September 29, 2016, 8:00 am
オクサーヌ「狩猟武器無しのタイマン勝負。それで決着をつけましょう♪」顔にこぉ~~♪
ショットリーパー「タイマン勝負・・?」
オクサーヌ「そっ。あなたが負ければ、大人しく凍土を立ち去る。あなたが勝てば・・あたしを好きにしていいわ♪」うっふぅ~ん
(まったく色気のない子供の挑発ポーズ)
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ヴラドレン「なっ
ダメだ!!そんな「割のいい」勝負なら俺が引き受け・・」
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ヤンコフスキー「黙ってろ」ごちーーん
(「白兎獣のげんこつ」を食らわせる)
オクサーヌ「どうすんの?やんの?やんないの?」シュッシュッ
(今度はシャドーボクシングで挑発する白いドレスの少女)
ショットリーパー「上等だ。受けて立ってやろう」ガション(右腕から弾薬を取り外す)
「あたちのモンハン日記」
~Tundra Vendetta~
ワアアアアアアアアア!!
(銀盤の中心で対峙するショットリーパーとオクサーヌ。それぞれの後方に位置する黒の兵士とツンドラマフィアの大歓声が秘境エリアに反響する)
ショットリーパー「持ってろ」ドスッ(部下に重厚感溢れるDD弾を手渡す)
ヴラドレン「棟梁。一発で方を付けちまいやしょう」もみもみ(小樽の上にふんぞり返って座っている子供の肩を揉んでいるブランゴヘルムの男)
ショットリーパー「こっちはいつでもいいぞ」ワアアアアアアアア!!(部下達の激励を背に受けながら睨みを利かす砂漠のヴィラン)
ヴラドレン「ケッ。だっせぇ戦闘服纏ったモヒカン野郎が偉そうにしやがって
男なら黙ってブランゴシリーズだろうが」もみもみ
オクサーヌ「あ、たいへん」
ヴラドレン「なんすか?」もみもみ
オクサーヌ「あたし、防具ない」きょとん
ヴラドレン「・・・・・・・。おい!!誰か「ちっせぇ」ハンター防具持ってねぇか!?」べち~~ん
(食い気味にオクサーヌに頬をひっぱたかれる)
BG兵士「おい聞いたか!?あの嬢ちゃん、防具なしで元帥と張り合うつもりらしいぜ!?」ハッハッハッハッハッハッハッ
ヴラドレン「てめぇら!!笑ってんじゃねぇ
棟梁、俺の「面」で良ければどうぞ!!」
オクサーヌ「う~~ん
」
BG兵士「早くしろ!!」
BG兵士「怖気づいたか!?お嬢ちゃん♪」あっはっはっはっはっぷぅ~(笑いに紛れておならをかます者も)
ヴラドレン「あの戦争屋共・・もう許せねぇ・・!!」ザッ
オクサーヌ「待って」
とっとっとっとっとっとっ
(嘲笑する黒い迷彩服を着た軍人達の間をぬって、中央に向かってくる白い幻獣)
BG兵士「こいつは・・・・」
BG兵士「キリンだ・・・」
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とっとっとっとっとっとっ・・・
BG兵士「撃ち殺しますか?」とっとっとっとっとっ
ショットリーパー「あの女の相棒だ。行かせてやれ」とっとっとっとっとっ
ヴラドレン「あれは・・リリエンタール・・」
ぶひひん
オクサーヌ「わざわざ来てくれたのね」にこり
リリエンタール「ブルるるるるる」
オクサーヌ「ありがとう、リリエンタール」にこ
ヴラドレン「・・・・・・・(そういやリリエンタールって、いつもどこにいるんだろう・・・拠点の洞窟内では見たことがないな・・・)」
リリエンタール「ブルるるるるる」
オクサーヌ「力を貸してくれるの?」
リリエンタール「・・・・・・・・・・」こくり
オクサーヌ「・・・・・・・・・・・」すっ・・(目を閉じると幻獣のおでこに優しく触れる)
BG兵士「あの娘・・・一体何を・・」
ショットリーパー「よく見ておけ。あの娘が祖龍から授かったユニークスキルをな」
カッ
(眩い閃光に包まれる幻獣と白いドレスの少女)
ヴラドレン「おお・・・いつ見ても神々しい光・・・」うう・・(泣いている)
キリーーーーーン!!
(定番キリン装備に身を包んだオクサーヌ)
オクサーヌ「さぁ、かかって来い」シュッシュッ
(可愛らしいシャドーボクシング)
ドッドッドッドッドッドッドッ!!
(横殴りの吹雪の中、白い大地の上を猛突進していく霞龍。背中にはポカラの子を乗せている)
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ルー「んばんば」ふぃ~~~~ん
(霞龍の尖角があやしく光る)
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モモ「オクシャーヌしゃんが近いモキュ!?」
キキィ~~~~~~~![DASH!]()
(両前足ブレーキで雪を押し出しながら急停止する霞龍)
モモ「どこモキュ!?」きょろきょろ
ルー「んばっちょ」ちら(あのでかい首を傾ける)
モモ「モキュキュ?」
ワアアアアアアアアア・・・
(そう遠くない位置に見える氷壁の向こう側から人間の歓声が微かに聴こえる)
モモ「あそこモキュ!!」
ルー「げおげおぶー」
ワアアアアアアアアア!!
BG兵士「いけぇ!!」
ツンドラマフィア「負けるな棟梁!!」
こっそり(と、氷壁の隙間からステルス状態の霞龍が覗いている)
ルー「ぶう~」でろんでろん(半透明状態で目をぱちくりさせている)
モモ「どんな様子モキュ?」でろんでろん(霞龍の背中で半透明の影響を帯びながら、背伸びしてエリア内を覗こうとする)
ワアアアアアアアアア!!
(マフモフシリーズにウルクシリーズを纏った仲間が背中を向けて立ち並び、何やら歓声をあげている)
ルー「げお?」ぱちくり
モモ「オクシャーヌしゃんはどこモキュ・・・」ん~しょ、ん~しょ(ルーの頭の上に登った)
ワアアアアアアアアア!!
(ツンドラマフィアと黒の兵士に囲まれ、中央で対峙しているモヒカンの大男とキリン装備を纏った小さな少女)
モモ「オクシャーヌしゃんモキュ!!」
オクサーヌ「はぁ・・はぁ・・・なかなか・・やるじゃない・・」ぜえぜえ・・
(肩で息をしながらなんとか立っているものの、キリンホーンのウィッグはすっかり毛羽立ち、ずり落ちそうなくらいヘロヘロになっている。また、自慢の右目のまぶたは紫色に大きく腫れ上がり、鼻血をぼちゃぼちゃ垂らしている)
ショットリーパー「ひぃ・・ひぃ・・・メサイアの妖精もざまぁねぇな・・」ふゅ~ふゅ~
(完全に緊急時の呼吸をしながら、両肩をぐったりさせ中指を立てているその顔面は、見るも無残な程、ボコボコに腫れあがっており、自慢のモヒカンは真っ二つに割かれてしまっている)
オクサーヌ「うるせぇってのよ・・この筋肉馬鹿・・
だいたいねぇ、この人気装備は喧嘩をする為にあるわけじゃないのよ・・」ガッ(負けじと中指を立てるも、鼻血は尚も出続けている)
ショットリーパー「ぶははははは・・・せっかく授かった祖龍のセイクリッドブラッドも、その様子じゃ全部出ちまうんじゃねぇか・・?ゲボおおおおおおお!!」(いきなし吐血する)
オクサーヌ「なははははは!!って、笑わせないでよね・・
それよりあんた、さっきからつまんない話しばっかりしてるけど、それって誰から聞いたのよ?」ぜぇぜぇ・・(脇腹をおさえている)
ショットリーパー「うぷ・・・邪羅尼のババアだ・・。てめぇを動揺させてやろうと思って・・・おえええええええええ!!」ばしゃあああああ
(美しい程の鮮血を吐く)
オクサーヌ「はぁ・・はぁ・・・あのもうろくババア・・・・やっぱり古塔で殺しておくんだった・・・んぐっ」(なんとか嗚咽を堪える)
ショットリーパー「古塔のラグナロクにヒンメルンの歌劇事件・・・てめぇが当時のナイトを皆殺しにしたっていう話し・・今だけは信じてやるぜ・・・」ふゅ~ふゅ~(人食い族みたいになった真っ赤な口元を拭う)
オクサーヌ「ふふふ・・ここ(新大陸)に戻ってきてからというもの、あんたとも長い付き合いだもんね・・・ってことで・・・あたしが引導を渡してあげるわぁああああああ!!」ガツーーーーン
(渾身のジャンピング右フックをモヒカン男に浴びせる)
ショットリーパー「あろっ・・・・(一瞬気を失うも)なめんなぁああああああ!!!!」ガシッ
(オクサーヌのほっそい両足を掴む)
オクサーヌ「げっ」
ぐるんぐるんぐるんぐるん!!
(ザ・ジャイアントスイングをかます砂漠のヴィラン。白銀の大地で、満身創痍の大男が回転しながらキリン装備の女の子を振り回す姿はもはや卑猥な格ゲーそのものである)
BG兵士「出た!元帥十八番のデス・スイング!!」
BG兵士「俺もかつて、キラースラッシュの酒場でベロベロに酔っ払った元帥に「ちょっとだけ口答え」してしまった為、デス・スイングを食らったことがあるのだが、一ヶ月は回りっぱなしだったぞ!!その時の遠心力の後遺症で、俺は臓器の位置をはじめ、全身のパーツが端っこにずれちまったんだ!!」(と解説する軍人の顔は、なんだか右側にずれている)
ショットリーパー「うがああああああああああ!!」ぐるんぐるんぐるん!!(白目を剥きながら回転している)
オクサーヌ「こらぁああああああああ
離せぇええええええええ!!」ぐるんぐるんぐるん
(勿論目はぐるぐる状態である)
ヴラドレン「頑張れ!!棟梁!!」
ヤンコフスキー「気合です!!姐さん!!」
モモ「オクシャーヌしゃん!!」うんしょうんしょ
(激励を飛ばすツンドラマフィアの間をぬって登場する。その背後では冷静に静観する風翔龍に並ぶ霞龍の姿も)
ヴラドレン「モモ!?どうして!!」
モモ「オクシャーヌしゃんを応援ちに来たモキュ!!
頑張れぇえええええええええ!!!!オクシャーヌしゃあああああああああん!!!!」
オクサーヌ「はっ
(回転しながら一瞬落ちてた)この声は・・・・・モモ!!」ぐるんぐるんぐるん![くるくる]()
モモ「負けるなモキュううううううう!!!!
しょんな人間なんかに負けるなモキュううううううう!!!!」
オクサーヌ「モモ・・・・・」ぐるんぐるんぐるん![くるくる]()
ショットリーパー「ガッハッハッハッハッハッ!!まさか貴様に報復依頼をしたというのは、あのポカラじゃあるまいな!?」ぐるんぐるんぐるん!!(白目を剥きながら喋ってる)
モモ「オクシャーヌしゃんはお前なんかよりずっと強いモキュ!!だからモモも・・・モモもオクシャーヌしゃんにみたいに強くなるって決めたんだモキュううううううう!!!!」
ショットリーパー「ハッハッハッハッハッ!!何を言ってやが・・・はっ
」ぐるんぐるんぐるん
オクサーヌ「よく言ったわ、モモ!!」ん~~~~~~~
(凄まじい遠心力の中、強靭な腹筋をもって上半身を折り曲げていく)
モモ「いけぇええええええええ!!!!オクシャーヌしゃあああああああああん!!!!」
オクサーヌ「ザ・ハンター・・・・・・パァーーーーーンチ!!!!」
ズガーーーーーーーーン!!
(近距離から渾身の右ストレートをモヒカン男の顔面に突き刺す)
ショットリーパー「・・・・・・・・・・・・・」ブシュウウウウウウ
(顔面を「拳型」にめり込ませながら後ろに倒れていく)
ヴラドレン「やった・・・・」
ズデェーーーーーーン!!
(銀盤エリアに倒れる砂漠のヴィラン)
ヤンコフスキー「姐さんの勝ちだぁあああああああ!!!!」
ウオォオオオオオオオ!!
(大歓声をあげる凍土サイドの面々。ヤンコフスキーはモモを肩車してヴラドレンらと共に喜びを分かち合っている。それを冷静に見守る風翔龍と霞龍の足元を感極まり叩くツンドラマフィア達の姿も)
オクサーヌ「おとといきなさいってのよ・・」ひぃ・・ひぃ・・・(がっくし肩を落としながら、完全にずれたキリンホーンのウィッグを直す)
ブルるる♪(キリンホーンが喜びの声をあげたっぽい)
オクサーヌ「ふふ。ありがとう、リリエンタール。あなたの加護がなければ、とっくにやられてわ。次は喧嘩じゃなくて、召雷剣であいつをボコボコにしてやりましょうね♪」にこ
ブヒひん
オクサーヌ「え・・勝てたのは自分の力だけじゃないですって・・・」
モモ「やったモキュ♪オクシャーヌしゃんはしゅごいモキュ~♪」パチパチパチ(オットセイみたいに手を叩いて喜んでいる)
オクサーヌ「そうね。あの子の激励に・・感謝だわ」にこ
ヤンコフスキー「姐さぁあああああああん!!」ずしゃあああああああ
(モモを背に乗せ、泣きながら例の「お腹スライディング」で滑走してくる。それに続いて押し寄せてくる仲間の面々)
オクサーヌ「げっ」
どしゃーーーーーーーん![びっくり]()
(見事に衝突して弾ける凍土の面々)
BG兵士「今のうちだ。逃げるぞ」うんしょうんしょ・・(仰向けでノックダウンしている大男の両足を引きずりながら逃げ去る砂漠の面々)
ヴラドレン「あ!野郎!逃げる気か!?」(横ではオクサーヌがうつ伏せ棒状体で伸びている)
BG兵士「今回はドローだ!!いいか!?必ずこっちの復讐も果たしてやるからな!!」ガッ
(上司を引きずりながら中指を立てる)
ヴラドレン「はん!!凍土が怖くねぇならいつでも来やがれってんだ!!砂漠の兵隊共が!!」ブッ
(つば吐いた)
ザッザッザッザッザッザッザッ・・
(実に手際の良い撤退をみせるBG兵士達)
ヴラドレン「けっ。撤退の速さだけは一流だな
」
ヤンコフスキー「放っておけ。何度来ても同じ。姐さんがいる限り、あっしらは負けねぇよ。な、モモ」
モモ「え・・・」
ヴラドレン「一緒に暮らそうぜ、モモ」なでなで
モモ「バベンコ・・・・」
ヤンコフスキー「ちょうど拠点の洞窟に、メイドさんが欲しかったところでな」ちら
ルー「げお」こくり
ヴラドレン「お前もいいだろ?」ちら
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サドンデス「支障はない。凍土は新たな仲間を歓迎する」
ヴラドレン「だってよ。良かったな、モモ」なでなで
モモ「モキュ・・・・・」ちら
オクサーヌ「・・・・・・・・・・。なによ。みんなで勝手に決めちゃって」(すっかり置き去りになっている、うつ伏せ棒状体のキリン装備の少女)
ヤンコフスキー「おい、怒ってんじゃねぇかよ
」こそこそ
ヴラドレン「自分が仕切ってないからつまんないんだ
」こそこそ
オクサーヌ「・・・・・・・・・・・・」(うつ伏せのままふてくされている様子だ)
モモ「オクシャーヌしゃん・・・・モモがいても・・・迷惑じゃない・・?」
オクサーヌ「ひとつだけ約束すること」(うつ伏せのまま器用に喋る)
モモ「モキュ?」
オクサーヌ「うちのシェフが真心込めて作ったご飯は絶対に残さないこと」にかっ(ボコボコ血だらけの顔をあげて微笑む)
モモ「モキュ!!」こくり(力強く頷く)
わぁ~っしょい♪わぁ~っしょい♪
(胴上げされるモモとオクサーヌ)
オクサーヌ「凍土の勝利と、新たな仲間を迎えたことに祝福するのよぉ~♪」おほほほほ(かち上げられながらわろうてる)
モモ「モキュモキュ♪」ぱちぱちぱち(宙に浮きながら拍手してる)
ヤンコフスキー「めでてぇ!!めでてぇなぁ~!!(鼻を垂らし少し泣いている)」わぁ~っしょい♪わぁ~っしょい♪
オクサーヌ「ちょっと
上げ過ぎよ」ぶおーーーん
(すんごい上がる)
ヴラドレン「あれ?そういや、ゼットの姿が見えねぇな」わぁ~っしょい♪わぁ~っしょい♪
オクサーヌ「あ、それね。それなら・・・」ひゅおおおおおお
(落下しながら言う)
ブワッサブワッサ・・
オクサーヌ「ぶわっさ?」ひゅおおおおおおお
(垂直降下しながら音のする方を見上げている)
ヤンコフスキー「ルナストラですぜ」たしっ
(オクサーヌをキャッチする)
![]()
ルナストラ「・・・・・・・・・・・・」ブワッサブワッサ・・
モモ「うわ・・・綺麗なお色の龍だモキュ・・・」
ヴラドレン「炎妃龍っていうんだぜ。凍土きってのべっぴんさんなんだぞ」(自慢気に降下してくる炎妃龍の風圧を浴びながら出迎える)
ブワッサブワッサ・・ドシャーーーーン![煙]()
(銀盤エリアに着陸する炎妃龍)
オクサーヌ「おかえりなさい。ルナストラ」(ボロボロの形相で出迎える)
ルナストラ「・・・・・。また無茶をされた様子で・・・」はぁ~~~(呆れてる)
ヤンコフスキー「どうしたんでい?」
ルナストラ「報告です。ロイヤルアカデミーより飛来してきた飛空船が、ロックラックを旅立ちました。進路はやはり渓流地区・・プリンシアの予想が見事的中したというわけです」
ヴラドレン「ロイヤルアカデミー・・?」
オクサーヌ「西シュレイド、ヴェルドにある王立学術院のことよ」うんしょ
(ヤンコフスキーの腕から降りる)
ヴラドレン「??」
オクサーヌ「ヴラドレン。先に渓流へ出発したゼットを追いかけて合流してちょうだい。ルナストラ、乗せて行ってくれる?」こくり(快く同意の頷きを見せる巨大な炎妃龍の頭部)
ヴラドレン「クエストですか?いいですけど・・・目的は?」きょとん(と馬鹿な顔したブランゴヘルムの表情)
オクサーヌ「動向調査とそれの捕縛」ふきふきふき(顔の血をヤンコフスキーのモフモフ毛で拭き落としてる)
ヴラドレン「って、誰のです?」きょとん
オクサーヌ「書士隊」ふきふき
ヴラドレン「って、なんでしたっけ?」
オクサーヌ「王立古生物書士隊よ♪」顔にかぁ~♪(綺麗になった顔で意味ありげに微笑む)
モモ「??」モキュモキュ(大人達を不思議そうに見上げている)
Tundra Vendetta/完
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次回「あたちのモンハン日記」ザ・中継ぎ記事は!?
10/2(日)0時更新 なぜなに★あたモンのおコ~ナ~
をお送り致します♪だったらさ!次回も自分なりに真面目な顔しながら読も見ようよ
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本日のなぜなに★あたモンのおコ~ナ~は、現ストーリー内でその脅威を露わにしつつある「太古のプロメテウス」と、それに纏わる恐ろしい兵器をご紹介♪これを読めば君もあたモンマスター!?
------------龍エーテルと太古のプロメテウス(ドラゴンタナトス)---------------
★龍エーテル:天然の竜族が発する龍力学エネルギー=龍属性。大陸における最上級元素。つまり、水、火、氷、雷といった四大元素と同じ概念で「龍」という性質が存在するのが大陸世界なのである。現段階でのストーリーでは元素記号があるのかは不明。この「龍属性の原子」(元素の実際の姿。原子は粒子の状態であり、物質を構成する基本的な粒子)に人工的な手を加えたもの(人工放射性元素)が太古のプロメテウスなのである。
★太古のプロメテウス:竜大戦時代に開発された人工放射性元素。龍エーテル原子に他属性が持つ高いエネルギーを衝突(錬金合成)させることで、破壊を融合しながら解放される超エネルギーを古代人は「ドラゴンタナトス」と命名した。現在の龍科学でも精製は可能だが、大陸生物に対して極めて有害であり、また保存法等、取り扱いに難しい為、現代の龍科学者はこれを「古代の劇薬」と揶揄し、太古のプロメテウスと名づけた。
★レイニングブラッド:錬金合成して出来上がった化合属性エネルギーは放射性物質を含有し、大陸汚染物質と認知される。その濃度によっては草木も生えない死のフィールドを生み出す結果にも成りうる(これは竜大戦終結の理由のひとつとして考えられる)。超エネルギーの膨張により蒸発した太古のプロメテウス、および兵器の残留物は凝縮し、微細な粒子となり、紫紅色の懸濁化した放射性降下物となり、被曝エリア全土に激しく降り注ぐことで、これを浴びた生物を放射線障害に侵してしまう。その凄惨な光景から古代人はこの現象を「Raining Blood(レイニングブラッド)」と呼んだ。
★レイニングブラッドの種類とドラゴンタナトスによる放射線障害:
化合属性の種類(大陸四元素=水、火、氷、雷)によってその症状は様々だといわれる。古文書やまぼろしの書物に記されているというが・・。
★竜大戦時代で使用されたドラゴンタナトスとジェネシスオーパーツ★
モンスターから地上権を奪い、制空権、制海権の確立を目的に、龍族を根こそぎ殲滅する為に開発されたのが、ドラゴンタナトスである。多くの凶暴なモンスターに有効である、龍属性の擬似的なエネルギーを兵器に採用し、次々と滅ぼしていった。古代文明の遺産と称される狩猟武器はそれら兵器の「初期段階」の生産物であり、極めて重要なドラゴンタナトスの精製方法が記された文献(レリーフ)の多くは、トレジャーハンターの手によって侵害され、ブラックマーケットに流出してしまったり、ゴッド山菜組の手によって焼却されている。またその一部をハンターズギルドが収集しているのも事実である。
-------現在確認出来る太古のプロメテウス-------
★フレームクリアフューム(FCF):開発者はアウラー。龍エーテル(龍原子)に高火力の火属性エネルギーをぶつけて合成錬金したドラゴンタナトス(化合属性の人工放射性元素)を使用した運動エネルギー弾。着弾地点を中心に広範囲の大爆発を起こし、その燃焼から生じた、高密度の龍エネルギーを含んだフューム(気体状大気汚染物質が凝縮したエアロゾル)が、爆破範囲内に散布され、呼吸器官を持つ大陸生物がこれを吸引してしまうと、肺を中心に燃え上がり、原子すべてを体内から消滅(体内燃焼=自己発火という概念に等しいか)させてしまう大陸汚染物質も含有する。ギルドアサイラムが復元した竜機兵(マーク4・ダレット)の体内で精製されていた。ダレットはこのFCFを口部、尾先より射出可能としていた。
★ドラゴンディストラクション(DD):設計者はロイ・ファウラー(開発はその設計図を下にダミアン・ギーユが指揮)。恐暴竜の宝玉に蒸気機関による高火力の火属性エネルギーを衝突(錬金合成)することによって生まれたドラゴンタナトスを球体サイズのエネルギー弾として発射可能とする巨大カノン砲車(キャタピラタイプ)。その破壊力は龍殺しの実、一億個に値するという。この兵器の設計プランをロイ・ファウラーから聞いていたコニー・ファウラーは、ボイラー内部にある恐暴竜の宝玉を取り除くことで砲車の機能を停止することが出来るとクルセイダーズに助言した。またロイ・ファウラーは太古のプロメテウスを蒸気機関に代わる新たな動力源として考えており、DDの考案理由は獣人でも使用可能な兵器として設計した様子である。
★ドラゴンハイドロゲン弾頭(略称DH、DH弾):開発、暗黒商会(ダニエル・カペラ)。ドラゴンハイドロゲン(水属性と龍属性を錬金合成させた化合属性エネルギー)と呼ばれる太古のプロメテウスをボウガンや弓に使用出来るようモジュール化した弾頭。着弾地点からおよそ半径100メートル内に、ドラゴンハイドロゲンによる加害を与えるだけでなく、爆破後、まもなくしてレイニングブラッドを大気中に発生させ、目下のエリアに激しく降り注ぎ、死の大地へと変えてしまう。DDの場合、水属性値の影響が強く、懸濁物というより、極めて雨に近い飛来物を激しく降り注ぐ。この水滴の中に重度の龍属性エネルギーが含まれており、これを浴びた生物を放射線障害に陥れ、大地も草木も生えない死の大地へ変えてしまう。その半減期(放射性同位体が、放射性崩壊によってその内の半分が別の核種に変化するまでにかかる時間)は、ざっと数億年掛かるという。永久凍土など極寒の地でこのレイニングブラッドが凍結してしまうと、有害な放射性物質を含有した氷となり、これが海に流れることで海洋生物にも多大な悪影響を与えてしまう危険性がある。
-------ダレット及びDDに見られた粉塵の正体-------
化合属性による超エネルギー砲を発射した爆破後、或いは発射の延長線上に見られる粉塵は、その粒子ひとつひとつに龍属性エネルギーと火属性エネルギーを含有しており、その異なる2つの属性エネルギーが衝突し合うことで火花のように見える。龍科学者達が太古のプロメテウスを「人工放射性元素」と呼ぶのは、この2つの属性エネルギーが衝突して生まれた原子核が不安定(ぶつかり合うことで放射線を放出)だからだと思われる。
本編に登場した竜機兵、マーク4(ダレット)については
イコール・ドラゴン・ウェポン・マークⅣ「ダレット」を参照
と、今回の記事で太古のプロメテウスがとてもおそろしい兵器に利用されているということはご理解頂けたと思います。また、今後の各勢力による覇権争いのキーアイテムになることは必至と推測されるのと同時に、物理戦争の抑止力(リーサル・ウェポン)としても利用されることは間違いないでしょう。なにはともあれ、これからもあたモンからは目が離せないということですね♪
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次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードは・・
10/4(火)0時更新 「入ってろぉおおおおお!!!!」の巻
をお送り致します♪次回ついにユクモに王立古生物書士隊が飛来!?またしても波乱の予感しかしないあたちのユクモをみんなで読も見よう![ぽけ~]()
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~新大陸、渓流地区上空....
