゴクゴクゴク

MCアイルー「ふぅ・・・こうしてたった一夜にして革命を敢行させた窃盗集団の首領は、シュレイドの新たな統治者、つまり王(キング)として君臨したのです。シュレイド地方では、デーモン・ロザリーが起こしたこの一夜革命を、「シュレイド・コンクエスト」と呼び、現代に語り継いでいるのです」クッ(ジャケットの襟元を直す)
スラッシュ「誰かあの英雄譚好きの語り部に、チップをはずんでやったらどうっチャ?」はぁ~
MCアイルー「そしてこのシュレイド・コンクエストの後、シュレイドはデーモン・ロザリーによる悪辣な帝国主義時代へと突入するのでした。旧国王派を徹底的に弾圧した後、デーモンは自ら軍を率いて周辺地域に進軍を開始。武力行使による侵攻は、現在のシュレイド地方を代表する様に、東西に別れるほどの領地へと拡大させました。一時はドンドルマやミナガルデとも一触即発の事態になったそうですが、盟友であるこの2つの両軍は手強く、更には鍛冶技術に長けたドンドルマの兵器を恐れたシュレイド隊は撤退を余儀なくし、なんとか大戦を回避したそうです」
ハロルド「現代なら撃龍槍で大軍勢を撃退ってとこかな」やれやれ
MCアイルー「このようにデーモン・ロザリーは領土拡大と共に、多くの大陸資源を手にし、コンクエストから10数年の後にシュレイドを大陸随一の国家へと導いていきました。そして栄華を極めたシュレイドに待っていたのは・・」
フレッカー「ジェノサイド」
MCアイルー「そう。デーモン・ロザリーの名を旧大陸中に知らしめる最大の事件となった、シュレイドの大虐殺こと・・竜人狩りだったのです」
ロージー「ふわぁ~♪もうお腹いっぱい・・」ぐったり(シー・タンジニャのテラス席でぐったりいているユクモの夢見る少女)
アラン「ヒック・・おらぁ~まだまだ飲めるぜぇ~♪ねえちゃん!!達人ビール特上ジョッキ、もう一杯追加だぁ~!!」(奥でビクッとするメイドアイルー)
ガルグイユ「サメちゃんもまだまだ食べれるでちゅ!!次はお鍋いきまちょう!!顔面を煮えたぎる「湯」の中に浸けたいのでちゅ!!」(丸テーブルの上に乗っかってる。辺りには食い散らかしたご馳走の残骸(主に魚の骨)が見受けられる)
ファイヤージンガー「そりゃいいけどよ・・お嬢、金あんのか?」
ロージー「あっ」
ファイヤージンガー「「あっ」、じゃねぇ!!」べちーーーん

アラン「おらぁ~持ってねぇぞ・・ヒック・・・平気さ、カーブーに借りればいい」ゴトン(少し怒った顔のメイドアイルーが頭に掲げる、身の丈と同じくらいの特大木製ジョッキをアランの目の前に叩きつける)
ファイヤージンガー「そりゃダメだ。だってクソ兄貴もオケラだもんな。確実に」
ロージー「だからオークションに来たんじゃなぁ~い。もう」
ガルグイユ「嫌でちゅ嫌でちゅ!!サメちゃん、タンジア鍋を食べるまで、ぜぇ~ったいに、ここを動かないこと山のごとしなんでちゅから!!」ぷんすか
アラン「こいつが巨大化する前に、食わして寝かしつけるんだな」ゴッゴッゴッゴッ・・(両手で特大過ぎるジョッキを抱えながら飲んでいく。もちろん「びちょびちょ」にビールを垂らしながら)
ロージー「ポールさんに借りよう。そうするしか、生きてタンジアの港を出る方法はない」うん
ファイヤージンガー「旦那も可哀想にな。ユクモ派遣を命じたギルドを恨むんだな・・・ん・・?」
ロージー「なぁに?また海から視線を感じた?」
ファイヤージンガー「ちげぇ。あれ見ろよ」
ロージー「ふぁ・・」
ザッザッザッザッザッザッザッ・・・・
(デスギア装備を全身に纏った女子の群れが、颯爽とオークション特設テントに向かっていく)
アラン「なんだありゃ?カルト教団の行列ってか?」ぷはぁ~
ロージー「違うよ。あれでも一応、ハンター装備だよ。でも・・クエストを受けるにはだいぶ人数が多いね・・」
ファイヤージンガー「ロビー装備で広場で談話♪ってか?気色わりい」
ザッザッザッザッザッザッザッ・・・・
(周りを一切気にもとめず進軍するデスギア装備の女子軍勢。先頭を歩く女子のフードの中から、ルドロスUキャップ(ガンナー)のものと思われる奇抜なヘアカラーの前髪が飛び出ている)
To Be Continued


次回「あたちのモンハン日記」ザ・中継ぎ記事はさ!?
6/4(土)0時更新 なんも。なんもですよ。決まってねぇです

をお送りいたします♪ほいじゃあさ、次回までギリギリに息を止めながら過ごしてみようよ


本家ギルド★おお!我らのカプコン様が最新研究開発施設を公開ですって♪
からだすこやか茶~ だぶるぅ~
どうぼ。あた門亭すこやか茶ですTVをお持ちのお方なら、誰もが一度は聞いたことがあるでしょうか、このフレーズ。作者ははじめ「大っ嫌い」だったのですが、だんだんと、「あの先輩がTPO構わず始めてしまうミニコントに毎回付き合う後輩の健気な姿と見事なまでに絶妙なタイミングでカットインしてくるレスポンスの良さ」に感銘を受け、最近ではあのCMが始まると、身を乗り出して後輩を「応援」している毎日です。きっとあの後輩は、あの先輩のことが心底好きなのでしょう。でなければ、あのタイミングで「だぶるぅ~」を発声出来ません。そんな素敵な先輩後輩に惹かれ、思わず公式サイトを覗いてみると、なんと「カツ丼編Web限定動画」なるものを発見!!カツ丼編での後輩の役名や、ちゃんと見ると「こんなに真剣に入りきってんだ・・」と後輩の演技力に脱帽(役者・浅利 陽介さんとしてではなく、あくまでも「後輩」として見ること)。他にも言わずと知れたカンフー編の世界観の説明や、あの「お歌」が正しく歌える譜面付きの動画も見ることが出来ます。
ということで今回の中継ぎ記事は、すこやか茶の他のパターンも見てみようということで公式サイトをパチっとな
↓色も「お茶っぽく」茶色を選択!!
http://c.cocacola.co.jp/sukoyakacha/
はい、バカおしまい本当の中継ぎは「今日もMHOの話題から続いて、お題の気になる話題に繋がる様、がむばって述べていきます
」ってなことで、早速、MHO版桜火竜と蒼火竜の卓越した弓狩猟を覗いてみよう
すこやか茶を全身に浴びながら。
↓桜子さん
↓蒼ぼうず
同じハンター様の「お狩猟動画」ということもあり、二頭とも見事なまでのルーチンワークで仕留めているのが印象的です。ハンター様のボウテクニック&狩猟ギミックが優れているため、MHO版桜火竜と蒼火竜の特性があまり目立ちません。というよりもハンター社会での「火竜の生態及び特性」があまりにも有名に、そして日常的になり過ぎてしまった為、それほどの恐怖心は抱かず、「ああ、なんだ。やっぱり向こう(中国)でもおんなじかぁ~」と思ってしまうハンター諸君は多いでしょう。これは他のモンスターにも言えることなのですが、特に火竜に対しては期待感が少ないというか、固有の定番モーションと対峙し過ぎてしまった経験則からなのか、「あんなに無印で怖かった火竜」に対する耐性が強くなってしまったことが、時に切なく感じてしまいます。Fの様なアップデートによる追加モーションにもやはり限界はありますし、モンスターのグレードアップが過ぎても、同ブログの二次創作の様に「エスカレート」してしまい、「本来の世界観が与えるゲーム性」が曖昧になってしまいます。現在の各MHシリーズは既にその段階に数年前から突入しており、コアなファンを切り捨て、新規ユーザー獲得にプライオリティを置いたプロットに移行している印象を強く受けます。つまりモンスターハンターというブランドが、ゲーマー独占型からコモディティ化してしまったといえるでしょうか。作者はこれを「モンハンコモディティ化」と呼び、決して懐古主義にとらわれない、古くからのファンとして、今後のモンスターハンターのゲーム性に期待したいのです。
モンハンコモディティ化は、ブランド力にインテンシティを与え、毎日の様にメディアを独占し、毎日の様に話題を提供し続け、こういった広範囲なメディア参入が「ストーリーズ」を生み、そしてアニメのスタートに至るのですが、もはやそれはモンハンではなく、翻案権を持つ本家ギルドのプロパガンダに過ぎないのです。
『モンスターハンター ストーリーズ RIDE ON』新キャラ「リリア」役は、高橋未奈美さんに! 高橋さんのコメントも公開
コモディティ化は市場を独占する反面、「個性の欠落」という脆弱性も抱えています。深夜で面白かったお笑い番組がプライムに昇格すると同時に、大衆向けなコンテンツに成り下がり、1クールもたず終わってしまうのと同様、資本主義の思想というのは、数字の更なる拡大しか望んでいないのです。ただでさえ、昨今はSJWの台頭により、クリエイティブ業界全般に規制という強迫観念が、まさしくパラサイト(寄生虫)の如く、人類の想像力にパンデミックを引き起こし、創作物の宿痾となりつつあります。特にゲーム業界はこの影響を受けやすく、欧州を中心に日々、その対応に追われている現状なのです。そんな中、先日開催されたCOMPUTEX TAIPEI 2016では、次世代のCPU及びGPUが各メーカーから発表され、注目を浴びていますが、果たしてその「一般消費者には到底手の届かない価格」である電子回路の発達を、制限なしにフル活用し、ゲーマーが望むソフトを作れることが出来るでしょうか?PC業界は昔から選民主義ですが、ハイスペックのPCがあるからといって、必ずしも「良いゲーム」が出来るわけではありませんし、作者はとても国産メーカーに、これら優れた機器のポテンシャルを最大限に引き出すほどのゲームを作れるとは思えません。10年近く前に、スクウェア・エニックスがローカライズ業に参入した時点で答えは出ているのかもしれません。
なんてネガティブ発言おしまいそんな「オワタ感じの」ゲーム業界に、唯一グローバルに戦い続ける本家ギルドから、ゲーマーに夢を抱かせる様な、非常にバブリ~な発表がありましたとさ!!それがこれ↓
★モンハン、もっとリアルに カプコンが開発の新施設
★モンハンの音、ここで収録 カプコン、最新スタジオ公開
この制作スタジオは凄いですね。「ちゃんとした記事」は上記を読んで頂くとして、本当にハリウッド級です。そのテクノロジーをゲームだけに使える「激アツスポット」なのです!作者はこれを機にモンハンのリブート及びHDリメイクを作って欲しいなと思いました
なんて、いろいろ根暗な思想を述べた末、結局は作文みたいな終わり方で今日も・・
ザ・おしまいレールガン
時代の進歩は人類が齎す、文明だけに限らず。
「虫族」もまた、着々と、地上権奪回を目論んでいるのです・・。ランキング参加中です♪皆様の「運搬心(うんぱんごころ)」溢れる一票で応援して下さいね
次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはさ!?
6/6(でた!ジャンプと同じ月曜更新!)0時更新 「黄金大剣は衰亡への誘い/PART5」の巻
をお送りいたします♪ほいだらさ、次回もすこやか茶をご飯にかけながら読も食おう(よもぐおう)よ
「黄金大剣は衰亡への誘い/PART5」の巻
~オークション特設キャンプ内....
MCアイルー「ゴクゴクゴク・・・」(給水タイム。テントの外からは微かに波が防波堤にぶつかる音が聴こえる)
スラッシュ「勿体つけやがって。早く話を進めろっチャ」あむあむあむ(モスの生ハムをラオシャンメロンの切り身に乗せて食べている)
MCアイルー「さて、シュレイドの竜人狩りを話す前に・・そこのユクモ装備の若者」
カーブー「俺っすか?」
ハロルド「良かったね、選ばれなくて」(隣でホッとするポール)
MCアイルー「君は何故、デーモン・ロザリーが竜人族を目の敵にし、虐殺を繰り広げたか知っているかね?」
カーブー「さぁ・・・歴史の授業はほとんど寝ていたので・・・」ハッハッハッハッハッ
MCアイルー「ご安心なさい。その理由は教科書にも載っていないのだよ」
カーブー「そうなんすか・・じゃあ、何故、デーモンは竜人だけを狙ったんすか?」
MCアイルー「その理由が不明確なんだよ。確か、君の村の村長さんは、若い竜人族の女性だったよね?」
カーブー「ウッス。聡明で思いやりのある、身も心もとても美しい女性です」
ハロルド「今の言葉に嘘はないみたいだよ。ユクモの民はみんなお人好しで良かったね、おじさん」(隣で深々頷くポール)
MCアイルー「この青年が住む、ユクモの村長殿をはじめ、ギルドには多くの竜人族が在籍し、その類まれな才能を活かしています。ワイベリアンズとも呼ばれるこの種族は、非常に温厚な気質で、大陸中の人々から愛され、また、非常に長寿な種族としても有名で、歴史の語り部、生きる証人としても、大陸の文化向上へ貢献しています。残念ながら、その出生やルーツこそ知ることは出来ないのですが、昨今の優れた学術をもってすれば、それもきっと時間の問題でしょう」(深く頷くバイヤーの紳士淑女達)
カーブー「そんな心優しい竜人族を・・・どうして・・・」
MCアイルー「シュレイドの竜人狩りは、全大陸で知られている歴史的悲劇です。デーモン・ロザリーが国中に勧告した、この大虐殺の号令は、シュレイド地方から瞬く間にワイベリアンズを追放していきました。国中にエクスキューションと呼ばれる大剣を持たせた死刑執行人(エクスキューショナー)を派遣し、次々となんの罪もない竜人族を殺害していったのです。無論、それが赤子であれ、エクスキューショナー達は容赦なく凶斧を振り下ろし、その小さな命までをも奪っていったのです・・・」
カーブー「酷い話だ・・・」
MCアイルー「これを受け、シュレイドの竜人族はこぞって亡命を図ります。ミナガルデを除き、シュレイド地方において竜人族がみられないのは、この無差別な大虐殺があったからなのです。そして今でもシュレイドの悲劇を逃れてきたという竜人族は、大陸中に散らばっているほどです」
ポール「確か、ウィンターナイツの棟梁・・オクサーヌ・ヴァレノフの母親も、竜人狩りを逃れてアクラ大陸に渡ったと、彼女の資料で読んだことがあるな・・」
ハロルド「オクサーヌは母親が竜人、父親が人間のハーフさ。メサイア計画が行われていた頃、教官から教わった。頭の悪いウルでも知ってるぜ」
ポール「・・・・・・・・・・・・」
MCアイルー「この大虐殺の理由には諸説ありますが、最も有力のは、欺瞞と傲慢の塊であったデーモン・ロザリーは、大陸の叡智たる象徴でもある、竜人族の頭の良さを怖れたのではないかという説です」
フレッカー「人型らしい嫉妬という大罪かね?」ハッハッハッハッハッ
MCアイルー「まさしくデーモン・ロザリーは強欲の化身であり、その浅ましい野心から世界を我が手にしたいがあまり、種の根絶を図ったのでしょう。現在においてもシュレイド地方の一部にモンスターが生息していないのは、かの暴君が自然の理を無視した節度のない排除を行ったからだといわれています。知人から聞いた話では、シュレイド地方に住むあるご婦人は、なんと最近までモンスターハンターの存在を只の伝承と認識していたといいます。うちの家内など、裏の納屋に狗竜が荒らしにくるたびに、ホウキを太刀の様に扱い撃退しているというのに・・まったく羨ましい限りです」ハッハッハッハッハッ
カーブー「シュレイド地方に、三種共存という思想は通じそうにもないですね」(それを聞き、隣で不敵な笑みを浮かべるフレッカー)
MCアイルー「だが、そんな破廉恥極まりない専横者にも、ついにパニッシュメントが下さました。しかも人の手によるものではなく・・・巨大龍の手によってです」
ざわざわざわざわ・・・・
MCアイルー「これこそが歴史に名高い、大いなる竜の災厄・・・黒龍伝説です」
ざわざわざわざわざわざわざわ
エリオット「さっきの僕らの話に繋がったね・・・これって偶然だと思うかい?アシュリー」
クイーン「そうね・・。でも、これ以上の推論は素人には無用。話を先に進ませましょう。司会者さん!!歴史の受業もいいけれど、本題の鑑定結果はまだかしら!?もうお酒がないんだけど」ハッハッハッハッハッ・・
ポール「ずいぶん気の強い女性だな」
ハロルド「ブラックだよ。あのねえちゃん」(「えっ」って顔するポール)
MCアイルー「これは失礼致しました。少し講義が長くなってしまったようです。誰かあの素敵なレディに、至急ブレスワインを」パチりん(クイーンに向かってウィンクをする)
フレッカー「亡国最後の秘宝・・・その証拠をお見せ頂こうか」
MCアイルー「では今一度、大剣を皆様方の方へ」(演説台の後ろで大剣を掲げたまま待機している二人のアイルーに声をかける)
ピカピカピカピカピカ・・・

(再びバイヤー達の目の前でその輝きを見せる黄金大剣)
MCアイルー「デーモン・ロザリーは先程も申し上げた通り、強欲にのみ服従する男であったと聞きます。また、大の黄金好きと知られ、コレクターでもありました。この黄金石から鍛造された宝剣は、まさにロザリー家の富と権力の象徴でもあったのです。ここをよくご覧ください」ぴし(猫指が触れぬよう、掲げられた宝剣の刀身の真ん中辺りを指す)
紳士淑女達「ん~~~~~」じーーーー

てやてやてやてやてや・・ピカピカピカピカピカ・・
(眩い黄金の輝きを放つ刀身上に、フルール・ド・リスの紋章に近い三叉の矛を思い描く意匠が施されている)
MCアイルー「この意匠の意味をご説明致しましょう。まず三叉の真ん中は、デーモン・ロザリーがクーデターを起こした際、旧王の喉元を掻っ切った短剣を表しています。これはシュレイド・コンクエストの象徴であり、短剣=革命の暗喩を持つと云われています」
フレッカー「叛と裏切りのダガーがねぇ・・亡国に相応しいエンブレムだ」ハッハッハッハッハッ
MCアイルー「そしてこの三叉の両刃にあたる模様は、デーモン・ロザリーがクーデターを起こし夜の新月と、竜人狩りの象徴である凶斧(エクスキューション)の刃を示しているのです」
ポール「あの三日月の両刃は、旧体制に対する革命の意と、種の排斥を象徴しているというわけか・・」
MCアイルー「このエンブレムこそが、ロザリー家の紋章なのです。そして一代限りで国と共に滅亡した、ロザリー家が歴史に存在した証でもあり、故に希少価値が高い秘宝なのです」
おおおおおおおお・・・・
MCアイルー「残念ながらデーモン・ロザリーが世界中から集めた金銀財宝のほとんどは、国を滅亡させたという邪龍が奪っていってしまったと伝えられています。だとすればこの黄金大剣こそ、かの邪龍も取りこぼした、世界で唯一無二の真の秘宝なのです!!」
おおおおおおおおお・・!!
エリオット「君の仮説が正しければ、確かに幹部が欲しがるわけだね」
クイーン「古文書によれば、黒龍は倒した獲物の亡骸をねぐらに持ち帰る習性があるというけど・・もしかしたら人間達の業の深さを財宝にみたて、戦利品として持ち帰っているのかも・・」
スラッシュ「イカれた嗜好っチャ。自分を強欲の支配者だと思い込んでるっチャか?ま、ワガハイちゃま達のボスなら、それくらいでないと困るっチャけどね」ぶちん(生ハムを食いちぎる)
MCアイルー「さぁ!私からの説明は以上です!この邪龍も手に出来なかった、シュレイド最後の暴君が残した財宝を手にするのはどなたなのか!?オークション開始です!!」カァ~~ン(小槌を叩く)
「1000万!!」「1200!!」「1500!!」
ハロルド「うう・・頭いてぇ・・

ポール「しっかりしろ。バイヤーの中に紛れている敵を見極めるのが、お前の仕事なんだからな」すりすり(背中をさすってやる)
ハロルド「大方、目星はついて・・・うぷっ・・競り落とした野郎の護衛はおじさんに任せるよ・・」げっそり
「2000!!」「2500!!」「3000!!」
クイーン「ちょっと待ってよ

エリオット「3000万ゼニー。もう超えちゃったね」やれやれ
スラッシュ「参加する前に負けたっチャ。でもワガハイちゃまはそっちの方が都合いいっチャ。何故なら・・」
「5000万」
カーブー「え・・・」パカン・・(ヘルムの口元がだらしなく開く)
・・・・・・・・・・・・・・
(飛び交う紳士淑女の競り声は桁違いの金額に鎮圧され、テント内に沈黙が訪れる)
フレッカー「5000万ゼニー」ふぉんふぉんふぉん(ワイングラスを回すタキシードを着たデブ白黒猫)
スラッシュ「何故なら、競り落とした奴から奪う方が簡単だからっチャ」にやり
しーーーーーーーーん・・・
MCアイルー「・・・・・・・・・・」ほけぇ・・
フレッカー「聴こえなかったのかね?5000万ゼニー出すと言っている」ごくごくごくごく(ワインを一気に飲み干す)
カーブー「すげぇ・・・・」パカン・・パカン・・
MCアイルー「シュレイド最後の秘宝は・・トム・フレッカー氏の5000万ゼニーでハンマープライス!!」(小槌を振り上げる)
カーーーーーーーーン!!
(演説台に小槌を叩きつけるMCアイルー)
エリオット「決まりだね」
スラッシュ「あのデブ猫から奪って殺せばいいっチャ」PRRRRRRR
「あたちのモンハン日記」
~黄金大剣は衰亡への誘い~
クイーン「問題はどうやって奪うかだけど・・・ん・・」ちら
貴婦人「・・・・・・・・・・」ガツガツガツガツ(と、一直線にクイーン一行が立つ出入り口付近に近づいてくる貴婦人二名)
ポール「やれやれ・・護衛の相手が闇社会で有名な獣人さんとはな」
ハロルド「金持ちなんてそんなもん・・・・・なんだ・・!?テントの外から無数の殺意を感じる!!」
貴婦人「・・・・・・・・・」ガツガツガツガツ
クイーン「お帰りかしら?どうやらお目当ての品が手に入らなかったようね」
貴婦人「いいえ。ほんとの競りは・・これからよ♪」
バサッ
(テントの幕を勢い良く開く貴婦人)
クイーン「!!」
ズチャッ!!
(アサルトボウガンを構えて並ぶ、デスギア女ハンター達の集団)
MCアイルー「ニャニャ!?」きゃああああああああ!!
カーブー「どうした?何が起きたんだ?」パカン・・パカン・・
デスギアハンター「・・・・・・・・・・」にや(中心に立つ女のフードからは、ルドロスUキャップ(ガンナー)のものと思われる奇抜なヘアカラーの前髪が飛び出ている)
クイーン「モーテルのアマゾネス・・!!」ざわざわざわざわ
貴婦人「・・・・・・・・」クイッ(仲間と思われるハンターからボウガンを受け取ると同時に、顎でテント内の誰かを指す)
フレッカー「ん・・?」(馬鹿な顔して自分を猫指で指す)
チャッ(アサルトボウガンを一斉に構える女ハンター達)
ポール「みんな伏せろぉおおおおおおおおおお!!」
ガガガガガガガガガガガ

(テント内に向けて一斉射撃を仕掛けるデスギア装備の女ハンター達)
きゃあああああああああああ!!
(バイヤー達が悲鳴を上げながら伏せる頭上を、幾つものカラ骨弾丸が突き抜けていく)
アイルー「ニャニャニャニャ

フレッカーのボディガードメラルー「フレッカー氏をお護り・・・」ズギョーーーーーーーン

バタン・・
フレッカー「あら・・」
パリーーーーーーン

(手に持つグラスが粉々になる)
フレッカー「飲み干しておいて正解だったかな」
ポール「しゃがんでろぉおおおおおおお!!」ズザアアアアアア

ズガガガガガガガガガ!!
(スライディングしながらデブ猫と床に落ちている黄金大剣を抱え、演説台の裏に逃げ込むポール)
フレッカー「これはこれは。秘宝共々、助かったよ」チュンチュンチュンチュン(ポールと共に台を背にして隠れている。隣では同じく台を盾に伏せているMCアイルーの姿も)
ポール「仕事なんでね」チャッチャッチャッ(銃撃音と悲鳴が轟く中、落ち着いて凶針にカラの実弾薬を詰め込んでいる)
フレッカー「ほぉ・・君をボディガードとして雇った覚えはないが・・・見る限りでは、クルセイダーズのメンバーかね?」きゃあああああああ
ポール「ユクモに滞在はしているが、所属は別だ」ズギューンズギューンズギューン

デスギアハンター「ぎゃあああああ」ダオーーーーーン

フレッカーのボディガードメラルー「撃て撃て撃て!!」ドーーンドーーン

カーブー「なんだなんだなんだぁ~~~!?」チュンチュンチュンチュン(よく分からずに音だけで判断し、地面に伏せているドボル。口元はまだパカンパカンしている)
エリオット「アシュリ~

クイーン「孤島の好きにはさせないわ」ビリッ(ドレスの裾を破る)
スラッシュ「付き合うっチャ♪」バッ(ジャケットを開くと、その両裏地にナイフサイズの「呪王剣チャチャブー」が付着している)
クイーン「ひとつ借りるわよ」シャイーーーン

デスギアハンター「ターゲットは台の向こう側だ!!徹甲榴弾を貸せ!!」(照準を覗きながら手を差し出す)
「はい、どうぞ♪」
デスギアハンター「ん・・・?」ちら
ズシャアアアアアアアアア

(振り向きざまに呪王剣で喉元を掻っ切られるデスギアハンター)
クイーン「12、13・・スラッシュ?一人、半分こに出来ない数だけど、どうする?」
デスギアハンター「敵か!?」チャッ(一斉にアサルトボウガンをクイーンに向けるアマゾネス達)
しょるるるるるるるるる!!
(アマゾネスの軍勢に向かっていく小さな竜巻)
デスギアハンター「!?」
スラッシュ「早い者勝ちっチャーーーーーー!!」しょるるるるるるるるる

デスギアハンター「!?」
ブシャアアアアアアアアアア

(鋭利なミニハリケーンの刃により、次々と足元を斬られ、膝から崩れ落ちていくアマゾネス達)
クイーン「鮮血のプロムパーティは好みじゃないけど、仕方ないわね」ズガーーーーン

エリオット「ひいいいいいいい

ポール「お、援軍じゃあないけど、なんとかなりそうだ」(演説台から顔を出し、前方の状況を確認している)
カーブー「む!?今の声はポール・ベインズ!?」きょろきょろ(演説台の前でうつ伏せになっているドボルヘルムの男)
ポール「君も早く逃げた方がいいぞ」ドウーーーンドウーーーンドウーーーン

カーブー「何故貴様が・・!?」わなわなわな
ドカドカドカドカ

(ドボルの背の上をハロルドが踏みつけていく)
カーブー「ぎゃああああああああ」
バッ

(演説台の裏に隠れるハロルド)
ハロルド「・・・・・・」すっすっ(カーブーに声を聞かれないよう、指をさす)
ポール「・・・・・・・・・」ちら
きゃあああああああああ・・・・
(テントの裏口から避難していく紳士淑女達)
ポール「・・・・・・・・・」こくり
フレッカー「??」きょろきょろ(二人のナイトを交互に見る。勿論、馬鹿な顔して)
フレッカーのボディガードメラルー「フレッカー様!今のうちにお逃げ下さい!」ドウーーーンドウーーーン

クイーン「ん・・?」ヒョーーンヒョーーン(振り向きざまにその銃弾をなんなく避けながら、演説台の方を見る)
こそりこそりこそりこそり・・
(裏口に向かって遁逃する紳士淑女達に紛れ、四つん這いでデブ猫をおんぶしながら進むポール。演説台の前ではまだ状況が分からず、頭を抱えてうつ伏せに倒れているドボルヘルムの姿も)
クイーン「あら。逃すと思って?」ズシャッ

フレッカーのボディガードメラルー「このぉ~~!!」ズチャッ(勇ましくリロードするも・・)
ズギューーーーーーーーン

(クイーンに顔面を撃ちぬかれる黒猫)
クイーン「カール。追うわよ」ザッザッザッザッ(逃げ惑う紳士淑女達を払いのけながらゆっくり歩いて行く。その後ろからへえこらとついてくる、ド派手なベネチアンマスクを付けたカール)
ハロルド「おねえちゃん、一緒にお母さんを探して」バッ(クイーンの前に立ちふさがる紺色のブレザーに同色の短パンを着た、モスフェイクを付けた少年)
クイーン「ごめんね、坊や。今そんな場合じゃ・・」
ハロルド「ねぇんだろ?」にやり(憎ったらしい笑顔でブレザーの中から何かを取り出す)
クイーン「!!」
ハロルド「汝、闇を恐れるな」ブーーーン

