いよいよか 本格的な 蒸し器をな
どうぼ。あた☆門亭こし餡スキーですご高評につき、前回同様「あた」と「門弟(もんてい)」の間に☆を入れてみました(俗に言う、つのだ式、ダイヤモンド式、漫式、ゴー式。ゴー式が分かる方はかなりの☆有名人マニア。ヒント、サンミュージックの宇宙海賊)。そんなわけでOPポエムの注釈をば・・。近所の激アツスーパーにあんまんが定番化(今のところ。いつまた豚まん地獄に陥るかは定かではない)され、連日のように蒸し器を使ってホクホク
と頂いているわけなのですが、作者のうちの蒸し器は「下の段のやつ」が、でかいわりに水があまり入らない設計になっており、紀文さんが指定する「袋から取り出し蒸気のあがった蒸し器に入れ、強火で約15分蒸します」の方法だと、すぐにお湯が沸騰してしまい、そのまま気づかずに放置しておくと「下の段」のやつがすぐに焦げてしまうのです
だので、ちょくちょく「湯加減」をチェックしてやり、水を注ぎ足さないといけないわけで、その度に「つくづくあんまんとはワガママな生き物よのぉ」と、仙人が外界を見下ろす目線で感慨に耽っている秋この頃、いよいよ本格的な「あんまん専用蒸し器」を買ってやろうではないかと決意したのです
愛するあん☆まんに投資して何が悪い。計画性のない資金運用しか出来ない某自治体に納付するなら、よほど「あんまん税(間接税)」に費やした方がマシ(間接税なので結局は国や自治体にお金はいきますが)。というわけでこの激憤を胸に、デパートの「キッチンコーナー」に「イン」してみたいと思うております
(いいのが無かったなら必殺☆アマゾンさんで)
はい!そんなわけで連日のあんまんと言えば連続!連続といえば連続狩猟!!というわけで本日はMHOの連続狩猟(三頭なので大連続ではないのかな?と)を見て観てみようそうしよう♪ほんだらどうぞ
(急にの真顔で)
电甲虫<金眠鸟<雌火龙
炎狮子<樱火龙<将军镰蟹
どうでしたか?大狩猟ときいて「お得にMHO版の各モンスターの生態をチェックできる」と思うたら大間違い。国産もの同様、大狩猟なので体力設定が少ない為、肝心のモンスターがすぐに「乙ってしまい」モーションはあまり観察出来ませんでしたね(そう考えると、「先鋒」として最も奮闘を見せていた电甲虫がカッコよく思えます。というか「飛んでるから叩きにくい」の一言でしょうか)
個人的感想を述べれば、どうでしょう?そろそろシビレ罠無しの方向で。なんて思いました。個々の狩猟レギュレーションや、縛りありの拘束クエではなく、そもそもからです。結論、MHのリブート要求をしつこく申し立てるわけなのですが、無印の頃のように大型モンスターの存在を強大な存在に維持しておかないと、そのうちモンハン無双化するのも時間の問題です。とは言うものの、近代ゲーム業界に不文律化している「簡単なゲームじゃないと売れない」という俗習を無視出来ないのもメジャーパブリッシャーの痛いところ。メーカー従来が持つブランド力の品位を多少下げても、目の前の数字を取りにいかないと企業なんていうものは、それこそ一瞬で乙ってしまいます放送に関するBPOの介入及び文化財産に対するSJWへの対応対応対応・・。ことゲーム業界に関していえば、このままSJWの意のままになれば、近い将来、世界からビデオゲームコンソールは消えてなくなるだろう、なんていうジャーナリストもいますが、作者も全く同意見です。所謂、本来の意味でのゲーマー気質の人間だったらSteamをはじめとしたプラットフォームを利用して、「自ら好みのゲームを発掘する美学」を今も「こっそりと」追求していますが、一般の消費者はそうではなく、広告戦略に乗せられたソフトウェアやアプリケーションを信じるしかありません。そうなるとゲーマーが求めるクオリティよりも、誰でも簡単に手軽に隣人と共に程よく楽しめる安価なゲームに、多くの人が惹かれるのは至極当然なこと。独自の理念を貫いてきたパブリッシャーが次々と倒産し、気づけば国内のメジャーメーカーは指折りで数えられるほどに。近年における任天堂の大苦戦とは裏腹に、我らがカプコン様は自社が代表するソフトを武器に国内だけにあらず、安定したグローバル戦略を持続出来ているのは素晴らしいことです。ことモンハンに関していえば近年のDSハント及びスピンオフ作品の成功、アニメ化、グッズ販売も好調!更には年に一度は新作を発売する定期的戦略もなんだかんだできちんとした実績と数字を残しています。もはやモンハンビジネスはアングラ経済からメジャーに至る広範囲に渡り、ビジネス提携を懇願する企業、一般消費者の数は絶えず、モンハン自体が人々の脳裏に定着した大作ゲームになったのです!なんですがそっちはそっちで上手にこなしつつ、古の狩人もきちんと顧みて欲しいなぁ・・と思うのは作者だけにあらずの山の如し
我々とて、もはやコンシューマでのリブート作は望んでおりません。そこに未来を感じていないからです。となればPCということで、せめて過去作品のHDリマスター版だけでも・・。シビレ罠撲滅運動もしません。近代ハントの批判もしません。なのでせめて大剣が「叩いて逃げる」だけの武器だった頃の、ガルルガが最凶だった頃の、兄貴が世界最強だった頃の、ミナガルデやドンドルマ、そしてロックラックに行かせてくだせぇ~・・・だせぇ~・・・ぇ~・・・
すべてが邯鄲の夢なのでしょうか?マイノリティなSJWの意見が通るなら、マジョリティな古の狩人だって小さいコミュニティ(The Great Hunters'Guild)から巨大アソシエーションに向かって意見を述べるのです(浪費的なディベートは論外として)。なぁ~んてこのぼやきが叶えばいいなぁ~
だから作者は書きます
あたモンを
自己完結したところで、今日も上手に「乙」にしましょう
っかれっしたぁ~
ばいばいよランキング参加中なんだ!みんなの激アツ一票で応援してくれよな!!
次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードは!?
11/9(水)0時更新 「デブ巫女選手権/PART1」
をお送り致します♪次回の舞台(エリア)はひさびさ登場「ひよこ寺」!!果たして今回はどんな珍騒動が待っているのかいないのか・・そんだらさ!!次回もあんまんぶん投げながら読も見よう
MHO版の連続狩猟を見て観てみよう♪そうしよう☆
「デブ巫女選手権/PART1」
~渓流非狩猟地区....

キャンプだぞぉ~い♪キャンプだぞぉ~い♪
キャンプだゾイゾイゾイ♪ぞいっ♪
(例の山歌をはずませながら、紅葉エリアに「イン」してくる人間と獣人を中心とした団体様)

UBU「はぁ~じめて見る火山♪」ゾイッ♪(食い気味の合いの手)

鉄平「はぁ~じめて見る渓流♪」ゾイッ♪
バステト「みゃみゃみゃみゃ、ニャニャニャニャニャ~♪(はじめて泳ぐ孤島~♪)」ゾイッゾイッ♪
コーネリアス「エ~リアは友達♪」
ヴラドレン「フィールドもぉ~友達♪」
一同揃って「大陸はぁ~友達さぁ~~♪」
あっはっはっはっはっはっ。ああ、おかしい♪
(と腹を抱えながら先陣を切る以上の面々。その背後からは笑顔のポールといつものように厳格な顔を決め込んだガイウス、そして隣には着物を纏った素顔の夜叉亥こと琴猪山(ことちょやま)の姿も。更に続くのは観光客の団体様である)
UBU「はいはい皆さぁ~ん♪このまま「まっつぐ」、まっつぐですよぉ~♪」ピッピ~(煌黒大剣を背負い、ご陽気に小型タイプの角笛を吹いて団体様をエスコートしている)
鉄平「大勢でハイキングなんて、父ちゃん初めてだぜ♪なぁバステト」(胸に抱いている我が子に話しかける)
バステト「うんみゃ

ポール「流石に上機嫌だな、UBUと鉄平君」ぞろぞろぞろ(辺りの紅葉に見入りながら続く観光客を従えている)
ガイウス「コーネリアスのやつもな・・。村長の依頼なのだろう?観光客の団体を渓流内の観光名所として有名な寺院まで案内するのが」ぞろぞろぞろ(後ろを気にしながら問う)
ポール「村クエってやつですよ。しかも至って健全なね。それならUBUも胸を張ってフィールドに出れる」スチャッ(背中に背負っている凶針のベルトを直す)
夜叉亥「・・・・・・・(なるほど・・。砂漠の艦隊の襲撃以来、村から離れたくないというのが彼女の本音か・・)」ちら(前方でこっちを見ながらご陽気に笛を吹いているあんまん女の姿を見る)
ガイウス「その寺院というのはまだなのか?」
ポール「俺も初めてなんです。そう遠くはないと思うが・・」う~ん
夜叉亥「ひよこ寺ですな。聞いたことがある」チラぁ~ん

ガイウス「観光に適しているのかね?」
ポール「なんでも寺の和尚の話では、「フェス」を開催して、寺の集客を増やそうという計画みたいです。勿論、それが叶えば、村の観光客も増えますしね。一石二鳥、持ちつ持たれつですよ」
ガイウス「地域活性化か。素晴らしいことだ」
ポール「しかし、お二人共・・それにバベンコさんだっけ?何か予定があったのでは?」
ガイウス「気晴らしにはちょうど良さそうだ。それに地域貢献も出来るしな」わっはっはっはっはっは(豪快に笑い飛ばす)
夜叉亥「・・・・・・・(本当は一刻も早く、UBUとカーブーに邪羅尼様の伝言をしたいのだが・・)」ぶつぶつ
バステト「ほにょおおおおおお!!」にょにょにょにょにょ(父の胸から即座に後方を振り向き、人差し猫指を夜叉亥に向ける)
夜叉亥「・・・・・・・・・・・」にょにょにょにょにょ

ポール「あれ?どうしました?」
夜叉亥「(以下、すごい機械口調で)自分も皆さん方と共にこうして美しい紅葉の中を歩けることを幸せに感じます」(虚ろな目をしながら棒読みで言う。隣で「そりゃ良かった~」と呑気なポール)
鉄平「なぁ、バベンコさん!バステトに「歯」が出てきたんだぜ!?見たいだろ!?」にぃ~~~(と自慢げに、ちびっとだけ生えてきた前歯を見せるバステト)
ヴラドレン「ああ・・いい「歯」だね・・(こんなことしてる場合じゃないんだがな・・。まだ書士隊の顔も確認してないし、今のところ、ただの観光客だ・・。せめて棟梁が一緒ならなぁ・・・)」はひぃ~~~~(せつないため息)
バステト「ほにょおおおおおお!!」にょにょにょにょにょ(すかさずヴラドレンに向かって人差し猫指を飛ばす)
ヴラドレン「・・・・・・・・・・」にょにょにょにょにょ

バステト「みゅう」
ヴラドレン「ま、いっか・・・もう少しご当地グルメや地酒、それと温泉にぬくぬくと浸かろう・・」ふふふふふふ
鉄平「なんだよ?ボケっとしちまって」にぃ~~~(と、歯を見せるバステト)
ヴラドレン「ああ、ごめんごめん。UBU、ひよこ寺ってのはまだなの?」なでなで(歯を見せるバステトの頭を撫でてる)
UBU「もうすぐもうすぐ。あんまんかじれ」ぽいっ

ヴラドレン「寺でフェスって、聞いたことないけど・・・一体、何をやる予定なんだい?」あ~む(キャッチしたあんまんを即座にかじる)
UBU「デブ巫女選手権だって♪」あ~む
ヴラドレン「う~ん・・・」あむあむ(あんまんをかじりながら疑念の表情を浮かべる)
「あたちのモンハン日記」
~デブ巫女選手権~
~ひよこ寺....

わいわいガヤガヤ

(立派な寺院(屋根の先っぽがひよこ型になってる)の前で、なにやらヘビメタチックな格好をした坊主(裸の上にレザーのベスト、下半身は同じくタイトなレザーショーツに足元は黒いワークブーツでかため、首にはドクロが連なる数珠を巻いている)に促される団体様)
朴然「皆さぁ~ん。これより「ひよこ観音」をはじめ、その他、貴重な奉納品を収蔵した宝物殿にご案内致しまぁ~す」わいわいガヤガヤ(整備された庭園の所々にひよこの石像が置かれている。中にはアイルーとひよこをMIXしたようなキャラ像も)
UBU「なんか前より石像が増えたね・・」きょろきょろ
朴然「石工が和尚の趣味なんです。買いますか?」(周囲の石像をよく見ると、おでこにプライスカードが貼ってある。しかも法外な値段で)
UBU「遠慮しとくわ。それよりあんた、相変わらず傾いた格好してるわね

朴然「えへへへ。いいっしょ?このレザーベストの鋲、全部「力の爪」なんすよ」かっけぇ~(と絶賛するヴラドレン。その後ろではガイウスと夜叉亥が石像をまじまじと見つめ、何やら感心している)
鉄平「はぁ・・・」(胸にバステトの姿がない)
ポール「どうした鉄平君?」
鉄平「娘が心配なんだよ・・」はぁ~
ポール「ああ・・。そういえばさっき「おでこに札を貼った宮司さん」が連れて行ったけど・・なんだい?」
鉄平「なんでも和尚直々にお祓いをしてくれんだと。その儀式に部外者は立入禁止なんだって」はぁ~~
ポール「相手が和尚さんなら信用出来るさ。心配かい?」
鉄平「違うんだよ。俺もその娘の大事なイベントに参加したいんだよぉ~

ポール「なるほど。親ばか心か」やれやれ
UBU「ポールさん!宝物殿行こうぜ!!あたち、前から入ってみたかったんだぁ~♪一緒に展示公開されてるありがい奉納品にモンスターのフンを投げたりと、しっちゃかめっちゃかにしてやろうぜ♪」たのしみぃ~(隣で訝しげな顔してるガイウス)
ポール「なんて罰当たりなことを・・さ、俺たちも行こう。鉄平君」
鉄平「うん・・」ちら(寺院の方を見つめる)
こわぁ~~~~~~ん
(ありがたい「鈴」の軽やかな金属音が心地よく反響する立派な本堂の内陣前にて、座布団の上で正座をしながら向き合うちっちゃい和尚(トレジィタイプ)とおでこに札を貼った宮司。宮司の胸にはバステトが抱かれている)
和尚「ほほぉ・・この獣人の子が神童と噂される・・・ふむぅ~・・」こわぁ~~ん(黄金のでっかい鈴を鳴らしながらバステトを見つめている。また背後に見える「やたらと」金ピカの内陣には、天使のような翼を持った黄金のひよこ像が祀られている)
宮司「はい、彼女が龍之バステト殿です」にぃ~~~(和尚に自慢の歯を見せるバステト)
和尚「なんともありがたい顔をしとる」ん~~(顔を近づけてまじまじと見つめる)
バステト「みゅう」しゅっ

和尚「ふがっ

宮司「現代ではテレパスとも。本人もその力には気づいているようです」
バステト「ほみゃ~ったら、みゃうみゃう。にゃにゃ~~って、にゃう」(身振り手振りに何か説明している)
和尚「ふむふむ・・。では両親の遺伝により授かった不思議な力が、ある古龍種の素材の影響を受け、覚醒したと・・・その時、初めて自分が他者の精神を共有出来ると知ったのか?」
バステト「にゃにゃにゃ~ってにゃ、みゅうみゅう。もみゃ~~~~~~たら、ほにょ」
和尚「共有出来る者とそうでない者もいる・・・なるほど。心象を覗きにくい者もいるということか」
バステト「みゅう

和尚「ちなみに、今、わしが何を考えているか分かるか?」
バステト「みよこ」
和尚「正解じゃ。そのとおり、ひよこじゃ」なでなで(満面の笑みを浮かべ神童の頭を撫でてやる)
宮司「彼女はいつこの偉大な力をご両親に伝えようか悩んでいるみたいです」ふぅ~(おでこに貼った札(守りの護符)を前髪を吹くみたいにして靡かせる)
和尚「危惧しておるのだな?」
バステト「みゅう・・・」こくり(俯きながら答える)
宮司「不可思議な力を持つ子供を怖がらないか・・また、嫌いにならないか心配なんだね?」
バステト「・・・・・・・・」こくり
和尚「ならば時期が来るまで黙っておりなされ。大陸から授かった贈り物を天啓として受け止めるもまた何かの縁。そして親子の絆という因はそう簡単には切れぬもの。安心なさい。君のご両親は立派な獣人だ。そのくらいのことで君を忌み嫌うようになったりはせんよ」にこ
バステト「はぁ~~~ぱぁ~~~~~♪」
和尚「ホッホッホッホッホッ。叩くかね?」(でっかい鈴を差し出す)
ちぃ~~~んちぃ~~~~んちぃ~~~んちぃ~~~ん
(宮司の胸の中より身を乗り出し、肉球でありがたい鈴を叩き散らすバステト)
宮司「はっはっはっはっ。まさに神童ですな。しかし、私の心の中は読まぬほうがいいぞ?己でも制御不能な、到底、健全な人間ならば思いもつかないような人畜無道、背徳非道の煩悩だらけだからな。気がおかしくなってしまうよ?はっはっはっはっ」ちぃ~~~んちぃ~~~~んちぃ~~~んちぃ~~~~ん(宮司の話に耳を傾けず、ひたすら鈴を叩き散らすことに夢中になっているバステト)
ととととととと

(廊下を走ってくるUBUと鉄平)
宮司「そうか・・ひょっとして、ご両親達をこのひよこ寺まで導いたのは、君の意志によるものか?」
バステト「はぁ~~~ぱぁ~~~~~♪」ちぃ~~~んちぃ~~~~んちぃ~~~んちぃ~~~~ん(嬉しそうに連打する)
鉄平「よぉ


UBU「鈴(りん)を叩いてる・・・いいなぁ・・」ととととと

和尚「こりゃ!廊下を走るでない!」ちぃ~~~んちぃ~~~~んちぃ~~~んちぃ~~~~ん
UBU「そんなことよりさ、儀式ってそれ?」ちぃ~~~んちぃ~~~~んちぃ~~~んちぃ~~~~ん
鉄平「まじか!?上手だぞぉ~♪バステト~♪」(親ばか)
和尚「うむ。問題はない。逞しく、健やかな子に育つだろう。心配になって見に来たのか?」
鉄平「ああ。ってかよ、宝物殿、超つまんねぇし。金剛ひよこ像の頭の上にクソして帰ってきたわ」ぱぁ~~~ん

UBU「なんか生臭坊主が、次は土楼に観光客を案内するって言ってたけど、なに?」
宮司「今日行われる「フェス」が、土楼で行われるのですよ」べりぃ~~ん

UBU「へぇ~。土楼なんか建てたのぉ~」じろじろ(札を点検している様子。どうやら「守りの護符」であると確信した模様)
バステト「にょろう?」
鉄平「バームクーヘン状の版築建築物さ。つってもわかんねぇよな・・。まある、高い、たてもの、中に住む人たくさぁ~ん」(身振り手振りで教えてやる。頷くバステト。おそらく鉄平の頭の中身から土楼の情報を採取しているのであろう)
和尚「ユクモ土楼じゃ。大陸世界遺産になればと思ってな。こっそり溜めておいたお布施を遣ったのじゃよ。ま、土楼と言っても、共同居住用ではないがな。お前さん達の世界で言う闘技場みたいなもんじゃ」
UBU「土楼の内側から観戦するのね。おっしゃれぇ~♪やるじゃない、クソ和尚」(「クソ和尚」の部分だけ真顔で言う)
鉄平「で、デブ巫女選手権ってなによ?」よいしょっ(宮司から我が子を託される)
和尚「デブで巫女のナンバーワンを決めるフェスじゃ♪」
宮司「和尚は無類のぽっちゃり好きなんです」こそこそ
和尚「今頃、土楼には世界中のぽっちゃり好きが集まっておるぞ。参加者もたくさんおろうて♪」たのしみぃ~
鉄平「どうやって募集したんだ?」
和尚「知り合いのハンターに頼んでな。ギルドが属する自治体の集会所のクエストボードに、こっそり募集内容を書いた張り紙を貼ってもらったのじゃ」ふふん
宮司「優勝者には、我がひよこ寺の「専属巫女さん」になってもらい、ユクモ地方の美味しい食べ物に困らない、贅沢な暮らしを保証致します。勿論、福利厚生完備、終身雇用でね」
UBU「ほえ・・まさにデブ冥利に尽きる好条件じゃんか。じゃあ、すんごい「デブの猛者達」が集まってるかもね。デブの群雄割拠だ」
和尚「ひょっひょ~♪たのしみじゃわぁ~い!!」(煩悩丸出しで両中指を立てながら喜ぶ)
朴然「和尚様~!!たいへんでぇ~~~~す


和尚「廊下を走るでなぁーーーーーい!!」ずがぁーーーーん

朴然「そうでしたっけ?」ずでぇ~~~~~ん

鉄平「バカやってねぇで、何が大変なんだ?」つんつん(倒れてる禿頭をつんつんするバステト)
朴然「おっと、いけやせんでした。え~とですね、そうそう!全然なんですよ!!」
和尚「なにがじゃ」ばかもん

朴然「とにかく土楼へ急ぎましょう!!」ばふぅ~~~~ん

もわもわもわもわもわ・・・・
(謎の緑色の煙幕に包まれる本堂)
ワアアアアアアアアア!!
もわもわもわもわもわ・・・・
(大歓声の中、もわもわ現れる一同)
UBU「ほえ・・・ここって・・」きょろきょろ
ワアアアアアアアアア!!
(喝采の正体は、円状型の土楼に募るオーディエンスと観光客であった。このことからこの土楼は一棟タイプの五階建てであることが見て取れる。また、各階には手すりが設けられており、観衆の安全を保護している)
鉄平「すっげぇ客じゃんかよ!?これ、全員、デブ専なわけ!?」ワアアアアア!!
バステト「はぁ~~~ぱぁ~~~~~♪」ワアアアアア!!
和尚「チケット代を上げて正解じゃったな。して、何が大変なんじゃ、朴然よ」
朴然「お客さんは集まったのですが、参加者が全然なんですよ

和尚「なっ・・・!!」ガガーーーーン(心象に描く色っぽいぽっちゃり小娘達が手を振りながら去っていく)
UBU「そりゃそうよね。わけの分かんない寺が主催する、あやしげなフェスに参加しようとは思わないか」やれやれ
宮司「今の時点で参加者は?」
朴然「二人ぽっちです」
和尚「二人ぽっちーーーー!!」ガガーーーン(心象に描く色っぽいぽっちゃり小娘達がラオシャンロンの前進に弾かれ散っていく)
ぱたん・・(大観衆が囲う広場の中心で両手を地面についてうなだれる小さい老人)
鉄平「やべんじゃねぇの?この大観衆だって、たった二人が競うのを見に来たわけじゃねぇだろうに」だぁ~せ、デ~ブ!だぁ~せ、デ~ブ!(場内「出せデブチャント」の大合唱)
UBU「いんじゃない?最初っから決勝戦で」みぃ~せろ、デ~ブ!みぃ~せろ、デ~ブ!
和尚「うううう・・・やじゃ・・・最初っから決勝なんていうコンペティションに権威があると思わないもん・・・」ひっこめ、じぃ~じ!ひっこめ、じぃ~じ!
UBU「ワガママ爺さんだな・・じゃあどうすんのよ?」
宮司「和尚。私めに考えが」(いつになく札を貼った顔面が凛々しく見える)
和尚「なぁ~に?」(すんごい泣き顔で見上げる)
宮司「参加者ならばここにもおります」
和尚「??」きょろきょろ
宮司「UBU。君が参加するのだ」キッ
UBU「え~~~~~~~~~~~」(心底嫌そうな顔)
To Be Continued



次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはさ!?
11/11(金)0時更新 「デブ巫女選手権/PART2」
をお送り致します♪ほいだらさ!!次回もおでこに自家製の札を貼りながら読も見ようよ

「デブ巫女選手権/PART2」
~渓流非狩猟地区、ユクモ土楼(所有はひよこ寺)....

ワアアアアアアア・・・!
(岩丘の山壁に建つ土楼から沸き起こる歓声が渓流エリアにこだましている)
で~ぶ!は・や・く♪
で~ぶ!み・せ・ろ♪
(土楼内のぐるりと回る円状のベランダから独特なチャントをあげる「デブ専」のオーディエンス達。その群衆の中に紛れて中心の広場を見下ろしているガイウス一行)
コーネリアス「すごい人ですね・・」で~ぶ!で~ぶ!お・に・く♪
ガイウス「なんとも盛況だな」で~ぶ!で~ぶ!わぁ~~~♪(ウェーブが始まった)
ヴラドレン「こいつら全員、デブ専なんすよね

夜叉亥「ブホッ(笑)・・ごほん。先程、下にUBU達が現れたようだったが・・」きょろきょろ(周囲を見渡す)
ポール「和尚達と一緒に地階へ入っていった。今度は何をするつもりなんだか・・」はぁ~
ヴラドレン「あっ!達人ビールの売り子さん発見!!お~い!!こっちにも一杯・・いや四杯くれぇ~!!」(向かい側のベランダに見えるプライベートシリーズを着用した若い娘が、了解のサインを示すように手を振っている)
コーネリアス「いいですね。催し物って」にこにこ

~土楼、地階の準備室....
ワアアアアアアアア・・・・
(真上からの歓声による地響きにより天井から埃が落ちている)

UBU「はぁ・・・・・・」(ベンチに腰掛けるUBUが着用する撫子装備の上半身は、パンパンに膨れ上がっており、傍目には完全な「まあるい人」になっている。また自慢の煌黒大剣も背負っていない)
むにょむにょ・・(パンパンになったお腹を指で押すUBU)
UBU「なんであたちがこんな「たこ焼きボディ」に・・」はぁ~~~~
~10分前、準備室前の廊下....

UBU「はぁ!?なんであたちがこんなクソしょうもない選手権に参加しなきゃいけないのよ!!」
宮司「コンペティションを盛り上げる為です。お願いします」
和尚「そうじゃそうじゃ。参加者が二人だなんて、上で首を長くして待っておる連中に知れてみろ?ブーイングの嵐に、チケット代の返還請求、はたまた寺の名誉問題にも発展しかねん」

鉄平「そうなれば、ユクモ地方の評判も悪くなって、村の観光客も減るだろうな」(胸に白毛のモフモフ赤ちゃんを抱いている)
バステト「いみゃ~~~ん

宮司「頼みます、UBU殿。観衆にはUBU殿が「おデブ」に見えるよう、服の中に綿をつめますので」(大樽一杯に詰まった綿を見せる)
UBU「そこまでする義理はねぇわ!そもそもデブ巫女になんてなりたくないし!」べりっ

宮司「仕方ない・・(バステト殿。頼みます)」てんてん(新しい札をでこに貼る)
バステト「みゅう

UBU「だいだい何をして競うわけ?どうせしょうもない競技を・・」
バステト「ほみゃああああああ!!」にょにょにょにょにょ

UBU「・・・・・しょうもないのはあたち・・。だからあたち、デブ巫女になりたい・・。デブ巫女になって腹が裂けるほどにあんまん食べる・・」にょにょにょにょにょ

和尚「おお!交渉成立じゃな!!」
宮司「・・・・・・(バステト殿。かたじけない。これもユクモの地域活性化の為・・礼を言いますぞ)」にこ
バステト「もみゃ~

和尚「よし!そうと決まれば早速、服の中に綿をつめるのじゃ!」ささささ(UBUが背負ってる煌黒大剣を奪う)
鉄平「ケッケッケッケッ。お望み通り、デブにしてやるぜ?UBU~♪」ひっひっひっひっひっひっひ
ひっひっひっひっひっひっひ
UBU「はぁ~・・。なんであたち・・やるなんて言ったのかしら・・」ぐすん(泣いてる)
ちら(目線を上げて部屋を見渡す)
??「もぉ~!早く焼いてよね!」(目の前のベンチにふてぶてしく腰を下ろす、メイドシリーズを纏ったまんまるぽっちゃりさん。黒髪のツインテールに二重顎をキメ込み、「MH部員特製扇子(双剣)」で汗だらけの顔面を煽っている)
UBU「・・・・・・・」ちら
??「待っててね、ぽぶ美。今「上手に焼くから」」ぎゅりぎゅり・・(仮にも個室の中で肉焼きセットを展開し、こともあろうか「モスの頭部」を焼いている、ビストロシリーズを纏ったガリガリハンター)
UBU「・・・・・・(なんだこいつ・・。あのわがままデブの奴隷か?)」(嫌悪感溢れる蔑んだ目で見つめている)
??「あ、気にしないで下さい。自分、ぽぶ美の彼氏のガリクソンです。良かったらどうです?顔面は旨味の宝庫、美味しいですよ♪」ぎゅりぎゅり・・
ぽぶ美「ちょっとぉ~!なにライバル相手にあたしの「おやつ」を勧めてるわけぇ~!?許せない!」ぱぁ~~~~ん

??「ちょっと。静かにしな」
UBU「・・・・・・・」ちら
ガベーーーーーーン!!
(部屋の隅で腕を組んで「すかしている」のは、全身をピンクのハイメタU装備(男性用の)を纏った完全無欠の大デブハンターである)
UBU「・・・・・・・(バケツ・・懐かしい・・。でもあれって男もんだろ?「中の人」は女なのかな・・・」
??「あたしの名前は鉄子。この大会に参加する為、ドンドルマからやってきたのさ」ふっふっふっふっ(不気味に笑うバケツの顔)
ぽぶ美「へぇ~。男物の鎧着てるなんて、なかなかやるじゃない」
UBU「・・・・(やるのか・・?)」
ガリクソン「あのぉ~、良かったらどうです?」(にやにやしながらモスの顔面を勧める。どうやら完璧なデブ専のようだ)
鉄子「遠慮しとくよ。あたしは「もう」肉になんて興味ないんでね」ごそり(鎧の隙間に手を突っ込み、何かを取り出す)
ぽぶ美「??」パタパタ(扇(双剣)で汗だくの顔を仰ぎながら見つめる)
鉄子「今、あたしが「ハマってる」のは・・こいつさ」
ガベーーーーーン!!
(ピンクの篭手のぶっとい掌の上にあるのは、どう見ても鉄鉱石の塊であった)
UBU「・・・・・(こいつ・・まじか・・

鉄子「旨いよぉ・・?鉄分たっぷりで・・・これを食べるようになってから、低血圧がよくなったくらいさ・・・」ふふふふふふ
ぽぶ美「あたしも前に火山へ行った時、お腹減っちゃってさ。試してみたけど、無味なのが嫌だったのよねぇ~」パタパタ
UBU「・・・・・(実践済みかい)」
鉄子「そんな時はこれをかけて食うのさ」ぎゅりっ

ぶっぶ~~~~~

(豪快にマヨを握りつぶし、鉱石をマヨ浸しにする)
UBU「・・・・・(あんなにトランス脂肪酸を・・)」おえっ・・

鉄子「悪玉コレステロール?大歓迎じゃない?石は消化に悪い?そんな脆弱性を抱えた胃袋はとっくに「スワップ」したわ。鎧竜の胃袋とね・・・」ひっひっひっひっひっ
ぽぶ美「え!?ってか、どうやって!?」興味津々♪
鉄子「前にサザンゴッドに「珍味」を求めに行った時の話しさ・・。訳ありの天才外科猫医、ラザロス・リフテリスに偶然遭遇出来てね・・。そこで「やってもらった」ってわけさ。一度胃を取り出して、鎧竜の強靭な胃粘膜で縫合された「人型サイズ」の胃袋を代わりに突っ込んだってわけ。ハンターのあたしは見事、それに適応してるのよ」ふふふふふふふ
UBU「・・・・・(こいつ、マジでいかれてる・・

鉄子「いただきマンドラゴラ~♪」カシャーーーーン!!(バケツの口部が上向きに素早くスライドして「中の人」の口が露わになる。真っ赤な口紅をつけていることから、まだ女は捨てていないことが伺える)
がりがりがりがりがり

(強靭な歯で鉱石を砕く鉄子。開閉された口元はマヨでペチョペチョになっている)
UBU「・・・・・(もはや人じゃねぇな・・)」
ぽぶ美「やるわね・・。でもあたしだって負けてられないんだから。今回のデブ巫女選手権に優勝して、ユクモを代表するぽっちゃりアイドル巫女さんになるのよ♪」パタパタ
鉄子「へぇ~。あんたもあたしと同じ目標ってわけかい。こりゃ~負けてらんない・・ね!」ごくり(力強く鉱石を飲み込むバケツ女)
UBU「・・・・・(あんた達じゃ、アイドルじゃなくて「ゆるキャラ」だろうが)」
鉄子「そこの丸っこいの」
UBU「へ・・?あたち?」
鉄子「丸いのはてめぇしかいねぇだろうに」ガッハッハッハッハッハッ!!(必要以上の大音量で馬鹿笑いをかます。同時に笑うぽぶ美)
UBU「・・・・・(今すぐバアルレボアでぶった斬ってやりてぇ・・!)」ぐぬぬぬぬ

鉄子「てめぇはなんでよ?」ガシャーン(壁に背中をつける)
UBU「・・・なんでって?」
鉄子「ばぁ~か。デブ巫女になりてぇ理由に決まってんだろうに」ガッハッハッハッハッハッ!!(必要以上の大音量で馬鹿笑いをかます。同時に笑うぽぶ美)
UBU「もう我慢出来ねぇ


朴然「はいはい皆さぁ~ん。はじまりますよぉ~♪」ばたーーん

UBU「命拾いしたわね。バケツのクソ女」ペッ

鉄子「なんだと・・!桃毛獣の腹みたいに丸い体したクソ女め!!」
ぽぶ美「はいはい。喧嘩はそこまで。決着は・・上でつけましょう」にや
UBU「ぐぬぬぬぬぬぬ・・!!(殺してやりたい!!こんなへんてこりんな大会に参加してしまった愚かな自分を!!)」むきぃ~~~~~