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GOOOOOOOOO
(緑で埋め尽くされた広大な山岳地帯の青空に浮かぶ一機の小型飛行船。
長細いガス袋に「Royal Academy」と書かれていることから、この飛行船が王立学術院のものであると推測出来る)
ビュオオオオオオオオ
(ガス袋より吊るされたゴンドラ部の先頭に立ち、風を切っている書士隊と思しき厳格な雰囲気を放つ人型男性)
書士隊「首尾はどうか?コーネリアス」ヒョオオオオオオ(白髪の少しパーマのかかった無造作ヘアを風に靡かせ、頭部以外はレザーライトシリーズを纏い、腕を組みながら空路の行き先を睨みつけている)
フムフムフム・・(と、ゴンドラの縁から身を乗り出し、双眼鏡にて下の景色を観察しているのは、頭部の毛をオールバック気味に整えた茶アイルー。綺麗なオリーブ色に染まった布製のエスニック衣装を纏っている)
コーネリアス「フィールド全体に生い茂る緑・・・まるで別の惑星に来たかのように、空気の印象が違いますね・・」フムフム・・
書士隊「空路が順調過ぎるほどよく風に乗っておる・・。まるで何者かの意志に導かれるように・・・・コーネリアス。記せ」
コーネリアス「あ、はい。ガイウス様」がさりごしょり(片手でゴンドラの縁に掴まったまま、双眼鏡を懐にしまい、代わり革製カバー(勿論、肉球のロゴ入り)に包まれたダイアリーを取り出す)
ガイウス「新大陸東部に位置する、この仙境の如く清浄な景観は心を癒やし、この穢れない空気は肉体を浄化させ、来訪者をまるで純真無垢な少年少女に還元させる・・。この辺境にあるユクモという村落は、果たして聞きしに勝る桃源郷なのか・・」
コーネリアス「今から胸が踊る・・・」カキカキ・・(ゴンドラの縁に顎を乗せて体重を支えながら、外側に出した右手でダイアリーを持ち、左手に持つ羽ペンで書き記している)
ガイウス「付き合いが長いというのは叙情に障る。身を乗り出し過ぎて落ちるなよ、コーネリアス。下の森には雷狼竜や迅竜がわんさかいるかもしれんぞ」ハッハッハッハッハッ
コーネリアス「そんな・・脅かさないで下さいよ
それよりもどうです?双眼鏡で景色をご覧になられては」よっ
(ゴンドラ内部に着地する)
ガイウス「いらん。双眼鏡ではこの雄大な大自然の一部しか堪能出来ん。今はフィールドを見解するのではなく、ただ感じるだけだ」ビュオオオオオオオオ(両目を閉じ、風を浴びている)
コーネリアス「地質学は専門外であるが故・・・」カキカキカキ
ガイウス「いちいちお前の注釈を入れんでもいい
ありきたりの見聞は他の連中に任せてある」
コーネリアス「常軌を逸した調査方法を基に、獰猛なモンスターをはじめ危険なエリアの懐へと飛び込み、大陸の神秘を合理的に紐解いていく・・・流石は龍科学の創始者たる言及を・・」カキカキカキカキカキ
(凄まじい速度の筆記力をもって次々と文に残していく)
ガイウス「その言い方には語弊がある。私の専門は龍生体力学(ドラゴンバイオメカニクス)で、そこから勝手にアルコリスの連中が龍科学などというアンモラルな学問を派生させたのだ。一緒にされてもらっては困る」ふん![むかっ]()
コーネリアス「どちらにせよ、ガイウス様の権威じゃないですか。今日の龍科学者が研究に没頭出来るのも、すべてはガイウス様の著書である「龍生体力学論」があってこそなのですから」カキカキ(しながら会話をこなしている)
ガイウス「余計な修飾語ばかりで記すなと言っておろう。アカデミーの書庫に「転がっている」つまらん論文のようになるぞ」ふん
コーネリアス「と、卓上の書士、ギュスターヴ・ロン氏を揶揄・・・アカデミーでは既に数年前をもって孤島地方の探索及び新種の調査を打ち切ったと聞きました。それを踏まえて質問致します。ガイウス様は一体、何を求めてこのユクモ地方へ来られたのです?」カキカキ
ガイウス「無論、知的生命体種モンスターだ」ビュオオオオオオオ(清廉な風を受ける初老の形相に輝く少年のような純真な瞳)
コーネリアス「接触出来たら、まずは何を聞かれますか?」カキカキ
ガイウス「未来の人と竜族の為、研究に協力して欲しい。或いは・・何故、君たち、理知有るモンスターは、我々、王立古生物書士隊を嫌うのか?だな」フッ
コーネリアス「それもまた、知性が有る証拠だと?」カキカキ
ガイウス「防衛本能に関してはその逆だ。獣人同様、彼らもまた人間にはない直感力を持っている。故に心を許せる相手かどうか、瞬時に見極めることが出来るのだろう。かつてお前がそうであったようにな」ビュオオオオオオ・・
コーネリアス「いち従者であった私を、書記として雇ってくれたあなたには心から感謝しています。そりゃ、最初にあなたを見た時は、多少の不信感はありましたが・・すぐに普通の人間とは違うってことに気づきましたよ」カキカキカキ
ガイウス「はははははは。だから君を選んだのだよ。それが共感というものだ」ビュオオオオオオ・・
コーネリアス「・・・・・・・・・・」カキカキカキ(少し微笑みながら書き記している)
GOOOOOOOOOOO
(渓谷を超え、緑に包まれた山岳地帯へと入っていく飛行船)
ガイウス「見事な落葉樹林だな。もう少し涼しくなれば、三色を基調とした紅葉へと代わり、このエリア全体を風情ある姿へと彩るだろう・・。少し前まではその絶景に包まれながら、多くのハンター達が狩猟に勤しんでいたという。向こう(旧大陸)では少し考えられん環境だな」ふむ・・
コーネリアス「そのおかげで現在は、野生のモンスター被害も激減し、ユクモは以前の観光地の色を取り戻しているとも聞きました。航路が安全になったのは、やはり「我らの団」の存在によるものですか?」カキカキ
ガイウス「表向きはな。連中が積極的に活動し、渓流地区までの陸路、航路の安全を図り、観光客や通関業者を移動しやすいようにした。それに新大陸では実験的にだが、ギルドが治める特別機関なるものがいくつか設立されている」
コーネリアス「聞いたことがあります。ギルド中央捜査局というのが、都市や小さな国家及び自治体で起きている、モンスター被害「以外」の脅威から市民を守り、治安を維持しているとか・・・新大陸ギルドはさしずめ、同大陸の宗主国といったところでしょうか」カキカキカキ・・
ガイウス「ここ(新大陸)のギルドが持つ権威は、向こう(旧大陸)のそれとは少しばかり定義が違うということだ。現に新大陸にはフィールドを拠点とした反社会的勢力がいくつか存在するという。この飛行船をユクモへ向かわせるのに、ギルドの許可が必要で、ロックラック経由になってしまったのはそういう「大陸事情」が背景にあるからさ」ふぅ~~~~~~
コーネリアス「ではユクモが観光地として世界から認知されているのもまた、ギルドの貢献によるものだと?」カキカキ
ガイウス「どうかな。ユクモ地区には村から少し離れた場所に、中央捜査局配下のマーシャルが数名駐留しているだけだという。ギルドが認知した自治区である、ユクモ村への配慮に過ぎん」
コーネリアス「だとすれば、実際にユクモ地区の治安を守っているのは、村のガーディアンですかね?」カキカキ
ガイウス「ユクモクルセイダーズ。先の新大陸で起きた獣人族の革命で暗躍した自警団だ」
コーネリアス「・・・・・・フニャンコ革命・・・獣人の尊厳を主張としたイデオロギーを掲げた変革にかこつけ、武器商人の私設軍隊が新大陸を勢力下に置こうと頭角を表したいう・・・旧大陸にその詳細や真相は伝わっていないのですよね?」カキカキカキカキ(書き記す手の速度を上げる)
ガイウス「ああ。一説によれば、その闇の軍隊の侵攻を抑えてみせたのが、ユクモクルセイダーズだという。そして彼らに力を貸しているのが、他でもない知的生命体種モンスターなのだ」
コーネリアス「すごい話だ・・。人、獣、竜が共闘を・・・それが本当なら、新大陸はまさしく新時代を築き上げる黎明期を迎えていることになりますね」カキカキカキカキカキ
ガイウス「だから我々は旧大陸民だと揶揄される。革命後、世界中に潜む才覚溢れる獣人及び知的生命体種モンスターの多くが新大陸を目指しているという。古いしきたりやレギュレーションに重きをおく王立学術院では、未だに新種や普遍的な古龍種の研究に明け暮れているではないか。その証拠に今日では、書士隊に対する世俗の価値観が下落している一方だ。ハンター至上主義に変わってしまったんだよ。非力な学者が現地へ飛ぶより、肉体的に優れているハンターを調査員代わりにした方が、よほど効率の良いレポートが取れるのだからな」
コーネリアス「ギルドお得意の人海戦術は、文明そのものを変化させつつある・・・集会所のストアで販売している、各書物の売れ行きが悪いのはそのせいだと?」カキカキ
ガイウス「読解するより、見たほうが早い。ハンターとは得てしてそういう直感的な生き物だ。だが、いつの時代でも最終的に勝つのは知識と見識を備え、より多くの経験則を蓄えた応用の効く者だがな」フフン
コーネリアス「と、狩人に挑戦状を叩きつける御年五十・・」カキカキ
ガイウス「要するにだ!!現在の臆病者が指揮する書士隊では、知的生命体種の研究をしようなどという勇敢な者は存在しないという事実だ!!」かんらからから(高らかに笑う)
コーネリアス「ノレッジ・フォール。将来を有望される彼女なら?」ぱたん(ダイアリーを閉じる)
ガイウス「運任せの研究成果が気に入らん。根性は認めるがな。研究対象となったナズチの頭が悪かっただけに過ぎん」ぷい
コーネリアス「サーはどうです?」
ガイウス「爵位に溺れた「画家」なぞ、最初から相手にしとらん。文明はカメラという優れた道具を発明したというのに、王立アカデミーは何の進歩もしとらん。だからキャラバンの連中から「太古の学者」なんて揶揄されるのだ」ふん
コーネリアス「しかしカメラといっても、あれはまだ高価な代物故、一般普及はしていませんし、そもそも「大き過ぎます」。第一、写真を撮るのに時間を要する。獰猛なモンスターが、観光客のようにじっとシャッタータイムを待ってくれるとは思えませんね」
ガイウス「知的生命体種ならどうかな?」にやり
コーネリアス「だめですよ。ロックラックで観光協会のカメラを盗もうとして、怒られていたのをちゃんと目撃していました」こほん![ふん]()
ガイウス「富裕層の観光客を撮影するくらいなら、フィールドに持って行った方がマシだ」ふん
コーネリアス「撮影準備をしている間に、カンタロスに三脚を倒されて壊れるのがオチですよ。なんにせよ、ガイウス様に認められる隊員は、今の王都には存在しないということですね。アルコリスならどうです?」(少し興味深そうに聞く)
ガイウス「私も当初は革新的なワイバーンカレッジに通いたかった。観測隊であった父の推薦でな・・仕方なくだ」はぁ~~~~~
コーネリアス「聡明な研究家であられたお父上をリスペクトし、そのメンツを保つため・・でしたよね?そのぼやきは過去に何回も記しましたよ」ふふ
ガイウス「こら!ぼやきとはなんだ!!私の言及は全てが歴史に刻まれる正史になるのだ!!その為にお前をだな・・!」ぶつぶつネチネチ![むかっ]()
コーネリアス「おや・・・あれは・・・」スッ・・(双眼鏡を覗き、遠方の空を眺める。その頭越しにまだ説法をたれているおやじの姿も)
ビュオオオオオオオオ・・
コーネリアス「気のせいかな・・・炎妃龍が見えたような気がしたけど・・・・・フォンロンからここは距離があるし、見間違えか・・・」(まだ後ろで怒っているおじさん)
もわもわもわもわもわ・・・
(山岳地帯の遠く離れたエリアより湯けむりが上がっている)
コーネリアス「ユクモだ・・・楽しみだなぁ♪」ガクガクガク
(後ろで怒っているおじさんに肩を揺さぶられながら感極まっているオールバックな茶アイルー)
「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~
ポール「以上がタンジアで遭遇した出来事だ」(大木を背に両腕を組み俯いている。大木は農場内の御神木であると思われる)
UBU「・・・・・・・・・・・・・・」(青天の霹靂の如く報告を受けたのか、瞳孔を開き一点を捉え、見えない敵を睨みつけている)
ポール「・・・・・・・(これほどの反応を見せるとは・・・・やはり彼女は因果を感じているんだ・・・・俺たちが見た、あの黒龍と・・・)」
UBU「・・・・・・・・・・・・・・」グググググ・・!!(衝動と焦燥をなんとか自制しているものの、彼女の背後には紅紫色の闘気が投影されている)
ザアアアアアアアア・・・・
![]()
UBU「・・・・・・・・・・・・・・・」ザアアアアアアアア・・(背景は一変、滝の音が反響する原生林エリアのようだ)
??「UBU」
UBU「・・・・・・・・・・(間違いない・・・ポールさん達が遭遇した黒龍は・・・・あいつに違いない・・!!)」ググググ・・!!
??「おい!UBU!」
UBU「はっ
」
~渓流非狩猟地区、ヤマオモイ寓居の秘境エリア....
ザアアアアアアアアアアア・・・
(いつものように断崖植物群落に囲まれた小さな秘境エリアの中央で、滝に打たれながら佇んでいる浮岳龍もとい、ヤマオモイ。鰭を「ふおんふおん」と滑らかに動かすその巨大な古龍の前で立ち並ぶ、煌黒大剣を背負った撫子装備のハンターとドボルネコヘルムを被った獣人の後ろ姿)
![あたちのモンハン日記]()
鉄平「どうしたんだ?お前、さっきから変だぜ?」(胸には白毛でモフモフの赤ちゃん猫を抱いている)
バステト「みゃんみゃん。みゃんみゃん」(神秘的な青白い「潤潤な」瞳でUBUの名前を呼んでいる。どうやら「あんまん」と言っているようだ。それより気になるのはバステトの両目の外側が、まるで筆で伸ばした歌舞伎メイクのように淡いマゼンダ色に染まっているということだ)
UBU 「ああ・・ごめんごめん。そんで・・・なんだっけ?」ぼけぇ~
鉄平「しっかりしろよな。バステトの「歯固めの儀式」に使う石をヤマオモイの爺さんに貰いに来たんだろうが」い~~~~(って、ちいちゃな口を広げ、ちっさい前歯二本を自慢気に見せつけるバステト)
UBU「ああ・・そうだったね。だって、おじいさま!」
![]()
ヤマオモイ「ほぉ・・お食い初めとな。ワシの歯のように丈夫になるとええな」い~~~(って、でっかい口を広げ真っ白な歯を見せつける)
鉄平「だからさ、そのどんな鉱石よりも硬そうな歯の一部をくれよ」ぐっ(片手にピッケルを持ってる)
ヤマオモイ「ずいぶん過激な発想じゃのぉ
残念じゃが、ワシの歯は全部インプラントでな。エルトライトやアミノタイトを混ぜあわせた特殊合金を使用しておる。そんな小さなピッケルでは砕くことは出来んよ」きらぁ~~~~ん
(でっかい奥歯が光る)
UBU「ほんじゃ大剣でいくか」ゴイン(アルレボを抜刀する)
ヤマオモイ「こら
それが仮にも恩人ならぬ「恩龍」に対する態度か」ぷんすか![むかっ]()
鉄平「ちぇ~。いい案だと思ったのによ。なぁ?」
バステト「ほんみゅうううう
」(不服そうな顔してる)
ヤマオモイ「それよりもその赤子の顔じゃ」ふおんふおんふおん・・
鉄平「可愛いだろ?そうだよな♪そうだよな♪」ぐりぐり
(我が子の顔面にドボルネコヘルムを擦り付けるも、嬉しそうな表情を浮かべるバステト)
UBU「バステトの顔・・?ああ、目の外側に出来た模様のことね?」ん~(中腰になって鉄平が抱いているバステトの顔を覗き込む)
バステト「みゅううううううう」(と、顔をくしゃくしゃにしてみせるも、目の外側から伸びるアイシャドウのような紅紫色の毛は隠せない)
UBU「いつからこんなになったのさ?」ないないばぁ~~(と、極上にへんてこりんな顔をする。最高に喜ぶバステト)
鉄平「今朝だよ。昨日までは無かったのにな。でも、かっこ良くね?なんだか「神龍の遣い猫」みたいな感じでさ♪なぁ~~~」ぐりぐりぐりぐり
(高速ぐりぐりする。ヘルムの摩擦で煙が出る)
UBU「なにがあったんだろう・・分かる?おじいさま」
ヤマオモイ「おそらくは涙に含まれる色素が、綺麗に白毛を染めたんじゃろうな」ふおんふおんふおん・・
UBU「涙ならこんな綺麗な赤紫色に染まる?まさか血の涙じゃ・・・」
鉄平「よせやい。うちの子はお前ほど、恨み募る思いをまだしてねぇよぉ~だ」べ~~(同時に
ソッポを向くUBU)
ヤマオモイ「色から察するに、おそらく涙の成分に龍属性の色素が含まれておるようじゃ。何か身に覚えはあるか?」ふおんふおんふおん・・
鉄平「母ちゃんに古龍の血が流れてるわ。なぁ~~~」ぐりぐりぐり![DASH!]()
UBU「ずいぶん呑気ね
ということは、フラワーさんの血がバステトに遺伝したのかしら・・」ふ~む・・
ヤマオモイ「そういうことじゃろうな。それにこの子が以前患っておったという白内障を治すのに、ワシの古龍の涙を使ったのじゃろ?」ふおんふおんふおん・・
鉄平「ああ。爺さんの涙と、他の目にいい成分のものを調合して作った目薬をさしたよ」
ヤマオモイ「決まりじゃな。つまり、この子には多少なりとも龍の力が働いておるわけじゃ」ふおんふおんふおん・・
バステト「おい!聞いたか!?古龍お墨付きの鑑定だ!!お前には竜族の偉大なる力が流れているんだってよ!!すげぇなぁ~♪まさに「龍之バステト」じゃねぇか♪」ひゃっほぉ~~い(と我を持ち上げくるくる回ってる。高い高いと勘違いしてわろうてるバステト)
UBU「どえらい時代になったもんだ
フラワーさんは古龍の血と見事適合して、強靭な脚力を手に入れたっていうけど・・ってことはさ、おじいさま。バステトにも何か特殊なスキルが宿ったかね?」
ヤマオモイ「さぁな。そこまではわからんが、この獣人の赤子が特別だということは確かじゃな」ちらり(あの恐ろしい赤い目を下に向け、ちいさなバステトを見つめる)
バステト「みゃみゃみょみょい」(ヤマオモイと言うてるらしい)
ヤマオモイ「・・・・・・・・・・。さて・・この感触・・・・そうか。ワシをここに呼んだのは・・・」ふおんふおんふおん・・
バステト「みゅーふぉー!!みゅーふぉー!!」バッ(突然お空を指差す)
UBU「あんだって?」みゅーふぉー?はて?
鉄平「UFOだってよ。どこだ?」ん~~
GOOOOOOOOOOOOO
(上空を舞う飛空船)
鉄平「ありゃ飛空船っていうんだよ」みゃみゅーみぇん?(と、父と空を見上げながら繰り返すバステト)
UBU「おかしいわね・・・ユクモへの空路は、混雑や環境破壊を避ける為、村長さんの意志により禁じている旨はロックラックも承知のはずだけど・・・」
鉄平「まさか暗黒団の連中じゃねぇだろうな!?」
UBU「にしては小型過ぎるわ。きっと民間船ね。あの形・・どっかで見たこと・・・・そっか。王都の上をよく飛んでたやつだ」ぽん![ふん]()
鉄平「王都?」ほにゃら?
UBU「旧大陸西シュレイドにある、ヴェルドのことよ。王立学術院がある場所で有名ね。つまりあの船は王立古生物書士隊の・・・・まずい!鉄平!おじいさんの懐に隠れて!」
バッ
(慌ててヤマオモイの「ひれ」の下に入るUBUと鉄平。同時に鰭の動きを停止させるヤマオモイ)
鉄平「なんで隠れなきゃいけねぇんだよ。書士隊はただの学者連中の集まりだろ?」ぐいぐい(ひれをひっぱろうとしてるバステト)
UBU「だからまずいのよ。研究熱心なあいつらに、おじいさまのことバレてごらんなさいよ」(傘の影から上を警戒しながら言う)
ヤマオモイ「書士隊は苦手じゃ。解剖でもされたらかなわん」
バステト「ほみゅ・・・・・」じー(大人達と一緒にお空を見上げている)
UBU「行ったみたいね・・・」ザッ
鉄平「バレてなきゃいいがな」ザッ
ヤマオモイ「平気じゃろうて。上から見ればワシは緑の一部に過ぎん。それにいくら書士隊とて、ユクモに浮岳龍がいるとは思わんじゃろうてな」ふおんふおんふおん(飛空船が行ったことを確認し、再び鰭をふおんふおん動かす)
UBU「幸いなのは、クルセイダーズのメンバーがほとんど水没林に「出張中」だってことね」ふぅ~
鉄平「見つかったらやっぱりまずいんか?」
UBU「どうだろう。面倒なのは確かよ」やれやれ
鉄平「今、渓流にいるのは・・アマテラスにスサノオ・・それとバベル中学の子供達か」
UBU「バ中は公の教育施設だから訪問されても平気ね。書士隊だって、ユクモ地区全体を敵にまわすほど不道徳な研究要求はしてこないでしょ。今までだって平気だったわけだし」
鉄平「むしろ校長に絡まれる方が心配ってわけか・・・後は・・・・あいつは!?刻竜だよ!!」
バステト「みょむみゅう。みゃんみょうん」(刻竜。UNKNOWN。前回の騒動で覚えた)
UBU「彼が一番危ないかもね・・・でもどこにいるか分からないし・・・・」
ヤマオモイ「きっと連中は村に向かうはずじゃ。ひとまず戻るのがいいじゃろう」ふおんふおんふおん
UBU「うん。大丈夫だとは思うけど、動いちゃダメだよ。書士隊はあたちに任せて」ぽん
(鰭に優しく触る)
ヤマオモイ「ワシらなら心配いらん。黙っておれば普通の古龍じゃ」ふおんふおんふおん
UBU「それでもダメ!おじいさまとノウン健一はユクモには「いないはず」の竜だもの。書士隊はあたち達に任せて」
ヤマオモイ「ほい」ふおんふおんふおん
ドゥンドゥンドゥンドゥンドゥン♪
(ヤマオモイの口内から聞き覚えのある粋なビート音が聴こえてくる)
![]()
ライ夢「よぉ~♪アホな顔して何の相談してんだぁ~?一緒にトランスしねぇ~?」ドゥンドゥン♪(うっとりしてるライ美の肩を抱いている雷光虫。他の者は相変わらず発色を七色に変化させながら、互いを激しくぶつけ合ってムーディーなビートを鳴らしている)
UBU「入ってろぉおおおおお!!!!」ひええええええ
(一目散に体内へと戻っていく大雷光虫)
鉄平「ユクモは相変わらず前途多難だ
」やれやれ(する父の髭を「うにょ~ん」って引っ張ってるバステト)
To Be Continued
ランキング参加中です♪皆様の激アツ一票お待ちしてます![ビックリマーク]()
![$あたちのモンハン日記]()
次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはさ!?