カッ
(テント内が閃光に包まれる)
エリオット「うげええええええええ」カーーーーーー(モロにフラッシュバンを喰らう)
カーブー「なんだ!?なんなんだ!?」カーーーーーー
しゅーーーーーーん・・・・・
クイーン「・・・・・・・・・・・」スッ・・(顔を覆う右手を下げる)
・・・・・・・・・・・・・・・・・
(テント内は演説台の前でうつ伏せに倒れているユクモのハンター、そして遺体を除いて、既にもぬけの殻である)
クイーン「F××K」(前方を睨みつける美女の背後では、最後のデスギアハンターの首をジャンプ斬りで掻っ切る奇面族の姿も)
To Be Continued


次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードは!?
6/8(水)0時更新 「黄金大剣は衰亡への誘い/PART6」の巻
をお送りいたします♪じゃあさじゃあさ!次回も豪快にでんぐり返ししながら通学(通勤)しようよ!!勿論、夏のコンペティションを意識してさ

「黄金大剣は衰亡への誘い/PART6」の巻
~新大陸地方、火山地区....
グツグツグツグツグツ・・・・・
(溶岩湖に囲まれた陸地上で、体を「タイヤモード」に丸めて横になり、なにやらソワソワした様子の爆鎚竜)
アングリーアッシュ「・・・・・・・・・・」ゴロゴロ・・(パンダがタイヤに掴まってゴロゴロしてる様な感じで、まるまってソワソワしてる)
??「そんなに心配か?アッシュよ」
アングリーアッシュ「うむ・・・お前はどう思う?ヴォルガトロン」ゴロゴロ・・
ヴォルガトロン「大先生のことだ。心配なかろう」(溶岩湖からスパイホッピング(頭部を水面に出し、辺りを見渡すためと言われる行動)をしている兄貴)
アングリーアッシュ「うむ・・・しかし、わざわざ客将であられる大先生が向かわずとも・・・それほどにシュレイドの秘宝が気になるのだろうか・・」ゴロゴロ・・
ヴォルガトロン「どうかな。それ以上に俺の目は、今回の秘宝奪回という、闇クエストを一斉配信してきた砂漠の都市に向けられる」ちゃぽり・・(あのつぶらな瞳で遠い目をしながら、顔面を半分「湯」に浸ける)
アングリーアッシュ「うむ・・・ロックアラックの酒場といえば、ギルド非公認の訳ありクエストを配信する委託場だと聞いたことはあるが、我らのフィールドにその伝達が来たのは始めてだ」ゴロゴロ・・
ヴォルガトロン「伝達人となった侵入者に心当たりは?」
アングリーアッシュ「まるで知らん。俺が非狩猟エリアの洞窟を歩いていたら、いつの間にか奴が立っていた。勿論、エリア中にはラスがばら撒いた「地雷粘菌」があるにも関わらず、それを掻い潜り、気配を消して俺を追尾していたんだ」
ヴォルガトロン「男の特徴は確か・・頭の先っぽが尖ったハンターだそうだな?」
アングリーアッシュ「そうだ。コードネームを「肉まん」というらしい。所属はサザンゴッド。依頼内容と共に、ご丁寧に自己紹介もしていったその男は、闇クエストの内容を告げると、俺が手を下す前に、モドリ玉で消えていった。まったく忌々しい狩猟文化だ」
ヴォルガトロン「・・・・・・。何故、箱庭の犯罪都市に棲む者が、伝達の代行を買ったのか・・気にならんか?」
アングリーアッシュ「サザンゴッドの愚者はゼニーで動くという。大方、あの身のこなしを採用されて、伝達人を請け負ったのだろう。おそらくは他のフィールド勢力にも依頼を飛ばしているだろう。となれば・・」
ヴォルガトロン「抗争目的か?確かにシュレイド最後の秘宝ともなれば、闇ルートにより多額で捌ける。争奪戦は必至だが、モンスターのみで構成される我々には、物質世界のレギュレーションなど関係ない。依頼人の肉まんという男は、それを知っていて火山に来た・・・となれば、やはりフィールド勢力同士の内輪揉めをさせるのが目的か・・」
アングリーアッシュ「大先生はそれを承知で行かれた。だから心配なのだ・・・」ゴロゴロ・・(いじけている様な感じでゴロゴロする)
ヴォルガトロン「流石に我らではタンジアは遠すぎる。大先生はミリシアを代表して出向いてくれたのかもな」
アングリーアッシュ「先のファイヤーウォーで、俺たちミリシアの名が大陸に広まった今、更なる兵士の増加を促すプロパガンダに・・大先生自ら・・・やはり心苦しい」
ヴォルガトロン「大陸を転々としていた大先生を客将として高待遇で快く迎え入れた、お前に対する、恩返しなのかもしれん」
アングリーアッシュ「ああ・・。大先生はカイルスへの武術指導だけにあらず、その広い見識を我らにも教示下さる。まるで出来の悪い不良息子を諭すように、深い愛情をもってな・・」
ヴォルガトロン「侠を重んじるという、東方出身の大先生ならではの気配りだ。侠客とは、まさに大先生のようなお方を指す言葉なのであろう。なに、例え他の勢力と抗争になろうとも、大先生・・・蘇乞兒(そかし)に勝てるハンターやモンスターなど、新大陸には存在しないさ」
アングリーアッシュ「・・・・・・・・・・」
ヴォルガトロン「まだ心配か?」
アングリーアッシュ「いや・・・。新大陸には・・・・とすれば、胸騒ぎがすると旅立たれた大先生の察するものとは・・・・」(真上に見える淀んだ空を見上げる爆鎚竜と溶岩竜)
グツグツグツグツグツ・・・・・・
「あたちのモンハン日記」
~黄金大剣は衰亡への誘い~
~Port Tanzia....
んぼーーーーーーーーーーーー
(蒸気機関を示す真っ黒な煙をブリッジ上の煙突から吐く外輪船型の空母戦艦)
ダミアン「よぉ~し、キャプテン!もういいぞ!」(広い甲板の上からブリッジに向かって叫ぶ、頭の毛をリーゼント風に固めている茶アイルー)
もちろん海賊Jコスを纏ったネコ船長「ぶわっはっはっはっはっ!!そう心配せずとも、帰りもこのグレート・ネコトリア号を無事に帰還させてみせるわ!!このキャプテン・ニャーロック様がな!!ぶわっはっはっはっはっ・・歯!!」キラ~ん(黄金の前歯が光る)
ダミアン「頼りにしてるぜ」
縞々のセーラー服を着た船団員猫「なんてカッコつけてニャすけど、本名は「漣末吉(さざなみ・すえきち)」っていう平凡な名前ニャんすよ」こそこそ(とダミアンに耳打ちをする、右頭部を深く刈り上げ、顎鬚を三つ編みし、頬髯を蓄えた、土着感の強い一重細目の獣人)
ダミアン「海の猫ってのは虚勢を張りたがるものさ。さて、帰りの動力も異常はないみたいだし、後はフレッカーさんを待つだけだな」あむっ(ボロボロのタバコを咥える)
船団員猫「しかしエンジニアってのも大変でニャすな。点検の為とはいえ、危険な航海を共にしいといけないでニャすからな」
ダミアン「製造に携わったのはうちの工房だ。当然の義務だろ?」シュボッ(甲板を利用してマッチを着火し、タバコに火を点ける)
船団員猫「この船はダミアンさんが設計したでニャすか?」がさり(徐ろに懐から取り出したジェリービーンズの袋を開け、ダミアンに勧めるもやんわりと断られる)
ダミアン「いんや。この船はうちの工場長が、ずいぶん前に設計したものさ。その図面通りに組み立てただけだよ」ふかぁ~
船団員猫「へぇ~。ずいぶんと優秀ニャ工場長さんでニャすな。でも、「ニャして」一緒じゃないでニャすか?」ぐにぐにぐに(ジェリービーンズを頬張ってる)
ダミアン「ん・・・なぁ~に・・つまんねぇお国事情ってやつさ・・。マジでな」フゥーーーーー(吐いたタバコの煙が潮風に流されていく)
船団員猫「・・・・・・おい!早く積荷を終わらせるでニャす!!」(港と甲板を繋ぐ架け橋の板上で大樽を転がす人間達に声をかける)
ダミアン「さぞいいもんだろうな。人型の従者を顎で使う気分ってのは。大樽の中身はなんだ?」
船団員猫「黄金芋酒でニャす。ニャんでも猛豚様に献上する品だとか」
ダミアン「まめだねぇ・・フレッカーの旦那も。ってことは、黄金大剣も献上品か・・。確か陛下は宝剣がお好きだと聞いたことがある」
船団員猫「金品で忠誠を買えるなら安いもんでニャす」ししししし
ダミアン「おいおい。今の台詞、革命の大天使様に知られたらギロチンもんだぞ?」フゥーーーーー
ぴしっ(なんだか改まる船団員猫)
ダミアン「??」
船団員猫「フェイリンメイリン国の未来は、あなたの様なリベラル派の猫が再構築していくべきだと、フレッカー氏は強く推奨されておられました。権力だけによる寡頭制は終焉を迎え、猫眠は国家にとらわれない民主主義に基づいたコモンローの範囲内で、私的所有権と自由市場を権利能力平等な立場で築き上げ、私的自治を管理する・・・これぞ猫民の為の、猫民による、近代私法の三大原則だと自分は理解しています」
ダミアン「・・・・・・。あんた、名前は?」すぅ~・・・
船団員猫「耶律恵烈頭(やりつえれっど)と申します。お望みとあらば、労働猫党結成に必要な食客を大陸中から集めてみせるでニャす」にこ(風貌とは似つかわしくない笑顔が見る者をほっこりさせる)
ダミアン「フッ・・覚えておくよ」フゥーーーーー
わああああああああ・・・!!
ダミアン「なんだ!?」
耶律恵烈頭「オークション会場で「ニャにか」あったようでニャす」む~(双眼鏡で港町を見下ろしている)
わあああああああああああ!!
(オークション特設テント内から一目散に逃げてくる紳士淑女達)
ロージー「アランさん!さっきのやっぱり銃声だったんだよ!!」ダッダッダッダッダッ(遁逃する人々を避けながらテントに向かっていく)
アラン「ひっく・・何かあったのは間違いねぇが・・・うぷ・・その前に飲み過ぎちまって吐きそうだ・・」へろへろへろ(スタミナゲージ赤の走り方)
ガルグイユ「もぉ!ちっかりちゅるでちゅ、ひげのおじちゃま!!」てぇ~ん(リュックから身を乗り出し、ヒゲ猫の頭を前脚でひっぱたく)
ファイヤージンガー「あれ見ろ!!」ぴしっ(葉っぱの手で指差す)
ダッダッダッダッダッダッダッ
(逃げ惑う群衆に紛れ、黄金大剣を抱えた白黒のデブ猫をおんぶしながら、港に向かって走っていくユクモ装備のハンター)
ロージー「ポールさんだ!!」
ファイヤージンガー「それに金ピカの成金大剣を抱いた悪徳猫も一緒だ。一体どうなってんだ?」
アラン「事情は知らねぇが、旦那の野郎、交易船に乗り込むつもりだな・・うぷっ」
ガルグイユ「とにかく追いかけるでちゅよ!!」てぇ~ん(横で休んでいるアランの頭をまたひっぱたく)
~オークション特設テント内....
スラッシュ「ひいふうみい・・・ギッ。一匹足りねぇっチャ」(テントの入り口付近は横たわるデスギアハンター達の鮮血により、血みどろになっている)
エリオット「逃がしてしまったようだね」
クイーン「黄金大剣とその持ち主もね」ブーーン(苛立ちを表す様に、手に持つアサルトボウガンを投げつける)
エリオット「追いかけよう。きっと港に向かったはずだ」
??「待て」
エリオット「!?」バッ
カーブー「何があったのか・・説明願おうか」ザッ(襟元を直しながら、颯爽とクイーン小隊の後ろに立つユクモ装備のドボルヘルム)
しーーーーーーーーーーん・・・
カーブー「どうした?」
しーーーーーーーーーーん・・・
カーブー「・・・・・(逃げられたんだな・・・)」
ダッダッダッダッダッダッダッダッ
(黄金大剣を胸に抱くデブ猫をおぶりながら港に添って走るポール)
ポール「この戦艦はあんたのだろ!?」ダッダッダッダッダッ(背後には巨大な空母戦艦が停泊している)
フレッカー「人聞きの悪い。これは立派な交易船ですぞ?平甲板なのは、現在交通手段で「流行り」の飛空船を着陸させる為であって・・」ぶつぶつ
ダミアン「フレッカーさん!何があったんすか!?それにその人型は・・」(甲板上から叫ぶ)
ポール「事情は後で説明する!!すぐに出航してくれ!!」バッ(ジャンプ一番、甲板に搭乗する)
エリオット「いたよ!!あの大きい船だ!!」ダッダッダッダッダッ
クイーン「ボウガンを投げ捨ててきたのは失敗だったかも」ダッダッダッダッダッ
スラッシュ「任せろっチャ」しょり~~ん(ナイフサイズの呪王剣を掲げる)
ビョウーーーーーーーーーーーン
(甲板上に立つポールがおぶっているデブ猫に向かって、一直線に飛んで行く呪王剣)
ポール「!!」
カキーーーーーーーーーン
(突如、目の前に現れたハロルドが、黄金のおやすみハンマーで呪王剣をなんなく弾き返す)
スラッシュ「ギッ」すこーーーーん
(戻ってきた呪王剣が足下に突き刺さる)
ハロルド「んべぇ~~~~~」しゅたっ(あかんべえをしながら甲板上に着地するモスフェイクを付けた少年)
クイーン「またあの子だわ。あの身のこなし・・・只者じゃないようね」やれやれ
エリオット「ガノトト級に戻ろう。今ならまだ追いつける。急ごう!」ダッ
ダミアン「キャプテン!!緊急出航だ!!」
ニャーロック「任せな!!グレート・ネコトリア号・・・・発進!!」グッ(発進の合図と共に両肘をカッコよく引く)
んぼぼ~~~~~~~~~~~~~~
(けたたましい汽笛を鳴らしながら急発進する空母戦艦)
耶律恵烈頭「ニャニャニャ~~~~」コロコロコロコロ(推進力に耐えられず、甲板上を転げまわる船団員猫達)
ぼぼ~~~~~~~~~~~~~
(港を離れていく空母戦艦を岸沿いに追いかけていく鈍足のロージー)
ファイヤージンガー「急げ、お嬢!!旦那がいっちまうぞ!!」
ロージー「ひいこら・・死んでまうわ・・」ひいひい
ガルグイユ「頑張れおねえちゃま!!おじちゃまも・・・」くる(振り返る)
おええええええええええ
(海に向かって吐いているヒゲ猫)
ガルグイユ「・・・・・・・・・」(哀れみを通り越した呆れ顔で、それを静観している謎のサメ型生物)
んぼぼ~~~~~~~~~~~・・・
(大海原に消えていく空母戦艦)
ガルグイユ「あ~んもう!!行っちゃったじゃないでちゅか!!」ぷんすか
ロージー「ひい・・ひい・・・だめ・・お兄ちゃんも心配・・・」ぜえぜえ
「お~~~~~~~い」
ファイヤージンガー「噂をすればだぜ」
カーブー「みんな無事か!?」ダッダッダッダッ(騒然としている港町を駆けてくる)
ガルグイユ「大丈夫でちゅ!しょれより、一体何があったでちゅか!?」
カーブー「オークションの途中で、突然戦闘になったんだ。おそらくは黄金大剣を狙った犯罪組織の犯行だと思うが・・・ポール・ベインズも同じ場所にいたようだ」
ファイヤージンガー「旦那は何か騒動に巻き込まれたに違いねぇな。きっと」
カーブー「確かに怪しげな連中の声はしたが・・彼は何処に?」
ロージー「黄金大剣を持ったデブ猫さんと一緒に、たった今出航しちゃったの!ほら、この汽笛を鳴らしている船よ!!」んぼ~~~~~~~
カーブー「競りに買った獣人が乗ってきた蒸気船か・・・となると、ポール・ベインズは黄金大剣を守る為に、搭乗した可能性が高いな」
ガルグイユ「と考えた方がいいでちゅね」
アラン「なんだぁ~?」(港沿いで屈んだまま、水中を覗いている)
ファイヤージンガー「どうした?珍しいもんでも吐いたか?」
アラン「翠水竜が泳いでやがる。こんな港沿いを」ほれあそこ
ロージー「どれどれ」むぅ~(双眼鏡(陽子から1万Zに購入した逸品)で海を見る)
スイスイスイスイスイスイ・・
(港から少し離れた場所に、明らかに巨大な翠水竜の背びれが浮いている)
ロージー「でか金冠サイズだよ!!」
アラン「そんな「物騒な」ものが、この人集りの多い港を襲わずに黙っていくもんかね」げふぅ~
カーブー「物騒なもの・・・いや、待てよ」
ガルグイユ「おにいちゃま!もちかちたら、あの時の水竜と同じ「お船」かもちれまちぇん!!」
ロージー「あの時って・・東方に向かう途中、襲撃してきた暗黒団の・・!」
カーブー「アランさん!!船の方角は!?」ダッ
アラン「9時の方向だが・・おめぇまさか!?」
カーブー「はちょらえ~~~~~~~!!」びょ~~~~ん(飛び込み体勢で豪快に海へ飛び込む)
ざぼぉ~~~~~~~ん
ロージー「お兄ちゃん!!」
バシャーンバシャーンバシャーン
(実に軽快なクロールで翠水竜へ接近していくドボルヘルム)
ファイヤージンガー「そういやクソ兄貴って中学時代、水泳部だっていってたな」
たしっ
(背びれに掴まるドボルヘルム)
アラン「ほぉ。海でも大した「嗅覚」だ」
カーブー「お前たちはスサノオと合流して、空から・・おぼぼぼぼぼ!!」ゴボゴボゴボゴボ・・(潜水していく翠水竜と共に海中へ消えていくドボルヘルム)
ロージー「お兄ちゃん!!」
んぼ~~~~~~~・・・・・・・
(目の前の海域には、遠くタンジアを離れていく空母戦艦の小さな後ろ姿だけが見える)
ファイヤージンガー「ぼやぼやしてんな!クソ兄貴の言うとおり、スサノオと合流して追いかけんぞ!!」
ロージー「うん!!」
んぼぼ~~~~~~~~~~~~~~
(大海原の上をしゅぽしゅぽと両舷側の外輪を回しながら進むグレート・ネコトリア号)
フレッカー「いやぁ~。重ね重ね助かったよ」しゅとっ(黄金大剣を抱いたまま、軽快にポールの背中から甲板上へ着地するタキシード姿の白黒デブ猫)
ポール「どう致しまして。だが、まだ油断は出来ないぞ」チャッ(ボウガンのスコープで海を捉える)
ハロルド「でっけぇ~船。ウルの野郎にも見せてやりてぇな」きょろきょろ(背中に金色のおやすみベアを背負い、モスフェイクを付けたまま船を見回しているブレザー姿の少年)
ダミアン「フレッカーさん。何があったんですか?よりにもよって人型を乗せるなんて」
フレッカー「なに。この秘宝を手に入れようと現れた盗賊共の魔の手から、彼らが救出してくれたのだよ」
ダミアン「盗賊・・?」
ハロルド「アクアパラダイスモーテルだよ。通称、孤島のマフィア。聞いたことない?」きょろきょろ
ダミアン「・・・・・お前らはどこの勢力だ?」
ポール「オークションに参加してた只のハンターだよ。成り行きでこうなった。勿論、ボディガードとしての報酬は頂くつもりだ」チャッ(ボウガンのスコープを覗いたまま海を警戒している)
フレッカー「私の護衛は皆やらてしまった。どうかね?乗船してしまったついでに、水没林の港に着くまでの航海を共に楽しむというのは」ふむ・・(黄金大剣を鑑賞している)
ポール「まさに乗りかかった船とはこのことだな。報酬金は任せるよ」チャッチャッ(実に手慣れた動きを見せながら、ボウガンの向きを変えつつ周囲を警戒している)
フレッカー「まずはこれまでの働きに1万ゼニー。もう1万ゼニーは水没林に無事、到着してからということで」
ハロルド「契約成立だな」たしっ(にんまり笑いながらフレッカーと契約の握手を交わす)
ダミアン「信用出来るんですか?」
フレッカー「彼らの素性はどうあれ、利害が一致したのは事実だ。帰路の航海を楽しもうじゃないか。誰か、この黄金大剣を倉庫へ。それから彼らにブレスワインを」したたたたたた(軽快な動きで黄金大剣を船内に運ぶ猫達)
船団員猫「おぼっちゃまは何をお飲みになられますかニャ?」
ハロルド「元気ドリンコ大ジョッキ♪」
ダミアン「ふぅ~ん・・・」ぷい
ヒョオオオオオオオオオオオ!!
(雲の上を舞う飛行物体の影)
??「見えたぜ!!おっしょさんの予想通りの航海ルートだ!!」ビュオオオオオオ(赤い甲殻上に掴まりながら下を見下ろしている七色の盾虫)
??「どぉ~れ。直に他の賊共も追いつく頃じゃろうな」ビュオオオオオオ(そう喋るどこか見慣れた黄色い嘴の下には、長くて白い立派な髭が風になびいている)
??「混戦を待ってるのか?」かじかじかじかじ(「けしょけしょ」な口で甲殻上の老廃物を食べていると思われる)
??「アッシュには義理がある。火山圏の力を見せしめ、ミリシアの名を、この騒動の風評に乗せてやらんといかん。どれ、先にあの海の上に浮かぶ小さな狩猟エリアに挨拶しに行こうかの、メタルフィストよ」
メタルフィスト「ぶちかましてやろうぜ!!」
ポール「どうやら追跡はないようだな」
ハロルド「・・・・・・・」ぼけぇ~(口を半開きに呆けている)
フレッカー「坊や、どうかしたかね?」ふぉんふぉんふぉん(ワイングラスを回してる)
ハロルド「なんか来るぞ!!」はっ
ダミアン「ああ?なんにも見えねぇぞ。これだから人型のガキってのは・・」
ギョウウウウウウウウン!!
ハロルド「上だ!!」
ポール「!!」
ダシャーーーーーーーーン!!
(船団員猫をふっ飛ばしながら平甲板に着陸してきた見るからに老いた怪鳥。七色の盾虫を咥えている嘴の下には長い立派な白髭を垂らし、よぼよぼな両まぶたの上には白眉(はくび)を生やしている)
船団員猫「ニャニャ~~~~~~」ばしゃーーーーん(大海原に落とされる猫たち)
耶律恵烈頭「お~~~~~っと」ゴロゴロゴロゴロ
フレッカー「おやおや」(太っているから風圧に耐えられたらしい。ダミアンはその太いお腹にしがみついている)
??「ふむ・・・・・」きょろきょろ(よぼよぼな目で周囲を確認する老怪鳥)
ポール「クック・・!!」チャッ(凶針を向ける)
メタルフィスト「図がたけぇぞぉおおおおおおお!!控えやがれぇえええええええええ!!!!」
ハロルド「知的生命体のクンチュウ!?」ガガーン
メタルフィスト「こちらにおわす御方をどなたと心得る!恐れ多くも、東方怪鳥武芸の始祖、蘇乞兒(そかし)様にあらせられるぞ!!それが分かったら、とっととひれ伏しやがれぇええ!!!!」
蘇乞兒「ホッホッホッホッホッホッ」
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★お詫びの知らせ:今回記事の更新が遅れたことをここにお詫びいたします
理由は「下書き記事に更新ボタンをポチっとなするのをし忘れた」という極めて単純なイージーミスによるものですお楽しみにされていた読者の皆様方に深くお詫びいたします
よって「作者死んだ説」も事実無根です
そんなわけで次回の「あたちのモンハン日記」ザ・中継ぎ記事はさ!?
6/10(金)0時更新 たぶんなぜなにあたモンのおコーナー
をお送りいたします♪ほいだらさ、次回もちゃんと作者が更新出来る様に「滝行」をして祈願をしておくれよ(人に甘えないで自分がやれ)
シュレイドと大いなる竜の災厄~なぜなに☆あたモンのおコーナー
本日の「なぜなに☆あたモンのおコーナー」は先日、当方ストーリーモードでも言及のあった「大いなる竜の災厄」をシュレイド地方の公式概要と共に、おバカな作者と一緒にお勉強していきましょう
また今回の記事を作成するにあたり参考にさせて頂いた「モンスターハンター大辞典 Wiki」様、「monsterhunter.wikia.com」様に対し、この場を借りて深くお礼を申し上げます。
Thanks,very helpful
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★シュレイド(Schrade):大陸(ハンター俗称「旧大陸」)の北西に位置し、西竜洋(West Dragon Ocean)に面している。古くから人間の手によって統治されてきた地であり、大陸で栄華を誇った大国シュレイドが存在するも、およそ千年前に起こった災厄によって王国は滅亡してしまう(詳細は下記にて)。災厄後、シュレイド地方は東西に分裂。西シュレイドは王国を継承し、国内を分割。国王が任命した領主達がそれぞれの領地を独立して統治している(君主制国家と推測される)。対し、東シュレイドは共和制国家で、リーヴェルという交易に盛んな首都を持つ。王国分裂時に放棄された旧シュレイド王城(Schrade Castle)を中立地帯と定められて以来、東西両国が領有権を主張する争いは起きなくなり、現在の外交関係は、時に小競り合いが起こる程度で、深刻な戦争発展までには至っていない。また同地方の都市部では、モンスターが徘徊することもなく、住民達はモンスターを見ずに一生を終える者も多いようで、「モンスターハンターの存在自体が伝説に近いもの」という認識が一般的であるという。無印、MHPはこの西シュレイド地方に位置するココット村、ミナガルデ(オンライン拠点)が舞台となる。また設定上では、シュレイドに王立古生物書士隊や、王立武器工匠の本拠地が存在するという。
以上、作者個人が「ハンター大全/復刻版」や各Wikiを参考に編纂したものです
★大いなる竜の災厄:その昔、栄華を極めたシュレイドを滅亡にまで追いやったと言われる大災厄の仮称。同時に東西シュレイド地方の分断の原因とされている。王国の中心部に位置するシュレイド城周辺が、晴れる事の無い不気味な暗雲に包まれているのもこの事象が深く関わっているのではないかとあらゆる分野の学者や研究者達に推察されている。しかし詳しい事柄は何一つ分かっておらず、この事象に関する古文書などもほぼ皆無であることから、この件を、「大いなる竜の災厄」と呼称している。
以上「モンスターハンター大辞典 Wiki_世界観/シュレイド王国」から引用。各ハンター大全(G、復刻版等)に記載されている公式設定を下に編纂していると思われます
↑現在のシュレイド城。亡国の名にふさわしい異様な雰囲気を持つ。また、旧王都を覆うこの荒んだ暗雲も災厄が原因だとされているようだ。まるで「歯」の様にギザギザした城門を中心に、なんだか顔に見えるのは作者だけであろうか。もしかしたら、邪龍によって滅ぼされた人々の怨念が城門に乗り移ったのかもしれない・・。
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以上がシュレイド地方と大いなる竜の災厄の公式概要になります。
また、Wiki等による更なる記述を読みたいお方は
モンスターハンター大辞典 Wiki_世界観/シュレイド地方
モンスターハンター大辞典 Wiki_世界観/シュレイド王国
大陸地図参照→monsterhunter.wikia.com_World of Monster Hunter
以上を参考にされるとよいでしょう
もっと知りたい方は、「文句なしの公式設定」を熟読できる各ハンター大全をオススメします
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ここからは以上による公式設定を踏まえた上で、当ストーリーモードの注釈をば述べて
まず公式と完全に異なるのは、大いなる竜の災厄が起きた時代が「まったく違う」という点です。あたモン世界観では、現在進行形のストーリーより、約70年前~80年前となっており(「黄金大剣は衰亡への誘い/PART4」の巻参照)、また、シュレイド最後の国王に暴君デーモン・ロザリーなるオリジナルキャストを用意しているという点です。これらはストーリーを進めていく上で「お勝手ながらに」変更させて頂きましたこれらロザリー家と黒龍に関する詳細は、現段階のストーリーではまだ述べることが出来ないのですが、ストーリーの進展と共に、他のシュレイド名所(ミナガルデ、ヴェルド、ヒンメルン山脈等)を含め、また当コーナーでアップデートしていきたいと思うております
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次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードは!?
6/12(日)0時更新 「黄金大剣は衰亡への誘い/PART7」の巻
をお送りいたします♪ほいだらさ、次回も「君の邪眼」を開いて読も見ようよ ←こんな顔して
「黄金大剣は衰亡への誘い/PART7」の巻
~タンジア沿岸付近の温帯林エリア....
アマテラス「沿岸らしい、あったかい所ねぇ~・・・見てほら、遠くにある畑。あれ、オリーブ畑じゃない?その隣はぶどう園ね。なんだかバカンスに着た感じ♪」ん~~~(伸びをしてる桜火竜)
スサノオ「のんき言ってんじゃねぇ!!なんで姉ちゃんがここにいるんだよ!?」ぷんすか
アマテラス「仕方ないじゃない。お姫様にカーブーちゃん達の様子を見てきてって、頼まれたポールちゃんを「運搬」するクエストを引き受けたんだから。だいたいあんたも、あたしに「しょない」で出かけるからいけないんでしょ~?」しょりしょり(尾先で顔を掻いている)
スサノオ「チッ・・あんまんクソ女め。余計な心配しやがって・・。いつか俺の拳法で、あの憎たらしい「あんまんフェイス」を豚まんの中身みたいにケションケションにしてやる」ぶつぶつ
アマテラス「そんなこと言わないの。あんたもクルセイダーズに入りたいなら、みんなと仲良しこよししないとダメでしょ~?悪い子は桜子、嫌いだからね」ぷい
スサノオ「だったら帰ればいいじゃんか。ポールの旦那も含めて、俺がまとめて「輸送」してやっから」
アマテラス「だぁ~め。そんなこと言って、またおねえちゃんに「しょない」で悪いことしようとしてるんでしょ?ねぇ、それよりお腹減らない?この辺に小モンスターいないかしら。温帯独特の風味がするやつ。まほっ♪」ぼへっ(口から火が漏れる)
スサノオ「好きにしろってんだ」やれやれ(ぐったりと首を地面に下ろす)
ドスンドスンドスンドスン
スサノオ「ん・・・」グラグラ・・(地面につけてる顎が地響きで揺れる)
ガルグイユ「いたぞ!!あそこだ!!」ドスンドスンドスン(温帯林エリアには、およそ似つかわしくない化け鮫が四足歩行で走ってくる。その背中にはロージー一行の姿も)
アマテラス「あら、「おっきい方の」ガルグイユちゃん」
スサノオ「アホのロージーも一緒だ」はぁ~
ロージー「誰がアホじゃ!!飛竜の焼き鳥にしたろか!!」ドスンドスン
アラン「あんだ?アマテラスも一緒じゃねぇか。そうか。旦那を乗せて来たんだな?」
アマテラス「そうだけど・・ポールちゃんとカーブーちゃんは?」パチクリ
ロージー「それが大変なの!二人共、一緒に来て!!」
「あたちのモンハン日記」
~黄金大剣は衰亡への誘い~
んぼ~~~~~~~~~~~~~
(俯瞰視点。煙を上げ広大な海原を進む空母戦艦の平甲板上に、最大銀冠サイズ程の怪鳥が搭乗している)
メタルフィスト「こちらにおわす御方をどなたと心得る!恐れ多くも、東方怪鳥武芸の始祖、蘇乞兒(そかし)様にあらせられるぞ!!それが分かったら、とっととひれ伏しやがれぇええええ!!」
蘇乞兒「ホッホッホッホッホッホッ」にこ(口の中で吠える七色の盾虫を咥えながら笑ってる)
フレッカー「ほぉ・・これはまた珍しいゲストだな」
むんず(白猫の大きいお腹を掴んで、後ろに追いやるポール)
ポール「フェリックス、奴が何者か読めるか?」
ハロルド「・・・・・・・・。チッ、虚無だ。この老いぼれ怪鳥、年の数だけ無為自然を極めてやがる」ペッ
耶律恵烈頭「ニャんと・・あれが高名なる蘇乞兒とニャ・・・」ふむぅ~(三つ編みの顎鬚を触りながら物思いに耽る)
ダミアン「なんだ?鳥竜種にも知り合いがいるのか?」ニャ~~~~~~(その後ろでは一斉に甲板上に搭載されている両舷のバリスタと、ブリッジ前の大砲に配置する船団員猫達の姿)
耶律恵烈頭「いえ・・自分の生まれは東方北部でニャすが、そんな辺境の地にも名前が轟くほど、蘇乞兒は神格化されている有名な武芸者・・ならぬ武闘怪鳥でニャす。まさか実在したとは驚きでニャす」う~ん
ダミアン「感動すんのはいいが、今は水没林に帰ることだけを考えるんだな」
蘇乞兒「あ~~ん」しょこしょこしょこしょこ(口内より顔をつたって這い上がる七色の盾虫)
ポール「最近はあんたら(知的生命体種)に驚かされてばかりだが、怪鳥ってのは盾虫が好物じゃなかったのか?」ジリッ・・(右腕にボウガンを構え、左腕で左右後方のバリスタ及び大砲に配置する猫達に向かって「待て」のサインを出す)
蘇乞兒「こいつはメタルフィストといってな、ワシがジャック・ザ・アイランドに立ち寄った際、出会ったんじゃが、すっかり意気投合してもうてな・・。以来、旅を共にしておるのじゃよ」ホッホッホッホッホッ(頭の上にいる盾虫もなんだか「ケショケショ」と笑っている)
ポール「旅・・・するとあんたは、何処にも所属していないフリーランスか?」
蘇乞兒「そんな「洒落乙」なもんではない。今は火山の食客といったところかな」ホッホッホッホッホッ
ポール「火山・・モンスターミリシアか・・」
ハロルド「なら決まりだ。撃てぇえええええええええ!!」バッ
ダオーーーーーーーーーン!!
バシューーーーーーーーン!!
バシューーーーーーーーン!!
(ブリッジ前の大砲、そして両舷のバリスタが火を噴く)
蘇乞兒「ありゃ。撃ってきおった」
メタルフィスト「任せな、おっしょさん!!」むにょん(怪鳥の頭の上で全身をまるめる)
ズロォーーーーーーーン
(怪鳥の頭の上で高速回転し、弾丸の様に飛び立つ盾虫)
ポール「!?」
バギョーーーーーーーーン
ギュルーーーーーーーーーン
ガイーーーーーーーーーン
(高速回転しながら大砲を打ち返し、その反動を利用して二対のバリスタ弾をトライアングルの軌跡を描きながら弾き返す盾虫)
ハロルド「なんだとぉ~!?」ガガーン
メタルフィスト「どんなもんでぃ!!」しょるるるるるる(回転しながら怪鳥の頭の上に戻ってくる)
蘇乞兒「あちちちちち」シュウウウウ(その摩擦で頭上から煙が出てる)
ポール「さすがだ。エルトライトも真っ青の硬度を誇る盾虫が、サイドキックってわけか・・。フレッカー氏を中に」(前方に立ち塞がる怪鳥から目を逸らさず、後ろにいるダミアンと耶律恵烈頭に声をかける)
ダミアン「フレッカーさん、ここはハンターに任せよう。さぁ」
フレッカー「あまり船を壊さないで・・・」ぴゅううううううう(デブの両脇を掴みあげ、一気にブリッジの中に避難するダミアンと耶律恵烈頭)
ポール「目的は黄金大剣か?老怪鳥さん」チャッ(ボウガンを向ける)
蘇乞兒「戦利品として持ち帰れれば、ずいぶん金になるそうじゃがな・・それはもののついでじゃ」ぽりぽり(翼爪で頭を掻いてる)
ポール「なに・・?」
蘇乞兒「ほれ。財宝を「本気で」欲しい連中がこぞってきよったぞ」ちら(目配せして示す)
ハロルド「むう?」ちら
ザアアアアアアアアアア!!
(大海原の水面上を凄まじい速度で泳いでくる灯魚竜の上に、ルドロスU・Z装備のアマゾネス兵士が数名搭乗している)
ルドルスU女兵士「追いつきました!ガンピー様!!」ザアアアアアアアア
ガンピー「モゲェ~グェッグエッグエッ!!やっておしまい!!」グボボボボボボボ(酒焼けした「おネエボイス」で叫びながら、水面上に顔面を半分出して泳いでいるもんだから、海水をものすごく飲んでる)
ルドルスZ女兵士「了解!!」ガイン(アミルバハル(弓)を抜く)
ガション(何かあやしげな溶液が入った瓶をセットする)
ルドルスZ女兵士「喰らえ!!」ギュリーーーーーン(曲射の姿勢で弓を引く)
バショーーーーーーーーーン!!
(放物線を描きながら、目の前の空母戦艦に飛来していく瓶付きの弓矢)
ハロルド「なんだぁ~?」(それが落ちてくるのをぼけっと見てる)
バキャーーーーーーーン
(瓶付きの矢が、鉄製の甲板上に落下すると同時に割れ、中の液体が飛散する)
ポール「ん・・?」
モワモワモワモワモワ・・・・
(飛び散った液体からみるみるうちにあやしげな桃色の煙が立つ)
蘇乞兒「こりゃいかん。メタルフィストよ。そなたはワシの口の中に入っておれ」しょしょしょしょしょ・・あ~~~~ん(指示通り、怪鳥の顔面を這いながら大きい嘴の中に避難する盾虫)
モワモワモワモワモワ・・・・
(甲板上が桃色の煙に覆われる)
船長「なんだぁ~!?前がなんにも見えねぇぞ!!」(ブリッジの窓から見える景色はなんだか桃色の煙に覆われている)
舵取り猫「これじゃあ舵が取れないニャ」
ダミアン「やるんだよ!!」ぽかり
ポール「ゴホゴホッ!!この煙は・・!?」
ハロルド「ウヘェ~~~~~・・・」ぽわぁ~~~ん(実に馬鹿な顔をして口を開け、上を向いている)
ポール「フェリックス!!(これは・・媚薬!!)」バッ(急いで鼻と口を袖で塞ぐ)
「モゲェ~グェッグエッグエッ!!」
ポール「!!」バッ
ガンピー「我が女帝のフェロモンから精製されし神薬、ヒロイン・ドミネーションの香りは如何かしら!?下衆な雄共も、これで戦意喪失ね!!」(甲板上に上がってきたチャナガブルとルドルスU・Zの女兵士数名)
ポール「アクアパラダイスモーテル・・!!(まずい・・俺まで意識が・・・!!)」ガクン(その隣ではハロルド少年が幻影の蝶々を追いかけながら甲板上を走り回っている。船団員猫達も同様に、まるでマタタビ効果を喰らったかのように顔を赤らめ、その場にへたり込んでしまっている)
ガンピー「さぁ、今のうちに黄金大剣を探すのよ!!」(だみ声で命令する)
ダッダッダッダッダッ(蔓延する魅惑の煙幕の中、アサルトボウガンを構えながら散開していくルドルスU・Zの女兵士達)
ガンピー「まったく。手も足も遅いんだから」(だみ声でぼやく)
ガガガガガガガガガガ
(桃色の煙幕に包まれた甲板エリアに銃撃音が響き渡る)
ガンピー「そうそう。愚劣な男共に、ちゃんと調教してあげなさい」めろめろ(下顎の先端から生えている「イキツギ藻」みたいな気持ち悪い髭を「めろめろ」させている)
「きゃあああああああ!!」
ガンピー「なに?なんなの?」
ズゴーーーーーーーーン
(突如、煙の中からルドルスU女兵士が灯魚竜目掛けてすっ飛んでくる)
ガンピー「いっ」
ぼよぉ~~~~~~~~ん
(灯魚竜のお腹に衝突する女兵士)
ガンピー「もう!痛いじゃない!!あたしの魚肌(ぎょはだ)をなんだと思ってるわけぇ~!?」ぷんすか(その傍らで首を左右に振る女兵士)
ルドルスU女兵士「申し訳ございません!で、ですが・・」チャッ(正面にアサルトボウガンを向ける)
モワモワモワモワモワ・・・・
(煙幕の中に薄っすら浮かび上がる怪鳥のシルエット)
ガンピー「なにあれ。クック?」(だみ声)
船長「煙い!!これでは進路が見えんではないか!!」ぷんすか(舵をとっている猫の耳を引っ張って怒ってる)
ドゴォーーーーーーーーン!!
(突然のものすごい衝突音と共にブリッジの中でズッコける猫達)
船長「今度はなんだぁ~~!!」ぷんすか(船長の下敷きになってのびている舵取り猫。横では重いフレッカーの下敷きになっているダミアンと耶律恵烈頭の姿も)
ポール「なんだ!?」グラッ(甲板が大きく左右に揺れ動く)
ハロルド「蝶々~♪蝶々~♪菜の葉にヘレモレヒヒヒ・・♪」ふらふらふら(揺れる甲板の端で幻影を追いかけている)
ポール「フェリックス!!」グラグラグラ(揺れる甲板上の背後では、媚薬効果を受けた船団員猫達が次々と海に落っこちていく)
ハロルド「あんまん・・・・こわい・・」じゃぼーーーーん(謎の譫言と共に海に落っこちた)
ポール「クソ!!」じゃぼーーーーん(海に向かってダイブする)
ブクブクブクブクブク・・・・・
ギョリーーーーーーーーン!!
翠水竜主力艦・ガノトト級SS-2
エリオット「電撃魚雷、ターゲット右舷に命中」(ベネチアンマスクをつけたまま潜望鏡を覗いている)
クイーン「被害状況は確認出来る?」(黒いタイトなシークレットスーツを着用し、鉄張りにされた魚竜の艦内で腕を組んでいる。その背後では奇面族専用の黒いボディスーツに一生懸命「お着替え」しているスラッシュの姿も)
エリオット「びくともしてないね。硬度の高い合金を採用しているようだ」うむ~
スラッシュ「属性魚雷だって安くはねぇっチャ。浮上して乗り込んじまった方が、はえ~っチャよ」カポン(後ろ向きにドドブラのお面を外しているので素顔は見えない)
クイーン「そうね・・大丈夫だとは思うけど、ガノトト級を壊すわけにはいかないし・・・カール、浮上してくれる?」(その後ろではスラッシュがいつもの「両目と口が縫い塞がっている」不気味な黒いチャチャブーフェイクを装着している)
エリオット「了解」ゴイン(潜望鏡を何やら上に押し上げる)
ブクブクブクブクブク・・・
(急浮上していくガノトト級。背びれにはユクモ装備のドボルヘルムがしっかと掴まっている)
カーブー「ゴブブブブブブブブ」(ドボルヘルムの表情はかなりきつそう)
ざぼぉ~~~~~~~ん
(水面に半身を浮上させるガノトト級)
カーブー「ぜえ・・ぜえ・・・危なかった・・・あと少し遅れていたら死んでいたな・・・」バジャ~~~(翠水竜の背中で立ち上がり、ヘルムの口部を「パカッ」と開け、中に入ってた海水を排水させる)
ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・・・
(カーブーを背中に乗せたガノトト級はゆっくり前進し、甲板が何やら桃色の煙に覆われている空母戦艦に接近していく)
カーブー「そうか・・・お目当ての船に乗り込もうって魂胆だな」ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・・・(背びれを手すり代わりに体を支えている)
ぎぃ~・・ぎぃ~・・
(背面上のハッチと思われるまあるい箇所の内側から、何やら「開けている」音がする)
カーブー「・・・・・・(おいでなすったな・・)」ひょれ(ハッチの後ろ側でうつ伏せになって気配を消す)
ばこん(背びれ横の背面ハッチが開かれる)
スラッシュ「なんだっチャ?甲板がやけに「けむい」っチャね」ダン(ドボル側からの視点。ハッチの中より上がってきた、黒いボディスーツを着た奇面族のちいちゃい後ろ姿。背中にはゆうに身の丈を超える奇王剣(大剣)を背負っている)
クイーン「なに?どうしたの?」カッカッカッカッカッ(おそらく艦内のハシゴを登って背面に上がってきた「てやてや」でタイトなシークレットスーツを着用した女性のセクシーな後ろ姿のアングル)
カーブー「・・・・・・・・(言葉遣いから奇面族が一人・・・それと女の声だ・・。さっきオークション会場にいた一味は、やはり暗黒団の一味だったのか・・。それと俺の勘が間違っていなければ、女の方はその声色からして、かなりセクシーな女性とみたり・・)」(ドボルヘルムの表情がいやらしい顔になる)
クイーン「何かしら・・この煙幕は・・・・でもちょうどいいわね。これで安心して接近出来るわね」
エリオット「はい、アシュリー。愛銃を持って行かないと」ひょれ(ハッチの中から声だけが聴こえ、緋色の砲身だけが顔を覗かせる)
クイーン「ありがとう」ガイン(ヘビィボウガンを受け取るとそれを背中に背負う)
エリオット「じゃあ気をつけるんだよ」バカンぎぃ~・・ぎぃ~・・(ハッチを閉じ、中から「閉めている」音が聴こえる)
スラッシュ「乗り込むっチャよ」バッビョーーーーン
(桃色の煙幕の中に身を投じる)
クイーン「さて・・それじゃあ、あたしも・・・・はっ」(下を見る)
がしっ(両足を人間の両手によって掴まれるクイーン)
クイーン「なにっ」グラグラグラグラグラ(その手によって揺さぶられている)
カーブー「さっきはよくも無視をしてくれたな!!それと「やはり」セクシーなのか!?自分で答えてみるがいい!!」グラグラグラグラグラ(足元でうつ伏せになり両足をしっかと掴んでいる変態男。そのヘルムの表情はなんだか勇ましい)
クイーン「クルセイダーズのハンター!?ちょっやめなさい!!」グラグラグラグラグラグラ
カーブー「言え!!私はセクシーですとな!!」グラグラグラグラグラ
クイーン「いきなり現れて何を言ってるの!?頭がおかしいんじゃないの!?」グラグラグラグラグラ
カーブー「否定はしない!ただ俺はクレイジーなだけだ!!さぁ!!恥じらいもなく自分がセクシーだと言ってみろ!!いや、言って聞かせてくれ!!お願いします!!この通り!!」グラグラグラグラグラ
クイーン「きゃああああああああ」グラッ(海側によろける)
カーブー「むう?」ごろん(両足を掴んだままひっくり返される)
じゃぼーーーーーーーーーーーん
(そんで二人して海に落っこちる)
To Be Continuedランキング参加中です♪皆様の激アツ一票お待ちしてます
次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードは!?
6/14(火)0時更新 「黄金大剣は衰亡への誘い/PART8」の巻
をお送りいたします♪今夏はサッカーファンにはたまらないコパとユーロの同時開催!!おかげで寝不足な毎日ですが、それもまた「乙」に乗り過ごしてみせるのも海外サッカーマニアたるものの宿命更にはジョゼ率いるユナイテッドの移籍話からも目が離せない!!燃えろ!!作者の激アツフットボ~ル大好き心よ!!そんなわけで(どんなわけで?)次回も見よう、読も見よう
「黄金大剣は衰亡への誘い/PART8」の巻
ガガガガガガガガガガ