「あたちのモンハン日記」
~デブ巫女選手権~
ワァアアアアアアアア!!
(大歓声の中、土楼の中庭に立ち並ぶデブ巫女候補の三人)
ポール「なんだ・・?あの「赤くて丸っこいの」は・・・って、UBUじゃないか!?」ガーーン
ヴラドレン「短い間に太ったんじゃないのぉ~?」ひっく(ビールジョッキ片手に完全に酔っ払っている)
宮司「頑張って下さいね・・UBU殿」ワアアアアア!!
鉄平「バステト!UBUを応援するぞ!」
バステト「みゃんみゃん♪みゃんみゃん♪」(あんまんと言ってるようだ)
和尚「ぽっちゃりを愛してやまないデブ専の同志諸君!!お待たせ致した!!」ワァアアアアアアアア!!(広場で両手を掲げ、観客を煽る仮にもお寺の和尚さん)
UBU「・・・・・(帰りたい・・・お寺に来る前の自分に・・)」でぇ~ぶ!でぇ~ぶ!(場内凄まじいでぶコール)
和尚「これよりデブ巫女選手権を開始する!!」バシューーーーーン!!(庭内の隅々から花火が上がる)
ぱぁ~~~~~ん



(土楼の俯瞰映像。まあるい庭からそれは美しい花火がたくさん上がっている。まるでオリンピックやワールドカップのように)
和尚「ルール説明の前に、まずは本大会に参加をしてくれたデブ巫女候補のエンジェル達を紹介しよう!!」オオオオオオオ!!
鉄平「巫女だか天使だかよくわかんねぇな」(父の胸の中で頷くバステト)
朴然「和尚、これを」こそり(そそくさと和尚にメモを手渡す)
和尚「うむ・・。まずはメゼポルタから舞い降りたぽっちゃりアイドルハンター!!ぽぶ美~~~~!!」
ウオオオオオオオオオ!!
(今日一の歓声の中、投げキッスをしたりとアピールをみせるぽぶ美)
和尚「続いては・・・その体重なんと209kg!!メンズのハイメタUを軽々纏う、そのデブの英姿を目に焼きつけよ!!ドンドルマが生んだ奇跡のスーパークソデブ女・・・鉄子ぉおおおおおおお!!!!」(さりげなく手をあげるピンク色のハイメタU女)
バオオオオオオオオオ!!
(更に凄まじい狂気に満ちた歓声が版築建造物を揺さぶる)
ポール「すごい熱狂っぷりだ。耐震スキルの御守を持ってくれば良かったな」グラグラ
ヴラドレン「お、次はUBUが紹介されるぞ♪」ひっく
和尚「誰が読んだかあんまん女・・・あたちはあんまんみたいにまあるい体にもっとなりたい・・!ユクモを代表する撫子まるっこあんまんハンター!!うぉ~~~~~~~ぶぅ~~~~~~~(UBUと言ってるらしい)!!!!」
ウォオオオオオオオオオ!!
(がっくし肩を落とすUBUとは裏腹に大熱狂の反応をみせるデブ専のオーディエンス達)
コーネリアス「他の二人に負けない声援ですね!」よしっ(小さくガッツポーズをとる健気な獣人)
和尚「ぇぇ・・続きましてぇ・・・」げほげほっ(今の紹介で声を「やったらしい」)
朴然「ここからは和尚様に代わりまして、自分が大会ルールをご説明したいと思います」いいぞぉ~クソ坊主~(などと罵声が飛ぶ)
宮司「朴然め・・!和尚の代役は私と決まっていたはず!」むき~~

朴然「ルールは至って簡単っす。まずは三人で早食い対決をして頂きます。1位と2位になったお二人が決勝に進出し、今度は大食いにて勝敗を決し、ひよこ寺専属のデブ巫女を決めたいと思いまぁ~す」(なんか軽い感じで淡々と説明を終える)
UBU「ゲッ・・大食いに、早食い・・!?」
鉄子「はぁ?なにビビってんだい。「デブ=食う競技」っていうのは、古の時代から変わっちゃいないのさ」
ぽぶ美「そうそう。嫌なら帰れば?」おほほほほほ
UBU「・・・・・・(こいつらをここで斬り倒して、家に帰りたい・・!!)」うえ~ん

和尚「・・・・・・・・・」ごしょごしょごしょ(何やらかすれきった声で朴然に耳打ちしてる)
朴然「はい・・はい・・。では早速予選を開始しまぁ~す」
すたこらさっさ

(と、庭の隅に走っていく和尚と朴然)
ガイウス「なんだ?」
夜叉亥「大食いをする食べ物を取ってくるのだろう・・・む!?見ろ!!」
すたこらさっさっさ

(と、和尚と朴然が二人がかりで運んできたのは、巨大な大皿に乗ったどでかい豆腐であった)
ぽぶ美「わぁ~♪おっきぃ~♪」(普通の人間の身の丈の数倍はある四角い豆腐を見上げる)
鉄子「なんだい・・ただの豆腐かい?」すたこらさっさ(次々と人数分の皿を運んでくる和尚と朴然)
UBU「やった・・これならなんとかなるかも・・」ふふふふ
朴然「お待たせしました!では予選の説明です!お三方にはこの豆腐を食べて頂きます!10分以内にこの豆腐を最も多く食べれたお二人が決勝進出でぇ~す♪」
ブ~ブ~

ヴラドレン「豆腐とはなんだか拍子抜けっすね」
ガイウス「おそらく寺の主催だからだ」
コーネリアス「と申しますと?」
夜叉亥「普通の寺は動物性及びモンスター性の食材は口に出来ない決まりだ。よって精進料理なのは至極当然なことだろう」ブ~ブ~
鉄子「なんだいこれ?もっと過激なやつかと思ってたよ」
ぽぶ美「ドスファンゴの踊り喰いとかね」(隣で「えっ」って顔するUBU)
朴然「皆様、静粛に!」ブ~ブ~
鉄子「ん・・・」
朴然「ご安心ください!この豆腐は普通のものではありません!硬化薬をふんだんに混ぜ込んだ「カチコチ」の豆腐なのです!!」
ウオオオオオオオオオ!!
UBU「なっ・・!!」
ぽぶ美「カチコチって・・そんなの食べれるのかしら・・」ワアアアアア!!
鉄子「ハン!!どうやら予選はあたしに分がありそうだね!!」ガッハッハッハッハッ!!
鉄平「まずい・・危険するんだ!!UBU!!」
宮司「どういうことですか?」
鉄平「忘れたとは言わさんぞ、宮司!?UBUは普段からあんまんを「主食」としていることをな!!」キッ
宮司「!!」
朴然「この鉄鉱石よりも堅い豆腐こそ、ひよこ寺精進料理名物「ドス豆腐」なのです!!」ウオオオオオオオオ!!
UBU「ドス・・豆腐・・!!」ワアアアアアア!!
鉄平「あんまんを包むその赤子の素肌のように白い皮は、まるで天使の羽衣の如く「柔く(やわく)」、口の中を優しく、そしてピュアに包んでくれる・・・そんな「ソフトな食感」のあんまんばかり食すがあまり、今のUBUの口は柔らかいものに適応し過ぎてしまっている!!つまりUBUの顎は咀嚼力に乏しく、口をまあるく開けた鯉同然!!その噛む力は赤ちゃん以下と言っても過言ではないんだぁあああ!!」
宮司「赤ちゃん・・・以下・・!!」ガガーーーン
バステト「みゅううう・・・」ごくり(赤ちゃん猫がつばを飲んであんまん女を見守る)
鉄子「さぁ、早く始めようか」ふふふふふ(目の前に置かれた四角い建物のような巨大豆腐をうまそうに見上げている)
ぽぶ美「やぁ~ん。自身なぁ~い。けど頑張っちゃおう~♪」
UBU「・・・・・・・・」ガタガタガタガタ(巨大カチコチ豆腐を前に青ざめ凍りついている)
朴然「ではこれより、デブ巫女選手権の予選会を始めたいと思います!!」
ウオオオオオオオオオ!!
To Be Continued




次回「あたちのモンハン日記」ザ・中継ぎ記事はさ
11/13(日)0時更新 なんも。なんも決まってねぇです

をお送り致します♪ほんだらばさ!!次回も石ころ舐めながら読も見よう

MHOの運搬クエとか来年の干支狩猟とかを見て観てみよう★そうしよう♪
でたでた 作者のうちに 可愛いあいつ
どうぼ。あた♪門亭溝鼠(どぶねずみ)です




そんだこんで今日もMHOから



見たか?あんまん片手に

最初の運搬クエは現在MHOで開催されている行商人クエストの一種みたいです。

↑MHOの行商人。光栄系の顔グラじゃないですよ

肝心のクエスト内容ですが、卵も盗まれるわ、自分もやられるわで少し雌火竜が可哀想でしたね


二番目のクック先生はなんだか色がへんてこりんでしたね。それもそのはず、先日の中継ぎ記事でもご紹介させて頂きました「奇烈種」の大怪鳥だからです

知らないお友達は↓
「奇烈!大名盾蟹を見て観てみよう♪」参照のこと

個人的には怒り時のクック先生の口の中が発火したり、尻尾に炎のエフェクトを纏うあたりに大興奮




じゃあ今日おしまい


また、来てくれよな。約束だぜ。
ばいばいよ




次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはさ!?
11/15(火)0時更新 「デブ巫女選手権/PART3」
をお送り致します♪ほいだらばさ!!次回も激アツ鍋ひっくり返して、隣の人の頬にしらたきぺっちゃ~しながら読もみよう

そうすることで隣の人のチャクラが開くかも!?
「デブ巫女選手権/PART3」
で~ぶ!!で~ぶ!!で~ぶ!!
(熱狂的な歓声に包まれた土楼の中心で、各々の目の前に置かれた「バールベックの巨石」のような巨大カチコチ豆腐と向かい合う三人のぽっちゃり女子ハンター)
鉄子「こっちぁ~いつでもいいよ!!」ガシッ(ピンクのハイメタU装備(男性用)を纏った「まさしくデブハンター」が篭手に包まれた両拳を叩き合わせる)
ぽぶ美「硬化薬を混ぜたカチンコチンの豆腐・・・面白いじゃない♪」ぽよん(脂肪を弾ませ、おどけてみせるメイドシリーズを纏ったぽっちゃりハンター)
UBU「・・・・・・・・」ガクガクガクガク・・(巨大豆腐を見上げながら震えている、撫子装備の中にパンパンの綿を詰めているので「異常に」体がまあるいあんまん女)
宮司「誤算だった・・UBU殿の口が赤ちゃん並だったとは・・!」
鉄平「参加しちまった以上、やるしかねぇ・・。やるしかねぇんだ!!」
バステト「みゅううう・・・!」
で~ぶ!!で~ぶ!!で~ぶ!!わぁ~~~~♪
(場内でぶコール&豪快なウェーブ)
ヴラドレン「頑張れ~!!UBU~♪」(泥酔しながらウェーブに紛れる)
ポール&夜叉亥「・・・・・・・(彼女のハンターとしての特質を知るいい機会だな・・)」ふむぅ~(真面目に考察する二人)
コーネリアス「UBUさん・・大丈夫でしょうか・・」
ガイウス「なんとも・・とんでもない遊興だな」やれやれ
朴然「長らくお待たせしました!!ではこれより、ひよこ寺主催、デブ巫女選手権・・・スターーートぉおおおおお!!」ぶちーーーん(首に巻いてるドクロの数珠を引きちぎった)
「あたちのモンハン日記」
~デブ巫女選手権~
ぽぶ美「いくわよぉ~♪それぇ~!」あ~~~~ん(ギギネブラ並の大口を開け、巨大豆腐の壁面にこぶりつこうとする)
ガイ~~~~~ン
(弾かれモーションのように後方に仰け反るぽぶ美)
ぽぶ美「いたぁ~い」あがががががが(顎が震えている)
鉄平「今ので証明されたな。あの豆腐の硬度が、鎧竜並だってことがな・・!」ワアアアアアア!!(隣で生唾を飲む宮司。でこに貼った札(守りの護符)の下から冷や汗が垂れる)
朴然「お~~~っと!ぽぶ美選手!勢い良くかじりついたはいいが、逆に顎をやられてしまった様子だ~~~!!」(メガホンで実況)
UBU「あわわわわ・・・・」(隣で顎をおさえているぽぶ美を見て怯えている)
ガリクソン「ぽぶ美大丈夫かい!?」(庭の隅から声をかけるビストロシリーズを纏ったガリガリハンター)
ぽぶ美「歯が・・じんじんしてるぅ・・・」うえ~ん
鉄子「ハン!!だらしないデブだね!!よく見ておきな!!」
カシャーーーーン!!
(バケツ(ハイメタUヘルム)の口部が上向きにスライド方式で勢い良く開く)
朴然「お~~~~っと!!鉄子選手のバケツが、まるでシュレイド城の門のように開いたぞぉ~!!」
鉄子「おりゃああああああああ!!!!」ぶーーーーーん(反動をつけて首をぶん回す)
がじーーーーーーーん
(まるでサメが獲物にかじりつくように巨大豆腐の壁面を食いちぎる鉄子)
朴然「いったぁあああああああ!!」ワアアアアアアアア!!
鉄子「鉱石を「主食」に変えて正解だったようだね・・フッ」ゴリゴリゴリ(ほとんど石灰岩のようになった豆腐を咀嚼している)
UBU「嘘・・」ぽかぁ~ん
ぽぶ美「あの子、どんな歯をしてるのよぉ~」
鉄子「冥土の土産に見せてやろう」ごくり・・あ~~~む(飲み込むと同時に口をゆっくり開く)
UBU「冥土の土産って、別に殺し合いをしてるわけじゃ・・・・・って、げえええええええええ」
ジャキーーーーーーーン!!
(自慢げに二人に見せつける鉄子の「まあるい」口内の上下に生える「ギザギザの歯」)
ぽぶ美「なにあれ~!?」きしょ~い
UBU「あの「歯」は・・!!」
コーネリアス「ガイウス様!彼女は一体!?」む~(双眼鏡を覗き、目下を眺める)
ガイウス「あれは・・毒怪竜の歯だ!!」(隣でやりきれない表情を浮かべ首を振るポール)
鉄子「フッフッフッフッフッ・・・」がじーんがじーん
(ギザギザの歯を開いたり閉じたりして威嚇してる)
UBU「まさか、それも移植・・・いえ、インプラントしたっていうの!?」
鉄子「そうさ。ネブラの「おそろしい口」から歯を抜き、丁寧にヤスリがけを施し、見事「人型サイズ」の「おそろしい歯」を移植したってわけさ」がじーんがじーん
朴然「なんとぉ~~!!鉄子選手の歯は、モンスター並の強度を誇るというのかぁ~!!」ワアアアアアアアア!!
鉄子「あたしはね、大陸に存在するすべての物質を喰いたいのさ。草、花、植物、野菜、肉、虫、甲虫種、甲殻種、堅殻、頭殻、そして岩・・・岩にこそ、大陸の主成分が含有されているのよ!!鉄分、カルシウム、マグネシウムといったミネラルをはじめ、フッ素、ハイドロキシアパタイトといった歯にもいい成分がある「お得な」鉱物も存在する!!岩こそすべて!!岩こそ大陸が生んだ天然資源ならぬ、最強の食材なのよぉおおおおお!!!!」ガアアアアアアア(ネブラのようなおそろしい口で咆哮をあげる)
和尚「今食っとるのは大豆の搾り汁を固めたものじゃがな」
ぽぶ美「貪食の先に行き着いたのが岩だなんて・・・鉄子・・なんて恐ろしい女なの!!」ガガーーーーン
UBU「・・・・・(もう帰りたい・・・)」
鉄子「よく見ておきな!!「普通歯(ふつうは)」の凡人共が!!」ぶーーーーーん(また反動をつけて豆腐に食いつく)
がじーーーーんがじーーーーん
(まるで彫刻を削るかのように、長方形の巨大カチコチ豆腐を食い削いでいく鉄子)
朴然「お~~~~っと!すごいすごい!!まるで斬れ味抜群の太刀のような鉄子選手の「歯」は、もはや凶器同然だぁ~~~~!!」ワアアアアアアアア!!
ガリクソン「ぽぶ美!負けるな!」
ぽぶ美「そんなこと言ったって・・・」
ガリクソン「確かに君の歯は普通歯かもしれない!!だが、君だって立派なハンターなんだ!!スキルを活かせ!!」
ぽぶ美「スキル・・・そうだわ!!早食い発動!!」キュピ~ん
がつーんがつーんがつーんがつーん
(キツツキのように豆腐の壁面をつついていくぽぶ美。みるみるうちに顔面が壁面の中に入っていく)
ガリクソン「見たかぁ~!!食い意地の張ったぽぶ美には、「デフォルト状態」で早食いスキルが搭載されているんだ!!早食い特有の咀嚼力とその速さを活かせば、ぽぶ美の口もまた凶器!!ドリルランス並の刺突を発揮するのさ!!」ワアアアアアアア!!(ガリクソンの解説を受け、更に熱狂するオーディエンスのデブ専達)
ぽぶ美「なにこれぇ~!?意外と美味しい~♪」がつーんがつーん
朴然「そうです!!この豆腐は厳選古代豆の豆乳から出来ており、味自体は非常に美味そのものなのです!!」い~ぞぉ~!解説~!
UBU「すげぇ食の執念・・」
鉄平「やべぇぞ!あっちのデブも食い始めやがった!このままじゃ、UBUが予選敗退しちまうぞ!?宮司!!」ぐんぐん(宮司の襟を掴む)
宮司「待ってください我々、主催側といたしましては、予選会を設けることで大会が盛り上げればいいわけでして、別にUBUさんが優勝しなくても・・」
鉄平「この人でなしめぇ~!!」ガーーーーン(宮司の顔面を真正面から殴った。札が宙を舞う)
バステト「ほみゅう」ひらり(目の前を舞っていく「血染めの護符」を眺めてる)
宮司「ううう・・・・」(歓声をあげる人混みの中、大量の鼻血を垂らしながら蹲る宮司さん)
鉄平「いいか宮司!!うちの主人はどんな大会であれ、参加した以上、必ず勝つ!!例えそれが本人の意志に背いてもだ!!何故ならば、そうでなきゃ、俺たち(オトモ)が恥をかくからだ!!」
UBU「・・・・・(あいつ、あんなとこで無茶苦茶言ってるな・・)」
鉄子「ハッハッハッハッハッ!!どうしたんだい!?まるっこいの!!」がじーんがじーんがじーんがじーん(切石のような豆腐を「おそろしい歯」で次々と削りながら器用に問いかける)
ぽぶ美「そうよ!!このままだとあたし達が決勝進出しちゃうんだからぁ~♪」がつーんがつーんがつーん(顔面を豆腐の中に打ち付けながらこちらも器用に話している)
UBU「出来ればそれで」ホッ
鉄平「こらぁ~!!てめぇにはハンターの意地ってもんがねぇのか!!」そうだそうだぁ~(と、リンゴとかをUBUに向かって投げる野次馬)
UBU「いてててやめろって、ばか」こち~んこち~ん
(リンゴとか空き瓶が見事に頭中心に当たりまくる)
朴然「お~~~~っと!?UBU選手、その意気地のないスタイルはまさにハンター社会でいう「寄生」そのもの!!その情けない姿勢に土楼の中はブーイングの嵐で反響しまくっています!!」ブーブーブー!!
ヴラドレン「そうだぞ!UBU!ハンターならかじれぬものなし!!昔からそう言うだろ」ひっく
コーネリアス「そうなんですか?」
ポール「初耳だ」はぁ~~~
鉄平「試しにかじってみろ!!とんま!!」そうだそうだぁ~!とんまぁ~!
う~ぶ~はぁ~意気地なしのぉ~クソとんまぁ~♪
今すぐ~ここから出て行け~クソおんなぁ~♪
朴然「なんと!今度は観客からUBU選手をディスるチャントの大合唱が飛んでおります!!」おまえ~はぁ~寄生~♪やる気がないなら出て行け~♪
UBU「好き放題言いやがってやる気をみせりゃいいんでしょうが!!」ぷんすか
がじっ
鉄平「いった!!」
UBU「いでぇ・・」ブルブルブルブル(全身震えている。巨大豆腐には歯型すらついていない)
朴然「やはり歯抜けの寄生か!?豆腐相手に爪痕一つ残せず仕舞だぁ~!!」お前は~歯抜けぇ~♪だからぁ~クソおんなぁ~♪
宮司「やはりだめか。あの豆腐はただでさえ硬化薬が大量に入ってる上、UBU殿の歯は赤子同然・・。歯が立たないとはまさにこのことだな」わっはっはっはっはっ(新しい札をでこに貼り付けてわろうている)
鉄平「くそ・・・!!どうすりゃいいんだ・・!!」ワアアアアアアアア!!(大歓声の中、中庭では鉄子とぽぶ美がどんどん巨大豆腐を平らげていく)
バステト「みゅうううう・・・」
宮司「仕方ありませんな。バステト殿。ご協力を」こそり
バステト「にゅう」こくり
UBU「歯がいてぇ・・(ま、いっか。このままなんとなく「やってるふり」だけしてれば、あいつらも納得するだろうに)」こそこそ(まるでGのように巨大豆腐の壁面に張り付きながらその場をやり過ごしている、まあるいあんまん女)
バステト「ほみゃああああああ!!」びしっ(人差し猫指を飛ばす)
UBU「はっ」
勝ちたい・・このへんてこりんな大会に勝ちたい・・・あたちは・・
UBU「勝つんじゃあああああああ!!!!」
べ~ろベロベロベロベロベロ
(突如、巨大豆腐に張り付いたUBUが壁面を凄まじい勢いで舐めていく)
朴然「お~~~~っと!?害虫のごとくこそこそ隠れていたUBU選手、豆腐を舐めまくっているぞぉ~!?」
ヴラドレン「あれは!?」
夜叉亥「かじってもダメなら、舐めることで溶解すべし・・・そうか!UBUは豆腐に含まれた硬化薬の成分を舐め尽くし、柔らかくしようというのだ!!恐るべき、UBUのハンター魂!!」
コーネリアス「そうなんですか?」
ポール「そうらしい」
れぇ~ろレロレロレロレロレロレロれ
(巨大豆腐の上をカサリコソリと俊敏に動く「Gスタイル」で、隅々まで舐めていくまるっこいUBU)
UBU「おりゃああああああああ!!」べぇ~ろべろべろべろ
鉄子「・・・・・・(あいつ・・何をする気だ・・)」がじーんがじーん(かじりつきながらUBUをチラ見で確認してる)
UBU「この独特な塩化ナトリウムの味・・・辿り着いだで!!豆腐の苦汁に!!」(顔は唾液でぺちょぺちょになってる)
鉄平「苦汁?」ほにゃら
宮司「豆乳を豆腐に変える凝固剤として使うものです。おそらくUBUさんは表面の硬化薬の成分を舐め尽くしたのでしょう」
鉄平「でも表面だけ「柔く」なっても、中身はまだまだ固いだろう?」
バステト「みゅうううううう!!」(猫指を指し、見ろと促す)
カカカカカカカ!!レロレロレロレロ!!
カカカカカカカ!!レロレロレロレロ!!
(柔くなった表面を前歯で削り、次の層の硬化薬を舐め尽くしては再び前歯で削っていくUBUの英姿)
朴然「これは驚きだぁ~~!!UBU選手の豆腐がみるみるうちに小さくなっていくぞぉ~!!」ワアアアアアアア!!
鉄子「なにーーーーー!?」
ぽぶ美「なんて「ベロ」をしているの!!」ガガーーン
鉄平「ハッハッハッハッハッ!!UBUの舌はな、常日頃からあんまんの中身にある熱々のこし餡を舐めまくっているから、感度が少し「ばか」になってるのさ!!逆に言えば耐久度が半端じゃないってことだ!!」
カカカカカカカ!!レロレロレロレロ!!
カカカカカカカ!!レロレロレロレロ!!
(どんどん小さくなっていく豆腐)
鉄子「クソォ!!あんなド素人に・・!!あんなド素人にぃいいいい!!!!」がじーんがじーんがじーんがじーん(更にかじる速度を早める)
ガリクソン「ぽぶ美!君も負けるな!!」
ぽぶ美「言われなくったってぇ~!!」がつーんがつーんがつーん
朴然「UBU選手の勢いに負けじと二人も猛追をかけるぅ~!!」
ぽぶ美「それそれぇ~!!」がつーんがつーんがつーん
ゴキッ(ぽぶ美の前歯が折れた)
ぽぶ美「ぎゃあああああああああ」
ガリクソン「しまった!!ぽぶ美の前歯は差し歯だったのを忘れてたぁ~」ガガーーン
朴然「お~~~~っと!!ぽぶ美選手、勢いあまり差し歯が取れてしまったぁ~!!これはまさに歯がゆい状態だぁ~!!」ワアアアアアアアア!!
UBU「歯こそ咀嚼やこそぎ(こそぎ落とすの略らしい)に欠かせない、人体必至の消化器最大の付属物!!歯を上手に使えなかったあんたの負けね!!」カカカカカカカ(次々と前歯で柔くなった豆腐の表面を削いでいく)
夜叉亥「そうか!UBUの前歯は、舐めてる硬化薬の恩恵を受け、「歯そのもの」がカチコチになり、まるで「鉋(かんな)」のようになっているのだ!!恐るべし!!UBUのハンター学の応用力!!」
コーネリアス「そうなんですか?」
ポール「・・・・・・・」(もはや首を左右に振るだけである)
UBU「おらおらおらおらおらおら!!」カカカカカカカ!!レロレロレロレロ!!(みるみるうちに豆腐が「普通サイズ」へと小さくなっていく)
鉄子「負けるかぁあああああああ!!!!」がじーんがじーんがじーんがじーん
朴然「目には目を、歯には歯を!!両者、互いに食べ切れるサイズまでもっていったぁ~!!」ワアアアアアアア!!
UBU「レロっ!!」あむっ(普通サイズになった豆腐を丸呑みする)
鉄子「どりゃあああああああ!!」あむっ(同じく丸呑み)
ごっくん(と飲み込むUBUと鉄子)
ヴラドレン「同時・・!!」
夜叉亥「ということは・・・」
朴然「両者ダブルウィン!!よって決勝進出はUBU選手と鉄子選手に決まりましたぁ~!!」ウオォオオオオオオオ!!(大歓声の中、観衆に手を振るUBUと鉄子)
鉄平「まったくいい顔しやがって!明眸皓歯(めいぼうこうし:美しく澄んだひとみと白く整った歯。美人のたとえ)とはまさに今のあいつのことだぜ!!」
宮司「やりましたな、バステト殿」にこ
バステト「はぁ~~~ぱぁ~~~~♪」ぱちぱちぱちぱち(大チャントの中、拍手をして喜ぶ。チャントの内容は以下の通り。「やったぜ~お前たちは~俺達が誇る最強でぶ~♪ミスティーピークス(渓流)に咲いたぁ~、一輪の牡丹(猪肉の隠語)~♪」などと合唱してる)
To Be Continuedたまご運んであぼっちぼっち
ランキング参加中なのです
皆様の激アツ一票でバナーをクリッククリック♪
次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはさ!?
11/17(木)0時更新 「デブ巫女選手権/PART4」
をお送り致します♪肉隠語ですが、その他に馬肉は「桜」、鹿肉は「紅葉」、鶏は「柏」と呼ぶそうです。仏教が浸透していた時代、表向き禁止されている肉食(主に4本足の動物が肉食禁止の対象となっていたそうです)をするために、動物の肉に植物の名前を付けて「薬食い」などと隠語を使ってはこっしょり食べていたことが由来だとか。牛や豚は江戸時代まで食べる風習が無かったので隠語はないそうです。さしずめモンハン世界での「ぼたん鍋」といえば、「ファンゴの肉鍋」を指すものと思われます(少なくともあたモン世界観では)。ほんだらばさ!!次回もご陽気に鍋敷きを頭に乗っけて、「あれぇ~、これじゃあ鍋が置けないよぉ~」っておどけながら冬の食卓を楽しもう♪
「デブ巫女選手権/PART4」
UBUと鉄子ぉ~
お前たちはぁ~
俺達が誇るぅ~
最強デブリストぉ~
次の勝負で勝った方がぁ~
大陸一のデブ巫女ぉ~
だからぁ~もっと食え~
(闘技場と化した土楼内に響き渡るデブ専ウルトラスの熱いチャント)
鉄子「なかなかやるじゃない。まるっこいの」

UBU「その呼び名、やめてくれないかしら。どうせ呼ぶなら、こう呼んで頂戴な」(豪語する上半身は綿詰めによりパンパンのたこ焼きボディを維持している)
鉄子「なに・・?」
UBU「あんまん姫。人はあたちのことをそう称える」はやくぅ~食べろぉ~クソでぶ女共ぉ~♪
「あたちのモンハン日記」
~デブ巫女選手権~
ガイウス「いよいよ決勝戦だな」
コーネリアス「頑張れ~!UBUさぁ~ん!!」
ヴラドレン「次は何を食わされんだろう」ひっく
夜叉亥「精進料理しか出せないからな・・・」
ポール「山菜でいいよ」はぁ~~
朴然「お待たせ致しました!!これより決勝戦を始めたいと思います!!」ワアアアアアア!!