10/6(木)0時更新 「スカイをルックって・・」の巻
をお送り致します♪ほいだらばさ!次回も夢見心地な顔しながら読も見ようよ
ラララァ~♪
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October 11, 2016, 8:00 am
~ユクモ村....
![]()
ワイワイガヤガヤ・・
(あたちハウス前の広場にて、何やら村長さんの指示を仰いでいる観光客の団体さん)
![]()
村長「私からの説明は以上です。皆様のユクモが良い思い出になりますよう」にこり
ガイドアイルー「では自由行動ですニャ~。一旦荷物を起きたい御方は私と一緒に宿の方へ~」(片手には「タンジア~ユクモツアー御一行様」というプラカードを持っている)
ヴラドレン「なんか手伝いましょうか?」(ハンター装備に身を包んだ、ぱっちり二重のそれなりなイケメン狩人)
ガイドアイルー「いえいえ。道中の護衛をしてくださっただけでも感謝ですニャ♪どうかバベンコさんも村を満喫して下さいニャ」へこり
ヴラドレン「ありがとう。何かあったら、また声を掛けて下さい。俺もしばらく滞在する予定ですから」にこり
ワイワイガヤガヤ
(それぞれ散開していく観光客達)
ヴラドレン「さて・・(うまいこと観光客を見つけ、ハンターを装うことで同行に成功したが・・・驚きだったのは、クルセイダーズのメンバーと思しき獣人が、観光客相手にも入口で荷物検査を行っていたことだ。やはりこの前の占拠事件が嫌でもクルセイダーズを神経過敏にさせているのだろうが・・・)ちら
ワイワイガヤガヤ
(村長自ら年配の観光客に村の案内をしている)
ヴラドレン「・・・・・・(こんな善良な村人を人質に取るとは・・・砂漠の艦隊め。姑息な手段を使いやがって。やっぱりこの前、ボコボコにしておけば良かったぜ)」ぷんすか![むかっ]()
??「みょうみょ。みょうみょ」
ヴラドレン「ん?」ちら
![あたちのモンハン日記]()
鉄平「ご苦労さん。遠かったろう」(白いモフモフの赤ちゃんを抱いている獣人のお父さん)
ヴラドレン「いやぁ。渓流の絶景を楽しめましたよ(村の獣人か・・。そうか・・ユクモは獣人も多いんだっけ・・・)」ちら
バステト「みょうみょ。みょうみょ」(自分に向かって「人差し猫指」を指しているモフモフ赤ちゃん。目の外側が、まるで筆で伸ばしたような淡いマゼンダ色に染まっている)
ヴラドレン「珍しい模様の子ですね・・とても綺麗だ・・」まじまじ
鉄平「だろ♪バステトって言うんだ。俺は鉄平。あんたは?」
ヴラドレン「え・・と・・バベンコです(偽名を考えてなかった
棟梁にバレたら「げんこつもの」だろうが、流石に辺境の地まで、ツンドラ人の名前が知れ渡ってはいないだろう)」
鉄平「いい大剣だな」(バベンコが背負っているクリムゾンゴートを眺める)
ヴラドレン「ありがとう。まだまだ駆け出しっすよ」へへ
鉄平「最初はみんなそうさ。なぁ、温泉入って行けよ?案内するぜ」くいっ(真上に見える集会浴場を「猫親指」で指す)
~ユクモ集会浴場(ここ数年は番台さんやドリンク屋さんはすっかりセミリタイア生活気味)....
![]()
![$あたちのモンハン日記]()
ヨッコ「というわけで・・村に王立古生物書士隊なるおじさんが現れ、早速川村が問題を起こして・・・」カキカキ・・(珍しくストアのテーブルにかじりついて何やら手紙を書いている様子である)
![$あたちのモンハン日記]()
ロージー「はぁ?じゃあ、UBUちゃんはポールさんと一緒に、書士隊とそのオトモを連れて渓流に行ったのぉ~?」
![$あたちのモンハン日記]()
コノハ「そっ。なんでもUBUちゃんが渓流を案内するって。ポールさんは更にその「全体」の御守りってことでついて行ったの。ね、ササユさん」(いつもの定位置。「下位の受付嬢」はカウンター内のお座敷に寝転がり、漫画を読みながら話している。周囲にはお菓子やら漫画やらゴシップ誌が転がっている)
![$あたちのモンハン日記]()
ササユ「なんだかんだで親切なのよね、UBUちゃんって」にこにこ(こちらもいつもの定位置で慎ましく正座をしながら何やら台帳をつけている。周囲は綺麗に整理整頓されている)
ロージー「ふぅ~ん・・・(どうせ悪巧みしとるに違いないわ・・)」ふん![あぁっ?!]()
「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~
~渓流非狩猟地区、森林エリア....
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ゲゲゲゲ・・ゾゾゾゾ・・・
(地元の「奇虫」の鳴き声が反響する森林内を歩くUBUとポール、そして物珍しそうに左右を見渡しているガイウスとコーネリアスの姿)
ポール「またこの鳴き声か・・
」やれやれ
ガイウス「聞き慣れない鳴き声だが、昆虫か?」
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UBU「・・ゲゲゾンだよ」フッ(顔をそむけながら意味深な感じで呟く)
ガイウス「ゲゲゾン・・?なんだそれは?」ゲゲゲ・・ゾゾゾ・・
UBU「そんなことより空路は順調だった?長旅で疲れたでしょ」
ポール「そうでもない。恐ろしく風の調子が良くてな」
コーネリアス「「まるで何者かの意志に導かれるように・・」でしたよね?」ふむふむ(過去にとったメモを確認している)
UBU「何者かの・・・・(確かヤマオモイのおじいさまも同じことを・・・)」
ガイウス「コホン!つまらん散文だ。気にするな。それより、本当に知的生命体種モンスターに会わせてくれるのだろうな?」
UBU「え。そうそう(なぁ~んてね。おじいさまには絶対に会わせてやんないんだから。ノウン健一は・・来ないことを祈ろう・・
)」なむぅ~![祈]()
コーネリアス「あ、あのぉ・・UBUさんはクルセイダーズを指揮してらっしゃるのですよね?これからお会い出来るというモンスターはお仲間で?」てくてくてく
UBU「そうそう」へっこらへっこら
ガイウス「種族はなんだ?」
UBU「リオス科の可愛い桜子ちゃんよ♪」パチりん
ロージー「ええええええ!?お茶に行けない・・ですってぇ~~!?」ガガーーーーン![え゛!]()
コノハ「そうなのぉ~・・ごめんね」ぺこぺこ
ロージー「うう・・楽しみにしてたアマンダの「定例テラス席女子会」に集中する為、せっかくお喋りなジンガーを庭に「埋めて」来たのに・・」うへん![泣]()
ササユ「コノハちゃんと陽子ちゃんは、今度開催されるカンファレンスの準備で忙しいのよね」にこにこ
ロージー「ふぁ・・カンファレンスって・・なんの?」ぱちくり
コノハ「町内会が主催する「メガユクモ的★激アツジョブカンファレンス~夢大陸を目指して...所願成就♪」よ♪」ぴし~ん
(人差し指を立てて言う)
ロージー「ふぁ・・最近、若い子達の間で「爆発ユクモ的」とか「超ユクモ的」とか「ウルトラユクモ的」っていう表現がよく使われるけど、それよりもっと凄そうだね・・。で、なにやるの?」
ササユ「村の若者へ向けた、就職説明会なんですって」にこにこ
コノハ「失敗しない就職先の選び方をあたし達、いち「社会人」が自分の職業内容を説明すると共に、新しい才能の芽を開花させるのが目的なの♪」ぴし~ん![ポイント。]()
ロージー「就活支援だ。じゃあコノハちゃんとヨッコお姉さまは、ギルドガールの仕事内容を説明するの?」
コノハ「そっ♪あたし達に憧れてやまない、夢見る少女諸君は後を絶たないでしょ?だから講演会を開いて、その内容を具体的に伝えることによって、ギルドのお手伝いをより身近に感じてもらうことが目的なの♪」ラララァ~~♪(なんかくるくる回り出す)
ヨッコ「よし。後はこれをニャン次郎さんに渡せばOKね♪」よいしょっとな
ロージー「お手紙?わかった。火の国ね♪」(笑顔で肯定を示す陽子)
コノハ「そしたらミーティングに行きましょう♪」
ラララァ~~♪
(へんてこりんな歌を歌いながら、陽子と腕を組み集会浴場を「アウト」していくコノハ)
ロージー「ぶう
」(ふてくされてる。その背後のカウンター席で笑っているササユ)
コノハ「やぁ~ん♪バステトちゃん♪こんにちわぁ~♪おねえちゃんでちゅよぉ~♪」(と、集会浴場の外から声がする)
ヨッコ「あら、龍之。そちらは・・って、結構イケてるじゃん!!」やだぁ~♪
鉄平「バベンコさんだ。ちょうどユクモに来る途中、観光客の団体と鉢合ったみたいで、道中の護衛をしてくれたんだ。これから集会浴場の温泉に入ってもらおうと思ってな」
ヨッコ「あたしもご一緒する♪」
コノハ「ダメですよ!!ミーティングしないと!!」ん~~(どうやら柱にしがみついている陽子を引っ張っている様子だ)
ロージー「ふぁ・・なんだろうか・・」ぼけぇ~
鉄平「じゃあなぁ~」(と、ハンター装備の男と「イン」してくる。外ではまだ「やだぁ~」と叫ぶ陽子の声が)
ヴラドレン「へぇ・・ここが噂の集会浴場か・・・うお!なんてでかいだるまなんだ!」うひょ~♪(カウンター奥の「猫型だるま」を見て興奮している)
ササユ「あら、鉄平君。そちらがバベンコさんね♪」(台帳をつけながらちゃんと外の会話を聞いていたようだ)
ヴラドレン「はじめまして(すげぇ綺麗な人だな・・。棟梁も「おっきくなったら」こういう美人な女性に変身するのかなぁ・・)」おほほほほほ(ヴラドレンの心象。お高く笑いながらヤンコフスキーに跨っている白いドレスの「おねえさん」)
ロージー「・・・・・・・・」じーーーー(よだれを垂らし妄想に耽っているバベンコの下にそっと近寄り、顔を見上げている。このことから、ロージーは隠密効果の御守を首からぶら下げていることが判明出来るのだ)
ヴラドレン「うおっ
こんちわ」
ロージー「温泉・・入るの?」じーーーー
鉄平「長旅で疲れてるからな。さ、行こうぜ」
ロージー「あ、待って」
ヴラドレン「??」
ロージー「石鹸、貸したげる」すっ・・(ショッキングピンクの鮮やかな「まあるいフォルム」の固形石鹸を差し出す)
ヴラドレン「どうも・・(郷に入れば郷に従え・・。棟梁もよく言ってらっしゃる)」すっ(石鹸を受け取る)
鉄平「じゃ、行こうぜぇ~♪」ひょっひょ~(バステトを抱いたまま、UBU譲りの「あんまんスキップ」をもって温泉の方に「イン」していく)
ヴラドレン「では、お言葉に甘えて」へこり(ロージーとササユに一礼する)
しててててて・・・![ふん]()
(鉄平の後を追うように温泉エリアに消えていくバベンコ)
ササユ「優しいのね、ロージーちゃん」にこ
ロージー「ペイントの実で作ってみた石鹸を試して見たかったの♪」るんるん
ササユ「まぁ・・・。ねぇ、それより似ていると思わない?」こそり
ロージー「ふぁ?」
ササユ「バベンコさん。雰囲気が川村君とそっくり」
ロージー「そうかな。野性味は確かに似てるけど、顔はバベンコさんの方が全然整っているもの。でも、ヘルムが無い分、お兄ちゃんのが上ね♪」ラララァ~~♪
ササユ「ふふ。そうね」にこり
~渓流旧居住区域、カーブーんち(賃貸)....
![]()
![あたちのモンハン日記]()
カーブー「俺の家に、不審者ならぬ不審猫とな・・?」(玄関の外に立っている)
デブ「そうなんだよ。灰トラ模様をした獣人が、勢い良く飛び出して行ったんだよ」ぐるぐるぐる・・(まだひとんちの前で肉焼きセットを展開し、服を乾かしている)
マナブ「物取りにあわれたかもしれませんな。へぇ~っくしょい!!」ぶぶーー![あせる]()
パソコン「鍵をかけないからいけないんだよ?何か大事なものでも盗まれてたらどうするんだい?」
カーブー「黙れ、貧弱三銃士。例え鍵を掛けたとして、その大事な「キー」を狩猟中に無くしたらどうするんだ?いいか?俺は宝箱にでさえ、一度足りとも鍵など掛けたことはない。分かるか?その方が「豪快」だからだ。恐れを知らない大胆な男に、神経過敏を要求させる鍵などという「よく無くしがち」な器具は必要ないのだ。覚えておくがよい」ふん
パソコン「それって結局、鍵をよく無くすから面倒になっただけの話じゃ・・・うっ!!」ガスッ
(カーブーに刀の鞘で腹をどつかれる)
カーブー「うちには貴重品などという「私財」は一切置いていない。いいか?一切だ。つまり、ゼニーも無ければ食べ物も・・・・しまった!!」パカァ~~~~ン(ヘルムの口元がパカっと両開きになる。カーブーのドボルヘルムは口の所がパカっと開くのだ!)
デブ「何か大事なものでも置いてあったのかい?」
カーブー「昨日、母ちゃんが差し入れに持ってきてくれた「モスジャーキー」があったんだ!!」ガバーーン
(豪快にドアを開け、家の中に入るドボル)
マナブ「哀れな・・・へぇ~っくしょい!!」ぶぶー![あせる]()
カーブー「ない・・!ない・・!!ファッーーーーク!!こそ泥棒野郎め!!俺のモスジャーキーを全部食いやがったぁああああああ!!!!」わぁ~~~~ん(家の中からさもしい絶叫だけが聞こえる)
パソコン「ザマァないね」パかぁ~~~ん
(その独り言を聞きつけ玄関から勢い良く飛び出してきたカーブーに鞘ごと刀を頭に向かって投げられる)
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ちゅんちゅん![青い鳥]()
(森の大木の太い枝の上で仰向けに寝そべっている灰トラ模様の獣人)
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ゼット「食いもんを調達出来る家があったのはラッキーだったな」くっちゃくっちゃ(モスジャーキーを噛んでいる)
ごそり(ポッケを漁る)
ゼット「ついでに頂いて来ちまったが・・」
チラリぃ~ん
(瑠璃色に光る掌サイズの龍玉を掲げながら眺める)
ゼット「高価な代物であることにはちげぇねぇかな」ペッ
チラリぃ~ん
(玉に映る少し眠そうな獣人の顔。よく見ると、右目の周りにあざが出来ている)
ゼット「バベンコの野郎・・・うまくやってっかな・・」
~数時間前、渓流狩猟エリア....
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ヴラドレン「俺がユクモに潜入だぁ~~!?」がたーーん
(肉焼きセットを倒す)
ゼット「馬鹿野郎。声がでけぇ」パチパチパチ・・(焚き火で魚を焼いている)
ヴラドレン「あ、わりぃわりぃ
」うんしょ
(ひっくり返した肉焼きセットを直す)
ゼット「俺が行ってやってもいいんだがよ、よく考えたらクルセイダーズのごく一部に顔が割れててな・・。そこで姐御が「補佐」としてよこしてくれたお前に潜入工作をしてもらいてぇんだ」よいしょっとな(肉焼き器の椅子に腰を掛ける)
ヴラドレン「ずいぶん世界を狭く使ってるな。でもそのおかげで、お前を見つけるのに苦労しなかったけどな」くんくん
ゼット「なんだよ。俺が臭いとでもいうのか?そういやさっき「ゲゲゾゾ」とか鳴く虫に、なんか吐かれたな」もわもわもわ(よく見ると「腐食やられ」になっている)
ヴラドレン「ちげぇよ。その魚の煙だよ。空から見ればすぐに分かる。俺達、ツンドラアーミーの視力は、普通の人間とはデキが違うのよ」ふふん
ゼット「空からって・・・ああ、ルナストラに送ってもらったのか。で、彼女はどうした?」じゅ~~
(焼いている魚から「いい感じ」の煙が上がる)
ヴラドレン「身を隠すと言っていたが、何処に向かったかは分からない。いざとなれば緊急用の狼煙を上げて、合流する手はずになっている。それより、どうやって村に潜入するんだ?」ぐうううう・・(お腹を鳴らしながら肉焼き器に生肉をセットする。背後にはガーグァの遺体が転がっている)
ゼット「お前、これ着ろや」つんつん(魚の刺さった串で横に置いてある防具を突く)
ヴラドレン「ん・・なんだそれ?」ぐりんぐりん(肉焼き器の「回す所」をぐりんぐりんし始める)
ゼット「ハンターシリーズの新品だよ。道中、山賊のねぐらから盗んできてやった」む~(焼き魚のこんがり具合をチェックしてる)
ヴラドレン「ハンターシリーズ?なんだそれ」ぐりんぐりん
ゼット「ほんとお前って朴念仁だよな。世界を狭く使ってるのはてめぇの方だぜ。凍土の先住民族ってのは、みんなそうなのか?」ふうふう
(あつあつの焼き魚をふうふうしてる)
ヴラドレン「仕方ないだろ。ウィンターナイツに入る前までは、外の世界のことなんか知らないで育ったんだからよ。これだって正直、あんまり使ったことがないんだ」じゅ~~~~
(肉を焦がしてしまう)
ゼット「じゃあ、おめぇのその服と大剣はよ?」ふうふう
ヴラドレン「ああ、これな。こいつは行きずりのハンターから頂戴したんだ♪」じゅ~~~~(火力が強いまま回し続ける)
ゼット「躯から剥ぎとったのか。大陸社会じゃ、よくある話だ。んじゃ、わりぃけどよ、そのお気に入りの防具を脱いで、このハンターシリーズを着ろ。永久凍土じゃ、おめぇのその顔見ただけで震え上がる連中もいるが、素顔までは「まだ」外の世界に割れてねぇだろ?」にやにや
ヴラドレン「こいつ、バカにしやがって。いいか?仮にも俺は、凍土の精鋭部隊、ウィンターシュバリエの第三部隊隊長なんだぞ」えっへん(と、火の中で燃えてる肉を回しながら自慢する)
ゼット「永久凍土のブランゴヘルム、通称「サウスツンドラの烈火」に遭遇したら、まず生きては帰れない・・・水没林時代に「臆病な」獣人達から聞いたぜ。まさか、そいつと今こうして飯を分かち合ってるとはな。人生ってのはわかんねぇもんだぜ」はむっ(ようやく魚にありつく)
ヴラドレン「そういうお前だって、棟梁の魅力に惹かれたから凍土に来たんだろう?どっちが先に有名人になるか勝負だ」ぼおおおおおお
(肉の脂が引火し、えらい火を上げている)
ゼット「俺が姐御を選んだのは、そのパーソナリティよりも、あの圧倒的なライフフォース故だ。そいつが無ければ、今頃俺はユクモにいたかもな・・」あむあむあむ
ヴラドレン「??」ぼおおおおおおお
(煙で顔が見えない)
ゼット「んなことより、きっちり書士隊を拉致ってこい。それが今回、俺達に与えられたクエストなんだからよ」あむっ
ヴラドレン「なぁ。棟梁は書士隊をさらってどうするつもりなんだ?」ぼおおおおおおお![煙]()
ゼット「さぁな。お前が知らねぇことを、新米の俺が説明できるわけねぇだろ。確かなのは、姐御がルナストラ達に書士隊を追わせては誘拐し、凍土に連れて行っては何かを聞き出しているってことだ」し~し~(歯に刺さった骨を抜いている)
ヴラドレン「へぇ・・お前って、ちゃんと周りを見てんだな」ぼおおおおおおお![煙]()
ゼット「その肉の炎と同じ、灯台下暗しってな。お前も少しは、大陸の各イデオロギーを背負ってる新聞誌を読んだりして外の世界を学べ。そしたら自ずと客観的にみた自分の組織と、そこに置かれた自分の立場や責務も見えてくる。大局に世界を捉えるのがコツだぜ」しっしっしっしっ
ヴラドレン「よもや猫に説教されるとは・・・わかったよ。これを食ったら行ってくるよ」かぽっ(ブランゴヘルムを脱ぐ)
ゼット「おお?初めてお前の素顔を見るが・・結構、まともなんだな」ぼおおおおお
(煙越しに顔を覗き込む)
ヴラドレン「俺の信念はただひとつ。忠誠を誓った棟梁の御心に報いるまで。棟梁・・俺はやってやりますぜ!」ぼおおおおおおお![炎]()
ゼット「忠誠ってより、愛だろ?このロリコン野郎」ぼそ
ヴラドレン「聞こえたぞ!!俺は耳もいいんだ!!この野郎!!」がしゃーーーん
ぼおおおおおおお
(肉焼き器をひっくり返し灰トラ猫に飛びかかる。肉の脂が地面に広がることで大炎上を起こす)
ゼット「ヴラドレン・バベンコ・・・・オクサーヌ・ヴァレノフに忠誠を誓う、氷河の戦士・・か・・・せいぜい、主の期待に応える為・・・・尽力しろや・・・」すっ・・(右目に出来たあざをなでながら眠りにつく)
ZZZZZZZ・・・
~集会浴場、温泉....
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パン♪パン♪パン♪パン♪
(広々とした温泉の湯船を独占しながら、「ご陽気に」手を叩いている鉄平とバベンコ。湯船の外にいる「あわぶく姿」のバステトが、ガーグァのオモチャを上手にヴラドレンの前へ次々と浮かべていく。勿論、中には「レアカラー」のものも)
ヴラドレン「極楽極楽♪(最高のクエストだぜぇ~♪これで棟梁も一緒だったら、もっと最高だったのになぁ~♪)」ぷかぷか(ガーグァのオモチャに囲まれながら湯に浸かっている)
To Be Continued
ランキング参加中です♪皆様の激アツ一票お待ちしてます![ビックリマーク]()
![$あたちのモンハン日記]()
次回「あたちのモンハン日記」ザ・中継ぎ記事は!?
10/14(金)0時更新 なぁ~も決まってねぇどす![aya]()
をお送り致します♪ほいだらんばよ!!次回もいいから読もう![ぽけ~]()
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October 13, 2016, 8:00 am
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October 15, 2016, 8:00 am
~渓流非狩猟地区、森林エリア....