(ピンクの煙幕の中、激しい銃撃音が甲板エリアに響き渡る)

ガンピー「何やってんのよ!!クックごとき早くやっつけちゃいなさいよ!!」ガガガガガガガガガガ

ルドルスZ女兵士「媚薬の煙が仇になるとは・・!」ガチャッ

ボウーーーーーーーーン

(突如飛んできた七色のサッカーボール強の弾丸に顎を打ち砕かれるルドルスZ女兵士)
ガンピー「なんなの!?今の!!」ひょるるるるるるるる

ルドルスU女兵士「おそらく、あのクックと一緒にいたクンチュウの仕業かと・・・・っ」ガーーーーーーーン

ガンピー「危ないじゃないのよ!!もぉ!!」ずだーーーん

ぼうん

(鉄製の甲板上をバウンドするボール状の盾虫)
ガシッ

(それを上手に踏みつけて天才的な「トラップ」を見せる怪鳥の右足)

蘇乞兒「ホッホッホッホッホッ。怪鳥蹴球拳はやはり楽しいのぉ~」ひょれっ(ボール状の盾虫を軽く真上に蹴りあげ背にのせる、白髭、白眉の老怪鳥)

メタルフィスト「連中の相手もいいけどよ、さっき船に起こった衝撃の方が心配じゃねぇか?おっしょさん」メキメキメキ・・(硬い七色の鱗甲板を開きながら、虫モードへトランスフォームする)
蘇乞兒「水中から砲弾を喰らったのじゃろう。えらい時代になったもんじゃ」やれやれ
ブクブクブクブクブク・・・・

(海中をゆっくりと進むガノトト級)
エリオット「さて・・甲板の敵はアシュリー達に任せて、もう一度、属性魚雷弾を試してみるか・・」(まだド派手な太陽をモチーフにしたベネチアンマスクを顔面に付けながら潜望鏡を覗いている)
ブクブクブクブクブク・・!!
(水中で取っ組み合いをしながら沈んでいくクイーンとカーブー。二人の周囲を取り囲みながら旋回しているカツオ型回遊魚の群れが美しい)
クイーン「んんんんん~!!(離しなさい!!)」グングングン


カーブー「ゴブブブブブブ、ゴブ!!(どうして俺の周りには気が強い女しか集まらないんだ!!クソ!!)」グングングン

クイーン「んんんんんん!!(この変態ストーカー!!)」ゴスゴスゴスゴス

カーブー「ゴブッ!!」ゴボゴボゴボゴボゴボ!!(ドボルヘルムの表情が青ざめると同時に、口部が左右にパカっと開き、空気をおもいっきり吐く。その口元は実に汚らしく、当然のようになんの手入れもしていない無精髭が水中で海藻の様に蠢き、その主が抱く社会人としての脆弱性をより一層引き立てる)
クイーン「んんんんんん!!(気持ち悪い

ゴオオオオオオオオオオオ!!
(水中で格闘する二人の目の前になんの躊躇もなく突っ込んでくるガノトト級の顔面)
クイーン「んんんんんんんんんんんん!!」ガシッ(背を向けるカーブーの頭部を両手で掴み、盾にする)
みょきっ

(鈍い音と共にカーブーを豪快に轢いていくガノトト級。クイーンは衝突の瞬間、カーブーの両肩を踏み台にして上昇回避に成功)
エリオット「ん?なんか当たったような・・・古代鮫かな?」
カーブー「ゴバアアアアアアア!!(死ぬ)」ブクブクブクブクブク

クイーン「んんんんんん!!(止めよ!!)」ブクブクブク(シークレットスーツのポッケから、おそらくカブレライト製と思われる紫色のメリケンサックを左拳に付け、カーブーの浮上先で待機している)
カーブー「ブックオフ!!(どいてくれ!!)」ゴボゴボゴボゴボゴボ

クイーン「ん~ん♪(だぁ~め♪)」にや
ガーーーーーーーン

(渾身の左ストレートをドボルヘルムの真正面にぶち当てる)
カーブー「・・・・・・・・・・」ゴボゴボゴボゴボ・・・(ゆっくりと空気を漏らしながら浮上していく。それを捕食しようと追尾する古代鮫の群れ。カーブー、一落ち確定)
「あたちのモンハン日記」
~黄金大剣は衰亡への誘い~
ポール「ぷはぁ~~~~~~!!」ざぼぉ~~ん

ハロルド「・・・・・・・・・・」ぷかぁ・・・(ポールの隣に死体の様にゆっくり浮き上がってくる紺色のブレザーを着た少年)
ポール「フェリックス!!フェリックス!!」パンパンパンパン

ハロルド「おえ~~~~~~

ポール「意識があれば十分だ。さて・・戦況は・・・」ちら(ハロルドを背中におぶり、周囲を確認する)
モワモワモワモワモワ・・・・・
(そう遠くない距離に浮かぶ空母戦艦の甲板上は、次第に桃色の煙幕が晴れていく)
船長「やっと煙幕が晴れてきたぞ!!」(舵取り猫と顔を寄せあい、ブリッジ内からガラス越しに甲板上を確認している。フレッカー、ダミアン、耶律恵烈頭も目を丸くして外を眺めている)
モワモワモワモワ・・・・・・・
(桃色の煙幕の中、対峙する老怪鳥と灯魚竜、そして数名のルドルスU&Z装備の女兵士のシルエットが甲板上に見える)
ダミアン「クソ・・!早いとこ潰し合っちまえっての」
耶律恵烈頭「先ほどのボディガード達は、船団員達諸共、海に落ちたみたいでニャすね・・」ふむ・・
フレッカー「荷物は無事かね?」スッ(落ち着いた表情で胸元から取り出した葉巻を咥える。すぐにマッチで火を点ける耶律恵烈頭)
ダミアン「ほとんど落ちたみたいですね。無事なのは左舷に結びつけておいた大樽だけっすね」
がちゃり
船長「誰だ!?」チャッ(如何にも海賊が持っていそうなラッパ銃タイプの小型ボウガンを向ける)
スラッシュ「黄金大剣はどこだっチャ」ぴちょぴちょ・・(海水から今まさに上がってきたと思われる水滴を全身から垂らし、ブリッジ内に「イン」してくるタイトな黒いシークレットスーツを纏った不気味な奇面族。背中には大きな奇王剣(大剣)を背負っている)
フレッカー「これは珍しいゲストだ」バッ

スラッシュ「もう一度聞くっチャ。黄金大剣はどこだっチャ」ぴちょぴちょ・・(ゆっくり近づいてくる)
船長「渡すかっての!!」バーーーーーン

スラッシュ「PRRRRRRR!!」カキーーーーン

チュンチュン・・コキーーーーーン

(弾かれた銃弾がブリッジ内で暴れ、舵取り猫の目の前に着弾する。思わず飛び上がる舵取り猫)
耶律恵烈頭「あいやぁ~~~~~!!」バビョーーーーン

スラッシュ「っせえっチャ!!」ブオーーーーーーン

耶律恵烈頭「ぐおおおおおおおおお!!」バコーーーーーン

スラッシュ「黄金大剣はどこっチャ」ギリギリ・・ギリギリ・・(大剣の刃を床に引きずり、不愉快な音を奏でながら近づいてくる)
ダミアン「よせ!!秘宝なら下の倉庫にある!!」チラ(目配せをする)
スラッシュ「・・・・・・・・・・・・・」ちら
・・・・・・・・・・・・・・
(ブリッジの奥には下へ繋がる階段が見える)
スラッシュ「お前が案内するっチャ」カチャリ(刃をダミアンに向ける)
フレッカー「ああ、それはダメ。ギーユ君は大切な友人でね。これからのフェイリンメイリン国の将来を背負った・・・」
スラッシュ「じゃあお前も来るっチャ」カチャリ(刃を向けられ、それを驚いた様な表情で凝視するデブ猫)
ダミアン「・・・・・・(まずいな・・・さぁ・・どうする・・・)」(その後ろですっかり怯えながら抱き合っている船長と舵取り猫)
ビュオオオオオオオオン!!
スラッシュ「!?」
ニャーロック「なんの音だ!?」バッ(窓を見上げる)
ビューーーーーーーーン!!
(船のすぐ真上を旋回している桜火竜と蒼火竜)

アマテラス「まははははははは!!でっかいお船みぃ~~っけ♪」ビュオオオオオオオ


ロージー「お兄ちゃんとポールさんは・・あれぇ?いないねぇ~」ビュオオオオオオ(背中のアイルー型リュックに「搭載」されている幼体のスクアギルが顔を出し、同じく下を覗いている)

スサノオ「姉貴!見ろよ!?イャンがいるぜ!!それにブサイクなチャナも一緒だ!!」ビュオオオオオオオ(頭に茶猫を乗せている)

アラン「ひっく・・話し合いをしてるっていう、様子じゃなさそうだな。うぷっ・・」
スラッシュ「火竜・・・どこの勢力っチャ!?」
タタタタタタタタ!!
スラッシュ「!?」バッ
カンカンカンカンカン!!
(急いで階段を降り、デッキの下へ逃げるダミアン一行。一番後尾の船長はやたら慌ててる)
スラッシュ「クソ猫がぁああああ!!逃がすかっチャ!!」ショリーーーン(怒りと共に大剣を背中に納刀する)
ビュオオオオオオオオオオ!!
(対峙する老怪鳥と灯魚竜の真上を旋回しながら舞う桜蒼火竜の姉弟)
アマテラス「ロージーちゃんの知ってる子、いる?」ビュオオオオオ

ロージー「いないねぇ・・・って、あの装備!?孤島のマフィアだよ!!」ガガーン

ファイヤージンガー「またアマゾネス共が相手か」やれやれ
ガンピー「鬱陶しい飛竜ね!!撃っておしまい!!」(だみ声で命令する)
ガガガガガガガガガガ

(上空の飛竜目掛けて乱射するルドルスU&Z装備の女兵士)
スサノオ「あんだあの女共!!いきなし発砲してきやがった!!まるであんまんクソ女みたいに!!」ビュオオオオオオオオオ

アラン「雌は雌でも、あいつらは女性じゃねぇのさ」チューーーーン

アマテラス「怒っちゃダメよ。何か事情があるのかも」ビュオオオオオオオ

ファイヤージンガー「事情の動機ってのは殺意しかねぇよ。確実な」やれやれ
ちゅーーーーーーーーん

(蒼火竜の翼膜をかするカラ骨弾丸)
スサノオ「いてっ


アラン「おい、やめろ!速度をあげるんじゃ・・・うおっ

ロージー「待ってスサノオちゃん!!やだ、汚い


アマテラス「もぉ~。仕方ないんだから」ギュウウウウウウウウン

メタルフィスト「こっちに降りてくるぜ」しょれしょれ(口部の触覚やらをしょれしょれしながら上を見てる)
蘇乞兒「どうやらワシらと同じ(知的生命体種)のようじゃな・・」ふむ・・
ガンピー「いやぁ~こっち来るわよ!なんとかしなさいよ

ルドルスU女兵士「二頭諸共、落ちろ!!」ブーーーーーーン

アマテラス「あ!!いけない光る玉発見~♪」ギュオオオオオオオオ

ぱっくんちょ
(閃光玉を食べちゃった桜子さん)
アマテラス「むぐっ」ばふぅ~~~~~ん

ルドルスU女兵士「嘘・・

スサノオ「オラァああああああああああ!!火竜の主神、スサノオ様のお通りだぁああああああああ!!さぁ、祀りやがれぇええええええええええええ!!」ギューーーーーーーーン