鉄平「やい宮司。次の食材は一体なんだ?」
宮司「・・・・・・・・・」
鉄平「宮・・司・・?」
宮司「UBU殿には地獄を味わってもらうことになるでしょう」ごくり
鉄子「ふん。次はもっとクセのある料理を頼むよ」
UBU「十分さっきの豆腐もクセがあったけど・・・む!?」
タタタタタタタタ

(何やら凄まじい湯気が上がる巨大なおぼんを頭にそれぞれ乗せた和尚と朴然が中庭に「イン」してくる)
鉄子「なんだい?今度は湯豆腐でも食わせる気かい?」ブワッハッハッハッハッ(大して面白くもない冗談に独り笑うバケツ女)
UBU「あれは・・・そんな・・嘘でしょ・・!」(愕然としている)
朴然「次の食材はこちら!!」だすーーーーーん

モワモワモワモワモワ・・・

ヴラドレン「なんだありゃ~?煙でなんにも見えねぇじゃん」ひっく
ガイウス「よもやあんなものを食べさせるとは・・・」
コーネリアス「え・・」
夜叉亥「恐るべしデブ巫女選手権」
バーーーーーーーーーーーン!!
(おぼんの上に乗っているのは、真っ赤に燃えたぎる溶融物質を含有した黒い岩石であった)
コーネリアス「火薬岩!!」はぁ~~(と、横で首を振る呆れ顔のポール)
鉄平「てめぇ宮司!!おめぇらはUBUを殺すつもりかぁああああ!!」ガツーーーーン

宮司「許してくだされ、龍之殿!!これも大会を盛り上げる為!!しいてはユクモの活性化の為なのです!!」(蹲り、顔面に貼ってるお札越しに鼻血と、そして血の涙がこぼれ落ちる)
バステト「みゅうううう・・・」(心配そうに庭を見下ろす)
UBU「ふざけんな!!こんなもん食えっか!!」ぷんすか

鉄子「最近、鉱石に「ハマってる」あたしでも、流石にこいつだけは避けてきたが・・・面白いじゃないか!!ひよこ寺のその挑戦!!受けてくれるわ!!」ガシーーン

ヴラドレン「決勝戦のルールは大食い・・!」
夜叉亥「あの灼熱の溶岩を、より多く食べれた方が勝者・・!」
ガイウス「つまり、デブ巫女となれるわけだな」はぁ~~(ポールのため息)
朴然「四の五の言わずに決勝戦といきましょう!!それではデブ巫女選手権・・・決勝戦スタぁ~~~~~ットン!!」(どうやら「トン」と「豚(とん)」をかけているらしい)
ワアアアアアアアアア!!
(大歓声の中、目の前に置かれた「ただの溶岩」と睨み合うデブ巫女候補者の二人)
UBU「冗談じゃねぇ・・こんなもん唇にあてただけで口がなくなっちまう

鉄子「・・・・・・・(どうする・・どうする!?鉄子!!)」つぅ~~(バケツの首元を伝う汗が火薬岩の熱さによるものなのか、焦燥感から出るものなのかは不明)
コーネリアス「ガイウス様、火薬岩といえば・・」
ガイウス「防護服を纏った屈強なハンターでさえ、長時間の運搬は不可とされる高熱の岩石・・・しかもあの火薬岩はマグマをも含油しておる。ただでさえ大砲の玉に使われる火薬岩の取り扱いには、細心の注意を払わなければならず、下手に分解して食おうものなら、たちまち発火を引き起こし、顔面近くで爆発してしまうだろう・・!」
ヴラドレン「そうなりゃいくらハンターといえど・・」
夜叉亥「ネコタク行き(病院送り)は確実だな」はぁ~~(ポールのため息)
どうしたぁ~何をビビってるぅ~♪
そんなチキンはぁ~デブ巫女にあらずぅ~♪
UBU「ちきしょう!あいつらめ!いちいち歌にして勝手なことばかり言いやがって

鉄子「・・・・・・・・・・・」ちら
ガリクソン「さぁ、ぽぶ美。泣かないで。今、君の大好きなこんがり魚を焼いてあげてるから」ぎゅりぎゅり(中庭の片隅で肉焼きセットを展開し、魚を焼いているビストロシリーズを纏ったガリガリハンター。その隣でぺたんと地面に座り、しくしくと泣いているぽぶ美)
ザッ(二人を覆い尽くすハイメタUの黒い影)
鉄子「その魚をよこしな」
UBU「あの野郎、何をする気だ・・?」
ガリクソン「だめだ!このこんがり魚は僕が愛するぽぶ美の為に・・あ~~~~!!」バッ(鉄子に魚を奪われる)
鉄子「フッフッフッフッ・・」カシャーーーーン!!(バケツの口部がスライド方式で上向きに勢い良く開く)
朴然「お~~~~~っと!!鉄子選手、一体どうしたのでしょうか!?火薬岩に怖気づき、普通食のこんがり魚を食べるというのかぁ~!?」
UBU「だから普通食って何よ・・・って、こんがり魚・・・そうか!!その手があったか!!」
鉄子「今更気づいても遅いね!!こいつはあたしが頂くよ!!」あ~~~む(こんがり魚を丸呑みしてしまう)
ショキ~~~~~~ン
(あやしげなエフェクトの発光がハイメタU女を覆う)
ガイウス「何をする気なんだ・・」
ヴラドレン「ハンターなら安易に思いつくアイデアですよ」
コーネリアス「??」
夜叉亥「喪失した体力の回復及び、自然回復速度の上昇。これで彼女は一定時間、激熱の溶岩を食べても、致命的なダメージを負うことはないだろう」はぁ~~~(ポールのため息)
鉄子「オ~ライ!!」ダッダッダッダッダッ

鉄平「あいつ・・行く気か!?」
鉄子「見てな!!本物のデブの貪食がどんなに恐ろしいのかをね!!」カシャーーーーン!!(再びバケツの口部がスライド方式で上向きに勢い良く開き、中の「おそろしい口」のギザギザの歯が醜いまでに剥き出しになる)
がじーーーーーーーん

(火薬岩を食いちぎる鉄子)
鉄子「ほふっ!!ほふっ!!」(口の中の溶岩を「転がすように」して、冷ましている様子)
がりっがりっ

鉄子「美味い・・・・今まで恐れていた火薬岩がこんなにもヘルシーで、栄養たっぷりだったなんて、灯台下暗しだったぁ~~~~~!!」プッシュウウウウウウ

朴然「これは考えました、鉄子選手!!こんがり魚の特性を活かし、見事、火薬岩の攻略に成功しましたぁ~!!」ワアアアアアアアア!!(場内大ウェーブ)
UBU「やい和尚!!アイテムの使用はいいわけ!?」ぷんすか(隅っこで見てる和尚に向かって叫ぶ)
和尚「まぁ、いいんじゃない」あっさり

UBU「老い先短いクソ和尚め・・そうと分かれば・・おい!!そこのガリガリ!!もうひとつ魚を焼け!!」(今度はガリクソンに向かって叫ぶ)
ガリクソン「さっきのが最後の一匹だよ!」しくしく(泣いているぽぶ美の肩を抱いている)
UBU「ちきしょ~!!誰かタンジアチップスとかモスジャーキー持ってないのぉ~!?こんなことならユクモ温泉たまごを盜んでくればよかったぁ~!!」うわぁ~ん

鉄子「この勝負!!どうやらあたしの勝ちのようだね!!」むしゃむしゃむしゃ(火薬岩に顔を突っ込み「中から」頂いている)
朴然「お~~~~っと!鉄子選手、まるで半熟卵の黄身を頂くかのように、火薬岩の中のドロドロになったマグマを食しているぅ~!!対し、UBU選手は今だ攻略法が見つからず、ただうなだれている様子です!!」
鉄平「宮司!!こうなったらUBUを激励するチャントを歌うぞ!!」ほみゅっ!(と父の胸の中でやる気満々な顔のバステト)
UBU~お前ならぁ~火薬岩でも食べれるぞぉ~♪ほみゅみゅ(バステトの合いの手)
分かったらぁ~とっとと食べろぉ~まぬけ野郎ぉ~♪みゅみゅみゅ
UBU「やる気出るかぁ~

鉄子「ハッハッハッハッハッ!!こんなに美味いものを食べれないなんて、可愛そうな「普通口」と「普通歯」だねぇ~!!」ギャリッギャリッ

鉄平「あのクソ女・・天然の歯じゃねぇくせに・・!!」
バステト「ほみゅううう・・・」あ~ん(ちっさい口を開け、自分のちっさい生えかけの歯を人差し猫指で触る)
宮司「このままでは負けてしまいますな・・バステト殿。どうにかなりませぬか?」
バステト「みゅう

UBU「クソぉ・・こんな大会どうでもいいのに、なぜだか負けるのだけは悔しい気持ちが、あたちのモノブロスハートに火を点ける・・!!どうすれば・・どうすれば・・・!!」
バステト「ほみゅうううううう

UBU「ほげえええええええええ

あつくない・・・あつくなんかない・・・あれは・・・岩の形をした・・・
UBU「あんまぁ~~~~~~ん!!!!」ガバッ

宮司「!!(なるほど!バステト殿は、UBU殿に火薬岩をあんまんと思い込ませたのだ!!)」びしっ(隣で小さくピースをしているバステト)
UBU「いただきマンドラゴラ~~~♪」
がじっ
宮司「いった!!」
UBU「いでぇ・・

鉄平「ダメだ!例え熱さを気合で克服しようとも、あいつの歯と顎の力は「赤ちゃん同然」!圧倒的不利なのは変わりない・・!!」
鉄子「ガッハッハッハッハッハッ!!所詮「普通歯」などそんなもの!!この勝負!!もろたでぇ~!!」はふっ!はふっ!(あつあつおでんを食べるように、溶岩の欠片を転がしながら食べている)
宮司「万事休すか・・・!」
バステト「みゅううう・・・・」
コーネリアス「よくやりましたよ、UBUさんは」
ヴラドレン「まぁな。流石にハンターだって、あんなもん食べれねぇよ」そりゃそうだ(とポールのあいづち)
がじがじ・・いでぇ~
(火薬岩をあんまんと思い込み、たまらずかじりつくも、その硬さの前にすぐに歯の痛みを訴えるUBU)
宮司「哀れ、UBU殿・・・」うう・・(でこに貼った札の奥から血の涙を流す)
バステト「・・・・・・・・・」ちょん・・(寂しげな表情で、自分のちっさい歯を指で触る)
鉄平「バステト・・・・・やい!!UBU!!」
UBU「え~?」きょろきょろ(暗示にかかってるから目が虚ろ)
鉄平「てめぇそれでもユクモを代表するハンターか!?それでも俺が契約を交わしたハンターか!?」
UBU「鉄平・・・」(目をぐるぐるにさせたまま鉄平の言うことに聞き入る)
鉄平「お前が本当の一流ハンターなら、俺の子に・・バステトに一生懸命頑張ってる姿を見せろ!!」
バステト「ぱぁ~ぱ・・・」
鉄平「お前が他のつまんねぇハンターと違うってところを、バステトに見せてやってくれぇええええええ!!!!」
バステト「・・・・・みゃんみゃん!!みゃんみゃん!!」
UBU「バステト・・・」
キッ(火薬岩を睨むUBU)
UBU「どんなに固いあんまんだろうが・・・あんまニストに不可能はない!!」キョピ~ん

がじがじがじがじがじがじ!!
(みるみるうちに火薬岩をかじっていくUBU)
朴然「お~~~~っと!!UBU選手、まるで狂ったかのように火薬岩を平らげていくぞぉ~!!」ワアアアアアアアア!!
鉄平「いけぇええええ!!UBU~~~!!」
UBU「あんまん!!あんまん!!」がじがじがじがじがじがじ
鉄子「なにっ!?「普通歯」で、あそこまで!?」ガガーーーーン
鉄平「バステト。よく見ておくんだ。あれがハンターという生き物・・そしてお前の歯も、あいつみたいに丈夫な歯に育つといいな」ちらぁ~ん

バステト「みゅう

UBU「このカチコチあんまんめ!!灼熱のこし餡を喰らってやるわ!!」ガシッ

ドロドロドロドロドロォ~~~
(火薬岩の中のマグマを口に流し込むUBU)
朴然「なんとUBU選手!マグマを一気に飲み干したぁああああああ!!」ウオオオオオオオ!!
UBU「まだまだぁあああ!!「こし餡食して、皮残す」こそ、あんまニストにとって一番の御法度!!皮も含めてのあんまんなるぞぉおおおおおお!!!!」ぼおおおおおん

がぁ~じがじがじがじがじがじ!!
(一気に残りの皮(岩石部)を食らい尽くすUBU)
UBU「はふっ!はふっ!」ぷしゅううううう

ヴラドレン「すげぇ!!完食だ!!」ウオオオオオオ!!
夜叉亥「だがこの勝負は大食い!!残り時間は・・・」
和尚「タイムア~~~~ップ!!」
朴然「お~~~~~~っと!!ここでタイムアップだぁ~!!」
和尚「ジャッジメントタイム!!」すたこらさっさ

む~む~(と、二人のおぼんを確認する和尚)
鉄子「負けた・・このあたしが・・・普通歯の女に・・・」(うなだれる鉄子の前には、まだ熱々の火薬岩が湯気をたてて残っている)
UBU「・・・・・・・・」ぶしゅうううううう

和尚「一目瞭然!!この勝負、見事火薬岩を完食した・・・UBUの勝利!!」
ウオオオオオオオオオ!!
(大歓声の中、口から噴煙を上げ、ガッツポーズを取るUBU。ベランダでは鉄平とバステトと宮司が抱き合って歓喜を分かち合っている)

カァ~カァ~

(西陽が指す中、満足げな表情を浮かべた観客達が、次々と土楼から出て来ては下山していく)
ポール「お泊りなら、是非、ユクモ村へどうぞぉ~♪今ならハンターの護衛付きだよぉ~」ほんとかほんとか、雷狼竜こえ~からなぁ~(などとポールの下に募る観客達)
コーネリアス「ポールさん、上手な客引きですね・・」感心
ガイウス「これでまた村は大盛況だな」う~む
ヴラドレン「・・・・・・(やべ・・。すっかり今日も遊んじまった・・

夜叉亥「さ、我らもひとまず村に帰りましょう」
ガイウス「む・・UBU達はいいのか?」
夜叉亥「なんでも今日は寺に泊まっていくようで」
ガイウス「そうか・・。あの火傷なら仕方ないな。よし、行こう」(促され、土楼を後にする一同)
~ひよこ寺、本堂....

鉄平「巫女にはなれない!?」
和尚「そうじゃ。だってUBUは人数合わせだし、そもそもぽっちゃりしてないもの」あむあむ(豪勢な精進料理を食べている)
UBU「む~む~!!」(本堂の木床に敷かれた布団に寝かされ、顔面を包帯でぐるぐるに巻かれたUBU。その体の上に乗っかり「フミフミ」してやってるバステト)
宮司「はっはっはっはっはっ。こりゃ~また開催せねばなりまぬな」(おもいっきりフライドチキンを食べながら笑っている)
朴然「マジっすか!?そりゃ楽しみだ♪」(こちらも同じく両手にフライドチキンを持っている)
和尚「精進料理を食え~!!」パかぁ~ん

鉄平「だってよ。次も参加するか?」ちら
UBU「む~む~!!」(仰向けになったまま首を左右に振る包帯女。バステトはニコニコしながらUBUに自分の歯を自慢げに見せながら、クーラードリンクの入った小瓶を顔にかけてやってる)
デブ巫女選手権/完



次回「あたちのモンハン日記」ザ・中継ぎ記事は!?
11/19(土)0時更新 「あたモン世界における渓流の文化遺産、ひよこ寺をご紹介」
をお送り致します♪ほいじゃあさ・・・・次回も読んでね!!シンプルに

あたモン世界における渓流の文化遺産、ひよこ寺をご紹介♪
★ひよこ寺:ユクモ地方を代表する観光地にして激アツスポット。内陣には隠し湯(現和尚曰く「先代の銭ゲバ和尚が生臭坊主共を奴隷の様にこき使い、源泉を掘り当てた」という地下温泉)へ繋がる地下道(木魚を叩くと仏像が真っ二つに割れ、地下道への道が開かれる)が存在したり、敷地内には貴重な奉納品を収蔵した宝物殿をはじめ、ガーグァの銅像(いわくつき)や、多数のひよこの石像(現和尚の趣味。購入可)も見られる。また、近隣の丘に「ユクモ土楼」を建て、その中で祭祀や催し物を開催したりするなど、地域活性化にも貢献している。
初登場:「なんかヤバイよ、こいつ」の巻
★先代の和尚:川村家による「ガーグァ騒動」の約一ヶ月前、餅を喉に詰まらせ亡くなったという(その直後、UBU達を救う為、「化けて」登場。その後も暫くは成仏せず、寺に居座る)。ガーグァを捕えて鍋にするなど、今の和尚とは違い菜食主義ではなかったようだ。余談だがその時の鍋の味は、檀家のおじいさんに「この世の味ではなかった」と言わせるほど美味であったそうだ。
★現和尚:トレジィタイプのちいちゃい和尚さん(体系に関してはおそらく先代も同じであろう)。ぽっちゃり好きの嗜好を持ち、デブ巫女選手権を開催するなど祭祀好きな気質を見せる反面、ちゃんと精進料理を食べたり、本堂の廊下を走りまくる朴然を叱咤するなど、「一応」真面目な顔も持つ。初登場時では、UBUの開発した「あんまん落雁」の食味鑑定を行う。同じ渓流地区に所在する夢幻如来衆を愚連隊と揶揄し、邪羅尼のことを「拝金主義のばばあ」と呼んでいることから、彼らに対しては嫌悪感を抱いている様子である。バステトが現和尚の頭の中身を覗いて一言、「みよこ(ひよこ)」と発したことから、どうやらひよこを崇拝していることが窺える。
初登場:「怨念どんぐり」の巻
★宮司:名も無きひよこ寺の宮司さん。基本的には「宮司」と呼び捨てにされることが多い。初登場時は、おでこに札を貼っている「気配」はなく(この頃はまだストーリー中の細かい描写や設定の注釈がそれほど成されていなかった為)、「丹念こめて怪しげな法力を込めまくった札」をUBUに向かって投げつけるなど、邪念に取り憑かれていた様子である(その証拠に朴然に「あやしげな術」をかけ、UBU達を襲わせたりしている)。おでこに札を貼り始めたのは二回目の登場時である。もしかしたら現和尚が彼の邪念を封じる為に札を貼り付けたのかもしれない。その後は、バステトのお食い初めの儀式にも顔を見せ、いたずらをしていたバステトを戒めるなど、実に宮司らしい貫禄を放つほどの急成長を遂げる。このことからも、現和尚の日頃の説法と御札の効力が発揮していることが窺えよう(現在おでこに貼っている札は「守りの護符」を使用)。人の心や頭の中身を読めるバステトに対し、「はっはっはっはっ。まさに神童ですな。しかし、私の心の中は読まぬほうがいいぞ?己でも制御不能な、到底、健全な人間ならば思いもつかないような人畜無道、背徳非道の煩悩だらけだからな。気がおかしくなってしまうよ?はっはっはっはっ」と言ってのけていることから、彼が何か重大な精神疾患を患っていることが窺えるも、バステトのテレパスを誰よりも早く見抜いたりと、功徳の為せる法力もみせていることから、非常に優れた法師になる可能性を秘めていることもまた否定は出来ない。つぶらな瞳(「3」タイプの目)をしている。
初登場:「坊主の流行のファッションかな?」の巻
★朴然:初登場時は名前がなく、ただ「生臭坊主」と記載されており、おまけに宮司お手製の「丹念こめて怪しげな法力を込めまくった札」をおでこに貼られ、邪念全開でUBUとミッチを襲った。この時の譫言からも分かるように、彼は本質的にひどく肉食禁止令を忌避しており、何度言っても寺の廊下を走ったり、菜食主義の和尚の前でフライドチキンを喰らうなど、生臭坊主というよりも破戒僧のイメージが強い。また外来の祭祀(クリスマス、ハロウィン、ヴァレンタイン等)に憧れていたり、ハードロックやヘビメタをこよなく愛しており、ミッチに「数珠のひとつでも買うべきっすよ」と一喝されている。二回目の登場の際には、スラッシュメタルやグルーヴメタル、ストーナーロックも覚え、「あやしげな粉の吸引」もはじめたようだ。デブ巫女選手権当日の衣装に関しては、もはや僧侶と呼べないヘビメタチックな格好(レザーベストに付いている鋲は全て「力の爪」)で登場した。
★そのほか:檀家四天王
寺に布施を行い葬祭供養をしてもらう檀家のおじいさん四人組。ひよこ寺檀家秘技「猛虎旋風脚」(生臭坊主を更生させる為に作られた、四人一組で坊主の周りを虎の如く速さで駆け回り、坊主の度肝を抜き、更に隙あらば杖で引っぱたいて生臭坊主に檀家のありがたみを思い知らせるという集団戦法)を使い、UBUとミッチを翻弄した。
★宗派:「アーメン」と、完全に宗派の違う言葉を叫んで逃げる朴然をはじめ、先代の和尚も「オーマイガッ!!」と嘆いていたり、現和尚も「南無三アーメンインシャラー!!」と言っていることから、ひょっとしたらひよこ寺の宗派は我々の世界における宗教の複合的な要素を含んでいるのかもしれない。経典を読んでいるシーンは見られないが、先代の和尚がカーブーに取り憑いたガーグァの怨霊の除霊を行った際、「南無阿弥陀仏ピーヨピヨ」と叫んでいることから、ひよこ寺独自の経文が存在することも確かである。
なぁ~んて今回はユクモの文化遺産「ひよこ寺」をご紹介させて頂きました宮司の人間的な成長も含めて、今後の活躍に期待しましょう♪でわでわ
ランキング参加中なんです♪皆様の激アツ一票お待ちしてます
次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはさ!?
11/21(月)0時更新 「問題は山積みだな」の巻
をお送り致します♪ほんじゃらばさ!次回もあやしげな経文を唱えながら読も見よう
「問題は山積みだな」の巻
~とあるあたちのユクモ村....

ワイワイガヤガヤ

(行き交う観光客が村全体に活気を与えている)

チェルシー「ほにょ~。しゅごいお客さんにょ」るんるん(と、村長さんがいつも座ってる長椅子に腰掛け、足をパタパタさせながら通り過ぎていく観光客達を見つめている)

村長「本当に。盛況でしたのね、ひよこ寺の催し物が」おほほほほ
ポール「まぁ・・そのおかげでどこの旅館も満杯のようですね(あのイベントの内容を真面目な村長さんに伝えるのはやめておこう・・)」はぁ~~(と、お茶をすすりながら村長の横に腰を下ろしている)
チェルシー「しょの「フェス」に来てたお客しゃんを村に勧誘したのはおじちゃまの手柄にょ♪大したもんだにょ」ぴ~す(村長を挟んでポールに向かってピースをする幼女猫)
村長「本当にポールさんには助けられてばかり・・感謝致します」へこり
ポール「よしてくださいよ。俺はただ、ロックラックの観光協会に頼まれていた「サブクエ」を実行してるだけに過ぎません。謝礼はあちらさんから頂きますよ(なんてな。本当にサフラに報酬を請求してみるかな)」にこり(笑顔から憎らしいほどの白い歯が溢れ光る)

コノハ「はいは~い♪ハンター御用達!入ったらあら不思議!?へんてこりんな力が湧いてきちゃう「へんな色付き温泉」はこちらですよぉ~♪」(集会浴場が位置する階段の上から活気だしをしているギルドガール)
チェルシー「コノハおねえちゃま達も大変にょ」(階段上ではコノハと陽子が何やらビラを配っている)
ポール「やたらと「変」を入れるのはどうかと思うが

村長「隠居生活を送っていた番台さんやドリンク屋さんも、久しぶりに腕を奮っておりますの。お客様のおかげで村全体が活気に溢れ、観光地としての経済効果も期待出来ますわ♪私もその勢いにあやかって「緊急村クエスト」を発動させようかしら」おほほほほ(隣で「えっ

チェルシー「あたちが村に来てから一番村が盛り上がっているにょだ♪姫姉ちゃまも喜んでいるにょよ♪」ラララ~♪
ポール「その当の本人はまだ出てこないね」じー(目の前の「あたちハウス」を眺めている)
チェルシー「お相撲さんと話をしてるにょだ」だからあたちは追い出されたにょ~

ポール「お相撲さんねぇ・・(確か琴猪山(ことちょやま)といったな・・。何かUBUに用事があるのは確かだが・・・気になるな・・)」ふむぅ~

ヨッコ「ポールさぁ~ん!ちょっと手伝ってもらえませんかぁ~

村長「あら・・ストアも混んでるようですね・・」
ポール「おし。チェルシーちゃん、一緒にお手伝いするか!」ザッ
チェルシー「わぁ~い♪前からヨッコおねえちゃまのお店に入ってみたかったにょ♪」
ポール「よし!そうと決まれば上まで競争だ!」それぇ~(手加減気味のポールと階段登りを競うチェルシーを温かい目で見送る村長)
~わんぱくスーパーゴッド念力ハウス「あたちんち(通称「あたちハウス」再建築完了済)」


UBU「じゃあ邪羅尼の婆さんは、本当に凍土が書士隊を拐いに来ると思ってるわけ?」う~ん
夜叉亥「そうだ。現に新大陸へ調査に来た書士隊はすべて行方不明になっている」(ふわふわのラグ(雲羊鹿の毛か?)の上で正座をしている着物を纏った坊主頭のガタイのいい男)

BBB「その犯人がオクサーヌ・ヴァレノフだってのか?」ぱんぱん

夜叉亥「その名前を呼ぶ時は声を慎め」
BBB「なんだよそれ。「例のあの人」じゃあるまいし。小説の読み過ぎ、警戒のし過ぎだ」ぱんぱん

夜叉亥「お前たちはあの娘の恐ろしさを知らんからだ」
UBU「知ってるよ。ファイヤーウォーで一緒だったもの。ねぇ~ビ~~♪」
BBB「おう。ガキの外見してっから色気は全然ねぇけど、「そっち」の趣味の野郎には需要がありそうだな。俺は当然、パノちゃんのようなボンキュッボンが好みだけどよ♪」しししし(ブリーフを広げながらよからぬことを呟く黒猫)
夜叉亥「既に接触していたとはな・・では尚更、凍土の邪魔はするな。いいな?」
BBB「おっと、和尚さん。確かにあんたらには前回世話になっちまったが、こいつは命令されるのが嫌いでね。最も、義理を果たせと言うなら、こっちにだって覚えはあるんだぜ?」とことことこ(部屋の中に入ってくる)
夜叉亥「香木の件か・・。それならば報酬を支払ったはずだが?」
UBU「あの時はずいぶんな大金をくれたけど、あの婆さん、そんなにオクサーヌが怖いわけ?」
夜叉亥「見くびるな。我が棟梁は無駄な血を好まないだけだ」
UBU「ふぅ~ん。ならいいけど」食べる?(と、携帯あんまんを勧める。やんわりと断る夜叉亥)
BBB「しっかしよ、うちの主人と面識がなかったとはいえ、なんだってそんな大事な話をすぐに話さなかったんだよ?」
夜叉亥「う~む・・それがどうも村に来てから調子が良くなくてな・・行動しようと思うと、つい煩悩にかられてしまうのだ」ぶつぶつ
BBB「??」
夜叉亥「とにかくだ。凍土の目論みを邪魔して、我々が築き上げてきた均衡を乱すな。警告を無視すれば、渓流は血の海と化すだろう」
UBU「大袈裟だよ。オクサーヌだってクルセイダーズと如来衆を相手にするほどバカじゃ・・・」
オクサーヌ「もしも敵同士として対峙することがあったら、その時は遠慮しないわよ」
UBU「・・・・・・。ないかも・・」ぶるっ

夜叉亥「川村にも伝えたいのだが・・奴は何処にいる?」あいつが一番心配だ
UBU「え・・。ああ、外出してるんじゃない?たぶん」
夜叉亥「何を隠している?」じーーーーー(鋭い眼光でUBUを捉える)
UBU「別に。それよりあんたこそ忠告しに来たはいいけど、肝心のターゲット、つまり村にいる書士隊の顔は知らないみたいね?」にやり
夜叉亥「・・・・・・・。教えろと言っても・・無駄か。構わん。俺はまだ村に滞在するつもりだ。村人に聞けば、すぐに分かるだろう」ザッ(立ち上がる)
UBU「好きにして。あ、それから、この観光客の多さに紛れて、幻覚キノコを捌いたりしないでよね。村に「淀み」を招いたら、マジであんたらの本堂を潰しに行くから」
夜叉亥「・・・・・・・。何度も言うが、あまり我らを見くびるな。ルールは心得ている。すべては・・」
UBU「均衡と秩序を保つ為・・でしょ?」はぁ~
夜叉亥「そういうことだ。お前も本当に村のことを考えるのならば、あまり敵を増やさぬことだな」ガチャッ(ドアを開けるその背後であっかんべーをしているUBUの顔)
バタン

UBU「あれで人を諭してるつもりかしら。だから坊主って嫌い」がちゃり(玄関脇の天井からぶら下がってる鳥かごを開け、中に入っているやけに派手な色をしたインコに餌らしきものを食べさせてやる)
六本木「ツイセキスルカ?」カツカツカツ(くちばしでUBUの掌の餌を食べながら聞く)
UBU「平気。あの坊さんは誘拐には加担しない、あくまでもあたち達が邪魔をしないかどうか確認する為の見届人ってところだから。ありがとう、心配してくれて」ガチャリ(鳥かごを優しく閉める)
BBB「しかしよ、本当に村の中に凍土の刺客が来るもんかねぇ」よっこらしょいと(ベッドの上に腰を下ろす)
UBU「本気なら既に潜入してるかもね。観光客に紛れて」ぼすっ(隣に腰を下ろす)
BBB「放置しておくのか?」ちら
UBU「一人一人尋問するわけにいかないでしょ?勿論、警戒はするわよ。幸いなことに、今はガイウスさんが留守だってこと」
BBB「どっかに出かけたのか?」」
UBU「カーブーと一緒に、バベル中学の視察。よっぽど知的生命体種に飢えてるのよ、あのおじさん」ふぅ~~
BBB「なぁ、そのガイウスっておやじだが・・本当のところ、どう思ってるんだ?」カポッ(ディアネコヘルムを脱ぎ、少し長髪の黒毛が垂れる)
UBU「そうねぇ・・。直接的に害を齎す存在ではないけど・・・」
BBB「そのやり方次第じゃ、村にも・・そして渓流にも被害が及ぶか」ぽりぽり
UBU「・・・・・・・・。あの人の純真な研究姿勢は一緒にいてよく分かったわ。確かにガイウスさんを通じて、世の中が抱く知的生命体種モンスターに対する偏見が無くなれば良いとは思うけど、そのことで書士隊をはじめとする学者や研究団体が、試料欲しさにこぞってユクモ地方に集まる可能性は否めない。同時にそれは知的生命体種の暮らしを脅かすだけでなく、他のモンスター達にも被害を与えてしまう・・」
BBB「渓流に学者共が集まれば、村にも研究団体が行き来をするようになる。そうなれば従来の観光地としての、のどかな景観を乱す恐れもあり、何より一番それを望まないのは村長だってことだ。だからと言って書士隊に対してあからさまな協力の無視をすれば、自警団であるクルセイダーズが反社会的勢力とみなされ、ユクモに多大な迷惑を被る結果にも繋がりかねない。お前だって、渓流が水没林みたいに危険区域と認定されるのは望んでないだろ?」
UBU「分かってるわよ・・。多少なりとも文化向上に貢献をしないといけない・・。でもそれって人間のレギュレーションでしょ?彼ら(知的生命体種)に強要する権利なんて誰も持っていなし、そんなもの最初から存在しないのよ」
BBB「だが知的生命体種をユクモに集めたのはお前の責任でもある。そういった面倒くせぇ研究団体と知的生命体種を繋ぐ窓口になるのがお前で、それがお前の使命なのさ」カポッ(再びヘルムを被る)
六本木「UBU、ユクモヲマモル、インターフェース」
BBB「みろ。鳥族も同じ気持ちだとよ」ぽりぽり
UBU「そんなもんかねぇ・・」
BBB「そんなもんさ。少なくとも俺たち(クルセイダーズ)は、そう思ってるから恭順してるんだ」
UBU「そりゃどうも」ぽりぽり
BBB「どちらにせよ、まだまだ準備不足だ。書士隊のおっさんにはわりぃが、「キリ」のいいところで向こう(旧大陸)に帰って貰おうぜ。凍土を利用するのも・・」
UBU「それはだめ」
BBB「・・・・・。いち提案だったんだがな・・」ふぅ~~~~
UBU「オクサーヌが何を考えて書士隊を誘拐してるかは知らないけど、少なくともガイウスさんは守ってみせる」
BBB「・・・・・利用価値があるからか?三種共存のイデオロギーを世界に広める広告塔として、確かに書士隊は使えるが・・」
UBU「言ったでしょ?直接的に害を齎す存在ではないって。分かってるわよ。均衡を保てばいいんでしょ?けどね、合従連衡なんて、しょせん気まぐれだってことも忘れちゃだめよ。最初からうちらのやることは決まってるわ。相手がロイヤルアカデミーだろうが凍土だろうが、自分たちの信念を貫くだけ。そうでしょ?」ザッ

BBB「俺たちは世界にもっと、お前というハンターを知ってもらいたいだけさ」(下を向きながら微笑んでいる)
UBU「それならあんた達もよ。でも、その為にはもっと強くならきゃね♪」ガシッ

BBB「付き合うぜ」よっ
UBU「今日は農場でやろっか。こいつの性能と特性をもっと知らないとね♪」ガイン(大剣を背負う)
BBB「神喰いが封印された大剣か・・・凍土から訪れるであろう刺客といい、問題は山積みだな」やれやれ
「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~
~ユクモ商店街....