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ザッザッザッザッザッザッザッザッ
(晴天の下、森の中を進むUBU一行の姿)
ガイウス「目的地はまだ遠いのか?」(白髪の少しパーマのかかった無造作ヘアの見るからに頑固そうな面立ちの中年男性。頭部以外はレザーライトシリーズを纏っている)
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UBU「もうすぐよ」ひょっひょ~♪(と、華麗なるあんまんスキップをかます背中には煌黒大剣を背負っている)
ポール「大丈夫か?」(ロックラック装備を纏ったナイスミドルのハンター。背中には凶針を背負っている)
コーネリアス「大丈夫です。お気遣いありがとうございます」(頭部の毛をオールバック気味に整えた茶アイルー。綺麗なオリーブ色に染まった布製のエスニックを纏っている)
ガイウス「このくらいでへこたれていては、私の書記は務まらん」ふん
ポール「・・・・・・・」やれやれ(と、コーネリアスに向かって首を左右に振ってみせる。笑顔で応えるコーネリアス)
コーネリアス「あ、あのぉ・・UBUさん。これから接触する桜火竜というのは、クルセイダーズのメンバーなのですか?」
UBU「そっ。残念だけど、今、他の子達はみんな留守なのよ」
ポール「・・・・・・(やはりな・・サムソンさんも村には帰還していない様子だし、クルセイダーズのモンスター勢は水没林に駐留したままか・・)」ふむ・・
ガイウス「その言及から察するに、他にも仲間がいるのか?」
UBU「そうね。普段は手分けして村の周囲を警護してくれている。孤島地方は紛争区域が多いってことは、向こう(旧大陸)暮らしのあなた達でも知っているでしょ?」
ガイウス「ああ。都市に立ち寄った際、火の国へ行ってきたというアカデミーの仲間と鉢合ってな。先の獣人達による革命、火の国を中心としたファイヤーウォーの噂も聞いた。そしてその戦争に君たちが介入していることもな」
UBU「あたち達は戦争屋じゃない。革命は三種共存のイデオロギーを拡散させる為、ファイヤーウォーは人助けの為。理由を述べろと言われたらそう答えるわ」
ポール「・・・・・・(そして次は水没林・・道理は革命の灯火を消すことが目的・・)」
コーネリアス「ギルドや各自治体もまた、あなた方を高く評価していると。現にそのおかげで長年、外部との接触を断っていた火の国も入国可能となり、外交も積極的に行っていると聞きました。何よりも驚いたのは、国を襲った災害と武力行使から、自分たちを守ってくれたという知的生命体種モンスターを火の民が崇拝しているという事実です。これを受けてあなたはどう思われますか?UBUさん」スッ・・(ダイアリーを出す)
UBU「理知的で友好的なモンスターは多く存在する。そもそも今こうして発声している言語だって、いつから私達人間の専売特許になったの?古来より存在する竜族が、人間に理知を与えたと考える自然崇拝者だっている。つまり人間が残した歴史的遺物だけでは、大陸世界のすべてを語ることは出来ないってこと。人間の主観だけにとらわれず、獣人や竜人、そしてモンスターの視点からも世界を見直さなければならない時期に来ているのよ」(その隣ではコーネリアスが神速をもって一言一句書き記していく)
ポール「・・・・・・(シリウスの報告書によれば、かつてUBUはジェネシスオーパーツに封印されていた記憶を脳裏に刻んだという・・。それが本当なら、今の説得力も納得がいくが・・・彼はどう捉えるかな・・)」ちら
ガイウス「ハッハッハッハッハッ!!君は面白いな!!」
コーネリアス「・・・・・(ガイウス様が・・他者をお認めになられた・・?)」カキカキカキ
ガイウス「私と共にアカデミーに来い。今説いた話を頭の堅い懐古主義達に聞かせてやりたい。実に痛快だ」ハッハッハッハッハッ
UBU「残念。あたちは王立学術院から「出禁」を食らってるの」やれやれ
ガイウス「なに・・?」
UBU「止まって」バッ
ガイウス「ん・・・」
ザッザッザッザッザッザッザッ・・・
(森の奥からガタイの良い僧侶が歩いてくる。背中には浮岳槍【極楽浄土】を背負っている)
ガイウス「狩猟武器を携帯した僧侶・・・珍しいな」
ポール「・・・・・・(東方の技法を用いて作られた大槍・・・渓流に潜む破戒僧の集団・・あれが夢幻如来衆か・・)」
UBU「よぉ!クソ坊主!!肉、食ってっかぁ~!?」(隣でびっくりするコーネリアス)
・・・・・・・・・・・・・・・
(遠くで会釈をする僧侶)
UBU「こちら、王立書士隊のガイウスさん!しばらく渓流地区を調査するの!!本堂の大僧正様によろしく伝えて!!」
・・・・・・・・・・・・・・・
(へこりと一礼をかまし、その場を去っていく僧侶)
ポール「・・・・・(渓流に書士隊が入ったことをそれとなく伝達した・・?だとすれば、クルセイダーズと如来衆はそれなりの信頼関係にあるとみていいのか・・)」
ガイウス「今の僧侶は?」
UBU「渓流の山の中にある、お寺の坊さんよ。一応、了承を得た方が動きやすいでしょう?」パチりん(ウィンクをかます)
ポール「・・・・・(そう言われれば、疑う余地もないだろうな)」ふぅ~~~
ザッザッザッザッザッザッザッザッ・・
(再び森の中を進んでいくUBU一行)
UBU「さ、着いたわよ」
コーネリアス「ん・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・
(目の前にはツル草が伸びている崖があるだけである)
ガイウス「なるほど・・桜火竜ともなれば、その巣はこの上にあるということか」(高層ビルのように垂直に聳える崖を見上げている)
ポール「手を貸そうか?」ギュッ
(ツル草を力強く握る)
ガイウス「無用。これしきで萎えるようでは大陸の学者などやっておれん」ぎゅむっ
(別のツル草を握り、腰に巻き始める)
コーネリアス「ああ・・ガイウス様は下手なハンターより体力をお持ちなんです。以前、フラヒヤ山脈の登頂を目指した際も、地元のハンターが感心していたくらいなんですよ」にこ
UBU「それなら下手なサポートは無用ね。あんたは?どうすんの?」
ガイウス「乗れ、コーネリアス」
コーネリアス「はい」しとっ
(ガイウスの背中にしがみつく)
ポール「俺達の出番はないようだ」(UBUの顔を見て首を左右に振る)
ちゅんちゅん・・・![青い鳥]()
(静寂な森の中、太い枝の上で仰向けに寝ている灰トラ模様の獣人)
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ゼット「んごぉ~~~・・・ずごごごごご・・・」
こしょりこしょり・・
(にが虫が鼻の中に侵入していく)
ゼット「ふがっ!!」ゲホゲホッ
(起きた)
ちゅんちゅん・・・
ゼット「ん・・・寝ちまったか・・」ふぁ~~(あくびをしながら上半身を起こす)
ちゅんちゅん
(小鳥がさえずる中、遠方の崖をツル草頼りに、上へと登っていく三人の人間達)
ゼット「あれは・・・」スッ(手持ちの双眼鏡を覗く)
・・・・・・・・・・・・・・・
(むんずむんずと崖を上がっていく、煌黒大剣を背にした撫子装備のハンターの後ろ姿。その隣では獣人をおぶったレザーライトシリーズの男の姿も。また、二人の下からは凶針を背負ったロックラックシリーズのハンターも登頂を目指している)
ゼット「間違いねぇ・・書士隊だ。全く、あの女の周りには幸運しか転がってねぇな!!」バッ![煙]()
「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~
ぎゅりっ・・ぎゅりっ・・ぎゅりっ・・
(ツル草を頼りに断崖絶壁を並びながらよじ登っていくUBUとガイウス)
ガイウス「質問がある!」ぎゅりっぎゅりっ
UBU「落ちない程度の質疑なら」ぎゅりっぎゅりっ
ガイウス「先程、アカデミーを出入り禁止になったと言っていたが!?」ぎゅりっぎゅりっ(背中ではコーネリアスがガイウスの腰に両足をしっかりと回し、空いた両手でメモの準備をしている)
UBU「昔の話よ。ガイアドラゴンにパンサードラゴン、墓所のドラゴンや砦のドラゴンに、ゴブリンのお宝。お伽話に夢中になっていた頃ね、アカデミーに侵入しては「絵本」を読んでいたの」
ガイウス「ハッハッハッハッハッ!!私もサー・ベイヌのスケッチをよく「絵画」と揶揄するが、幼いころの君の表現力にはかなわんな!大方、その読書中、ロイに見つかって出禁になったのだろう!?」カキカキカキ(コーネリアスは必死にメモをとっている)
UBU「今度はこっちからの質問。前任のジョン・アーサーが消息不明になったっていう「深い森」って、太古の森のことでしょ?」ぎゅりっ・・
ガイウス「なぜそう思うのかね?」ぎゅりっぎゅりっ
UBU「だってフォンロン古塔に近いもん。きっと彼もまた、祖龍との接触を望んでいたのよ。だってそうでしょ?あんた達が血眼になって解読しようとしていた「まぼろしの書物」は、みぃ~んなオクサーヌ・ヴァレノフが解き明かしちゃったんだもの。彼にも筆頭士官の意地があったのよ。だからこそ聖地を目指した。そしておそらく、ラインハルト公が帝国軍の拠点をフォンロンに置いている理由もまた然り・・」ぎゅりっぎゅりっ
ガイウス「思い出したぞ!かつてアカデミーを追放された女児がいたというが、君がそのキャロル・ムーアだったか!」ぎゅりっ
UBU「ハリーさん、元気?相変わらず、あの渋い声で「小職が思う、すべらなぁ~い話しはぁ~(声色を真似る)」なんて言ってるのかしら」ぎゅりっぎゅりっ
ガイウス「ハッハッハッハッハッ!!何故、こっち(新大陸)では登録名を変えた!?」ぎゅりっぎゅりっ
UBU「母の名前の略称なの。家族名(第三名)で名乗っているあなたなら、理解出来るはずだけど?」ぎゅりっ
ガイウス「・・・君とは気が合いそうだ!」ぎゅりっぎゅりっ
わっはっはっはっはっはっ
(高らかに笑いながら崖を登っていくUBUとガイウス。それを下から付いて行くポール)
ポール「・・・・・・・(くそぉ~。何か興味深い話をしてると思うんだが、さすがに聞こえやしない
)」ぎゅりっぎゅりっ・・
UBU「ねぇ。さっき、ロックラックで火の国を訪れたアカデミーの人と会ったって言ってたでしょ?その人、どこを調査してたわけ?」ぎゅりっぎゅりっ
ガイウス「神域だ!なんでも酷い地震の震源地だったらしい!その男は数年前にも神域を訪れてな!現地で消息不明になった書士隊の飛行船と、その乗組員が残した航海日誌を発見したことで有名な地質学者だ!」ぎゅりっ
UBU「あ、「コードネームはまだない」でお馴染みの・・・へぇ~。それで、新たに何か分かったって?」ぎゅりっぎゅりっ
ガイウス「まことしやかの話なのだが、神界と呼ばれる神域地区の山頂が、そっくり無くなっていたらしい!また、煌黒龍アルバトリオンの存在はおろか、気配も感じなかったようだ!どうも彼ら種族は生息地を移動したのだろう!」ぎゅりっぎゅりっ
UBU「そうだね。たぶん」ぎゅりっぎゅりっ(ほくそ笑みながら登ってる)
ガイウス「それだけじゃない!調査員の話によれば、火山の噴火による火砕流が火の国を覆い尽くす前、見たこともない巨大な空飛ぶ龍が領内の上空を飛んでいたというのだ!しかもそれを目撃したという、火の民の証言が後を絶たなかったらしい!君はそれが何か知っているか!?」
UBU「あー・・たぶん、火山の噴火で逃げてきたアルバトリオンだったんじゃないかなぁ・・まさか砦のドラゴンじゃ~ないわよねぇ~、あははははは(から笑い)」ちら
ガイウス「・・・・・・・・・」じーーー(ツタを握りながら、必死の形相で真面目な見解を待っている様子だ)
UBU「・・・・・・・。なにせ、あたち達は戦いや火砕流から逃れるので必死だったからねぇ・・「普通」のモンスターは眼中になかったというかなんちゅうかイャンガルルガ・・(それが竜機兵だったなんて話・・この合理的な学者さんの前では皆無ね・・。後でカーブー達にも黙っているよう伝えておかないきゃ
)」
ガイウス「なるほど・・。それは残念だ。証言から作成されたスケッチを見せてもらった限りでは、明らかに新種なのだが・・・君の背負っている大剣は、煌黒龍素材によるものだな!?」ぎゅりっ
UBU「そうそう」ぎゅりっ
ガイウス「やがて訪れる終末の際には人として生きる道を捨て、龍としての生を歩まなければならない・・・煌黒大剣を持つ者への啓示だそうだな!?」ぎゅりっぎゅりっ
UBU「武具屋が作った宣伝文句、キャッチコピーよ」ぎゅりっぎゅりっ
ガイウス「質問を変えよう!今、新大陸で起きている書士隊の連続行方不明事件は知っているか!?」
UBU「名誉の殉職じゃなくて?誘拐?」ほにゃら?
ガイウス「ああ!どうやら我々、書士隊を狙っている反勢力が存在するらしい!心当たりはあるか!?」ぎゅりっ
UBU「どうだろう・・・砂漠の艦隊は基本的には雇われ民兵だし、モーテルは利益還元主義・・・水没林は人型排斥思想だけど、書士隊を誘拐したなんて話し、聞いたことないな・・・目的はなに?」ぎゅりっ
ガイウス「分からん!ただ、アカデミーより新大陸に調査をしにいった書士隊の消息不明者が後を絶たなくてな!誘拐や拉致被害の説が浮上しているのだ!」ぎゅりっ
コーネリアス「ええ・・ですから私もガイウス様を止めようと思ったのですが・・沸き起こる好奇心には勝てませんでした・・」カキカキカキ
UBU「覚えておくよ。じゃあしっかり、ガイウスさんを守らないとね!」ガッ
(頂上の大地を掴む)
ガイウス「ああ、頼む!」ガシッ![煙]()
バッ
(頂上エリアに立つ二人)
ガイウス「彼女がそうなのか?」ハァ・・ハァ・・
UBU「そっ」
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アマテラス「ごげぇ~・・・ずごごごごご・・・・」(頂上エリアの巣で、全体をまあるくして寝ている桜火竜)
~夢幻如来衆拠点、本堂内....
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邪羅尼「ガイウス・・・確かにお嬢ちゃんはそう言っていたのかい?」(不気味な阿修羅像が飾られてる内陣を背景に、座布団の上であぐらをかいている、紫色の袈裟を纏った行商バアタイプのちっさいばあちゃん)
破戒僧「はい。確かにそう言っていました」(邪羅尼の前で正座をして報告をしている。その後ろでは腕を組みながら立っている、ブルファンゴフェイクを被った上半身裸の男の姿も)
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夜叉亥「薔薇十字の棟梁が、我々に書士隊が来たことを知らせた・・・何を意味するのか・・」ふむぅ~
邪羅尼「もういいよ。下がりな」スッ・・(一礼をし、本堂エリアを去る破戒僧)
夜叉亥「そのガイウスという書士隊・・知っていますか?」
邪羅尼「名前だけはね。ガイウス・ウィプサニウス・アグリッパ・・。アカデミーでも急進派で名の知れた男さ。あのジョン・アーサーも一目置いていた程の、現場主義の学者だとか・・。お嬢ちゃんの警告は間違っていないようだ」
夜叉亥「そのガイウスという書士隊に、我らの活動を探らせない為・・・」
邪羅尼「だろうね。お嬢ちゃんなりに、前回受けた借りを返そうとしてるのさ。その姿勢は嫌いじゃないね」ずずずず・・(ばあちゃんらしく茶を飲む)
夜叉亥「茶菓子すら持ってこない、川村よりはましだと?」ブホッ(笑ったっぽい)
邪羅尼「書士隊自体はただの学者だ。恐れるに足らぬが・・問題は凍土の動向だね」
夜叉亥「・・・・・近年、新大陸を調査中の書士隊が謎の失踪を遂げているという・・例の事件は凍土の仕業なのですか?」
邪羅尼「ジョン・アーサーの末路もね」フッ
夜叉亥「・・・・・。オクサーヌ・ヴァレノフの目的は一体・・?」
邪羅尼「あの子は今も白の配下になれなかったことを悔やんでいる・・・。他でもない・・・あの子の両親の死を目撃したあたしが言うんだ。あの子の目的は、今も昔も祖龍の実態を探しだすことなのさ。勿論・・・ギルドへの報復もね」スッ・・(目を背ける)
夜叉亥「・・・・・・・。祖龍と共に、ギルドを中心に作られた物質社会を破壊しようと・・?」
邪羅尼「憶測だよ。真実じゃあない」フッ・・
夜叉亥「オクサーヌが祖龍探索に関する情報を書士隊から集めているのは事実・・となれば、そのガイウスという書士隊を誘拐しに、凍土の刺客が渓流地区に現れるのは時間の問題ということですな」ふむ・・
邪羅尼「間違いないね。うちとしては関与しなければ、凍土を敵に回すこともない・・・ただ・・」
夜叉亥「ユクモが凍土の誘拐を阻止したら・・・均衡が崩壊する・・?」
邪羅尼「ユクモと凍土が本格的な抗争を開始すれば、最近、凍土と揉めてる砂漠の艦隊も動くだろうね。なにせ、ショットリーパーはオクサーヌとお嬢ちゃんが大嫌いなんだ。戦力を欠いたユクモと凍土を襲撃しかねない。そうなればお嬢ちゃんが、うちに同盟を求めにくるのも目に見える。考えただけでも面倒な話さ」ハァ~~~
夜叉亥「ではユクモ側に関与するなと警告を?」
邪羅尼「村に飛びな。渓流地区を血の海にしたくなければ、大人しくしてろと、お嬢ちゃんとカーブー坊やに伝えるんだ」
To Be Continued
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![あたちのモンハン日記]()
次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードは!?
10/18(火)0時更新 「あ~!頭痛い!!」の巻
どうして痛いの?それは次回を読も見よう
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October 17, 2016, 8:00 am
~渓流非狩猟区域、断崖上にある「とある」飛竜の巣....
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アマテラス「ごげぇ~・・・ずごごごごご・・・・」(頂上エリアの巣で、全体をまあるくして寝ている桜火竜)
ガイウス「あの桜火竜・・・いや、彼女が知的生命体種の飛竜なのか・・?」ごげぇ~・・ずごごごごご・・・(頂上エリアにものすごい「飛竜のいびき」が反響している)
UBU「彼女はアマテラス。スサノオのお姉さんよ♪」ふごぉ~~~ふごぉ~~~
ポール「・・・・・・(ここが彼女の・・・ねぐらは普通のモンスターと同じようだが・・・そこらへんは当たり前なのか・・?)」きょろきょろ(している横で一生懸命ノートにスケッチをとっているコーネリアス)
ガイウス「見た目は普通の桜火竜と同じだが・・・」ふむ・・(遠目に寝ている桜火竜を観察している)
UBU「どうする?起こしてみる?」ごげげげげげ・・ふごぉ~~~
ガイウス「出来るのか?」ぞげぇえええええ!!んごごごごご・・・・・
UBU「この子ね、一度寝ちゃうとなかなか起きない「性質」なのよ。そのへんは本人に聞いてみて。んじゃ、いくわよ」ゴイン(アルレボを抜刀する)
ポール「おい、ちょっと待て
まさか起こすって・・」ザッザッザッザッ
(「大剣抜刀のろのろ歩き」で、のそのそとアマテラスに接近していくUBUに声をかける)
UBU「普通種も知的生命体種も一緒。寝てたらひっぱたく。それが大剣使いってもんでしょ」ギーーーン・・!(大剣を振りかぶり溜め切りモーションに入る)
ポール「ガイウスさん。下がった方がいい
」
ガイウス「構わん。智慧を持つ知的生命体種なら、獰猛な普通種のように暴れることもなかろう」
アマテラス「むにゃむにゃ・・・ぼげげげげげげ!!ふごぉ~~~~~」すやすや(顔に大剣の影が浮かんでいる)
UBU「はちょ~・・・・・」ギーーーーン・・!!(溜2)
ポール「それは偏見だっていうの
人間だっていきなり「あんなもの」で殴られたら・・」
UBU「おりゃああああああああああ!!!!」バショーーーーーーン
(溜め完了のエフェクトが迸る)
ポール「逃げろぉ~~~~
」バッ
(コーネリアスとガイウスを抱えて遁逃する)
ダギャアアアアアアアン!!
(頭角の角質をふっ飛ばしながら、桜火竜の「でこ」を容赦なく殴打するアルレボの刀身)
UBU「お客さんよ!!アマテラス!!」すたこらさっさっさ
(逃げる)
アマテラス「まほっ!?」ぱちくり
ボギャアアアアアアアア!!
(渓流フィールド全体に轟く桜火竜の目覚めの咆哮)
「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~
~アマテラス宅(崖上)近くの森の中....
![]()
ザッザッザッザッザッザッザッザッ
(森の中を突き進むドボルヘルムを被ったユクモ装備の男と、その後に続く同じくユクモ装備のメガネ、デブ、ちびのハンター三人)
![あたちのモンハン日記]()
カーブー「許せん・・!今晩のおかずと考えていたモスジャーキーを盗んでいくとは・・・卑劣な盗賊猫め!!必ず見つけ出してくれるぞ!!」ザッザッザッザッザッ
デブ「やめようよ~。きっともう全部食べられちゃって・・」
ゴスッ![ぎくっ]()
(背中を向けたままのカーブーに、刀の鞘でそのでかい腹の「みぞおち」を突かれるデブ)
デブ「うっ・・・・・!!」ガクン
(よだれを垂らし膝から崩れ落ちる)
カーブー「貴様は悔しくないのか!?俺のモスジャーキーをみすみすと目の前で奪われて!!」(真剣そのもののドボルヘルムの表情)
パソコン「うん」こくり
ゴスッ![ぎくっ]()
(デブの二の舞いを喰らうパソコン)
パソコン「はっ・・・・・!!」ガクン
(よだれを垂らし膝から崩れ落ちる)
カーブー「だから成長がないという!!俺がお前たちの親ならば、間違いなく俺の下で修行するよう、きつく言って聞かせるぞ!!」(真剣そのもののドボルヘルムの表情)
マナブ「・・・・・・・(俺が二人いる設定なのか何なのか・・独善的とはまさにこのことだ・・)」はぁ~~
カーブー「ため息!!」ゴスッ
(鞘で膝を殴る。思わずひっくり返るマナブ)
ボギャアアアアアアアア・・・・バサバサバサバサ・・
(森林エリアにこだまする飛竜の咆哮。同時に小鳥達が飛び立っていく)
カーブー「この声は・・・そうか。アマテラスの家(断崖上の巣)の近くだったか。行ってみよう」ぐいっ
(地面で横たわっているメガネ、デブ、ちびの片足を一緒くたにして持ち上げ、引きずっていく暴君ドボル)
~アマテラス宅(崖上)の下(崖下)....
う~~~~む・・(ツル草垂れる断崖絶壁を見上げる灰虎猫)
![]()
ゼット「あの女・・UBUとか言いやがったか・・。こんな所に書士隊を連れて来て、一体何を・・・」う~む・・
ボギャアアアアアアアア
(断崖上から聞こえる飛竜の咆哮)
ゼット「雌火竜のそれだ・・。そうか・・この上にクルセイダーズの仲間がいるのか・・・って、まさかあの女!!書士隊を殺しちまうんじゃねぇだろうな!?それだけは防がねぇと
」ぎゅりっ
(慌ててツル草を掴んで崖を登る)
アマテラス「いたぁあああああああい!!!!夢見がちな桜子の清らかな顔面をぶったの誰ぇええええええええええ!!!!!」ボギャアアアアアアアア![ドンッ]()
ガイウス「なんと・・本当に喋りおった・・・」ボギャアアアアアアア(両耳を塞ぎながらも怖じけず、桜火竜を見ている。隣では咆哮効果により「コテン」と後転したコーネリアスを支えるポールの姿も)
アマテラス「まふぅ~~!!睡眠邪魔する悪い子どこの子ぉ~~~~~!?」きょろきょろ(ブルーの綺麗な瞳を血走らせ辺りを確認している)
ポール「落ち着け、アマテラス!!君を起こしたのは・・・」はっ![びっくり]()
こしょり・・
(アマテラスの足元で「あんまんみたいに」まあるくなって隠れているUBU )
ポール「あいつめ・・・一体何を考えてるんだ・・」よいしょっとな(コーネリアスを起こしてやる)
ガイウス「アマテラスというのか!!私はアカデミーより参上した・・」
アマテラス「へんてこりんなおじさん発見!!あたしとスサノオのお家から出て行けぇえええええええ!!!!」
ボウウウウウウウウン!!
(直線型火球を吐くアマテラス)
ポール「だから言わんこっちゃない
」バッ
(ガイウスを庇って緊急ダイブ)
ショウーーーーーーーン!!