ルドルスU女兵士「きゃああああああああああ!!」
ダシャーーーーーーーーーーン!!
(女兵士をふっ飛ばしながら甲板に着地する怒涛の蒼火竜。一緒に頭上のアランも吹っ飛ぶ)
蘇乞兒「ほぉ・・なかなかの脚力じゃな」ふむ・・
ガンピー「もぉ~!一体なんなのよぉ~

スサノオ「そっちのブサイクなチャナ科。てめぇもやるか?」ギロッ
ガンピー「誰にブスって言ってんのよ!!・・・って、あんたなかなかいい男ね♪」ポッ
スサノオ「いっ・・

アラン「おええええええええ」(甲板の端っこでまだ吐いてる)
ロージー「ねぇ、アマちゃん。あっちの「よぼよぼ」なクック先生はなんだろう?」ビュオオオオオオ
アマテラス「ラララぁ~♪桜子は光を食べた太陽の女神龍~♪やれ慈しみやぁ~♪」ビョオオオオオオオ
ファイヤージンガー「ダメだ。ミュージカルモードに入っちまった」
ロージー「あっちの灯魚竜は見るからに悪そうだけど・・」もともとか・・


ガルグイユ「おねえちゃま!!サメちゃんを落とちてくだちゃい!!」
ロージー「よし。そりゃ~~~

ガンピー「ねぇ、もっとこっちに来なさいよ。あたし、あんたなら尻尾でぶたれても平気かも♪」うふふふふふ(黄色く光るあやしげな色目を使いながらにじり寄る)
スサノオ「おえ~~~~~

ガルグイユ「ちょれぇえええええええええ!!」ギュウウウウウウウン

ガンピー「ちょれ?なにそれ?」(だみ声で上を見上げる)
むくむくむくむくむくむく!!
(空中でみるみるうちに巨大化していく化け鮫)
ガンピー「両生種!?うそぉーーーーーーーん!!」ガガーーーン

ガルグイユ「失せろ!!底足竜亜目のオカマ野郎!!」ピキピキピキピキ(全身が瞬く間に氷の鎧に覆われていく)
ブスッ
(鏃の様な鼻先で灯魚竜の背中を突き刺す化け鮫)
ガンピー「ブスじゃないぁ~~~~~~~~~い!!」(超だみ声で泣き散らかす)
ざぼぉ~~~~~~~ん

(たまらず海に逃げるチャナガブル)
ガルグイユ「待て!この野郎!!」
ざぼぉ~~~~~~~ん

(追いかけて海にダイブするガルグイユ)
アラン「おわぁ~~~~~~」
ちゃぷーーーーーーん

(上記の風圧により海に落とされる茶猫)
スサノオ「ホッ・・・助かった・・・・ん?」ちら
蘇乞兒「なかなか痛快な演舞であったぞ」ホッホッホッホッホッ
スサノオ「なんだよ老いぼれのイャンかよ。あんたも敵なら、俺が怒らねぇうちに船から飛んできな」しっしっ
メタルフィスト「口のわりぃガキだな。調教が必要じゃねぇの?おっしょさん」
蘇乞兒「なぁ~に。ワシも若い頃は散々無茶をしたからな。わからんでも・・・」
ドゴオオオオオオオオオン

(突如、老怪鳥の横っ面で大爆破が起き、後方へ吹っ飛ばされる)
スサノオ「爺さん!!」
クイーン「まさかね・・・こんなに知的生命体種が集まってるなんて計算外だったわ」シュウウウウウ・・・・(左舷の端で硝煙を上げる砲身の長い、緋色のカノン砲型ヘビィボウガンをしゃがみ撃ちの姿勢で構えているシークレットスーツのおねえさん)
スサノオ「なんだてめぇは!!おめぇも孤島の仲間か!?」シュウウウウウ・・・・(後方では船の荷物である大樽に衝突して倒れている老怪鳥の姿)
クイーン「残念。そういう君はどこの勢力・・・って、あのドボルヘルムの仲間ならクルセイダーズのメンバーね?」カカカカカカ・・・(砲身の向きをゆっくり目前の蒼火竜に定める)
メタルフィスト「おっしょさん!!大丈夫か!?」シュウウウウウウ

蘇乞兒「ふぅ~い。久しぶりに砲弾を喰らったもんじゃ。ずいぶん腕のいい狙撃手が・・・ん・・?」くんくん(全身にまとわりついた水の匂いを嗅ぐ)
メタルフィスト「ん・・・この匂いは・・・」くんくん
ダッダッダッダッダッダッダッダッダッ

(艦内を一目散に駆けるダミアンと耶律恵烈頭に手を引かれるデブ猫の顔は既に汗塗れで、乳酸とアンモニア臭を激しく放出している。三人の背後では同じくかたを密着させながら疾走する船長と舵取り猫の姿も)
フレッカー「日頃の運動不足がこんなところで・・


ダミアン「追跡者に殺されたくなかったら走るんですよ!!」ダッダッダッダッダッ
耶律恵烈頭「宝剣を猛豚様に差し上げるのでニャすよね!?だったら走るでニャす!!」ダッダッダッダッダッ
フレッカー「ぜえぜえ・・甲板は平気かね?」ひぃ~こら

ダミアン「さぁ!?何故です!?」ダッダッダッダッダッ
耶律恵烈頭「甲板の大樽には、これまた猛豚様への献上品である、極上の「黄金芋酒」が入ってるからでニャす」
蘇乞兒「これは・・・酒の王と云われる黄金芋酒・・・それも格別な逸品じゃ」ペロペロ
メタルフィスト「おっしょさん!!やったな!!これで形勢逆転だ!!」よっこれ(頭に盾虫を乗せたまま、ゆっくり起き上がる老怪鳥)
蘇乞兒「よし。御仕置の時間といこうかのぉ」ガシッ(壊れていない大樽を両翼膜で持ち上げる)
クイーン「ん・・・・あの怪鳥・・・高速徹甲弾をまともに食らって気絶したはずじゃ・・・」
グビグビグビグビグビグビ!!
(大樽を両翼膜でかち上げ、中身の酒を全身で浴びるかのようにかっ食らっている老怪鳥の姿)
スサノオ「なんだ・・・あの爺さん・・・」
メタルフィスト「おい!てめぇら!悪いことは言わねぇ!!逃げるなら今のうちだぞ!!」
スサノオ「ああ?」
メタルフィスト「おっしょさんは、かの東方怪鳥酔拳の始祖なんだ!!」
グビグビグビグビグビグビグビ!!
スサノオ「東方・・怪鳥酔拳・・・・」ゾクッ・・!
ゴトン・・(大樽を静かに置く老怪鳥)
蘇乞兒「さて、久々に暴れてみるかのぉ~♪」ひっく(白眉の下の両眼は既に座っている)
To Be Continued


次回「あたちのモンハン日記」ザ・中継ぎ記事はさ!?
6/16(木)0時更新 出たぁ~

をお送りいたします♪ほんじゃあさ!!次回もキッチンで、フライパンをひっくり返しながら自分もバク転してみようよ

MHOにフラヒヤ山脈再現ですとな!?
サベーーーーーーーーーン!!
桃源郷 思い馳せる フラヒヤの
どうぼ。あたモン亭山好き雄(やますきお)です上の画像、歴戦のハンターならば、どこか「見慣れ過ぎた」BCであることにお気づきでしょうか。そうです。旧大陸はフラヒヤ山脈に位置するドンドルマギルド管轄内の狩猟フィールド、「ザ・雪山(英:Snowy Mountains)」のBCですね。P2G狩猟全盛期、作者も何度となくこのテントの先にある「ちょっとした段差」から、ぴょ~ん
と「イキって」狩りによく出かけたものです(もちろんバカな顔して
)
そんな今日このごろ(どんな?)。我が大陸を超えたMHOにて、なんとこの「ザ・雪山」が「旧雪山」と名を変え(MHOには既に「伊鲁法雪山」という狩猟フィールドが存在する為、区別化を図る為に「旧」と称したのでしょう)、期間限定クエストという形で、高画質の再現を果たしたというのです
詳細は公式サイトをご参照あれやhttp://mho.qq.com/cp/a20160603jdzx/index.htm
山好き雄(やますきお)としましては、今一度、フラヒヤ山脈の登頂に挑戦したく(もちろんゴミを排出する極地法ではなく、アルパインスタイルで)、願わくば登頂ついでに「ちっさい洞穴」に潜り、てこてこ歩いてきたキリン目掛けて、穴の中から散弾を浴びせるという狩猟ギミックもやりたいわけでして・・雪山の思い出(ザ・スノウメモリー)は今も白銀の記憶と共に、この脳裏に焼き付いておるのでした。つまり何が言いたいのか。高画質での雪山狩猟がただひたすらに羨ましいあの穢れ無き銀盤の世界を、この低劣下劣な妬心で真っ黒に染めたい・・。そんなわけで今日もエンディングでぇ~す
あっち行ってよ!!
乱獲にもめげず、今日も彼ら(尖爪目、堅歯亜目、鋭牙上科、ブランゴ科)は、迫り来るハンターらに向かって、そのレジスタンスの牙を剥いているのでしょう。頑張れたまご運んであぼっちぼっち
ランキング参加中なのです
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次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはさ!?
6/18(土)0時更新 「黄金大剣は衰亡への誘い/PART9」の巻
をお送りいたします♪ほいだらさ!!次回もコモドドラゴンみたいに這いつくばってキッチンに入ってみようよそして配偶者、恋人、家族、年寄りをびっくりさせよう
「黄金大剣は衰亡への誘い/PART9」の巻
蘇乞兒「さて、久々に暴れてみるかのぉ~♪」ひっく
スサノオ「怪鳥酔拳・・・・」
メタルフィスト「頑張れ、おっしょさん」そそそそ・・(大樽の影に隠れる)
クイーン「ずいぶんタフなクックね・・普通なら一発で頭部破壊なんだけどなぁ・・」カカカカカカ・・(再びしゃがみ撃ちの姿勢で目の前の怪鳥を捉える)
ズオーーーーーーーーン
(烈火のごとく砲口から飛び立つ鉄製の高速徹甲弾)
蘇乞兒「むむ・・?」ひっく(目が据わった「よぼよぼの」両眼に投影される徹甲弾)
クイーン「ごめんね、お爺さん♪」
ふら・・(千鳥足のまま上半身を反らし、既の所で徹甲弾をなんなく交わす老怪鳥)
クイーン「え・・!?」
蘇乞兒「そうそう食らわんよ」ゆらぁ~・・
バチーーーーーーーーーン
(上半身を起こすやいなや、体を素早く旋回させ、尻尾で砲弾を打ち返す老怪鳥)
クイーン「だから知的生命体種ってのは!!」バッ(緊急ダイブ)
ドガーーーーーーーーーン!!
(左舷で起こる大爆発を背景に再び海に飛び込むクイーン)
蘇乞兒「う~む。まだ足りんかな・・」フラフラ・・(千鳥足で大樽の列に向かう)
スサノオ「あの爺さん・・・出来る・・!!」
アマテラス「見て見てロージちゃん!!お船の上で花火大会やってるわよ!!ラララぁ~♪桜子は賑やかなのが好きぃ~~~♪ご陽気だからぁ~♪」ビュオオオオオオオオ(目をらんらんとさせながら、モクモクと黒い硝煙を上げる空母戦艦の上空を飛び回っている桜火竜)
ロージー「ちょっとぉ~もう少しゆっくり飛んでぇ~~~~!」ビュオオオオオオ(尻尾に必死にしがみついている)
ファイヤージンガー「今のアマテラスに何を言っても無駄だぁ~」ビュオオオオオオ(同じく主の襟元を必死に葉っぱの手で掴んでいる)
蘇乞兒「ひっく・・持ち上げるのが面倒じゃな・・」おっとっと・・(酒が入った大樽の列の前でフラフラしてる)
ずこん!!(「巨大なクチバシ」を大樽に突き刺す)
蘇乞兒「んごっ・・んごっ・・んごっ・・んごっ・・」
メタルフィスト「よくねぇぞ、おっしょさん。その下品な飲み方」(老怪鳥が吸引している大樽を背もたれに一休みしている七色の盾虫)
ポール「・・・・・・(なんだ・・あの怪鳥は・・・やる気がないのか・・?)」(虚ろな目をしたままのハロルドをおぶりながら、ブリッジ前の砲台影から前方を覗いている)
ルドルスZ女兵士「クソ・・・さっきはよくも・・!!」ざぷん(海から甲板に上がってくるルドルス兵士達)
ポール「おっと、おいでなすった。スサノオ君には悪いが、俺はミッションを遂行させてもらうぜ」バッ(ブリッジ内に入り込む)
蘇乞兒「ぶはぁ~~~~」しゅぽん(大樽から抜いた「巨大なクチバシ」はお酒でびちょびちょである)
ルドルスZ女兵士「集中砲火だ!!」チャッ(横並びにアサルトボウガンを構える兵士達)
蘇乞兒「ホモサピエンスは火の力を支配したつもりでおるのか?試してやろう。ほれっ」
ブワッ
(片足を上げながら両翼を地面に叩きつけ突風を起こす)
ビュオオオオオオオオオ!!
(突風がルドルス女兵士達に襲いかかる)
ルドルスZ女兵士「クッ・・!!これでは前が・・・・はっ」
ズガーーーーーーーーーン・・
(スーパースロー。ルドルスZ女兵士の上半身を蹴り上げる怪鳥の左足)
ザポォーーーーーーーーーーン!!
(スーパースロー解除。一瞬にして海に蹴り返されるルドルスZ女兵士)
ルドルスU女兵士「撃てぇえええええ!!」ガガガガガガガガ
ドゥオーーーーーーーン・・・・
(スーパースロー。火を吹き迫り来るカラ骨弾丸)
グルぅ~~~~~~~ん・・・・
(スーパースロー継続。両翼を畳み、頭から旋風飛翔で奇襲をかける老怪鳥)
ショオオオオオオオオン・・・・
(空中で華麗に回転しながら、次々とカラ骨弾丸を交わしていく老怪鳥)
スサノオ「すぅ~・・げぇえええええ・・・」(スーパースロー中だから声もディレイ(遅延)している蒼火竜の中学生。目をまあるくして見てる)
バギョーーーーーーン!!
ドスーーーーーーーン!!
(スーパースロー解除。旋風しながら振り上げた左の翼で一人の目の兵士を海にふっ飛ばし、着地と同時に両翼爪を張り手の様に前へ突き出し、二人目の兵士も海に吹っ飛ばす蘇乞兒)
ルドルスU女兵士「なっ・・・!」じりっ(見上げる全身を覆う大怪鳥の黒い影)
蘇乞兒「お前さん達はモンスターに敬意を払うということをまったく心得ておらん。ひっく・・少しはハンターを見習ってだな・・ひっく」
ルドルスU女兵士「クック如きにぃいいいいい!!」ガガガガガガガガ
ズガーーーーーーーーーーン!!
(重撃の右足トラースキックにて海に返されるルドルスU女兵士)
蘇乞兒「それがいかんと言うておる。ひっく」
ゆらぁ~・・(まるで酒の入った大樽を胸に抱えているかのような姿勢で、上半身をゆっくり反らし、太陽光を全身に浴びる老怪鳥)
蘇乞兒「実に気持ちが良い♪」
ブッブッブッブッ!!ボッボッボッボッ!!
(カンフー映画さながらの大袈裟なエフェクト音をたて、状態を反らしたまま、両翼爪で交互にアッパーをしながら後退する老怪鳥)
スサノオ「なんて強靭な背骨をしているんだ・・・」
蘇乞兒「それ」ゆら・・(背中からゆっくり地面に倒れていく)
スサノオ「??」
ンボッ!!ンボッ!!ンボッ!!
(豪快なエフェクト音をたて、状態を反らしたまま真横に体をひねり、回転しながら着地しては、また同じ動作を繰り返す老怪鳥)
スサノオ「すげぇ・・・・」
蘇乞兒「まだまだじゃ」シュタッ
ンボボボボボボボボボ!!
(酔拳特有のインテンシティある華麗なブレイクダンスを次々と披露してみせる老怪鳥)
スサノオ「おおおおおおお!!」
しょるるるるるる・・・
(背中を地面につけながら回転し、右肘で頬杖をつきながらゆっくり停止する泥酔状態の老怪鳥)
蘇乞兒「どれ、そっちの若い蒼火竜にも稽古をつけてやるかのぉ」ひっく(しゃっくりと同時に、「怪鳥の腹筋」のみの力で状態を起こす)
スサノオ「あれが・・・・怪鳥酔拳・・!!」
「あたちのモンハン日記」
~黄金大剣は衰亡への誘い~
ザザぁ~~~~~~~~ん・・
(見渡す限りの広大な海原の水面に、ぽつんとうつ伏せ棒状体で浮かぶドボルヘルムのハンター)
カーブー「・・・・・・・・・・・・」ぷかぷかぷか・・・(遠くに見える空母戦艦を背景に海表を揺らいでいるドボル)
バシャアアアアアアアアアア・・・・
(顔面を海中に浸けるドボル越しに迫り来る灯魚竜)
ガンピー「どいてどいてどいて!!どいてちょうだぁ~~~い!!」ザバアアアアアア(大口を開けながら物凄い剣幕で泳いでくる)
カーブー「はっ」
ガンピー「どいてぇえええええええ!!」
カーブー「いっ!?」
ドーーーーーーーーーン
(灯魚竜と衝突し、くるくる回りながら宙を舞う、おお!我らが悲しきドボル。辺りを舞う水しぶきが実に美しい)
カーブー「・・・・・・・・・・・・」ちら(宙をゆっくり舞い、水しぶき越しに斜め下を見下ろす)
ガルグイユ「待ちやがれぇえええええ!!」ズオオオオオオオオオオ(凄まじい勢いで泳いでくる化け鮫)
カーブー「オワタ」フッ・・(ヘルムを伝う海水が、まるで涙の様に見えなくもない)
ドガーーーーーーーーーン
(落下と同時に化け鮫の鋭い鼻先と衝突し、再び高回転のスクリューを見せながら宙を舞う、おお!我らが悲しきドボル)
ザボォーーーーーーーン
(海中に落下するカーブー。二落ち確定)
ぷかぷかぷかぷか・・・ぞるぞるぞるぞる・・
(うつ伏せで水面上に浮かぶドボルの下を通り過ぎていく巨大な翠水竜)
エリオット「まったくどうなってるんだ。いつの間にかモンスターだらけじゃないか。この海域は」ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・(潜望鏡を覗いている)
・・・・・・・・・・・・・・・
(潜望鏡視点。水面が揺れる向こう側に見える空母戦艦の甲板上は、仄かに硝煙が立ち込めており、蒼火竜と何やら千鳥足の怪鳥が対峙しているのが見える。また船の上空では桜火竜が下の様子を伺うかのように旋回している)
エリオット「間違いない。他のフィールド勢力が黄金大剣を奪いに現れたんだ。スラッシュとアシュリーは無事だろうか・・・」むぅ~
ぬう(突如、潜望鏡にアップで映るびしょ濡れの美女の顔)
エリオット「わっアシュリー!?」
・・・・・・・・・・・・・・・
(潜望鏡に向かって何やら身振り手振りで説明しているクイーン)
エリオット「目下・・戦闘中・・・至急・・・インパクトを・・発射せよ・・・・って、搭載してるインパクトは炸薬を抜いた試作品、つまり空の魚雷だよ?え・・」
・・・・・・・・・・・・・・・
(更に身振り手振りで説明を続けるクイーン。見方によっては、水面で溺れている様に見えるその姿が、なんだかいじらしく見える)
エリオット「船体を・・貫通・・・・そうか!!成型炸薬弾頭を持つインパクトなら、二重耐圧殻の船体でも貫通出来る・・!あの戦艦に穴を開けて、アシュリーは水中から艦内に潜り込むつもりなんだ!!」
シュウウウウウウウウ・・・・・
(甲板上の硝煙が潮風に流されていく中、対峙する勇ましい蒼火竜と泥酔した老怪鳥のシルエット)
スサノオ「・・・・・・・・(あの爺さん、本物だ・・!酔っ払ってるっていうのに、まったく隙がねぇ・・!!)」ジリッ・・(構えをとりながら後退する)
蘇乞兒「ほぉ・・その構え・・・お前さんも拳法をやっとるのか?」ひっく
スサノオ「う、うるせぇ!!」
メタルフィスト「小僧!だったらこんな機会滅多にねぇぞ!大人しく稽古をつけてもらえ!!」(大樽の影から叫ぶ盾虫)
スサノオ「なっ・・・・ふざけんな!!」ペッ
ビューーーーーーーーーーン!!
(甲板に向かって急降下してくる桜火竜)
アマテラス「まははははははは!!愛しの弟めっけぇ~!!あたいってば超ラッキ~♪」ギュオオオオオオオオン
スサノオ「姉貴!?」びくっ
アマテラス「弟いじめる奴、許さなぁ~~~~~い」ギュオオオオオオオン
(蒼火竜の頭頂すれすれに飛翔し、老怪鳥目掛けて突っ込んでいく)
蘇乞兒「弟・・火竜の姉弟か」ひっく
ロージー「ぎゃあああああああ!!ぶつかるぅ~~~~~」(かろうじて尻尾に掴まってる。ジンガーもなんとか襟に掴まっている)
蘇乞兒「よっ」ひょれ(なんなく桜火竜の強襲を交わしてみせる)
アマテラス「まほっ?」ギュオオオオオオオオン
ロージー「いやああああああああああ」
ズザアアアアアアアアアア!!
(そのまま鉄製の甲板上に顎から激突し、滑走していく桜火竜)
スサノオ「姉貴ーーーーーーー!!」
ドガアアアアアアアアアン!!
(そのままブリッジ前の砲台に激突し、大爆発が起こる)
スサノオ「!!」
蘇乞兒「ありゃりゃ。砲台に玉が入ったままになっておったのか」ひっく
プスプスプスプスプス・・・・・・
(硝煙を上げながら起き上がらない桜火竜。同じくうつ伏せにながら尻尾に掴まっているユクモ装備のカリピストは一落ちした模様)
メタルフィスト「言わんこっちゃねぇ。おっしょさんが酔っ払って、何も起こらなかった試しがねぇんだ」やれやれ
スサノオ「姉貴・・・・」ふるふるふる・・!!
蘇乞兒「こりゃ大変じゃ。大丈夫かぁ~?」ひっく
スサノオ「・・・るさねぇ・・・・・!!」
蘇乞兒「む?」ひっく
スサノオ「この老いぼれ怪鳥がぁあああああ!!姉貴の仇は俺が必ず討ってやる!!」ボギャアアアアアアアア(怒号の大咆哮)
アマテラス「いや・・・死んでないし・・・」プスプスプスプス・・(ぐったり両目が×になったまま頭から硝煙をあげてる)
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次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはさ!?
6/20(でた!ジャンプと同じ月曜日!)0時更新 「黄金大剣は衰亡への誘い/PART10」
をお送りいたします♪最近作者はプッチンプリンの「レモンのやつ」が大好物更に昔ながらのレモンお牛乳
を飲んじゃ~苦し紛れの有酸素運動をかましてみたり
このように夏は甘くて「ひやひや」したものの誘惑が多いから、ぶとる!!夏はぶとる!!だからぶとらないように運動するのだ
もちろん、夏のコンペティションを意識しながら
そんなのないけど。フフ・・ばか。
「黄金大剣は衰亡への誘い/PART10」の巻

スサノオ「この老いぼれ怪鳥がぁあああああ!!姉貴の仇は俺が必ず討ってやる!!」

蘇乞兒「ひっく・・仇というても、ほれ、まだ生きておるようじゃが・・」(羽でまだピクピクしながらうつ伏せでぐったりしてる桜火竜を指す。同じ体勢でその尻尾にしがみつくユクモのカリピストの姿も見える)
スサノオ「誰だと尋ねたな・・?」フッフッフッ・・(待ってました感満載の不敵な笑み)
蘇乞兒「いや。聞いとらんぞ」ひっく
スサノオ「蒼き疾風の如し参上するは、燃えたぎる正義の義憤に満ちた紅玉の持ち主・・・それが誰かと尋ねられれば、大陸の生きとし生けるものはすべてこう答えるはずだ・・それはこの俺、スサノオ様だとなぁあああああああ!!」ボギャアアアアアアア

「あたちのモンハン日記」
~黄金大剣は衰亡への誘い~
蘇乞兒「ほぉ。スサノオと申すか」ひっく
スサノオ「問答無用!!いざ尋常に勝負!!」ビシッ


メタルフィスト「だめだぜ、おっしょさん。あの小僧、感情的になって何も聞こえてないみたいだ」コロコロコロ(老怪鳥の足元に転がってくる七色の盾虫)
蘇乞兒「ふむ・・それじゃあ稽古をつけてやるかのぉ」ひょれ

ひゅうううううう・・・・・・
(甲板上で片足を上げ、揺らぎながらも一定の構えを保つ老怪鳥。それを威嚇するかのように両翼を広げる蒼火竜の姿)
蘇乞兒「いつでもよいぞ」ひっく
スサノオ「超爆烈覇・蒼天神封滅却火凰拳の極意!!そのよぼよぼな眼に焼き付けな!!」ビシッ
蘇乞兒「なんじゃって?長くて年寄りには覚えられんわ」ちょいちょい(そっぽを向きながら、翼爪を傾け挑発する白髭、白眉を蓄えた老怪鳥)
スサノオ「後で「老鳥虐待」なんて言い訳するんじゃねぇぞ!!いくぞ!!毒独拳・死刺粉骨槌!!」
ブオーーーーーーーーン!!
(鋭利な尾棘が生えた尻尾を老怪鳥目掛けて振り下ろす)
メタルフィスト「気をつけろ!火竜の猛毒は出血毒だぞ!!」
蘇乞兒「心配せんでも当たらんぞ」ひっく
ドシャーーーーーーーーーン

(ゆらりと側方へ身を交わす老怪鳥。鉄製の甲板上を豪快に叩きつける蒼火竜の尻尾)
スサノオ「いてえええええええええ

蘇乞兒「お馬鹿な奴じゃな。ここは陸続きではないのじゃぞ?」ひっく
スサノオ「うるせえ!!俺様に説法するんじゃねぇ!!喰らえ!!毒爪桃毛殺し!!ほわっちょーーーーー!!」ダンッ

蘇乞兒「いちいち五月蝿い奴じゃな」ひょれ

スサノオ「!?」ビュオオオオオオ

ズガズガズガズガズガズガズガ

(仰向けに倒れたまま、頭上を通り過ぎる蒼火竜の胴体に向かって両足蹴りの連撃を浴びせる老怪鳥)
メタルフィスト「はっはっはっはっは。気をつけろ。おっしょさんは足癖が悪いんだ」
スサノオ「いでででででででででで


蘇乞兒「ほれ、最後じゃ」
ズガーーーーーーーーーン

(強力な両足突きにより真上に吹っ飛ぶ蒼火竜)
スサノオ「うぷっ・・」(空中に浮きながら込み上げる嘔吐にえずく)
ヒュオオオオオオオオオオオ

(そのまま垂直に落下する蒼火竜)
蘇乞兒「なんじゃ。もう帰って来たのか」ヒュオオオオオ・・・(落ちてくる蒼火竜を見上げている)
バギャアアアアアアアアン

(落下してきたスサノオの顔面を回転蹴りで薙ぎ払う老怪鳥)
メタルフィスト「あちゃ~」パン(あの「ギザギザ」の前脚でおでこを叩く)
ズザアアアアアアアアアア

(うつ伏せで甲板上を滑走する蒼火竜)
蘇乞兒「どうした?その立派な翼は、飛ぶためにあるんじゃないのか?」ホッホッホッホッホッ
スサノオ「クソが・・・マジでブチ切れたぞ・・!!」(顎を甲板につけたまま前方を睨む)
蘇乞兒「お前さんの技は隙だらけでいかん。自惚れておるうちは上達せんぞ?」ぺたん(と甲板上に腰を下ろす老怪鳥)
スサノオ「黙れぇええええええええ!!!!」ドスンドスンドスンドスン

蘇乞兒「その正直過ぎる姿勢にも問題が・・」
スサノオ「飛竜無影脚!!」ドスンドスンドスンドスン

ぬらり(衝突寸前で姿を消す蒼火竜)
蘇乞兒「ほぉ」
スサノオ「ほわっ・・ちょーーーーーーー!!!!」バビョーーーーーン

蘇乞兒「素直な闘気じゃ」ひょい

スサノオ「クソぉおおおおおおお!!」ズシャーーーーー


ロージー「はっ

ぷすぷすぷすぷすぷす・・・

(目の前で硝煙を上げながらぐったりしている桜火竜。傍らにはユクモノホルンが落ちている)
ファイヤージンガー「あ~あ。焼き鳥ならぬ焼き竜(やきたつ)だな。きっと」ごしごし(目を葉っぱの手で擦りながら起きる)
ロージー「起きて!アマちゃん!!」ゴイン(ホルンを担ぐ)
ファイヤージンガー「それ(狩猟笛)で引っ叩いてやったらどうだ?」叩きつけってやつで