ワイワイガヤガヤ

(温泉街の商店街通りも観光客で賑わっている)
ヴラドレン「はぁ~~~~~」はむはむ(ユクモ温泉たまごをかじりながら歩いているハンターシリーズを纏った狩人(頭部は着用していない))
ワイワイガヤガヤ
ヴラドレン「・・・・・・・(こんなに人が増えちまった

温泉饅頭屋のおねえさん「そこのおにいさん♪おひとつどう?」ほわほわほわ

ワイワイガヤガヤ
ヴラドレン「・・・・・・・(俺ってこんなに意志が脆かったんだ・・)」あむあむ(紙袋からホカホカの饅頭を取り出しては食べ歩きをしている)
ワイワイガヤガヤ
(前からモフモフの白毛赤ちゃんを抱いた紫色の毛の獣人が歩いてくる)
ヴラドレン「おや。バステトじゃないか」

フラワー「賑やかねぇ。なんだかいつもの村じゃないみたい」ワンやワンや
バステト「みょうみょ。みょうみょ」(母の胸から身を乗り出し、人差し猫指を指している)
フラワー「凍土?なにかしら・・」
ヴラドレン「やぁ、バステト。お母さんかい?」
バステト「みゅう」こくり

ヴラドレン「はじめまして。バベンコって言います。一応・・ハンターです」にこり(胸に抱いている紙袋をそっと後ろに隠す)
フラワー「まぁ・・あなたがバベンコさんでしたか。主人が最近、お世話になっているそうで・・妻のフラワーと申します」へこり
ヴラドレン「へぇ~。鉄平君の奥さんか。良かったな、美人のお母さんで」ぷにぷに(バステトの頬をぷにぷにするも訝しげな表情のバステト)
フラワー「なんでもポールさんと観光客の護衛をなさったそうで。感心致します」にこにこ
ヴラドレン「いや~、護衛だなんて♪それほどでも(あ、そうだ。彼女に書士隊の話を聞いてみよう。何か知ってるかもしれない。俺って天才♪村の役にもたってるし~♪)」でれでれ
バステト「みゅうう・・」じーー
ヴラドレン「あのぉ~」
バステト「ほみゃああああああ

ヴラドレン「・・・・・・・・・・」ぼけぇ~
フラワー「??」
ヴラドレン「こうしちゃいられない・・もっと村の為に働かねば・・・そうだ・・運搬クエストをやってこよう・・そうだ・・それがいい・・・あ、これ温泉饅頭です・・良かったらどうぞ・・」がさりっ(バステトに温泉饅頭の入った袋を持たせる)
ザッザッザッザッザッザッ・・
(おぼつかない足取りで商店街エリアを「アウト」していくヴラドレン)
フラワー「真面目な方ね、バベンコさんって」
バステト「ほみゃ~♪」がさり(袋からまだほわほわの饅頭を取り出してパクつく)
夜叉亥「ん・・(あの赤子は確か龍之鉄平の・・・)」ワンやワンや
バステト「みょみゃいみゅう。みょみゃいみゅう」(また人差し猫指を指す)
フラワー「にょらい・・?」はて・・
夜叉亥「こんにちわ(ということは、この獣人が奥方か。ちょうどいい。書士隊の話を・・・)」
バステト「ほみゃああああああ

夜叉亥「・・・・・・・。人違い・・いえ、猫違いでした。では・・」くるっ
とぼとぼとぼとぼとぼ・・
(と、商店街エリアを「アウト」していく力士風の大男)
フラワー「あの人・・確かあなたのお食い初めを見に来てた力士さんよね・・。なんだったのかしら・・」はて・・
バステト「ほみゅう

To Be Continued




次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはさ!?
11/23(水)0時更新 「ご名答。君に幸あれ」の巻
をお送り致します♪ほいだらさ!!次回もあんまん頭に乗っけながら読も見ようよ

「ご名答。君に幸あれ」の巻
~ユクモ学校法人私立バベル中学校(通称「バ中」、そして実は高校も同じ校舎にある)わんぱく中庭(広大な高原エリア)....
コキ~ン♪コォ~ン♪コカァ~ン♪クウォ・ウォ・ウォ・ウォ~~ン・・
コキ~ン♪コォ~ン♪コカァ~ン♪クウォ・ウォ・ウォ・ウォウォウォ~~ン・・・・
(珍妙な銅鑼の音を轟かす超巨大なモルタルニ階建の時計塔校舎を背景に、高原エリアの並木道を歩く蒼火竜と岩竜(共に中二))
スサノオ「マジクソみてぇな授業だったぜ」ちわぁ~っす(並木道の両端から学ランを着た人型の後輩達(一年生)が挨拶をかましている)
バサ雄「ほんとほんと。生物の授業って退屈だよね」どすんどすん(相変わらずボロボロのアイアンソードを腰からぶら下げている)
スサノオ「先公がほざいてやがった、え~と・・なんだっけ、あれ」どすんどすん
バサ雄「収斂進化だろ?俺、全然意味分かんなかった」きゃっ♪(と、逞しい蒼火竜を見て惚れ惚れする獣人の女学生達)
スサノオ「んなもんよ、人間共が勝手に決めたルールだろ?マジ天然なナチュラルボーンの俺たちには関係ねぇ~っつ~の。原種とか亜種とかよ、マジうぜぇ~し、ある意味、差別じゃね?ニッチとか俺らにとっちゃただの縄張りに過ぎねぇし、自然の摂理を乱してるのはそもそも人間ばかりじゃねぇか」プッ(ちょっと炎が混じったつばを吐く。それをさりげなく交わす虫の生徒達)
バサ雄「人間もそうだけど、白とか黒とか言ってるうちはダサいよね。もっとそぉ~、え~と・・この前、プロフェッサーから教わった・・・そうそう!大陸はコスモポリタニズムの上にあるべきだって」
スサノオ「なんだそれ?つってもミリシアが求める社会の在り方ってのは、結局のところモンスターが支配する世界だろ?それもどうかと思うけど・・・俺は強くなることにしか興味ねぇな」ふぁ~あ(大口を開けると口内から火が少し漏れる)
バサ雄「そうだよね・・。スサノオ君、実は俺さ、最近悩んでいるんだ」どすんどすん
スサノオ「すげぇじゃんかよ。自問自答は自分磨きのステップアップってな。で、何を悩んでんだ?」
バサ雄「うん・・成体になったら、進路をどうしようかってね・・」しょんげり
スサノオ「マジやべぇ悩みじゃね?」
バサ雄「だろ?」フッ
スサノオ「てかよ、お前の父ちゃんってミリシアのメンバーなんだろ?ファイヤーウォー以来、火山地区の治安を守る為、ミリシアのモンスターと一緒にパトロールをするようになったって、バサリンも誇らしげに言ってたぜ?だったらお前も父ちゃんと一緒にミリシアに入るのが妥当なんじゃねぇの?」どすん(大木の根に腰を据える)
バサ雄「うん・・。でもさ、最近少し迷ってるんだ。確かに兄貴やアッシュのおじさん達と一緒に戦えるのは嬉しいけどさ、どうもその主張っていうのがね・・。果たして思想の為に、こうして一緒に学び舎を共にしている人間達を殺してもいいのかなって・・・自分にそこまで強い信念があるのかどうか疑問に思う時があるんだ・・」どすん(スサノオの隣に腰を下ろす)
スサノオ「・・・・・・。お前、すごいよ。俺なんかさ、自分が強くなることだけで、その求める強さの中身なんて考えもしなかった。そりゃ~あの憎きあんまん女を「討伐」する為なら、なんでもするけどさ、別に恨みのない他の種族相手にマジで戦えるかっていったら、またそれは別の話しだもんな」う~ん
バサ雄「だからだよ。俺、最近、クルセイダーズもいいなぁって思って」
スサノオ「まじ!?それこそあのあんまん女の眷属になるんだぜ!?」うひ~~(頭に思い描く「実に憎たらしい」UBUの顔を両翼でしっしする)
バサ雄「かっこいいじゃん、UBUさん。大剣使いだし。俺、少し憧れてるんだ。ファイヤーウォーの元凶を倒したのも実はUBUさんだって、火山地区では専らの噂だよ」ブンブン(ボロボロのアイアンソードを振り回す)
スサノオ「やめとけやめとけ!おらぁ~別に差別主義者じゃねぇけど、「あれ」だけは絶対にダメだ!ただの桃毛女、緑毛女、要するに品がねぇんだよ。人間に憧れるなとは言わねぇが、お前には立派な父ちゃんがいるんだし、それに火山には大先生もいるじゃねぇか?そうだ!お前も一緒に修行しようぜ!?」シュッシュッ(翼爪でジャブをかます)
バサ雄「ああ・・蘇乞兒っていう、東方から来たとても徳の高いっていう怪鳥のおじいさんか・・。兄貴から聞いたよ。君、最近、そのおじいさんに稽古をつけてもらっているんだろ?すごいなぁ・・」
スサノオ「悩んでたってしょうがねぇって。俺たちモンスターのインテンシティってのは、体を動かしてなんぼじゃねぇか?一緒にカンフー決め込んで、大陸を制しようぜ!なんつってな」うわははははは
バサ雄「俺はカンフーよりクレイモアの方がいいなぁ・・・」
カキカキカキカキカキ(いつの間にか二頭の間に腰を下ろし、何やら一生懸命メモをとっているオールバックの髪型をした茶アイルー)
スサノオ「・・・・・・・・。誰?」
バサ雄「さぁ・・・。あのぉ・・学校の関係者の方ですか?」
コーネリアス「あっすみません!つい、お二方の興味深い話しが耳に入ってしまったもので・・。申し遅れました。私、王立古生物書士隊のガイウス・ウィプサニウス・アグリッパの書記官を務めさせてもらっているコーネリアスと申す者です」へこり
スサノオ&バサ雄「????」
学ランを着た皇帝バッタ「お~い!!大変だ大変だぁ~!!」ぴょ~んぴょ~ん(並木道を慌てて飛び跳ねてくる、首に赤いマフラーを巻いた皇帝バッタ)
バサ雄「どうしたんだい?ライダー君」
ライダー「喧嘩だよ!喧嘩!!他所者の人型相手に、ハイスクールの不良グループ「ドス・サントス」の連中が絡んでるんだ!!」
スサノオ「他所者・・?」
ライダー「そんなこといいから、早く止めてあげろよ!!早くしないと、あのバカみたいな顔した人型、殺されちゃうよ!!」う~んしょう~んしょ(小さい体で一生懸命、蒼火竜の爪先を引っ張ろうとしている)
バサ雄「行ってみよう!スサノオ君!!」
ワイワイガヤガヤ・・
(高原エリアの中心に募る人間、獣人、モンスター達)
ライダー「あそこだよ!」どすんどすんどすん(バサルダッシュしてるバサ雄の頭に乗ってる)
スサノオ「どけどけ!!弱い者いじめをする奴はこのスサノオ様が許さねぇぞ!!」ぐいぐいぐい(人混みモンスター混みを掻き分けていく)
バサ雄「なんだぁ~!?」
・・・・・・・・・・・・・・・・
(人だかりの中心に倒れているモヒカンのドスバギィ、アフロのドスジャギィ、リーゼントのドスフロギィ)
スサノオ「なんだこいつら?三頭とも、のびてんじゃん」
ライダー「あいつだ!あいつがやったんだ!!」
バサ雄「え・・・」ちら
ドボーーーーン!!
(ユクモノノダチを片手に下げ、背を向けたまま少しだけ首を下に傾ける「ヒーローポーズ」をとって「すかしている」あやしげなドボルヘルムを被ったユクモ装備のハンター)
スサノオ「川村先輩!!」
カーブー「ウッス」へこり
「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~
スサノオ「じゃあ、コーネリアスさんとそのご主人の護衛を川村先輩が引き受けたってことっすね?」ワイワイガヤガヤ(三種が募る広いロビーで巨大なキノコの椅子に腰掛けている。どうやら食堂エリアのようだ)
カーブー「ああ。先日、UBUさんに頼まれてな。久々の母校の訪問も含め、俺が一番適任だろうってな。あの人なりの気遣いさ。お、変わってないな。オオモロコシスープのこの味」ぺちょりぺちょり(あやしげな色のスープを「手」ですくい、パカっと開いたドボルヘルムの口内に持っていく)
バサ雄「流石、UBUさんだね。うちの父ちゃんも言ってた。UBUさんは少し他のハンターとは違うって」(こちらもキノコの椅子にぺたんとお尻をつけ、石テーブル上の「ケチャップ」のかかった鉱物(シンプルな石灰岩)を食べている様子だ)
コーネリアス「同感です。彼女と川村さんのおかげで、この素晴らしい学園に来ることが出来ました」がじがじ(頑固パンを両手で持ち、なんとか食いちぎろうとしている)
スサノオ「ケッ。あんまん女はともかく、川村先輩なら大歓迎だぜ。しっかし、俺も見たかったなぁ~・・ハイスクールの不良共をぶちのめす英姿を♪」あむあむ(何やら血腥い肉の塊をつついている)
ライダー「しかし驚きだよ。この人があの「生きるヤンキー列伝」、川村先輩だったなんて♪」(机の上に乗ってカーブーを見上げている)
カーブー「あとでサインをあげよう」うひょ~♪(と歓びをバク転で表現する皇帝バッタ)
バサ雄「書士隊の人は校長室に行ったんすか?」
カーブー「ああ。うちのクソ親父と話しがあるみたいだ」カキカキカキ(ちっさい虫用の色紙に、まるで米粒に字を書くようにサインをしてやってるドボル。それをドキドキしながら見つめている皇帝バッタ)
~校長室....
コソコソ・・(古代ローマ建築のような立派な石造りの巨大ドアの前で何やら聞き耳を立てているバベル少女探偵団の面々)
トンコ「本当にこの中に幻竜と書士隊が入って行ったんだニャ?」ん~(石ドアに猫耳を当ててる)
ザンコ「そうですわ。この目で確かに見ましたもの」ん~
リカ「ねぇ~、盗み聞きなんてやめようよぉ~」
すあま「あかんで。校長先生が昼間っから学校に、しかも「正当な形」でおるなんておかしいやん。しかも書士隊を連れてや。まさしく謎やで・・ミステリーやでぇ・・」ん~~(子供用ミヅハシリーズレプリカを纏い、魔女みたいな格好しながら石のドアに耳をあてている。勿論、靴の「さきっぽ」は「まあるく」とんがってる)
トンコ「にゃにか「良からぬ事」を相談してるに違いないニャ」ぐりぐり(手持ちのベリオSネコ包丁をドアの隙間に差し込んで開けようとしている)
ザンコ「そうですわ。きっと生徒の知的生命体種を解剖させろとか、あやしげな臨床実験の被験体にしたいとか申し出てるんですわ」ガッガッ(手持ちのブーメラン(毒付き)でドアをおもいっきり叩いている)
リカ「でも書士隊って危ない科学者とは違うんでしょう?そんなこと言うかなぁ・・。だいたいこのドア、すごく硬い鉱石で作られてるっていうから、音も漏れないと思うし、そんなんじゃ開かないと思うよ?」ん~~ん~~(忠告を無視して巨大なドアを相手に各々試行錯誤している三人)
~校長室....
バーーーーーーーーーン!!
(大型モンスターが数匹程度入れるであろう校長室エリアの中心に立つ、レザーライトシリーズを纏った白髪天然パーマの紳士。対峙するは、所謂「ザ・校長デスクセット」の背もたれの高い偉そうな椅子に、背を向けて座っている校長らしき男の姿。遠目だがバンギスヘルムを被り、実にあやしげな金色のダブルのスーツを身に纏っているのが確認出来る。あと気になるのが、部屋の隅でちょこんと立っているケルビと桃岩竜がいることだ)
ガイウス「要件はひとつ。私にこの学校の自由参観を認めてもらいたい」
幻竜「・・・・・・・・・・・・」(背もたれ越しに見えるバンギスヘルムの後頭部)
バサリン「はくしょんあ、すみません
」むずむず
ガイウス「禁止事項があれば守る。無論、研究に協力してくれた際は、報酬もアカデミーから払わせる」
幻竜「ミスターガイウス氏。問題はゼニーではないのだよ」ゆら・・ゆら・・(子供みたいに椅子を左右に振っている)
アミコ「ふぁ~あ・・」(あくびをしている頭にリボンを巻いたケルビ系女子(高二))
ガイウス「何度も言うが、私は知的生命体種の研究を通して、世界が抱く偏見・・つまり彼らに対する脅威を取り除くことに尽力したい。それは君らとて・・」
きぃ~~~~~~
(椅子に座ったままゆっくりと正面を向く校長)
幻竜「三種共存を世界に強要するつもりはない。これは歴代のバ中校長、バベル三郎として認められた者に脈々と受け継がれてきた、本校独自の理念だ」(金色のダブルのスーツの下は白いシャツに真っ赤な蝶ネクタイをしている)
アミコ&バサリン「お~~~~~~~」
ガイウス「コンプライアンスには同意する。私は龍科学者ではない。知的生命体種モンスターに試料を提供しろとも要求はしない。我らの・・本来書士隊が為すべき使命とは、古生物に限らず、あらゆる生物の生態系を調査すること。君らが成し遂げてきたこの素晴らしい環境にこそ、次世代の世界を構築するヒントがあると私は理解している」
アミコ&バサリン「・・・・・・・・・」ちら(校長の反応を伺う)
幻竜「ジョン・アーサー氏の信念を受け継いでいると?」
バサリン「って、誰です?」こそこそ
アミコ「生物樹形図の祖を築いた、ロイヤルアカデミーの筆頭士官にして高名なハンターよ」さすがぁ~(と声をあげるバサリン)
ガイウス「私の専門は龍生体力学(ドラゴンバイオメカニクス)だ。知的生命体の竜種がが持つ社会性、集団行動、基本的な運動を調査し、それらに働く力や相互関係を考察したいのだ」
幻竜「君は三種共存を科学で証明するというのか?」
ガイウス「そうだ。それが私の使命だ」
幻竜「なるほど・・」ぴーん(と、毒々しい程に真っ赤な蝶ネクタイを横に引っ張る)
バサリン「変なネクタイですね」こそこそ
アミコ「芸術センスの欠片もないわね」
幻竜「・・・・・・・・・。本来、バ中は稀人の干渉を受けない教育環境下に子供達を置くのだが・・・古いレギュレーションは改定し、次なる世代へアーカイブしなければならんようだ」ザッ(立ち上がる金ピカの男)
ガイウス「では・・・」
幻竜「然と見届けよ。この新大陸の辺境にある、小さな理想郷(ユートピア)の姿を」おお~~~(と声をあげるアミコとバサリン)
ガイウス「礼を言う。幻竜殿」へこり
幻竜「ノンノンノン。ここでは快男児バベル三郎だ。マスクを被ったヒーローが普通の高校生ではなくなるように、学校長というのもまた、大いなる責務を問われる存在。さぁ、行かれよ。そろそろ授業が始まる時間だ」くるっ(立ったまま再び背を向ける)
ガイウス「・・・・・・・・・・・」(静かにその大きな背中に向かって頭を下げ、部屋を出ようとする)
幻竜「それはそうと・・」
ガイウス「??」ぴたっ
幻竜「このスーツ・・。書士隊の君なら、素材が何か分かるかね?」
ガイウス「金色タママユの黄金の繭から紡いだ糸・・。生産はジォ・ワンドレオ・・かな?」
幻竜「ご名答。君に幸あれ」シュッ(背を向けたまま襟を直す)
ガイウス「こちらからも質問がある」(同じく背を向けたまま質疑応答を交わす)
幻竜「??」
ガイウス「彼女達は?」ちら
アミコ&バサリン「・・・・・・・・・・」(そっぽを向いている)
幻竜「美術部の生徒だ。なに・・部室がこの地下にあってな。話しが終わるまで待機していてくれのだ」
ガイウス「それはすまなかった」
アミコ&バサリン「お気遣いなく」にこり(実に社交的な笑顔を見せるケルビ系女子とバサル系女子)
ガイウス「・・・・・・。もう一つ疑問がある。この学校はハイスクールも兼ねているのに、何故「中学」を表向きに名乗っているのだ?」
幻竜「語呂とインパクト。学校名にそれ以上の形容は必要ない」
ガイウス「学者というのは、どうも複雑な羅列から成る修飾語を求めがちなもの・・。その潔さ。見習おう」ぼちん(巨大なドアの横にあるボタン(撃龍槍タイプの)を押す)
ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・・・
(まるでピラミッド内の秘密のドアみたく、上向きに開門していく巨大な石造りのドア)
すあま「あかぁ~~~ん」すてぇ~~ん
(ドアが開くと同時にずっこけてくる四人組)
アミコ「あら。あの子達ったら」
ガイウス「ん・・君たちは確か、村の子供達だな?」えへへへへ(と苦笑いをしながらガイウスを見上げている少女探偵団の面々)
幻竜「元「中二お手柄トリオ」にして、現「バベル少女探偵団」とは、我が校が誇る優秀な生徒諸君だ。ちょうどいい。君らにクエストを与えよう」
トンコ「はぁ?」いちちち・・
幻竜「これから暫くの間、ガイウス氏の自由参観をエスコートしなさい。その成果次第では、君らの名は後世に受け継がれるであろう」おお~~~(と声をあげるアミコとバサリン)
すあま&トンコ&ザンコ&リカ「はぁ?」(実に訝しげな表情で校長を睨む)
幻竜「断れば通信簿、全員オール1。いいな」
すあま&トンコ&ザンコ&リカ「うそぉ~~~ん」(クスクス笑ってるケルビ系女子とバサル系女子)
To Be Continuedランキング参加中です♪皆様の激アツ一票お待ちしてます
次回「あたちのモンハン日記」ザ・中継ぎ記事はさ!?
11/25(金)0時更新 なぁ~も決まってねぇです
をお送り致します♪ほいだらばさ!!次回もわがまま言いながら読も見よう
なんとも珍妙なイベントクエストを見て観てみようぜ♪~MHO~
脚本兼 プロデューサーは ミラジョボ旦那
東京ゲームショー2016にて、ギルドの辻本良三氏から発表のあった「モンハン・ハリウッド実写映画化」の脚本兼プロデューサーを、ポール・W・S・アンダーソン氏が務めるとの発表がありました。
ちゃんとした詳細記事はこちら

http://www.crank-in.net/movie/news/46688
肝心の監督なのですが、現段階(2016/11/25現在)ではまだ未定とのこと
Paul W. S. Anderson wiki(海外)参照
今回発表のあったポール・W・S・アンダーソン氏といえば、ご存知「Resident Evil」ことバイオハザードシリーズの監督・脚本・制作等で有名なのですが(2,3は監督のみ別人)、それ以外にも「AVP: Alien vs. Predator(2004)」の監督・脚本・原案、作者リスペクトの俳優J・ステイサム主演の「Death Race(2008)」監督・脚本・原案・製作、最近では「Pompeii(2014)」監督・製作も努めたりと大作映画を数々務める大御所でございます。中途半端な映画関係者より洋画を観ている作者としましては、P・W・S・アンダーソン(長い)の監督作といえば、Event Horizon(1997)が懐かしく、個人的には「The Three Musketeers(2011)」も大好き。制作のみ努めたPandorum(2009)は、D・クエイド好きなら誰もが知ってる名作?作者はBDを買いました(笑)それ以外にも日本ゲームとは縁が深い方で、同じく制作のみで、近年SJWとの論争が絶えないDEAD OR ALIVEも実写化しています(「DOA: Dead or Alive(2006)」これを知っている方は少ないのかな・・。作者はDVD持ってます(笑)かすみ役に、デヴォン青木。これ以上、述べるのはやめておきましょう



はい、映画のお話おしまい


そんだこんだで本日の中継ぎ記事もMHOからご登場

★イベント名:财神破坏王(直訳すると「弁財天破壊王」)
★開催時間:週末の3日(金、土、日)
★ロケーション:闘技場
★活動内容:毎回ランダムで登場するモンスターに対し、部位破壊を成功させると同エリア内に出現する弁天様?を攻撃することによって得られる銀貨(コイン)をたくさんGETして、激アツグッズと交換しようぜ!みたいな激アツコンテンツ

★「财神破坏王」公式概要

http://mho.qq.com/cp/a20161103csph/index.htm
はい。だいたい分かったら見て観てみよう


どうです?なんだか任天堂のファミリーゲームみたいな「わんぱくなノリ」でしたね




PS・今回ご紹介させて頂いたハンター様は、モンスターの生態を視聴者に見やすくする為、通常はHUDをOFFにしているのですが、今回のクエストはダメージ指数を参照してもらうと理由で敢えてONにしているそうです(部位破壊及び破坏王に与えるダメージでのコイン獲得数から)。ハンター様の名誉にかけてここでお知らせ致します。またこの場を借りまして貴重な狩猟動画をUPしてくださったことに感謝致します

余談ですが、今回のイベクエを紹介している公式サイトの概要を読むと、やたらと「淘宝」と出てきます。淘宝(Taobao)と見て思いつくのは、そのまま中国のECサイト最大手(なんと中国EC市場の約80%とか!アリババ・グループです)の名前です。ほんでもって意味を調べてみると、“見つからない宝物はない、売れない宝物はない”とのこと(WIKI参照)。更に余談を加えると、楽天市場は主にBtoC向けのECモールですが、タオバオは個人の売り手と買い手を結び付けるCtoC向けのサービス(消費者間でのネットオークションや、個人で開業できるオンラインショップ)なんだとか


閑話休題




またぁ、来いよな
MHの小売といえば「ザ・行商人」。上画像は「光栄系顔グラ」的なMHO版行商人。
統率42 武力63 知力68 政治2
無骨だけど侠には熱いという感じでしょうか。呂不韋とは大違い?(最近、作者は司馬遷「史記」をはじめました。ちなみに某有名戦国末期漫画は読んだことありません

ばいばいよ




皆様の激アツ一票でバナーをクリッククリック♪

次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーおモードはさ!?
11/27(日)0時更新 「あんまんの旭日/前編」
をお送り致します♪でた!あんまんサーガ!って、最近多くない?そんな愚問は、あんまぁ~んち