(二人の頭上を通り過ぎていく灼熱のファイヤーボール)
ポール「どうです?これで彼女達の本質は同じだということが・・」ちりちりちり(少し髪の毛が焦げてる)
ガイウス「説得をする」すっく
(と立ち上がるその顔に迷いはない)
ポール「嘘だろ・・
」
アマテラス「あ~!頭痛い!!あ~!頭痛い!!殴られて起きたから、あ~!頭痛い!!」まきょおおおおお~![むかっ]()
ガイウス「私の名はガイウス!!君たちの素晴らしい力を研究する為、遠路はるばる西シュレイドから来た!!」ザシュッ(巨大な桜火竜に向かって叫ぶ書士隊の真面目なおじさん)
アマテラス「シュレイド?何処だっけ?それ?」きょとん(突然ボーッとするやつ)
ガイウス「旧大陸だ!!君は行ったことがあるか!?」
アマテラス「やだ
」
ガイウス「なっ・・?」
アマテラス「このおじさん・・桜子を誘拐しようとしてる!!」きゃああああああ(両翼で恥じらいながら体を覆う)
ガイウス「違うんだ!!聞いてくれ!!」きゃああああああ
UBU「やれやれ。ここまでね」よいしょっとな(桜火竜の足元で立ち上がる)
アマテラス「誘拐犯の変なおじさんめ!!「だっふんだ」って言う前にあたいが成敗してやる!!」じりっ![煙]()
ポール「まずい・・あのモーションは・・!!」
アマテラス「まちょ~~~~~~~~!!」
ガイウス「サマー・・ソルト・・・」(巨大な影に覆われながらまじまじと見上げる)
ぐるん!!ガイーーーン![ぎくっ]()
(アマテラスがサマーソルトを決めた瞬間、突如足元より飛び出したUBUが煌黒大剣で尾先を咄嗟にガードする)
UBU「おやめなさいな!!(ここであたちが格好良く登場して怒れる彼女を諭して鎮め、そして振り向きざまに書士隊に向かってこう言う・・「どう?これでも彼女たちとお友達になりたい?火の玉の餌食になりたくなければ、アカデミーに帰ることね」あたちはそう言うと、怯えるアマテラスの「でかい」頭を抱きながら「もう怖くないのよ・・。あたちはあなた達の味方。いつまでもユクモにいましょうね」と、大陸の母たる愛情をもって接する・・。それを見たガイウスさんは、「どうやらこの聖地には、おいどんのような下衆な学者が立ち入る隙はないようでごわすな。一丁、王都にでも帰って、おうどんを食べることにするでごわす。それじゃあ、さようなら。あ、それとこれ、コーディネーターとして働いてくれたお礼。300万ゼニーね」なんて言うのよ。これで作戦通り、上手にユクモから書士隊を追い出し、お金も丸儲け。ヤマオモイのおじいさま達の存在も公にならず、あたちは更に渓流の女神的存在として崇められ・・)
ばうん!ばうん!ばうん!
(サマーソルト直後、空中から下に向かって三連火球を吹くアマテラス)
UBU「え
」(状況を理解出来ていない)
ドゴオオオオオオオオン!!
バゴオオオオオオオオン!!
ドガアアアアアアアアン!!
(両翼を広げ、不死鳥のように浮遊する桜火竜の目の前で爆破地獄が起きる。爆発のたびに地面をバウンドする哀れなあんまん女の姿も)
ポール「これでもまだ説得をしてみますか?」ゴオオオオオオオ
(フラッシュバックのように襲いかかる炎の突風を背に、ガイウスを庇ってしゃがみこんでいる)
ガイウス「さすが知的生命体種だ」きらきら
(情熱に溢れた瞳で目の前の灼熱地獄を眺めている。その横では顔を真っ黒に焦がしたコーネリアスも必死にガイウスの冒険譚を書き記している)
ポール「メンタルは・・ハンターより強いかもね・・
」はぁ~~(と溜息をつく背中に燃え移る炎)
UBU「コラァアアアアアアア!!アマテラス~~~!!降りてきやがれ!!」ンボオオオオオ
(火やられ状態のまま上を見上げ怒ってる)
アマテラス「まほっ!?お姫様ね!?桜子の頭「ぶったの」!!大剣にあたしの「皮膚」が付いているのが何よりの証拠!!」きぃ~~~~~~
(ホバーリングしながら怒ってる)
ガイウス「そうか!UBUは知的生命体種の桜火竜の脅威を、自ら伝えようとしているのか!!」
ポール「絶対に違うと思いますよ」ぱんぱん
(背中についた火を冷静に叩きながら呟く)
ガイウス「コーネリアス!!この一世一代の大狩猟!!細かいアクション、モーションを一つ残さず書き記すのだ!!」ボオオオオオオ
(情熱の炎と目の前の火の海が合致する)
アマテラス「いっつもいたずらばっかりしてぇ~!!今日という今日は許さないんだからぁ~!!」ばっさばっさ![DASH!]()
UBU「うるせえ桃色クソ女!!叩き落としてやるからこっち来やがれ!!」ゴイン
(煌黒大剣をバットのように構える)
アマテラス「まほぉ~!?なんて口の悪いあんまん女!!あたいの火力で「焦げまん」にしてやるわ!!」すぅ~~~~~
(ホバーリングしながら大きく息を吸い込む)
ガイウス「まるで希少種のような動きだな・・知的生命体種は模倣が出来るとみていいのか・・」ふむぅ~(落ち着いて考察してる。その横では必死にメモをとるコーネリアスも)
ポール「分かってるなら避難する準備を手伝って欲しいな」がさりごそり(地面に穴を掘ってる)
UBU「焦げまんだぁ~!?だったらあんたを小麦粉と一緒に丸め込んで、「桜風味まん」にしてやるわ!!勿論、こしあんのね!!」
アマテラス「むきぃ~~~~~~~
」すぅ~~~~~
(吸引しながら怒ってる)
ポール「さぁ、入って」(緊急用シェルターの小さい穴の中にガイウスとコーネリアスを無理やり入れる)
アマテラス「ブボおおおおおおおおお!!(燃えろ!!)」
ボウン!!ボウン!!
ボウン!!ボウン!!ボウン!!
(直線型火球五連発)
UBU「嘘
そんなの知らない」ゴオオオオオオオオ(迫りくる火球の灯りに全身照らされながらぼやく)
ポール「あれはさすがに大怪我だろうな・・」(穴からこっしょり覗いてる。ガイウスとコーネリアスも)
UBU「どうにでもなれ!!ちきしょ~
」ガション
(慌ててガード体勢に入る)
ショウウウウウウウウ・・・・・
(横に構えたアルレボの刀身から紫紅色のオーラが迸る)
ガイウス「!?(なんだあれは・・!?)」
ポール「衝突するぞ!!」
バショオオオオオオオオン!!
バショオオオオオオオオン!!
バショオオオオオオオオン!!
バショオオオオオオオオン!!
バショオオオオオオオオン!!
(上空より放たれた火球がみるみるうちに煌黒大剣の刀身に吸い込まれていく)
UBU「おおおおおおおおおおお!?」バショオオオオオオオ!!(刀身から上がる凄まじい量の硝煙)
ポール「火球が消えた!?」
ガイウス「違う・・・煌黒大剣の持つ龍エーテルが、火属性エネルギーを・・・」
UBU「ほえ・・・・・」シュウウウウウウウウ・・・・(不思議そうに硝煙を上げる大剣を掲げている)
ガイウス「喰らったんだ」
アマテラス「なに・・今の・・
」きょとん
UBU「おひょ~っひょっひょっひょっひょっひょっ!!なんだか知らねぇけど、あたちの勝ちみたいね!!アマテラス!!」ひょ~~へへへへへへ(実に怒りを誘う下品かつ幼稚で卑劣な笑い声をあげる)
ひょ~~へへへへへへへ
(断崖の上から聞こえる魔女のような笑い声)
ゼット「ちきしょう・・あの女!書士隊の肉でも喰らってやがるのか!?」ぎゅりっぎゅりっ
(急いでツル草を登っていく)
カーブー「あれは・・!!」ダッダッダッダッダッ
(三人を引きずりながら崖下に到着)
ぎゅりっぎゅりっぎゅりっぎゅりっ・・
(真上を登っていく灰トラ猫のおしり)
カーブー「ここで会ったが何年目!?見つけたぞ!!盗賊猫め!!」
ゼット「ん・・・・?」ぎゅりっぎゅりっ(登りながら下を見る)
カーブー「きょえええええええええ!!!!」バッさぁ~~~~ん
(ユクモノノダチでツル草をぶった斬る)
ゼット「うおっ
馬鹿野郎!!」ぐらんぐらん
(すんごい揺れる)
マナブ「カーブーさん・・・これを・・・」(引きずられ、血だらけになった顔面を上げ、カーブーに石ころを差し出す)
カーブー「マナブ・・・お前の死は無駄にはしないぞ!!」ガシッ
(石ころを受け取る)
ゼット「なんなんだ・・あのハンターは・・
」ぐらんぐらん![ぶるぶる]()
カーブー「落ちろぉ~~~~~!!」ブーーーーーーーン![DASH!]()
ゼット「いっ
」
ばちぃ~~~~~~ん![びっくり]()
(見事、ゼットのお尻に石ころがクリティカルヒット)
ゼット「わにゃああああああああ
」
ぱっ
(びっくりしてツル草から手を放してしまう)
ひょうううううううううん
(頭から落下する灰虎猫)
カーブー「ハッハッハッハッハッハッ!!ざまぁないな!!」
ごちーーーーーーん![ぎくっ]()
(頭同志ぶつかるゼットとカーブー)
カーブー「・・・・・・・・・・・・」クラッ・・
ゼット「・・・・・・・・・・・・」ふらぁ~~
ずでーーーーーーーーん![煙]()
(両者ノックアウト方式で仰向けのまま地面に倒れるドボルヘルムと灰トラ猫)
ずるずるずるずる・・・・・
(倒れている二人のそばに、這いつくばりながら近づいていくゴンザレスの三人)
ザッザッザッザッザッザッザッ![DASH!]()
(すごいスピードで土を掘り、カーブーとゼットを埋めていくゴンザレスの三人)
ゼット「・・・・・・・(後は頼んだぞ・・・バベンコ・・・)」ザッザッザッザッザッ
(意識が遠のいていく中、どんどん土に埋もれていく)
~集会浴場....
![]()
カポぉ~~~~~~ん
(夕暮れ時のオレンジ色に染まった西陽を受けながら温泉に浸かっているヴラドレン。同じく湯に浸かっている観光客のおじちゃんやおばちゃんから酒を頂いている)
ヴラドレン「うわっはっはっはっはっは。極楽極楽♪」ほれほれ飲みんさい![音譜]()
To Be Continued
ランキング参加中です♪皆様の激アツ一票お待ちしてます![ビックリマーク]()
![$あたちのモンハン日記]()
次回「あたちのモンハン日記」ザ・中継ぎ記事は!?
10/20(木)0時更新 「作者、ご来訪者数16万突破の祝辞を述べる」の巻
をお送り致します♪ぞんじゃあさ!次回もあんまんになったつもりで読もみよう![ぽけ~]()
↧
October 19, 2016, 8:00 am
どうぼ。あた門亭寿です
なんとこの度、まことしやかに噂されていた、ご来訪者数「ザ★16万」を無事に突破致しました
わあわあきゃあきゃあ![にかっ]()
これも皆様方の激アツなるご支援と激昂なるご愛読によるものと、心から感謝いたしております![aya]()
今後もあた門亭の名に恥じないよう、果てしなき切磋琢磨の創作改革に励み、皆様方の御心を浮岳龍ばりに「きゅっ」と鷲掴みしていきたいと思うておることの所存でありんす![にま~]()
はい、祝辞と謝辞おしまい![むぅ]()
そんなわけで鷲掴みといえばキャッチ!キャッチといえばマウンテンキャッチ!!マウンテンキャッチといえばヤマツカミ!!ヤマツカミは英語圏でもYama Tsukami(ホントです)!!そんなみんな大好き浮岳龍がついにMHOにも登場![ビックリマーク]()
トレーラーを観たい方は公式サイトより![↓②]()
http://mho.qq.com/main.shtml
MHO版「浮岳龍」の概要を知りたい子は![↓②]()
http://mho.qq.com/webplat/info/news_version3/5499/5500/10885/10886/10894/m8492/201609/509874.shtml
まで、どしどし情報をキャッチしていこうぜ![ビックリマーク]()
より外観のディテールがリアル?になったヤマツカミをみんなで応援しよう![ぽけ~]()
あたモンもね![ロシアン 得意げ]()
そんだこんだで今日は祝辞を上手に述べることが出来たのでおしまい![べあ]()
ほんとにおしまい![イヒヒ・・・]()
ランキング参加中だす!みんなの願いがあたちの励みになる![ビックリマーク]()
![あたちのモンハン日記]()
次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードは・・
10/22(土)0時更新 「腑に落ちん」の巻
をお送り致します♪ほんじゃあさ!!次回もチャーハン頭に掲げて「ひょっへぇ~」って言いながら読も見よう![ぽけ~]()
↧
October 21, 2016, 8:00 am
~ユクモ村早朝、人気激アツ旅館「ユクモ仙郷」....
![]()
ちゅんちゅん・・ちゅちゅんちゅん・・
(竹林越しに映える見るからに由緒漂う木造二階建ての老舗旅館)
すやすや・・すやすや・・![ぐぅぐぅ]()
(和室テイストの木床部屋の中央に「モフモフ」の敷布団をそれぞれ敷いて寝ている、浴衣を着用した白髪のおじさんと茶アイルー)
ちゅんちゅん・・ちゅちゅんちゅん・・
ガイウス「・・・・・・・・・・・。んん・・・」(仰向けになったまま伸びをする)
コーネリアス「すやすや・・すやすや・・」(静かな寝息をたてながら熟睡している。温泉に入ったのだろう、いつものびっちりきまったオールバックヘアはフワフワの獣人ヘアーそのものである)
ガイウス「・・・・・・・・・・・」スッ・・(少し微笑みながらコーネリアスの髪を撫でる)
そろぉ~り・・そろぉ~り・・
(気配を消しながら、ゆっくりとモフモフの布団を脱出するガイウス)
つつつつ・・・・
(そのまま中庭に繋がる開き戸をぎりぎり外に出れる分だけゆっくり開けると、鋭く眩い太陽光の導線が部屋に入ってくる)
ガイウス「むう・・・」(思わず目を細める)
そそそそ・・・・
(開き戸の僅かな隙間から体を横にして外に出ていく浴衣姿のおじさん)
ガイウス「おお・・・・」
ちゅんちゅん ちゅちゅんちゅん
(小鳥さえずる竹林の中庭に、神々しいばかりの朝陽が昇ってくる)
ガイウス「まさに桃源郷ならではの景色だな」(裸足のまま芝生の上に立ち、全身に朝陽を浴びている)
ちゅんちゅん
ガイウス「・・・・・・(昨日の桜火竜・・・確かに我らと同じ言語を発し、龍族が持つ従来の気性の激しさの中に、確かな性格と個性をもみせた・・)」
ちゅちゅんちゅん
ガイウス「・・・・・・(特殊個体が、生物体を示す個体群という枠組みの中での変種であるのに対し、知的生命体種というのは我らヒト科やアイルー科と同様に、完全な個性を確立しているのだ。その中にはユニークスキルと呼ばれる、固有の卓越した能力を持つ生物もいるというが、昨日の桜火竜がそうなのだろう・・)」ふむ・・
むにゃむにゃ・・
(部屋の中に差し込んだ朝陽を受けて、コーネリアスも目覚める)
ガイウス「見ろ。コーネリアス。ユクモの天道が我らを歓迎しているぞ」(背を向けたまま語るその後ろでは、目を細めたぼさぼさ頭の茶アイルーが近づいてくる)
コーネリアス「うわぁ・・・天国ってこんな感じなんですかね・・。さすがユクモ一の人気宿だ・・」
ガイウス「植物はこの光エネルギーを化学エネルギーに変換して必要な成分を合成する。我々もまた、太陽光を浴びることで体内のセロトニンを増幅し、脳の活性化を行う。それは多くのモンスターとて同じ・・太陽光は自然界にとって欠かせない存在だ。物質でさえ、太陽光を受けて変化するものも存在するが・・・それはあくまでも科学的な根拠に基づいたものだ」
UBU「どうにでもなれ!!ちきしょ~
」ガション
(慌ててガード体勢に入る)
ショウウウウウウウウ・・・・・
(横に構えたアルレボの刀身から紫紅色のオーラが迸る)
ガイウス「!?(なんだあれは・・!?)」
ポール「衝突するぞ!!」
バショオオオオオオオオン!!
バショオオオオオオオオン!!
バショオオオオオオオオン!!
バショオオオオオオオオン!!
バショオオオオオオオオン!!
(上空より放たれた火球がみるみるうちにアルレボに吸収されていく)
UBU「おおおおおおおおおおお!?」バショオオオオオオオ!!(刀身から上がる凄まじい量の硝煙)
ガイウス「確かにUBUの大剣は、高火力の火属性エネルギーを太陽光を受けるが如く、瞬く間に吸収してしまった。まるで煌黒大剣が爆炎を喰らうように・・・そう見えたのは私だけか?コーネリアス」ちゅんちゅん
コーネリアス「不可解です。昨日のあの出来事を立証しろと言われても、専門外なのではないでしょうか?当事者であるUBUさんでさえ、驚いていた様子でしたし・・」スッ(寝ぼけ眼のまま、枕元に置いてあるダイアリーを取る)
UBU「なんだか分かんないけどねぇ~。今日はもう帰りましょう」なっはっはっはっはっ(ふんぞり返って高らかに嘲笑をかますその後ろでは、アマテラスがふてくされながら就寝に入ろうとしている)
ガイウス「腑に落ちん」
コーネリアス「大剣のギミックが?」カキカキ・・(寝ぼけ眼でダイアリーに書き記していく)
ガイウス「それもそうだが、UBUのあの態度だ!やはり我々は稀人扱いされとる!」むぅ~![むかっ]()
コーネリアス「昨日出会ったばかりの我々に、いきなり心を開けという方が無茶な話ですよ。私は彼女に・・UBUさんに好感を抱きますが・・・今日はどうしましょうか?」ぱたん
(ダイアリーを閉じる)
ガイウス「無論、UBUにもう一度、渓流を案内させる!大剣の検証も出来れば行うぞ!」ザッ
(強硬な意志を見せながら部屋へ上がってくる)
「おはようございます」(中庭の方から女将の声がする)
ガイウス「むう」じー(目を細めて竹林の向こう側を見る)
ちゅんちゅん
(竹林越しの石畳の通路を竹ぼうきで掃除中の女将。それよりも目立つのは女将が対面している、着物を纏ったかなりガタイのいい禿頭の男である)
「お泊りですか?」
「ええ。出来ればしばらく厄介になりたい」
「では空き部屋を確認致しますので、中でお待ち下さい」
「かたじけない」
コーネリアス「観光客ですかね・・。かなり大きい人だけど・・・お相撲さんかな・・」
ちゅんちゅん
(竹林越しにこちらを睨みつけるように見ている禿頭の屈強そうな男)
コーネリアス「聞こえたのかな
」バサッ
(慌てて布団の中に回避する)
ガイウス「朝風呂に浸かりに行くぞ」ガバッ
(容赦なくその布団を剥ぎ取り、颯爽と部屋を出て行く)
コーネリアス「あ、はい!」ととととと![DASH!]()
ちゅんちゅん
(旅館に入っていく着物姿の大男)
夜叉亥「ブホッ。良い旅館だ」(朝陽を背に受け仁王立ちで旅館を見上げる、浅黒かつ強面な坊主頭の男。目はカミソリのように鋭い)
「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~
~わんぱくスーパーゴッド念力ハウス「あたちんち(通称「あたちハウス」再建築完了済)」....