アマテラス「う~ん・・・桜子は夢見がち・・・・」ピヨピヨピヨピヨ(目が×になってる)
ロージー「もう

ざしゅっ(懐からかんしゃく玉(ユクモスチームボム)を取り出す)
ロージー「起きんかぁ~~~~い

ばしゃあああああああああん

(桜火竜の顔面にユクモスチームボムを投げつけると同時に、ものすごい湯けむりが沸き立つ)
アマテラス「まほっ

ファイヤージンガー「お前が寝ている間に、弟は悪戦苦闘してるみたいだぜ」
アマテラス「え・・?」
スサノオ「怪鳥酔拳、侮れし・・・だが、これならどうだぁああああああああ!!」
グボオオオオオオオオオオオ!!
(大きく開いた口内より超熱線を放出する蒼火竜)
アマテラス「スサノオ!!」
蘇乞兒「ほぉ~。とんでもない火力を持つ飛竜じゃな」バサッ(両翼を広げると同時に、その足元に転がりながら駆け込む七色の盾虫)
ンボオオオオオオオオオオ!!
(老怪鳥に迫り来る豪炎轟音のファイヤービーム)
蘇乞兒「こりゃ熱そうじゃ。ほれ」
ブオオオオオオオオオオオン

(両翼を広げ、その場で高速回転をする老怪鳥)
ロージー「きゃあああああああああ

スサノオ「グバババ!?」グボオオオオオオオ

ブオーーーーーーーーーーーン!!
(蒼火竜の口内から放出される熱線を、高速回転の風圧をもっていなす竜巻の如く老怪鳥)
ロージー「うひゃああああああああ」ころころころころ

ファイヤージンガー「お嬢!!バリスタに掴まれぇえええええ!!」
ロージー「うひいいいいいいいいい


ブオオオオオオオオオオ!!
(風圧で弾かれた熱線の豪火がロージーに襲いかかる)
ファイヤージンガー「避けろぉおおおおおおおお!!」
ロージー「スーパー回避性能、発動!!」キュピーーーーん

ぱっ

ファイヤージンガー「あ、そっか」
ばしゃーーーーーーーーーーん

(海に落っこちるロージー。その上をバックドラフトの様な爆炎の突風が通り過ぎていく)
スサノオ「ンゴオオオオオオオ!!」グボオオオオオオオオオ

メタルフィスト「おっしょさん!あいつ、いつまで吐きつづける気だぁ~!?」(回転する蘇乞兒の足下は台風の目みたいになってて無風なのだ!)
蘇乞兒「なんと凄まじい火力を備えた飛竜じゃの。これだから新大陸はたまらん」グルグルグルグルグル

アマテラス「スサノオ・・・・頑張って!!あたしも加勢するわ!!」
すぅ~~~~~~~~~

(首を上げ、大きく息を吸う桜火竜)
アマテラス「雌火竜の底力!!見せてあげるんだから!!」
ボウンボウンボウンボウン!!
(火球玉を連射して吐き出すアマテラス)
蘇乞兒「ホッホッホッホッホッ!!なんとも美しい姉弟愛じゃな!!受け止めてやりたいが、まだワシは死ねない身でのぉ!!そりゃああああああああ!!」ゴオオオオオオオオオ

ブオオオオオオオオオオオ!!
バショーーーーーーーーン!!
バショーーーーーーーーン!!
(熱線と同時に火球玉を弾き返すハリケーン状の老怪鳥)

ザザぁ~~~~~~~~ん
(広大な海を軽快なクロールで泳ぐドボルヘルムの男)

カーブー「まったく災難続きだ。早く船を見つけないと・・」バシャバシャバシャ
ヒョウウウウウウウ・・・・ン
カーブー「今日という日は、本当についてない日だ」フッ
バギャアアアアアアアアン!!
(隕石の如く突如落下してきたファイヤーボールと共に海表で大爆発する、おお!我らが悲しきドボル。三落ち決定)
ロージー「うひいいいいいいい


ファイヤージンガー「ナッハッハッハッ。ほれ、頑張って犬かきしろ」
ヒョウウウウウウウ・・・・ン
ファイヤージンガー「ん?」ちら
ンボオオオオオオオオオオ!!
(迫り来る爆炎の隕石)
ファイヤージンガー「お嬢!!スーパー回避だぁああああ!!」
むんずっ(咄嗟に頭の上のドスビカスを掴むロージーの「お手」)
あんむ(続いてそのままドスビスカスを口に頬張る、まんまる顔のロージー)
ロージー「すうううううううう」(鼻から大きく息を吸う)
ぱしゃーーーーーーん

(海に潜るロージー)
バギャアアアアアアアアン!!
(その海表目掛けて落下衝突するファイヤーボール)
スサノオ「グオオオオオオオオオ!!」グボオオオオオオオオオ

アマテラス「ンガアアアアアアアア!!」ンボォ~ン



蘇乞兒「なんて恐ろしい姉弟じゃ


メタルフィスト「おっしょさん!頑張れって!!」
蘇乞兒「いかん・・・目が回って・・・

アマテラス「スサノオ!!チャンスよ!!おねえちゃんに熱線を浴びせなさい!!」シュウウウウウ・・・(口内より硝煙を吐きながら叫ぶ)
スサノオ「グボボボボボ!?(正気か!?姉貴!!)」グボオオオオオオオ

アマテラス「早く!!小さい頃から、いつもあんたを守ってきたおねえちゃんを信じなさい!!」
スサノオ「・・・・・・ボボッボゼ!!(分かったぜ!!)」
グボオオオオオオオオオ!!
(甲板上の俯瞰。首の向きを変え、桜火竜に向かって迸る熱線を浴びせる蒼火竜)
アマテラス「まほほほほほほほ!!」ビシャアアアアアアアア

スサノオ「ゴボボボゴボボボ!?(どうするつもりだ!?)」グボオオオオオオオ

アマテラス「こうするのよ!!ブースト・・・・アーーーーーップ!!」
バオオオオオオオオオン!!
(炎の鎧を纏った桜火竜が両翼を広げ、激しい粉塵を撒き散らしながら更にその火力を増す)
スサノオ「いけぇええええええ!!姉貴ぃいいいいいいいいい!!」
蘇乞兒「おりょりょりょりょ・・こりゃ吐くかもしれん


メタルフィスト「おっしょさん!!あぶねぇ!!」
蘇乞兒「ひっく」ぱちくり

アマテラス「スサノオをいじめる奴はぁああああああ!!あたいが許さないんだからぁああああああああ!!!!」ンボオオオオオオオオ!!(フェニックスの如く爆炎を身に纏った桜火竜が低空飛行で突っ込んでくる)
蘇乞兒「こりゃ参った」ぱちくり
ズガアアアアアアアアアン!!
(爆炎を纏った桜火竜にふっ飛ばされる老怪鳥と七色の盾虫)
蘇乞兒「あれぇ~~~~~~~」ビュウウウウウウウ

バシャーーーーーーーーーン!!
(カーブーがうつ伏せで浮かんでいる海面に落下する老怪鳥と盾虫)
スサノオ「やった・・・・俺達の勝ちだ!!姉貴!!」
アマテラス「合体技で、勝利の部位♪」(蘇乞兒が落としていった「怪鳥の鱗」を咥えながら歓喜するスサノオのおねえちゃん)
To Be Continued