「あんまんの旭日/前編」の巻
~あたちの農場(通称「あたちファーム」。「わんぱく激アツスポット」として先日、ユクモ村観光名所に認定。第二、第三月曜日は一般開放休み。各アトラクション(猫トロッコ、激アツ大ジャンプシーソー等)のメンテナンスが理由)....
ワンやワンや
(何やら催し物の準備をせかせかとしているユクモの民。農場へ入る吊橋の両脇にはのぼりが立てられており、そこには「メガユクモ的★激アツジョブカンファレンス~夢大陸を目指して...所願成就♪」とPOPなメイリオフォントで謳われており、またコノハやアイルーのデフォルメ絵も描かれている)
ポール「どうだぁ~い?こんなもんかな」(御神木の太い枝の上に跨り、そこから巨大なバナー(ここにも「メガユクモ的★激アツジョブカンファレンス~夢大陸を目指して...所願成就♪」と際立つヒラギノ明朝で書かれている)を吊るしているロックラック装備がよく似合うナイスミドルのイケメンハンター)
ヴラドレン「いやいや。もうちょっと右、右」ん~(御神木の下からバカな顔してバナーを見つめているハンター防具を纏った狩人。隣ではチェルシーもバナーを見上げている)
ポール「いいと思うけどな・・これならどうだい?」
ヴラドレン「ん~・・もうちょい左」
ポール「だったらさっきので良かったんじゃないか」む~
(文句を言いながらも直す)
チェルシー「垂れ幕が地面に着いちゃってるにょは、いいにょ?」
ヴラドレン「ああ、そうだねぇ・・お~い!もう少しだけ巻いてくれぇ~」(枝の上のポールに指示をする。それを受け、またムッとした表情を浮かべるポール)
夜叉亥「お~い。持ってきたぞぉ~」(大きい木箱を運搬スタイルで「よちよち」と運んでくる着物を纏った力士風の大男。隣には大きいかごを抱えたササユの姿も)
チェルシー「にょにょ?あの木箱は何に使うにょ?」(ヴラドレンに話しかける。背後の御神木ではポールがブツブツ言いながら紗幕を慎重に巻いて高さ調整をしている)
ヴラドレン「お立ち台だよ。今調整してるバナーをバックに演説するんだ。おっと!そのくらいでいいよ!」(とポールに声をかける)
夜叉亥「ササユ殿。ここでいいかな?」うんしょうんしょ(バナーの前に木箱を持っていく)
ササユ「はい♪本当に助かりました」(カゴを地面に置く)
夜叉亥「とんでもない」どすっ(木箱を地面に下ろす)
ヴラドレン「力士にはちょうどいい運搬クエってね。琴猪山(ことちょやま)さん。悪いけど、もうちょっと右に置いてくれない?」ずずず・・(言われた通りお立ち台をずらす夜叉亥こと琴猪山)
ササユ「どなたかお立ち台に乗ってみてはどうかしら?」う~ん(首を傾げ、バナーとお立ち台の位置を確認している)
ポール「バベンコ。乗ってみろよ」(枝の上から声をかける)
ヴラドレン「はいよ」よいしょっとな
チェルシー「う~ん」(ササユと共に首をかしげる)
夜叉亥「バナーの位置がもう少し右の方がいいな」(腕を組みながら冷静に言う)
ポール「またかい?そっち(お立ち台)をずらせばいいだろ?」
ササユ「御神木との位置関係を考えると・・やってくださる?ポールさん」
ポール「君に頼まれたら断るわけにはいかないだろう?」やれやれ(また位置を戻す。下ではお立ち台に乗ったヴラドレンがニヤニヤしている)
ヴラドレン「そう言うササユさんは何を持ってきたんだい?」
ササユ「参加者用のTシャツです♪つい今しがた加工屋のおじさんが作ってくれたんです」パサッ(Tシャツを広げてみせる。全面にアイルー型のだるまが描かれ、そのまあるいお腹にはDFクラフト墨でぶっとく「メガユクモ的★激アツジョブカンファレンス~夢大陸を目指して...所願成就♪」と記されている)
チェルシー「にょにょ~♪可愛いデザインにょ~♪」かちてかちてぇ~♪(Tシャツを奪う)
ヴラドレン「まったく、大陸の武具屋ってのはなんでもこしらえちまうな」はいどうぞぉ~♪(ササユにTシャツを手渡される)
夜叉亥「大した才能だ」はいどうぞぉ~♪
鉄平「みんなすんげぇ気合入ってんな」(釣り堀で呑気で釣りしてる。胸には「唐草模様の」抱っこ紐でくくられたバステトの姿も。父の胸にしがみつきながらも興味深そうに竿を眺めている)
ロージー「みんな今日の日の為に、しっかり準備してきたんだもん。張り切らなきゃね♪」ザバぁ~~~ん(でっかいカジキマグロをかちあげる。それを見て手を叩いて喜ぶバステト)
鉄平「おめぇも出るんだろ?そのカンファレンスってやつに」しょぼん(竿を上げるもこちらはおけら。首を横に振るバステト)
ロージー「そっ。ポールさんとお揃い♪」(ロックラック装備を自慢げに見せびらかす。今日は左肩にいつもの「お花のバディ」はいないようだ。横ではカジキマグロがびちゃびちゃいってる)
鉄平「ほうか。それで「あのお喋り」を置いてきたってわけか・・でもよ、なんかへんてこりんなTシャツ着てるぜ?」ほれ(向こうを指差すと、いやいやそうにTシャツを着てる各勢力の男性ハンター達の姿が。それを見て微笑んでいるササユ)
ロージー「げっ。なんやあれ。だっさ」ごろ~んばしゃ~ん
(と、釣り上げたカジキマグロをキャッチアンドリリースしてあげる)
鉄平「しっかしあの二人も稀人のくせによく手伝ってくれるよな」(鉄平の奥ではなにやら緊張の面持ちで演説の練習をしているコノハと陽子の姿も)
バステト「・・・・・・・・・・」ごそり(父の胸から身を乗り出し、御神木の方を見る)
チェルシー「どぉ~?似合ってるにょ~?」(Tシャツをササユに着せてもらった)
ポール「ああ。すごく可愛いぞ、チェルシーちゃん」むぎゅう(食い気味に抱きついてくる幼女猫。ポールもしっかりロックラック装備の上からTシャツを着ている)
ササユ「お二人も、とてもお似合いですわ」にこにこ
ヴラドレン「そうかな~♪」でれでれ(ハンターメイルの上からTシャツを着ている)
夜叉亥「自分には少し小さいような・・」(着物を開きTシャツを着ているも、ガタイがいいせいかチビTみたいになってしまっている)
ポール「はははははは。いいじゃないか、二人共。ユクモに馴染んでるぞ♪」(訝しげな顔をするヴラドレン)
ヴラドレン「・・・・・(ほんとはこんなことしてる場合じゃないんだがな・・早く書士隊を見つけないと・・)」
夜叉亥「・・・・・(このカンファレンスの途中に村人から書士隊の特徴を聞き出すか・・・本当は書士隊が来てくれれば分かりやすいのだがな・・凍土の刺客も人集りがある場所にはこれまい・・・)」
バステト「ほにょおおおおおおおお」びしっ
(人差し猫指から念を飛ばす)
ヴラドレン「・・・・・・・(・・・・・ま、明日でいっか・・。なんつって、ここんとこ毎日そう言ってるけど・・・これも温和なユクモのせいなのかなぁ・・・そうだ。このTシャツ、凍土に持って帰って棟梁に着てもらおう・・きっと似合うぞぉ・・)」えへへへへへ(上を向いてよだれを垂らしている)
夜叉亥「・・・・・・・(・・・今はカンファレンスの成功を願うべく、禍根を絶つ為にもしっかりと手伝いに専念せねばならんな・・・うむ・・)」ぼけぇ・・
ポール「そういえばガイウスさんは来ないのかな?」なでなで(まだ抱きついているチェルシーの頭を撫でる)
ササユ「今朝、すあまちゃん達と一緒にバベル中学に向かわれました。川村君の護衛付きで♪」ぼけぇ~(と、横で突っ立っているヴラドレンと夜叉亥)
鉄平「なんだ?あいつら。Tシャツ着たまま棒立ちしてやがる」
バステト「みょみょみょみょ」ふみふみ(と、ご機嫌に父の肩をフミフミしながらほくそ笑むバステト)
ロージー「とても立派だわぁ~♪だってなんにも関係のない村の催し物の為に、接触的になってくれてるんだもの。Tシャツはダサいけど」(奥に見えるコノハと陽子が何やら言い争いをしている。どうやら演説の手順について意見の食い違いがあったらしい)
鉄平「演説ってよ、村の成人になる連中に聞かせる職業案内だろ?」(陽子がコノハをぶった)
ロージー「そっ。あたしとポールさんはハンターを代表して、狩人生活の素晴らしさを伝えるの♪」(コノハが泣いた)
鉄平「ユクモのハンターを増やそうって?で、あっちの二人は?」ちら(泣きながら陽子に飛びかかっていくコノハを見る)
ロージー「ギルド代表。「受付嬢の素晴らしさとストアガールの居心地の良さ」がテーマみたい」(陽子をぶっ倒しグレコローマンスタイルに入るコノハ)
鉄平「へぇ~。そういや番台さんも張り切ってたな。今回の演説で若者に「浴場設計技師の仕事」に興味を持ってもらえたらいいってな」(必死にぶん投げられまいとブリッジで踏ん張る陽子)
ロージー「UBUちゃんも出るのよ」(陽子もコノハの腰を持った。途端に形成が逆転する)
鉄平「はぁ?ハンター代表はお前らなんだろ?だったらあいつは・・・そうか。なるほどね」(と思いきやカウンターで陽子を川の中にすっ飛ばすコノハ。今回は彼女がWIN)
~あたちファーム内、採掘場・・は仮の姿。その実態はユクモあんまん財団法人のロビー(あんまん工房)となっていた....
ぴちょん・・ぴちょん・・
(採掘場のトンネルに水が滴り落ちる音が響く)
コトコトコトコトコト・・・
(とある地下室。無数の釜の上にそれぞれ蓋付きせいろ(我々の世界でいうところの中華せいろ)が乗っており、凄まじい水蒸気を放っている)
UBU「・・・・・・・・・・・・」わなわなわな・・(水蒸気のせいでサウナ状態となっている工房内に立ち尽くし、手に持っている用紙を睨みつけている)
マナブ「残念なことですが・・・」コトコトコトコト・・(水蒸気により曇っているメガネのレンズ越しに見える真剣な眼差し)
UBU「これを現実として受け止めろと・・?」コトコトコトコト・・
マナブ「・・・・・・・・・・」コトコトコトコト・・(目を背ける)
UBU「・・・・・・・・・・」ちら(手に持つ用紙を見つめる)
コトコトコトコトコト
(用紙にはこう書かれている。ユクモあんまん財団法人による100人アンケート調査♪「あなたはあんまん派?それとも肉まん派?」 投票結果「肉まん91% あんまん9%」)
グシャッ(アンケート用紙を握りつぶすUBU)
UBU「許せない・・・絶対に・・!!」ピィ~~~~~(後ろにあるせいろ達が一斉に悲鳴のような蒸気を吹き出す)
「あたちのモンハン日記」
~あんまんの旭日~
~あたちファーム....
ちゅんちゅん
(バナーが垂れ下がった御神木の前に置かれたお立ち台の上で何やら演説をしている美しい芸妓さん。その前には体育座りで募る数十名の若者達(猫型獣人も含む)の姿も見られる。またお立ち台の横では司会進行と思われるササユも立っている)
雪左「というわけで、鍛冶職人もおもろい職業だと思ってくれたらええどす。あちきなんかからは以上どす」にこり
ササユ「はい。鍛冶工房を代表して、一条青雪左さんによる「バイなブラックスミスもええどすえ♪」を聞いて頂きました。はい拍手~♪」
パチパチパチパチパチパチ
(深々と頭を下げる演説台上の芸妓さんに対し、拍手をする若者達)
ポール「いい調子で進んでるじゃないか。若者達も真剣に演説を聞いているようだし」(シーソーの上で足を組みカンファレンスを静観している。高く上がった向かいの席にはチェルシーが座っている)
ヴラドレン「それより驚きなのは、あのきれいな人がブラックスミスってことですよ。今度、俺も鍛冶工房に寄ってみようかな・・」うっとり(と、芝生の上であぐらをかいて芸妓に見とれている)
ポール「是非そうして驚愕するといいさ」ふふ(不思議そうにポールの顔を見上げるヴラドレン)
チェルシー「次は誰の出番にょ?」(隣で腕を組んでいるチビTを着た力士に話しかける)
夜叉亥「うむ・・関係者用のパンフレットを見る限りでは・・・次は釜飯専門店「禅」を代表して、椀方が語る「民芸料理と角刈りが齎す経済効果」の番だな」(パンフを読む向こう側では、演説をする者が集まっており、椀方が実に緊張気味の表情でそわそわしている。また、ずぶぬれになった緑の撫子衣装を着てふてくされている陽子と、ひたすらに謝罪しているコノハの姿も)
ヴラドレン「その次が、ポールさんとロージーちゃんの「一生収入が途切れない狩人の素晴らしさと肉体管理」っすね。楽しみだなぁ~♪」(憎らしいほど爽やかな笑顔で応えるポール)
夜叉亥「個人的には、行商人による「大陸を影から支える流れ者」も気になるな・・」ふむ・・(背後では椀方がガタガタ震えながらお立ち台に登っていく)
ヴラドレン「福祉代表のネコバァさんによる「遺産相続と遺言の書き方だワショーイ」も興味あるなぁ・・。あ、あとユクモにこにこ不動産の「上手な土地の転がし方~新大陸編」も聞いておきたいな」パチパチパチパチパチ(拍手と共に椀方がお辞儀をかましている。同時に頭に巻いているねじり鉢巻が落っこち、失笑を誘う)
チェルシー「あたちは、ボニーおねえちゃまの「オトモもパートニャーもニャンターも志が大事!」を早く聞きたいにょ~♪」(ササユに鉢巻を拾ってもらい平謝りする椀方)
夜叉亥「む・・見逃していたが、これはなんだ・・・あんまニストによる「大陸の食材すべてをあんまんに」・・・実に危険な思想だ」ふむぅ・・
ヴラドレン「あんまニスト?なんすかそれ」
??「あんまん至上主義者。あんまんの躍進、改革、向上を掲げ、大陸のあらゆる食材をあんまんへと代える変革が目的」
ヴラドレン「はぁ?」ちら
アマーーーーーーーーーーン!!
(採掘場のトンネルより現れたのは、何やら白いヘルメットを被り、胴体には雪だるまのような「まあるい」重鎧を纏ったUBU、マナブ、デブ、パソコン、石塚さん、そしてコニーの姿であった。全員、手と足は「ドラ○もん」のように「まるっこく」なっている)
ヴラドレン「なんすか・・あれ・・」
ポール「ユクモあんまん財団法人だ」やれやれ
UBU「フッフッフッフッフッ・・・見てなさい。あんまんを裏切りし愚民共め・・」お~ひょひょひょひょひょ(嘲笑する頭のヘルメットの中心には、よく見ると「赤い斑点」が付いている。同じ装備を着て立ち並ぶ、石塚さんとコニーは実に恥ずかしそうである)
To Be Continuedランキング参加中です♪皆様の「運搬心(うんぱんごころ)」溢れる一票で応援して下さいね
次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはさ!?
11/29(火)0時更新 「あんまんの旭日/後編」の巻
をお送り致します♪ほいだらばさ!!次回もあんまんみたいな顔しながら読も見よう
「あんまんの旭日/後編」の巻
~あたちファーム....
ちゅんちゅん
(御神木の前に体育座りで募る村の成人男女数十名。その頭越しから、何やら緊張気味に演説をしている角刈りの板前が見え、その背後の御神木の枝からは「メガユクモ的★激アツジョブカンファレンス~夢大陸を目指して...所願成就♪」と書かれたバナーが垂れ下がっている)
椀方「で、で、ありますからしてぇ~、古来よりユクモに伝わる民芸料理の在り方を、新たな世代へと引き継ぎ、今後もより多くのお客様をお招きすることが、観光地としてのユクモに経済的効果を与えると共に、この板前カットのステレオタイプともいえる角刈りを、是非、村の若い「男女」にも広めていきたいと思うております。い、以上、ご視聴ありがとうございやした」へこり
ササユ「はい♪拍手~」(お立ち台(木箱)の横に立ち、どうやらMCを努めているようだ)
パチパチパチパチパチパチ
(真剣な眼差しで拍手をする成人男女達(獣人も混じっている))
ササユ「続いても商店街から、呉服屋の猫若旦那さんよる「民族衣装を守る意味と古布で作るトレンドアイテム」をお聞きください。ではどうぞぉ~♪」はい拍手~♪(立派な着物を纏った猫の若旦那が、凛とした表情で、汗だくの椀方とすれ違いながら演説台へと登っていく。人仕事終えた椀方は出番待ちをしているコノハや陽子に肩や頭を叩かれて賛辞を受けている。またその横では「春麗ネコシリーズ」を着たボニーがメモを片手に演説の練習をしている)
夜叉亥「向こうは順調のようだが・・」
ポール「問題はあっちだな」はぁ~
ふっふっふっふっふっふっ
(御神木から少し離れた採掘場のトンネルの前で並ぶ、何やら雪だるまのような重鎧に身を包んだあやしげな六人組。内二人は恥ずかしそうにしている老人とアイルー)
チェルシー「姫姉ちゃまにょ。にゃんだあの格好・・石塚のおじいしゃんも一緒にょ」
ヴラドレン「ハンターが募るロビーによくいる、フラッシュモブってやつですかね?」
ポール「意義はある。かなりヘビーな思想がな・・それにしてもあの格好・・あんまんをイメージしてるのだろうが・・・いよいよコニーちゃんも巻き込まれたか・・気の毒に・・」ふりふり(首を左右に振る)
コニー「あ、あのぉ~、ほ、本当にやるんですか?」(頭に被る白いヘルメットの中央には赤い斑点がちょこんとついている)
UBU「研修生のあなたには悪いけど、こうするしかないの。村人のあんまんに対する卑劣な冷遇を、もうこれ以上黙って見ているわけにはいかない・・。やるしかないのよ」(断り:今回のUBU達はあんまん武具を纏っている為、イメージ画像はありません)
石塚「わ、私に出来るかどうか・・」おろおろ(おじいさんなのに恥ずかしい格好させられてる)
マナブ「あなたもあんまん財団法人の会計に選ばれた以上、誇りを持つべきだ。出来るかどうかが問題じゃない。成し遂げるのだ」チャッ(メガネを直す)
UBU「デブ、パソコン」
デブ&パソコン「・・・・・・・・・」こくり(目は座り、かなり危険な人相を浮かべながら頷く)
ザッザッザッザッザッ・・
(あやしげな「まるっこい」防具を纏った太った男とちびな男が、真剣に演説を聞いている若者達に接近していく)
ヴラドレン「何をするつもりだろう・・」
ポール「まさかな・・・」(動向を見守る)
パチパチパチパチパチパチ
(体育座りする若者達が目の前でお辞儀をする呉服屋の猫若旦那に拍手をしている)
パソコン「・・・・・・・・・・・」くいっ(顎でデブに指示する)
デブ「・・・・・・・・・・・」こくり
ガッ(拍手をしている健気な女子の首を背後から「無駄に太い」腕で締めるデブ)
村の女子「きゃああああああああ」
若者達「なんだなんだ!?」
パソコン「動くな!!動くと酷い目にあうぞ!!」バッ(まあるい重鎧の懐から、短剣(剣先にあんまんが刺してある)を取り出し威嚇する)
「あたちのモンハン日記」
~あんまんの旭日~
ササユ「はい♪というわけで呉服屋さんによる・・」
きゃあああああああああ!!
(体育座りしている若者達が座ったまま何かに怯えている。列の後方では若い女性を人質にとった丸くて白い格好をしたデブと、同じ格好をしたパソコンがあんまんの突き刺さった短剣を振り回し、村人を威嚇している)
ササユ「あら・・こんな催し物、パンフレットに書いてあったかしら・・」はて・・(その背後から静かに壇上に上がっていくUBUとマナブの姿)
呉服屋の猫若旦那「で、ニャりますからしてぇ~・・ひっ」ガシッ
(あっさりとマナブによって羽交い締めにされる)
マナブ「騒ぐな!!諸君!!」
ササユ「あら・・UBUちゃんにマナブさん・・。出番はまだのはずじゃ・・」
夜叉亥「様子がおかしいぞ。関係者用パンフレットにこんなイベントは書いてない」ざわざわざわざわ
マナブ「我々はユクモあんまん財団法人の聖者、あんまん6(シックス)だ!!この場を借りて抗議することがある!!」ひええええ(可哀想な呉服屋の猫若旦那)
ヴラドレン「抗議・・・一体何をする気なんだ・・!?」ざわざわざわざわ
ロージー「ポールさん!!何があったの~!?」ダッダッダッダッダッ(釣り堀の方から走ってくる。隣には「唐草模様の」抱っこ紐に吊るされたバステトを抱えながら走ってくる鉄平の姿も)
ポール「あれを見るんだ」
ざわざわざわざわ
(お立ち台には猫若旦那を人質にとったマナブと並ぶUBU、その目の前で体育座りしてる若者達の一人を人質にしているデブとパソコンの白くてまあるい背中。更には白いショットボウガン(銃口の上にあんまんが乗っている)を震えながら村人に向け、罪悪感と共に威嚇している石塚さんの姿も)
UBU「あたちはあんまん財団法人の首魁、UBU!!あんまんに対する不義不忠を厭わない村人達よ!!よく聞きなさい!!」きゃああああああ
鉄平「なんだあいつ、ついに自分で首魁って言ってるぞ」(父の胸では目を爛々と輝かせながら一連の出来事を観覧しているバステトの顔)
ヴラドレン「目的はなんだ!!」
UBU「コニー。配りなさい」
コニー「は、はい」
あたふたあたふた・・
(白くてまあるい格好したアイルーが、農場内にいる全員に何か紙切れを配布していく。陽子、コノハ、ボニーは演説の練習に夢中になっていて一連の騒動に気づいていないようだ)
ポール「ん・・・」どうぞ
ヴラドレン「これは・・」どうぞ
鉄平「アンケート用紙?」どうぞ
UBU「だいたい手元に渡ったかしら?」ざわざわざわざわ
ササユ「ユクモあんまん財団法人による100人アンケート調査・・「あなたはあんまん派?それとも肉まん派?」・・・」
ロージー「あ、このアンケートね。あたしも書いた。肉まんって」
UBU「そう。これは以前に我々、ユクモあんまん財団法人が村人に対し行ったアンケートよ。問題はその投票結果よ。アンケート表の下にそれを書いておいたから読んでちょうだい」
ヴラドレン「なになに・・投票結果は・・・」
鉄平「「肉まん91% あんまん9%」・・って、肉まんの圧勝じゃねぇか」
UBU「んなわけねぇだろうがぁああああああ!!!!」
しーーーーーーーーーん・・・
UBU「はぁ・・はぁ・・・・んなわけねぇって言ってんのよ・・。つまり、もう一回アンケートをやり直すわ。そして強制的にみんな「あんまん」の方に「○」をしなさい」ハァハァ・・
若者(♂)「俺、肉まんの方が好きだなぁ・・」
若者(♀)「そうねぇ。あんまんって、糖分多そうだし、甘ったるいもんねぇ~」そうそう~♪
UBU「黙れビッチ共がぁああああああああ!!!!あんまんの「方に」○をしろったら、しろぉ~~~~~!!」すてぇ~~ん(怒りの咆哮を受け、後方に転がる若者たち)
若者(♂)「それじゃアンケートじゃないじゃん」
若者(♀)「マジうけるんですけど。ばっかみたい」ひょっ(アンケート用紙を紙飛行機にして飛ばす。それを真似する他の若者達)
鉄平「そうだぞ、UBU。仮にもここにいる一部の成人達に「あんまんの方」に○をしてもらったところで、肉まんの91%には敵わないって」
ロージー「でも9%のあんまん派って、あそこにいる6人と・・あと三人は誰だろうか・・。どっちにしても、他にもいたんだからいいじゃない、UBUちゃん。あきらめなよ」
UBU「やだ!!お前ら全員、あんまんにしてやる!!!!」バッ(両手に半分個になったあんまんをそれぞれ掲げる)
マナブ「我々、ユクモあんまん財団法人はこれよりクーデーターを敢行する!!つまり、村の領土を支配し、中央集権的なあんまん国家に樹立する為の暴挙にでると思え!!」ガイン(懐より白い長槍を取り出す。槍先にはあんまんが刺さっている)
きゃああああああああああ
デブ「喚くな!!喚くとあんまんにするぞ!!」ガイン(棒の先っぽに巨大なあんまんが鉄槌代わりに付いているハンマー?を取り出す)
鉄平「マジか!?こいつら!?く、狂ってる!!」
ポール「どうやらそのようだ。いくぞ!!みんな!!」バッ(シーソーよりジャンプして自前のボウガン(凶針)を空中で構える)
ヴラドレン「待ってました!!」バシュッ(畑の土の中に隠してあった大剣(クリムゾンゴート)を掲げる)
夜叉亥「またここで戦いとは・・やれやれ」ゴキッゴキッ
きゃあああああああああ
(体育座りをしている若者達を中心に対峙し合う、UBUとポール、マナブとヴラドレン、パソコン&デブと夜叉亥。各勢力のハンター達は一見、格好良さそうに思えるが、全員カンファレンス関係者用のTシャツを着ていることを留意して想像すること)
UBU「ポールさん・・・まさかこんな形で刃を・・いえ、あんまんを向けることになろうとは・・」じりじり(半分個になったあんまんを両手に相手の様子を伺う。その様を体育座りして下から眺めてる若者達)
ポール「構わないさ。一番厄介なモンスターを、他人に任せるわけにはいかないだろう?」スチャッ(スコープ越しにUBUを捉える。その下では惚れ惚れしている女子達の姿)
UBU「あんまんばんざぁ~~~~~い!!!!」バッ(白目を剥き、よだれを垂らしながら飛びかかる)
ポール「悪く思うな!!」ドウンドウンドウン(火炎弾速射)
UBU「火にはあん(餡)!!まん(饅)成るのはそれを包み込む皮だぁあああああああ!!!!」
ガインガインガイン
(火炎弾の連発を両手に持った「半分個」のあんまんで弾き返すUBU)
ポール「なにぃ~!?双剣だったのか!!」ばしゃ~~~ん(弾かれた火炎弾はすべて川の中に落ちていく)
UBU「あんまん双剣【雌雄一対のまん】。真のあんまニストにのみ所有を許されるという、一対のあんまん・・。挟んでやるぅ~~~~~~!!」ガバッ(若者達を飛び越え、半分個になったあんまんでジャンピングプレスをかますビッチ)
ポール「まずは村人の避難が優先だ」ブン(閃光玉を投げる)
UBU「はちょおおおおおおお!!!!」
ダシャーーーーーーーン
(閃光玉をあんまんでクラッシュするビッチ。プレスされた隙間から放射線状に眩い閃光が走り、不敵に微笑むビッチの実に醜悪な顔面を照らしている)
ポール「面白い!!少し本気になってやろう!!」ズッチュウズッチュウズッチュウ(水冷弾速射)
UBU「燃えろ!!あん(餡)の炎!!」ゴオオオオオオオ(両手に掲げる半分個のあんまんが燃え上がると同時に鬼人化するビッチ)
バオオオオオオオオオオ
(鬼人化斬りの演舞で揺らぐ婉麗な炎の揺らぎが、次々と水冷弾を蒸発させていく)
ポール「やるな。久々に楽しくなってきたよ」ガシャン(リロードしながら微笑む笑顔からこぼれる白い歯がキラリと光り、それを受けた若い女性達は、まるで初めてビートルズを見たファンのようにメロメロになって次から次へと倒れていく)
ヴラドレン「オラァああああああ!!!!」ブオーーーーーン!!(大剣縦斬りモーション)
マナブ「きょええええええええええ!!」カッ(メガネが怪しく光る)
コロりん
(振りかざされた刀身をなんなくまあるい防具の特性を活かし、「ころり」と交わすマナブ。燃え上がったクリムゾンゴートの刃によって打ちつけられた畑の土に芽が出る)
ヴラドレン「嘘だろ!?確実にヒットだっただろうが!?」ゴイン(納刀する)
マナブ「哀れ稀人!!この「ハンターあんまんシリーズ」には、桁外れの回避性能と回避距離が備わっているのだ!!喰らえ!!きえらぁあああああああ!!!!」ずいっ(ランスで突く)
むにっ(槍先についたあんまんでヴラドレンの顔をむにっとする)
ヴラドレン「あちぃ~~~~~~~~」じゅうううううう
マナブ「灼熱のまん(饅)!!あんまんスティグマータ(あんまんの聖痕)を受けるがよい!!」あちぃ~~~~~~(走り回ってるヴラドレン)
デブ「どりゃああああああああ!!」ブオーーーーーン(わりとでかめなあんまんが刺さった棒を振り下ろす)
夜叉亥「なんの!!」
ボキーーーーーーン
(ハンマー?の棒の部分を殴ってへし折る夜叉亥)
デブ「げええええええ!!しまった!!このハンマー?の「持つ部分」は、ただの「棒状の骨」だということを見破らたかぁああああああ!!」ガガーーーーン
パソコン「まだまだぁああああああ!!」シャアアアアアア(夜叉亥の背後からよだれを垂らしながら飛びかかる)
ひょっ(剣先にあんまんが突き刺さった短剣を間一髪で交わす夜叉亥。あんまんの高温により、汗をかいている禿頭から少し蒸気が出る)
夜叉亥「ブホぉおおおおおおおおお!!!!」
ゴスッ(空中で渾身のフックをパソコンの横っ腹に浴びせる夜叉亥。体中に電撃が走るパソコン。肋骨が確実に折れていることが分かる解析図付き。全治三ヶ月確定の瞬間)
パソコン「ぎゃああああああああ」ずでぇ~~~ん(更には一気に三落ち確定)
デブ「ひ、ひ、ひ、ひ、ひえええええええええ」ダッダッダッダッダッ・・ずでぇ~ん・・ころころ・・ばしゃ~~~~ん(武器を捨てて逃げるデブ。道中、大胆に転び、不幸にもまあるい鎧のせいで川の方へ転がってしまい、まんまと流されモガ方面へ。二週間行方不明確定)
夜叉亥「ふぅ~~~・・・。他の者は・・・」ちら
どがぁ~~~~~~~ん
(採掘場前で爆破が起こり、思わず怯む夜叉亥)
夜叉亥「なんだ!?」
コニー「ご、ごめんなさいまさか、このあんまんが爆弾になっていたなんて
」(手にはたくさんのあんまんを持っている。後ろでは爆破の被害を受け、黒焦げになって倒れているコノハ、陽子、椀方、ボニーの姿が。それを心配そうに見下ろすササユと雪左)
石塚さん「どうか皆さん、冷静になってください」ずきゅーんずきゅーんずきゅーん
(白いショットボウガンから放たれる物体は、なにやら黒い色をしている)
夜叉亥「む!?」
ばしゃ~~~ん
(あつあつのあんこが夜叉亥の体に浴びせられる)
夜叉亥「ぎゃああああああああああ」じゅううううう(餡(あん)やられ状態)
ロージー「落ち着いて、石塚さん!!」ぱたん(倒れる夜叉亥)
石塚さん「そ、それが止まらないのです」ずきゅーんずきゅーんずきゅーん
(なんとか制御し、空中へ発砲する)
鉄平「オートモードになってんだ!やべぇぞ、こりゃ」ばしゃ~~~ん(周囲に落ちてくるあつあつのあんこの雨。両手を上げ、泣きながら逃げ回るロージー。仰向けで倒れている夜叉亥の上に容赦なく降り注いでいる)
バステト「ほにょおおおおおおおお」びしっ
(人差し猫指で念を飛ばす)
石塚さん「おおおおおおおお!?」くるりん(発泡したまま回転し、採掘場のトンネルの中へ入っていく)
ロージー「はぁ・・助かった」
鉄平「コニー!こっち来い!「そんな奴ら」と一緒にいたら、お前まで頭が悪くなっちまうぞ!!」ぷんすか
コニー「は、はい」(あんまん型の爆弾をたくさん胸に抱えたまま走ろうとする)
むんず(うつ伏せで焦げながら倒れている陽子とコノハに両足を掴まれるコニー)
コニー「きゃああああああああ」
鉄平「マジか!?」ガガーーーーン
ボロボロボロボロ
(コニーの胸から一斉に地面へと転がっていくあんまん爆弾)
ロージー「オワタ」
ダオオオオオオオン!!
ちゅんちゅん
フラワー「もう終わってしまったかしら、皆さんの演説」とことことこ(頭の上にドスビスカスを乗せ、胸には「運搬スタイル」で風呂敷の包みを持っている)
ファイヤージンガー「仕方ねぇよ。みんなに配るおやつを調達してたんだからよ。それにしてもお嬢の野郎、俺を置いていくなんてひでぇぜ」
村長「おほほほほほ。確かロージーちゃんとポールさんの演説はこれからのはず。まだ間に合いますわ」(こちらも「運搬スタイル」で包みを持っている)
ダオオオオオオオオン
(明らかに尋常じゃない爆音で村の地面が揺れる)
村長「あら」
ファイヤージンガー「農場からだ!行ってみようぜ!!」
タッタッタッタッタッタッタッ
(足早に農場へと渡る架け橋を渡っていく二人)
村長「あら」
しゅううううううううう・・・・
(硝煙上がる農場内の所々に倒れている村人達とロージー、夜叉亥、ヴラドレン、チェルシーの無残な姿。御神木の方ではヘロヘロになったUBUとポールがまだ熾烈な攻防を繰り広げており、ようやく事態を把握した「春麗ネコシリーズ」を纏ったボニーがUBUに必殺「回転的鶴脚蹴」を食らわしている。その後ろでは黒焦げになったコノハと陽子、椀方、猫若旦那を乗せた担架をササユと雪左が運んでいる。また採掘場のトンネルの中からは、何やら老人のけたたましい悲鳴と共にボウガンの連発音が聞こえる)
バステト「マァ~マァ~♪」ずるずるずる・・(抱っこ紐で繋がれた気を失っている父親を引きずりながらハイハイしてくる)
フラワー「まぁ・・なにがあったのかしら・・」よいしょ(バステトを抱っこする)
村長「大盛況だったのは間違いなさそうですの」おほほほほほ
ポール「UBU!いい加減、観念しろ!!」ダオーンダオーンダオーン
UBU「いやよ!!村人が肉まんを嫌いにならない限り、あたちの戦いは続くのよ!!」バカァ~~ン(横っ面にボニーの百裂脚がおもいっきりキマる)
村長「皆さぁ~~ん。おやつのあんまんですよぉ~♪起きてくださ~い」ほわほわ(持ってきた包みの中にはせいろに入ったほわほわのあんまんが湯気を立てている。村長の声と共に「なんとなく」起き上がる村人達)
フラワー「美味しいのに。ねぇ♪」はむっ(親子であんまんをかじる)
バステト「ほみゅう♪」かじり(両手で上手にあんまんを持ってかじり、第四の壁を越えてのウィンクをかます笑顔が「まあるいアイリスアウト」に包まれおしまい)
あんまんの旭日/完ランキング参加中だよ♪みんなの激アツ一票で応援しておくれよ
次回「あたちのモンハン日記」ザ・中継ぎ記事ダブルクロスは!?
12/1(木)0時更新 なぜなに★あたモンのおコ~ナ~
をお送り致します♪ほんじゃらばさ!次回も鍋にうっかりあんまん入れて怒られながら読も見よう
あんまん6(シックス)が装着していた武具をご紹介♪
前回のストーリーモードでついにその姿を露わにしたあんまん6(シックス)!!
今日のなぜなに☆あたモンのおコ~ナ~は、本編にてあんまん6が装着していた武具を紹介しよう。
いざ、あんまん6!アッセンブル!!
★ハンターあんまんシリーズ
あんまニスト(あんまんの躍進、改革、向上を掲げ、大陸のあらゆる食材をあんまんへと代える変革をイデオロギーに掲げる者)にのみ、その着用を許された防具。速乾性のあんまんの皮を練って作っている為、軽量感に優れている反面、水や火には極めて弱い(氷属性攻撃を喰らうとすぐに氷結化してしまう弱点も抱える。モンスターに遭遇した場合、高確率でその香ばしい匂いから相手の食欲を煽ってしまい、かじられるケースも多々見られる)。シリーズ一式着用での発動スキルは、回避性能+10、回避距離+10と軽量化を活かした特性が最大の魅力だが、強度、耐性は極めて低め(ゲーム上の数値で示すなら8強といったところであろうか)。尚、各パーツにパッシブスキルで「あんまん生活(補助アイテムが携帯あんまんしか食べれなくなる)」を搭載。
頭:あんまんヘルム(あんまんの皮を乾燥させただけの白いヘルメット。頭上の中心にあんまんであることを示す、赤い斑点が付いている。必要素材:あんまんの皮)
胴:あんまんメイル(同じくあんまんの皮を薄く伸ばして乾燥させた軽鎧(雪だるまタイプ)。必要素材:あんまんの皮、セッチャクロアリ)
腕:あんまんアーム(アームといっても篭手ではなく、あんこをくり抜いたあんまんに手を入れるだけのもの。ドラ○もんの手を想像して貰えれば早い。必要素材:あんまん)
腰:なし
脚:あんまんブーツ(アーム同様、足首からすっぽりハマる「まあるい靴」。バランスを保ちにくい設計になっており、非常にピーキーな上、完全に動きにくい。必要素材:あんまん)
★オトモあんまん防具
あんまニストに憧れる獣人専用の防具。爆弾強化の術が発動、あんまん爆弾を投げまくれ!
頭:あんまんネコヘルム(ハンター防具と同じ仕様)
胴:あんまんネコメイル(同上。人型のもの以上に、より「雪だるま感」満載♪)
★あんまん武器
あんショット【灼餡】:ライトボウガン。ショットボウガンを白く塗装し、ブランド感を出す為、砲口の上にあんまんが飾り程度に乗っている。熱々のこし餡を標的に浴びせる。速射、散開発射対応。必要素材:ショットボウガンとあんまん。使用者:石塚さん
あんまん【雌雄一対のまん】:双剣。真のあんまニストにのみ所有を許されるという一対のあんまん(ひとつのあんまんを半分個にしたもの。一応、双剣という概念)。両手にかざし、来るものをひらすらぶつ。必要素材:あんまん。使用者:UBU
あんランス【むにむに】:ランス。凡庸ランスの槍先にあんまんが刺さっている。標的の顔を「むにむに」し、灼熱のように蒸しあがったアツアツの皮であんまんスティグマータ(あんまんの聖痕)を焼き付ける。必要素材:鉄鉱石(ランス部に使用)、あんまん。使用者:マナブ
あんハンマー?【重餡】:ハンマー。棒の先っぽに巨大なあんまんが鉄槌代わりに付いている。必要素材:棒状の骨、わりとでかめなあんまん。使用者:デブ
あんカリバー【聖餡】:片手剣。刀の先っぽにあんまんが付いている(というより、挿してある)刀身の短い白い短剣。盾は練ったあんまんの皮を薄く伸ばしたものを乾燥。耐久性は極めて低い(防具というより、装飾品という概念に近い)。必要素材:ハンターナイフ、あんまん。使用者:パソコン
あんまん爆弾【C4】:オトモ武器。あんまんの中に粘土状爆薬を搭載。ポリタン爆弾の仕様になっているあんまんも。今まで紹介してきた武器の中で一番実用的な兵器。あんまんというより「爆弾まん」といったところであろうか。使用者:コニー・ファウラー
★あんまん6(シックス)
ユクモあんまん財団法人がアッセンブルした悪の組織ならぬヒーロー集団。あんまん集産主義(大陸社会における自由放任な食文化に対し、公共の福祉のためにあんまんを主食とする中央集権的な統制の必要を強調する信念や方法、思想の観念形態)を掲げ、まずはユクモ村を支配下に置くことが目的。以下、メンバー構成と役職名を記す。
あんまんクイーン(首魁):UBU
あんまん宰相:マナブ
あんまん魔人:デブ
妖怪あんまん小僧:パソコン
会計:石塚さん
研修生:コニー・ファウラー
★独占!首魁が語る今後の抱負とは
今回、我々ユクモ新聞はあんまん財団法人を名乗る組織と接触し、その首魁であるUBU氏とのインタビューに成功した。上写真はあんまん財団法人を統括するUBU氏。
Q.あんまん財団法人とは?
A.まず理解して欲しいのが、我々は決して犯罪シンジケートや麻薬カルテル、そしてテロ集団ではなく、健全な思想と社会貢献を理念とする財団法人であるということだ。あんまんの躍進、改革、向上を目標とし、世界にもっとあんまんのことを知ってもらう活動をしている。一部の報道機関では我々を公共の敵と晒し上げているが、まったくの誤謬である。
Q.肉まん派に対するラディカルな抗議活動が問題なのでは?
A.確かに我々は肉まん派の弾圧と粛清を執行してきてはいるが、実に繊細なマイノリティであることには変わりない。思い出して欲しい。大陸のストアには肉まんが溢れかえっているが、あんまんはどうだろう?我々は日常生活においてあんまんを気軽に食べたいと思っても、その願いが叶わないんだ。これこそが弾圧であり、あんまん好きを排斥しようとするマジョリティ(肉まん派)の思う壺なんだ。
Q.肉まん派により、世界からあんまんが消えてしまうと?
A.いい質問だ。想像してみてくれ。あんまんを買ったつもりが、その中身がミートだった時の失望感を。完全なる甘みを求める味覚が、甘じょっぱいテイストに侵されていくんだ。我々が活動しなければ、近い将来、あなた達はその苦汁をなめることになるだろう。あんこだけに。
Q.しかし今回あなた方がとったアンケート、「あなたはあんまん派?それとも肉まん派?」では圧倒的な数値で敗北を喫したのも事実です。それに関してはどうお考えですか?
A.我々の知らないところで作為的な票数操作の疑いがある。我々がアクティビティに活動を行えば行うほど、彼らは攻撃を仕掛けてくる。
Q.彼らというのは?
A.ファッキンミートメン
Q.今回あなた方は、ユクモ村を占拠した後、真のあんまニストから成る「あんまん国家」の樹立を目論んでいると公言しました。村人がその主張を望んでいるとお考えですか?
A.選民思想ではない。肉からあん(餡こ)に変わるだけ。好きになって貰えばいい。その為の運動だ。
Q.クーデターを敢行してまで強要する必要性が?
A.今は我々の活動が反社会的と捉えられても仕方ないと理解している。変革ではない。救済だ。
Q.ユクモの・・いえ、大陸の食文化のメシアがあんまん6(シックス)であると?
A.YES。今回アッセンブルしたのは市場を独占している宿痾を取り除く為だ。独断ではない。共通理解だ。つまりその意志があんまんを世界に広めるプロパガンダになる。
Q.最後に、今回あなた方が着用した武具は無印のものでしたが、今後は「S」及び「Z」シリーズへの展開も考慮しているのですか?
A.世界があんまんを望めば。正式なハンター武具としてのストア参入も計画中だ。メゼポルタのロビーで「あんまんモブ」達が笑顔でアッセンブルする日を楽しみにしてくれ。
Q.世界中のあんまニストへメッセージを
A.あんまん6はスペシャル・アン(スペシャル・ワンにかけている)だ。つまり、君たちの存在なくしては、我々はひとつにまとまることが出来ない。そしてそれは、我々がリスペクトするこし餡の存在にも似ているだろう。
Q.ありがとうございました
A.こちらこそ。あんまんフォーエバー。
ユクモ新聞専属猫ライター/セシリー・ネコブリジット白いたまごもあんまん見える!?ランキング参加中なのです
皆様の激アツ一票でバナーをクリッククリック♪
次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはさ!?
12/3(土)0時更新 「借りぐらしのアンコさん/PART1」
をお送り致します♪アンコ?またあんまんサーガ?いえいえ。次回はユクモにお引っ越ししてきた、バベル中学の少し風変わりな転校生のお話です♪お楽しみに
「借りぐらしのアンコさん/PART1」
コキ~ン♪コォ~ン♪コカァ~ン♪クウォ・ウォ・ウォ・ウォ~~ン・・
コキ~ン♪コォ~ン♪コカァ~ン♪クウォ・ウォ・ウォ・ウォ~~ン・・
(渓流山岳地帯の頂上に聳え立つ、鉄の城ならぬバベル中学の校舎。校内からはいつもの珍妙な銅鑼の音が学園エリアに反響している)
~三年B組(通称「デスクラス」)....
(おそらく鉄鉱石ベースであろう巨大な鉄板(畳4帖縦置き横並び程度)に「三年B組」と男らしい達筆な字(毛筆フォント)で記されている学級表札)

熊田「でぇ~あるからしてぇ~、野生のキノコを食べる時は、まずは種類の確認をし、次に自分の「種族」が、果たしてそれを食べても平気なものか、改めて確認をすること。いいなぁ~」はぁ~~い(巨大な黒板を背景に大きめな教卓の前で授業を進める青熊獣)
ガイウス「・・・・・・・・・・・」(おそらく最後尾と思われる席に両腕を組みながら座っている頑強なベテラン書士隊員。何やら席ごと黒い影に覆われている)
カキカキカキカキ・・

(ガイウスの目の前に見える白兎獣のまあるい背中。牙獣用の席に座り、猫背になりながら一生懸命、先生の言うことを「何か」に記している様子だ)
ガイウス「・・・・・・・・・・」そぉ~~~(それとなく机から身を乗り出し、前の机を覗き見しようとする)

ウルコフ「あ、すんません

ガイウス「いや・・。大丈夫だ」すっ・・(深く腰を下ろす)
コーネリアス「・・・・・・・」クスクス(隣の席で笑いながらダイアリーにすらすら羽ペンで記している)
ガイウス「ふぅ~~~~~~~~」
コーネリアス「ふふ」(横目で主人を見て微笑む)
自由参観も今日で三日目。今日の授業内容は「もしもフィールド内でお腹が空いたら」と題したもので、どうやら社会科の一種のようです。
コーネリアス「・・・・・・・・・・」ちら(顔を上げ、前を見る)
熊田「山菜が見当たらない場合、手っ取り早いのがハチミツなんだが、注意することがある。細谷。それが何か分かるかな?」あむ(教卓の上に置いてある玄米パンをかじる)

リカ「先生と同じ青熊獣に気をつけることです♪」あはははははは
熊田「正解だ。ハチミツに群がるハチは、常識の範囲で「普通」に気をつければいい。問題はそのハチミツを目指して頭から突っ込んでくる、我が同胞に注意することなんだ」ほほぉ~~
ブナハブラの真島「俺だったらそのアシラの目を自慢の「斬羽」で掻っ切ってやるぜ」(人間用の机の上に乗っている虹色の飛甲虫。その色から渓流地区の種だと思われる)
オオナナホシの七瀬「それで死骸に寄生させるわけ?だからあんた達ってフィールドの害虫って呼ばれるのよ。少しは益虫のあたし達を見習ったらぁ~?」(同じく人用の机の上に乗ってる巨大なてんとう虫。頭部に赤いリボンを付けていることから女子だということが分かる)
真島「うっせぇ!おめぇらだって、ナス農園の方々にとっては立派な害虫のくせして!せいぜいヘビィボウガンに改造されねぇように、いい子にしてるんだな」へん
七瀬「コラァ~!!真島公平~!!」あっはっはっはっはっ(教室のみんなが笑う中、古いタイプの少女漫画のヒロインみたく怒ってみせるナナホシ系女子)
人の子安藤「二人共、喧嘩はよせよ。書士隊の人達に「虫系の中学生はヤンキーが多い」って思われちゃうぞ」あっはっはっはっはっ(と笑いを誘う学ラン装備の中学生)
七瀬「安藤お前までぇ~~~~!!」ブブブブブ


安藤「ぎゃああああああああああ」カリカリカリカリ(何やら顔面を手足でカリカリされている様子だ)
コーネリアス「はははは。また始まったな(しかし、その喧嘩もコミュニケーションがとれているからこその触れ合いか・・)」カキカキカキ・・
確かにここには三種共存が存在します。人、獣人、そして虫類をはじめとする多くのモンスター達が、同じ学び舎で学問に勤しんでいるからです。
~高原エリア....