![$あたちのモンハン日記]()
バステト「はぁ~~~ぱぁ~~~~~」(目をまんまるにして甲高い声をあげるモフモフ白毛の獣人の赤ちゃん。両目の外側は、上斜めにアイラインを引いたかのような紅紫色(マゼンタ)に染まっている)
六本木「ハァ~~~パァ~~~~~」(バステトが添えている両肉球の上にチョコンと乗っかっている派手な色のインコ)
バステト「ぶうううううううう」(へんな顔して鳴く)
六本木「ブウウウウウウウウ」
バステト「きゃっきゃっきゃっきゃっ♪」(同じ笑い方を真似する六本木)
![あたちのモンハン日記]()
BBB「六本木ばっかずりぃぞ。おじちゃんとも遊ぼうや、バステト」にかぁ~~(少し淀んだ「歯」を見せながら満面の笑みを浮かべ赤子に接近する黒猫。頭の上に六本木が飛んでくる)
バステト「みゅう」みょーーん
(両手でおもいっきりBBBの髭を引っ張る)
![あたちのモンハン日記]()
鉄平「あ、コラ!すんまんせん、BBBさん
」へこりへこり(我が子を抑え、平謝りする)
BBB「構わねえさ。なぁ、バステト。俺のパンツ履くか?」チラ~ん
(白のブリーフを取り出す)
バステト「みゅみーふ。いんない」ぷいっ![むぅ]()
鉄平「こら、そんなはっきりと
」あたふた
BBB「いや。賢い子だぞ。この雑菌だらけのブリーフを見事に拒んだ」(「えっ
」って表情を浮かべる鉄平)
![]()
UBU「・・・・・・・・・・・」(一人ベッドの上で仰向けになり、何やら考え込んでいる様子)
鉄平「しかしすんませんね。朝早くから押しかけちゃって」
BBB「何言ってやがる。ここは元々お前の家でもあるんだ。帰ってきて当たり前じゃねぇか。なぁ~バステト~♪」みょーーん
(また髭を引っ張られる)
鉄平「今日はこいつのお食い初めの儀式なもんで、もう昨日から母ちゃんや、ばあば(まさ子のこと)がその準備で張り切っちゃってるんすよ」
BBB「歯固めねぇ・・・もうそんなに経つか」みょーーん![DASH!]()
鉄平「今朝早くから料理の下ごしらえがあるもんで、追い出されたんす。ロージーは寝てるけど」しょうもないおねえちゃんでちゅねぇ~(と、まだビーの髭を引っ張ってるわんぱく嬢ちゃんの頭を撫でる)
BBB「それでトンコやチェルシーも朝早くから手伝いに出かけたんだな。儀式は何時からよ?」みょーーん![DASH!]()
鉄平「正午っす。BBBさんも来てくださいね。マジ盛り上がりますから」
BBB「おいおい、お食い初めは野外フェスじゃないんだぜ?とは言うものの、勿論参加するぜ。なぁ~♪」みょーーん![DASH!]()
バステト「みゃんみゃん。みゃんみゃん(あんまん。あんまん)」(ベッドの上で仰向けになって何か考え込んでいるUBUを指差す)
鉄平「遊んで欲しいってよ」
UBU「あとでね」こてん
(拒否するように壁側の方へ寝転がる)
鉄平「なんだ、こいつ。生意気だな。顔面殴るか」ぶんぶん
六本木「UBU、ナヤミゴト」
鉄平「ほらみろ。一人で抱え込み過ぎるからそうなるんだ。なぁ~」てんてん(バステトにヘルムを叩かれる)
BBB「そうでもねぇ。問題はあいつよ」ちら
・・・・・・・・・・・・・・
(宝箱に立てかけてある、どこか悪鬼なフィーリングを醸し出す煌黒大剣)
鉄平「・・・・・・。とんでもねぇ奴の意志力が封印されてるって言ったな?」(ベッドの上のUBUに話しかける)
UBU「うん・・・それが本当だったみたいなの」ごろり(また仰向けになる)
鉄平「分かるように言え」ふん
BBB「先の地震の元凶、属性エネルギーをなんでもかんでも食っちまう、貪食の煌黒龍さ。そいつの返り血を浴びたアルレボが、昨日、アマテラスの吐いた火球を全部、平らげちまったらしい」
鉄平「アマテラスの・・・相当な火力っすよね?」
BBB「だな。アマテラスのそれは普通種の比じゃねぇからな」
鉄平「平らげたって・・吸収したってことか?」
UBU「そんな感じ
」
鉄平「なんだよ。具体的じゃねぇな」
UBU「しょうがないでしょ。あたちは必死にガードしようと思ったんだもの。そしたら大剣の刀身が突然「あやしげに」光ってさ・・・そうなったわけ」はぁ~~~
鉄平「いいじゃんか。それが毎回出来りゃ、お前、無敵だぜ?」
UBU「使いこなせればね。なんつっても、この大剣には神喰いの異名を持つ煌黒龍の始祖が乗り移ってんだもん。下手をすれば・・・」アバぁ~~(バステトの方に寝転がって、へんてこりんな顔で脅かそうとする。それを見てきゃっきゃと喜ぶバステト)
BBB「そのバケモンがお前に服従し、忠誠を誓ったから、自分の自己像幻視である素材を使った煌黒大剣に反映されたんだろ?本物の煌黒大剣へと進化したってな」
UBU「あの子が言うにはね・・。でも、そんなの信じられないよ」つんつん(ベッドの上からバステトのほっぺをつんつんする。嬉しそうなバステト)
鉄平「あの子って誰っすか?」
BBB「デカダンスの守護女神、オクサーヌ・ヴァレノフだよ。一緒に戦ったんだぜ」
鉄平「えーーーーーーー!!UBU!!お前、マジでそんな情報なんで黙ってるわけぇ~~~~~!?」かぽーーん
(驚きすぎてヘルムが真上にすっ飛ぶ。父のそれを見て笑うバステト)
UBU「この前はたまたま利害が一致しただけ。この次は・・・分かんないわね」ふぅ~~~(また仰向けになる)
BBB「なんにしても、あのオクサーヌが認める聖剣をお前は手にしたんだ。まだ成長段階だって言ってたじゃねぇか。共に強くなれ。そして俺達もな」コツン(鉄平と拳を合わせる)
UBU「まずいのが、その瞬間をよりにもよってあの人に見られたってことよ。それをどうしようか考えてるわけ」むぅ~~~
鉄平「書士隊のおっさんか。そりゃ厄介だな」
UBU「しかもガイウスさんの専門って、龍生体力学なのよ?今流行の龍科学の先駆者が彼なわけ」
BBB「本人が言ってたのか?」
UBU「有名よ。大陸自然科学に重きをおく書士が多く在籍する、王立学術院で数少ない急進的な学者っていえば、ガイウス・ウィプサニウス・アグリッパをおいて他にいないもの」
BBB「渓流の知的生命体種に干渉するだけじゃなく、その煌黒大剣、バアル・レボアにも興味を持たれたら、余計に滞在が長くなるな」
鉄平「そりゃ勘弁だぜ。そのおっさんがヤマオモイの爺さんに気づいちまったら、きっと爺さんはユクモから出て行っちまうぜ?そんなのお前だって嫌だろ?バステト」
バステト「みゅううううう」こくり![むぅ]()
UBU「現場主義で情熱溢れる書士さんがユクモに根付いたら事ね・・。知ってる?彼が書いた「龍生体力学論」って本は、アカデミーとは対極にあるワイバーンカレッジ・アルコリスの近代龍科学者にも多大な影響を与えたんですって。それが龍科学に派生したの」えっへん
鉄平「お前、やけに詳しいな」
BBB「だろうな。アカデミーは王都の中にあるんだ。あの大いなる竜の災厄があったシュレイド地方のな」ちら
UBU「・・・・・・・・・・」ごろん(壁の方に寝転がる)
鉄平「バステト。お前からあのひねくれあんまん女に、いい加減、お前の素性を俺たちに教えろって言ってくれよ」こそこそ
バステト「みゅう」こくり![むぅ]()
BBB「お?やる気みたいだぜ」
バステト「・・・・・・・・・・」じーーーー
UBU「・・・・・・・・・・・」(背中を向けたままふて寝をしている)
バステト「・・・・・・・・・・」じーーーー
UBU「・・・・・・・・・・・」
BBB「ん・・?」
バステト「・・・・・・・・・・・・・・・」ぐすん
鉄平「・・・・・・バステト・・?」
バステト「・・・・・・・・・・」ぐすんぐすん
BBB「どうした?お腹でも空いちまったか?」
バステト「わぁ~~~~~~~~~ん!!」(突然号泣しだす)
UBU「なになに!?どうした
」あたふた(寝返りをうつなり慌てる)
鉄平「わからねぇ
」お~よちよち(泣き止まないバステトを抱っこしてあやす)
コンコン
(玄関のドアがノックされる)
BBB「客人だ。書士隊じゃなきゃいいな」はいよぉ~(と六本木を頭に乗せたまま玄関に向かう)
UBU「ミルク作るか?作れないけど」わぁ~~~ん(父の胸の中で号泣するバステト)
ガチャッ
![]()
ネコバァ「ありゃ。お前さん、いつから鳥飼いになったんよ~?」
BBB「よぉ。婆さんこそどうした?」わぁ~~~~~ん
ネコバァ「UBUちゃんに歯固めの石は持ってきたか、確認をとりにきたんじゃが・・ありゃりゃ。バステトちゃん、どうしたんよ~?」
鉄平「頼む、婆さん
急に泣き出して止まんねぇんだ。こんなの初めてだよ」お~よちよち
ネコバァ「みせてみぃ~よ~」よいしょっとな(家の中に入る)
鉄平「わりぃ」わぁ~~~ん(泣いているバステトをネコバァに託す)
ネコバァ「どうしたがね?ん~?」よしよし(実に手慣れた所作と愛情をもって話しかける)
バステト「みゃあああああああ!!」(顔は涙でぐしょぐしょになってしまっている)
ネコバァ「なにか怖いものを見たんだねぇ~。もぉ大丈夫。おばあちゃんが一緒だよ~」お~よしよし
鉄平「こわいもの・・?」
BBB「こいつの背中だな」パかぁ~ん
(UBUにこずかれる)
バステト「うっ・・うっ・・・」みゅうううう![えぐえぐ。。。]()
ネコバァ「よしよし。もう怖くないよ~」よいよい![はぁ]()
バステト「みゅう・・・・」ぐすん
ネコバァ「・・・・そうかい・・。そりゃ余程怖い思いと、悲しい想いをしたんだねぇ・・」ぎゅむ(優しく抱きしめる)
バステト「みゅうう・・」こくり(頷くと老婆にしっかりと抱きつく)
BBB「すげぇな、婆さん・・。俺もガキの頃に出会ってれば、少しはマシな人生を送ってたかも・・」
鉄平「俺・・これから婆さんのことマジでリスペクトしますよ」
六本木「コウイウトキ、オスハ、マルデダメ」(隣でくすりと笑うUBU)
ネコバァ「さ、おばあちゃんと一緒にお家に帰ろうかね。お前さんのお食い初めや、一升餅、それに選び取りやら、みぃ~んな心待ちにしておるよ」にこり
バステト「はぁ~~~ぱぁ~~~~~♪」
UBU「お食い初め・・・やべっ!!」
鉄平「なんだ?」
UBU「使う石!!まだだった!!」ガガーーン![ガーン]()
ネコバァ「あんれま。UBUちゃんが歯固めの石は任せておけ言うから、用意しとらんだよ」
UBU「大丈夫。正午まではカーブーんちに戻る。行こう、ビー!」ダッ![sss]()
BBB「はぁ?なんだよ急に」ダッ
(六本木を頭に乗せたまま付いて行く)
鉄平「俺も行くか!?」
UBU「鉄平はネコバァと一緒にカーブーんちに戻ってて!」ダッダッダッダッダッ
鉄平「まったく・・・」やれやれ
バステト「・・・・・・・・・」じーー(ネコバァに抱かれたまま、家を後にするUBUの背中を見つめている)
ネコバァ「どうする?家に戻るかい?」
鉄平「戻れって言っても、昼にはまだまだ時間もあるしな・・。そうだ!ユクモ仙郷に寄って行こうぜ!」
ネコバァ「宿・・誰かおるんかね?」
鉄平「ああ。昨日、意気投合した観光客のハンターを儀式に誘うんだ♪」
バステト「はぁ~~~ぱぁ~~~~~♪」ぱちぱちぱち
~ユクモ仙郷....
カポぉ~~~~~~ん
(鹿威しの音がシンプルに響き渡る大広間の食道。大勢の観光客が浴衣姿で、それぞれ用意された小さい座卓の前に正座したりあぐらをかいて食事を楽しんでいる)
ガイウス「・・・・・・・・・・・」クッチャクッチャクッチャ(仏頂面で何やら考えこんだ様子で咀嚼している。その奥では食事に感動しているコーネリアスの姿も)
ヴラドレン「ふぁ~あ・・ねみぃ・・・」ずずず・・(ガイウスの隣で味噌汁をすすっている)
ガイウス「・・・・・・・・・・」ずずず・・(同じく味噌汁を飲む)
ヴラドレン「ふぁ~~あ・・(昨日温泉で飲み過ぎたな・・。そのせいですっかり寝こんじまって、書士隊の顔を拝めなかったぜ・・)」スッ・・(自分の後ろにある急須を取ろうとする)
ガイウス「すまんが、次に貸してくれんか?」
ヴラドレン「あ、いいっすよ。ちょっと待って・・」じょぼじょぼじょぼ・・
ガイウス「その太い腕・・ハンターかね?」
ヴラドレン「まだまだ駆け出しっすよ。どうぞ」
ガイウス「うむ」じょぼじょぼじょぼ・・(若者に茶を入れてもらう)
女将「すみません」
ガイウス「どうした?女将」
女将「急遽、お一人様、増えたのですが、お客さまの横に席を作ってもよろしいですか?」
ヴラドレン「俺の?全然。ウェルカムっすよ」にこり
女将「ありがとうございます。では、早速・・」かたん・・かたん・・(実に手際のよい早さで座卓に料理を添えていく女将と従業員達)
ヴラドレン「こんな朝早くから客だなんて、儲かってんすね、ここ」あむ(卵焼きを食べる)
ガイウス「老舗旅館だからな。料理の素材も実にいいものを使ってる」あ~~ん(魚の開きを豪快に食べる)
ヴラドレン「この鯖、なんて魚っすか?」ん~しょ(上手に鯖をほぐしている)
ガイウス「お嬢サバだな。きっとフラヒヤから輸入しているのだろう」あ~~ん
ヴラドレン「へぇ・・・(このおっさん・・やけに威厳を感じるけど、見た目からして料理研究家かなぁ・・)」あ~~ん
??「失礼する」
ヴラドレン「お?」ちら
夜叉亥「ブホッ」ザッ(隣の席に男らしい正座をかます、着物を着たつるっぱげの浅黒大男。目はカミソリのように鋭い)
ガイウス「知っとるか?お嬢サバの周りには常にサバスチャンという・・」ちら(奥の大男に気づく)
夜叉亥「・・・・・・・」へこり(目が合い、慎ましく礼を交わす)
ガイウス「あちらさんもハンターかね?」
ヴラドレン「聞いてみりゃ早いっすよ。どうも。お茶、どうっすか?」
夜叉亥「かたじけない」じょぼじょぼじょぼ・・
ヴラドレン「ずいぶん鍛えてるね。ハンターかい?」じょぼじょぼじょぼ・・
夜叉亥「・・・・・・・。力士です」どうも(と、満杯になった湯のみをすする)
ガイウス「力士・・。武者修行というところかな?」
夜叉亥「そんなところです」ブホッブホッ(と、茶が熱かったのか咳をしている)
ヴラドレン「へぇ・・・(さすが観光名所にはいろんな奴が集まるんだなぁ・・)」
カポぉ~~~~~~ん
ヴラドレン「ふぁ~あ・・(さて、飯食ったら、書士隊の捜索にでもあたるか・・。あんまりモタモタしてると、村の外で待機してるゼットに何を言われたか分かったもんじゃねぇしな・・)」あむあむ(咀嚼の速度を高める)
ガイウス「・・・・・・・(よし。これを食べたら、早速UBUの家に行こう)」カツカツカツカツ(小早く茶碗のご飯を掻っ込む)
夜叉亥「・・・・・・・(宿は確保した・・。後はUBUという娘と川村に、邪羅尼様の言付けを伝え、村に現れるやもしれん凍土の刺客が、思惑通り、書士隊を連れ去るか見届けねばならんな・・)」がじりがじり(お嬢サバの開きを骨ごと喰らう)
かちゃりこちょり!カツカツカツカツ
ずずずずず!
(大広間のだんらんの中、三人だけがけたたましい音をたてながら各々食事を平らげていく)
カポぉ~~~~~~ん
To Be Continued
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10/24(月)0時更新 「インヒューマン」の巻
をお送り致します♪ほいだらばさ!次回も激アツ元気に読も見よう![ぽけ~]()
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October 23, 2016, 8:00 am
~カーブーんち(実家)のキッチン....
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まさ子「トンコちゃん!おこわ、そろそろそっちに行くわよぉ~~!!」ほわほわほわ
(でっかい蒸し鍋に敷かれた蒸し布の上に、実にほわほわなお赤飯が激アツの蒸気を立てている。また、まさ子のヘルムも汗をかいているように水蒸気で濡れている)
![$あたちのモンハン日記]()
トンコ「はいニャ~!」したたたたたた
(でっかい寿司桶を頭の上に乗せ凄まじい勢いでキッチンに入ってくる)
まさ子「おりゃああああああああ!!」ぶーーーーーーん
(でっかい蒸し鍋を両手でかち上げ、中の赤飯だけ見事に空中へすっ飛ばす)
トンコ「ニャニャニャニャニャ
」あたふたあたふた(あっち行ったりこっち行ったりして着地地点を定めている)
どしゃああああああああん![ドキッ]()
(トンコが頭に掲げている寿司桶の中に赤飯が落下していく。空中を舞うお豆さんは神々しく輝いている)
トンコ「ふううううう・・
」ほわほわほわほわ![煙]()
まさ子「そのまま中庭に持って行ってちょうだい!椀方さん、そっちはどう!?」どしゃーーーーん
(でっかい蒸し鍋を流し台に置く。その後ろでは寿司桶を掲げたまま急いでキッチンを後にするトンコの姿も)
椀方「順調でさぁ!この椀方!「膳」を代表して、一世一代の吸い物を作ってみせますぜ!!」ずずずず・・(おたまで味を確認している角刈りのよく似合う男)
まさ子「頼むわよ!そっちはどう!?」ばしゃああああ
じゅううううう
(バケツの水をでっかい蒸し鍋にかけると同時に物凄い蒸気が上がる)
煮方「時間通り、間に合いますよ。奥さん」ぐつぐつぐつぐつ(板前帽子を被ったぽっちゃり板前。いつものように鼻を垂らしながら、煮物の「具合」をきちんとチェックしている)
まさ子「お願いね!私は香の物を準備するから!」がぽ~~ん
(見るからに伝統を感じる漬物壺の蓋を開ける)
焼方「奥さん!魚まだか!?」ダッ
(キッチンに入ってきたのは非常に目つき悪い、角刈りねじり鉢巻を巻いた細身の男。右手には確実に「斬れ味抜群」の出刃包丁を持っている)
まさ子「お父さんまだ!?鯛公望を取りにモガに行ったのよ!」ごちょりごちょり
(壺の中に右腕を突っ込み、すんごいかんましている)
焼方「鯛公望!?そりゃすげぇな」
まさ子「お父さんがテロス密林で活動している「ゲリラの知り合い」がいるのよ!その人が鯛公望を調達してくれて、非公式の航路を使ってモガに輸送してくれたの!」ごちょりごちょり![くるくる]()
焼方「鯛公望を釣れるなんざ、余程の釣り名人なんだろうな・・っと、こうしちゃいられねぇ。魚が来るまで何か手伝うかい!?」びしっ(ねじり鉢巻を「より」締める)
まさ子「中庭を見てきてちょうだい!フラワーちゃん達を手伝ってあげて!」
焼方「かしこまりやしたぁ~!」ズドドドドドドド![DASH!]()
まさ子「あ~忙しい忙しい」ごちょりごちょり![くるくる]()
煮方「でも嬉しそうですよ?奥さん」ぐつぐつことこと(鍋を見下ろしながら、鼻を垂らし、少し微笑みながら問いかける)
まさ子「そうね・・。ほら、うちは馬鹿息子が一人いるだけでしょ?だからこういうのが久しぶりで、つい張り切っちゃうのよねぇ」ごちょりごちょり![くるくる]()
椀方「バステトちゃんは孫みたいなもんですからねぇ。それに、あの子にはなんつ~か、普通の獣人の子とは違う何かを感じるんだよなぁ~」ぐつぐつぐつぐつ
煮方「外見のことかい?」ずずず・・(鼻をすする)
まさ子「ほら、バステトちゃん、目の外側にお化粧したみたいに模様が出来てるでしょ?それが余計にあの子を神格化させているのかもね。うちにとって「ありがたい子」で、あるのは確かなことね♪」ごちょりごちょり![くるくる]()
椀方「目の色も青白くて、なんだか俺、あの子にじっと見つけられると、ドキッとしちゃうんだ」ぐつぐつぐつぐつ
煮方「純真な目で、自分の中の煩悩を見透かされた気分になるんだろう?」クックックックッ(笑うとその振動で鼻水がどんどん垂れていき、鍋の中に入りそうになる)
椀方「ば、馬鹿野郎
そんなんじゃねぇやい!でも・・心の中を覗かれてる気はするよなぁ・・」ぐつぐつぐつぐつ
煮方「ほらみろ。やっぱり心当たりがあるんだ」ず~~~~(ぎりぎりのところで鼻水を吸い上げる)
![]()
コニー「奥さぁ~ん。お膳が到着しましたにゅ~♪」とっとっとっとっとっ
(頭の上に立派な黒い漆器セットを運んでくる)
まさ子「まぁ~!一条青さんが!?」ごちょりごちょり![くるくる]()
コニー「はいにゅ♪」チラリぃ~ん
(コニーの頭の上で黒光りする豪華な漆器セット)
煮方「すごいな・・まるで新品みたいだ」
椀方「馬鹿野郎!新品なんだよ!お食い初めに使う漆器は、新品じゃなきゃダメなの!お前、勉強不足じゃねぇ?」ぐつぐつぐつぐつ
煮方「お食い初めの仕事は今日が初めてだもの。色は関係あるのかい?」
まさ子「男の子の場合は朱色で、女の子は黒なの。最も、近年ではそのへんの区別は関係ないけどね」ごちょりごちょり![くるくる]()
煮方「それを一条青さんが、作ったっていうのかい?」ずずずず・・
コニー「はいにゅ。とっても綺麗に出来上がっていますにゅ♪」チラリぃ~ん![キラキラ]()
椀方「食器も作っちまうとは、さすが東方一の美人・・もとい、美男鍛冶師だぜ」ぐつぐつぐつぐつ
まさ子「さ、お喋りはそこまで。その素敵な器に乗せる料理をちゃっちゃと仕上げちゃいましょ♪」
おい~~~~~っす
「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~
~人気激アツ旅館「ユクモ仙郷」....
カポぉ~~~~~~ん
(鹿威しの軽やかな打音が聞こえる木床の回廊を、浴衣姿の二人の男性と同じく浴衣を羽織った獣人が歩いてくる。三人にやや遅れて着物姿のやたらとガタイのいい禿頭の男も同行している)
ヴラドレン「いい所っすねぇ・・ユクモって。飯も最高だし」ちゅんちゅん(左右に見える竹林を見回している)
ガイウス「この土地自体が秘境なのかもしれんな」ちゅんちゅん
コーネリアス「だとすれば、ユクモの先住民はどこからやってきて、この地に根付いたのでしょうか?」
ガイウス「うむ・・時間があればそのあたりの歴史を村長に聞いてみるのもよいかもしれんな」
ヴラドレン「歴史民族博物館なんてものもあるらしいっすよ。公民館の横っすね」(なんか村のパンフみたいの見てる)
ガイウス「時間があれば寄ってみるか・・・ん・・」
・・・・・・・・・・・・・
(回廊の先で女将と何やら話し込んでいるドボルネコヘルムを被った青毛の獣人。その隣には獣人の赤子を抱いている行商バァタイプの老婆も)
夜叉亥「・・・・・(あれは以前、エリア・オブ・ラスで川村と一緒にいた・・・龍之鉄平か・・)」
女将「あら、龍之君。親子でどうしたの?それにネコバァさんも」
![あたちのモンハン日記]()
鉄平「おう。早くにわりぃね。実はさ、ここに泊まってるバベンコって男を探しててさ」
女将「それなら・・・あら、ちょうどあそこに」
ヴラドレン「やぁ。どうしたんだい?」づかづかづか
鉄平「よぉ!実はあんたを誘いに来たんだ♪」ワショーイ(その横では婆さんが「例の」声をあげてる)
ヴラドレン「誘い?肉焼き野外フェスでもあるのかい?」きょとん
鉄平「もっと激アツだぜ。って、よぉ。あんた達も一緒だったか」(ガイウスを見て言う)
ガイウス「何か村で催し物でもあるのか?」
鉄平「フッフッフッフッ。よく聞いてくれたぜ。実はな、俺の子のお食い初めの儀式があるんだ」ワショーイ(横でまた「鳴く」ネコバァ)
ガイウス「ほぉ。お食い初めか・・」
ヴラドレン「って、なんだ?」
夜叉亥「お食い初め(おくいぞめ)とは、生まれてきた子供が一生食べ物に困らない事を願い、また歯が生えはじめたことを喜ぶ意味も含めて、赤子に初めて食べ物を食べる「真似」をさせる通過儀礼のようなものだ。生後100日目頃を目処に行い、地方によっては「歯固め」「箸ぞろえ」「箸始め」と呼ぶ場合もある」
ヴラドレン「ベビーのイニシエーションってわけか。そりゃめでたいな。よぉ♪またあいまちたねぇ~♪バチュテトちゃ~ん♪」むにむに(ネコバァに抱かれているバステトの頬をむにむにする)
バステト「みょうみょ。みょうみょ」(ヴラドレンを指差す)
ネコバァ「はて・・・(凍土と言うておるが・・・なんじゃろうな・・?)」ふむぅ・・
ヴラドレン「いいぜ。その儀式、俺も行くよ」みょうみょ、みょうみょ(まだ指さされて言われてる)
鉄平「よっしゃ♪なぁ、あんたも来いよ!」
ガイウス「むぅ・・どうしたものかな・・」
鉄平「なぁ~いいだろう~!?ついでにそっちのでかい人も・・って、マジででかいな!」(ガイウスの袖を引っ張りながら夜叉亥を見上げる)
ヴラドレン「力士なんだってよ。そういや、まだ名前を聞いてなかったな」
夜叉亥「・・・・・(しまった・・。偽名を考えなんだ・・。そうだなぁ・・・)ごほん。四股名は・・琴猪山(ことちょやま)です」
しーーーーーーーーーーん
夜叉亥「・・・・・・・・・・・・・」
鉄平「なんかむつかしい名前だけど・・琴猪山さん!なぁ、うちの子のお食い初め、見に来てくれよぉ~~~」ぐいぐい
(袖を引っ張る)
ネコバァ「力士とはめでたい!ほれ、昔から神輿、力士、福男、紅白は「何かと」めでたいもんと言うじゃろ~♪」ワショーイ
ヴラドレン「行ってやれば?」
夜叉亥「う~む・・・」
バステト「みゅうううう
」じーー(夜叉亥を見上げる)
夜叉亥「ん・・?」ちら
バステト「みょみゃいみゅう。みょみゃいみゅう」(猫指を指す)
夜叉亥「!!(なんと・・今、確かに「如来衆」と言ったような・・・)」たら・・(禿頭に汗をかく)
鉄平「こら、バステト。やたらめったら人様に「人差し猫指」を指しちゃダメだ。指していいのは哀れなあんまん女だけ。いいな?」みょみゃいみゅう、みょみゃいみゅう(と、まだ指差している)
ネコバァ「良かったら、皆さんで来たらどうかの~?この通り、バステトちゃんも喜んでおるよ~」みょうみょ、みょみゃいみゅう(と、ヴラドレンと夜叉亥を交互に人差し猫指で指している)
ガイウス「うむ・・・(今日はUBUに昨日のことを追求したいのだが・・)」
夜叉亥「・・・・・(さて・・どうしたものか・・。まずは川村達に会うのが先決だが・・)」
バステト「ほみゅううううう!!」びっ
(両手の人指し猫指をガイウスと夜叉亥に向ける)
ガイウス「!!」
夜叉亥「!!」
バステト「はぁ~~~ぱぁ~~~~~」にょにょにょにょにょにょにょ
(蒼白い神秘的なお目目が何やらぐるぐるに渦巻いている)
ガイウス「・・・・・・・・・・」にょにょにょにょにょにょ![くるくる]()
夜叉亥「・・・・・・・・・・」にょにょにょにょにょにょ![くるくる]()
バステト「みゅう
」むんず(ネコバァの腕にしがみつく)
ガイウス「・・・・・・・・・」ぼけぇ・・
夜叉亥「・・・・・・・・・」ぼけぇ・・
ヴラドレン「どうしたんだい?ふたりとも」お~い(二人の目の前で手を振る)
ガイウス「・・行こう・・・・」
夜叉亥「・・・お嬢ちゃんの・・・めでたいお食い初めに・・」
鉄平「マジか!?やったな!バステト♪」ワショーイ(と、婆さんに持ち上げられるバステト)
バステト「はぁ~~~ぱぁ~~~~♪」ぱちぱちぱち(拍手してる)
~渓流非狩猟地区、ヤマオモイ寓居の秘境エリア....