次回「あたちのモンハン日記」ザ・中継ぎ記事は!?
6/22(水)0時更新 デタ!なぁ~も決まってねぇですよ

をお送りいたします♪いよいよ猛暑の夏到来!!火属性耐性UPの日傘や日焼け止めで乗り切ろうぜよ

金獅子&溶岩竜、更には炎獅子なる新モンスターが狩猟解禁ですとな(MHO/怪物猎人OL)
金獅子に 炎獅子加えて 兄貴もな
どうぼ。あた門亭猿好き雄ですキッキィ~。そんなわけで今日の中継ぎはMHO(中国の。オンラインの。日本じゃ出来ない憧れの)の情報をばお届けをば
なんでも来る6月28日にアップデートがある模様のMHO今回のアップデート情報に妬心を抱く日本のハンター諸君は多いのではないでしょうか。金獅子の狩猟解禁に加え、「どっちが原種で亜種だっけ?」と、いっつも「忘れてしまいがち」なモノブロ亜種や、登場時はそれはもう古龍並の破壊力と火力を誇っていた兄貴こと溶岩竜に加え、「愛すべきしじま」こと霞龍の登場など「初期のいいどこ取り」的な要素に加え、炎獅子や剑刹狼といった新モンスターや、MHOオリジナル古龍「荒厄龍」の「完全体」までもが登場
荒厄龍については過去の中継ぎで特集をしましたが、やはりあの時感じた「どこか不本意な印象」は、あの異形の古龍がまだ本気でなかったということで納得致しました。早く狩猟動画見たい
その前にそのコンテンツ情報をば予習しましょうね
怪物猎人OL 资料片第二季 6月28日
http://mho.qq.com/act/a20160617data/index.htmそのアップデート内容(現在進行形の為、一部のコンテンツは作成中のこと)
http://mho.qq.com/act/a20160617data/p1.shtml新登場モンスターの一覧
6月28日《怪物猎人OL》资料片第二季 抢先爆料
http://mho.qq.com/webplat/info/news_version3/5499/5500/5501/5502/m4028/201606/476838.shtml
どうです?向こう版金獅子のあの激アツな顔、そしてあの目の色・・大陸を超えた向こうでも金獅子は金獅子らしく「やる気満々」で、一刻も早くハンターをぐうパンチでぶちたいのでしょうね中国語が分からなくても是非画像だけでもご拝見下さい(笑)
相変わらずMHO独特のディテール細かいWEB画像は「お勝手ながらに」二次創作をやらせてもらっている作者の邪眼を打ち抜き、ちっぽけな脳裏内の想像力に閃光という刺激を与えてくれます。改めて金獅子の恐ろしさ、興味深いその生態設定のギミックなど、もう一度愛書「MONSTER HUNTER/超解釈生物論 (サクラムック)」を読んで復習したいなと思いました。また、当ブログのストーリーモード「聖域編/第三部」で大活躍したカイルスの再登場に向け、多大なインスピレーションを受けたのは言うまでもなく、どうせMHOをプレイすることが叶わないのなら、せめてあたモン世界で暴れてもらおうと、ミリシアに炎獅子を加えてみても面白いのではと思いました。そしてこれまたいつか登場してもらおうと目論んでいたのが「白モノ」(白物家電じゃない)で、忘れられがちな彼(彼女)もインテンシティ溢れる知的生命体種としていつかオマージュしたいと思っています。それと今回のアップデートで気づいたのが、意外にも鎧竜はまだ狩猟解禁されていなかったということです。作者大好きの岩竜にばかり目がいっていて、肝心のあの恐ろしい成体の存在を忘れていました(作者の頭の中での鎧竜はもうすっかり「グラスーツ」になっているのです)。MHOでは岩竜を先行狩猟させることで、鎧竜がその成体であることの恐怖をユーザーに知らしめようというプロットでしょうか、作者はとても共感しました。子供の岩竜を先に散々、狩猟させておいて、怒れるお父さんお母さん(まさにモンスターペアレンツ)の登場にハンターは全身火傷する・・。鎧竜の家族愛を粗暴なハンターが思い知るいい機会なのではないでしょうか(笑)気になるのは先日ご紹介させて頂いた「砂岩竜」も、おっきくなったら普通の鎧竜になるのかな
という疑問ですが、公式で「なんか不明確」だったら、その辺もお勝手ながらに二次創作理論で注釈していこうと思うています
すべてはお勝手ながらに!!ラララァ~♪お勝手ながらにってなんて最高~♪そういうわけで今日は「しまい(おしまい)」です
再現
ひと読みしたならポチっとな
皆さんの激アツ一票があたモンの原動力♪
次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはさ!?
6/30(木)0時更新 「黄金大剣は衰亡への誘い/PART13」の巻
をお送りいたします♪大海原を背景にした甲板エリアでの死闘もクライマックスへ!!果たして今回の騒動のフィクサーは何処の勢力なのか!?次第に明らかになっていく黒幕の正体や如何に!?なんてなわけで次回も吐血粉骨の思いで読もみようぜ
「黄金大剣は衰亡への誘い/PART13」の巻
・・・・・・・・・・・・・・・・
(羽を広げ浮上していく黒龍の姿が水晶に投影されている)
「宝剣を回収。クエストを達成した模様」(揺らめく蝋燭の炎越しに見える人型の影。なんだか頭の先っぽが尖っている)
「今頃、宝剣を競り落とした間抜けな富豪は腰を抜かしておるじゃろうな」ギキョキョキョキョ・・(暗がりの円卓広間の中、フードを被った老婆と思われるシルエットが仄かな灯りに照らされ、不気味な笑みをあげる)
「てめぇが滅ぼした亡国の遺産をわざわざ取りに来るなんざ、余程デーモン・ロザリーに固執してやがるんだな」(壁際に蹲る巨人の影は、その左半身だけが何やら刺々しく、頭部に至っては右半分がざんばら髪であるのに対し、左半分はリザードマンの様な異形を見せている)
「連中が交わした契約は、まだ生きておる。あやつなりに楽しんでおるのじゃよ・・」ギキョキョキョキョ・・(フードから飛び出した尖端の長い両耳から察するに、この老婆が竜人であることが推測出来る)
「ロザリー家の末裔を利用して、新大陸全土をシュレイドの二の舞いにしようって魂胆かい?」ボリボリボリ(ざんばら髪を無造作に掻き散らす巨人の影もまた、その耳が尖っていることが確認出来る)
「さぁな。じゃが、連中が新たな計画を実行し始めているのもまた確かじゃ。のぉ?え~と・・・外界ではなんと呼ばれて・・・」
「肉まんだ」(答える人型の影)
「はて・・妙な異名じゃな・・」
「あなた方の予想は的中。今回もお見事でした」パチパチパチ・・(壁際にもたれながら拍手をしてみせる、頭部以外はレウス装備に身を包んだ肉まん君。髪型はメンズヘアの坊ちゃん刈り、中央の毛がスライム型に逆立っている)
「そうか。その頭から・・」
「この仕事にも慣れました。あなた方の立てたプロットを元に、ハンターズギルドとギルドナイツセクション、はたまたアサイラムのインターフェイスであるサフラへ計画を委託。ナイトにミッションを与え、必要とあらば、ロックアラックを中心とした闇クエスト委託場にも依頼をかけ、大陸へと拡散・・・状況に応じて、その内容を直接、各フィールド勢力に伝達することで目標を達成させる・・・同僚や上司がこの任務を知ったら、さぞ驚愕するでしょうがね」
「SBI(特別捜査局)の雷狼竜かい?知ったところで奴らの仕事は、モンスター被害以外の秩序を「人型」共に与えることだけじゃ。サザンゴッドの潜入捜査を名目に、二重スパイを演じているお前さんには関係あるまい」
「ネエチャン・・ヒドイ・・イイヨウジャンカ・・」
「おや。いたのかい」
カタカタカタカタ・・(円卓の間に入ってきたのは、なんだかカタカタと動く、見事に禿げた頭にショッキングピンクのヘアバンドをし、真っ黒なサングラス(トレじぃタイプの)をかけ、立派な白い髭(カイゼルタイプ)と顎鬚を生やしたちいちゃい竜人の翁であった。服装は蛍光イエローの狩人Tシャツにスカイブルーの短パンを着用し、柄にもないオシャレなワークブーツを履いているのだが、そんなヤングでド派手な格好よりも気になるのは、その喉元に銀色コオロギを当てていることだ。どうやら発声器官を持つ昆虫を喉元に当てることで、発声補助具の代用としているようだ)
「これは。お元気そうでなにより」(肉まんの挨拶にピースをしてみせる爺ちゃん)
「なんじゃ、盗み聞きしておったのか」ガポん(両目にはめ込んでいる義眼を取り外し、掃除をはじめる)
「オレノ・・カンカツノ・・チュウオウソウサキョクダッテ・・シッカリハタライテ、イルジャンカ・・」カタカタカタ・・(と動きながら、どこか「虫っぽい」声で話している)
「よく言うね。あのセクションには姉貴が受け持つハンターズギルド同様、同族の局長を置いて、委任させてあるんだ。あんたの功績なんてまるでないし、そもそもが中央捜査局自体が、「人型」共の目を欺く為だけに設立された傀儡機関だってことを忘れるんじゃないよ」
「そうじゃそうじゃ。お前さんにも「一応」役職を与えてくれた父さんに感謝するんじゃな」ゴシゴシ(義眼を袖で磨いている。その両目は眼球を外したことですっかり「しょぼしょぼ」している)
「ナンダヨ・・ソレジャ・・マルデオレガ・・イイトシシタ・・カイショウナシ・・ミタイジャンカ・・ソリャ~オレダッテ・・パパニハ・・カンシャシテルゼェ~・・」しょっ(っと、椅子に飛び乗る)
「ふん。そんなことより閑話休題じゃ。進めておくれ」ゴシゴシゴシ・・
「分かりました」
「マタ・・「ホンタイ」ガ・・デタッテキイタジャンカ・・?」
「ええ。ドラゴンペンタゴンの海域に出現した時と同様、今回もシュレイドの遺産を回収するだけで撤退しました」(肉まん君越しに見える円卓上の水晶にはもう何も映っていない)
「アイツハ・・ヒトメニ・・ツクノヲ・・キラッテルンダゼェ~・・」スッ(サングラスを外すと、その目は「3」の形であることが暗くてもなんとなく分かる)
「ブラックアーミーを派遣させたのは、オークションで宝剣を競り落とさせる為じゃなく、ハナから宝剣の買い手を引き付ける為の捨て駒じゃったのじゃよ」ゴシゴシ
「サイショカラ・・アノヤロウハ・・バイヤーノ「カエリミチ」ヲ・・オソウツモリダッタンダゼェ~・・」ぱちくり(瞬きして、3の目が1になったりしてる)
「シュレイド最後の秘宝がオークションに出されると知った俺等は、敢えて反勢力にその情報をリークすることで、黒龍の実態と衝突させ、奴の現状での力量を量りたかったんじゃが・・・どいつもこいつも怖気づいちまって、それどころじゃなかったようじゃな」やれやれ
「仕方ないさ。利益還元だけが目的の孤島と、ファイヤーウォーで実力を発揮しはじめたとはいえ、まだまだ戦力不足の火山だけでは、あいつには到底敵わないさ。それに前回の砂漠のミッション以来、他の賢い勢力はロックアラックからの全体クエストを警戒しているんだろ?特にオクサーヌ・ヴァレノフはね」ボリボリボリ・・(ざんばら頭の半身頭部を掻きむしる黒い影)
「ホントウハ・・オクサーヌチャンヲ・・ブツケタカッタンダゼェ~・・?」(喉に当ててる銀色コオロギが翁の声を代弁している。それにしても、なんだか「虫っぽい」声である)
「それは残念です。俺も是非、彼女と邪龍の繰り広げる、竜大戦時代さながらの狩猟を再現して欲しかったのですが・・」
「大戦?オクサーヌの嬢ちゃんにあの地獄を再現出来る実力は毛頭ないさ。いいかい?邪龍共を食い潰すのはあたしらの仕事だ。忘れるんじゃないよ、坊っちゃん」クスクス・・(嘲笑う不気味な巨人の影)
「これは失礼。オクサーヌの「討伐」は、あなたが統括するギルドナイツの役割でしたな。今回の件で彼らもまた、その目をもって黒龍の実態を確認出来たと思いますが・・その水晶があるのならば、わざわざナイトをあなた方の「目」の代わりに派遣する必要もなかったのでは?」
「ギキョキョキョ・・・ナイトに与えたミッションは、一連の騒動をレポートをさせることじゃない。あくまでも宝剣を無事に輸送させ、あやつの降臨をスムーズに「エスコート」させるのが狙いじゃったのだよ。それに俺等の目はナイツだけにあらず・・・と言ったところかのぉ・・」ギキョキョキョキョキョ・・・
「サシズメ・・ネエチャンノ・・スイショウハ・・アーケインパワー(秘儀)ガ・・ゲンドウリョクトイッタトコロジャンカ・・」しっしっしっしっ
「なるほど。錬金術の類ですか」
「お喋りはそこまでじゃ。なんにせよ、あやつは今回で、シュレイドの財宝をすべてコンプリート出来たんじゃ。また暫くは外界に姿を見せんじゃろうな」ボコン(両手で顔面を叩き、義眼をはめ込む)
「ソノアイダニ・・パパノタテタ・・ケイカクヲ・・ジッコウスルンダゼェ~・・」
「では邪龍に関しては放置ということで?」
「監視の眼は他にもあるというたじゃろう?その為に我らは同族を外界に派遣させ、ハンターズギルドを創立させたんじゃ。計画通りギルドが「大陸の正義」と認識された頃合いをみて、中央捜査局や帝国軍も加え、勢力を拡大。「地上人」に秩序と均衡を与え、文明を築かせた後、いつ俺等が戻ってもいいよう、彼奴らに下準備をさせるのじゃよ。かつてのサザンゴッドと同じ様にね・・」ギキョキョキョキョ・・
「同時にアサイラムでは新兵器の開発や技術向上を行わせ、来るべき聖戦に備える・・・それが我ら、新大陸防衛機関、NWDA(New World Defense Agency)の目的ですからな」
「全ては順調じゃ」にやり(ボロボロの歯を見せながらほくそ笑む老婆。義眼の焦点が合っていないので気味が悪い)
「黒龍・・・マモーナスに関しては、奴と因果関係にある忌まわしき暴君、デーモン・ロザリーの血筋を継ぐ、白の同盟の残党・・・キャロル・ムーア・ロザリーに期待しようじゃないか」クックックックッ・・
「頼りになりますかね?田舎の自警団ごときが」
「Fatalisとはよくいったものじゃ。あの娘は黒龍というカルマに縛られておる。両親の命を奪ったマモーナスを討伐することに、宿命を感じているのじゃよ」
「カッコイイジャンカ・・!オレ・・ムーアチャンヲ・・ゼッタイオウエンシチャウゼェ~・・♪」
「ユクモの連中が、どうやってモンスターを手なづけているのかも気になるしね・・だからオクサーヌ同様、泳がせているのさ。モンスターを完全に隷属化出来れば、これとない兵器になるだろ?」クックックックッ・・・
「それも計画のうち・・・では、そろそろ地上に戻るとします」ザッ
「チョットマツジャンカ・・!!オレノ・・「タンドクライブ」ヲ・・ゲカイデ・・ヤルトイウ「ケン」ハ・・ドウナッタンダゼェ・・!?」(銀色コオロギを通して、かすれた声で怒号する)
「是非、上のサザンゴッドで。催し物は何を?」
「ソレハ・・「タンドク」ヲ・・ミニキテクレタラ・・ワカルジャンカ・・!!」ふんふん(興奮してるおじいさん)
「・・・・・・。俺としては、あまり人目に触れて欲しくはないのですがね・・」ちら(姉妹を見る)
「構わんさ。お主も知っての通り、俺等は長年の地下生活で目が退化してしまっておる。おぬしが地上から持ってくる手土産と報告だけが、唯一の楽しみなんじゃよ。ほれ、おぬしがくれた、このウルキーという新種の獣人の目玉もこの通り、大事にしておるぞ」ゴロン・・(言ってるそばから落ちる右の義眼)
「今度は少し大きめのサイズをお持ちしましょう」やれやれ
「それと、哀れな老いぼれの夢も叶えてやっておくれよ」お~よしよし(弟爺さんの頭を撫でる姉婆さん)
「サザンゴッドは来るものを拒みません。ましてやその箱庭都市を作り上げた創造主であられるあなた方ならば、いつでも歓迎致しましょう」
「今、新大陸が繁栄しておるのも、竜大戦をくぐり抜けてきた俺等、第一世代のワイベリアンズの尽力あればこそ・・。今度は地上人と龍族が、竜人にひれ伏す番じゃ」
「サザンゴッドが虚構の王国ならば、この洞窟はまさに地下牢獄・・・大陸の黎明を待ちわび、念願のジェイルブレイクが叶った時、龍族と人類はあたしらの前に跪くのさ。せいぜいあんた達「人型」は、来るべき竜人の世界に向けて、媚び諂う方法を学んでおくことだね・・」クックックックッ・・・ハッハッハッハッハッ!!(皮肉たっぷりに声を荒げて高らかに笑う巨人の影を背景に、円卓の間を後にする肉まん君)
「あたちのモンハン日記」
~黄金大剣は衰亡への誘い~
シュウウウウウウウウウ・・・・・・
(黒煙をひたすら上げる空母戦艦が浮かぶ海域は、従来の穏やかな波へと変わり、雲が晴れていく空の色も、かつてのブルーを描き戻している。硝煙上がる甲板の中央に自ずと募る、ハンター達と獣人、そして火竜の姉弟)
ロージー「ふぁ・・・行っちゃった・・・」ザザぁ~~~~ん・・
ポール「宝剣を献上してやったのは、名案だったようだな」(空を見上げたまま、隣で同じ姿勢のフレッカーに話しかける)
フレッカー「真の持ち主に返還しただけだよ。それに財宝はまた金で買えるが、命ばかりはそうはいかん。取り敢えず良しとしようじゃないか」ハハハハハハ
ポール「さすが・・大物だねぇ」にか
ダミアン「よくわからねぇが・・こっちはもうクタクタだよ」やれやれ(上を見上げて口を開けている茶アイルー。自慢のリーゼントはクシャクシャにくたびれてしまっている)
耶律恵烈頭「・・・・・・・。ダミアンさん!前、前!!」あたふた
ダミアン「ん・・・・」ちら
スサノオ「ん・・・・」ちら
アマテラス「あ、ロージーちゃんとポールちゃん発見♪」ボヘッ(口から火が漏れる)
ダミアン「火竜ボディガード!!なんとかしろぉ~
」あたふた(あっち行ったりこっち行ったりしてる)
ポール「大丈夫。彼らは攻撃してこないよ」にこ
ロージー「ジンガー!?大丈夫!?」ぽすっ(ポールの左肩の上で蹲っているドスビスカスを両手で優しく持ち上げる)
ファイヤージンガー「うう・・・土を・・・チャージしてぇ・・・」
ロージー「わかった。早く帰ろうね」すりすり(優しく頬で花びらに触れる)
ハロルド「う~ん・・・・」
ポール「目が覚めたか?フェリックス」
ハロルド「・・・・その者の名は・・・宿命の戦い・・・その者の名は・・避けられぬ死・・・」
ポール「お前が見たその危機は、もう行ってしまったよ。だから安心して・・」
ハロルド「ミラボレアス・・・天と地とを覆い尽くす・・・彼の者の名を・・天と地とを覆い尽くす・・彼の者の名を・・・彼の者の名を・・・・・・」ぶつぶつ
ポール「フェリックス・・・・?」
ハロルド「彼の者の名を・・・彼の者の名を・・・・・・」ぶつぶつ(背中にぐったりとつける子供の顔は、もはや精気を感じない)
ポール「お前・・・・(まさか・・・黒龍とリンクし過ぎて・・・)」
グラン!!
(突然甲板が傾く)
ロージー「うぎゃあああああ今度はなになに!?」
耶律恵烈頭「そうだったでニャす!船に穴が空いたままだったでニャす」
グラグラグラ
フレッカー「沈没するな」う~ん
ダミアン「呑気言ってないで・・・・ちょっと待て、ってことは!?」バッ(右舷側の階段を見る)
ガベーーーーーーーーーン!!
(クイーンとスラッシュを筆頭に上半身裸の奴隷達が立ち並んでいる)
クイーン「あなた達を排除するってことで意気投合♪それに船に隠してあったお宝も山分けってことで交渉成立♪」くすっ(っと、白い粉が詰まった瓶を見せびらかす)
フレッカー「あ。私の可愛いドスカコ」
クイーン「調味料と一緒に輸送するっていう常套手段は、そもそもうち(ブラックギルド)が考案したのよ?真似しちゃ駄目じゃない」ばこん(瓶の蓋を開け、奴隷たちにかがせてやる。みるみるうちに「覚醒」していく上半身裸の男ども)
スラッシュ「火竜まとめてぶっ倒してやるっチャ!!かぁ~かれぇ~~~~~!!」ダッ
うおおおおおおおおおおお!!
(奇王剣を振りかざしたスラッシュを先頭に、やたらハイテンションになった上半身裸の男たちが怒号と共に鬼気迫る)
ポール「まずいな・・」
ロージー「アマちゃん!スサノオちゃん!なんとかして!!」あたふた(両手にドスビスカスをしっかり掴み、ダミアンと一緒にあっち行ったりこっち行ったりしてる)
スサノオ「わりぃ・・さっきの戦いでなんか疲れちった」ボフ・・(口から煙が漏れる)
アマテラス「あたしも・・・限界・・・・」パタぁ~~~ん
ロージー「え~~~~!!ここで休眠状態~~~~!?」あたふた(一緒にあっち行ったりこっち行ったりするダミアン)
うおおおおりゃああああああああ!!
(よだれを垂らしながら傾く甲板上を駆けてくる奴隷達と奇面族。その隊列の背後ではクイーンがしゃがみ撃ちの体勢でカノン砲を構えている)
スラッシュ「メッタ斬りっチャああああああああ!!!!」ブンブンブンブンブン
ロージー「うひいいいいいいいいいい」(ダミアンと抱き合って泣く)
ダオーーーンダオーーーーン
(銃声と共に吹っ飛ぶ奴隷達)
スラッシュ「なんだっチャ!?」
アラン「ふい~。荒波を飲まされて、ようやく酔いが覚めたぜ」(甲板の端でAW型ボウガンを伏射で構えている茶猫の小隊長)
ダミアン「あいつは俺が魚を売ってやった・・」
ロージー「アランさん♪」
アラン「どうやら最終ステージには間に合ったようだな」フッ
クイーン「スラッシュ!構わないわ!まとめてサメの餌にしてやりましょう!!」
「待てぇええええええええええい!!」
スラッシュ「ダッ!?」
スサノオ「この聞き慣れた如何にも漢らしい大喝の主は!?」
カーブー「あちょおおおおおおおおお!!」
みょ~~~~~~~~~~ん
(手首を「いい角度」で曲げたまま両手を広げ、ワイヤーアクションの様な「不自然」な飛び方で甲板上に飛んで来る、謎のドボルヘルムの男)
ロージー「お兄ちゃん♪」
スサノオ「なんてカッコいい登場の仕方なんだ!!あれぞ真の漢の姿!!」(息巻く蒼火竜の下で溜息をつくポール。後ろでは顎をぐったり地面につけて寝てる桜火竜の姿も)
スラッシュ「あいつは・・・野郎ども!!あいつが先っチャ!!今こそ、火の国での報復をしてやるっチャ~~~~!!」ブンブンブンブンブン(大剣を振り回す奇面族の後についていく奴隷達)
カーブー「やっと俺の出番だぜ!!喰らえ!!秘技、ゴッドカーブー六神合体・・」
ショーーーーーーン(その真横を通り過ぎていく赤い影)
カーブー「む?」(バカそのものの表情を見せるドボルヘルム)
ダシャーーーーーーーーーン!!
(奴隷達をふっ飛ばし甲板上に着地してきた老怪鳥)
蘇乞兒「ホッホッホッホッ。どれ、ワシが最終稽古をつけてやろう」
メタルフィスト「有りがたく思いな!!凶賊共が!!」
スサノオ「かっけぇ・・・・なんて「かっけ過ぎる」漢達なんだ!!」ぐかぁ~(その後ろで熟睡しているおねえちゃん)
カーブー「なんだなんだ?」しゅとっ(甲板の端っこにそれとなく着地するドボルヘルム。まるで状況を理解していない)
ドスーーーーーーーン!!
(そのカーブーを張り倒して甲板エリアに「イン」してくる灯魚竜。背中には数名のルドルスU&Zの女兵士達を乗せている。その勢いに押され再び海に落ちる、おお!我らが悲しきドボル!!)
ガンピー「あたし達を忘れてもらっちゃ困るわ!!宝剣を大人しくよこしなさぁ~い!!」(みんな海中に潜っていた為、こちらも状況をまるで把握出来ていない)
スサノオ「うおおおおおお!!この燃えるシチュエーション・・・再び俺の火炎袋が燃えたぎるぜぇえええええ!!」バサアアアアア(翼を広げる。風圧によりコロコロと後転するロージーとダミアン。その風を気持ちよさそうに浴びている桜子さん)
フレッカー「もう宝剣はないというのに」グラグラグラ・・(だんだん傾いていく甲板エリア)
ポール「この隙に避難ボートで逃げればいいさ」
スラッシュ「コラァ~~!!こうなったらまとめてぶっ倒してやるっチャ~!!」(後ろで息巻く奴隷達)
ガンピー「負けるもんですかっての!!」むき~(傍らでボウガンを構える女兵士達)
蘇乞兒「ホッホッホッホッ。これは面白い武闘会になりそうじゃな」ビシッ(っと、酔拳特有の腰を引いた構え方を見せる老怪鳥。その頭上で敵を睨みつける七色の盾虫も)
スサノオ「最後にこのエリアに立ってるのは誰か!!ラストマン・スタンディングの開始だぁああああああああああ!!!!」ボギャアアアアアアアア(咆哮効果。それによりまた転がるロージーとダミアン)
To Be Continuedランキング参加中なんだ!みんなの激アツ一票で応援してくれよな!!
*お詫びのお詫び
またすても今回記事の更新ボタンを押し忘れ、通常時間に更新出来なかったことをここに深くお詫び致し、以後も気を引き締めて更新ボタンをポチっとなすることをここに誓います
そんだこんだで!次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードは!?
7/2(土)0時更新 「黄金大剣は衰亡への誘い/PART14(最終話)」の巻
をお送りいたします♪ほんだらばさ!!次回も包丁片手にキッチンでスピーンしながらお料理ついでに読もみようよ
ラララァ~
「黄金大剣は衰亡への誘い/PART14(最終話)」の巻
ザザぁ~~~~ん・・・
(海辺にうつ伏せ棒状態のまま浮かぶドボルヘルムのハンターと、その傍らに付きそうエピオス)
カーブー「タケル君・・すまない・・。今日の俺は何をやっても駄目なようだ・・」ザザぁ~~~~ん(その真下の海中を旋回水遊するサメの群れ)
タケル「そういう時もある。今日のような災厄を受けては、今こうして生きて話していることに感謝するだけだ。お前に置かれた境遇を考えれば・・特にな」ザザぁ~~~~ん
カーブー「なぁタケル君。多くの海域を渡り、未知なる世界を見てきた君からみて、俺の目は治ると思うかい?」ザザぁ~~~~ん(顔面を海面に浸けたまま器用に話す)
タケル「武侠というのは、大陸に対し滅私奉公を捧げ、修行と瞑想による悟りの境地を心身ともに開眼させることが目的だと、とある大先生より東方で教わった。現実的な医療法は俺には分からないが、大陸世界は常に夢想に満ちている。さっきの「生きる脅威」に遭遇しても、お前は怯むこと無く、ただ一人立ち向かおうとした。志を捨てるな。誠を濁らせるな。そうすれば光はお前を見捨てることはないだろう」
カーブー「フフ・・。タケル君はいつから泳ぐ牧師になったんだ?」
タケル「中学時代、いじめられっ子だった俺を救い、生きる目標を与えてくれた男に出会ってからかな・・」フフ・・(辺りの海面に所々浮かぶサメの背びれ)
ガルグイユ「カーブー同志!!掴まれぇえええええ!!」ザアアアアアアア(サメの群れを掻き分けながら、一際巨大な化け鮫が直進遊泳してくる)
カーブー「ありがとう。タケル君。またどこかで会おう」ガシッ(通り過ぎていく化け鮫の背びれに掴まる)
タケル「ああ。楽しみにしている」
ザアアアアアアアアアアア
(化け鮫の背びれに掴まり、斜めに沈みかけていく空母戦艦の方へ戻っていくユクモのハンター)
タケル「懲りず、また戦いに身を投じる・・・ハンターというのは理解し難い・・・・・ん?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・
(船の上で飛翔し、甲板エリアの人型を次々と海に蹴り落としていく老怪鳥の勇姿)
タケル「あれは・・大先生・・・。ハッハッハッハッ!!川村よ!!どうやらお前は大陸の因果を引き付ける武侠の重力を持っているようだ!!然らばこのまっさらな大海原を、お前の思う狩猟色に染めてみるがいい!!」(高らかに笑うその背後から、大口を開けて襲いかかってくるホオジロザメの群れ)
「あたちのモンハン日記」
~黄金大剣は衰亡への誘い~
ガガガガガガガガガガ
(坂の様に斜めになった甲板上から空に向かってアサルトボウガンを発砲するルドルスU&Z装備の女兵士)
蘇乞兒「ヒョホォ~~~~~!!」バサバサバサバサバサ(甲板上を優雅に舞いながら銃弾をなんなく交わす老怪鳥。頭には七色の盾虫を乗せている)
ガンピー「もぉ!なにやってんのよ!!相手は老いぼれイャンクックじゃない!!しっかり狙いなさぁ~い!!」(斜めになった甲板になんとかしがみついてる灯魚竜)
ンボオオオオオオオオン
(その背中にぶち当たる火球玉)
ガンピー「あっぢぃいいいいいいいいい」ボオオオオオオオオ
スサノオ「飛べねぇ竜はただのモスってな!!」ビュオオオオオオオ(背後に見える老怪鳥と同じく甲板上を旋回飛空している)
アマテラス「・・スサノオ・・・差別発言はしちゃ駄目って・・常日頃から・・・むにゃむにゃ・・」ずるずる(斜めになった甲板上で器用に丸まって寝てるも、だんだんずり落ちていく)
ロージー「うひいいいいいいいいいい」ガガガガガガガガ(銃撃戦の中、ぐったりしたドスビスカスを胸に抱えながら、アマテラスを盾に隠れている)
アラン「ロージー!!大丈夫か!?」ぐるーんズキューーン
(回転射撃しながら接近してくる)
ロージー「あたしは平気!それよりもポールさんを!」
アラン「任しとけ!!」ダッ
ダミアン「フレッカーさん!早く!!」(木製の避難ボートに乗りながら甲板上に声をかける。横には船長と舵取り猫、耶律恵烈頭も搭乗している)
フレッカー「うむ・・・」ずるずる・・(沈みゆく空母戦艦上でお腹を引きずりながらなんとか甲板にしがみついている)
ポール「じゃあな。フレッカーさん」ドウーーーーン(背中にハロルドをおぶったまま、遠方のルドルス女兵士に向かって発砲している)
フレッカー「金はどうするかね?」ドウーーーーン!!
ポール「メインクエストは失敗。あんたが生きてるだけでも、サブクエ達成ってところだが・・(リロードしながら喋る)どうやらクエストを背負いすぎたようだ」ドウーーーーーン(遠方で倒れる兵士)
フレッカー「ふむ・・。君ほどの腕なら正式な護衛に雇いたいが」ずるずる・・
ポール「最近はレイシズムに反感を覚える生活でね。遠慮しておく」ドウーーーーン
耶律恵烈頭「フレッカーさん!!早くするでニャす!!」ガガガガガガガ(その横では敵から奪ったと思われるAK47型アサルトボウガンを甲板上に向かってぶっ放すダミアンの英姿)
奴隷「逃がすかぁああああああ!!」バッ(ボート目掛けて飛んで行く上半身裸の禿頭無頼漢)
船長「こっちに来るぞぉ~」
ズキューーーーーーーーン
(空中で背中を撃ちぬかれる無頼漢)
ダミアン「!?」バシャーーーン(目の前を沈没していく人型)
アラン「魚を安くしてくれた礼だ」シュウウウウ・・
ダミアン「フッ」
舵取り猫「船長!海を見てくださいニャ!!」
船長「おう?」ちら(海面を眺める)
みゃあみゃあみゃあみゃあ
(ちっさい避難ボートに次々と海中より乗っかってくる船団員猫達)
船長「おめぇら生きてやがったのか・・・おうし!!野郎ども!!しっかりその肉球で水をかいて推し進め!!いいなぁ~!?」(ちょっと泣いてるそばから次々と頭の上に乗っかってくる船団員猫達)
アラン「旦那!連中が全員乗るまで援護だ!!」パーーーーン(対物狙撃銃特有の破裂音のような発砲音をたて、その反動を膝射で見事に抑えながら応対する)
ポール「了解!さぁ、早く行け!!」ドウーーンドウーーンドウーーン(速射をもってその指示に答える)
フレッカー「水没林の専横も直に終わる。そうすれば人型の社会同様、猫の時代もようやく黎明を迎えることになるだろう。その時に遊びに来てくれ」
アラン「まるで革命家の台詞じゃねぇか!?残念だが、猛豚との決着は俺達がつける!!あんたはせいぜい狼煙を上げるフィクサーを演じるこったな!!」パーーーーン
フレッカー「ハッハッハッハッ。そうか。君らはクルセイダーズのメンバーだったか。まったくユクモの聖戦士は楽しませてくれる。では幸運を」バッ
どすーーーん
(猫の群れで山盛りになった船の上に飛び降りるデブ白黒猫)
ポール「まったく・・何を企んでいることやら・・」カチャッ
アラン「ラディカルなあいつらよりかはましだよ」パーーーーン(目の前の孤島の女戦士を撃つ)
耶律恵烈頭「出発するでニャす!!」ガガガガガガガ!!(飛び交う銃撃戦の中、急いでオールを漕ぐ船長と舵取り猫)
ダミアン「じゃあな!ボディガード!助かった!!」
ポール「ああ。君らの航海の無事とその未来を祈る」ドウーーンドウーーンドウーーン
ザバァーーーーーーーーーン!!
(スーパースロー。背中にカーブーを乗せた化け鮫が、突如海面より飛び出してきて、山盛り猫のボート頭上を通り越していく)
ロージー「援護するわぁ~!!」ゴイン(ユクモノホルンを抜く頭上を、水しぶきを上げながら飛来していく化け鮫と、その背中から太刀を片手にひとっ飛びするユクモのハンター)
ぱぁ~~~~ぷぅ~~~~~~♪
(水しぶきが舞う甲板上にて、船の旅路を祝福するかのように旋律を奏でるロージーを中心に、辺りの敵を吹っ飛ばしながら着地するガルグイユと、旋回しながら敵を切り裂くカーブー。9時の方向ではポールの凶針が速射の火を吹き、その対局からはアランのAW50型ボウガンより放たれたカラ骨弾薬が、ロージーを背後から襲う上半身裸の大男を吹き飛ばす。一同の頭上ではスサノオが甲板エリアに向かってフレア弾の援護射撃を吐きまくっている)
アラン「さぁ踊れぇええええ!!これがクルセイダーズの舞踏会だぁあああああ!!」
シャキーーーーーーーーーン
(ボートで山盛りになっている猫たちに旋律効果のエフェクトが走る)
ダミアン「おおおおおおおお!?」
耶律恵烈頭「強走効果でニャす!!船長!!号令を!!」
船長「出発だぁあああああああ!!」(山盛り過ぎて、もはやどこから声を出しているか分からない)
みゃあみゃあみゃあみゃあ
(ネコてんこ盛りの最下層に位置する船団員達が、凄まじい速度でオールを漕いでいく。中には海面から船体に掴まり、バタ足で船を押す猫の姿も)
メタルフィスト「おっしょさん!猫共の勢力がリタイヤしたぜ!!」(旋回飛行する怪鳥の頭上から下の様子を確認している)