権堂「ラスト一周~!!気張っていけぇ~!!」
わぁ~わぁ~ひいこらひいこら

(広大な原っぱエリアでマラソンしている三年B組の生徒諸君。上半身だけ体操着を着たトンコとザンコが意地を張り合い先頭を競っている中、ブルマ装備のすあまはジャギィノスの背中に乗って「ずる」をしている。最後尾ではリカが息を切らしながらウルコフらに励まされている)
権堂「こらぁ~!!神美~~!!真里ノスから降りろぉ~!!」ぷんすか
コーネリアス「あははははは。元気ですね、彼女達は」カキカキカキ(マラソンを遠目に芝生の上に腰を下ろしながらダイアリーに記している)
ガイウス「うむ・・・」(仁王立ちで感慨深げにマラソンを静観している)
お~~~~~~い

(ジャギィノスに跨ったすあまがこっちに向かって手を振っている)
コーネリアス「返してあげたらどうです?」ふりふり(猫手を振って返す)
ガイウス「・・・・・・・・・・・・」ちろちろ(それとなく手を振ってみせる)
コーネリアス「フフフ。頑張れ・・みんな」
子供嫌いのガイウス様も今回ばかりはそうも言ってられず、まるで生徒たちの父親のように授業を見学しています。父親と言っても、頑固親父ですけどね。
ガイウス「あっ」
コーネリアス「へ?」ちら
どしゃーーーーーーーん

(ゴール近くで肩を張り合うトンコとザンコがクラッシュし、次々とそれに巻き込まれて転んでいく生徒達。すあまは転んだジャギィノスの上からすっ飛ばされ、隣のエリアに「空中アウト」していく。その大惨事の上を飛行可能な虫達が上位を飾る結末)
コーネリアス「あ~あ・・やっちゃいましたね」ちら(それとなく主人の顔を伺う)
ガイウス「ぷっ・・・・何をしとるんだか・・。ガッハッハッハッハッハッ」
コーネリアス「・・・・・フフフ・・あははははははは」
学内の案内は校長先生の使命を受けた「バベル少女探偵団」のみんなが我々をエスコートしてくれています。本当にみんな良い子ばかりです(「古塔」ばりの校舎の屋上エリアでランチをする探偵団の面々と書士隊とその書記。孫のような獣人や少女に囲まれ、照れくさそうに携帯あんまんをかじっているガイウスと、それを横目に微笑んでいるコーネリアス)

UBU「ほんじゃ帰るよ、ばか」
登下校の通学路を補佐してくれるのはUBUさんです。日替わりで川村さんと交代しながら、雨の日もガイウス様と私を護衛してくれています。我々だけ守ってもらうのは生徒達に悪いから、と遠慮したのですが、どういうわけかUBUさんが頑なに護衛の姿勢を見せてくれていることから、どうやら我々の存在を他フィールドに拠点を置く反社会的勢力が嗅ぎつけたのではないかとガイウス様は推測されていました。その証拠にUBUさんと川村さんは、授業が終わるまで校内で待機してくれているのです。何か危険なことがあるのか?とガイウス様が聞いても、UBUさんは相変わらずおどけてみせるだけで、川村さんに至っては、その質問をするとすぐに寝る始末でして・・(小雨振る森の山道を青い番傘を広げるUBUの下を仲睦まじく取り合っている少女探偵団の面々。その後ろから赤い番傘を差して続くガイウスとコーネリアス)

ゲゲゲゲ・・ゾゾゾゾ・・・
(奇虫鳴く静寂な夜の中、集会浴場前の階段上から肩を並べて村の景観を眺めているUBUとガイウス)
ガイウス「UBUよ。もしも我々の存在がユクモに・・バベル中学に害を齎すようなら、はっきりとそう言ってくれ」
UBU「それを伝えたら出ていく?そんなの本意じゃないでしょ。安心して。ガイウスさんの研究は誰にも邪魔させない」
ガイウス「・・・・・・・・・・」ちら
UBU「と言っても、授業参観だけね♪」ちろっ(まるで蛇のような姦邪に長けた舌をちろっと出しておどけてみせる)
ガイウス「フッ・・・ハッハッハッハッハッ」
おそらくUBUさんにとっては、我々が闇雲に渓流地区を探索し、クルセイダーズのメンバーである知的生命体種モンスターを干渉するよりも、バベル中学で大人しく「授業参観」している方が都合がいいのでしょう。どちらにせよ、ガイウス様も私も、彼女の見えない誠意に対し、感謝をしているのは事実です(二人が立つ集会浴場の階段下にちょこんと座り、ダイアリーを記しているオールバックの茶アイルー)
コキ~ン♪コォ~ン♪コカァ~ン♪クウォ・ウォ・ウォ・ウォ~~ン・・
コキ~ン♪コォ~ン♪コカァ~ン♪クウォ・ウォ・ウォ・ウォ~~ン・・
こうして周囲の方の温情にも恵まれ、ようやく自由参観にも慣れてきた四日目の朝。三年B組の担任であるジュニャーナ先生がとても興味深い「新しいお友達」を連れてきたのです。

ジュニャーナ「はいはい、皆さぁ~ん、静かにしてくださぁ~い」(その外観とは裏腹に実に澄みきった「なんだか」ありがたい声の風牙竜)
しーーーーーーーーーーん・・・
ジュニャーナ「今日はぁ~、皆さんにぃ~、新しいお友達をご紹介しまぁ~す」え~~~~(どよめく生徒諸君)
すあま「なんや、転校生かいな」ざわざわざわざわ(今日のすあまの装備は子供用「セイラーシリーズ」)

トンコ「でも姿が見えないニャ」(すあまの隣に座ってる)

ザンコ「まさか霞龍みたいな透明生物だったりなぁ~んて、ですの」あはははははは(ザンコがウケを取ったのを「気に入らない」目つきで睨む隣の席のトンコ)
コーネリアス「どんな転入生ですかね、ガイウス様」
ガイウス「う~ん・・・」(目の前の席がウルコフの為、全く前が見えない)
ジュニャーナ「はいはぁ~い。騒がない騒がない、ですよぉ~。新しいお友達は、既に皆さんの目の前にちゃんといます」え~~~どこぉ~~~?
コーネリアス「・・・・・・・あれは・・」チャッ

ちょこん・・
(教卓に乗っている、小さい「ショッキングピンク」のアリ。なんだかもじもじしている)
ジュニャーナ「さ、自己紹介してください」にこり
??「はじめまして。「お嬢サスライアリ」のアンコと言います。今日から三年B組にお世話になります。皆さん、どうぞよろしくお願いします」へこり(ちっさい声で自己紹介をして一礼する)
なんと転入生は、アリの知的生命体種だったのです。
「あたちのモンハン日記」
~借りぐらしのアンコさん~
コキ~ン♪コォ~ン♪コカァ~ン♪クウォ・ウォ・ウォ・ウォ~~ン・・
コキ~ン♪コォ~ン♪コカァ~ン♪クウォ・ウォ・ウォ・ウォ~~ン・・
ジュニャーナ「じゃあ皆さん、気をつけて帰ってくださいねぇ~」先生~さよぉ~ならぁ~
ワイワイガヤガヤ
コーネリアス「ふぅ~。今日も無事に終わりましたね」さよ~ならぁ~(と、コーネリアス達に声をかけ教室を出て行く獣人女子とオオクワアゲハの女子)
ガイウス「・・・・・・・・・」じー(何かを見ている。その背後から挨拶をして出ていく真島と七瀬)
コーネリアス「どうしたんです?」
ガイウス「探ってこい」じー
コーネリアス「え・・」ちら
ワイワイガヤガヤ(教室に居残り、人間用の机を取り囲んで盛り上がっている少女探偵団の面々と、ジュニア用ガノスZシリーズ(鱗模様の暗緑色のウェットスーツを纏い、頭部はスポック船長みたいなヘアスタイルをした緑銀マスク(白目タイプ)をかぶった華奢な男子生徒。珍妙なのはその男子生徒が何やら水槽を抱えているということだ)
コーネリアス「サカナスキー君も一緒だ・・。何をしてるんだろう・・」
ガイウス「転入生と話をしているのだ。だから探ってこい」
コーネリアス「そんな・・いい年して人見知り、いえ、虫見知りですか?」
ガイウス「つべこべ言うとらんで早く言ってこい!」(とダダをこねるおじさん。その背後では挨拶をして教室を出て行くウルコフと真里ノス)
コーネリアス「しょうがないな・・」てくてくてく
すあま「なぁ~、アンコはん。お嬢サスライアリってなんなん?」(机に両腕で頬杖をつき、卓上の真ん中にいるありんこに話しかける)
アンコ「え~とですねぇ~・・なんて説明すればいいんだろ・・」(声がちっさい。アリだから)
ザンコ「流離うっていうくらいなんだから、やっぱりあてもなく歩き回ってなんぼの種類じゃないんですの?」なぁ~んてもぉ~
トンコ「こりゃ。適当言うニャ」むっ

アンコ「ん~、でもぉ~、少し当たってるかもです」
リカ「ねぇねぇ、アジソンのトーマス君なら何か知ってるんじゃない?」(隣にいるジュニア用ガノスZシリーズを着た男子生徒に話しかける)
サカナスキー「うん。トーマス、分かるかい?」(水槽の中に入っている青びかりした「鯵」に話しかける)
トーマス「ああ、知ってるとも」ブクブクブク(まあるい目を「ぎょっ」ってさせながらガテラルボイスで水中より答えるアジソン系男子)
すあま「お、さすがは博識で有名なアジソンやないか。教えてぇ~な」
トーマス「いいかい?オジョウサスライアリっていうのは、ハチ目、アリ科、グンタイアリ亜科、オジョウサスライアリ属に属する昆虫なんだ。渓流地区に多く生息する無翅昆虫*で、極めて知性の高い社会性昆虫のひとつなんだよ」ブクブクブク
*無翅昆虫(むしこんちゅう):本質的に翅(はね)をもたず、原始的で、無変態な昆虫の総称。
すあま「そうなん?アンコはん」
アンコ「正解♪トーマス君って物知りなのね」パチパチ(触角で拍手をする)
トーマス「ありがとう。更に補足させてもらうと、オジョウサスライアリっていうのは、ゆうに一億は超える集団行動が特徴的で「どんな道」でも強引に行軍していくことで有名なんだ」ブクブクブク
すあま「そうなん?」
アンコ「ええ。さしずめ大家族ってところかしら♪」
トンコ「でも一億は多すぎニャ

リカ「強引に道を進むってどういうことぉ?」
アンコ「例えば行軍の途中に水たまりがあったしても、家族達が連結して橋を作ってくれるの♪」
トンコ「幅の狭い川をありんごが密集して「蟻橋」を作っているのを見たことあるニャ」
リカ「その上を女王蟻が渡るのよね♪」
トーマス「普通のサスライアリは、雌アリ(女王アリ)、雄アリ、働きアリと3つの階級から構成されていて、更に働きアリは、働きアリの隊列を見守る「メジャー」、捕った獲物を運ぶ「サブメジャー」、獲物に噛み付いたり、押さえ込んだりする狩猟の役割を行う「メディア」、何匹も繋がり橋になったりする犠牲心の強い「マイナー」と4種類に別れているんだ」へぇ~~~
アンコ「私達、オジョウサスライアリの階級は変わっていて、「男爵」、「マーザーアリ」、「お嬢アリ」から成るの♪」
ザンコ「男爵・・なんですの?それ

トーマス「国王のことさ。普通のアリ科はハチと同じで、クイーンが産卵し、コロニーの長となるだろ?オジョウサスライアリはその逆で、世にも珍しい雄が国王(キング)の種類なんだよ」ブクブクブク
アンコ「通常のサスライアリは、雌が女王のみで雄アリと交配した後、捕食しちゃうんだけど、オジョウサスライアリは雄が「男爵」一匹のみで、成体となったお嬢アリと交配して、次々と幼虫を産ませていくの♪だからあたしのお父さんも男爵なのよ♪」
トンコ「大家族の理由はそれだニャ」
ザンコ「それにしても雄一匹なんて、究極のハーレム状態ですわね。お下品なBBBさんならさぞ羨ましい世界でしょうに」あははははは
すあま「なんや食うたり食われたりと昆虫界は難儀やで」ふむぅ~
アンコ「普通はね。でも交配後も男爵は「紳士的」だから、優しくお嬢アリを気遣い、捕食するどころか、自身のお尻から出される極上の甘露を吸わせ、子育てに尽力するよう激励してくれるの。その愛情を受けたお嬢アリは、マーザーアリとして立派な母アリに成長していくのよ♪」
リカ「・・・・・(なんでマーザーって発音するんだろう・・マザーでいいのに・・

トーマス「でもさ「お嬢期」は物凄い「ワガママ」で、群れの長である男爵の言うことも聞かず、自由奔放に行軍をするって聞いたけど・・君はそんな風に見えないね」
アンコ「ありがとう♪あたしはコロニー内で唯一の知的生命体種なの♪」
すあま「一億分の一の確立かぁ・・。アンコはんとこうして話してること自体がどえらい奇跡っちゅうわけやな」なむぅ~

トーマス「確かにそうかもね。そもそもサスライアリ自体が、ひとつのコロニーに留まらない性質で、食物を求めて広大な地域を移動しては、他の種のアリが作ったコロニーを奪って「借りぐらし」をする習性なんだからね・・アンコさんからオジョウサスライアリの話を聞けるのはとても貴重な体験だよ」ブクブクブク
サカナスキー「借りぐらしってことは、この近くにコロニーを?」
アンコ「はい♪昨晩、「強奪」に成功したばかりなんですよぉ~」えっへん
リカ「・・・・・(他種族のことはあまり何も言えないけど、やっぱり少し怖いな・・

トーマス「通常のサスライアリならばコロニーの引っ越しの際、クイーンを護衛する無数の働きアリがその回りを囲いながら移動するんだけど、基本的にお嬢アリ達は男爵(父)をリスペクトしていないから、移動の際も男爵は独りで移動することが多いんだ」
アンコ「そうなんですぅ~♪だからお父さんったら、移動の最中、やたらと鳥やカエルといった外敵に捕食「されがち」で、ほんと困っちゃうんです」むす

トーマス「それが原因でコロニーごと絶滅してしまうケースもあるらしいよ」
リカ「・・・・・(ダメじゃん・・

アンコ「自由奔放な動きが許される「お嬢アリ」のあたしは、今朝方、散歩の途中で通学途中だったジュニャーナ先生に偶然遭遇したんです。あまり他の種族の知的生命体種と話をしたことがないって先生に言ったら、入学してみないかって誘われて、親の意見も聞かずに即入学を決意しちゃったってわけなんです♪」てへっ
サカナスキー「う~ん・・ということは家族にしてみれば「家出入学」というわけか」
トーマス「つまんないこと言うなよ、サカナスキー君。君だって、海で偶然出会った僕をホームステイさせてくれてるじゃないか。種を問わず共存する。それはみんなの願いでもあるだろう?」ごめんよ(と、照れくさそうに鯵に説法される少年)
アンコ「でもびっくりでした・・。本当にこうしていろんな種族が集まって勉強してるなんて・・感激です♪」
リカ「わ、アンコさんって、オシャレな顔なのねぇ」ん~(虫眼鏡で見てる)
アンコ「??」ぱちくり(目は退化し、盲目ではあるが元々目があったと思われる部位に、アイシャドウを施したようなオシャレなピンクの斑点(舞踏会につけていく「淑女マスク」のような目模様)がついている)
トーマス「彼女達の特徴である、顔の模様はお嬢期に見られ、マーザー期(交配後)になると消えてしまうんだ」
すあま「ほんまや。めっちゃ「オサレ」やん♪ほな、胴上げしよか!!」なんでだよ

??「オサレ?その程度で笑わせないでよね」
サカナスキー「なんだ?今、やけに「ちっさい声」が聞こえたような・・」む~
??「ここよ。人型のチェリーボーイさん」
サカナスキー「なっ

リカ「そこよ!」む~(虫眼鏡を覗きながらサカナスキーの肩の上を見る)
ぼへぇ~~~~ん
(肩に乗っているのは、ピンク色をした紙魚(シミ)であった。長い触角に白いリボンを付けている)
リカ「いやあああああああ!!気持ち悪ぃ~~~~~


トンコ「なんだ、おまいは?」みゅう

??「ふん。相変わらず口の悪い獣人だこと。さぞ主人の素行の悪さに影響されているのね」よっと(サカナスキーの肩を飛び降り、アンコのいる机の上に着地する)
トンコ「にゃんだお前!UBUにゃんをバカにするニャ!!」バッ

サカナスキー「待って、トンコさん。トーマス、見えるかい?」よいしょ(水槽を傾け、机の上を見せる)
トーマス「ああ。あれは衣魚、紙魚と書いて「シミ」と読む、繊維質の服や本なんかの紙を食害しちゃう昆虫で、人間社会では害虫として認識されている原始的な無変態昆虫だよ」
??「おだまり!!外に出れないくせして、偉そうにあたしを語らないでちょうだい!!」
トーマス「!!!!」外に出れないくせして・・外に出れないくせして・・ガガーーーーン

サカナスキー「なんて口の悪いやつなんだ!」よしよし(水槽を撫でる。ショックで水面に浮いているアジソン)
??「あたしはオサレシミ科のシミッティ。そこのしみったれたアリの子に物申したいの」ちら
アンコさん「え・・?」
シミッティ「あんたに挑戦状を叩きつけるわ!!あたしがその勝負で勝ったら、あんたはあたしの言うことを聞くの!!いいわね!?」
アンコ「??」きょとん
コーネリアス「これは興味深い展開になってきたなぁ・・」カキカキカキ(机の間に身を伏せて記述している。その背後ではまだかまだかと貧乏ゆすりをして着席しているガイウスの姿も)
To Be Continued



次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードは!?
12/5(月)0時更新 「借りぐらしのアンコさん/PART2」
をお送り致します♪ほんだらばさ!次回も「うろうろ」しながら読も見よう

「借りぐらしのアンコさん/PART2」
~バベル中学高原エリア....
わいわいにゃあにゃあ
(放課後の大草原で遊ぶ多種族からなる生徒達。エリアの片隅では、切り株を囲む少女探偵団の面々と、何やら水槽を抱えたジュニア用ガノスZシリーズを纏った男子生徒の姿も見られ、またその光景を背後の大きな樹木の下より見守っているUBUとガイウス、コーネリアスの姿も確認出来る)
コーネリアス「・・・・・・・・・」カキカキカキカキ(大木の下に体育座りをかまし、羽ペンでダイアリーに何かを記している)
さて、突然の転入生に訪れた思いがけないハプニングとは。そしてその結末の先に待っているものとは・・。オジョウサスライアリのアンコさんは、見事その試練をクリア出来るのでしょうか。
UBU「じゃあなに?その「ありんごの」の転校生に、いきなり喧嘩を売った生徒がいるっていうの?」
コーネリアス「ええ・・。オジョウサスライアリと同じ、ピンク色のシミ目の子でしたが・・確かオサレシミ科と本人が言っていました」
ガイウス「それはまた珍しい紙魚(しみ)だな・・」ふむ・・
UBU「観察より、喧嘩を止めるのが大人の威厳ってもんじゃないの?」
ガイウス「問題を自分たちで解決し、成長していくのもまた彼女らの仕事だ。本当に度が過ぎた喧嘩と察したなら、まず君が黙っていないのでは?」ちら
UBU「どうだか・・」ふぁ~~あ
コーネリアス「大丈夫かなぁ・・」(心配そうに切り株を囲む一同を眺める)
サカナスキー「いいかい?勝負は一度きり。相撲に勝った方が勝者だ。いいね?シミッティ」
シミッティ「馴れ馴れしく呼ばないでくれる?チェリーボーイのくせして」ふん(切り株の上で上半身を立たせて腕を組んでいる桃色の紙魚。小さい虫だから声もちっさい)
すあま「頑張りや、アンコはん。あんな小生意気な紙魚、はっ倒してやりや」(セコンドのように切り株から顔を覗かせるおかっぱ頭の女子(子供用「セイラーシリーズ」を着用)
アンコ「でも・・なんでこんなこと・・」しょんげり(するショッキングピンクのサスライアリ。こちらも体同様、声がちっさい)
リカ「そうだよ。なんでアンコさんに突っかかるのか、理由くらい教えて・・」
シミッティ「だぁ~~っしゃい!!カマトト猫!!あんたんちの洋服ダンスに忍び込んで、繊維質のもん全部噛み切ってやるわよ!!」ひいいいいい(虫に怯える細谷リカ15歳)
トーマス「じゃあ、アンコさんが相撲に勝ったら、その理由を聞かせてもらうよ」ブクブクブク(水槽の中から喋るアジソン系男子生徒)
シミッティ「好きにすれば!?インテリ志向の魚眼ボーイ!!」ガガーーーン(それを受け、また水槽の水面に浮かぶトーマス)
アンコ「本当にやるのか・・・」ハァ・・
トンコ「負けるニャ、アンコさん」ふぁいと(アンコの後ろからでかい顔面を見せる)
ザンコ「そうですわ。あんな小生意気な紙魚、はっ倒してやるですわ」ふぁいと(同じくでかい顔を覗かせる)
アンコ「うん・・・」
UBU「ねぇ~?まだ終わんないのぉ~?あたち、これから大事なあんまん会議があるんだけどぉ~?」(と呼びかけるも悉く無視される、哀れなあんまん女)
ジュニャーナ「おや、どうしたんですか?こんなところで」ドシンドシン・・
UBU「よぉ般若先生。相変わらず、生徒を突風でぶっ飛ばしってっか?」
ジュニャーナ「まったくあなたという人は・・。それにそのへんな呼び名、恥ずかしいからやめてください」やれやれ
UBU「いいじゃんかよ。あたちなりに敬意を払ってるのよぉ~」にんまりあんまんフェイス
コーネリアス「お二人はお知り合いなんですか?」
ジュニャーナ「ええ。本校の教師にと、私を推薦してくれたのは、他でもない彼女なんです」
ガイウス「ほぉ・・興味深い話だな・・」じろ
UBU「余計なこと言うんじゃねぇよほれ!それよりあんたんとこの生徒が問題起こしてんぞ」あそこ(あんまんみたいにまあるい指のさきっぽで指す)
ジュニャーナ「あれはトンコさん達・・何をしてるのですかな?」
コーネリアス「なんでも今日転校してきたオジョウサスライアリの女生徒に、同じクラスのシミ目の女生徒が喧嘩を売ってきたらしいのです」
ジュニャーナ「シミ目の女生徒・・・・」
シミッティ「それじゃいくわよ!!」のしん(と、シコを踏む)
サカナスキー「二人共、見合って見合ってぇ~」
シミッティ「シャアアアアアア!!」しゃきーんしゃきーん(長い触角をハサミのように叩き合わせて威嚇する)
アンコ「はぁ~。やるしかないか・・」
サカナスキー「はっけよーい・・・のこったぁ~~!!」
シミッティ「おりゃああああああああ!!」シャカシャカシャカシャカ(実に素早い動きでにじり寄る紙魚)
アンコ「むん!」
がしっ
(紙魚の胴体をガッチリと前足で挟み込み、なんなく持ち上げるアンコ)
シミッティ「え~~~~~~!?」
すあま「流石、怪力無双の蟻やで!!一気にいったれぇ~~!!」
アンコ「え~~~~~~~い!!」ぶーーーーーん
シミッティ「きゃああああああああああ」
こてぇ~~~ん
(仰向けにひっくり返される紙魚)
サカナスキー「そこまでぇ~!!勝者、アンコさん!!」
トンコ「やったニャ♪」パァ~~ン(ザンコとハイタッチをかまして喜ぶ)
リカ「わぁ~♪すごぉ~い!アンコさん♪」
アンコ「ええ・・。でも・・」ちら
シミッティ「・・・・・・・・・」(腹部を見せながら空を見上げている)
ザンコ「死んだフリしてもダメですわよ。さ、大人しくどうしてアンコさんに喧嘩をけしかけたのか教えてもらいましょうか」
シミッティ「・・・・・・雲・・。自由な雲・・・そう。あたしは憧れてたのよ」
ザンコ「はぁ?」
UBU「決着がついたみたいよ」
ジュニャーナ「後はお任せを」のしんのしん・・(長い尻尾を引きずりながら生徒達の方へ向かっていく風牙竜の先生)
シミッティ「あたしはいつもあなた達が、楽しそうに授業を受けているのを教室の端っこから見ていた・・」
リカ「え・・・」
シミッティ「そう・・あたしは「もぐり」・・。仮の生徒を偽って、三年間、あなた達と共に授業を受けてきたのよ・・。こっそりと・・そして時にはひっそりと・・」
リカ「三年間って・・全然気づかなかったね」
ザンコ「ちっさいからですわ。それに黙ってれば普通の虫にしか見えないですし」ふん
トンコ「だからあたち達の事を知っていたんだニャ」サカナスキーがチェリーだということも・・(顔を赤らめるウブなサカナスキー君)
アンコ「どうして、三年間も黙っていたの?あなたもあたしと同じように、正式な生徒になれば良かったじゃない?」
シミッティ「そんなのシミ目のあたしが言えるわけないでしょ!!」
アンコ「!!」
シミッティ「世には害虫として知られる紙魚の・・しかも喋れる害虫なんて・・・生徒になれるわけないじゃない!!あたしはあんた達、「正統派」と違う生物なのよ!?」
アンコ「シミッティ・・・」
シミッティ「あんたに喧嘩をけしかけたのは、あたしを「連れ去って」もらいたかったから・・。好蟻性昆虫であるあたしをサスライアリの団体に・・・入れて欲しかったからなのよ・・・・」
サカナスキー「連れ去るって・・まさか餌として・・」ひ~~~
トーマス「物騒なこと言うなよ、サカナスキー君。紙魚は好蟻性昆虫の一種で、アリの巣によく「同居」していることで知られるんだ」
リカ「でも、他の種類の昆虫だから、アリさんに襲われたりするんじゃないの?」
トーマス「大丈夫。紙魚は普段からアリに近寄っては体を擦り寄せて、その匂いを付けることでアリの仲間だと思わせているんだよ。その証拠に、アリが紙魚に口移しで餌を分け与えたりもするんだよ。そしてその見返りといってはなんだけど、紙魚もちゃんとお尻からアリの大好物である甘味を出して、恩返しをしているんだ。こうしてアリと紙魚は、相利共生とまではいかない不思議な関係だけれども、しっかり共存しているんだ」
アンコ「その証拠に、私達サスライアリもコロニーを移動する時は、一緒に住んでた紙魚さんを「持ち上げて」一緒に移住するくらいなのよ」
トンコ「にゃるほど・・。だからアンコさんも「手慣れた」感じで、シミッティをかちあげることが出来たというわけニャ・・」
サカナスキー「じゃあシミッティは、アンコさんが住むコロニーに連れて行って欲しかったのか・・でも、どうして?」
シミッティ「あたしには・・・家族がいないからよ・・」
サカナスキー「・・・・・・・・・・・」
シミッティ「この学園内で、普通種の両親に育てられたあたしは、良くも悪くも知的生命体種に生まれてきてしまった・・。話すことも、言語を理解すら出来ない両親に、いくらあたしが話しかけたところで答えはいつも同じ・・。「ぎぃ~ぎぃ~」。自分が特別であることを知らなかった幼い頃のあたしは、その鳴き声を聞く度に、お父さんとお母さんに嫌われていると思ったものよ・・」
リカ「・・・・・(紙魚って「ぎぃ~ぎぃ~」って鳴くんだ・・)」
シミッティ「そんなそっけない両親だったけど、共に立派な紙魚としての人生を全うして死んでいったわ・・。そして残されたあたしは、知的生命体種として生きる意味も分からないまま、生徒達の真似事をしては、孤独という恐怖から逃れていた・・。楽しそうに勉強をしているあなた達と、一緒にいれば・・・心が満たされたの・・・・」しくしく
すあま「・・・・・・・・・・・・」
シミッティ「だからあたしはあの自由な雲のようになりたかった・・・。三年B組の生徒になる「フリ」は出来ても、「染み」ついた生徒じゃないあたしに、友達なんて出来やしない・・だからいっその事、学園を飛び出して、自由な世界に旅立ちたかったのよ!!」
トーマス「いろんな大地を転々とする、サスライアリならそれも可能・・。そういうことだったんだね」
シミッティ「・・・・・・・・・・」こくり(小さく頷く)
ジュニャーナ「お話は聞かせてもらいましたよ」のしーーん(一同の真上から覗き込む般若のような顔面)
すあま「先生・・。せや、シミッティ!先生に入学を申し出ぇや!」
シミッティ「え・・・」
リカ「そうだよ!バベル中学に種族の偏見なんてない!だからあなたも正式な生徒の一員になって、一緒に勉強しようよ!!」
シミッティ「嘘!!そんな「しみ」ったれた冗談言わないで頂戴!!どうせあたしをからかっているんだわ!!」うわはぁ~~~ん(うつ伏せになって泣く)
アンコ「シミッティ」ぽん
シミッティ「・・・・・・・・・」しくしくしく
アンコ「一緒に勉強しよう。そしてあたしのいるコロニーで良ければ、一緒に暮らそう」にこ
シミッティ「え・・・」ぐすんぐすん
すあま「なぁ!先生!うちらからもお願いや!!シミッティを三年B組の生徒に入れたってぇ~!!」ぐいぐい(群青色の鋭牙を引っ張り懇願する)
リカ「私からもお願いします!」ぐいぐい(トンコ達と共に牙を引っ張る)
ジュニャーナ「こらこら、歯が抜けてしまいます」なぁ~頼むぅ~
アンコ「ジュニャーナ先生!お願いします!毎日の登下校は、私が責任を持ってシミッティを「運搬」しますから!!」
シミッティ「アンコ・・・・」
ジュニャーナ「シミッティ君と行ったね」ぐいぐいぐいぐい
シミッティ「は、はい・・・」
ジュニャーナ「あなたは毎朝、誰よりも早く教室に来ては、前日のゴミ当番が忘れていった紙くずを食べ、みんなを庇っていましたね」
シミッティ「ど、どうしてそれを・・・」
ジュニャーナ「抜け殻です。太古より姿形を変えない無変態のあなた達は、蛹などの段階を踏まず、そのままの姿で脱皮を繰り返し成長しますよね?思春期のあなたなら、当然、脱皮の回数も多いはず・・。ある朝、教卓の上に、B組の生徒のものではない抜け殻があったのを、先生、見逃しませんでしたよ」にこ
シミッティ「先生・・・・」
ザンコ「無骨な男子生徒が捨て忘れた紙くずを、たった一人で食べていてくれたなんて・・学級委員長として心から礼を申し上げますわ。シミッティさん」へこり
シミッティ「そ、そんな・・お礼なんて・・はつかしい・・」ポッ(ピンクの顔を更に赤らめる)
トンコ「恥ずかしいのはあたち達の方ニャ!三年間も一緒だった友達に気づいてやれなかったんだからニャ!!自害もんだニャ!!」ガバッ(ベリオSネコ包丁を取り出し切腹しようとするも、リカに止められる)
サカナスキー「シミッティ。今までごめんよ」
トーマス「これからは同じ三年B組の仲間さ!」
シミッティ「みんな・・・・・」
ジュニャーナ「あなたがどうして知的生命体種として生まれ育ち、孤独という試練を与えられたのか・・。それも智慧が齎す理知がある故。私はこうしてあなたと話している今も、生きている喜びを実感しています。そして自分は独りではないということもまた、あなたというかけがえのない隣人に教えられているのです。あなたはどうですか?シミッティ」にこ
シミッティ「先生・・・・・あたしは・・・・あたしは・・・!!」うるうる
ジュニャーナ「ええ。あなたは今も立派に、そしてしっかりと生きています。さぁ、これで今日からあなたも三年B組の生徒です」にこり
シミッティ「はい!!」
「あたちのモンハン日記」
~借りぐらしのアンコさん~
あはははははははは
(ジュニャーナ先生の大きい翼膜に包まれながら微笑むB組の生徒達)
UBU「流石、砂漠の風牙明王ね。まんまと治めたみたい」
ガイウス「・・・・・。コーネリアス。転入生はオジョウサスライアリと言ったな」
コーネリアス「はい。そうですけど・・」
ガイウス「森に行く。護衛をしたければついてこい」ザッザッザッザッザッ
UBU「はぁ?なによ、あれ」偉そうに
コーネリアス「さぁ・・・・」ちら
あはははははははは
(切り株の上でシミッティを抱きかかえるアンコを見て微笑む一同。その頭上から黙って頷く風牙竜の先生の堂々とした顔面)
何はともあれ、アンコさんは登校初日のハプニングを見事B組の生徒達とクリアし、新たな友人も迎え、そして絆を深めることに成功したのでした。そして・・良かったね、シミッティ。
シミッティ「アンコ!ありがとう!!大好き♪」
アンコ「私もよ、シミッティ!あはははははは♪」くるくるくるくる(泣いて喜ぶシミッティを抱いたままくるくる回っている)
To Be Continuedランキング参加中なんだ!みんなの激アツ一票で応援してくれよな!!
次回「あたちのモンハン日記」ザ・中継ぎ記事ダブルクロスは!?
12/7(水)0時更新 ほぼ決まってないです
をお送り致します♪ほいじゃあさ!次回も運搬スタイル決め込んでしっかり読も見ようよ
「奇烈角竜(MHO)」を観て見てみよう♪そうしよう★
その威力 まさに小さな浮岳龍
どうぼ。あた門亭こし餡スキーです