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ヤマオモイ「では書士隊はしばらくユクモに滞在すると?」ザアアアアアアア(断崖から落ちてくる滝を頭に受けながら話している)
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UBU「うん。いつまでかは分からないけど、キリの良いところで向こう(旧大陸)に帰るよう仕向ける。だからおじいさまは安心して。絶対に守ってみせるから」(そう言う頭の上には気品溢れるマダムコオロギが乗っかっている)
![あたちのモンハン日記]()
BBB「だってよ。他でもねぇこいつが言うんだ。だから俺達も手を貸すぜ」(頭に派手な色のインコを載せている)
六本木「シュハタガエド。コマッタトキハ、オタガイサマ」
セレストおばさん「良かったね、大家さん。話の分かる子達ばかりでさ」(下で微笑むUBU)
ヤマオモイ「人目を憚らず生きていくのはワシの「性質」に反する。いざとなればユクモを離れるだけじゃよ」ふおんふおんふおん(と、触手のような鰭を動かす)
UBU「そんな・・せっかくおじいさまと知り合えたのに・・あたち達、人間のせいでおじいさまと会えなくなるなんて納得いかないよ」
ヤマオモイ「残念なことじゃが、ワシら、理知を持ったモンスターの力を悪用する者がいる限り、そうはいかぬのじゃ。ワシがいることでお前さん達に迷惑をかけるわけにもいかんしな」
UBU「・・・・・・・・・・」(唇を噛んでいる)
BBB「でもよ、いきなり旅立つってわけでもねぇんだろ?爺さんだって、少なくともこの土地が気に入ってるから、ここにいるわけだしな」
ヤマオモイ「そりゃそうじゃな。ユクモ地方は自然も含め、淀みが少ない。極一部のエリアから、黒い意志を感じるがな」
BBB「坊主共の拠点がある本堂だな」しっしっしっしっ
ヤマオモイ「それと少し気になることもあってな・・」ふおんふおんふおん・・(触手を顔にあて、考えこむ様子をみせる)
セレストおばさん「大家さんをここに導いたっていう、不思議な力についてかい?」
UBU「それって・・」
ヤマオモイ「何者かの意志に導かれ、ワシがこのユクモに降り立ったとは前にも言うたはずじゃな」
UBU「うん。それがなんだか分かったの?」
ヤマオモイ「うむ・・。うまく説明は出来んが、本当にワシをユクモに導いた主がいるのだとすれば、その者はおそらく自分の意志を対象に伝えることが出来る力を持っているのだろう」ふおんふおんふおん
UBU「ほえ・・テレパシーってやつかな」
BBB「すげぇな。まるで小説の話みてぇだが・・・爺さんはそいつをどうやって感じたんだ?」
ヤマオモイ「直感じゃ。気がついたらユクモへ行くのが「当たり前」のような感覚になっておったのじゃよ」ふおんふおんふおん
BBB「完全に思考を支配されちまったってわけか・・」
UBU「俗に言う、洗脳ってやつだね」ふむ・・
セレストおばさん「そんなことが出来る生き物が、このユクモにいるっていうのかい?」
ヤマオモイ「仕組みは分からん。じゃが、かつて大陸に存在した、強大な力を持った一部の龍族は、言語を発しなくても、互いの意志を共有したという。おそらくその主も、同じ力を持っているのじゃろう」
BBB「強大な力を持つ龍族か・・。確かバアル・ゼブルも他の邪龍共と、頭の中で「通信」出来ると言ってたな・・?」ちら
UBU「・・・・・・・。それが本当だとして、どうしておじいさまをユクモに?」
ヤマオモイ「理由は知らん。じゃが、ワシをユクモに呼び寄せのには、必ず目的と意味があるということじゃ」
UBU「確かに・・おじいさまのユニークスキルのおかげで、ユクモ地方はより自然が豊かな土地になり、その影響からか観光客も増えた・・そして何よりおじいさまの恩恵を受けたのは・・」
BBB「バステトとカーブーだろうな」
UBU「・・・・って、ちょっと待って!それじゃあ、その二人のどっちかがテレパスだっていうの!?」
ヤマオモイ「断定は出来ん。じゃが、その可能性は高いということじゃな」
BBB「カーブーの野郎かもな。ほら、目が見えねぇと第六感が開花するっていうじゃねぇか。それにあいつも「一応」ハンターだ。網膜の間に、新たなスキルが覚醒していてもおかしかぁ~ねぇ」
六本木「カーブー、グレードアップ。カーブー、テレパス。カーブー、インヒューマン」
UBU「えーーーーーー!?」ガガーーーン![えっ]()
セレストおばさん「それにカーブーは、大家さんの体内に長いこといたしね。不思議な力が身についたのかもしれないねぇ」
UBU「ええーーーーーー!?」ガガガーーーン![えっ]()
BBB「それが本当ならカーブーは、龍族に匹敵する力を持った「大陸より選ばれし者」ってわけだな」
UBU「おえええええーーーーーー!?」ガンガンガンガガーーーン![えっ]()
六本木「カーブー、メシア。カーブー、ヨゲンシャ。カーブー、インヒューマン」
UBU「認めへん・・・」ふるふる
BBB「ん・・?」
UBU「認めへんで!!あんなボンクラがテレパスだなんて!!あたちは絶対に認めへんでぇええええええ!!!!」
わきゃあああああああああああああ
(へんてこりんな雄叫びと共に、まるで蜘蛛女のような動きで崖をみるみる登ってエリアアウトしていくあんまん女)
BBB「あっちの方がよほどインヒューマンだ
」
六本木「UBU、ヴィラン」たしっ(足を出し、BBBとハイタッチを交わす)
ヤマオモイ「それはそうと、本題はなんじゃったのじゃ?」ふおんふおんふおん
BBB「ああ、そうそう。歯固めの石を貰いにきたのよ」
ヤマオモイ「じゃからそれは先日断ったのじゃが・・」い~(インプラントの真っ白な歯を見せる)
BBB「だからよ、その歯に付いている「歯石」をくれよ」チョリ~ん
(「いい方の」ピッケルを出す)
ヤマオモイ「・・・・・・・・・」(困った顔をしてセレストおばさんを見つめる。笑顔で同意を示すセレストおばさん)
~渓流非狩猟地区、森林エリア....
![]()
とぼとぼとぼとぼ・・
(森林を砂まみれの姿で歩くドボルヘルムの男)
![あたちのモンハン日記]()
カーブー「許せん・・!ゴンザレスの奴等め・・!気絶した俺に砂をかけ、生き埋めにしようとは・・・見つけたら「VSシビレ罠」にかけ、口の中にゲゲゾンのフンを入れてやる・・!!」フッフッフッフッ・・(そう言う右手には、なんかぺっちょりした見るからに有害物質を掴んでいる)
とぼとぼとぼとぼ・・
カーブー「目が覚めた時には盗賊猫も姿を消していたし・・・ついてない日だ・・」しょんげり(我に返ったのか、ゲゲゾンのフンを地面に放り投げる)
はぁ~~~~~~~~~~
(倒木の上に腰をかけるドボル。元気だせ)
カーブー「・・・・・・・・・・・」ふぅ~~~
????「刻限を持て余すな。赤眼を畏れぬハンターよ」(何処からか濁った声がする)
カーブー「ん・・・・・」ちら
ドスン・・ドスン・・
(森の奥から姿を見せる刻竜)
![]()
????「お前を呼んでいるぞ。村へ急げ」ドスン・・ドスン・・
カーブー「呼んでる・・・って、誰がだ?母ちゃんか?って、あ!!しまった!!今日はバステトのお食い初めの日だった!!」パカーーーん
(ショックで口元が左右に開く。何度も言うが、カーブーのドボルヘルムは口の所がパカっと開くのだ!!)
????「確かに伝達はした」ドスン・・ドスン・・(再び森の奥へと消えていく黒い飛竜の後ろ姿)
カーブー「ちょっと待て。伝えたって、誰かに頼まれたのか?」
????「我は龍の子のインターフェースに使われただけ。どういうわけか、お前には届かないらしい」ドスン・・ドスン・・
カーブー「はぁ?」ぷらんぷらん・・(左右に開いた口元がだらしなく開閉を繰り返す)
ドスン・・ドスン・・
(再び漆黒の森の奥へと消えていく刻竜)
カーブー「全く変わった奴だ」フッ・・
??「ノウン健一もあんたが呼んだわけ?」
カーブー「??」きょろきょろ
・・・・・・・・・・・・・・
(茂みの奥で妖しく光る人型の眼光)
カーブー「UBUさん・・?何やってんすか?」
UBU「認めへんで」
カーブー「はぁ?」ぷらんぷらん・・
UBU「あんたが・・あんたが選ばれし者だなんて・・・・あたちは絶対に認めへんからなぁああああああああ!!!!」バサッ
(勢い良く茂みから飛び出してくる。勿論、頭には小枝とか毛虫とかゲゲゾンがくっついている)
わきゃあああああああああああああ
(と、へんてこりんな金切り声をあげ、まるでターザンのように木々の枝をジャンプしてエリアアウトしていくあんまん女)
カーブー「・・・・・・・・・・・・」ほじほじ(空いた口元から指を突っ込み、スクリュー方式にて鼻をほじりながらそれを静観するドボル)
わきゃああああああああああ・・・・・
(渓流地区にこだまする実に不愉快な謎の咆哮。森から小鳥たちが飛び去っていく)
To Be Continued![青い鳥]()
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![あたちのモンハン日記]()
次回「あたちのモンハン日記」ザ・中継ぎ記事はさ!?
10/26(水)0時更新 たぶん「なぜなに★あたモンのおコ~ナ~」
をお送り致します♪ほんじゃマジでさ!!次回もしっかり読もうね![にま~]()
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October 25, 2016, 8:00 am
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October 27, 2016, 8:00 am
~カーブーんち(実家)の中庭....
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わあああああああああ♪
(大歓声の中、よっこらよっこらと二足歩行で「上手に」バランスを保ちながら歩くバステト。その背中には紐でくくられた「まあるくてでっかいお餅」を背負っている)
バステト「はぁ~~~ぱぁ~~~~♪」よたよた(村人の温かい目に包まれながら、よたよたと進む)
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フラワー「頑張って♪バステト~♪」(背後では見慣れた村人の面々も声援をあげている)
![あたちのモンハン日記]()
鉄平「その背中に背負ったまあるい餅のように、バステトが食いっぱぐれなく、一生丸く長生き出来ますように・・!」うう・・(泣きながら祈ってる)
バステト「ほにょにょ」よよよ
(足がもつれる)
フラワー「踏ん張るのよ!バステト~!!」ぎゅううう(感極まり旦那の首をしめる)
バステト「はぁ~~~ぱぁ~~~♪」しゅたっ(なんとかバランスを取り戻す)
おおおおおおおおおお♪
(今日一の感嘆の声が中庭エリアに広がる)
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まさ子「カーブーが赤ちゃんの頃を思い出すわ・・。あの子ったら、ちょっと目を離した隙に、お餅を背負ったまま大砂漠まで走って行ってしまったんだっけ・・。峯山龍に飲み込まれるんじゃないかって、都市のハンターやガーディアンの力を借りて上空から気球をあげて大捜索したのを今でも覚えているわ」じ~ん・・
![$あたちのモンハン日記]()
ロージー「何の迷いもなく、重たいお餅を背負って歩く健気なバステト・・・可愛い~♪」(左肩のドスビスカスも葉っぱの手を叩いて応援している)
バステト「パァ~パァ~♪マァ~マァ~♪」よっこらよっこら![(´v`)]()
フラワー「ほら、鉄平!バステトが私達の名前を呼んでるわよ!」ぐんぐん
(感極まり旦那の首を締めながら我が子を見つめる)
鉄平「ああ・・我が子の英姿・・・水没林にいる・・一也や伯爵達にも・・・見せたかったぜ・・」ぐんぐんぐん
(一落ち寸前)
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モミジィ「ネコバァや。そろそろでごニャるかな?」ガッ
(片手に赤い番傘をしっかと握っている)
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ネコバァ「そうじゃね~・・・準備はいいかい?皆の衆」ちら(背後にはそれぞれ鮮やかな色の番傘を持った「おじいやおばあ」が立ち並んでいる)
石塚さん「いつでも・・ですぞ」スッ(お気に入りの野球帽を深く被り、青い番傘をネコバァに手渡す)
ネコバァ「よし今じゃ!バステトちゃんを囲むんじゃ~!!」わああああああ
(番傘を持った「おじいやおばあ」が一斉に飛びかかる)
ワショ~~イ♪ワショ~~イ♪
(俯瞰視。でっかい風呂敷を背負いよちよち歩くバステトを中心に、色とりどりな傘がくるくる回っている)
![$あたちのモンハン日記]()
コノハ「わぁ~♪綺麗ですねぇ~!いろんな色の傘がいっぱい♪」ワショ~~イ♪
![$あたちのモンハン日記]()
ササユ「ユクモに代々受け継がれる一升餅の儀式なんですって」ワショ~~イ♪
![$あたちのモンハン日記]()
ヨッコ「でも、なんで傘なわけ?」ワショ~~イ♪(ギルガが三人とも来てることから、現在集会浴場は「休憩中」であることが伺える)
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村長「未来を担う子供に災いが降りかからないように、村のお年寄り達が傘を掲げて守っているんですの」ワショ~~イ♪
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麻生「世代交代の意味も含まれているのか・・。まだまだユクモの民俗学を学ぶ必要がある」ふむ・・(並んで儀式を見守る村長と麻生をにやにやして見ている陽子とコノハ)
ワショ~~イ♪ワショ~~イ♪
(たのしげによっこらよっこらと進むバステトを覆う七色の傘のカーテン)
ガイウス「傘を差しているにも関わらず、実に晴々しい光景だな」ワショ~~イ♪
コーネリアス「郷に入っては郷に従え・・。こういう土地土地の文化が見られるのも、旅の良いところですよね」カキカキカキ(ダイアリーを広げ、儀式の詳細を書き記しているようだ)
ヴラドレン「こりゃ確かにめでたい祭りだ(出来れば棟梁と一緒に見たかったなぁ・・)」ワショ~~イ♪
夜叉亥「うむ・・(本来はのんびりしていられないのだが・・ん?あれは・・)」
がさりごそり・・
(と、庭の垣根があやしく揺れる)
![あたちのモンハン日記]()
カーブー「おっ。やってるやってる」ばさっ
(垣根を掻き分け、自分ちの中庭に「イン」してくるカーブー。ドボルヘルムの目を「クワッ」と見開き、周囲の状況を確認している)
ロージー「あ、お兄ちゃんだな
」ワショ~~イ♪
カーブー「やってんなぁ~。それにしても、じいちゃんばあちゃん達の方が盛り上がってないか?」ワショ~~イ♪ワショ~~イ♪
ロージー「あれ、お兄ちゃん。UBUちゃんと一緒じゃないの?」
カーブー「ん?何言ってんだ。UBUさんならさっきからあそこに・・」
きゃあああああああああああ!!
カーブー「なんだ!?」
あわわわわわわわ・・・・
(傘を持つおじいやおばあ達が立ち止まっている)
カーブー「どうしたんだ!?」(おじいおばあを掻き分けてくる)
ネコバァ「バステトちゃんの背中から・・・」あわわわわ・・
カーブー「ん・・・・・・」ちら
ほわほわほわほわほわ・・・![煙]()
(きょとんとしながらこっちを見ているバステトの背中から、モクモクと湯気がたっている)
フラワー「煙・・・・・」ざわざわざわざわ・・
バステト「みゅうううう?」ほわほわほわほわ・・
(背中からすんごい煙が出てる)
カーブー「バステト。ゆっくり・・。ゆっくり背中を向けるんだ」
バステト「ほみゅう?」よった・・よった・・(言われたとおりに背中を向ける)
カーブー「・・・・・・・・・・・・・
」
ほわほわほわほわほわ![煙]()
(バステトの背中に紐でくくられている「白くてまあるいフワフワした物体」)
フラワー「お餅・・・じゃない・・?」
鉄平「ああ・・。あれは・・・・」
バステト「みゅうう?」ほわほわほわほわほわ![煙]()
カーブー「間違いない。あんまんだ」
「あたちのモンハン日記」
~恐怖 あんまん怪人の甘い罠/前編~
ざわざわざわざわ・・・
(たのしげな儀式は一変、中庭エリアに不安のどよめきが反響する)
![$あたちのモンハン日記]()
チェルシー「赤ちゃんのお餅が・・・」ざわざわざわざわ・・・
![$あたちのモンハン日記]()
トンコ「あんまんになったニャ・・」ざわざわざわざわ・・・
バステト「みゅう?」ほわほわほわほわ
(背中から湯気を出しながら、不思議そうに周囲の大人たちを見回している)
ネコバァ「なんじゃね~・・こりゃ~・・」ほわほわほわほわ・・
モミジィ「いつの間に、あんまんになったんじゃ?」ほわほわほわほわ・・
ガイウス「何事だ?」
ヴラドレン「さぁ・・どうしたんすかね?」むしゃむしゃ(ササユが呑気に配ってる茶菓子をちゃっかり頂いている)
まさ子「そんな・・・私が三日三晩「寝かせた」お餅が・・・・」クラッ
ロージー「きゃああああ
お母様!」たしっ![ドキッ]()
カーブー「そんなに騒ぐことじゃないだろう?たかだか餅があんまんに・・・」
ずがーーーーーん![ぎくっ]()
(勢い良くすっ飛んできた父(片手にはそれもう「妙に赤黒い」鯛公望を手にしている)に飛び蹴りを喰らうカーブー)
カーブー「てめぇ!!何しやがるクソ親父!!」ガバッ![煙]()
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玄竜「黙れクソ息子め!!穀潰しである貴様には、母さんがどれだけ今日の儀式を楽しみにしてきたか分からんのだ!!」パァーーーーーーン
(立ち上がろうとした息子の頬を鯛公望の横っ腹でおもいっきりぶん殴る)
焼方「お、魚が到着したな。コニー、そいつを貰って中で捌くぞ」
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コニー「はいにゅ」
したたたたたたたた![はぁ]()
(蹲る息子を上から睨みつける玄竜の下に駆け寄り、その手から「妙に赤黒い」鯛公望を奪っていくコニー)
玄竜「カーブーよ。父は情けないぞ。母さんが楽しみにしていた儀式を台無しにするとはな・・」ううう・・(マスク越しに溢れ出る涙)
カーブー「はぁ!?俺は何もしてねぇ!!犯人は・・」
すあま「どけどけぇ~!!事件解決はうちらにまかしぃ~!!」ずどどどどど
(おじいやおばあを跳ね除け、嫌がるリカとザンコの手を引っ張って走ってくる、子供用撫子装備(色はえんじ色)を纏ったおかっぱ中三女子)
玄竜「おお。探偵団の諸君か。この度はうちの息子が大変なご迷惑を・・」パかぁ~ん
(息子に頭をどつかれる)
カーブー「俺は何もやってない!あんまんといえば、UBUさんだろ!?どうせ今回もUBUさんの仕業に違いない!!」
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リカ「え~。でもUBUさんの姿はどこにも見えませんよぉ~?」きょろきょろ
![$あたちのモンハン日記]()
トンコ「そうニャ!ずる賢いこいつ(カーブー)はUBUにゃんのせいにしようとしてるんだニャ!!」ぺぇ~ん
(カーブーの膝をおもいきり肉球で叩く。「いちっ」って顔するドボル)
![あたちのモンハン日記]()
ザンコ「早いところ、自白なさったらどうですの?」ふん
ざわざわざわざわ・・・
(村人の疑念を示す視線がカーブーに向けられる。また同時に飛び交う雑談の中から「また川村さんとこの息子さんですって・・」「まさ子さんもお可哀想に・・」といった「世間の声」も聞こえてくる)
すあま「どや。これが現実や」ざわざわざわ・・(すあまの背後から向けられる非難の声と冷たい視線)
カーブー「違う!!俺はやってない!!」
鉄平「儀式を台無しにしやがって!!うちの子の餅を返せ!!そうじゃなきゃ村から追放だ!!」い~ぞぉ~龍之~!(などと飛び交う野次)
ガイウス「あの青年が疑われているのか」つぅ~いほぉ~!!つぅ~いほぉ~!!(飛び交う追放チャント)
ヴラドレン「まったくしょうもないガキですね。被ってるヘルムもダサいし」あむあむ
夜叉亥「・・・・・・(川村よ・・。俺はお前を信じているぞ・・)」つぅ~いほぉ~!!つぅ~いほぉ~!!
カーブー「違う!!俺は・・・・はっ
」
カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ
(自宅の壁をGのように這い登っていく撫子装備を着たハンターの背中)
カーブー「いた!!あいつだ!!あいつがやったんだ!!」びっ(指差す)
すあま「どこや?」
リカ「誰もいないですよぉ~?」
カーブー「いるだろ!?屋根の上だ!!」
う~む
(屋根の上から下を見下ろし、様子を伺っているあんまんの女の姿)
すあま「なんもおらんやん」
ザンコ「まったくしょうもない言い逃れですこと」ふん
カーブー「はぁ!?どこを見てるんだ!!いるだろ!?UBUさんが!!」(皆に向かって必死に指を差すその背後では、再び家を這って移動していくあんまん女の姿が)
コノハ「え~?どこですぅ~?」
ヨッコ「UBUちゃんなんていないじゃない。素直に容疑を認めたら?川村」まったくもぉ~
カーブー「どこを見てるんだ!!ほら、あそこにいるだろうが!!」(指差す背後では、開き窓から家の中に侵入していくあんまん女の姿が)
鉄平「嘘つくんじゃねぇ!!この野郎!!」ガスッ
(渾身のボディブロー)
カーブー「うぷっ・・・」パかぁ~ん・・(全身を突き上げる衝撃により、ヘルムの口元がだらしなく開く)
すあま「吊し上げるんや。磔刑に晒して、罪を認めさせるで」さぁ~らぁ~しぃ~!さぁ~らぁ~しぃ~!(悍ましいまでの「晒し」チャントが飛び交う)
カーブー「お前らじゃ話にならん!!そうだ・・村長さん!!麻生さん!!常識のあるあなた達なら、さっきのUBUさんの姿が見えたでしょう!?」(そう言ってる自宅の窓からひょっこり顔を出しているあんまん女のまあるい顔)
村長&麻生「・・・・・・・・」ふりふり(うつむきながら首を左右に振る)
カーブー「えーーーーーーーー!!」
すあま「決まりやな。若い衆!みんなで罪人を吊るし上げるんや!!」
~5分後....