蘇乞兒「ほいじゃまず、人の群れを蹴散らすかね」ヒョるるるるるる(その頭の上でボール状態にトランスフォームする七色の盾虫)
ギョルーーーーーーーン
(老いた怪鳥の頭の甲殻を少し研磨しながら高速回転し、勢い良くスカイダイビングしていくボール状の盾虫)
蘇乞兒「いくぞぉ~」ビュオオオオオオオ(垂直旋回で落下した盾虫を追い越していく)
バショーーーーーーーン
(盾虫をオーバーヘッドキックで蹴り落とす怪鳥の達人)
ロージー「うひいいいいいいいいい」ズドドドドドドド(斜め45℃になった甲板上を上半身裸の男達に追われてながら器用に走っている)
奴隷達「若い女ぁあああああああ!!」ズドドドドドドド(勿論よだれが出てる)
メタルフィスト「いくぞ人型共ぉおおおおおおおお!!」ギュオオオオオオオオオン(火炎属性を纏いながら強襲をかけてくる鉄球状の盾虫)
奴隷達「もあ?」ちら(一瞬上を見る)
ズゴオオオオオオオオオオン
ゴガーーーーーーーーーーン
ドゴーーーーーーーーーーン
(奴隷たちのこめかみを次々とリフレクトしながら打ち砕いていく、炎を纏った鉄球状の盾虫)
ヒョるるるるるるるる!!
(反動を利用して空中で更に高速回転する)
蘇乞兒「それ、フィニッシュじゃ」
バオオオオオオオオオオオン!!
(渾身のボレーシュートをかます老怪鳥。そのバックには「ペレらしき」黒人のフットボールレジェンドが同じ体勢で投影されている)
ガンピー「宝剣はどこなのぉ~~~!?」ずるずるずる(斜めの甲板上をナメクジみたいにつたっている灯魚竜。その後ろでは器用に留まりながら寝ているアマテラスの姿も)
バゴオオオオオオオオオン
(彷徨える灯魚竜の後頭部に、フェニックスの様に燃え上がる鋼鉄の弾丸が衝突する)
ガンピー「・・・・・・・・・・」(白目剥いたままピヨる。一気に三落ち確定)
ざぱぁ~~~~~~~~~ん
(そのまま海に落下する哀れな灯魚竜)
スサノオ「やっぱりあの爺さん、すげえ達人だ!!」ビュオオオオオオ(下を見下ろしながら飛空している)
蘇乞兒「おぬしもまだやるか?」ビュオオオオオオ(蒼火竜に並走してくる老怪鳥)
スサノオ「こっちの台詞だぁああああああ!!」ガアアアアアアア
スラッシュ「PRRRRRRRRR!!」(リップロールしながら奇王剣を振りかざし、カーブーの背中に斬りかかる)
ロージー「お兄ちゃん!後ろ!!」
カーブー「きょええええええええええ!!」ブオオオオオオオン(片手でユクモノノダチを後方へ大きく薙ぎ払う)
ダギャアアアアアアアアアン
(奇王剣とユクモノノダチの刃が衝突し、閃光の火花が二人の顔を照らす。その背後では斜め上にも関わらず、カノン砲をしゃがみ撃ちの姿勢で構えているクイーンの姿が)
クイーン「もらったわよ・・ドボルヘルム!!」ドオオオオオオン
ボガアアアアアアアアアン
(クイーンの目の前で爆発する砲弾)
クイーン「!?」
ポール「一応、仲間でね」シュウウウウウウ・・・(坂上の甲板で子供をおぶったナイスミドルのハンターが持つ凶針からは硝煙が上がっている)
ハロルド「彼の者の名は・・彼の者の名は・・彼の者の名は・・・・今度は・・・・混沌(カオス)が来る・・」
ポール「なに・・?」
アラン「まずいな。このままじゃ沈没するぞ」ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・・
ギィ~~~~~~~~~・・・・
(金属音がきしむ音をたてながら、斜めに沈んでいく空母戦艦の甲板エリアに立つクルセイダーズのハンター達とブラックギルドの戦士達。その上空では蒼火竜と老怪鳥が飛空しながら激しい蹴り合いを演じている)
スサノオ「喰らえ!!毒々拳奥義!!死刺粉骨槌(尻尾叩きつけ)!!」ブオオオオオオオン
蘇乞兒「まだまだ青いのぉ~♪」バショオオオオオン(なんだか嬉しそうに蒼火竜の尻尾を自分の尻尾ではたき落とす)
スラッシュ「こいつら・・・皆殺しっチャああああああああ!!」バオオオオオオン!!(緑色のおどろおどろしいアーケイン属性が奇面族の全身を包み上げる)
カーブー「上等だ!!こちとら暴れたりてないんでね!!」バショオオオオオオン!!(同じく練気オーラを纏い応戦する)
ガルグイユ「援護するぞ!!同志!!」ガアアアアアアアア(猛る咆哮をあげ、まるでカーブーの守護神のようにその背後で構える)
ロージー「やっちまえ~~お兄ちゃ~~~~ん!!ガルグイユさぁ~~~~ん!!」(寝ているアマテラスの後ろに隠れながら応援する押しかけ妹)
クイーン「桜共々、拡散ナパーム弾で仲良く燃え散りなさい!!」チャッ
アラン「させるかってぇええええええええ!!」チャッ
「そこまでだ」
ポール「!?」
蘇乞兒「おお?」
ダギャアアアアアアン!!
(斜め上になった甲板エリアに漆黒の流星が衝突すると同時に空も含めた全員が海に落下する)
スサノオ「なんだぁ~~~~!?」(その頭に尻もちをつきながら落下してくるロージー。後ろでは実姉が寝たまま海に浮かんでる)
クイーン「もう!次から次へとなんなのぉ~~~!!」ぷんすか(本日三度目の水没。隣ではうつ伏せ棒状体で気絶したスラッシュが、全身から緑色の汚水を垂れ流しながら浮いている)
カーブー「この気配・・・・」
蘇乞兒「ほぉ・・・こりゃまた珍しい奴が来たもんじゃな」ぷかぷかぷか(大の字で空を見上げて浮かんでいるお腹の上では同じく心配そうに空を見上げている盾虫の姿も)
ポール「あれは・・・・」ぷかぷかぷか
バッサバッサ・・バッサバッサ・・
(沈みいく空母戦艦を背景にホバリングしてくる刻竜)
ロージー「のうんちゃん!!」(スサノオの頭の上で正座しながら実況。ドスビスカスの花を大事そうに両手で抱えている)
????「・・・・・・・・・・」バッサバッサ・・バッサバッサ・・
スサノオ「のうんちゃんて・・?」ぷかぷか
ロージー「UNKNOWNだから。いいでしょ♪」
アラン「こりゃ頼もしい援軍だ」ぷかぷか
カーブー「あいつが助けに来てくれたのか」ぷかぷか
クイーン「刻竜ですって・・・まさかクルセイダーズはあんなものまで・・・」ぷかぷかぷか
ポール「すごいだろ?」ぷかぷかぷか(自慢気にハロルドをおぶったまま浮いている)
ぬらり・・(と水面上に姿を表す翠水竜の背びれ)
ポール「ん・・・」
クイーン「いい?この次は必ず決着をつけるわよ」ガシッ(水面に汚染を撒き散らしながら流されそうになるスラッシュの首根っこを掴む)
ポール「望むところだ。とは、あまり言えない立場だがな」
ブクブクブクブクブク・・・・
(背びれに掴まったクイーンごと水中に消えていくガノトト級)
蘇乞兒「やれやれ。ようやく一段落か。どれ、俺等も帰るとするかのぉ」(お腹の上で頷く七色の盾虫)
スサノオ「あ、逃げる気か!?」
蘇乞兒「別に逃げるつもりはないよ。おぬしがその気なら太古の森の火山を訪れるがよい。直々に稽古をつけてやるぞ」
スサノオ「え・・・・・」
メタルフィスト「じゃあな。蒼火竜の坊主」
蘇乞兒「久々に楽しめたぞ。ではな」
バサバサバサバサバサバサバサ!!
(水しぶきを上げ、空中へ飛んで行く老怪鳥)
スサノオ「火山・・・・・・・」ザザぁ~~~~ん(波が空を見上げる蒼火竜の顔面を叩く)
ポール「ふう~。なんとか・・・片付いたようだ」ぷかぷかぷか
ロージー「ポールさん。その子はどうするつもりなの?」
ポール「アマテラスにロックラックまで飛んでもらう。勿論、君のおうちの病院にね」パチりん(ウィンクしてみせる)
ロージー「うん!それがいいよ!アマちゃん起きて!!」ごちーーーん(スサノオの頭上から狩猟笛でおもいきりアマテラスの後頭部を叩きつける。少し部位破壊した模様)
アマテラス「まほっ!?」ぱちくり
ガルグイユ「カーブー同志。俺が水中に潜っている間、波がやけに荒れていたようだったが、何かあったのか?」
カーブー「らしいな。でも、とりあえずみんな生きているんだ。それでいいじゃないか」ぷかぷかぷか
????「・・・・・・・・・・・」バッサバッサ・・
カーブー「UNKNOWN!!助かった!!礼を言わせてくれ!!」ぷかぷかぷか
????「・・・・・・・・・・・」バッサバッサ・・(その頭の上に、鳩が乗っている)
ロージー「ふぁ・・・あの鳩って・・・すあまちゃんのところの伝書鳩・・?」
デューク「クルッポー」(カミソリの様に目が鋭い屈強な鳩)
バサバサバサバサバサ
(ロージーの下に飛んで来る鳩)
ロージー「え・・お手紙?」バサバサバサバサ(ロージーの右肩に着陸した鳩の足には「文」が巻き付いている)
アラン「ユクモから伝言じゃねぇか?読んでみろ」ぷかぷかぷか
ロージー「うん。ええとぉ~・・」しょりしょり
ガルグイユ「誰からの・・お手紙えしゅか?」むくむくむくむく(みるみるうちにスクアギル(四肢状態)に変化して犬かきをしながらロージーに近づいていく)
ロージー「この「あんまんみたいに」まあるい字はUBUちゃんのものだわ」クルッポー(ロージーの頭に飛び乗ったデュークが返事をする様に鳴いてみせる)
カーブー「UBUさんから・・何かあったのかもしれない。読んでくれ」ぷかぷかぷか
ロージー「ええと・・・・至急、ユクモに帰りたし・・・・・生まれた・・・・赤ちゃん・・!?フラワーと鉄平君の間にぃ~~~~~!?」サピーーーん(おさげが逆立つ)
カーブー「な・・」
アラン「ガッハッハッハッハッ!!フラワーがずっと家に引きこもってたのは、それが理由だったのかぁ~!!総帥がパパになるってか!?こりゃ帰ったら祝杯だな!!」ズキューーーーン(空包をあげる)
ガルグイユ「赤ちゃんえしゅか!?わぁ~い♪サメ君よりも小さい子がユクモに誕生したえしゅ~♪」え~~しゅよぉ~~~~(大海原に向かって歓喜の雄叫びをあげる)
アマテラス「ラララぁ~♪命って素晴らしい~♪桜子がにゃんこベイビーの面倒をみてあ~げる~♪」ラララぁ~♪
ポール「何はともあれ・・・めでたいことだ」ぷかぷかぷか
ラララぁ~~~~~~♪
ズキューーーーーン!!
え~しゅよぉ~~~~♪
(刻竜舞う、広大な海原に響き渡る祝福の空包と、スクアギルと桜子の歓喜の雄叫び。海面上では巨大な空母戦艦が何事もなかったかのようにゆっくりと沈没を完了させる)
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次回「あたちのモンハン日記」ザ・中継ぎ記事はさ!?
7/4(でた!ジャンプと同じ月曜!)0時更新 「たぶんなぜなにと次回のあらすじとか」
をお送りするだわさ♪ほいだらばさ!!次回も喉に手ぇ~突っ込んで読もみようよ
「孤高の作曲家」と次回のあらすじとか
ふおっふおっふおっふおっ今日の中継ぎ記事は「孤高の作曲家と次回のあらすじとか」ということで、早速やっていきましょう
~孤高の作曲家とはなんぞや誰ぞや
「黄金大剣は衰亡への誘い/PART3」のオークション内で「孤高の作曲家の自筆譜」という激アツアイテム(トレジャーだろうか)を出品させて頂いたのですが、この孤高の作曲家という人物、実は知る人ぞ知るクエストの依頼人なのです。MHP3では「狩人舞闘曲」「氷の楔」を依頼した張本人(MH4以降も登場)で、モンスターの泣き声や咆哮、そして尻尾を叩きつける音などから、作曲のインスピレーションを受けることを目的とする奇才の音楽家なのです。
このようにゲーム内では「ただの変わり者」として認知されているようですが、三種共存を訴えるあたモン世界観ではどうでしょうか。というのも彼の依頼はモンスター被害の回避ではなく、あくまでも個人的な嗜好(パラフィリアに近いか)を理由にしたものであり、音を聴きたいという以上、彼はハンターとモンスターが死闘を繰り広げるエリア内の何処かに潜んでは、こっそり聞き耳を立てているということになる。これが事実ならば彼はハンターを利用し、人的被害を与えていない普通の野生モンスターを迫害させているフィクサーであり、ストーリーモードでも度々問題視されている「スナッフハンティング」に等しい行為をしていることになる。つまり彼はギルドロー(モンスターの個体数や産卵数を把握して、必要以上のモンスター討伐依頼を受け付けない)に背く依頼をしているわけで、また、この私的理由の迫害委託を受けてしまったギルド(ロックラック、バルバレ等)の職務怠慢にも問題がみられる。理由は簡単に想像できよう。おそらく有名作曲家の子息であろう孤高の作曲家たる人物は、愚脳な二世タレントの如く、その家柄の資本から金銭だけには困らない生活を送っていると思われる(彼が「孤高」と自称しているのは、その背景を一般市民に悟らせない為であると推測できよう)為、各ギルドの看板娘(拝金主義のエゴイスト)に賄賂を渡すことで、自分の性的倒錯を含めたクエスト依頼をそれとなくクエストボードに貼り付けさせたに違いない。また、この事実を知りながらも気づかぬふりをしていたギルドマスターもまた重罪の対象であり、今回の事例は氷山の一角に過ぎないのである。本来ギルドが掲げるべく理念に反したクエストを賄賂と引き換えに受託し、何も知らないハンターに科せることで、彼らは自分たちの利益(性的嗜好、金欲)を叶えているのだ。これが事実ならば、大陸環境保護団体をはじめ、各NPO、NGO団体がギルドに避難の目を向けるのも理解できよう。作者はここに誓う。これら公式が見逃している重罪もまた、「お勝手ながらの」二次創作を通し、読者の皆様方に真実(創作内の)を伝えていくことを。そんなわけで次回のストーリーモードのあらすじでぇ~す
~次回のあらすじ
水没林最南に位置する動植物園「新大陸バナナモス園」に訪れたディオマリアシスターズ。来訪の目的は仕事(クエスト)ではなく、ファイヤーウォーで傷ついたゾフィの心を癒やす為であったのだが、不運にもそこに領地を剥奪しに現れたフェイリンメイリン国の将校が現れ園内はパニックに!!代々、園の領地を受け継いできた園長の竜人、モススキーを助ける為、知的生命体種のロマンキノコ、ロマノフ三世を筆頭に、今、キノコ達が立ち上がる!!そして、またしても猛豚軍と対峙することになったディオマリアシスターズは、果たしてその鬱屈した義憤を晴らすことが出来るのか!?
次回、あたちのモンハン日記「バナナモス園はメランコリックをぶち壊す闘技場」乞うご期待あれ。たまご運んであぼっちぼっち
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というわけで次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードは!?
7/6(水)0時更新 「バナナモス園はメランコリックをぶち壊す闘技場/前編」
をお送りいたします♪ほいじゃあさ!!次回も「えーん」ってはっきり泣きながら読もみようよ
「バナナモス園はメランコリックをぶち壊す闘技場/前編」
~West Flooded Forest....
~バナナモス園....
ゴッゴッゴッ・・ブッブッブッ・・
★新大陸バナナモス園(あたモンオリジナル)
水没林フィールド西に位置する動植物園。運営は竜人の翁を筆頭に、地元の人間、獣人がスタッフとして働いている。当園は三園(本園・モス園、本園・キノコ園、分園)から成り、本園から分園への移動には専用ヤオザミタクシー(無料)が用意されている。分園の目玉はなんといっても絶滅危惧種であるゴッドアリゲーターをはじめ、多くの人懐っこい?ガビアル達が、腹を空かし、大口を開けて皆様の来訪をお待ちしておるのだ!そんな愉快で珍妙なわんぱく激アツスポット!それがバナナモス園なのだ!!入場料5z。モスせんべえ10z。お土産用の特選モスせんべえは20z。
★ジャングルガビアル:MH世界に生息するワニ。現在モンスターとして狩猟する事は出来ない。メタペ湿密林の大河に生息しているという巨大なワニで、かつては密林の河の主として恐れられていた生物。発見から長らく生態系の頂点に君臨する生物であると考えられていた。しかしある時、このジャングルガビアルを捕食する生物が密林の河の中から発見された。ガノトトスである。これにより密林の生態系の構図は見直され、ジャングルガビアルは第二位に改められた。現実世界では、ワニ目ガビアル科(クロコダイル科とする説もあり)にあたる。かなり大型だが基本的に魚食性で、性質も比較的おとなしい。軽く10mは超える。現実世界で生息しているワニは大きくても全長6m程度。
★ゴッドアリゲーター(あたモンオリジナル)
ギルドから絶滅危惧種に認定されている、ワニ目・正鰐亜目・アリゲーター科の巨大なワニ。アリゲーター、クロコダイル、ガビアルの雌から成るハーレムを作るのが特徴。まさにゴッドならではの一夫多妻制なのである。現在では狩猟は禁止されているが、密猟者にとっては貴重な素材を入手する為のレアトレジャー扱いになっている。
ユーリィ「・・ほ~れ・・よしよし・・おたべ・・」ゴッゴッゴッ・・ブッブッブッ・・(群がるモスの群れの中心でブタせんべえをあげている)
ゾフィ「ケッ」ゴッゴッゴッ・・ブッブッブッ・・(やたらモスだらけの密林エリアを、さもつまらなそうに歩いている。腰には紅い刀身が波打つ「フランベロジュ」を携えている)
ユーリィ「・・あなたも・・あげれば・・?」ひょい(今にも襲いかからんばかりのモス達に囲まれながら、妹に向かってブタせんべえを掲げてみせる)
ゾフィ「ケッ」ぷい
ゴッゴッゴッ・・ブッブッブッ・・(ゾフィに近寄る一頭のモス)
ゾフィ「んあ・・?」ちら
モス「アネッタイ、モンスーン、ヨハネスブルグ」キラキラキラキラ(純真な瞳をもって懇願する様にゾフィを見上げるモス。首から下げているネームプレートには「はむ吉(8歳)」と書かれている)
ゾフィ「餌を求めても無駄だぜ。俺は持ってねぇからな。あっちいきな」しっしっ
モス「ゴッゴッ・・・・・・」とすとすとす・・(なんだかえらくガッカリしながらその場を去る「はむ吉(8歳)」)
ゾフィ「ケッ」
モス「・・・・・・・・・・・」ちら(振り返ってゾフィの方を見てる)
ゾフィ「しつっけぇぞ。ねぇったら、ねぇんだよ。その辺に生えてる竜茸でも食ってろ、モ~ス」プッ(ツバ吐いた。青空エリアとはいえ、仮にも園内で)
モス「・・・・・・・・・・・」じー
ゾフィ「あんだよそんなにブタせんべえが欲しけりゃ、ユーリィに貰えよ!モース!!」ガッ
(中指を立てる。モスに向かって)
モス「・・・・・・・・・・」
ズドドドドドドドド!!
(猪突猛進でゾフィに向かって突っ込んでくる「はむ吉(8歳)」)
ゾフィ「いっ」
ずぐる~~~~~~ん
(足下をひっくり返され、見事に腰から転倒するゾフィ)
モス「ブッ・・」(鼻で笑ったかのような表情でゾフィを見下す「はむ吉(8歳)」)
ゾフィ「いちちち・・・このモス野郎!!何しやがんでぇ!!俺様のフランベロジュ改で、モス骨スープのダシにしてやらぁ~!!」ジャキーーーン(双剣を抜く。同時にやる気満々の姿勢を見せる「はむ吉(8歳)」)
「モ~スモスモスモス。すっかり子供達に好かれた様ですな」(なんだか「ブタっぽい声」がエリアに響き渡る)
ゾフィ「ああ!?誰だ!!」ぐんぐん(頭から突っ込んでくる「はむ吉(8歳)」のおでこを抑えている)
モセェーーーーーーーン!!
(密林エリアの遠くの方からこちらを「あたたかい目」で見ている竜人の翁。顔面には当然の様にモスフェイクを付け、着ている白いTシャツには「I LOVE MOSSWINE」と書かれている。*mosswine=モスの英語表記)
ユーリィ「・・だれ・・?」(目を細めて遠くを見る)
竜人の翁「当園館長のモススキーですじゃ。どうです?可愛らしいモスばかりでしょうに」モ~スモスモスモス(遠くの方でなんだか「ブタっぽく」笑ってるっぽい)
ゾフィ「どこがダァ~!!」ごつんごつんごつん(ゾフィの膝目掛けて頭突きの連打を食らわしてくる「はむ吉(8歳)」
モススキー「久しぶりのお客様なもので、皆、嬉しいのですじゃ」モ~スモスモスモス(聞こえるか聞こえないかくらいの音量で遠くから語りかける翁)
ユーリィ「・・久しぶり・・?・・そういえば・・・・」きょろきょろ(エリア全域を見渡す)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(密林エリアは群がるモス以外、人っ子一人いない。たまにブナハブラが飛んでいる程度)
ユーリィ「・・お客は・・小生達だけ・・?」ゴッゴッゴッ・・(「くれくれ」とせがむモス達。もはやよだれは止まらない)
モススキー「少し前までは、ハンター達を護衛に、都市から子供たちや観光客が訪れてくるのが当たり前だったのですが・・突如、水没林全域にその勢力を広めていったフェイリンメイリン国の苛烈な排斥運動を受け、客足はすっかり止まってしまったのですじゃ・・。そうなれば運営も難しく、つい先日、泣く泣く従業員を解雇したばかりで・・・獰猛な猫たちの専横は、水没林から人間を追い出し、そして安らぎを奪っていったのですじゃ・・」う~む(首を左右に振る)
ゾフィ「そりゃ気の毒な話だが、ここは平気なのかよ?」ごつんごつんごつん
モススキー「幸いにも、このバナナモス園のエリアは侵攻を免れておりますが、それも時間の問題でしょう。食欲旺盛な彼奴らに見つかれば、この子達は捕縛され、みんな食用にされてしまうでしょう・・」しょぼん・・
ユーリィ「・・・・・・・・・」ちら(下を見る)
モス「ゴッゴッゴッ!ブッブッブッ!」(「もっとくれくれ」とせがむモス達)
モススキー「今日、あなた方がこのバナナモス園に来てくださったのも何かの縁。そこでこの手塩にかけて育てた、可愛いモス達が殺されてしまう前に、あなた方を当園最後の客人ともてなし、閉店しようと思いますのじゃ」にこ
ユーリィ「・・・・・・・・・・・」
ゾフィ「そりゃ構わねぇけどよ、こいつらはどうすんだよ?野に返すのか?そっちの方が危なくねぇけ?」ごつんごつんごつん(膝をあきらめない「はむ吉(8歳)」の頭を時折ひっぱたきながら聞く)
モススキー「園内に残り、一斉に狩られてしまうよりも自然に帰り、少しでも生き永らえた方が・・この子達にとって幸せなはずですじゃ」ゴッゴッゴッ・・(優しい園長に近づいていくモス達)
ゾフィ「ふぅ~ん。ずいぶん身勝手な話だな、爺さんよ」
モススキー「??」
ゾフィ「てめぇの都合で金儲けの為に育てたこいつらを、都合が悪くなったから、今度は自然に帰すだぁ?本当にこいつらのことを考えるなら、親のあんたが最後までこいつらの面倒をみるのが筋ってもんじゃねぇのかよ?例え、猫どもに見つかったとしても、爺さんが口を利いて、連中の畜殺からこいつらを守ってやれよ。それが理知ある者の責務だろうがよ」パチぃ~ん(「はむ吉(8歳の頭を叩く)」)
モススキー「・・・・・・・・・・・・」しょんげり・・
ゾフィ「行こうぜ、ユーリィ」ザッ(「はむ吉(8歳)」が「いっちゃうの?」って顔する)
ユーリィ「・・・・・・・・・・・・」ちら
モススキー「・・・・・・・・・・・・・」(すっかり肩を落とす翁。それを慰めるように翁の周りに集まるモス達)
ゾフィ「爺さん」
モススキー「??」
ゾフィ「あっちにはキノコ園があんだろ?どうやって行くんだよ」
モススキー「え・・・・」
ゾフィ「閉鎖しちまう前に、見てやろうって言ってんの」ぷい
モススキー「・・・・・・・・。分園には送迎用のヤオザミがおりますじゃ。その子に乗って、存分にこのバナナモス園を楽しんでください」にこ
ユーリィ「・・・・・・・・・・・」フッ・・(足下のモス達は皆、湧き出るよだれを垂らしながらユーリィが持つブタせんべえだけをひたすらに見つめている)
「あたちのモンハン日記」
バナナモス園はメランコリックをぶち壊す闘技場
カカカカカカカ・・・・・
(二匹のヤオザミ(結構でかめ)がそれぞれ双子を背に乗せ、密林エリアを軽快に進んでいく。もちろん「カニ歩き」で)
ゾフィ「まったくよ。とんだ傷心旅行になっちまったな」カカカカカ(ヤオザミの上であぐらかきながらバナナをかじっている)
ユーリィ「・・小生の・・責任・・」しょんげり・・(と、デッドフリルパラソル改を日差し代わりにさし、正座しながら乗っている)
ゾフィ「気にすんなよ。ワリィのはぜぇ~んぶあの不良猫共だ。それに、俺を元気づけようと思って、ここに誘ってくれたんだろ?ユーリィは」にかっ
ユーリィ「・・久しぶりの・・姉妹水入らず・・・ビートルは最後まで・・連れてけって・・怒ってたけど・・ロックに預けてきた・・のに・・」しょんげり
ゾフィ「ずっと宿屋に閉じこもってたからな。久々に外の空気吸って、リフレッシュ出来たぜ」あ~む(残りのバナナを丸呑みしちゃう)
ユーリィ「・・・・・・・・・・」(少し微笑んでいる様に見える)
ゾフィ「それにユーリィが水没林を選択したのも・・なんとなく分かる気がする」カカカカカ・・
ユーリィ「・・なぜ・・して・・?」カカカカカ・・
ゾフィ「ファイヤーウォーに行く前・・・水没林の神殿でなんかあったんだろ?」ちら(それとなく姉の表情を確認する)
ユーリィ「・・・・・・・・・・・・」カカカカカ・・
ゾフィ「業を払うってわけじゃねぇが、今一度、水没林に来ることで、その因果から逃げ出さず、立ち向かえるのか確認しに来た・・。違うか?」ちら
ユーリィ「・・そんなに・・切磋琢磨じゃない・・・・もん・・」ぷい
ゾフィ「しっしっしっしっ。だったら何を企んでいるんだ?」
ユーリィ「・・あなたこそ・・ファイヤーウォーでの・・心の傷・・癒やしたら・・?」ふん
ゾフィ「うるせえやい。でもよ・・・・ありがとな」にかっ
ユーリィ「・・・・・・・・・・」(少し微笑みながら密林越しに空を見上げている)
カカカカカカカカ・・・・
(姉妹を乗せた一組のヤオザミは、次第にキノコがたくさん生えているエリアに到着する)
ゾフィ「すげぇキノコだらけだな・・・」とすとすとす・・(ヤオザミは脚の速度を下げ、観光客にエリアを観覧するよう促す)
ユーリィ「・・あ・・スーパーキノコ発見・・」ほほぉ~
「食って暴れるつもりじゃねぇだろうな?」
ゾフィ「ああ?」きょろきょろ
「どこ見てんだ?豚耳女」
ゾフィ「どこだ!?出てこい!!ぶっ殺してやらぁ~!!」ぷんすか(下のヤオザミは困った顔してる)
ササササッ(木陰でサササいう)
ユーリィ「・・そこ・・」
ゾフィ「おりゃああああああああ!!」ジャキーーーンブワッ
(鬼人化してジャンプ一番)
「べ~~~~~」(木陰から顔を出してあっかんべ~をしている全身ピンクのキノコ。半球型の傘のまあるい点々の色は水色や黄色など、なんだかすごくPOPでドリーミーである)
ゾフィ「いっ」(そのド派手なキノコにびっくりする)
ずでぇ~~~~~ん(腰を強打しながら地面に落下するゾフィ)
ゾフィ「いちちち・・・ちきしょ~!!やたら腰を打つ日だ!!」ぷんすか
「クックックックック。おかしい」(木陰で口をおさえて「わろうている」ど派手なキノコ。柄から四肢が生えている)
ユーリィ「・・珍しい・・ロマンキノコ・・顔と手足がある・・」とすとすとす・・(正座するユーリィを乗せたヤオザミが近づいてくる)
「ほぉ~。ねえちゃん、よく俺がロマンキノコだって分かったな」
ゾフィ「ロマンキノコ・・?」はてな?
★ロマンキノコ:主に火山帯に生息するキノコの一種。その香りを嗅ぐだけでロマンティックな気分になれるという不思議なキノコ。高熱に対してもある程度の耐性を持っているようで、稀ではあるが火山の内部でも見つかる。以上、おお!我らがハンター社会の民明書房こと「モンスターハンター大辞典 Wiki」より引用。上記の形、色に関してはあたモンオリジナルのものとする。
「俺の名前はロマノフ三世ってんだ。よろしくな、人間共」
ゾフィ「ロマノフ・・・おめぇ、知的生命体種のキノコなのか?」
ロマノフ「おうよ。俺だけじゃねぇ。ここにはたくさんの喋れるキノコがいるんだぜ」とっとっとっと(あぐらをかいてるゾフィの足下に歩いてくるド派手なキノコ)
ゾフィ「いっつもそうやって客を脅かしてんのか?」じー
ロマノフ「バカ言えよ。んなことしたら、客に珍しがられて、持ってかれちまうだろ?だから普段はみんな「普通の」キノコらしく振る舞ってるんだ」
ユーリィ「・・翁は・・知ってるの・・?」
ロマノフ「しらね。モススキー爺ちゃんも年だからな。俺達が不意に喋って、腰でも抜かしたら大変だろ?なぁ、それよりよ、爺ちゃんがこのバナナモス園を閉鎖しちまうって本当かよ?」ぐいぐい(ゾフィの靴の先っぽ(正確にはフルフルグリーヴの爪)を引っ張る)
ゾフィ「なんで知ってるんだ?こっから俺達がいたモス園までは結構距離あるぜ?」
「あたしがロマノフに教えたのよ」
ゾフィ「ん・・?」
ひらひらひらひら
(ゾフィのフルフルヘルムの上にとまる、エメラルドグリーンの美しい蝶)
ユーリィ「・・世界三大美虫・・クレオパピヨン・・」ふむ~(虫眼鏡で覗いてる)
「なんだかLOVEな双子さんね。モス達があなた達に興味を示していたのも、なんだか分かる気がするわ」(その下で頭を見上げるゾフィのまあるい目)
ロマノフ「こいつは同期のパトラってんだ。俺達、園が設立された時からいる一期生なんだぞ」えっへん
パトラ「本当にモススキーさんは「翁一人身(おきなひとりみ)」で、あたし達を一生懸命育ててくれたの・・・愛情たっぷりでね」
ロマノフ「喋れねぇ他の植物や、モス達も同じだよ。みんな爺ちゃんのことが大好きなんだ。それなのにちきしょう・・・なんで閉鎖なんか・・」ううう・・
パトラ「お客さんが来ないのじゃ、仕方ないわよ・・。それに外界には恐ろしい獣人がたくさんいるっていうし・・・もしも園内がその猫達に襲われたら、あなた達、キノコは食用に限らず、みんな食べられてしまうかも・・・」しょんぼり・・
ロマノフ「そん時はそん時だ!!俺達は最後まで園の為に・・爺ちゃんの為に戦う覚悟があるぜ!!」ばふん(傘を叩き、胞子という激を飛ばす)
ゾフィ「・・・・・・・・・・・」
「大変だぁ~大変だぁ~
」
ロマノフ「この声は・・ジェイドの兄貴!!」
ズドドドドドドドド!!
(密林を駆けてくる黒いドスプーギー。本家とは反対に右目が傷ついており、首に凶暴なブルドッグが巻いている「トゲトゲ」の首輪を付けている)
ユーリィ「・・不良・・プーギー・・」
パトラ「ジェイド兄さんは、モススキーさんが園を作る前から一緒に旅をしていた、喋るプーギーなのよ」
ジェイド「大変だぞ!!」ききぃ~~~(前両足ブレーキで土をほじくり返しながら急停止する)
ロマノフ「兄貴、一体どうしたんだよ!?」
ジェイド「馬に乗った獣人達が突然、モス園に現れるやいなや、園の領内をよこせって、爺さんに要求してるんだ!!」
ゾフィ「!!」
パトラ「モススキーさんは無事なの!?」
ジェイド「抵抗して、一発ぶん殴られたがとりあえず無事だ」
ロマノフ「あの温厚な・・モススキー爺ちゃんが・・・」
ゾフィ「・・・・・・・・・・・・」
ジェイド「俺は爺さんを助けようとしたんだが、一人じゃ猫共に勝てっこねぇ。だから連中の隙をみてお前たちを呼びにきたんだ!!ぼやぼやしてると、モス園のモス達や、分園の連中もみんな殺されちまうぞ!!」
ユーリィ「・・待って・・その根拠は・・?」
ジェイド「偉そうに馬に跨った猫どもの後ろに、ネコ式火竜車が見えたんだ!連中、園内を・・この密林自体を燃やすつもりだぞ!!」
ロマノフ「なっ・・・!!」
パトラ「ロマノフ。今こそモススキーさんに今までの御恩を帰す時が来たようね」
ジェイド「やってやろうぜ!!どうせハムにされるなら、闘って死んだ方がマシだぜ!!」
ロマノフ「・・・・・・・・・」
ジェイド「どうしたんだよ!?ロマノフ!!いつもみたいに激という胞子を飛ばせよ!?」
パトラ「ロマノフ!!あなた、モススキーさんの為なら戦う覚悟があるって、さっき言ったばかりじゃない!!臆したの!?ロマノフ三世!!」
ロマノフ「違う。おそらく相手の獣人は、俺達、植物やプーギーが正攻法で立ち向かって敵う相手じゃない。だからだ・・」
バベーーーーーーーーーン!!
(ゾフィとユーリィの前で土下座をかますロマンキノコ)
ユーリィ「・・なんの・・つもり・・?」
ロマノフ「頼む!!見たところ、あんた達は狩人とお見受けした!!ハンターは困った隣人からクエストを引き受け、見事それを解決してみせると聞いたことがある!!そこでだ!!どうか、この園内を・・モススキー爺ちゃんを助けると思って、力を貸してくれないか!?」ババーーーーーン(より激しい土下座の姿勢をとる)
パトラ「あたしからもお願いします!!ハンターの力があれば、獣人にも勝てるわ!!だから引き受けると言って!!」
ジェイド「俺からも頼むぜ!!報酬が欲しいってんなら、俺の肉をやる!!こんがり肉でも生ハムにでも好きな様にしてくれ!!ただその代わり、モス達と爺さんを助けてやってくれぇええええ!!」ゴツーーーーン(血が出るほどにおでこを地面に叩きつけて懇願する)
ロマノフ「頼む!!俺達の願い、聞いてくれ!!」
ユーリィ「・・・・・・・・・・・・・」
ゾフィ「どうする?ユーリィ」
ユーリィ「・・断れば・・小生達が・・生きて帰れないかも・・」ちら
ロマノフ「??」ちら(土下座したまま後ろを振り返る)
ザベーーーーーーーーン!!
(後方の密林エリアに集結するは、色とりどりな知的生命体種のキノコをはじめ、屈強なドスヘラクレスとキラーカブトムシに、腕を組んで飛んでいるセミセレブの群れ、そして背後には数十匹のジャングルガビアルと、その中心で一際巨大な口を開けているゴッドアリゲーターの姿も見える)
ロマノフ「お前たち・・・・」
パトラ「みんな覚悟は出来ているようね」
ロマノフ「・・・・・・・・」
くるっ(ユーリィ達の方を再び見るロマンキノコ)
ロマノフ「頼む。俺達からの・・バナナモス園からのクエストを受けてくれ。この通りだ」スッ・・(静かに傘を下げるロマンキノコ)