はい、バカおしまい

そんだこんだで今日の中継ぎ記事ダブルクロスは、MHOからこれまた不思議★奇烈角竜を観て見てみましょうぜよ


まずはありがたい狩猟動画に敬意を表し、はい拍手

どうです?色がへんてこりんでしたね

奇烈!大名盾蟹を見て観てみよう♪~MHO~
をご参照に


それはそうと、国境を超えてもディアブロはこわいですね





そんな思い出深いディアブロ。皆様はどんなディアブロが心に残っていますか?
え?ブッチャー包丁持った奴が、ドア開けた瞬間すごい勢いで襲ってくるやつ、ですって?ふふ。それは同じディアブロでもハクスラのディアブロでしょうに


そんだこんだで今日も・・

また明日ねぇ~♪
(ご陽気に飛んで帰宅する砂漠にお住まいのブロ子さん13歳)



皆様の激アツ一票があたモンを元気にするのです

次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはさ!?
12/9(金)0時更新 「借りぐらしのアンコさん/PART3」
をお送り致します♪ほいだらばさ!次回もダイソン頭に乗っけて読も見ようよ

「借りぐらしのアンコさん/PART3」
コキ~ン♪コォ~ン♪コカァ~ン♪クウォ・ウォ・ウォ・ウォ~~ン・・
コキ~ン♪コォ~ン♪コカァ~ン♪クウォ・ウォ・ウォ・ウォ~~ン・・
(紅葉が鮮やかに映える渓流フィールド内にこだまする珍妙な銅鑼の音)
すあま「おっしゃ!!学食一番乗りはうちらやでぇ~!!」ズドドドドドド(子供用撫子装備(えんじ色)を着たおかっぱ頭の女子がクラスメイトのジャギィノスに跨り、天廊並の巨大な廊下を一直線に突っ走る。その後方から続く他のクラスの生徒達)
ウルコフ「すあまちゃんに負けるな!!続けぇ~!!」ひいこら(と、鼻の頭に汗をかいたどこか体育会系の匂いがする白兎獣。その傍らでは水槽を両手に持った、ジュニア用ガノスZシリーズ(鱗模様の暗緑色のウェットスーツに、頭部はスポック船長みたいなヘアスタイルをした緑銀マスク(白目タイプ))を纏った華奢な男子生徒も一緒に走っている)
サカナスキー「ずるいよ、すあまちゃんいつも真里ノスに乗せて貰って~」へえこら
すあま「へへぇ~ん!悔しかったら追いついてみぃ~や♪今日も「1日限定生産★バベル頑固パン」はうちらのもんやでぇ~♪」ズドドドドドド(後ろを振り返りあかんべえをかます)
ウルコフ「くそぉ~!俺も食べたい!生徒達のちぎれぬ友情を具現化したというバベル頑固パンを!」ひいこら
トーマス「ならこっちも対抗するんだ!ウルコフ!この廊下を凍土の銀盤だと思って、思いっきり滑走するんだ!!」ブクブクブク(揺れる水槽の中から激を飛ばす)
ウルコフ「そうか!その手があったか!二人共!!俺の背中に乗れぇ~!!」バッ(水中に飛び込む感じのフォームでジャンプをかます)
シャアアアアア~~~~~
(廊下を腹ばいに滑走する白兎獣。その上にジャンプして乗るサカナスキー。水槽の中のトーマスも一緒に飛び跳ねる)
サカナスキー「いいぞ!いけいけぇ~!!」シャアアアアアア(すあまが跨るジャギィノスを追い越していく)
すあま「げっあんなんあかんで!」ガガーン
真里ノス「ムカつく。鼻デカのくせして・・・すあま!しっかり掴まってろ!!」
ズドドドドドドドドド!!
(更に姿勢を低くして爆走するジャギィノスと腹ばいに滑走する白兎獣のデッドヒート)
熊田「ハッハッハッハッハッ。今日のお昼は何にしようかなぁ~」
権堂「ハッハッハッハッハッ。「ハチミツ漬けのガッツとんかつ」なんてどうですかな?高カロリーかつ過剰な糖分をいっしょくたに摂取することが出来ますぞ。君はどうする?UBU」
UBU「学食あんまんってないの?勉学に励む生徒達の脳に糖分は必至よ?うちの工房が開発した「砂糖たっぷり★ブドウ糖あんまん」を学食メニューに採用しないさいな。今なら原価ギリギリ価格で売ったげる♪」ひょっひょ~(アオアシラ×2に挟まれながらあんまんスキップをかましている)
ウルコフ&真里ノス「どけぇええええええええ!!!!」
熊田&権蔵&UBU「いっ」
どがぁーーーーーーーーーん
(二頭の青熊獣と壮絶クラッシュをする白兎獣とジャギィノス。すあまは衝突と同時にすっ飛ばされ、そのまま隣のエリアに「空中アウト」していく。サカナスキーは牙獣達に挟まれながらもなんとか水槽だけは死守しているものの意識はない様子である。UBUはどういうわけか高い天井に首だけ突き刺さって宙吊りになっている。一落ち確定)
ガイウス「なんとも壮絶な昼食争いだな。コーネリアス、記しておけ」てくてくてく(その大惨事の現場を涼しい顔で通り過ぎていく書士隊員とその書記の獣人)
コーネリアス「あ、はい。え~と・・青熊獣二頭と正面衝突した白兎獣と狗竜・・それに巻き込まれた学生三名と部外者のハンター一名・・と」カキカキカキカキ
アンコ「良かった♪今日は頑固パン食べれそう♪」(ガイウスの肩に乗ってるショッキングピンクのサスライアリ。隣には同じくピンク色の紙魚(しみ)の姿も)
シミッティ「すんごい固いんでしょ?楽「しみ」~♪ね、ガイウスさん♪」きゃっきゃっ
ガイウス「うむ」(仏頂面しながら返事をする)
リカ「アンコさぁ~ん、シミッティ~♪先に屋上に行ってるよぉ~」(巨大な階段の踊り場から声をかける獣人生徒達。みんな手作り弁当(どんぐり型の弁当箱)を持っている。その横をホバーリング飛行しながら上へと上がっていく昆虫や緑迅竜の生徒達の姿も)
シミッティ「すぐ行くわぁ~!って、私達の声量じゃ聞こえないか・・。困ったなぁ・・」
アンコ「ガイウスさん、代弁お願いしてもいいですか?」
ガイウス「うむ・・・」
リカ「??」
ガイウス「こほん・・。分かった、と言っている」ぷい
リカ「ぷっ・・・じゃあ後でねぇ~♪行こう」タッタッタッタッ
コーネリアス「フフ・・」どしゃーーん(その後ろでは天井からUBUがだらしなく落下してくる)
三年B組の生徒となったオジョウサスライアリのアンコさんと、オサレシミのシミッティさんはすぐにクラスのみんなと、そしてガイウス様ともすっかり打ち解けました。
ジュニャーナ「というわけでぇ~、古来より砂原地区では「潜口竜の鼻」の蜃気楼を見た者には幸運が訪れるという言い伝えがありぃ~・・」
コーネリアス「・・・・・・・・」ちら(前方の誰も座っていない人間用の机を見る)
るんるんるん♪(と、机上で微笑ましく肩を並べて「虫用」のパピルス紙にインクを付けた触角で交互に書き記していくアンコとシミッティ)
ジュニャーナ「また砂漠エリアには、ディアブロスが食することで有名なサボテンの花が咲いていますが、これをマカ漬けの壺に五分程度入れて発酵させるとどうなるでしょうか?これを・・・ミフネ君。わかりますか?」(人間用の机に姿勢良く座っている「ジュニアメンズ用大和・覇シリーズ」を纏った生徒に問いかける)
ミフネ「!?」あたふたあたふた(甲冑をつけた両手で教科書をガサツにめくりまくる)
アンコ「ミフネ君、ミフネ君」(隣の席から小さい声をかける)
ミフネ「??」ちら(大和・覇【兜】の「あの武者顔」で見つめる)
シミッティ「百花サボテンよ」
ミフネ「♪」ぽん(甲冑の手で「そうか」的な感じで掌を打つ)
カキカキカキ(すかさず「筆」でスケッチブックへ何かを書くミフネ)
バッ(自慢げに「百花サボテン」と達筆な字で書かれたスケッチブックを先生に向かって掲げて見せる)
ジュニャーナ「そう。正解です。皆さん、ミフネ君と、それからアシストをしたアンコさんとシミッティさんに拍手~」パチパチパチパチ
アンコ「先生って耳がいいんだ」
シミッティ「あたし達の声ならバレないと思ったのにね」やれやれ
ミフネ「」(はつかしそうにへえこらしながら兜の表情を赤らめ、隣のアンコとシミッティにサムズアップしてみせる武者生徒。それを受け微笑み返す二人)
授業中もチームワークの良さを見せる二人。勿論、体育の授業でも愛称はバッチリなわけで・・
すあま「いくでぇ~!!」(おかっぱ女子の顔面アップ。上の歯は矯正中である)
ずどどどどどどどどどど
(サッカーボールを華麗なドリブルで蹴り進む真里ノスに跨ったすあま(ブルマ装備着用)を追走する獣人、人間の生徒達(共に体操着装備を着用))
ウルコフ「さぁ来い!!」ばし~ん(ゴールマウスを守る白兎獣。両手には蛍光緑のGKグローブを付けている)
すあま「真里ノス!!かましたれぇ~!!」
真里ノス「止めれるもんなら止めてみな!!ウルコフーーーーー!!」
ドウ~~~~~~ン
(尻尾でボールを打ち付け、渾身のミドルシュートをかますジャギィノス)
ボウウウウウウウウン(高回転するボールは摩擦により発火し、見事な火属性効果を帯びながら、ゴールマウス右へと吸い込まれていく)
すあま「ええコース・・・もらったでぇ~!!」
ウルコフ「きょえ~~~~~~~!!」ずしゃああああああ(右手を掲げ、腹ばいのスライディングをかます)
ばち~~~~~~ん
(右コーナーぎりぎりのシュートを見事パンチングする白兎獣)
トンコ「でかしたニャ!ウルコフ!」
ザンコ「皆さん!セカンドボールを拾ってすぐにカウンターですわよ!!」ずどどどどどど(降下してくるボールを追いながら走る)
ブナハブラの真島「させるかぁっての!!」ぶ~~~~~ん
ごちぃ~~~~~ん
(空中のボール目掛けて、高い打点からヘディングシュートをかますブナハブラの真島)
オオナナホシの七瀬「いいぞ!真島~♪」(見学してる。その隣では体育座りして見てるリカとミフネの姿も)
真島「どうだ~!?」ブブブブブブ
ギュルルルルルルルル
(高速回転したボールは腐食効果の恩恵も受け、モワモワと「くさそうな」煙を放ちながらウルコフとは逆サイドのコーナー隅に吸い込まれていく)
トンコ「まずいニャ」
すあま「例えパンチング出来たところで、一気に腐食やられ確定や!!みんな!!詰めるんや!!こぼれたボールを狙うでぇ~!!」ずどどどどどどど(バルセロみたいなユニフォームを着た、すごく「メッシに似た獣人」と共にゴール前に詰め寄る)
ザンコ「ウルコフさん!!立ち上がってですの~!!」
ウルコフ「きええええええええええ~~~!!」キュピーン
ばごおおおおおおおおん
(土をほじくり返し、例の雪玉のような土ボールを作り、ボールごと詰め寄ってきた敵チームのFW陣をすっ飛ばす)
すあま「そんなんありか!?」すでぇ~~ん(隣ではピヨってる真里ノスの姿も)
ヒョるるるるるるるる
(再び宙を舞うボール。その下から猛追を駆けるトンコとザンコのツートップ)
ザンコ「今度こそ堅守速攻の高速カウンターですわ!!我らが目指すサッカーは「ヘビィメタルフットボール」!!その運動量が勝利を掴むのですわ!!トンコさん、行きますわよ!!ついて来られて!?」ダッダッダッダッダッ
トンコ「バカにするでニャい!!」おりゃああああああ(ベリオSネコ包丁を振り回しながら相手MFのマンツーマンディフェンスをやり過ごす危険児)
すあま「あかん!セカンドボールを拾うんや!!うちらのサッカーはティキ・タカや!!ポゼッションしてなんぼのもんやでぇ~!!」ずどどどどどどど(みんなして空中のボールを追っかける。このことから戦術など無いに等しいことが伺える)
シミッティ「こっちにボールが落ちてくるわよ、アンコ」(虫サイズのユニフォーム(アーセナルか?)を着用しており、アンコに抱かれたまま上を見上げている)
アンコ「ど、どうしよう」あたふた(こちらも虫サイズのユニフォーム(ユナイテッドか?)を着ている)
シミッティ「落ち着いて。アリの怪力なら・・あなたの脚力ならここからでもゴールマウスを狙える・・一気に蹴り返すのよ!!」
アンコ「で、でもあたしは目が見えないし、今日のウルコフ君はダビド・デ・ヘア・キンターナより手強いよ!?」
シミッティ「あたしが蹴るタイミングを教える!あたしを・・そして自分の力を信じるのよ、アンコ!!あなたならやれる!!」
アンコ「・・・・分かった!やってみる!!」
ヒョるるるるるるるる
(紙魚を持ち上げたアリ目掛けて落下してくる、その何倍も大きい巨大隕石のようなサッカーボール)
シミッティ「今よ!!」
アンコ「え~~~~~~~い!!」
バギョオオオオオオオン!!
(シミッティを抱いたまま華麗なボレーシュートを浴びせるアンコ)
トンコ「ニャに!?一体、誰が蹴ったニャ!?」
シュオオオオオオオオオン
(目も止まらぬ速さでゴールマウス目掛けて飛翔していくサッカーボール)
あ~~~れぇ~~~~~~~~
(凄まじいボールの風圧によって次々とすっ飛んでいく生徒達)
ザンコ「ウルコフさん!頼みましたわよ!!」いちちちち・・
ウルコフ「何度来ても同じ!!今の自分は凍土の永久氷壁の如し!!どんなシュートでも跳ね返してくれるわ!!チョラああああああ!!」ぐるぅ~~ん(またしても土をひっくり返し、前方に巨大な土ボールをすっ飛ばす)
すあま「またあれや!反則やでぇ~!!」むきぃ~
バゴォオオオオオオオオン!!
(土ボールを貫通、破壊しながらゴールマウスに強襲をかけるサッカーボール)
すあま「うそぉ~~~~~ん!!」
ウルコフ「なんの!!コースは甘いわ!!」バッ(大の字に構えゴールマウスを死守する白兎獣)
シミッティ「いっけぇ~~~~~~!!」
ゾウン!!
(白兎獣のあの「ぽっこりお腹」を抉るように突き刺さるサッカーボール)
ウルコフ「うぷっ」(軽く吐血する)
ぼがああああああああん
(ウルコフごとゴールネットにねじ込むと同時に何故か爆破するボール)
アンコ「どうなったの!?シミッティ!!」
トーマス「勝負あり!ゴールごとエクスプロージョンでチームすあまの勝利!!」(水槽に入ったまま、センターサークルの中心に置かれている。どうやら審判のようである)
シミッティ「やったぁ~♪」(アンコとハイタッチをする)
すあま「アンコはん!シミッティはん!ナイスコンビやで!!みんなで胴上げや!!」わぁああああああああ♪(その背後でがっくし肩を落とすトンコとザンコ)
ばんざぁ~~い♪ったら、ばんざぁ~~い♪
(チームメイトから胴上げされるアンコとシミッティ。その後ろではネコタクに運ばれ保健室へ直行するウルコフの姿も)
こうして個性豊かなアンコさんとシミッティさんは、コンビネーションの良さも活かし、その小さな体にもかかわらず、気づけば三年B組には欠かせない存在となっていました(抱き合って喜ぶアンコとシミッティ)
そして二人がクラスに溶け込むのと同時に、渓流の景観もまた、色鮮やかな紅葉から、落葉目立つ季節へと移り変わっていき・・
トンコ「おはようニャ~♪」ニャニャニャニャ~♪(冴えない曇り空の下、枯れ木が目立つ森の中、元気にリカと手を繋いで登校中。その後ろでは、まだ眠そうな顔のザンコとすあま(今日は子供用マカルパ装備)、相変わらずの仏頂面を決め込むガイウスと笑顔のコーネリアス。そんな二人の今日の護衛は、半分寝たまま歩いているカーブーである)
アンコ「おはよう~♪みんなぁ~♪」うんしょうんしょ(枯れ葉の上を前足でシミッティを抱えながら歩いてくる)
シミッティ「おはようございます♪川村先輩♪」
カーブー「ウッス・・ずごごごご・・・」こっくりこっくり・・
ザンコ「かじってやってもいいですわよ」あはははははは
コーネリアス「だいぶ朝も冷えるようになってきましたね」ぶるるるる
ザンコ「もうじき冬ですわ。ファンゴの毛皮コートにお世話になる季節ですわね」ふぁ~あ
アンコ「・・・・・・・・・・・・・」(なんだか俯きながらシミッティを抱っこして歩いている)
シミッティ「・・・・・・・・・・」(その気配を背中越しに感じているのか、シミッティもまたどこか浮かない表情である)
ガイウス「・・・・・・・・・・」(そんな暗い様子をみせる「地面の二人」を見下ろしている)
トンコ「あ、あっちの丘を見るニャ!」びしっ(ベリオSネコ包丁で指す)
ぽへぇ~~~ん
(見晴らしのいい丘の上に、真っ赤な花びらのような葉っぱを見せる植物が、ぽつんとその存在感を示している)
リカ「特産ポインセチアだ♪」タッタッタッタッ
シミッティ「特産ポインセチア・・?きれいなお花ね」
ガイウス「正確には花ではない。茎の上の方にある苞葉が赤く染まっているのだ」
コーネリアス「秋の終わり頃から冬にかけて色が変化することから、通称「クリスマスフラワー」と呼ばれ、大陸各地で観賞用として愛されている植物です」
ガイウス「更に特選ポインセチアとなれば、冬の到来を示すかのように、その赤い葉が一晩でとてつもなく巨大になり「ドスポインセチア」へと変化するのだが・・この渓流フィールドでも見られるとはな」う~む(観察している)
ザンコ「行商人に売ればそこそこの高値で売れますわね」
カーブー「・・じゃあ・・早速売りに行こう・・」ZZZZZ・・
シミッティ「あたし、物心ついた時には学園で生活していたから、初めて見るけど・・とってもきれいな植物ね♪」
アンコ「あたしは見えないけど、どこか神聖な香りがするわ♪」
すあま「なぁ、こいつを教室に持っていかへん?クリスマスの頃にはきっと「どでかい」葉になるでぇ~♪」
リカ「賛成賛成♪一鉢頂いていきましょう♪」ザッザッザッ(ポインセチアの周りの土を優しくほじっていく)
ザンコ「お二人もクリスマスパーティーには参加するんですのよね?」
アンコ「え・・・・」
トンコ「毎年、B組ではクリスマスパーティーをやってるんだニャ♪飲めや歌えやの豪奢な酒宴だニャ♪」フフフフ
シミッティ「・・・・・・・・・」
トンコ「どうしたニャ?」
シミッティ「い、いえ楽しそうだなぁ~って。ね、アンコ」
アンコ「え、ええ・・・・」
カーブー「・・・・・・・・・・・・・」(半寝状態のまま、どこか様子のおかしい二人をしっかりと捉えているドボルヘルムの表情)
ガイウス「少し急ごう。遅刻するぞ」バリッバリッ(乾燥した枯れ葉を踏みつけながら、すあまを促し前進していく)
すあま「なんやねん、そない急がんでも平気やのに・・」バリッバリッ
ガイウス「先日、お嬢サスライアリのコロニーを突き止めることが出来た」バリッバリッ
すあま「それってアンコはんのお家のことか?」バリッバリッ
ガイウス「うむ。実はそのことについて話がある」バリッバリッ
すあま「??」
リカ「もう、二人とも先に行っちゃった」(大事そうにポインセチアを根ごと両手で持っている)
ザンコ「アンコさん、枯れ葉、邪魔じゃないですの?お乗りになられる?」(地面に向かって肉球を差し出す)
アンコ「・・・・・・・・・」
シミッティ「アンコ」
アンコ「え・・・ああ、大丈夫よ。ほら、前でガイウスさんが枯れ葉をどけながら歩いてくれている音が聴こえる」
ザシュッザシュッ
(それとなく足で枯れ葉を蹴りながら道を作ってくれているガイウスの後ろ姿。横を並んで歩くすあまと何やら神妙な話をしている様子だ)
ザンコ「やりますわね」
トンコ「おまいも少しは見習うニャ!!」ブスッ(ベリオSネコ包丁でカーブーの無防備なお尻を刺す。「ぎゃあ」と一声あげ、一気に目が覚めるカーブー。それを見て笑う一同)
シミッティ「いつ言うの?アンコ」
アンコ「うん・・・・・・」
コーネリアス「・・・・・・・・・・」(とぼとぼと歩きだすアンコの背中を見つめている)
また、このメランコリックでどこか淋しげな森の風情は、まるで二人の心象を投映するかのように物憂げであり・・・
「あたちのモンハン日記」
~借りぐらしのアンコさん~
クラスメイトの想いとは裏腹に、別れは突然訪れるのでした
To Be Continuedランキング参加中なんです♪皆様の激アツ一票お待ちしてます
次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはさ!?
12/11(日)0時更新 「借りぐらしのアンコさん/PART4(完結)」
をお送り致します♪ほいじゃあさ!次回もメッシみたいな顔(最近の方。金髪、神様みたいな髭)をしながら読も見ようよ
「借りぐらしのアンコさん/PART4(完)」

コキ~ン♪コォ~ン♪コカァ~ン♪クウォ・ウォ・ウォ・ウォ~~ン・・
コキ~ン♪コォ~ン♪コカァ~ン♪クウォ・ウォ・ウォ・ウォ~~ン・・
(おぼろげな曇り空の下、巨大校舎の門から次々と出て来る様々な種族からなる生徒達。そんな「わちゃわちゃ」した群集の中、偉そうにふんぞり返って歩く蒼火竜と岩竜の姿も見える)
~三年B組教室内....

リカ「ふふふふふ」(にこにこしながら机上の鉢に植えられたポインセチアを眺めている)

ザンコ「あら、まだ見てるんですの?」ざわざわざわ(その背後ではクラスメイト達が帰宅の準備を始めている)

トンコ「授業中もず~っと見ていたニャ。そんなにおもろいニャ?」
リカ「ふふ。この赤い葉っぱがね、ムズムズしてるの。これって冬が到来する証拠なのよ?」
ザンコ「冬の知らせと共に、一晩で「どでかい」葉っぱになるんですのよね?珍妙極まりないですわ」
トンコ「するってぇと、明日から渓流地区に冬が来るってことニャ。UBUにゃんの布団を分厚いのに変えてやらニャいかんニャ」みゅ~

ザンコ「さ、そしたら早く帰りましょう」
トンコ「だにゃ。帰宅部のあたち達は、余計な事件事故に巻き込まれないうちに、とっとと帰るのが利口ニャ」
リカ「うん。すあまちゃん、行きましょう」(何やら後ろでがさりごそりと帰宅準備を慌ててしているすあまに声をかける)
すあま「すまん。今日はちょいと野暮用があるんや。ほな」したたたたたた

ザンコ「なんですの?あれ」さぁ~~


ウルコフ「はぁ~終わった終わった」ぽんぽん(肩を叩く白兎獣。その後ろの席ではガイウスが両腕を組みながら深く着席したままである)

真里ノス「よし、ウルコフ。それじゃあ部活行こうか」
ガイウス「ちょっと待て」ぐいっ

ウルコフ「なんですか?ガイウスさん」
ガイウス「・・・・・・・・・・・・・・」(何も言わず視線を前に向ける)
真里ノス「・・・・・・・・・・・」ちら(それを受け、同じ方向へ首を傾ける)

ジュニャーナ「皆さぁ~ん。帰宅前にちょっとお話がありまぁ~す」はい注目~
ざわざわざわざわ
(教卓前の風牙竜に視線が集まる)
リカ「なんだろ・・」ざわざわざわざわ
ガイウス「・・・・・・・・・・」
ジュニャーナ「突然なのですが、ここで悲しいお知らせがあります」
トンコ「なんニャ・・・」ざわざわざわざわ
リカ「教卓の上・・・・」
ザンコ「え?」
ざわざわざわざわざわざわざわ
(どよめきの中、大きな教卓の上にぽつんと立っているアンコとシミッティ)
リカ「アンコさんとシミッティ・・・」
「あたちのモンハン日記」
~借りぐらしのアンコさん~
サカナスキー「えええええええ!!引っ越しするだってぇ~~~~~~!?」じゃばじゃば

ざわざわざわざわざわざわざわざわ
アンコ「・・・・・・・・・」
シミッティ「・・・・・・・・・」(教卓の上で沈黙を貫いたまま俯いている二人)
ブナハブラの真島「引っ越しって、どういうことだよ!?」ざわざわざわ
ジュニャーナ「皆さん、アンコさん達、オジョウサスライアリの特性はすでに知っていますね?」
オオナナホシの七瀬「確かサスライアリは、同じコロニーには長くいないって・・・ちょっと待って!!そしたら何処か別のコロニーに引っ越ししちゃうってこと!?」
アンコ「・・・・・・・・・・・・」こくり(小さく頷き、肯定を示す)
七瀬「そんな・・・・」ざわざわざわ
ジュニャーナ「皆さん、落ち着いてください。声が届かないアンコさんに代わり、先生が・・」
トンコ「だめニャ!!アンコ本人の口から聞くニャ!!」
ザンコ「皆さん!!前に!!」
どどどどどどどど

(教卓を囲うように募るB組の生徒達。ジュニャーナは最後尾でただ一人着席しているガイウスの横に並び、我が生徒達を後ろから温かく見守っている)
ガイウス「大丈夫なのか?子供たちに任せて」(前を見つめながら隣の巨大な風牙竜に問いかける)
ジュニャーナ「これも教育です。あの子達は別れという局面を乗り越え、共に成長していくのです。それぞれの種族に与えられた運命を尊重しあいながら・・・」
七瀬「いつ・・引っ越しするの?」(トンコの頭に乗っている)
シミッティ「明日の早朝・・でしょ?アンコ」
アンコ「・・・・・・・・・・」こくり
真島「そんな・・急過ぎるだろ!?」(リカの頭の上に乗ってる)
トンコ「本当に越すニャ!?アンコ!!」
アンコ「・・・・・・・。3日くらい前から、家族達が荷物をまとめだしたの・・。その行動は間違いなく・・・引っ越しの準備・・・」
真島「なんでもっと早く言わなかったんだよ!!」
七瀬「大声出さないで、真島!アンコさんだって言い出しづらかったんだよ!ね?アンコさん」
アンコ「ごめんなさい・・・」
ウルコフ「で、でも、はっきりと聞いたわけじゃないんだろう?」そわそわ

真島「そうだよ!せめて冬を越すまで待ってくれるよう、親に言うとかよ!?」
トーマス「それは酷だよ、真島君。だって彼女たちの家族はみんな普通種なんだ。アンコさんは家族の行動をみて、それに合わせて暮らしているんだ。無理を言っちゃダメだよ」
真島「うるせえぞ、トーマス!!てめぇ、ダチがいなくなっても平気なのかよ!?」
トーマス「それは違うよ。僕は彼女たちの生活を思うからこそ言ってるんだ」
真島「魚類ってのは体表の温度だけじゃなくて、心もつめてぇんだな!!見損なったぜ!!トーマス!!」ブッ

サカナスキー「やめろよ!!真島!!トーマス達、魚類だって群れをなして暮らす生物だ!!その群集を食べにくる大きい魚類や魚竜だって水中には存在する!!君ら飛甲虫だってそうだろ!?大型モンスターの脅威の前にはどうすることも出来ない食物連鎖の形があるように、アンコさん達にも抗えない「習性」というものが存在するんだ!!トーマスはそれを分かっているからこそ・・」
ブブブブブブブ!!
(サカナスキーの顔面に張り付くブナハブラ)
真島「うるせえ!!だったら俺たち(知的生命体種)がそのルールを変えなきゃいけねぇんだ!!ハンター共に殺された親父は俺にそう残して死んでいった!!なんの為に俺たちは言葉を喋れるのかってな!!」
七瀬「真島・・・」
トンコ「よすニャ!!真島!!今は喧嘩していても仕方ないニャ!!」バッ

トーマス「仮にアンコさん達の家族に、言葉が通じたところで、厳しい冬を越せるはずがない。渓流地区には雪も降るんだ・・・どこか温かい地に向かった方が・・・彼女たちの為なんだよ」
真島「・・・・・・・・・・」(トンコの腕の中で震えている)
ウルコフ「そうなのかい・・?」
アンコ「・・・・・・・・・・・・・」こくり
七瀬「じゃあ、本当に明日の朝には・・・・」
アンコ「ごめんなさい・・・・・」こくり
リカ「せめて・・せめて旅立つ時、お別れを出来ないの?」
シミッティ「それも無理なの・・・」
サカナスキー「どうしてなんだい?」
トーマス「彼らの行軍中に挨拶をしてご覧よ?人間や獣人、それにモンスターが近寄れば、きっとアンコさん達の家族はパニックを起こし、隊列を乱し、散開してしまう。コロニーの近くでもそうだ。オジョウサスライアリ達は警戒してコロニーに閉じこもってしまう。そうしているうちに冬が来てご覧よ?僕らのせいでアンコさんの家族をコロニーごと、死滅させてしまう結果になってしまうんだ」
サカナスキー「僕らにとってはハッピーエンドが、アンコさん達にとってはバッドエンディングってことなのか・・・・」
真島「なんだよそれ・・・まるで俺たちが邪魔者みてぇじゃねぇか!!」
アンコ「ごめんなさい・・・本当にごめんなさい・・!」(退化した目元に涙らしき水分が浮かび上がる)
リカ「それじゃあ・・今ここでお別れをするしかないの・・?」(胸には特選ポインセチアの鉢を抱いている)
アンコ「帰って荷造りをしないといけないから・・少しの時間だけなら・・・」
リカ「そんな・・・もう少しでこのポインセチアも大きくなるのに・・・・」
真島「クソォオオオ!!何が三種共存だ!!結局俺たち種族は、人間や獣人みたいに、いつまでも一緒に暮らすことなんて出来やしねぇんだ!!バカ野郎ぉおおおおお!!!!」ブブブブブブブブ

七瀬「待って、真島!!」ブブブブブブブ

アンコ「みんな・・・・本当にごめんなさい・・・・」ぎゅっ(泣きながらシミッティが優しく抱き寄せる)
しくしくしくしく・・・・(アンコ達の机を囲う生徒達は皆、俯き、落胆の表情を隠せないでいる)
ザンコ「シミッティさん。あなたもアンコさんと一緒に引っ越しするんですのよね?」
シミッティ「・・・・・・・・・」こくり
ザンコ「じゃあ決まりですわ。これからクリスマスパーティーをしましょう」
アンコ「え・・・・・」ざわざわざわざわ
トンコ「そうニャ!あたち達が元気に見送ってやらニャんでどうするニャ!お別れ会も含めて、少し早いクリスマスパーティーを開催するニャ!!」そうだよ!そうだよ!
アンコ「みんな・・・」
シミッティ「良かったね、アンコ。B組のみんなで」にこ
アンコ「うん!!」
わいわいがやがや
ガイウス「冷たい空気を一蹴したか。流石はB組の生徒達だ」
ジュニャーナ「はい。本当に立派な子達です。それにしても・・・いつになっても別れというのは慣れませんね」(そういう風牙竜の目には涙が溢れている)
ガイウス「・・・・・・・・・・・・」
ジュニャーナ「そういえば・・すあまさんの姿が見えませんが・・」
ガイウス「心配いらん。コーネリアスと共に校長室へ向かった」
ジュニャーナ「??」
ガイウス「さて・・我々も手伝いに行こう。美術部の下にな」ザッ

元気でねぇ~♪わいわいがやがや♪
(教卓の前では小さな別れの宴が開かれている。ウルコフとサカナスキーをはじめ、一部の生徒達が肩を組みながらお別れの歌を聴かせる中、教卓上ではミフネが用意した虫用のパピルス紙にそれぞれお別れの言葉を「慎重に」書いていくトンコ達の姿も。それを微笑ましい表情で見つめるアンコとシミッティ)
アンコ「・・・・・・・(私は一生忘れない・・・このクラスのみんなのことを・・・)」(同じ虫系の小さな生徒達がこぞってアンコとシミッティに抱きついていく)
~翌朝....