![]()
ちゅんちゅん![青い鳥]()
(中庭エリアの中央に置かれた磔柱(はりつけばしら)に、鎖で手首・上腕・足首・胸・腰部を固縛され、磔刑に処されているカーブーと、その周りを囲う村人達の姿)
カーブー「なんだこのイカれた風土は!?まるでやばい儀式じゃないか!!狂ってる!!俺の生まれ育った村は、「やっぱり」まともじゃなかったんだぁ~!!」
トンコ「お前が言うニャ」ブスッ(ベリオSネコ包丁のさきっぽで脇腹を突く。「いちっ」って顔するドボル)
バステト「はぁ~~~ぱぁ~~~~♪」きゃっきゃっ(まさ子の胸に抱かれながら、この異常な光景に喜んでいる)
まさ子「カーブー!!少しはそこで頭を冷やしなさい!!」
カーブー「母ちゃん!!俺はやってないんだ!!だいたい証拠があるのか!?」つんつん(村の子供達に股間のあたりを小枝でつんつんされてる)
ロージー「見損なったわ!!お兄ちゃん!!最初から見損なってるけど!!」ぷんすか![ぷんぷん]()
カーブー「証拠を出せぇ~~!!鎖を解けぇ~~!!だいたい、こんな狂った「冤罪劇」を観光客の人達が見たらどう思う!?時代錯誤もいいとこだぞ!!まるで魔女狩りじゃないか!!」つんつん
トンコ「黙れ、罪人」ブスッ(再びベリオSネコ包丁のさきっぽで脇腹を突く。「いちっ」って顔するドボル)
コノハ「どう思いますぅ~?」ちら(ガイウス達を見る村人達)
ガイウス「村の掟には逆らえん」
ヴラドレン「悪いことをしたのなら罰則は当たり前でしょう?そのレギュレーションはどこのフィールドでも同じっすよ」どうも(と、まだ呑気にお茶を配給しているササユから湯のみを受け取る)
夜叉亥「・・・・・・(耐えろ川村・・。貴様が本当に無罪というのならば、今は耐えるのだ・・)」うう・・
ヨッコ「だって。どうする?」ちら(実に悪どい顔をしながら木に括られたカーブーを見上げる)
カーブー「この魔女め!!どうするもこうもねぇ!!俺はやってもいなし、儀式も壊していな~い!!」つんつん
鉄平「まったくしょうもねぇドボルだ。同じドボルとして俺は情けねぇよ・・」しょんげり
フラワー「まぁまぁ。おしおきはこれくらいにして、次の儀式に移りましょう♪」ぱんぱん(手を叩いて皆を促す)
ざわざわざわざわざわ・・
(中庭エリアに散開していく村人達。その中には呑気に茶を配るササユの姿も)
カーブー「・・・・・・・(しかし珍妙だ・・。悪乗りが好きな連中はほうっておくとして、あの村長さんや麻生さんをはじめ、真面目なフラワーまでもがUBUさんの姿を捉えきれていないとは・・・一体・・・)」ちら(家の方へ視線を移す)
フリフリフリフリ![バイバーイ]()
(家の窓から半身を出し、こっちに向かって手を振っているあんまん女)
カーブー「あのあんまんクソ女!!みんな、家の中だ!!家の中にUBUさんが隠れているぞ!!」つんつんつんつん(まだ子供たちに股間を中心に小枝で突かれている)
鉄平「まだ言ってやがる。おい、誰か家の中を見てこいよ」
![]()
雨音「じゃあ私が・・」
カーブー「おお!!これぞ天の助け!!清廉潔白な雨音ちゃんなら、邪道なこいつらと違い嘘をつくことはないだろう!!頼んだぞ!!雨音ちゃん!!」かぁ~~ん
(陽子に小石を投げられる)
雨音「・・・・・・」こくり
てってってってってってっ![はぁ]()
(足早に家の中に「イン」していく雨音)
ロージー「家の中って誰かいたっけ?」
ファイヤージンガー「膳の三巨頭(椀方、煮方、焼方)やコニー達が料理の準備してるんじゃねぇ?」
まさ子「UBUちゃんが家の中にいるなら、誰か気づくはずだけどね・・」
バステト「ほみゅううううううう」にょにょにょにょにょにょ(蒼白い両目をぐるぐるさせる)
カーブー「頼むぞ・・雨音ちゃん・・!!」つんつん
かぁ~~ん
(股間つんつん&小石を陽子に投げられてる)
ぎゃああああああああああ
(家の中から汚い男の悲鳴が轟く)
鉄平「なんだ!?」
てってってってってってっ![はぁ]()
(足早に家の中からアウトしてくる雨音)
ロージー「雨音ちゃん!何があったの!?」
雨音「はい。家の中にUBUさんの姿はなく、代わりにお食い初めに使うはずだったお料理が、すべて「色とりどりなあんまん」にすり替わっていました。今の悲鳴はそれに気づいた三巨頭(椀方、煮方、焼方)のものです」
鉄平「なにぃ~~~~~~~!?」カポぉ~~ん
(ショックでヘルムが宙に飛ぶ)
ロージー「お兄ちゃん!!何をしたの!?」むぅ~![ぷんぷん]()
カーブー「バカ!俺はここにいたんだ!!すり替えられるわけないだろう!!」つんつん
かぁ~~ん![びっくり]()
鉄平「お前が何か仕掛けたのは分かってるんだ!!いい加減、吐け!!」こちょこちょこちょ(足の裏をこちょこちょする。面白がって真似する子供たち)
カーブー「うひゃひゃひゃひゃひゃ!!違う!!俺じゃ・・・はっ
」
フリフリフリフリ![バイバーイ]()
(二階のベランダから呑気に手を振ってるあんまん女。片手には盗んできた料理の一部だと思われる「紅白のかまぼこ」を持っており、それをつまんでいる)
カーブー「ベランダだ!!」うひゃひゃひゃひゃひゃ!!
鉄平「ああ?」ちら
ロージー「どこにいるのよ?」むぅ~![照れる]()
カーブー「かまぼこ食ってんだろうが!!ベランダでぇええええええ!!」うひゃひゃひゃひゃひゃ!!(くすぐられてるカーブーのヘルム越しで手を振ってるあんまん女)
鉄平「この嘘つきめ!!こうしてやる!!」こちょこちょこちょ!!(「こちょの手」を更に早める)
カーブー「わひゃああああああああ
(おかしい・・!くすぐられているからではなく、確実に何かがおかしい・・!!一同に見えないあんまんの女の姿・・・そして俺にかけられたこの冤罪劇・・!!一体、この自宅エリアに何が起きているんだ!?この珍妙なトリックを仕掛けているのは果たして・・・)」あ~はははははは!やめろってぇ~![あせる]()
バステト「はぁ~~~ぱぁ~~~~♪」きゃっきゃっ
(母の胸の中から、いたずらされているカーブーを見て異常に喜んでいる)
To Be Continued![青い鳥]()
ひと読みしたならポチっとな
皆様の一票が励みになるのえす![ニコ]()
![$あたちのモンハン日記]()
次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはさ!?
10/30(日)0時更新 「恐怖 あんまん怪人の甘い罠/後編」の巻
をお送り致します♪そしたらマジでさ!!次回も両手に持ったあんまんで顔を挟み込みながら読も見ようよ![ぽけ~]()
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October 29, 2016, 8:00 am
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October 31, 2016, 8:00 am
いよいよ 飲んでみたくなった あんまんを
どうぼ。あた☆門亭こし餡スキーです
今日は「あた」と「門亭(もんてい)」の間に☆を入れてみました。つのだ、ダイヤモンド方式と同じですね。ふふ
(狭義には「漫」も含まれる)
もはやOPポエムの注釈は必要ないでしょう。ずんだシェイクが流行る現代食文化。あんまんが「美味しく飲める」時代が来てもよかろうに。「それってただのおしるこじゃん
」なんて言ったらピンタです![肉球 くろ]()
そんなわけで(どんなわけで)今日もMHOから、みんなの夢をキャッチ!マウンテンキャッチこと、浮岳龍ヤマツカミのありがたぁ~い狩猟動画をみんなで見て診て観よう♪そうしよう![ぽけ~]()
相変わらずキャラクリエイトがとても楽しそうなMHO。べっぴんさんですね![にこっ]()
それはそうとヤマツカミ。いきなし吸い込みを見れるなんて貴重な生態観察が出来る「お動画」であります。謝謝♪
なんて狩猟システムはご覧の通り何段階かに分かれており、個人的には床から触手がにょにょ~って出てるのをぶったりするのが好きでした。中でもファイナルステージは必見。広いエリアでの浮岳龍との狩猟は超大作映画ばりのCGを観てるよう
「乗っかりたいなぁ~♪死んでもいいから中に入りたいなぁ~♪」って「少しだけ」思いました。
個人的に気になったのは背中での剥ぎ取りでGET出来る「支给用古龙精华」という謎のアイテム。直訳すると「支給用古龍エッセンス」。生命の粉塵と同じアイコンだので特殊回復系なのかな?と簡単に検索してみると「古龙精华」というアイテムが存在しました。その効力は五分間、致命傷ダメージに耐えられ、かつ50%回復?とのこと(翻訳機を通しての簡易的な考察なので確証はありません
)。なんにしても「いいやつ」には違いありません![にま~]()
それと「ツカミ」の体表の一部に、「ちっさいカラフルなお花畑」らしきものが見えたことです。
![]()
つぶらな瞳が可愛らしいのはいいとして、たぶん花が咲いているのでしょうか
少し気持ち悪いけど、お勝手ながらに二次創作をやらせて頂いている者としては非常に参考になります。当ブログストーリーモードにて登場した「ヤマオモイ」を考案中、改めて浮岳龍の生態勉強をしたのですが、「ツカミ」や「クライ」の体表を覆う植物、そして龍木や龍苔と呼ばれる特殊な性質をもった大陸素材は、浮岳龍の体液を栄養源にして育ってるのです。だとすればこの「浮岳龍の花」もまた、漢方とか、或いは狩猟武具の装飾に利用出来るやもしれませぬね
(念の為、素材を調べたら国産同様、やはり花らしきものなどありませんでした
なのでストーリーモードで活かせる場面があったらやってみます
)
OK!ほしたら今日もお時間になりました![にかっ]()
それじゃあ次回の中継ぎ記事までぇ~
ザ・おしまい再見![パンダ]()
ランキング参加中です♪皆様の「運搬心(うんぱんごころ)」溢れる一票で応援して下さいね![はーと。]()
![$あたちのモンハン日記]()
次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはさ!?
11/3(木)0時更新 「ユクモからのクエスト/前編」の巻
をお送り致します♪そんじゃあさ!!次回も自分なりに思いっきり吸引しながら読も見よう![ダイスキッッ!!]()
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November 2, 2016, 8:00 am
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November 4, 2016, 8:00 am
~渓流非狩猟地区、とある洞穴....
ザッザッザッザッザッ・・・
(壺を抱えたUBUを先頭に、暗がりの洞窟内を背後より差す光を頼りにしながら、ゆっくりと前進していくガイウスとコーネリアス)
UBU「・・・・・・・・・・・・・」へっこらへっこら(大事そうに壺を抱えながら進む撫子装備の後ろ姿。頭には派手な色のインコがちょこんと乗っかっている)
ガイウス「・・・・・・・・・・・・」
「いい?これはユクモからあな達に問われる、ひとつのクエストだと思って」
ガイウス「・・・・・・・(やはり彼女は我々の訪問を快く思っていない・・。同胞である知的生命体種を守る為、UBUはユクモを代表して我々に何かを伝えたいのだろうか・・)」ザッザッザッザッ・・
コーネリアス「ガイウス様」
ガイウス「ん・・・・・」
パチパチパチパチパチ・・・・![炎*]()
(洞窟の突き当りと思われるエリアから、仄かに赤みがかった灯りが見えてくる)
ガイウス「・・・・・・(焚き火・・・・誰かが先にいるのか?)」(目を細め、UBUの背中越しに見える灯りを見つめる)
UBU「着いたわよ」
ガイウス「・・・・・・・・・・!!」
パチパチパチパチパチ・・・・
(巣穴と思われる洞窟の終着点に、焚き火の灯りに照らされ横たわっている巨大な青熊獣の姿が見える)
コーネリアス「あれは・・・」
ガイウス「アオアシラだ」
「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~
ぜぇ・・ぜぇ・・ぜぇ・・・・・
(両目を閉じたまま舌を出し、呼吸がおぼつかない様子の青熊獣。両目のまわりの甲殻はシワだらけになっており、自慢のたてがみも少なくなってしまっていることからこの青熊獣が長寿であることが伺える。横顔の傍らには、付き添うように正座をしているロージーと、その左肩から心配そうに青熊獣を見つめるドスビスカスの姿も)
![$あたちのモンハン日記]()
ロージー「・・・・・・・・・・・・」ふりふり(UBUの方を見つめ、首を左右に振る)
UBU「・・・・・・・。ごめん。遅くなったね」ザッザッザッ・・(壺を抱えたまま横たわる青熊獣に近づく)
ロージー「長老。UBUちゃんが来たよ」スッ・・(優しく顔の横に生えている白髪を撫でる)
ガイウス「・・・・・(長老・・・ではあのアオアシラが知的生命体種なのか・・?)」(その横では静かにダイアリーを広げるコーネリアス)
長老「ハァ・・ハァ・・・・」(弱々しく薄っすらと目を開き、辺りをなんとなく確認する)
UBU「ほら、長老の大好きな蜂蜜酒を持ってきたよ」どすん![はぁ]()
長老「すまんな・・UBU・・・ 」ハァ・・ハァ・・
ガイウス「・・・・・・(やはり知的生命体種・・・明らかに衰弱しきっているが・・・)」(隣ではコーネリアスがその光景を書き記している)
ファイヤージンガー「お嬢さん。ワリィが長老にそのまま飲ませてやってくれねぇか?」
ガイウス「・・・・・・・(なんと・・ドスビスカスの知的生命体種も存在するのか・・!)」
ロージー「長老。お口を開けるよ」
ぐぐぐぐぐ・・・・
(青熊獣の大口に両手を入れ、ゆっくりと顎を開いてやるロージー)
UBU「今日のは格別だよ。さ、召し上がれ」とろとろとろとろ
(壺を傾け、黄金色の液体を空いている口の中へ少しずつ注いでいく)
長老「ハァ・・ハァ・・・」とろとろとろとろ
(舌の上を滴る香ばしい蜂蜜酒)
ガイウス「・・・・・・・(大好物に対し、もはや舌を動かすことすら出来なくなった・・・老衰か・・)」
UBU「どう?長老」カクン(壺を立て、流しこむのを止める)
長老「・・・・今までで一番の味じゃ・・」ぜぇ・・ぜぇ・・・(ハチミツを口から滴らせるその弱々しい顔はどこか微笑んでいるように見える)
ロージー「・・・・・・・・・」グッ・・(溢れ出る涙を堪えるように袖で拭う)
UBU「長老。今日はね、会ってもらいたい人がいるの」
ガイウス「・・・・・・・・」
UBU「こちら学者のガイウスさんと、そのアシスタントのコーネリアスさん。どうぞ」
コーネリアス「・・・・・・・・・・・」ちら(主人の顔を見上げる)
ガイウス「・・・・・・・(死生観。UBUが我々に見せたかったのは、如何に生命力に優れた知的生命体種モンスターであろうとも、いずれ訪れる死に遭遇してしまえば、人の子も同然ということか・・)」」
ザッ
(横たわる青熊獣の顔下に片膝を突き、姿勢をなるべく下ろすことで視線を合わせようとする書士隊)
ガイウス「はじめまして、長老殿。お会い出来たことを光栄に存じますぞ(UBUはこの衰弱しきった青熊獣と対話させることで、私の本質を捉えようとしている。ユクモにとって害を齎す者かどうか審議しようというのか・・)」
長老「ハァ・・ハァ・・・軽捷を失った牙獣に何用かな・・」ぜぇ・・ぜぇ・・
ガイウス「この渓流にあなたのような優れたモンスターが多くいると聞き、足を運ばせて頂きました」(横たわる青熊獣から視線を逸らすこと無く話しかける)
長老「・・ユクモの渓流は・・そなたが描いていた心象よりも、遥かに誠実なことじゃろう・・・よくおいでなすった・・」ぜぇ・・ぜぇ・・
ガイウス「学習に果てはありませぬ。こうして私を快く受け入れてくださったあなたのように」にこ
長老「・・思えば長く生き過ぎた・・・が、同族にこのような見苦しい姿を看取られるよりは、この老いぼれの余生に付き合い、そして見届けてくれた、このお嬢さん達に囲まれ逝けることもまた、理知を授かった者ならではの至高の悦び・・。童心に返ったような気分じゃよ・・」ハァ・・ハァ・・・(ゆっくり目を閉じる)
ロージー「・・・・・・・・」ぐすんぐすん(泣いているロージーを優しくハグしてやるUBU)
長老「心残りがあるとすれば・・・」ハァ・・ハァ・・・
ガイウス「なんですかな?」
長老「・・わしがまだ生気に満ちていた頃、UBU達と出逢っていればな・・・共に大陸を駆け回り、鬱屈した義憤を晴らしていただろう・・・・UBUをここに・・・」ハァ・・ハァ・・・
ガイウス「・・・・・・・・・」こくり(UBUと目を合わせ頷く)
UBU「なぁに?長老」スッ(ガイウスと入れ替わり、横たわる青熊獣の顔下であぐらをかく)
長老「・・わしを・・・・外に・・・・」
グバぁあああああああ![血]()
(あぐらをかいているUBUに向かって大量に吐血する青熊獣の翁。UBUはそれを受け入れるかのようにまったく動じていない様子である)
UBU「ロージー。長老の肩を」ザシュッ(血色に染まった撫子装備を払うこと無く颯爽と立ち上がる)
ロージー「うん・・」ぐすんぐすん
UBU「少し我慢してね、長老」グン
(地面についていない方の左腕を力いっぱい上げる)
ガシッ!!
(そのまま脇の下から青熊獣の体を支えるように体を入れるUBU)
UBU「んああああああああ!!」(全身全霊で長老の肩を持ち上げる)
グン!!
(横向けになっていた青熊獣の体がUBUに支えられ、俯いた姿勢のまま、僅かだが上半身を起こす形になる)
ファイヤージンガー「今だ!お嬢!」
ガシッ!!
(すかさずUBUとは反対側の脇の下に潜り込み、巨体を支えるロージー)
UBU「いい!?ロージー!!ハンターの底力、しっかりとおじいさまに見せなさいよ!!」グン![煙]()
ロージー「うん!!」グン
(泣きながら力いっぱい翁の大きい肩を持ち上げる)
UBU「せぇーーーーーーーの!!!!」
ズルズル・・・ズルズル・・・
(ハンター二人に抱えられ、両膝を引きずりながら洞窟をゆっくり進んでいく青熊獣の翁)
コーネリアス「・・・・・・・・」きょろきょろ(二人に抱えられ、ゆっくりと前進していく巨大な青熊獣の背中と主人の顔を見渡す)
ガイウス「下手に手伝えばあの巨漢の下敷きになる。今はあの二人に任せよう」ガシッ(蜂蜜酒の入った壺を抱える。同時にメモをしまい、主人の後に続くコーネリアス)
長老「グバぁあああああああ!!」ビシャビシャビシャビシャ
(激しい吐血をする青熊獣の翁)
ロージー「長老!!頑張って!!」ズルズル・・ズルズル・・
UBU「まだ逝くな!!故郷の広大な景色を見るんでしょうが!?」ズルズル!ズルズル!(気迫に満ちた檄を翁と自分に向かって飛ばすことで引きずる速度を更に上げていく)
長老「ハァ・・ハァ・・・」ズルズル!ズルズル!
ファイヤージンガー「お嬢!!頑張れぇええ!!ちきしょう!!」(花びらの中心から涙のような水滴を流している)
ロージー「あたしじゃなくて長老を応援するの!!ええええええええい!!」ガシッ
(泣きじゃくりながらもしっかりと翁の脇の下に体を入れ、渾身の愛情を持って支えていく)
コーネリアス「頑張って下さい!!皆さん!!」
ガイウス「光りが見えてきた!!もう少しだ!!気張れ!!」
ズルズル!!ズルズル!!
(空洞を往くUBUとロージーに抱えられる青熊獣の大きな後ろ姿の向こう側から、眩いばかりの光が差してくる)
ガイウス「導かれているのか・・・魂が・・・」
UBU「出たぞ!!長老!!見えっか!?」ガシッ
(体重を再び受け入れ、洞穴の入り口で止まる)
長老「ハァ・・ハァ・・・・」(俯いたままである)
ロージー「長老!!しっかり!!」(力んで真っ赤になった顔は涙でぐしゃぐしゃになっている)
UBU「ガイウスさん!!下から顎!!顎、持ち上げて!!」(後ろに向かって大声をあげる)
ガイウス「よしきた!!」ダッ
(壺を地面に起き、前に出る)
ファイヤージンガー「やい長老!!勝手に逝くんじゃねぇぞ!!」ザシュッ
(青熊獣の顎の下に入るガイウス)
ガイウス「ぬおおおおおおおお!!!!」(力いっぱい、両手で巨大な顎を下から持ち上げる)
グ・グ・グ・グ・グ・グ・・
(徐々に上向きに傾いていく青熊獣の頭)
コーネリアス「私も!!お手伝いします!!」バッ
(青熊獣の腹の下に入り、全身で巨大な体を支えようと尽力する小さな獣人)
UBU「頑張れ!!ガイウスさぁあああああん!!」ふぬぅううううう!!
ガイウス「うおおおおおおおお!!!!」ガシッ
(踏み込みに体重をかけ、両手で顎を持ち上げる)
グン!!
(しわくちゃになった青熊獣の顔が前を向く)
ロージー「長老!!あなたの生まれた渓流よ!!目を開けてぇえええええ!!!!」
長老「・・・・・・・・・・・・・・」
UBU「クソぉおおおおおおおお!!なにがハンターだ!!結局命を狩り取ることしか出来ないじゃないかぁあああああああ!!!!」
くあっくあっくあっくあっ
(長老の頭の上に乗っている六本木)
UBU「え・・・・・」
六本木「チョウロウ、メザメタ。チョウロウ、カイガン」
UBU「・・・・・・・・」そぉ・・(肩の下からなんとなく長老の顔を見上げる)
長老「見えておるぞ。しっかりと、我が故郷の姿がな」(紅葉溢れる広大な景色が映るつぶらな瞳をまんまるに見開いたその顔は、若き頃の活力を取り戻しているように見える)
ロージー「長・・・老・・・・?」くあっくあっ
長老「UBUよ。ロージーよ。大陸を体で感じ、生命を心で捉え、種の息吹を紡いでいく者達よ。お前たちと共に、夢の続きを見させてもらおうぞ」にこ
ひゅおおおおおおおお
UBU「風・・・・・・・・長老!?」
ゆらっ
ずでぇ~~~~~~~~ん
(豪快に後ろ向きに倒れる巨大な青熊獣)
長老「・・・・・・・・・・・・・」(童心に返ったおじいちゃんアシラのしわくちゃな笑顔はとても清らかである)
ロージー「・・・・・・・・。いっちゃったね・・・・長老・・」
UBU「うん・・。あとは頼んだよ、アンジェリ・・・」(空を見上げて小さく呟く)
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かぁ~かぁ~
(渓流地区を西陽が照らす中、紅葉茂る丘の麓で壺を抱えながら待機しているガイウスと頭に派手な色のインコを乗せたコーネリアス)
コーネリアス「貴重な体験でした。今日見たこと、そして起きたことのすべてを受け入れるには、まだ時間が掛かるかもしれませんが、あの方の最期のお言葉、そしてあの無垢な笑顔は一生涯忘れません」かぁ~かぁ~
ガイウス「命の尊さは知的生命体種も、人も獣人も変わりはないのだ。そして言語を発しない多くの生命もまた然り・・。突然変異として理知を持って生まれた青熊獣の長老は、その数奇な経験則をもって、生命を尊重する心を育み、大陸と向き合っていくことの意義を、我々に教えてくれたのだ」
UBU「じゃあいくよ~!!下、気をつけてねぇ~!!」(丘の途中に位置する洞穴の入り口前に、大タル爆弾GをセットしているUBUとロージー)
コーネリアス「・・・・・・・・」ふりふり(笑顔で手を振り応答する)
ガイウス「なぁコーネリアス」
UBU「点火!それ逃げろぉ~!!」どん
(ロージーを爆弾の方に突き飛ばし一人だけ逃げてくる)
ガイウス「モンスターの進化論的な意味での最盛期とは一体なんだと思う?」
コーネリアス「私には難しい質問です。けど・・彼女達なら、その答えを知っているかもしれませんね」にこ
ドガアアアアアアアアアアン![爆発]()
(丘を駆け下りてくるUBUの背後で大爆発が起きる。ロージーは爆風で吹っ飛びながら空中経由で下山してくる)
ガイウス「ハンターに与えられた天命とはなにか・・・我々が為すべき大陸への奉仕活動とは・・・まだまだ課題ばかりだ」フゥ~~~~~~
六本木「ヒトモ、ネコモ、モンスターモ、ムシヤショクブツ、ソシテ、トリモ、ミンナカンガエル」
ガイウス「ん・・・ハッハッハッハッハッ!そうだな!クエストは何も一人で受ける必要はないのだ!なぁ、コーネリアスよ!」かんらからから
コーネリアス「はい!」
かぁ~かぁ~
(夕焼けが紅葉の森林をより暖色にさせる中、ひたすらUBUの頭を殴るロージー。その左肩の上のドスビスカスも花びらの口から毒霧のような花粉をUBUの顔面に浴びせている。そのなんだか微笑ましい光景?を見ながら笑うガイウスとコーネリアス。そんな一同を頭上から見守るようにオレンジ色の空を雄大に舞う六本木の姿も)
ユクモからのクエスト/完
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![$あたちのモンハン日記]()
次回「あたちのモンハン日記」ザ・中継ぎ記事は
11/7(月)0時更新 内容は未定![aya]()
をお送り致します♪それじゃあさ、次回も優しい気持ちで読も見よう![肉球 くろ]()
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