ユーリィ「・・フェイリンメイリン国の・・獣人には・・小生も借りがある・・」
ロマノフ「え・・・」
ゾフィ「爺さんだって意地を見せたんだ。報酬は事が片付いてから、ってことでいいか?」ザッ(立ち上がる)
ロマノフ「じゃあ・・・・」
ゾフィ「サザンゴッド1のトラブルシューター、ディオマリアシスターズ!!このクエスト、引き受けたぜぇえええええええ!!」バショーーーーーン(フランベロジュ改を抜き、鬼人化する。その隣では息巻いたヤオザミに乗る姉も、デッドフリルパラソル改をたたみ、ボウガンとして構えてみせる)
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次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはさ!?
7/8(金)0時更新 「バナナモス園はメランコリックをぶち壊す闘技場/後編」
をお送りいたします♪ほんじゃあさ!!次回も吐血するくらい大きい声でトラブルシスターズを応援しようよ
「バナナモス園はメランコリックをぶち壊す闘技場/後編」
~バナナモス園、モス園密林エリア....
ゴッゴッゴッ・・・ブッブッブッ・・・
(エリアに群がるモス達の鳴き声が、どこか不安そうに聞こえる中、ファンゴの頭蓋骨を頭に被る獣人に胸ぐらを掴まれ持ち上げられている竜人翁の姿が見える)
モススキー「譲らんぞ・・・おぬしらのような・・悪辣な獣人に・・この園内を渡すわけには・・」ググググ・・・
ブルーノ「ひつこい奴ぶる。黙ってこの領内をフェイリンメイリン国に渡せばいいだけぶる」むん(更に翁のTシャツの胸ぐらを持ち上げる)
モススキー「ぐうっ!!」ググググ・・・
アダン「これこれ。そんなに締めたら死んでしまいますよ?ブルーノさん」(馬に跨る西洋風の銀色甲冑を全身に纏ったアクエリアス(ニャンコサイズのランス)を背負った陰険そうなメラルー)
イジャラ「俺様達の目的はあくまでも「承諾」を貰うことにゃんだ。その為に、バスター様は我ら三獣士に火竜車部隊を預けてくれたんだにゃん」ちら(同じく馬に乗りながら後方を見る、黄色いキノコ(マヒダケ)の帽子を被った「アイルー様メラルー様(双剣)」使いのメラルー)
・・・・・・・・・・・・・・・・
(エリアの後方に隊列をなす黒い鋼鉄製のネコ式火竜車の一軍)
アダン「どうです?園長。大陸広しといえど、あのように優れた兵器技術を持っている獣人だけの国が他にありますか?ご覧のとおり、我が国には優れた技師がたくさんいるのです。そしてそれは、竜人であるあなた方以上の叡智を、我らが持っているという証拠なのですよ」フフ・・
モススキー「あんな物騒な殺戮兵器を園内に持ち込みおって・・・恥を知れ!!」ブッ(唾を吐いた)
ぺちょり(ファンゴの頭蓋骨マスクに付着する翁の唾)
ブルーノ「この老いぼれが!!」ズダーーーーーーン(胸ぐらを掴んだまま翁を地面に叩きつける)
モススキー「ぐわっ・・!!」ゴッゴッゴッブッブッブッ
(心配そうに翁に駆け寄るモス達)
モス「ブーーーー!!」ぴゅううううう(ブルーノに向かって鼻から水を放射する「はむ吉(8歳)」)
ブルーノ「うわっきたねぇぶる!!」びちゃびちゃびちゃ
イジャラ「ニャハハハハハ!!情けねぇにゃんだ!!」ケラケラケラ
モス「フーーーーーー!!」(翁の前に立ち塞がるモス達)
ブルーノ「もう我慢出来ねぇぶる!!ぶっ殺してやるぶる!!」ゴイン(地面に置いていたブルタクスハンマーを持ち上げる)
アダン「おやめなさい。このモス達は陛下の「食用」として連れ帰るのです」
イジャラ「そうにゃんだ。陛下は「シェフのきまぐれモースソテー」が大好物と聞いたにゃんだ。これだけのモスを献上すれば、更に出世するかもしれにゃんだよ?」
ブルーノ「一匹ぐらい殺しても構わねぇぶる!!」ダッ
モス「フーーーーーーーー!!」
ブルーノ「まずは威勢のいいお前から殺してやるぶるぅうううう!!」グワン(ハンマーを掲げる)
モススキー「よせぇえええええええ!!」
ドワァアアアアアアアン
(ブルーノの掲げたブルタクスハンマーが爆発して粉々になる)
ブルーノ「なんだぶる!?」
アダン「!!」
サベーーーーーーーーーン!!
(ヤオザミの上で膝射の姿勢でデッドフリルパラソル改を構えるヒーラーのおねえちゃん。その後ろにはキノコ達を各自背中に乗せたジャングルガビアルの大軍勢、そしてその中央で大口を開けている一際巨大なゴッドアリゲーターの背中で立っているゾフィの姿も)
ゾフィ「さぁて・・クエスト開始だ」にやり
クエスト名:モス好きの爺さんを助けてやってくれ!
依頼人:ロマノフ三世
目的:バナナモス園から悪辣な猫兵を追い出せ!
時間制限:猫兵を園内より駆逐するまで続行
報酬:助けてくれたら極上の夢を見させてやるぜ!
ユーリィ「・・反撃・・開始・・だもん」ガション(頭には美しいエメラルドグリーンのクレオパピヨンがとまっている)
「あたちのモンハン日記」
バナナモス園はメランコリックをぶち壊す闘技場
シュウウウウウウ・・・・・
(掲げた右手から硝煙を上げるブルーノに向かって、ユーリィを乗せたヤオザミを先頭に、モス達の間を縫って進軍していくガビアル軍勢)
ロマノフ「・・・・・・・・・」ガルルルルル(先陣を往く獰猛なガビアルの背中に、腕を組みながら乗っている勇ましいロマンキノコ)
モススキー「あれは・・・」
イジャラ「にゃんだぁ~!?あいつら!!」じりっ・・
ブルーノ「たかがワニの群れぶる。問題はあのハンター達だぶる」シュウウウウウ・・・(硝煙を上げる右腕はひどい火傷を負っている)
アダン「そうですね・・」バッ(後方の火竜車隊に向け、手をあげる)
ザッザッザッザッザッザッ
(ガビアル軍の進軍に道を開けたモス達も続いて従軍し、倒れている翁に接近する)
モススキー「みんな・・・・」ザッザッザッザッ・・
ユーリィ「・・これは・・クエスト・・だから達成してみせる・・もん」ザッザッザッザッ(闘志漲るヤオザミが翁の横を通り過ぎていく)
ゾフィ「よぉ、爺さん!年甲斐も無く、連中に牙を剥いたんだって!?やるじゃねぇか!!見なおしたぜ!!」ドスン・・ドスン・・(前進するゴッドアリゲーターの上から話しかける)
モススキー「お嬢さん達・・・」ザッザッザッザッ・・
ジェイド「爺さん。俺に乗んな」スッ・・(身を屈めるドスプーギー)
モススキー「ジェイド・・・うむ!」バッ
ザッザッザッザッザッザッザッザッ!!
(俯瞰視。密林エリア上でガビアルとモスの大軍勢と対峙するネコ式火竜車部隊の隊列)
アダン「あれで戦争をするつもりですか?馬鹿らしい」ガタガタガタガタガタ・・(その後方では振動しながら前進してくる火竜車の隊列が見える)
イジャラ「預かった貴重な火竜車隊の手を煩わせるまでもねぇにゃんだ!!あのハンターさえやっちまえば、あとはただの小型の群れにゃんだ!!ハイ~~~~~!!」パカラッパカラッ(「アイルー様メラルー様」を両手に単騎で突撃をする)
ロマノフ「あねさん!!突っ込んできますぜ!?」
ゾフィ「一騎打ちなら任せな!!」ガアアアアアア(下で吠えるアリゲーター)
ユーリィ「・・大丈夫・・あの子が持ってる武器・・麻痺属性・・・パトラ・・対抗馬は・・?」
パトラ「相手が麻痺ならちょうどいい仲間がいるわ。ハルク!!出番よ!!」
ハルク「ホンガアアアアアアア!!!!」(と、唸りをあげながら跳躍してきたのは、獣人よりも身の丈のでかい、見るからに麻痺属性を持っていそうな黄色い傘が特徴的な「オオマヒシメジ」の知的生命体種であった。柄の腹直筋は勿論シックスパックで、腹斜筋も見事に鍛えぬかれている。その柄から生えている四肢もまた筋肉隆々でやたらと図太い。ロマノフと違い、顔面こそないが、全身から雄叫びを発声させている)
ロマノフ「やっちまえ!!ハルク!!長年、客前で喋ることを許されてこなかった、お前の怒りをここで全部晴らすんだ!!」
モススキー「キノコが・・喋っておる・・」
ジェイド「俺と同じで、インテリジェンスだろ?」フッ
ハルク「ウェガアアアアアアアア!!!!」ドシャーーーーン(本家ハルク顔負けの怒号をエリアに轟かせながら大地に着地する)
イジャラ「いざ勝負~~~~~~にゃんだぁああああああ!!」パカラッパカラッ
ハルク「フモオオオオオオオオオオ!!!!」ドスンドスンドスンドスン(凄まじい脚力と重たい足踏みでエリアに振動を起こしながら突進していくオオマヒシメジ)
イジャラ「いっ」
ズシャーーーーーーーン!!
(ハルクに馬ごとひっくり返されるイジャラ)
ハルク「ウボオオオオオオオオオオ!!!!」(前傾姿勢で大咆哮をあげる)
イジャラ「にゃんのこれしき!!痺れさせてやるにゃんだぁあああああああ!!はちょ~~~~~!!」ブンブンブンブンブン(双剣メッタ斬りモーションで突っ込む)
ゴチンゴチンゴチンゴチン
(屈強な肉質ボディ(柄)の前に、次々と弾かれるアイルー様メラルー様)
イジャラ「刃は通らなくとも属性値は・・!!」ゴチンゴチンゴチンゴチン
ハルク「ウボオオオオオオオオオ!!!!」(凄まじい咆哮を受け、吹っ飛ぶイジャラ)
イジャラ「にゃんでだぁ~~~~~~~~」ゴロゴロゴロゴロ(後転しながら自軍に戻っていく)
ロマノフ「オオマヒシメジってのは、素手で触れただけでも麻痺しちまう、食用にも調合用にも使えない強力な麻痺毒を持ってんだよ!!勉強不足だったな!!」
アダン「なるほど。パラッシュニードルの元になってるシメジですか・・。食用に使えないのならば燃やしてしまうまで」バッ(後方の火竜車に全身の合図を出す)
ガ・ガ・ガ・ガ・ガ・ガ・ガ・・!!
(キャタピラの振動音を響かせ進軍していく火竜車隊)
パトラ「突撃してくるわよ」
ゾフィ「どうする!?ユーリィ!!」ガアアアアアア(アリゲーターはやる気満々)
ユーリィ「・・普通の・・火竜車じゃない・・徹甲榴弾もおそらく皆無・・・煙幕を張って・・視界を奪う・・」
ロマノフ「それならうってつけの奴がいるぜ!!スモークスクリーン!!お前の武器を見せてやれ!!」
スモークスクリーン「マカセロ・・」ザッザッザッザッ・・(進軍するガビアルにあぐらをかき腰を下ろすは、フジツボのような外観をしたチャワンタケ科の様な白いコナマキダケ)
ボフッ!!
(穴から勢い良く粉を噴射するコナマキダケ)
ソフィ「おっ!ザムザのあれか!!」
モワモワモワモワモワ・・・・
(密林エリアをみるみるうちに包んでいく白い煙幕)
アダン「火竜車の照準を狂わせる為の目眩ましのつもりですか?生憎、火炎放射には細かい照準は関係ありません。無駄なことを・・」モワモワモワモワモワ・・(煙幕の中、アダンを縫って通り過ぎていく火竜車隊)
ズキューーーーーーーーン
アダン「ん・・・」
バタン(火竜車の搭乗員猫が倒れる。見事に額を撃ち抜かれている)
ブルーノ「敵の狙いは、こっちに射撃を悟らせない為だったようぶるね」
アダン「煙幕でも見える特殊スコープか・・・小癪な・・!!」ギリッ(歯ぎしりをする)
ユーリィ「・・次・・」ズキューーーーン(デッドフリルパラソル改に付着された暗視スコープを覗きながら精密射撃をするおねえちゃん)
ゾフィ「俺達はどうする!?」
ユーリィ「・・火竜車の・・搭乗者を・・側方から倒して・・」ズキューーーーン
ロマノフ「おっしゃ!!行こうぜ!!俺達の力でバナナモス園を守るんだ!!」
ウオオオオオオオオオ!!
モススキー「みんな・・・・」
搭乗員猫「なんだ、この煙幕は!?これじゃあ前が・・・」ハッ
ガアアアアアアアアア!!
(大口を開け、迫り来るガビアルの猛襲)
搭乗員猫「うわああああああああ!!」
グシャッ
ゾフィ「キャハハハハハハハ!!踏み潰せぇえええええ!!」
ドシャーーーーン!ドシャーーーーン!
(まるでC級CGモンスターパニック映画のように、火竜車を次々と踏み潰していく巨大なアリゲーター)
イジャラ「まずいぶる。煙幕に紛れて、敵が伏兵の如く強襲を仕掛けてきているぶる」ミャアアアアアア(エリアに響き渡る猫達の悲鳴)
アダン「構いません!!どこでもいいから火を放ってしまいなさい!!」
ボオオオオオオオオオ!!
(視界の悪い煙幕の中、無差別に放射を開始する火竜車)
搭乗員猫「焼けろ!!ワニ共めぇええええ!!」ボオオオオオオオ
ちょんちょん(肩を叩かれる搭乗員猫)
搭乗員猫「ん・・」ちら
ズガアアアアアアアアン
(ツルハシイタケに頭を打ち砕かれる搭乗員猫)
アックスマッシュ「俺達(ツルハシイタケ)は、あんたら(獣人)専用のピッケルじゃねぇんだぜ?」バッ(捨て台詞と共に隣の火竜車に飛び移る四肢の生えたツルハシイタケ)
搭乗員猫「フミャアアアアア!!殺されるニャ~~~~!!」ダッダッダッダッ(火竜車を捨て逃げ出す猫達)
「まぁ、一休みしろや」(目の前にサルノコシカケに似た、見るからに座り心地の良さそうなキノコの傘がある)
搭乗員猫「へ・・・?」とすん(言われるがままに傘に腰を下ろしてみる)
ブクブクブクブクブク・・・(瞬く間に毒状態になって倒れる搭乗員猫)
ポイズンチェアー「おっと、ワリィ。俺の「腰掛け」に座ると、毒になるってのを教えてなかったな」(いぶし銀のコシカケダケ)
搭乗員猫「逃げろぉおおおおおおお!!」ズドドドドドドド(毒状態になった猫兵の上を踏みつけながら遁逃していく猫兵と、それを追撃するモスの大進軍)
イジャラ「もう見てられないぶる。武器をよこすぶる」ガイン(馬に跨るアダンのアクエリアスを奪う)
アダン「頼みますよ、イジャラさん」
イジャラ「全員吹き飛ばしてやるぶるぅうううううう!!」ズドオオオオオオン(ランス突撃モーション)
カッ
(目の前に起こる閃光)
イジャラ「ぐわぁあああああああ!!目がぁあああああああ!!」ボトン(ランスを落としてしまう)
アダン「閃光玉だと!?」(両目をおさえながら叫ぶ)
フラッシュバック「電気ハツラツ、俺の発光をもろに受けると、トラウマになるぜ」(スーパーヒーロー着地ポーズをしている、カッコいいピッカエリンギ)
アダン「クソぉおおおおおおおお!!」
びょっ(怒り叫ぶアダンの大口の中に飛び込んでいく怪しげな色のキノコ)
アダン「むぐっ!?」
ビリビリビリビリビリ毒毒毒毒毒毒毒
(痺れ&毒状態になるアダン)
アダン「あがががががががが」びょっ(口内から飛び出す紫色のキノコ)
アントマッシュ「すまない。つい大口を開けているもんだから、入っちまった」(やれやれポーズをしてみせる四肢の生えたスマートなドキドキノコ)
アダン「あぎぎぎぎぎぎぎぎ・・!!」(馬に乗ったまま痺れ毒状態になりながらも、足下のアントマッシュを睨みつける)
アントマッシュ「運が良ければ、回復させてやることも出来るんだがな。あんたら、日頃の行いが余程悪いようだ」シュッ(飛んで消える)
アダン「皆殺しだぁあああああああ!!」
ズキューーーーーーーーン!!
ドアアアアアアアアアアン!!
(次第に煙幕が晴れていく中、射撃の手を一切緩めないユーリィをはじめ、火竜車の側方から搭乗員猫を襲うガビアルの群れに、重たい火竜車をひっくり返すドスヘラクレスとキラーカブトムシ。別の方向ではゾフィの跨るゴッドアリゲーターに火竜車を踏み潰され、逃げ出す猫を軽々と放り投げるハルクと、人型くらいの大きさに成長した四肢の生えた長身エリンギ(名前はビッグフッド)が猫たちにタックルを浴びせている。そして放り投げられた猫を踏んでいくモスの大進軍、火竜車の搭乗席に向かって爆薬を投げつけ爆破させるロマノフ三世の姿も見える)
ロマノフ「ニトロダケと火薬草なら園内に腐るほどあるんでね!!出て行け!!大陸を我が物にしようとする専横主義者共め!!」ドガアアアアアアン
はむ吉(8歳)「モフウウウウウウウウ!!」ドスドスドスドス(逃げる猫のお尻を頭で追いやる)
モススキー「なんと・・・逞しい子ばかりじゃ・・・」(ドスプーギーに跨がり、戦場と化した密林エリアを眺めている)
イジャラ「このジジイを人質にしちまえば・・!!」ブワッ
モススキー「ムッ」
ドーーーーーーーーン!!
(旋回したドスプーギーのお尻に弾かれ、遠くに飛んで行くイジャラ)
ジェイド「爺さんは俺達が守る。このバナナモス園であんたに育てられた連中は、みんな、あんたの事が大好きなのさ」フッ
ドスーーーーーン!!
ドスーーーーーン!!
(火竜車を次々と大破させながら踏み潰していくゴッドアリゲーター。その上で呑気にあぐらをかいてマウントしているゾフィ)
ゾフィ「俺も少しは役に立たねぇとな。え~と・・どうすっかな」ドスーーーン
ちょんちょん
ゾフィ「んあ?」
「ワシを使ってくだせぇ」(いつの間にかゾフィの肩に乗ってるヨボヨボな混沌茸)
ゾフィ「混沌のパオの・・・爺さん、使えってどういうことだ?」
「貴方様の刀は見たところ、状態異常効果を持つ武器とお見受けしました。ならば異常効果を倍増させるワシを刀身に塗りつけ、彼奴らに一泡吹かせてくだせぇ」
ゾフィ「そりゃ名案だが・・いいのか?」
「ワシはもう菌糸すら出せぬ老い先短い混沌茸・・。どうせ死ぬのなら、せめてワシを植えてくださった園長の為に死にたいのです。どうか、この老いぼれに最期の花を咲かせてくだせぇ」ぺこり
ゾフィ「・・・・・・。爺さん、名前は?」
「カオス権蔵と言います」にこり
ガシッ(権蔵を握りしめるゾフィの手)
カオス権蔵「ひとおもいに・・・さぁ!!」
ゾフィ「・・・・・・・・・」こくり
ポイッ・・(宙を舞う権蔵)
ゾフィ「うおおおおおおおおおお!!」ジャキーーーーーン(腰のフランベロジュを抜く)
カオス権蔵「園長・・・今までありがとうございました」にこり
バスーーーーーーーーーン!!
(中を舞う権蔵を一思いに、一対の双剣の刀身で叩き潰すゾフィ)
ゾフィ「・・・・・・・・・・・」(目を閉じて黙祷を捧げている)
シュウウウウウウウ・・・・・
(フランベロジュから妖気の様に放たれる毒々しいポイズンオーラ)
ゾフィ「いくぜ、爺さん」カッ(活目したその目に光る一滴の涙)
ウオオオオオオオオオオ!!
(鬼人化し、アリゲーターの背中から双剣をクロスさせ落下していくゾフィ)
ロマノフ「あれは・・・ゾフィのあねさん!!」
ゾフィ「爺さん達の思いが募った、この聖地から出て行きやがれぇええええええ!!!!」
バシューーーーーン!!
(紫色のオーラを放ったフランベロジュに斬られた猫は、一瞬にして全身に毒を帯び、粉々の灰になり消えて逝く)
イジャラ「にゃんだ・・・あのバケモノは・・!?」
ゾフィ「キャハハハハハハハ!!まさに無敵状態だぜぇええええええ!!」バシューーーーン!!バシューーーーン!!(次々と逃げ惑う悪辣な猫兵を塵芥に変えていく)
イジャラ「アダン!!撤退するにゃんだ」あたふた(お尻を数匹のモスにこづかれながら逃げてくる)
ブルーノ「まだだぶる!!おらが奴らをぶっ殺してやるぶる!!」
ドスーーーーーーーン!!
ブルーノ「!?」
ドスーーーーーーーン!!
アダン「なんの音です!?」
イジャラ「後ろにゃんだ!!」
アダン「!!」くるっ
ドスーーーーン!!ドスーーーーン!!
(密林の木々を薙ぎ払いながら姿を露わにしてくる巨大な尾槌竜)
イジャラ「あいつは・・!!」
アダン「クルセイダーズ・・!!」
グランカッサ「我はユクモクルセイダーズのグランカッサ!!偉大なる我が丞相の命を受け、水没林に蔓延る宿痾を蹴散らしに来たぞぉおおおおおおお!!!!」ドギャアアアアアアアア!!(エリア全体に轟く大咆哮)
ユーリィ「・・ナイス・・タイミング・・」ボギャアアアアアア(咆哮効果を受けながらも、冷静に帽子が吹き飛ばないようにおさえている。下のヤオザミは目をつむっている。可愛らしい)
ブルーノ「また、おらが倒してやるぶるぅううううう!!」
イジャラ「待つにゃんだ!!奴の背後を見ろ!!」フゴォオオオオ(猛るブルーノを必死の形相で羽交い締めにして制御する)
ドスン・・・ドスン・・・
(尾槌竜の後ろで鉄壁の陣形をみせながら進軍してくる垂皮竜の大軍勢)
ブルーノ「グリーンウォール・・!!」
イジャラ「アダン、撤退にゃ!!」
アダン「クッ・・・覚えていなさい!!クルセイダーズ!!必ず決着をつけてやります!!」
バッびょーーーーん
(地面に潜っていく猫達)
ゾフィ「待て!!逃げんのかぁ~!?」ぷんすか
モススキー「これでいいのですじゃ。ワシの・・いや、皆のバナナモス園から、出て行ってくれさえすれば、それでいいのですじゃ」
ロマノフ「爺ちゃん・・・・」うるっ・・
ゴッゴッゴッ・・ブッブッブッ・・・
(夕暮れの密林エリアの中、巨大な尾槌竜の前に集まるモス園の面々)
ゾフィ「助かったぜ。あのあんまんクソ女の仕事にしちゃ、上出来だ」
グランカッサ「あんまん・・知り合いか?」
ユーリィ「・・腐れ縁・・・でも・・助かった・・」ぺこり
グランカッサ「礼には及ばん。俺はUBUの命令に従ったまでだ」
ゾフィ「あの猫共が来るって分かってたのか?」
グランカッサ「ああ。水没林で奴らが侵攻していない地域が、ここだけだと判明してな。すぐに護衛の命を授かってきてみれば、この騒動だったというわけだ。だが、どうやら必要なかったようだな」ちら
えっへん(自信満々に尾槌竜を見上げるモス&ガビアルの群れ、そしてキノコや昆虫達の激アツな眼差し)
ゾフィ「俺達はたまたま園内に来ていただけさ。今後はお前らが面倒みてくれんだろ?」
グランカッサ「必要あらば。我が垂皮竜の鉄壁が園内を守ろう」
ユーリィ「・・頼む・・」ガッ(無表情で御意の姿勢をしてみせるヒーラーのおねえちゃん)
モススキー「本当に皆様方には、なんとお礼を申し上げて良いことやら・・」ぺこり
グランカッサ「園長。我が丞相から言付けがある」
モススキー「??」
グランカッサ「耐え忍ぶのは暫しの辛抱。フェイリンメイリン国の圧政が衰退するまで、園の整備を怠らぬよう。いずれ集まる観光客の為にも・・・以上だ」
モススキー「ハハァ~~~~~~」(同じく後ろでお辞儀をするモスやガビアル達。ゴッドアリゲーターも頭を下げているのがいじらしい)
パトラ「これからはみんなで園内を支えていくつもりよ」
ロマノフ「今まで喋ることを黙ってて・・ごめんよ、爺ちゃん」もじもじ(ジェイドの上でもじもじしてる)
モススキー「何を言う。それもこれも、お客さんを脅かせない為、黙っていてくれたのじゃろう?でもこれからはみんな一緒じゃ」にこり
ロマノフ「爺ちゃん・・・・」
ゾフィ「ほんじゃ、あとは任せたぜ。行こう、ユーリィ」
ロマノフ「待ってくれ!!まだ報酬を渡してねぇ!!」びょ~ん(ジェイドの上から飛び降りてくる)
ゾフィ「そういやそうだが・・・どうする?」ちら
ユーリィ「・・報酬・・・そういえば・・ロマンキノコって・・食べたものを・・ロマンティックな気分にさせるとか・・」
ゾフィ「おいおい食っちまうってのは流石に・・」
ユーリィ「・・冗談・・」んべぇ~(と舌を出しておどけてみせる。どうやらパノの真似をしている様子)
ゾフィ「・・・・・(に聞こえねぇんだよな)」
ユーリィ「・・香りを・・嗅ぐだけで・・トリップ・・?」スッ(身を屈めて足下のロマンキノコに近寄る)
ロマノフ「ああ。俺が撒く胞子を吸えば、どんなうつ状態でも回復してやるぜ!」
ゾフィ「ほんとかよ。ほいじゃ、頼むぜ」ほれ(と、身を屈めロマンキノコの前に顔面を差し出す双子の姉妹)
ロマノフ「いくぜ!!一世一代のロマンキノコの胞子を・・・食らいな!!」バフ~~~~~ん(傘を両手で叩くと同時に胞子が飛び出る)
キラキラキラキラキラ・・・
ユーリィ「・・・・・・・おお・・・・・」
ゾフィ「・・・・・・すげぇ・・・・・」
双子が見た幻影・・。絢爛華麗で鮮烈過ぎるほどに甘美でポップなカラーを施した、ちょっぴりサイケデリックで多彩なキノコ達が目の前でクルクルと回っている夢想の世界であった。
ユーリィ「・・・キノコノコノコ・・・ここは何処・・・」ぐるぐるぐる(目がぐるぐるになっている)
ゾフィ「キャハハハハハハ!!なんだ、これ!すげぇ甘ったるいけど、なんだかおもしれぇ~なぁ~♪」ぐるぐるぐる(同じく目をぐるぐるにしてよだれを垂らしている)
楽しげで愉快なキノコ達のメリーゴーランドにほんわりと跨る双子の姉妹。同時にスピードが上がり、キノコ達が撒き散らした煌めく胞子が、まるで流れ星のように見える。
ユーリィ「・・おおおおおおおおお・・・・」ぐるぐるぐる
ゾフィ「ユーリィ!!あそこ見ろ!!誰か俺達以外にもメリーゴーランドに乗ってる奴がいるぜ!!」ぐるぐるぐる(目がぐるぐるになったまま指を差す)
手を振りながら双子の対極でキノコに搭乗していたのは、ベテランメイドのメラルーと、GX装備を着た草食系ハンターの姿であった。
ユーリィ「・・半田・・千恵子・・・・」キラキラキラキラ・・
ゾフィ「・・・ゼキ・・・・・・」キラキラキラキラ・・
それ以外にも、双子が今まで出会ってきた多くの人間、獣人、そしてモンスター達が色とりどりなキノコの上に跨がり、嬉しそうにこちらに向かって手を振り、そしてあたたかい目で少女達を見守っている。勿論そこにはカオス権蔵の姿もあった・・・
ユーリィ「・・みんな・・同じ・・・大陸の生命・・・・だもん・・」
ゾフィ「よっしゃ!!元気回復!!クソみてぇなサザンゴッドに帰ろうぜ!!」
ブッブッブッ・・ゴッゴッゴッ・・ギャア~ギャア~
(夕暮れの密林エリアを「アウト」していく双子を見送るモスとガビアルの群れ。そしてその背中に乗るキノコの英雄達。バナナモス園はこの後、徐々にだが、かつての大盛況を取り戻していくのであった)
バナナモス園はメランコリックをぶち壊す闘技場/完ランキング参加中です☆皆様の激アツ一票で応援して下さいね♪
次回「あたちのモンハン日記」ザ・中継ぎは!?
7/10(日)0時更新 出た!なぁ~も決まってないでしょう2016猛暑
をお送りいたします♪ほんだらばさ!!日照りであつあつになったエアコンの室外機の上を裸足で「あちちち」ってやりながら読もみようよ
バナナモス園に登場したキノコアベンジャーズをご紹介♪
今日の「あたモン登場人物紹介」は「バナナモス園はメランコリックをぶち壊す闘技場」の巻で大活躍した、知的生命体種の勇ましきキノコアベンジャーズの面々とその仲間達をご紹介♪キノコノコノコ不思議な子ってなわけで早速「ノコ」ってみよう
★ロマノフ三世:バナナモス園のみんなのリーダー的存在のロマンキノコ。園長のモススキーを助ける為、仲間と共に奮起する。
ロマンキノコ:主に火山帯に生息するキノコの一種。その香りを嗅ぐだけでロマンティックな気分になれるという不思議なキノコ。高熱に対してもある程度の耐性を持っているようで、稀ではあるが火山の内部でも見つかる。
★ハルク:獣人よりも身の丈のでかい、見るからに麻痺属性を持っていそうな黄色い傘が特徴的なオオマヒシメジの知的生命体種。柄の腹直筋は勿論シックスパックで、腹斜筋も見事に鍛えぬかれている。その柄から生えている四肢もまた筋肉隆々でやたらと図太い。彼の雄叫びは大咆哮効果と同じ轟きを園内に響き渡らせる。
オオマヒシメジ:ユクモ農場に設置されたキノコの木に稀に生える巨大なキノコ。素手で触れただけで毒が回り麻痺するほど強烈な麻痺毒を持っており、食べる事も調合する事も出来ない。パラッシュニードルの元。見るからに麻痺属性を持っていそうな黄色い傘が特徴。
★ポイズンチェアー:いぶし銀のコシカケダケ。逃げ惑う猫兵を自分の傘に座るよう見事、誘導に成功。敵軍の混乱を招く。
コシカケダケ:MHXのキノコ系素材。安易に座ると毒になる。
★スモークスクリーン:フジツボのような外観をしたチャワンタケ科の様な白いコナマキダケ。エリア全体に煙幕を張り、敵軍の視界を奪った。
コナマキダケ:タイクンザムザの外殻にも見られる触れると周囲に粉を撒き散らす性質を持ったキノコ。
★カオス権蔵:老い先短い園内の長老的存在の混沌茸。モススキーを想う一心から、ゾフィに身を委ね、彼女の持つフランベロジュにセレスティアルなグレードアップを一時的に与え。敵を一蹴させた。このゾフィの神がかり的な力は、ファイヤーウォーでの対竜機兵戦でも見られ、カオス権蔵もまた、彼女の成長を促進させる人身御供になることを選んだのだと思われる。
混沌茸:混沌を喚ぶと言われており、胞子を吸い込んだモンスターは幻覚に包まれるという危険極まりないキノコ。屈強なモンスターの目をも侵す猛毒故、決して食べる事はできない。「混沌のパオ」や「混沌のゴン」を作成するのにも使用される(*豆知識 混沌のパオに関していえば、ドス、MHF、4Gは生産に使われていない。ポータブルシリーズ及び派生シリーズ(MHX)が混沌茸を使用する。ご存知MHFはドスベースなので、混沌茸が存在しなかったドスを継承していると思われる。以上、今回の現地調査中(検索中)に作者もお勉強になったうんちくでした
)
★アックスマッシュ:四肢の生えたツルハシイタケ。その特徴と知的生命体種ならではの知恵を活かした歩く凶器。「俺達(ツルハシイタケ)は、あんたら(獣人)専用のピッケルじゃねぇんだぜ?」と皮肉を述べる。
ツルハシイタケ:カッチカチに硬いキノコの一種。獣人族はこのキノコをピッケルの代わりに利用して鉱石を採掘する事があるという(ユクモ農場ではオトモ採掘に使用される)。
★フラッシュバック:スーパーヒーロー着地ポーズ(片膝、片手を地面について着地するカッコいいあれ。アイアンマンやソーをイメージしていただくと早い)をする、イカしたピッカエリンギ。ストーリー内でもちゃんと自身のキャッチコピーを言ってのけている。
ピッカエリンギ:MHP2(G)トレジャー。クルプティオス湿地帯に生える、光を発する特性を持ったキノコ。ピカピカと明るく輝くその様子から「電気ハツラツ」というどこかで聞いた事があるキャッチコピーを付けられている。
★アントマッシュ:四肢の生えたスマートなドキドキノコ。大口を開けて怒号するアダンの口内に潜入し、見事毒&痺れ効果を与えた。本人曰く、日頃の行いが悪いからだと豪語。
ドキドキノコ:不思議な匂いのするキノコ。食べるとランダムで様々な効果を発揮する。
★ビッグフッド:ストーリーモード本編では注釈文の中でのみ登場した長身エリンギ。猫たちにタックルを浴びせふっ飛ばしているという事実から、ハルク顔負けの怪力を持っていることが予想出来る。そしてこれは全くの推測だが、喋る言葉も「片言」であろう。
長身エリンギ:MHPに登場するトレジャーの一つ。デデ砂漠の洞窟などに自生するエリンギ。人間の背丈ほどの高さにまで成長するという巨大キノコである。
★モススキー爺さん:園内のみんなから愛されているバナナモス園の創立者である竜人。
★パトラ:ロマノフ三世と同期だという心の優しいエメラルドグリーンのクレオパピヨン。園内のマドンナ。
クレオパピヨン:MHP2Gに登場するトレジャーで世界三大美虫のひとつ。
★ジェイド:モススキーがバナナモス園を作る前から共に旅をしていたドスプーギー。本家とは反対に右目が傷ついており、首に凶暴なブルドッグが巻いている「トゲトゲ」の首輪を付けているクールなブラックプーギー。義理人情に厚い。
★はむ吉(8歳):純真な瞳を持つ普通種のモス。どうやら言語はそこそこ理解出来る賢い子のようで、園内に到着したばかりのゾフィに向かって「アネッタイ、モンスーン、ヨハネスブルグ」と声をかける。
★ジャングルガビアル:MH世界に生息するワニ。現在モンスターとして狩猟する事は出来ない。メタペ湿密林の大河に生息しているという巨大なワニで、かつては密林の河の主として恐れられていた生物。発見から長らく生態系の頂点に君臨する生物であると考えられていた。しかしある時、このジャングルガビアルを捕食する生物が密林の河の中から発見された。ガノトトスである。これにより密林の生態系の構図は見直され、ジャングルガビアルは第二位に改められた。現実世界では、ワニ目ガビアル科(クロコダイル科とする説もあり)にあたる。かなり大型だが基本的に魚食性で、性質も比較的おとなしい。軽く10mは超える。現実世界で生息しているワニは大きくても全長6m程度。
★ゴッドアリゲーター(あたモンオリジナル):ギルドから絶滅危惧種に認定されている、ワニ目・正鰐亜目・アリゲーター科の巨大なワニ。アリゲーター、クロコダイル、ガビアルの雌から成るハーレムを作るのが特徴。まさにゴッドならではの一夫多妻制なのである。現在では狩猟は禁止されているが、密猟者にとっては貴重な素材を入手する為のレアトレジャー扱いになっている。
★新大陸バナナモス園(あたモンオリジナル):水没林フィールド西に位置する動植物園。運営は竜人の翁を筆頭に、地元の人間、獣人がスタッフとして働いている。当園は三園(本園・モス園、本園・キノコ園、分園)から成り、本園から分園への移動には専用ヤオザミタクシー(無料)が用意されている。分園の目玉はなんといっても絶滅危惧種であるゴッドアリゲーターをはじめ、多くの人懐っこい?ガビアル達が、腹を空かし、大口を開けて皆様の来訪をお待ちしておるのだ!そんな愉快で珍妙なわんぱく激アツスポット!それがバナナモス園なのだ!!入場料5z。モスせんべえ10z。お土産用の特選モスせんべえは20z。
と今回はこんな素敵なバナナモス園の仲間たちをご紹介しました渓流地区の「ひよこ寺」同様、あたモン世界の激アツスポットとして今後も登場させたいと思うております
ランキング参加中なんです♪皆様の激アツ一票お待ちしてます
次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードは!?
7/12(火)0時更新 「あ、そうだ。それとね・・」の巻
をお送りいたします♪OK!そしたらさ!次回も本気のスピーンを家族相手にかましながら読もみようよ