ゾロゾロゾロゾロゾロ・・・・
(枯れ葉募る大木の根本から行軍を開始しているピンクのオジョウサスライアリの群れ)
アンコ「よし。忘れ物はないね。行こう、シミッティ」むんず

シミッティ「うん・・・」
ゾロゾロゾロゾロゾロ・・・・
(すっかり枯れ木ばかりになってしまった森の大地を進むアリの行軍。みんなそれぞれ「荷物」を運搬している)
シミッティ「ここ・・通学路だった道だよ」
アンコ「まだ紅葉だった頃、そこでUBUさんの頭にゲゲゾンが落ちてきたんだっけ。もう大騒ぎだったわね♪」
シミッティ「あっちの河川エリアでは、川村さんが寝ながら歩いてて川の中に落っこちちゃったんだよね。ザンコちゃんが一所懸命、介護してたのを覚えているわ。川村さんって「お騒がせな人間」だからね。ザンコちゃん、大変そうだった」あははははは
アンコ「あ・・・この感じ・・・」ピクピク(触角を動かし、何かを感知している)
こんこんこん・・・

(空から美しいダイヤモンドダストが舞い降りてくる)
シミッティ「雪・・・・・・アンコの家族の判断は正しかったようね」こんこん・・
アンコ「・・・・・・。みんなもこの雪を見てるかな・・・」こんこん・・
シミッティ「きっと大騒ぎじゃない?すあまちゃんなら「雪合戦しよかぁ~!」って言ってるに違いないわ。それに同調するようにウルコフ君達、男子生徒が後に続くの。いつものパターン♪」
アンコ「シミッティはB組のみんなを三年間、陰ながら見守ってきたんだもんね・・誰よりもクラスのみんなのことを知ってる」
シミッティ「うん・・。短い間だったけど、本当のクラスメイトになれて幸せだった・・」つぅ・・(つぶらな瞳から美しい雫のような涙をこぼす)
アンコ「今からでも遅くないよ?あなたは戻ってもいいんだよ?シミッティ」
シミッティ「うううん。あたしが決めたことだもの。あなたと一緒に外の世界のことが知りたいの。それにあたしがいなくなったら、コロニーで喋れる唯一の「ルームメイト」を失うことになるわよ?」
アンコ「・・・・・・ありがとう、シミッティ」ぎゅっ
ゾロゾロゾロゾロゾロ・・・・
(アンコ達がいる行列は、次第に見晴らしの良い丘に辿り着く)
シミッティ「ここ・・昨日、リカちゃんが特選ポインセチアを採取した場所・・」
アンコ「大きくなったかな。冬の到来と共に・・・・」
こんこんこん・・・
(空より降り注ぐ雪の結晶を見上げながら行軍に続くアンコとシミッティ)
アンコ「ねぇ、丘の上なら、学校が見えるんじゃない?あたしは目が見えないから、わかんないや。きっと今頃、みんな授業中ね・・」
シミッティ「あれ・・・・嘘!!」
アンコ「え・・この匂い・・・・・B組の!?」きょろきょろ
シミッティ「みんないるよ!!」
ひらひらひらひら・・・・
(対面に見える丘上に聳え立つ古城のような学校の屋上から、巨大なバナーを掲げるウルコフ、真里ノス。バナーの下ではB組の生徒達がみんな手を振っている。その傍らではジュニャーナ先生とガイウス、そしてコーネリアスの姿も見え、更にはUBUとカーブーも並んで手を振っている)
アンコ「いるって、B組のみんなが!?」
シミッティ「うん!!先生にガイウスさん、コーネリアスさん・・それにUBUさんと川村先輩も一緒だよ!!」
アンコ「みんな・・・私達を見送る為に・・・・」
シミッティ「待って!それだけじゃないわ!何かバナーに書いてある!!」
アンコ「読んで!!シミッティ!!」
すあま「みんな!!昨日、徹夜で作ったバナーをもっと見えるように掲げるんや!!」おおおおお!!(バナーの下に潜り、両手を掲げてバナーを持ち上げる人間と獣人の生徒達。真島、七瀬ら虫系の生徒達はバナーを噛んで、上に広げる)
七瀬「こらぁ~!真島公平!!根性見せなさいよね!!」ん~~~~
真島「るっせぇ!!やってらぁ~!!」ん~~~~(その下ではメッシに似た獣人生徒がミフネに肩車をしてもらい、紗幕をより高く掲げている)
シミッティ「え・・と・・・」
アンコ「なんて書いてあるの!?」
元気でね アンコ シミッティ
短い間だったけど とても楽しかったです
離れていても いつまでも 一緒だよ
三年B組生徒一同(と、おまけの書士隊とその書記、その護衛の狩人二名)
アンコ「みんな・・・・・」
シミッティ「リカちゃんが何かを見せようとしてる!!」
リカ「こんなに大きくなったよぉ~~~~!!」(泣きながら頭上に掲げる鉢には、その何倍も大きくなったポインセチアの真っ赤な葉っぱが美しく開いている)
シミッティ「ドスポインセチアになったんだ!!すごいよ、アンコ!!本当に一晩で大きくなったんだよ!!」
アンコ「クリスマスの思い出をありがとう・・・これで本当にみんなと・・・」
すあま「元気でなぁあああああああ!!!!うちらは二人のこと、一生忘れへんからなぁああああああああああ!!!!!」(泣きじゃくりながら叫ぶ)
トーマス「ウルコフ君!!君の声が一番届く!!僕らの分も、思いっきり別れの咆哮を飛ばすんだ!!」
ウルコフ「すぅ~~~~~~~~・・・・・」
真里ノス「いけぇえええ!!ウルコフ!!」
アンコさぁああああああん!!
シミッティさぁああああああん!!
さようならぁああああああああ!!
喜怒哀楽を分かち合った共同体においての別れというのは、どんな理由であれ、受け入れ難いもので・・。まだ若いB組のみんなにとっては、それまでの仲睦まじい時間を引き裂く残酷な通例でしかないのです。けどそれと同時に、アンコさんとシミッティさんはB組のみんなから生きる意味と活力を与えられ、そしてB組のみんなも人生観を大きく成長させる大切な思い出を二人から貰ったに違いありません。
シミッティ「私も・・私もいつまでもみんなのこと忘れないからぁああああああ!!!!」
アンコ「大好きだよぉおおおおお!!!!B組のみんなぁああああああああ!!!!またいつかユクモに帰ってくるからねぇえええええ!!!!」
種は違えど。その言葉の意味は我々が思っている以上に過酷で、無慈悲で、時に軽薄であったりします。ですが、それら摂理の壁を超越した瞬間、言葉では言い表せない生命の喜びを諭してくれるのもまた事実なわけで・・。その共有的幸福感をこうして少しでも分かち合うことが出来たこの瞬間、私も心からアンコさんとシミッティさんの明るい未来を、B組の皆さんと共に祝すとしましょう・・
コーネリアス「どうか、ご無事で・・・」ぱたん(日記を閉じると同時に、その頭を撫でる主人。UBUとカーブーは抱き合いながら、えんえんと鼻を垂らしながら号泣している)
さよぉ~ならぁ~~~・・・・
(雪がこんこんと降る中、別れの慟哭をあげるアンコとシミッティ。サスライアリの長く、そして力強い隊列が、白い雪の大地を延々と続いていく・・)
借りぐらしのアンコさん/完


次回「あたちのモンハン日記」ザ・中継ぎ記事は
12/13(火)0時更新 バベル中学★三年B組の生徒達をご紹介♪
をお送り致します♪それじゃあ次回もみんな仲良く読も見よう

バベル中学のお友達をご紹介♪「リカとすあま編」
今回の登場人物紹介はバベル中学のお友達をご紹介♪
第一弾はバベル少女探偵団より、リカちゃんとすあまちゃんを紹介するぞ
Real Name:Hosoya Licca(細谷リカ)
Species:Lynian(Melynx)
Gender:Female
Biography:初登場時は「メラルーのリカちゃん」として紹介される(興味深いのがその時の彼女の初台詞で、「ねぇ!トンコ!帰りに猫飯店でニャン仁豆腐食べてかない!?」と、親友のトンコを呼びつけにしている(現在は「トンコちゃん」と呼んでいるにも関わらず・・)。おそらくこの時はトンコの気性の荒さを知らなかったのだろう、親しみを寄せる為、「フレンドリーに接している時期」だったのかもしれない。子供同士の繊細な距離間を図る為のアプローチであると推測出来、決して作者の「キャラ設定ミス」ではないことを祈ろう)。帰宅部にして、元中二おてがらトリオ、現バベル少女探偵団の一員と肩書には絶えない彼女だが、心の底では少女探偵団の一員であることに恥じらいを感じている。名字が「細谷」であると判明したのは「この猫の皮を被った悪魔め!!」の巻で、同エピソードは中二おてがらトリオの結成エピソードでもある。
Personality:内気でミーハーな獣人女学生。少女探偵団の面々に振り回されることが多く、みんなのやり取りに対し、普段は心の中で突っ込みを入れるも、本当に拒否感を示した時は衝動的にその悲痛の叫びを言葉にして出してしまう傾向がある。怖がり屋さんで、テツ(桃毛獣)を見た時、思わず「ぎゃへーーーーーーーーー見たことないピンクのゴリラーー!!食われるわ!!絶対に食われるわぁ!!」と阿鼻叫喚している。「ぎゃへー」と言うくらいなのだから、余程怖かったのであろう。鉄平に憧れていることから、バイタリティに富んだ雄にヒーロー的好感を抱いていることが分かる。両親は健在で共にユクモに住んでいる。獣人特有の潜りワープ(地面に潜って移動するやつ)は、本人曰く「それ、お洋服汚れるからママにやっちゃダメって言われてる」と言う。ユクモの災難時は終始怯えながらも、デュークにクエスト受託の説得をしたり(「真・アマンダの攻防/その一」の巻)、砂漠の艦隊の兵士を脅迫するなど(「あの最高傑作の遺物と共に」の巻)と心が強い一面も見せている。余談だが「ユクモの災難編」は、作者がかねてよりユクモの住民の個性と結束力を示したくやりたかったエピソードのひとつで、今では本当に「やって」良かったと思うているらしい。
First Appearance:叶えよ!ルドルスの恋物語♪
-------------------------------------------------
Real Name:Kanmi Suama(神美すあま)
Species:Human
Gender:Female
Biography:口癖は「謎や。ミステリーや」と独特な関西弁を使うゲーム内でのクエスト依頼主として有名な「謎を追い求める少女」をあたモン内でオマージュ、独自の命名を与えストーリーモードに登場!あたモン世界ではユクモ出身のバベル中学に通う女学生とするのである!バベル少女探偵団のリーダー的存在であり、数々のミステリー(珍事件)を解決する。一人称は公式設定通り「私」とする。方言についてはオリジナルベースの大陸風関西弁。夢は「大陸一のミステリーの女王」(すあまが飼っている伝書鳩のデュークをはじめ、作者のゴルゴ好きも見逃せない)。
Personality:好奇心旺盛で正義感も強く、ユクモの災難(砂漠の艦隊によるユクモ村占拠事件)の時もリーダーシップを発揮し、外部への救助要請に成功。村人の無血解放に一役買う。学園内では主に狗竜の真里ノスと行動を共にすることも多く、親友の背中に跨ってフットボールをするなど、活発な一面も見せている。父は喫茶アマンダのオーナー、神美雲平。すあまの家は一階が喫茶店になっており、二階が居住区となっている(ちなみに二階へ上がる階段は、店側と厨房(裏口)側と2つあり、この設計がユクモの災難時、デブを苦しめる結果となる(「真・アマンダの攻防/そのニ」の巻)。容姿は黒髪おかっぱ、一重のまんまる顔。着用装備については、ハンター防具ベースの「子供用レプリカ」を主に着用。たまにユクモ的民族衣装(着物、なにやらめでたい柄のちゃんちゃんこ等)も着こなすオサレさん。作者のお気に入りは、子供用マカルパ装備(赤黒しましまピエロみたいなめでたい格好からZベースであることが推測出来る)。登場当初は「まえ歯」が生え変わり中であった。「ANMAN FROM HELL」より矯正を行う。
First Appearance:バ中に現れたデッドマンウォーキング
Sidekick:デューク。元大陸鳩レースの連続チャンピオン。とあるコンペティションの際、すあまの家の中庭にある「ユクモの木」で休憩をしているところをすあまに見つかり、「アマンダお手製のシチュー」を貰い受ける。余程その味が気に入ったのか、それから居座っているという。顔つきはその名に相応しく、「カミソリのように鋭い目つき」をしている。その見た目と名前とは裏腹に、義侠心に強く、砂漠の艦隊の兵士に殺された仲間の伝書鳩の死(ユクモの災難時の唯一の被害者ともいえる)を悔やみ、リカやすあまの義憤を受け、見事、シリウス・ハントの下に伝言を果たしている。ユクモとギルドの要人(シリウス)を結ぶ、貴重な連絡線として活躍。「黄金大剣は衰亡への誘い/PART14(最終話)」の巻
では、タンジア海域で戦闘をしていたカーブー達に、ユクモからの伝言を果たしている(おそらくだが、同じくカーブーらを救出に向かっていたUNKNOWNを発見、その嗅覚を利用し、カーブー達の下へ辿り着いたものと思われる。このあたりの対応力はさすが鳩レースの元チャンピオンとでもいおうか、恐れること無くUNKNOWNの頭の上に乗るなど、デュークの肝っ玉の強さもうかがえる)。
と、今回はあたちのユクモには欠かせない二人の女学生を紹介させて頂きました
え?トンコとザンコはですって?その二人はまたおいおいに・・
何はともあれ今後共、リカちゃんとすあまちゃんの活躍を応援しよう♪ランキング参加中なんです♪皆様の激アツ一票お待ちしてます
次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはさ!?
12/15(木)0時更新 「ああ。楽しみだ」の巻
をお送り致します♪次回からのストーリーは、王立書士隊編完結エピソードへ突入!なんと今度のバトルフィールドはバベル中学!?果たしてUBUとカーブーは凍土の刺客からガイウス書士を守ることが出来るのか!?乞うご期待あれの山の如し
「ああ。楽しみだ」の巻
~渓流高山地帯、早朝....

ヒュオオオオオオ・・・・
(俯瞰視。険しい山岳地帯の最高峰に、一際映える炎妃龍がまるで置物のように佇んでいる)

ルナストラ「・・・・・・・(乾いた気流・・季節の変動・・・)」
ヒュオオオオオオ・・・
(山頂から見える山腹にはルナストラが「外界」から頂戴してきたと思われる被食者(ガーグァやケルビ等)の遺骸が転がっている)
ルナストラ「・・・・・・(食料は問題ない・・渓流地区の食物連鎖のサイクルは、噂以上に整っているようだけど・・・これ以上、長居する気は毛頭ない。そろそろ結果を凍土に持ち帰らないと、あの方の信頼を失いかねない・・)」
ヒュオオオオオオ・・・
ルナストラ「全く・・ゼット達は何をやっているのかしら・・・」(吐き捨てるように呟き、目下に広がる緑の世界を見下ろす)
・・・・・・・・・・・
ルナストラ「風が・・・止んだ・・?」
バッサ・・バッサ・・
ルナストラ「!!」(真上を見上げる)

バッサ・・バッサ・・
ルナストラ「刻竜・・・・・(わたくしが飛竜ごときの気配にこれほど気づかないなんて・・・)」バッサ・・バッサ・・
ドシャーーーーーーン
(対極に見える同じ高さの山頂に降り立つ刻竜UNKNOWN)

????「・・・・・・・・・・・」(一切怖めず臆せず目の前の古龍を見つめている)
ルナストラ「・・・・・・・(台頭の立場にあると・・?わたくしを見て恐怖心すら感じていない・・・普通種ならば本能で逃走を選択するはず・・・ということは・・・)」
????「招かれざる古龍種よ」
ルナストラ「・・・・・(やはり・・同業種(知的生命体種)か・・)」フッ・・
????「ここより北東の山岳地帯。共存する生物が募る、巨大な学術的施設がある。鬱屈を晴らしたいのならば、訪れてみるもいいだろう」
ルナストラ「・・・・・・。そこに目的があるとでも?」
????「忠烈一途の背後から、憤懣遣る方無い凄烈な野心を感じる・・。今のユクモには好まれぬ気配だ」
ルナストラ「つまりはクエストを敢行させ、一刻も早くここ(渓流)から去れ・・そう言いたいのですか?」
????「その解釈はユクモの意志から成るもの。我はそのインターフェイスに過ぎない」バサッ(両翼を広げ、テイクオフの姿勢をとる)
ルナストラ「待って。あなた・・クルセイダーズとは少し違うようだけど?」
????「混沌。俺の脳裏に移るはそれだけだ」
バサッ・・バサッ・・バサッ・・・バサッ・・・・・
(垂直浮上し、対流圏を後にする謎の刻竜)
ルナストラ「・・・・・・。確かユクモには三種共存の学園があると聞く・・・書士隊が訪れていてもおかしくない場所ね」フフ・・
ビョッ



(険しい山岳を難なく飛び降りていく炎妃龍)
「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~
~ユクモ集会浴場、朝....

カポぉ~~~~~~ん

(広々とした乳白色の温泉の水面に、大の字になって浮かぶバスタオルを体に巻いたUBU。ユクモ温泉は混浴なので、入浴客はタオル着用が義務付けられているのだ!)

UBU「極楽やわぁ・・・」プカプカ・・(浮かぶおでこに派手な色のインコが乗っている)
六本木「カシキリ、サイコウ」
カポぉ~~~~~~ん
UBU「今日は集会浴場の定休日・・。「勝手にイン」して、「温泉の素」も使いたい放題・・・この環境があたちだけなら、もっと良かったのにねぇ・・」ちら(浮かびながら前をチラ見する)
わははははははは(流し場で体を洗ってるヴラドレンと夜叉亥。勿論、男女共、バスタオル着用が義務付けられているのでご安心を)
ヴラドレン「うひょ~♪朝風呂ってのはまた格別だねぇ~♪」ごしごしごし(何やらピンク色の泡を立てながらご陽気に脇の下を洗っている)
夜叉亥「それはいいが、なんだその石鹸は?」シャカシャカシャカ(禿頭を体ごと洗っている素顔の猪和尚)
ヴラドレン「貰ったんすよ。ほら、川村さんとこのお嬢さん、え~と・・ロージーちゃんだ。自分がユクモに到着した初日にここ(集会浴場)で出会ってね。歓迎の印にって、この石鹸をくれたんす。俺って、年下の子にモテるのかなぁ~♪できれば、もっと「年下風」の女の子にも好かれればいいんだけど♪なぁ~んてねぇ~♪」うわはははは(と、傍から聞けばとても危険な嗜好にも聞こえかねない戯言をほざきながら、全身ピンクの泡だらけになっていく)
夜叉亥「その石鹸で雑念も浄化してもらうんだな」ばしゃ~~~~ん

ヴラドレン「おっ?力士ってのは鉄砲だけじゃなく説法も得意なんすね。なぁ~んてねぇ~♪」うわははははは(もはやピンクの「泡ブロブ」が喋っている感じである)
六本木「バベンコ、UMA」バサバサバサバサ(和尚の禿頭の上に飛び乗る)
夜叉亥「それにしてもすごい強烈な匂いの石鹸だな」こりゃかなわん(と、湯に浸かる)
六本木「ペイントノミ、ハイゴウ」
夜叉亥「なるほど・・道理で・・」ブクブクブク・・(鼻をつまみながら深く湯に浸かっていく)
UBU「ちょっと」すすすす・・・(温泉の中、顔を半分だけ出しながら和尚の下に移動してくる)
夜叉亥「なんだ?」もわもわもわ・・(インコを乗せた禿頭から湯気が出てる)
UBU「書士隊が誰だか分かったの?それでこんなに余裕なわけ?」こそこそブクブク(顔を半分だけ出しながら器用にひそひそ話する)
夜叉亥「聞いても教えてはくれまい?それよりお前たちこそ、凍土の計画を邪魔するなという邪羅尼様の言付けを忘れるなよ」ふ~~~
UBU「そっちこそ。朝風呂を独占出来るのは、あたちの盗賊スキル「解錠」があればこそだってこと、忘れないでよね(まったく呑気やってんな・・。稀人のハンターはいいとして、和尚のやつ、いつまでユクモに居座るつもりかしら・・

にゃんにゃ・にゃんにゃにゃ~ん♪にゃ~にゃんにゃ~ん♪
(どこぞの合衆国国歌みたいな歌声が集会浴場の外より聴こえてくる)
夜叉亥「ん・・誰か来たな」
六本木「トウコウ。トウコウ」
UBU「・・・・・・(やべぇ・・

トンコ「今日は定休日だからニャ。ササユ、開けてくれニャ」(と、温泉エリアに声だけが聞こえる)
ササユ「はぁ~~い♪」
UBU「・・・・・(ササユも一緒・・?今日は休みのはずじゃ・・)」ブクブクブクブク・・
ササユ「あら・・おかしいわ」
ザンコ「どうしたんですの?」
ササユ「鍵が空いてるの」
すあま「謎や・・ミステリーやで」ふむ~(と、一同の声が聞こえる)
UBU「・・・・・・(見つかったら怒られるな・・どぼちよう・・)」ブクブクブクブク
リカ「ねぇ~見てぇ~。湯けむりが出てるよぉ~?」
ガイウス「誰か温泉に入っているのだろう。構わん。中に入ろう。さ、コーネリアス」
コーネリアス「はい」
夜叉亥「ほぉ・・あの声はガイウス氏・・。朝早くから子供たちと何処かに行かれるのかな・・」ふむ・・
UBU「・・・・・・・(確証。こいつ、ガイウスさんが書士隊だって知らねぇでやんの)」てんてんてんてん

六本木「バベンコ、イナイ」
夜叉亥「ん・・どこに行ったのだ・・?」きょろきょろ
ぎぃ~~~~~~~~
(正面出口が開く音がする)

リカ「誰だろうね、温泉に入ってるのって・・」(誰もいないはずの集会浴場に「イン」してくる獣人女学生)
バベーーーーーーーーン!!
(謎のピンクのブロブとエンカウンター)
リカ「ぎゃあああああああああああ

ヴラドレン「ふおっふおっふおっ。リルミガンの秘宝が欲しければ俺様を・・」
すあま「UMAや~!!捕まえたら一生遊んで暮らせるでぇ~!!」うおおおおおお

ヴラドレン「待て待て

トンコ&ザンコ「おりゃああああああああ!!」(Wタックル)
ヴラドレン「げっ」
どしゃ~~~~~~~~~ん

(トンコとザンコに倒されると同時に泡が弾ける)

トンコ「みゅうう?にゃんだ、こいつ」

ザンコ「人間ですわね」パァ~ンパァ~ン


ササユ「あら、バベンコさん」(上から覗いてる)
ガイウス「くだらん。行くぞ」ザッザッザッザッ
ヴラドレン「ちぇっ。もうちょっと驚くと思ったのになぁ~」(あぐらをかいて座る股間には、奇跡的にピンクの泡が残っている)
リカ「あたしは怖かったけど・・何をしていたんですか?」
ヴラドレン「朝風呂。UBUと琴猪山(ことちょやま)さんも一緒さ」つんつん(温泉エリアの方を差す)
すあま「ことちょやま・・なんや、力士のおっさんかいな」(前髪をかきあげる今日の装備は子供用アシラシリーズ)
UBU「クスクスクス」(隣では不服そうな顔の夜叉亥)

カーブー「ウッス!!おはようございます!!さぁ、今日もみんなで元気に登校するぜよ!!ひりゃああああああ!!」バガァーーーーーーン

リカ「うわっ


ザンコ「ほんとハンターって、粗暴で単細胞ばかりですこと」(床であぐらをかいている裸のヴラドレンを上から睨みながら呟く。それを受けて「えへへへ顔」のヴラドレン)
カーブー「あれ、なにやってんすか?」
ヴラドレン「ちょっといろいろあってね」えへへへ
夜叉亥「ん・・川村も来たのか」
UBU「みたいね(ガイウスさんの今日の護衛はあいつ・・。このノリなら、クルセイダーズがガイウスさんのボディガードをしてるとは思わないでしょ)」ししししし
ササユ「ねぇ川村君。バベンコさんも誘ったら?」
カーブー「ん・・俺はかまわないけど・・」
ヴラドレン「誘うって、なんだい?」
カーブー「我らが母校、バベル中学の授業参観にですよ」えっへん
ヴラドレン「うおっ!超面白そうじゃん!!行く行く!!って、ちょっと待った・・(俺、こんなに遊んでていいのかな・・

ササユ「今日は集会浴場がお休みだから、久々に私も母校の様子を見学しに行くんです。もしご予定がなければ、是非ご一緒に・・」
ヴラドレン「行きます」きりっ(そのびしょ濡れの顔にもはや迷いはない)
したたたたたたたたた

(奇跡的に股間と臀部を隠した泡を付けたまま温泉エリアに消えていくヴラドレン)
ササユ「愉快な人」ふふふ
すあま「なぁ、ササユはん。クエストボード、いつ更新したん?」じー(絵馬のような木の板がいくつかぶら下がっているユクモ特有のクエストボードを見つめている)
リカ「あ、ほんとだ。これ、新しい依頼だね」
ザンコ「内容はなんなんですの?」
リカ「え~と・・「いたずら猫にお仕置きを!俺の家のモスジャーキーが灰トラ模様の獣人に盗まれたんだ!なんとかしてそのいたずら好きのネコを捕まえてくれ!報酬ははずむぜ!」だって」
トンコ「報酬はなんだニャ?」
リカ「ユクモの武神こと、川村カーブーの直筆サイン入り色紙・・・って、これ依頼したの川村先輩ですか?」
カーブー「フッ」こくり
ザンコ「しょうもない。ハンターなんだから自分で解決すればいいのに」
ササユ「そのクエストなら、昨日、ポールさんが受注したわよ♪」
トンコ「良い奴だニャ・・。ポールって・・」しみじみ
カーブー「違うさ。欲しいんだよ。俺のサインが」フッ(笑った瞬間、裏腿をトンコのベリオSネコ包丁で刺される)
ヴラドレン「ああ、忙しい忙しい」がさりごそり(籠に入ったハンターシリーズを漁ってる)
UBU「なに?あんたも一緒に登校するわけ?」ブクブクブクブク
ヴラドレン「みんなも行こうぜ

UBU「よくそんな屈託のない顔して誘えるわね

夜叉亥「うむ・・(バベル中学か・・。長いこと渓流にいるが、学園の中には入ったことはないな・・。見学するついでに、川村にも邪羅尼様の言付けをしておくいい機会か・・)」
バシャッ

(温泉を上がる夜叉亥。すげぇいい体)
夜叉亥「よし、俺も行こう」ふきふき(バスタオルで体を拭き始める)
ガイウス「モタモタしてると置いていくぞ~」(外から声がする)
ヴラドレン「あ~ん!待ってくだせぇよ~

夜叉亥「着慣れていないのか?」よっ(こちらは男らしく着物を纏う)
ヴラドレン「え・・あ、これっすか?まだ新品だから関節部とか「いろいろ」硬いんすよ」カパン(左肩部の「ザクみたいの」を取り付け、頭に「サザエみたいな」イボイボのついたヘルムを付ける)
UBU「全然「狩猟感」出てないじゃん。あんた、本当にハンター?」(浴槽の縁に両手を起き、その上に顎を乗せながら聞く)
ヴラドレン「まぁ・・一応」ガション(しょんげりしながら立てかけてあったクリムゾンゴートを背負う)
UBU「あ、ごめん。そっちの大剣見れば、あんたが本物だって分かるよ」にこ
ヴラドレン「・・・・・・。そうかな?」ちら(背中の大剣をなんとなく振り返ってチラ見する)
UBU「あたちも大剣使いだもん。ずいぶん使い古した獲物ね。でもとっても素敵」
ヴラドレン「えへへへへ。そうかな」でれでれ
UBU「ほら・・耳を澄ませば、そのクリムゾンゴートが熱い歴史を物語ってる・・・」(ほてった顔で微笑みながらゆっくり目を閉じる)
ヴラドレン「・・・・・・・・・・・・・」(つられて目を閉じてみる)
ガイウス「こら~~~!!はようせんかぁ~~~~!!」
ヴラドレン「はいはい!!じゃあ、行ってくるよ

UBU「帰ってきたらさ、今日の夜は「大剣について熱く語ろう会」でも開きましょ」(目を閉じたまま言う)
ヴラドレン「ああ。楽しみだ」
ザッザッザッザッザッザッザッザッ
(着物を纏った夜叉亥と共に温泉エリアを「アウト」していくヴラドレン)
トンコ「さぁ~!みんなで出発ニャ~♪」おおおおおおお!
UBU「まるで大狩猟祭に出かけるみたい・・」フフ・・
~同時刻、渓流非狩猟地区内、山賊の森....

ポール「新品のハンター防具を盗まれた?」(森の中、片膝をついて話しているロックラック装備を纏ったナイスミドルのイケメンハンター。背中には凶針を背負っている)
山賊の首魁「ゲバスコン」43歳バツ2独身「ああ。全くムカつく獣人だぜ。俺らがちょっと出かけてた間に盜んでいきやがった」(ファンゴのベスト型毛皮コートを纏った原住民チックな風貌(ボサボサ長髪無精髭&花輪かつ骨ベースのアクセサリーを所々に装着)をした浅黒い男が焚き火を炊いている。後ろでは同じような風貌の山賊達が「アホみたいな顔」しながら地べたにあぐらをかいて話を聞いている)
ポール「目撃したのか?」
ゲバスコン「後ろ姿をな。帰ってきた俺たちが「こらっ!」って言ったら、食料とハンター防具を盜んでいきやがった。珍しくこの辺をうろついてた新人ハンターから巻き上げた新品だったのによ・・」ぽいっ(焚き火の中に特産キノコを無造作に投げ入れる)
ポール「それ以来、盗みには?」
ゲバスコン「うんにゃ。この辺には現れねぇな。俺たちが山賊だと知ってるのさ。多分、隠れてるとすりゃ、狩猟エリアじゃねぇかな。ほらよ、近年、この辺りで狩猟を行うハンターの数が激減したろ?ってことはモンスターの数も減ったってことだ。つまり、現在は暮らしやすい環境下にあるってことだ。村にも近いしな。食料調達にはもってこいってわけだ」じゅうううううう(焼かれていくキノコを見つめながら話す)
ポール「なるほど・・。しかし、獣人がなんでハンターの防具を盜んだと思う?村で売るような足がつく真似はしないだろう?」
ゲバスコン「主人にやるんじゃねぇの?オトモアイルーってのは、ハンターに忠実な気質なんだろ?」じゅうううううう
ポール「仲間がいるということか・・(新品のハンター防具・・・・まさかな・・)」ふむ・・
ゲバスコン「なんだ?覚えがあるのか?」
ポール「少しだけな。ありがとう。助かったよ」ザッ
ひょい

ポール「??」
ゲバスコン「あんた、サムソンの旦那の知り合いだって言ったよな?それが本当なら、旦那のように手数料、よこしな」くれくれ
ポール「ちゃっかりしてるな・・・ほらよ」チャッ
ゲバスコン「へへ・・わりぃな。あんた、クルセイダーズの新入りか?」
ポール「まぁ、そんなところだ。それよりあんたら、クルセイダーズについて何か情報を持ってるか?」
ゲバスコン「なぜユクモのあんたがそんなことを聞く?」
ポール「今、新大陸は物騒でね。各フィールド勢力に情報漏洩したらまずいだろ?要するに口止めさ」ぴら(ゼニー札をチラつかせる)
ゲバスコン「ほぉ・・・」(それを食い入るように見つめる)
ポール「例えば、クルセイダーズがどのようにしてモンスターと接触し、その数を増やしているのか、あるいはどうやって仲間を統率しているのか・・・敵が一番欲しがる情報を買おう」
ゲバスコン「・・・・・・・・・」じーーー
ポール「どうした?ゼニーは大陸共通の価値交換媒体だ。情報に見合った額を出すぞ?」
ゲバスコン「あんた、ちげぇな」ぷい
ポール「??」
ゲバスコン「あんまん女や川村んとこのクソガキとは本質が違う。おらぁ、こう見えても癖という特性しか持ってねぇ山賊共の頭だ。これでも人を見る目は持ってるつもりでね。帰りな」しっしっ
ポール「そうかい・・。邪魔したな」ザッ・・
ゲバスコン「手土産に面白い話を聞かせてやるよ」あむっ(焦げたキノコを喰らう。後ろではそれを美味そうに眺める山賊も)
ポール「なんだ?」
ゲバスコン「ついこの前の晩、こいつが見たんだよ」(後ろのぼさぼさ頭で少し「斜視」気味の仲間を指差す)
ポール「何を見たんだ?」
よしお「全身が蒼い~、翼を生やした獣を見た~。あれを龍って言っていいのか~、狩人じゃねぇオラには分からねぇが~、渓流地区であんなもんを見たのは初めてだったぜ~。口にケルビを咥えて飛んでたよ~」
ゲバスコン「こいつの視力の良さは「スキル」レベルだ。それで何度も命を助けられている。信頼していいぜ」あむあむ
ポール「蒼い龍・・・なぁ、そいつはひょっとして、冠のような頭をしていたか?」
よしお「ああ~。どこか偉そうな~、俺たちを見下している上流階級のクソ女みたいな雰囲気だったな~」あはははははは
ポール「・・・・・・・・。それが本当なら、ねぐらを洞窟にでも引っ越すことだな。あんたらじゃ、命がいくつあっても足りない相手だ」ザッ
ゲバスコン「馬鹿にすんじゃねぇ!!俺らはてめぇらハンターと違って殺戮を楽しんじゃいねぇんだ!!食うか食われるかの食物連鎖の中に身を投じているだけだ!!サムソンの旦那はそんな俺たちを尊重してくれ、台頭に向き合ってくれる!!俺たちのことをモンスターを見るような目つきで見るんじゃねぇ!!」ブーーーーーーーン

ポール「覚えておくよ」ひょっ(背中を向けながら難なく骨を避ける)
ゲバスコン「少しばかり肉体に優れているからってお高くとまりやがって!!二度と来るんじゃねぇ!!クソハンター!!」ブーーーーーーン

ポール「こっちも願い下げだ(さて・・どうしたものかな・・。思わぬクエストから、思わぬ情報を得たが・・・とりあえず村に帰ってUBUに報告してみるか・・)」ひょっ

To Be Continued



皆様の激アツ一票でバナーをクリッククリック♪

次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはさ!?
12/17(土)0時更新 「炎妃龍。マジウケる」の巻
をお送り致します♪ほんだらばってさ!!次回も家中のドアを蹴り破りながら読も見ようよ
